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JP2000037910A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法

Info

Publication number
JP2000037910A
JP2000037910A JP10209539A JP20953998A JP2000037910A JP 2000037910 A JP2000037910 A JP 2000037910A JP 10209539 A JP10209539 A JP 10209539A JP 20953998 A JP20953998 A JP 20953998A JP 2000037910 A JP2000037910 A JP 2000037910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
printing
image data
scanning direction
drawing area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10209539A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
Tadasuke Kakihara
祥佑 柿原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10209539A priority Critical patent/JP2000037910A/ja
Publication of JP2000037910A publication Critical patent/JP2000037910A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体の描画領域が伸縮した場合であって
もズレのない高品質な印刷出力を行うこと。 【解決手段】 サイズ検出部22は印刷用紙Sに対して
前段の印刷部で描画の行われた描画領域のサイズを検知
し、このサイズに基づいて主走査方向と副走査方向との
伸縮量P,Qを求める。アドレス制御部24aは、描画
領域が主走査方向に伸びている場合に所定の画素位置の
画像データを出力させる際に1画素分の画像データを水
増しして出力させる一方、描画領域が主走査方向に縮ん
でいる場合に所定の画素位置の画像データを出力させな
いで1画素分の画像データの間引きを行う。描画制御部
24bにおいては、描画領域が副走査方向に伸びている
場合に描画ヘッド21に与える描画クロックCLKの間
隔を長く設定し、描画領域が副走査方向に縮んでいる場
合に描画クロックCLKの間隔を短く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルデー
タとして表現された画像データに基づいて無版で印刷を
行う印刷装置および印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷対象となる画像を画像デ
ータとして取り扱い、この画像データに基づいて直接印
刷用紙に印刷を行う無版式の印刷装置が知られている。
近年では、このような印刷装置の発展が著しく、オフィ
スなどの小部数印刷向けだけでなく、印刷業などの商業
印刷の分野においても使用されることが多くなりつつあ
る。
【0003】このような印刷装置における印刷形態の種
類は多いが、4色カラー印刷対応という多色刷りの観点
から考えると、トナーやインクを利用した印刷形態が簡
便で使いやすいものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、湿式トナー
やインクを利用した印刷装置においては、湿式トナーや
インクの水分によって印刷用紙に印刷が行われた描画領
域の部分が伸びることがある一方、乾式トナーを利用し
た印刷装置においては、トナーの定着のために印刷用紙
に熱処理が施されることによって印刷用紙が縮むことが
ある。このときの伸縮量は、用紙サイズが大きいほど大
きくなり、また、用紙厚が薄くなるほど大きくなる。
【0005】例えば、1色目を印刷した際にインクなど
の水分によって印刷用紙の描画領域が伸びてしまった場
合には、2色目の印刷の際には、1色目の描画領域の部
分に正確に重ね刷りを行うことができず、色の重ね刷り
にズレが生じることとなる。同様に、1色目のトナーを
仮定着させるために熱処理を施して印刷用紙が縮んでし
まった場合にも、2色目の印刷の際には、1色目の描画
領域の部分に正確に重ね刷りを行うことができず、色の
重ね刷りにズレが生じることとなる。
【0006】また、多色刷りに限らず、両面印刷を行う
際にも同様のことが生じる。例えば、印刷用紙の表面に
印刷したインクなどの水分によって印刷用紙の描画領域
が伸びている場合やトナー定着の熱処理によって印刷用
紙が縮んでいる場合、その印刷用紙の裏面に別の画像を
印刷しようとしても正確なサイズで印刷することができ
ず、相対寸法のズレが生じることとなる。
【0007】このように、従来の印刷装置によって印刷
を行うと、色の重ね刷りにズレが生じることとなるとと
もに、相対寸法にもズレが生じることとなるため、設計
図面を印刷する場合や商業用として印刷する場合などに
は印刷物の品質がよくないという問題があった。
【0008】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、印刷用紙の描画領域が伸縮した場合であっ
てもズレのない高品質な印刷出力を行うことのできる印
刷装置および印刷方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数の印刷部において同
一の印刷媒体の所定の描画領域に印刷出力を行う印刷装
置であって、前記複数の印刷部のうちの少なくとも1つ
は、(a)前記画像データを画素単位で記憶する記憶手段
と、(b)前記描画領域のサイズを検出するサイズ検出手
段と、(c)前記描画領域のサイズと同等のサイズで前記
画像データを画素単位で描画させるための制御を行う制
御手段と、(d)前記制御に基づいて、前記印刷媒体に対
して前記画像データに基づく画素単位の描画を行う描画
手段とを備えている。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の印刷装置において、前記制御手段は、(c-1)前記描画
領域のサイズに基づいて、前記描画手段が描画を行うタ
イミングを制御する制御信号を発生させ、前記描画手段
に与える描画制御手段を備えている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の印刷装置において、前記制御手段は、(c-2)前記描画
領域のサイズに基づいて、前記記憶手段から前記描画手
段に導かれる前記画像データを画素単位で調整するアド
レス制御手段を備えている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の印刷装置において、前記描画制御手段は、前記印刷媒
体の副走査方向について、前記描画領域のサイズと同等
のサイズで前記画像データを描画させるとともに、前記
アドレス制御手段は、前記副走査方向に直交する前記印
刷媒体の主走査方向について、前記描画領域のサイズと
同等のサイズで前記画像データを描画させることを特徴
としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4に記載の印刷装置において、前記アドレス制御
手段は、前記サイズ検出手段より得られる前記描画領域
のサイズが前記画像データの有するサイズよりも大きい
場合には、所定の画素位置の前記画像データを重複描画
させるとともに、前記サイズ検出手段より得られる前記
描画領域のサイズが前記画像データの有するサイズより
も小さい場合には、所定の画素位置の前記画像データを
