JP2000036576A - 半導体装置 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 層間絶縁膜を貫通するコンタクトホールのア
スペクト比を小さくできる構造の半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 本半導体装置10は、MOSFETと、
容量素子とを備えたDRAMメモリセルを有する半導体
装置である。MOSFETは、基板上11に形成された
ゲート電極12と、ゲート電極を覆うように成膜された
第1の層間絶縁膜14と、第1の層間絶縁膜上に形成さ
れてビッド線16と、ビッド線上及び第1の層間絶縁膜
上に成膜された第2の層間絶縁膜18と、第2の層間絶
縁膜上に形成された容量素子20とを備えている。ゲー
ト電極は、ポリシリコン層24とポリシリコン層24上
に積層されたWSi層26の積層構造として形成され、
側面にSiN等の絶縁膜からなるサイドウォール28を
備えている。ビッド線は、ポリシリコン層32とポリシ
リコン層32上に積層されたCoSi層34の積層構造
として形成され、側面にSiN等の絶縁膜からなるサイ
ドウォール36を備えている。
スペクト比を小さくできる構造の半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 本半導体装置10は、MOSFETと、
容量素子とを備えたDRAMメモリセルを有する半導体
装置である。MOSFETは、基板上11に形成された
ゲート電極12と、ゲート電極を覆うように成膜された
第1の層間絶縁膜14と、第1の層間絶縁膜上に形成さ
れてビッド線16と、ビッド線上及び第1の層間絶縁膜
上に成膜された第2の層間絶縁膜18と、第2の層間絶
縁膜上に形成された容量素子20とを備えている。ゲー
ト電極は、ポリシリコン層24とポリシリコン層24上
に積層されたWSi層26の積層構造として形成され、
側面にSiN等の絶縁膜からなるサイドウォール28を
備えている。ビッド線は、ポリシリコン層32とポリシ
リコン層32上に積層されたCoSi層34の積層構造
として形成され、側面にSiN等の絶縁膜からなるサイ
ドウォール36を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、更に詳細には、層間絶縁膜を薄くできる構造を備え
た半導体装置、特にいわゆるDRAM−ロジック混載半
導体装置として好適な半導体装置に関するものである。
し、更に詳細には、層間絶縁膜を薄くできる構造を備え
た半導体装置、特にいわゆるDRAM−ロジック混載半
導体装置として好適な半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置のコンパクト化を図
り、また集積回路の動作高速性を追求するため、データ
を記憶するDRAMメモリLSIと、DRAMメモリに
記憶されたデータを演算処理するロジックLSIとを同
一半導体基板上に形成するDRAM−ロジック混載LS
I技術の開発が、盛んになっている。それは、DRAM
メモリLSIとロジックLSIを同一半導体基板上に形
成することにより、配線の長さを短くすることができ、
動作周波数を高くすることができるとともに、二つの半
導体装置を集積することにより全体としてコンパクトに
できるからである。このようなDRAMメモリ−ロジッ
ク混載LSIは、グラフィック処理性能が高いので、画
像処理用のグラフィックアクセラレータ等に適用分野が
広がっている。
り、また集積回路の動作高速性を追求するため、データ
を記憶するDRAMメモリLSIと、DRAMメモリに
記憶されたデータを演算処理するロジックLSIとを同
一半導体基板上に形成するDRAM−ロジック混載LS
I技術の開発が、盛んになっている。それは、DRAM
メモリLSIとロジックLSIを同一半導体基板上に形
成することにより、配線の長さを短くすることができ、
動作周波数を高くすることができるとともに、二つの半
導体装置を集積することにより全体としてコンパクトに
できるからである。このようなDRAMメモリ−ロジッ
ク混載LSIは、グラフィック処理性能が高いので、画
像処理用のグラフィックアクセラレータ等に適用分野が
広がっている。
【0003】ところで、一般に、DRAMメモリLSI
とロジックLSIの製造工程は大きく異なっている。例
えば、DRAMメモリLSI内のメモリセル同士を接続
する配線とロジックLSI内のロジック回路を構成する
トランジスタ同士を接続する配線とは、その構造が異な