描画しないように制御することを特徴としている。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の印刷装置において、サイズ
検出手段は、前記印刷媒体の所定位置に設けられたマー
カを基に前記描画領域のサイズを検出することを特徴と
している。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の印刷装置であって、当該印
刷装置は前記印刷媒体の表裏両面に印刷出力を行うもの
であり、前記サイズ検出手段は、前記印刷媒体の表裏両
面のうちの第1面に描画された前記描画領域のサイズを
検出するものであり、前記描画手段は、前記印刷媒体の
表裏両面のうちの第2面に画素単位の描画を行うもので
あることを特徴としている。
【0016】請求項8に記載の発明は、第1の描画が行
われた印刷媒体に対して画素単位の画像データに基づく
重ね刷りを行う印刷方法であって、(a)前記印刷媒体に
おいて前記第1の描画が行われた描画領域のサイズを検
出する工程と、(b)前記描画領域のサイズと同等のサイ
ズで前記画像データを画素単位で描画する工程とを有し
ている。
【0017】請求項9に記載の発明は、第1面に対して
描画が行われた印刷媒体の第2面に対して画素単位の画
像データに基づく描画を行う両面印刷の印刷方法であっ
て、(a)前記印刷媒体において前記第1面に描画された
描画領域のサイズを検出する工程と、(b)前記描画領域
のサイズと同等のサイズで前記第2面に対して前記画像
データを画素単位で描画する工程とを有している。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は請求項9に記載の印刷方法において、前記(b)工程
は、(b-1)前記印刷媒体の副走査方向について、描画を
行うタイミングを制御することにより、前記描画領域の
サイズと同等のサイズで前記画像データを描画する工程
と、(b-2)前記副走査方向に直交する前記印刷媒体の主
走査方向について、描画の際に適用する前記画像データ
を画素単位で調整することにより、前記描画領域のサイ
ズと同等のサイズで描画する工程とを有している。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項8ない
し請求項10のいずれかに記載の印刷方法であって、複
数の画像データに基づいて複数回の描画行う際には、前
記(a)工程から前記(b)工程を繰り返し行うことを特徴と
している。
【0020】
【発明の実施の形態】<1.第1の実施の形態>図1
は、この実施の形態におけるディジタル印刷システム1
を示す配置構成図である。図示のように、このディジタ
ル印刷システム1は、クライアント2、スキャナ入力用
クライアント3、スキャナ4、コントローラ5、印刷装
置100が相互にネットワークにより電気的に接続され
たシステムとなっている。
【0021】クライアント2は、内部にCPU、メモ
リ、ハードディスク等を備えたコンピュータであり、作
業者が画像データの生成および加工、印刷出力のジョブ
の登録および操作、その他各種設定、印刷の進行状況の
モニタ等の作業を行えるものとなっている。
【0022】スキャナ入力用クライアント3には、画像
の取り込みを行うスキャナ4が電気的に接続された上記
クライアント2と同様の構造のコンピュータであり、機
能も取り込んだ画像の加工等の操作が行える以外はクラ
イアント2と同様のものとなっている。
【0023】コントローラ5は、内部にCPU、メモ
リ、ハードディスク等を備えたコンピュータであり、上
記クライアント2、スキャナ入力用クライアント3およ
び印刷装置100と通信可能となっている。そして、コ
ントローラ5は、上記クライアント2と同様の機能の他
に、画像データのラスター展開、電子丁合、見開き余白
調整、データの保存、画像データの印刷装置100への
転送等の機能を備えている。
【0024】印刷装置100は、コントローラ5からの
画像データに基づいて印刷出力を行う。印刷装置100
は、例えば、K(墨),Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の4色を使用したカラー印刷が可能
なように構成されており、Kトナーについての印刷を行
う印刷部100aと、Yトナーについての印刷を行う印
刷部100bと、Mトナーについての印刷を行う印刷部
100cと、Cトナーについての印刷を行う印刷部10
0dとを備えている。そして、印刷媒体となる印刷用紙
は、印刷部100aから100dまで順次に送られるこ
とにより、Kトナーから順次Yトナー、Mトナー、Cト
ナーという順序で印刷が行われるように構成されてい
る。
【0025】なお、コントローラ5は、各色成分ごとの
画像データDk〜Dcをそれぞれの印刷部100a〜1
00dに転送する。そして、Kトナーについての画像デ
ータDkには、当該印刷装置100における印刷処理が
終了した後に裁断・製本を行うための基準線となるトン
ボなどのマーカ情報が含まれている。
【0026】図2は、この実施の形態における印刷装置
100の概略構成図である。印刷用紙Sが印刷装置10
0の内部を用紙送り方向Fに沿って送られていくと、印
刷部100a〜100dでそれぞれの色成分K,Y,
M,Cについて描画が行われ、最終的に4色でカラー印
刷された印刷物が生成される。
【0027】最初に印刷部100aにおいて、印刷用紙
Sに対してKについての描画が行われる。印刷部100
aの印刷制御部10には、印刷用紙SにKのトナーを付
着させるための画像データDkがコントローラ5より導
かれている。そして、印刷制御部10は、この画像デー
タDkに基づいて描画ヘッド11を駆動し、回転中のド
ラム13に描画を行う。そして、描画ヘッド11によっ
て描画が行われた部分にKのトナーが付着される。ドラ
ム13に付着したトナーは、ドラム13の回転動作に同
期して送られてくる印刷用紙Sと接合して印刷用紙Sに
転写される。このとき、トンボなどのマーカが印刷用紙
Sの所定位置に印刷される。そして、印刷用紙Sは、K
トナーが仮定着するように図示しない熱処理部を経由し
た後、次の印刷部100bに送られる。
【0028】印刷部100bにおいては、印刷部100
aから送られてきた印刷用紙SのKトナーによる描画が
行われた描画領域のサイズをサイズ検出部22によって
検出する。サイズ検出部22は、印刷用紙Sが印刷部1
00bに送られてきてからドラム23に導かれるまでの
間の位置に設けられている。そして、サイズ検出部22
は、印刷用紙SのKトナーによる描画が行われた描画領
域のサイズを検出することにより、印刷用紙Sの描画領
域の主走査方向および副走査方向の2方向についての伸
縮量を求める。そして、得られた伸縮量は、印刷部10
0bの印刷制御部20に送られる。印刷制御部20で
は、サイズ検出部22からの伸縮量に応じて画像データ
Dyに基づく描画動作の制御を行い描画ヘッド21より
ドラム23に描画を行う。このため、印刷用紙SにKト
ナーが付着したことによって、又は、熱処理が行われた
ことによって伸縮した印刷用紙Sの描画領域に適切にY
トナーの描画を行うことができ、Kトナーによって印刷
された画像とYトナーによって印刷された画像との間に
はズレは生じない。そして、印刷用紙Sは、Yトナーが
仮定着するように図示しない熱処理部を経由した後、次
の印刷部100cに送られる。
【0029】Mインクによる印刷を行う印刷部100c
でも、印刷部100bと同様に、サイズ検出部32にお
いて印刷用紙SのKトナーおよびYトナーによる描画が
行われた描画領域のサイズを検出することにより、印刷
用紙Sの描画領域の主走査方向および副走査方向の2方
向についての伸縮量を求め、この伸縮量に応じて画像デ
ータDmに基づく描画動作の制御を行い描画ヘッド31
よりドラム33に描画を行う。そして、印刷用紙Sは、
Mトナーが仮定着するように図示しない熱処理部を経由
した後、次の印刷部100dに送られる。そして、Cト
ナーによる印刷を行う印刷部100dでも、他の印刷部
100b,100cと同様の描画動作の制御が行われ
る。
【0030】なお、この実施の形態の印刷装置100で
は、1色目のKトナーを印刷する場合には印刷用紙Sは
伸縮していないので、印刷部100aにおいは画像デー
タDkに基づいて何等の補正も行わずに描画を行えば良
い。それ故にこの実施の形態の印刷装置100では、印
刷用紙Sの描画領域の伸縮量に応じて描画動作の制御を
行う機構は、印刷部100b〜100dに設けられてい
る。
【0031】ここで、印刷部100bの詳細な内部構成
について説明する。図3は、印刷部100bの内部構成
を示す概略図である。印刷部100bの印刷制御部20
には、制御部24とページメモリ25とデータ送出部2
6とが設けられている。また、サイズ検出部22は、信
号変換器221と複数の検知センサ222とを備えてい
る。
【0032】コントローラ5から送られてきたページご
との画像データDyは、ページメモリ25に格納され
る。ページメモリ25は、2ページ分の画像データDy
を記憶格納することが可能なように2つの記録領域25
a,25bを有している。このページメモリ25は、い
わゆるトグルバッファメモリとして機能し、いずれか一
方の記憶領域に画像データDyを格納しつつ、同時に他
方の記憶領域からデータ送出部26に向けて画像データ
Dyを送出するといった動作をそれぞれの役割を交換し
つつ交互に行うことができるものとなっている。このた
め、次に印刷すべきページの画像データDyが早期にペ
ージメモリ25内に格納されることとなり、連続印刷等
においては特に効率的な印刷処理を行うことが可能な構
成となっている。
【0033】サイズ検出部22の検知センサ222は、
印刷用紙Sの用紙端とトンボなどのマーカ位置とを検出
するために設けられている。図4は、複数の検知センサ
222(222a〜222d)の配置構成の一例を示す
図である。図4に示すように、検知センサ222a〜2
22dを配置しておく。検知センサ222aは印刷用紙
Sの−X方向側の用紙端の位置を検出し、検出センサ2
22bは印刷用紙Sの+X方向側にY軸に平行な線状に
印刷されたマーカ9aの位置を検出する。また、検知セ
ンサ222cは印刷用紙Sの−Y方向側の用紙端の位置
を検出し、検出センサ222dは印刷用紙Sの+Y方向
側にX軸に平行な線状に印刷されたマーカ9bの位置を
検出する。なお、図4に示す斜線領域は、Kトナーによ
って画像の描画が行われた描画領域GRである。
【0034】図5は検知センサ222c,222dの構
成を示す概念図であり、図5(a)は印刷用紙Sの用紙
端部分の検出を示しており、図5(b)はマーカ部分の
検出を示している。
【0035】まず、検知センサ222cは複数の発光素
子LEが並んで設けられるとともに、それら発光素子L
Eとそれぞれ対になる複数の受光素子LAが並んで設け
られた光センサによって構成されている。そして、図5
(a)に示すように各発光素子LEと受光素子LAの対
は発光素子LEからの光Lが印刷用紙P等により反射さ
れた後に受光素子LAに感知され、その反射された光L
の強度によって印刷用紙Sのエッジを検出するものとな
っている。
【0036】次に、検知センサ222dも、上記と同様
に複数の発光素子LEが並んで設けられるとともに、そ
れら発光素子LEとそれぞれ対になる複数の受光素子L
Aが並んで設けられた光センサによって構成されてい
る。そして、図5(a)に示すように各発光素子LEと
受光素子LAの対は発光素子LEからの光Lが印刷用紙
P等により反射された後に受光素子LAに感知され、そ
の反射された光Lの強度によって印刷用紙Pの所定位置
に印刷されたマーカ9bを検出するものとなっている。
【0037】また、図4に示す検知センサ222aは図
5(a)に示した検知センサ222cと同様であり、図
4に示す検知センサ222bは図5(b)に示した検知
センサ222dと同様である。すなわち、全ての検知セ
ンサ222a〜222dは、発光素子LEと受光素子L
Aとが一対となったものが複数個配列された光センサに
よって構成されている。そして、これら複数の検知セン
サ222で得られる出力信号は、図3のように信号変換
器221に導かれている。
【0038】信号変換器221は、検知センサ222a
〜222dからの出力信号に基づいて、印刷用紙Sの描
画領域GRの主走査方向Xの伸縮量Pおよび副走査方向
Yの伸縮量Qを導く。
【0039】信号変換器221は、例えば、印刷使用さ
れる用紙サイズやページメモリ25に格納された画像デ
ータDyの画像サイズ等から伸縮していない場合の印刷
用紙Sの各用紙端からマーカ9a,9bまでの理想的距
離を予め導いておくことができる。そして、信号変換器
221は検知センサ222a,222bからの出力信号
により、Kトナーによる印刷が行われた印刷用紙Sの−
X方向側の用紙端とマーカ9aとの距離を計算し、これ
を理想的距離と比較することにより、主走査方向Xにつ
いての伸縮量Pを導くことができる。同様に、信号変換
器221は検知センサ222c,222dからの出力信
号により、Kトナーによる印刷が行われた印刷用紙Sの
−Y方向側の用紙端とマーカ9bとの距離を計算し、こ
れを理想的距離と比較することにより、副走査方向Yに
ついての伸縮量Qを導くことができる。なお、伸縮量
P,Qの単位は、長さではなく、画素数で導いておくこ
とが好ましい。また、印刷用紙Sの描画領域GRが各方
向について伸びている場合には伸縮量P,Qは正数とな
り、各方向について縮んでいる場合には伸縮量P,Qは
負数となり、各方向について伸縮していない場合には伸
縮量P,Qは0となる。
【0040】換言すれば、信号変換器221は、主走査
方向Xと副走査方向Yとについて用紙端からマーカ9
a,9bまでの距離を導くことにより、当該印刷部10
0bよりも前段側の印刷部100aにおいて印刷された
印刷用紙Sの描画領域のサイズの伸縮量を求めるように
構成されている。そして、信号変換器221で得られる
伸縮量P,Qは、印刷制御部20の内部に設けられた制
御部24に導かれる。
【0041】制御部24はアドレス制御部24aと描画
制御部24bとを備えており、主走査方向Xについての
伸縮量Pはアドレス制御部24aに入力する一方、副走
査方向Yについての伸縮量Qは描画制御部24bに入力
する。
【0042】アドレス制御部24aは、ページメモリ2
5に読み出しアドレスADRを送出することにより、ペ
ージメモリ25に格納されている画素単位の画像データ
Dyのうちから1画素を指定する。ページメモリ25は
読み出しアドレスADRによって指定された1画素につ
いての画像データDyをデータ送出部26に送出するよ
うに構成されている。
【0043】そして、アドレス制御部24aは、図6に
示すように、ページメモリ25に格納された主走査方向
XにLX個および副走査方向YにLY個の2次元的な複
数の画素からなる画像データDyを主走査方向Xに沿っ
て1画素ごとに出力するように読み出しアドレスADR
を順次生成し、ページメモリ25に送出する。また、1
主走査分の画像データDyの出力が終了すると、次の主
走査方向Xについて1画素ごとに出力を行うべく読み出
しアドレスADRを生成する。このため、図6に示すよ
うにページメモリ25からは読み出しアドレスADRに
基づいて主走査方向Xに沿った1画素ごとの画像データ
Dyの出力が行われる。
【0044】また、アドレス制御部24aは、データ送
出部26に対して出力命令POを送出する。データ送出
部26は、出力命令POを入力したときにページメモリ
25から導かれている1画素分の画像データDyを描画
ヘッド21に送出するように構成されている。
【0045】従って、アドレス制御部24aがページメ
モリ25に格納された画像データDyのうち出力させる
1画素を指定するために読み出しアドレスADRをペー
ジメモリ25に送出するとともに、データ送出部26に
対して出力命令POを与えることにより、ページメモリ
25から1画素分の画像データDyを描画ヘッド21に
与えることが可能な構成となっている。そして、アドレ
ス制御部24aでは、後述するように、伸縮量Pに基づ
いて描画ヘッド21に導く画素ごとの画像データDyを
調整するように構成されている。
【0046】なお、アドレス制御部24aは、印刷用紙
Sの描画領域が主走査方向Xに伸びている場合、所定の
画素位置において1画素分の画像データを重複して出力
させるように出力命令POを2回送出し、また、印刷用
紙Sの描画領域が主走査方向Xに縮んでいる場合、所定
の画素位置において1画素分の画像データを削除するよ
うに出力命令POを送出しないように構成されている。
すなわち、アドレス制御部24aは、描画領域が主走査
方向Xに伸びている場合に1画素分の画像データの水増
し処理を行い、描画領域が主走査方向Xに縮んでいる場
合に1画素分の画像データの間引き処理を行う。なお、
この処理の詳細については後述する。
【0047】描画ヘッド21は図7に示すような構成と
なっており、スイッチSW1,SW2とデータ保持部2
1a,21bとLEDアレイヘッド21hとが設けられ
ている。LEDアレイヘッド21hには複数のLEDが
紙面に垂直な主走査方向Xに沿って配列されている。ま
た、データ格納部21a,21bは、LEDアレイヘッ
ド21hのLEDの数と同数の画像データを格納する。
【0048】まず、データ送出部26から得られる1画
素ごとの画像データDyは、スイッチSW1を介してデ
ータ格納部21aに導かれる。データ格納部21aは、
1主走査分の画像データDyを格納する。そして、後述
する描画制御部24bより描画クロックCLKを入力す
ると、スイッチSW1は接続端をデータ格納部21aか
らデータ格納部21bに切り換えるとともに、スイッチ
SW2は接続端をデータ格納部21bからデータ格納部
21aに切り換える。この結果、データ格納部21aに
格納された1主走査分の画像データDyに基づいてLE
Dアレイヘッド21hの各LEDが駆動し、ドラム23
に1主走査分の描画が行われる。このとき、データ送出
部26から得られる次の主走査分についての画像データ
Dyをデータ格納部21bに格納しておく。そして、次
の描画クロックCLKを入力すると、スイッチSW1の
接続端はデータ格納部21bからデータ格納部21aに
切り換わり、スイッチSW2の接続端はデータ格納部2
1aからデータ格納部21bに切り換わる。以下同様の
動作を繰り返すことにより、描画ヘッド21は描画クロ
ックCLKの入力に応じてドラム23に1主走査分ごと
の描画を繰り返し行うこととなる。
【0049】なお、描画クロックCLKは、描画ヘッド
21がドラム23に対する描画を行うタイミング信号で
あるということもできる。
【0050】次に、描画制御部24bは、副走査方向Y
についての伸縮量Qを入力し、この伸縮量Qに基づいて
描画ヘッド21に与える描画クロックCLKの調整を行
う。図8は、描画制御部24bの構成を示す概念図であ
る。描画制御部24bは、一定の周波数f0のベースク
ロックCL1を発生させる発振器CLと、制御電圧VC
に基づいてベースクロックCL1の周波数f0を周波数
f1に変調させて描画クロックCLKを生成する電圧制
御発振器VCOと、入力する伸縮量Qに基づいて制御電
圧VCを導く演算部PUとを備えている。
【0051】ここで、ベースクロックCL1に基づいて
描画ヘッド21がドラム23に描画を行った際にドラム
23が1回転する間に描画される画素数、すなわち、ド
ラム23の円周長に相当する画素数をAYとすると、
【0052】
【数1】
【0053】により、描画ヘッド21がドラム23に対
する描画を行うタイミング信号である描画クロックCL
Kの周波数f1を求めることができる。なお、LYは、
ページメモリ25に格納された画像データDyの副走査
方向Yに分布する画素数である(図6参照)。この数1
を変形すると、
【0054】
【数2】
【0055】となり、描画クロックCLKの周波数f1
を求める演算にAYを用いる必要がなくなる。数2よ
り、副走査方向Yに印刷用紙Sの描画領域GRが伸びて
いる場合、描画クロックCLKの周波数f1はベースク
ロックCL1の周波数f0よりも小さくなる一方、副走
査方向Yに印刷用紙Sの描画領域GRが縮んでいる場
合、描画クロックCLKの周波数f1はベースクロック
CL1の周波数f0よりも大きくなる。また、印刷用紙
Sの描画領域GRが伸縮していない場合、Q=0となる
ため、描画クロックCLKの周波数f1はベースクロッ
クCL1の周波数f0に等しくなる。
【0056】従って、数2の演算を行うことにより、副
走査方向Yに伸縮した描画領域GRに対して描画を行う
のに適した描画タイミングとなる描画クロックCLKを
生成することができ、伸縮した描画領域GRに対して副
走査方向Yにズレを生じさせることなく適切にYトナー
の描画を行うことが可能となる。換言すれば、副走査方
向Yの伸長した描画領域GRに対しては、描画を行う際
に画像データの副走査方向Yについての分布密度を粗く
することにより、伸長した描画領域GRに適合したサイ
ズで副走査方向Yについての描画を行うこととなる。一
方、副走査方向Yの収縮した描画領域GRに対しては、
描画を行う際に画像データの副走査方向Yについての分
布密度を密にすることにより、収縮した描画領域GRに
適合したサイズで副走査方向Yについての描画を行うこ
ととなる。この結果、伸縮した描画領域GRに対して副
走査方向Yにズレを生じさせることを解消するのであ
る。
【0057】演算部PUは、伸縮量Qを入力すると、数
2の演算を行い、描画ヘッド21がドラム23に対する
描画を行うタイミング信号である描画クロックCLKの
周波数f1を求める。演算部PUは、描画クロックCL
Kの周波数f1を求めると、その周波数f1を得るため
の制御電圧VCをテーブル参照などによって求め、その
制御電圧VCを電圧制御発振器VCOに与える。
【0058】電圧制御発振器VCOは、制御電圧VCに
応じて発振器CLから得られるベースクロックCL1に
対して周波数変調を行い、周波数f1の描画クロックC
LKを発生させる。そして、この描画クロックCLK
は、描画ヘッド21に送られる。
【0059】印刷部100bは、以上のような構成とな
っており、アドレス制御部24aが記憶手段となるペー
ジメモリ25から描画ヘッド21に導く画像データを画
素単位で調整することにより、印刷用紙Sの描画領域G
Rの主走査方向Xについてのサイズと同等のサイズとな
るように1主走査分の画像データDyを調整する一方、
描画制御部24bが描画ヘッド21が描画を行うタイミ
ングである描画クロックCLKを適切な周波数f1に調
整するため、主走査方向Xと副走査方向Yとの双方につ
いてYトナーを重ね刷りする際のズレを解消することが
可能な構成となっている。
【0060】なお、Mトナーによる印刷を行う印刷部1
00cおよびCトナーによる印刷を行う印刷部100d
についても、上記の印刷部100bと同様の構成となっ
ており、主走査方向Xと副走査方向Yとの双方について
異なるトナーを重ね刷りする際のズレを解消することが
可能な構成となっている。
【0061】次に、印刷部100b〜100dにおいて
印刷用紙Sが搬入されてから搬出されるまでの一連の処
理シーケンスについて説明する。図9は、印刷部100
b〜100dにおける処理シーケンスを示すフローチャ
ートである。なお、以下の説明においては、印刷部10
0bの各構成部を例に挙げて説明するが、他の制御部1
00c,100dにおいても同様の処理シーケンスであ
ることは言うまでもない。また、印刷すべき画像データ
は、コントローラ5から既に入力済みであり、ページメ
モリ25に格納されているものとする。
【0062】まず、前段の印刷部より、印刷用紙Sが搬
送されてくると、検知センサ222により、印刷用紙S
の用紙端とマーカ9a,9bの位置を検知する(ステッ
プS1)。そして、信号変換器221が主走査方向Xと
副走査方向Yとについての伸縮量P,Qを算出する(ス
テップS2)。そして、信号変換器221は、副走査方
向Yについて得られた伸縮量Qを描画制御部24bに送
出する(ステップS3)。
【0063】ステップS4では、描画制御部24bが、
副走査方向Yについての伸縮量Qを入力すると、副走査
方向Yについての描画のタイミング信号である描画クロ
ックCLKの周波数f1を数2に基づいて算出するとと
もに、得られる周波数f1の描画クロックCLKを描画
ヘッド21に対して送出する。この動作により、描画ヘ
ッド21は、副走査方向Yに生じた伸縮量Qを解消する
ような描画タイミングでドラム23に対する描画動作が
開始される。なお、以後周波数f1の描画クロックCL
Kが描画ヘッド21に供給され続ける。このため、ステ
ップS4を行えば、印刷用紙Sが搬出されるまで副走査
方向Yに生じた伸縮量Qを解消するための描画動作が継
続され、印刷用紙SのKトナーによる印刷が行われた描
画領域GRの副走査方向Yについてのサイズと同等のサ
イズとなるように描画が行われる。
【0064】次に、信号変換器221は、主走査方向X
について得られた伸縮量Pをアドレス制御部24aに対
して送出する(ステップS5)。
【0065】ステップS6においてアドレス制御部24
aは、主走査方向Xに伸縮量Pを解消するための変数で
ある読み出しカウンタRを0に初期化する。このステッ
プS6以降の各ステップは、アドレス制御部24aが行
う処理シーケンスである。
【0066】ステップS7では、アドレス制御部24a
はページメモリ25の読み出しアドレスADRを生成す
る。そして、生成された読みだしアドレスADRはペー
ジメモリ25へ送出される。なお、以後にステップS7
が実行されると、図6に示したように主走査方向Xに沿
って1画素ずつ画像データDyを順次出力させるべく、
読み出しアドレスADRは、順次更新されていく。
【0067】そして、ステップS8では、アドレス制御
部24aは、読み出しカウンタRと「LX/(|P|)
+1」との比較を行う。なお、LXは、既述のようにペ
ージメモリ25に格納されている画像データDyの主走
査方向Xについての画素数であり、このステップは主走
査方向Xに対する1画素分の増減位置を決定するための
ものである。そして、ステップS8でNOと判断すると
ステップS12に進む一方、YESと判断するとステッ
プS9に進む。
【0068】ステップS9に進んだ場合、読み出しカウ
ンタRを0にしてステップS10に進む。
【0069】ステップS10では、伸縮量Pの正負を調
べていることにより、印刷用紙Sの描画領域GRが伸び
ているのか、又は、縮んでいるのかを判断する。そし
て、ステップS10においてYESと判断した場合、す
なわち、印刷用紙Sの描画領域GRが伸びている場合
は、1画素分の画像データを水増しさせるべく、ステッ
プS11に進む。そしてステップS11において1画素
分の画像データの出力命令POをデータ送出部26へ送
出した後、さらに、ステップS12において1画素分の
画像データの出力命令POをデータ送出部26へ送出さ
れる。データ送出部26では、アドレス制御部24aか
ら出力命令POを受けると、ページメモリ25から送ら
れてきている読み出しアドレスADRに該当する画素の
画像データDyが描画ヘッド21に出力される。従っ
て、ステップS11,S12により、読み出しアドレス
ADRに該当する画素の画像データDyが描画ヘッド2
1に連続して2回出力されることとなる。そして、ステ
ップS13に進むこととなる。
【0070】また、ステップS10でNOと判断した場
合、すなわち、印刷用紙Sの描画領域GRが縮んでいる
場合は、1画素分の画像データを間引きするべく、デー
タ送出部26への出力命令POの送出は行わずにステッ
プS13に進む。従って、ステップS10でNOと判断
された場合は、読み出しアドレスADRに該当する画素
の画像データDyが描画ヘッド21に出力されないこと
となる。
【0071】一方、ステップS8でNOと判断してステ
ップS12に進んだ場合は、1画素分の画像データの出
力命令POをデータ送出部26へ送出し、ステップS1
3に進む。
【0072】ステップS13では読み出しカウンタRを
1だけインクリメントし、ステップS14に進む。
【0073】そして、ステップS14において1主走査
分の画像データDyの出力が終了したか否かの判断を行
う。そして、NOであれば、ステップS7に戻って読み
出しアドレスADRの更新を行って同様の処理を繰り返
す。また、YESであれば、ステップS15に進む。
【0074】そして、ステップS15において、1ペー
ジ分の画像データ(すなわち、印刷用紙Sに印刷すべき
全ての画像データ)の出力が終了したか否かを判断す
る。そして、NOであれば、ステップS6に戻って読み
出しカウンタRを0に初期化し、次の1主走査分につい
て同様の処理を繰り返す。また、YESであれば、全て
の主走査ラインについての描画が終了したこととなり、
処理シーケンスを終了する。
【0075】上記のステップS6〜S15の処理は、ア
ドレス制御部24aが主走査方向Xについて画素単位で
出力する画像データを調整する処理である。
【0076】例えば、伸縮量Pが0であって、印刷用紙
Sの描画領域GRが伸縮していない場合は、ステップS
8の判断式は「R≧LX」と表されるため、この場合は
ステップS8において常にNOと判断される。従って、
アドレス制御部24aは、1画素分の画像データの水増
し処理や間引き処理を行うことなく、図6に示したよう
な順序で1画素ずつ描画ヘッド21に画像データが出力
される。
【0077】これに対して、例えば、伸縮量Pの絶対値
が1である場合は、1画素分だけ主走査方向Xに印刷用
紙Sの描画領域GRが伸縮していることとなる。そし
て、この場合は、ステップS8の判断式は「R≧LX/
2」と表されるため、図10(a)に示すように主走査
方向Xに沿った画像データDyの出力位置がZ1に到達
すると、ステップS8においてYESと判断される。そ
して、出力位置Z1において、伸縮量Pの正負に応じて
1画素分の画像データの水増し処理又は間引き処理が行
われることにより、1画素分だけ伸縮していた描画領域
GRと同等のサイズで主走査方向Xの描画を行うことが
できる。
【0078】また、例えば、伸縮量Pの絶対値が2であ
る場合は、2画素分だけ主走査方向Xに印刷用紙Sの描
画領域GRが伸縮していることとなる。そして、この場
合は、ステップS8の判断式は「R≧LX/3」と表さ
れるため、図10(b)に示すように主走査方向Xに沿
った画像データDyの出力位置がZ2に到達すると、ス
テップS8においてYESと判断される。そして、出力
位置Z2において、伸縮量Pの正負に応じて1画素分の
画像データの水増し処理又は間引き処理が行われる。ま
た、ステップS9において、一旦、読み出しカウンタR
が0にリセットされるため、主走査方向Xに沿った画像
データDyの出力位置がZ3に到達すると、再びステッ
プS8においてYESと判断される。出力位置Z3にお
いて、伸縮量Pの正負に応じて1画素分の画像データの
水増し処理又は間引き処理が行われる。この結果、2画
素分だけ伸縮していた描画領域GRと同等のサイズで主
走査方向Xの描画を行うことができる。
【0079】また、例えば、伸縮量Pの絶対値が3であ
る場合は、3画素分だけ主走査方向Xに印刷用紙Sの描
画領域GRが伸縮していることとなる。そして、この場
合は、ステップS8の判断式は「R≧LX/4」と表さ
れるため、図10(c)に示すように主走査方向Xに沿
った画像データDyの出力位置がZ4に到達すると、ス
テップS8においてYESと判断される。そして、出力
位置Z4において、伸縮量Pの正負に応じて1画素分の
画像データの水増し処理又は間引き処理が行われる。次
に、主走査方向Xに沿った画像データDyの出力位置が
Z5に到達すると、再びステップS8においてYESと
判断される。そして出力位置Z6において、伸縮量Pの
正負に応じて1画素分の画像データの水増し処理又は間
引き処理が行われる。さらに、主走査方向Xに沿った画
像データDyの出力位置がZ6に到達すると、再びステ
ップS8においてYESと判断される。そして出力位置
Z6において、伸縮量Pの正負に応じて1画素分の画像
データの水増し処理又は間引き処理が行われる。この結
果、3画素分だけ伸縮していた描画領域GRと同等のサ
イズで主走査方向Xの描画を行うことができる。
【0080】その他、伸縮量Pの絶対値が4以上の場合
であっても同様に、主走査方向Xの画素数LXを等分割
した出力位置において、1画素分の画像データの水増し
処理や間引き処理が行われる。
【0081】以上のようにアドレス制御部24aは、主
走査方向Xの伸縮量Pの値に応じて描画を行う際に描画
領域GRを主走査方向Xに等分割し、それぞれの分割位
置において1画素分の画像データの水増し処理や間引き
処理を行うようにして描画ヘッド21に与える画像デー
タを画素単位で調整しているため、主走査方向Xに描画
領域GRが伸縮していても適切に描画を行わせることが
でき、色の重ね刷りのズレや相対寸法のズレを解消する
ことができる。
【0082】また、副走査方向Yについても描画制御部
24bによって、伸縮量Qに応じて適切な描画クロック
CLKを発生させて描画ヘッド21に与えているため、
副走査方向Yに描画領域GRが伸縮していても適切に描
画を行わせることができ、色の重ね刷りのズレや相対寸
法のズレを解消することができる。
【0083】そして、上記の処理シーケンスが各印刷部
100c,100dにも適用されることにより、Y,
M,C,Kの4色によってカラー印刷された印刷物には
色の重ね刷りのズレや相対寸法のズレが発生せず、高品
質な印刷物を得ることができる。
【0084】<2.第2の実施の形態>次に、第2の実
施の形態について説明する。この実施の形態では印刷装
置100が両面印刷を行う構成について説明する。
【0085】この実施の形態におけるディジタル印刷シ
ステム1の構成は、図1と同様である。印刷装置100
は、例えば、K(墨),Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の4色を使用したカラー印刷が可能
なように構成されており、Kトナーについての両面印刷
を行う印刷部100aと、Yトナーについての両面印刷
を行う印刷部100bと、Mトナーについての両面印刷
を行う印刷部100cと、Cトナーについての両面印刷
を行う印刷部100dとを備えている。
【0086】なお、コントローラ5は、各色成分ごとに
表面および裏面についての画像データDk1,Dk2,
Dy1,Dy2…をそれぞれの印刷部100a〜100
dに転送する。そして、Kトナーの表面側についての画
像データDk1には、当該印刷装置100における印刷
処理が終了した後に裁断・製本を行うための基準線とな
るトンボなどのマーカ情報が含まれている。
【0087】図11は、この実施の形態における印刷装
置100の印刷部100aの概略構成図である。印刷用
紙Sが印刷部100aの内部を用紙送り方向Fに沿って
送られていくと、ドラム13によってKトナーによる表
面印刷が行われ、ドラム53によってKトナーによる裏
面印刷が行われる。
【0088】印刷部100aの印刷制御部10には、印
刷用紙Sの表面にKのトナーを付着させるための画像デ
ータDk1がコントローラ5より導かれている。そし
て、印刷制御部10は、この画像データDk1に基づい
て描画ヘッド11を駆動し、回転中のドラム13に描画
を行う。そして、描画ヘッド11によって描画が行われ
た部分にKのトナーが付着される。ドラム13に付着し
たトナーは、ドラム13の回転動作に同期して送られて
くる印刷用紙Sの表面側と接合して印刷用紙Sに転写さ
れる。このとき、トンボなどのマーカが印刷用紙Sの表
面側の所定位置に印刷される。そして、印刷用紙Sは、
Kトナーが仮定着するように図示しない熱処理部を経由
した後、裏面側を印刷するためのドラム53が配置され
た方向に搬送される。
【0089】ドラム13から印刷用紙Sが送られてくる
と、サイズ検出部52が印刷用紙Sの表面側に描画され
たマーカなどを検知することにより、描画領域のサイズ
を検出する。そして、サイズ検出部52は、印刷用紙S
の表面にKトナーによって描画された描画領域のサイズ
を検出することにより、印刷用紙Sの描画領域の主走査
方向および副走査方向の2方向についての伸縮量を求め
る。そして、得られた伸縮量は、印刷制御部50に送ら
れる。印刷制御部50では、第1の実施の形態で説明し
た内容と同様の手法により、サイズ検出部52からの伸
縮量に応じて画像データDk2に基づく描画動作の制御
を行い描画ヘッド51よりドラム53に描画を行う。こ
のため、印刷用紙SにKトナーが付着したことによっ
て、又は、熱処理が行われたことによって伸縮した印刷
用紙Sの裏面側に適切にKトナーの描画を行うことがで
き、表面側に印刷された画像と裏面側に印刷された画像
との間にはズレは生じない。そして、印刷用紙Sは、裏
面側に付着されたKトナーが仮定着するように図示しな
い熱処理部を経由した後、次の印刷部100bに送られ
る。
【0090】図12は、この実施の形態における印刷装
置100の印刷部100bの概略構成図である。印刷用
紙Sが印刷部100bの内部を用紙送り方向Fに沿って
送られていくと、ドラム23によってYトナーによる表
面印刷が行われ、ドラム63によってYトナーによる裏
面印刷が行われる。
【0091】印刷部100aから印刷用紙Sが送られて
くると、サイズ検出部22が印刷用紙Sの表面側に描画
されたマーカなどを検知することにより、描画領域のサ
イズを検出する。そして、サイズ検出部22は、印刷用
紙Sの表面にKトナーによって描画された描画領域のサ
イズを検出することにより、印刷用紙Sの描画領域の主
走査方向および副走査方向の2方向についての伸縮量を
求める。そして、得られた伸縮量は、印刷制御部20に
送られ、第1の実施の形態で説明した内容と同様の手法
により、サイズ検出部22からの伸縮量に応じて画像デ
ータDy1に基づく描画動作の制御を行い描画ヘッド2
1よりドラム23に描画を行う。このため、印刷用紙S
にKトナーが付着したことによって、又は、熱処理が行
われたことによって伸縮した印刷用紙Sの表面側に適切
にYトナーの描画を行うことができ、表面側に印刷され
たKトナーの画像とYトナーの画像との間にはズレは生
じない。そして、印刷用紙Sは、表面側に付着されたY
トナーが仮定着するように図示しない熱処理部を経由し
た後、Yトナーによる裏面印刷を行うためのドラム63
が配置された方向に搬送される。
【0092】ドラム23から印刷用紙Sが送られてくる
と、サイズ検出部62が印刷用紙Sの表面側に描画され
たマーカなどを検知することにより、描画領域のサイズ
を検出する。そして、サイズ検出部62は、印刷用紙S
の表面に描画された描画領域のサイズを検出することに
より、印刷用紙Sの描画領域の主走査方向および副走査
方向の2方向についての伸縮量を求める。そして、得ら
れた伸縮量は、印刷制御部60に送られる。印刷制御部
60では、第1の実施の形態で説明した内容と同様の手
法により、サイズ検出部62からの伸縮量に応じて画像
データDy2に基づく描画動作の制御を行い描画ヘッド
61よりドラム63に描画を行う。このため、印刷用紙
Sの表裏両面にKトナー若しくはYトナーが付着したこ
とによって、又は、熱処理が行われたことによって伸縮
した印刷用紙Sの裏面側に適切にYトナーの描画を行う
ことができ、表面側に印刷された画像と裏面側に印刷さ
れた画像との間にはズレは生じない。そして、印刷用紙
Sは、裏面側に付着されたYトナーが仮定着するように
図示しない熱処理部を経由した後、次の印刷部100c
に送られる。
【0093】後段の印刷部100c,100dも図12
と同様の構成となっており、MトナーおよびCトナーを
印刷用紙Sの表裏両面に印刷する際に、ズレは生じない
ように構成されている。
【0094】このように、この実施の形態では、1つの
トナーによって印刷用紙Sの表面側に印刷されたマーカ
等を検知することにより、他のトナーによる表面印刷お
よび全てのトナーによる裏面印刷が描画領域のサイズと
同等のサイズとなるように行われるため、両面印刷を行
う印刷装置および両面カラー印刷を行う印刷装置におい
ても、色の重ね刷りのズレや絶対寸法のズレが発生せ
ず、高品質な印刷物を得ることができる。
【0095】<3.変形例>上記実施の形態では、印刷
用紙Sの描画領域の伸縮量を求めるために、図4のよう
に用紙端の位置とマーカ9a,9bとの位置とを検知し
て描画領域のサイズを求める一例を示した。しかし、図
4に示す印刷用紙Sの−X方向側および−Y方向側の用
紙端をガイドバーなどに当接させることなどによって、
描画領域のサイズを求める際の印刷用紙Sを位置を固定
するようにすれば、用紙端を検知する検知センサ222
a,222cは設ける必要がなくなる。
【0096】また、印刷物にトンボなどのマーカが印刷
されない場合は、図4の検知センサ222bは+X方向
側の用紙端を検知するようにし、また、検知センサ22
2dは+Y方向側の用紙端を検知するようにしてもよ
い。この場合、印刷用紙S自体のサイズの伸縮を検出す
ることとなるが、上記と同様の処理で色の重ね刷りのズ
レや相対寸法のズレを解消することができることは言う
までもない。換言すれば、有効な画像成分が印刷される
のは印刷用紙Sの描画領域GRであるので、検知センサ
222は結果的に描画領域GRのサイズを検出すること
ができるように配置構成されていればよい。
【0097】次に、上記実施の形態では、LEDアレイ
ヘッド21hによる描画方式の印刷装置について説明し
たが、その他に走査露光方式の印刷装置についても適用
することができる。この場合、上記実施の形態の副走査
方向Yについて説明した描画タイミングを制御するクロ
ック制御を主走査方向Xについても適用し、露光タイミ
ングを制御するように構成することが好ましい。なぜな
ら、主走査方向Xについての画像データの密度を印刷用
紙Sの描画領域GRの伸縮方向に可変させることがで
き、上記のような1画素分の画像データの水増し処理や
間引き処理をする場合に比べて原画像に対する整合性の
高い印刷物を得ることができるからである。
【0098】次に、上記実施の形態では、4色カラー印
刷の場合について説明したが、4色に限定するものでは
ないことは言うまでもない。また、複数の色成分のうち
の一部の色成分に対してのみ、印刷用紙Sの描画領域G
Rの伸縮量に対する補正を行うようにしてもよい。この
場合、複数の印刷部において印刷用紙等の印刷媒体に印
刷出力を行う印刷装置において、複数の印刷部のうちの
少なくとも1つが上記実施の形態で説明した印刷用紙等
の描画領域の伸縮量に対する補正を行う構成であればよ
い。
【0099】次に、上記実施の形態で示した構成におい
て、アドレス制御部24aと描画制御部24bとをコン
トローラ5側に設け、コントローラ5が印刷装置100
における描画領域の伸縮量に基づく制御を行うように構
成してもよい。また、1つのドラムに印刷用紙Sを複数
回通すことにより、所定の印刷を行うように構成しても
よい。
【0100】次に、上記実施の形態では、主走査方向と
副走査方向について同時に伸縮量に基づく制御を行うよ
うにしたが、これを、主走査方向または副走査方向の一
方についてのみ、伸縮量に基づく制御を行うように構成
してもよい。
【0101】次に、上記実施の形態では、印刷用紙Sの
描画領域のサイズが縮んでいる場合に間引き処理を行っ
ている。事前に1度テスト印刷を行って描画領域の伸び
量が最も大きい印刷部を特定しておけば、他の制御部に
は画像データを送る際に予め画像データの解像度を変更
させることができる。こうすることにより、最も伸び量
の大きい印刷部において間引き処理が行われることを回
避することができ、画像成分が欠落することを回避する
ことができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、複数の印刷部のうちの少なくとも1つ
は、画像データを画素単位で記憶しておき、サイズ検出
手段で印刷媒体の描画領域のサイズを検出し、検出した
描画領域のサイズと同等のサイズで画像データを画素単
位で描画させるための制御を制御手段が行うことによ
り、描画手段に印刷媒体に対する画素単位の描画を行わ
せるように構成されているため、インクなどの水分や熱
処理などによって印刷媒体の描画領域が伸縮していたと
しても、その伸縮した印刷媒体の描画領域に対して適切
に描画することができるので、色の重ね刷りや相対寸法
にズレが生じることはなく、高品質な印刷出力を行うこ
とができる。
【0103】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
は、描画領域のサイズに基づいて、描画手段が描画を行
うタイミングを制御する制御信号を発生させ、描画手段
に与えるため、画像データの密度を印刷媒体の描画領域
の伸縮方向に可変させることができるので、高品質な印
刷物を得ることができる。
【0104】請求項3に記載の発明によれば、制御手段
は、描画領域のサイズに基づいて、記憶手段から描画手
段に導かれる画像データを画素単位で調整するため、印
刷媒体の描画領域のサイズに応じた描画を行うことがで
きる。
【0105】請求項4に記載の発明によれば、描画制御
手段は、印刷媒体の副走査方向について、描画領域のサ
イズと同等のサイズで前記画像データを描画させるとと
もに、アドレス制御手段は、副走査方向に直交する印刷
媒体の主走査方向について、描画領域のサイズと同等の
サイズで画像データを描画させるため、印刷媒体の描画
領域の主走査方向と副走査方向とについて適切に描画す
ることができるので、色の重ね刷りや相対寸法にズレが
生じることはなく、高品質な印刷出力を行うことができ
る。
【0106】請求項5に記載の発明によれば、アドレス
制御手段は、サイズ検出手段より得られる描画領域のサ
イズが画像データの有するサイズよりも大きい場合に
は、所定の画素位置の画像データを重複描画させるとと
もに、サイズ検出手段より得られる描画領域のサイズが
画像データの有するサイズよりも小さい場合には、所定
の画素位置の画像データを描画しないように制御するた
め、インクなどの水分や熱処理などによって印刷媒体が
伸縮していたとしても、その伸縮した印刷媒体の描画領
域に対して画像データの数を増減させて適切に描画する
ことができるので、色の重ね刷りや相対寸法にズレが生
じることはなく、高品質な印刷出力を行うことができ
る。
【0107】請求項6に記載の発明によれば、サイズ検
出手段は、印刷媒体の所定位置に設けられたマークを基
に描画領域のサイズを検出するため、印刷媒体の描画領
域が伸縮しているか否かを適切に検出することができ
る。
【0108】請求項7に記載の発明によれば、当該印刷
装置は印刷媒体の表裏両面に印刷出力を行うものであ
り、サイズ検出手段は印刷媒体の表裏両面のうちの第1
面に描画された描画領域のサイズを検出するものであ
り、描画手段は印刷媒体の表裏両面のうちの第2面に画
素単位の描画を行うものであるため、第1面の描画によ
って印刷媒体の第2面の描画領域が伸縮していたとして
も、その伸縮した描画領域に対して適切に描画すること
ができるので、印刷媒体の表裏両面に印刷出力を行う印
刷装置であっても色の重ね刷りや相対寸法にズレが生じ
ることはなく、高品質な印刷出力を行うことができる。
【0109】請求項8に記載の発明によれば、印刷媒体
において第1の描画が行われた描画領域のサイズを検出
し、検出した描画領域のサイズと同等のサイズで画像デ
ータを画素単位で描画するため、第1の描画によって印
刷媒体の描画領域が伸縮していたとしても、その伸縮し
た印刷媒体の描画領域に対して適切に描画することがで
きるので、高品質な印刷出力を行うことができる。
【0110】請求項9に記載の発明によれば、印刷媒体
において第1面に描画された描画領域のサイズを検出
し、第1面の描画領域のサイズと同等のサイズで第2面
に対して画像データを画素単位で描画するため、第1面
への描画によって印刷媒体の描画領域が伸縮していたと
しても、その伸縮した印刷媒体の描画領域に対して適切
に描画することができるので、高品質な印刷出力を行う
ことができる。
【0111】請求項10に記載の発明によれば、印刷媒
体の副走査方向について、描画を行うタイミングを制御
することにより、描画領域のサイズと同等のサイズで画
像データを描画するとともに、副走査方向に直交する印
刷媒体の主走査方向について、描画の際に適用する画像
データを画素単位で調整することにより、描画領域のサ
イズと同等のサイズで描画するため、印刷媒体の描画領
域の主走査方向と副走査方向とについて適切に描画する
ことができるので、高品質な印刷出力を行うことができ
る。
【0112】請求項11に記載の発明によれば、複数の
画像データに基づいて複数回の描画を行う際には、描画
領域のサイズを検出する工程から検出した描画領域のサ
イズと同等のサイズで画像データを画素単位で描画する
工程を繰り返し行うため、色の重ね刷りや相対寸法にズ
レが生じることはなく、高品質な印刷出力を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるディジタル印刷
システムを示す配置構成図である。
【図2】第1の実施の形態における印刷装置の概略構成
図である。
【図3】印刷部100bの内部構成を示す概略図であ
る。
【図4】複数の検知センサの配置構成の一例を示す図で
ある。
【図5】検知センサの構成を示す概念図である。
【図6】アドレス制御部によるページメモリ25からの
画像データの読み出し順序を示す説明図である。
【図7】描画ヘッドの構成の一例を示す概念図である。
【図8】描画制御部の構成を示す概念図である。
【図9】各印刷部における処理シーケンスを示すフロー
チャートである。
【図10】アドレス制御部における画像データの画素単
位の調整を示す説明図である。
【図11】第2の実施の形態における印刷装置の印刷部
100aの概略構成図である。
【図12】第2の実施の形態における印刷装置の印刷部
100bの概略構成図である。
【符号の説明】
5 コントローラ 20 印刷制御部 21 描画ヘッド(描画手段) 22 サイズ検出部(サイズ検出手段) 23 ドラム 24 制御部(制御手段) 24a アドレス制御部 24b 描画制御部 25 ページメモリ(記憶手段) 26 データ送出部 100 印刷装置 100a〜100d 印刷部 GR 描画領域 S 印刷用紙
フロントページの続き (72)発明者 柿原 祥佑 京都府久世郡久御山町佐山新開地304番地 1 大日本スクリーン製造株式会社久御山 事業所内 Fターム(参考) 2C262 AA02 AA05 AA24 AB15 EA04 EA08 FA03 FA06 FA10 GA04 2H027 DE02 EC06 2H030 AA01 AD17 5C079 HB03 KA03 KA18 KA20 LA01 LA10 LA24 LA28 MA02 NA01 NA29 PA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印刷部において同一の印刷媒体の
    所定の描画領域に印刷出力を行う印刷装置であって、 前記複数の印刷部のうちの少なくとも1つは、 (a) 前記画像データを画素単位で記憶する記憶手段と、 (b) 前記描画領域のサイズを検出するサイズ検出手段
    と、 (c) 前記描画領域のサイズと同等のサイズで前記画像デ
    ータを画素単位で描画させるための制御を行う制御手段
    と、 (d) 前記制御に基づいて、前記印刷媒体に対して前記画
    像データに基づく画素単位の描画を行う描画手段と、を
    備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷装置において、 前記制御手段は、 (c-1) 前記描画領域のサイズに基づいて、前記描画手段
    が描画を行うタイミングを制御する制御信号を発生さ
    せ、前記描画手段に与える描画制御手段を備えることを
    特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の印刷装置において、 前記制御手段は、 (c-2) 前記描画領域のサイズに基づいて、前記記憶手段
    から前記描画手段に導かれる前記画像データを画素単位
    で調整するアドレス制御手段を備えることを特徴とする
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の印刷装置において、 前記描画制御手段は、前記印刷媒体の副走査方向につい
    て、前記描画領域のサイズと同等のサイズで前記画像デ
    ータを描画させるとともに、 前記アドレス制御手段は、前記副走査方向に直交する前
    記印刷媒体の主走査方向について、前記描画領域のサイ
    ズと同等のサイズで前記画像データを描画させることを
    特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の印刷装
    置において、 前記アドレス制御手段は、 前記サイズ検出手段より得られる前記描画領域のサイズ
    が前記画像データの有するサイズよりも大きい場合に
    は、所定の画素位置の前記画像データを重複描画させる
    とともに、前記サイズ検出手段より得られる前記描画領
    域のサイズが前記画像データの有するサイズよりも小さ
    い場合には、所定の画素位置の前記画像データを描画し
    ないように制御することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の印刷装置において、 サイズ検出手段は、前記印刷媒体の所定位置に設けられ
    たマーカを基に前記描画領域のサイズを検出することを
    特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の印刷装置であって、 当該印刷装置は前記印刷媒体の表裏両面に印刷出力を行
    うものであり、 前記サイズ検出手段は、前記印刷媒体の表裏両面のうち
    の第1面に描画された前記描画領域のサイズを検出する
    ものであり、 前記描画手段は、前記印刷媒体の表裏両面のうちの第2
    面に画素単位の描画を行うものであることを特徴とする
    印刷装置。
  8. 【請求項8】 第1の描画が行われた印刷媒体に対して
    画素単位の画像データに基づく重ね刷りを行う印刷方法
    であって、 (a) 前記印刷媒体において前記第1の描画が行われた描
    画領域のサイズを検出する工程と、 (b) 前記描画領域のサイズと同等のサイズで前記画像デ
    ータを画素単位で描画する工程と、を有することを特徴
    とする印刷方法。
  9. 【請求項9】 第1面に対して描画が行われた印刷媒体
    の第2面に対して画素単位の画像データに基づく描画を
    行う両面印刷の印刷方法であって、 (a) 前記印刷媒体において前記第1面に描画された描画
    領域のサイズを検出する工程と、 (b) 前記描画領域のサイズと同等のサイズで前記第2面
    に対して前記画像データを画素単位で描画する工程と、
    を有することを特徴とする印刷方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の印刷
    方法において、 前記(b)工程は、 (b-1) 前記印刷媒体の副走査方向について、描画を行う
    タイミングを制御することにより、前記描画領域のサイ
    ズと同等のサイズで前記画像データを描画する工程と、 (b-2) 前記副走査方向に直交する前記印刷媒体の主走査
    方向について、描画の際に適用する前記画像データを画
    素単位で調整することにより、前記描画領域のサイズと
    同等のサイズで描画する工程と、を有することを特徴と
    する印刷方法。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし請求項10のいずれか
    に記載の印刷方法であって、複数の画像データに基づい
    て複数回の描画行う際には、 前記(a)工程から前記(b)工程を繰り返し行うことを特徴
    とする印刷方法。
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