っている。ロジックLSIは、高速動作のために、第1
の配線(最下層の配線)から低抵抗のアルミニウム又は
アルミニウム合金を用いている。一方、DRAMメモリ
LSIは、セル構造が、ビット線より上部に容量電荷蓄
積部を形成する構造、すなわちCOB構造(Cell Over
Bit line)の場合、第1の配線(ビット線)は、ポリシ
リコン層とその上に成膜されたWSi層の積層構造であ
る。これは、ビット線より上にDRAMメモリセルの容
量電荷蓄積部を形成するプロセスにおいて、700〜8
00℃の熱が加わるため、融点が660℃のアルミニウ
ムを使うことができないから、耐熱性と低抵抗性を重視
してWSiを選択しているからである。
とロジックLSIの製造工程は大きく異なっている。例
えば、DRAMメモリLSI内のメモリセル同士を接続
する配線とロジックLSI内のロジック回路を構成する
トランジスタ同士を接続する配線とは、その構造が異な
っている。ロジックLSIは、高速動作のために、第1
の配線(最下層の配線)から低抵抗のアルミニウム又は
アルミニウム合金を用いている。一方、DRAMメモリ
LSIは、セル構造が、ビット線より上部に容量電荷蓄
積部を形成する構造、すなわちCOB構造(Cell Over
Bit line)の場合、第1の配線(ビット線)は、ポリシ
リコン層とその上に成膜されたWSi層の積層構造であ
る。これは、ビット線より上にDRAMメモリセルの容
量電荷蓄積部を形成するプロセスにおいて、700〜8
00℃の熱が加わるため、融点が660℃のアルミニウ
ムを使うことができないから、耐熱性と低抵抗性を重視
してWSiを選択しているからである。
【0004】従って、DRAMメモリLSIとロジック
LSIとを同一半導体基板上に形成するDRAM−ロジ
ック混載LSIでは、DRAMメモリ部の配線構造は、
WSi層を含む積層構造の第1の配線、次いで容量電荷
蓄積部を形成し、容量電荷蓄積部の上の配線にはアルミ
ニウム合金を使っている。
LSIとを同一半導体基板上に形成するDRAM−ロジ
ック混載LSIでは、DRAMメモリ部の配線構造は、
WSi層を含む積層構造の第1の配線、次いで容量電荷
蓄積部を形成し、容量電荷蓄積部の上の配線にはアルミ
ニウム合金を使っている。
【0005】ここで、図7を参照して、従来のDRAM
メモリ−ロジック混載半導体装置の多層配線構造を説明
する。図7は、従来のDRAMメモリ−ロジック混載半
導体装置の多層配線構造の層構造を示す断面図である。
従来のDRAMメモリ−ロジック混載半導体装置120
では、ロジック部及びメモリセルアレイ部が、それぞ
れ、図7に示すように、シリコン基板122上に形成さ
れたゲート電極124、126を備えている。メモリセ
ルアレイ部は、ゲート電極126及び基板122上に成
膜された第1の層間絶縁膜128と、第1の層間絶縁膜
128上に形成されてビット線130と、ビット線13
0及び第1の層間絶縁膜128上に成膜された第2の層
間絶縁膜132と、第2の層間絶縁膜132上に形成さ
れた容量素子134と、容量素子134及び第2の層間
絶縁膜132上に成膜された絶縁膜136とを備えてい
る。
メモリ−ロジック混載半導体装置の多層配線構造を説明
する。図7は、従来のDRAMメモリ−ロジック混載半
導体装置の多層配線構造の層構造を示す断面図である。
従来のDRAMメモリ−ロジック混載半導体装置120
では、ロジック部及びメモリセルアレイ部が、それぞ
れ、図7に示すように、シリコン基板122上に形成さ
れたゲート電極124、126を備えている。メモリセ
ルアレイ部は、ゲート電極126及び基板122上に成
膜された第1の層間絶縁膜128と、第1の層間絶縁膜
128上に形成されてビット線130と、ビット線13
0及び第1の層間絶縁膜128上に成膜された第2の層
間絶縁膜132と、第2の層間絶縁膜132上に形成さ
れた容量素子134と、容量素子134及び第2の層間
絶縁膜132上に成膜された絶縁膜136とを備えてい
る。
【0006】ゲート電極124、126は、ポリシリコ
ン層138とポリシリコン層138上に積層されたWS
i層140との積層構造として形成されている。ビット
線130は、ゲート電極124、126と同様に、ポリ
シリコン層とポリシリコン層上に積層されたWSi層と
の積層構造として形成され、図7に示すように、第1の
層間絶縁膜128を貫通する第1のコンタクトホール1
42を埋め込んで形成した第1のコンタクトプラグ14
4を介して、基板122の拡散層145に接続されてい
る。容量素子134は、メモリセルアレイ部のビット線
130A、Bの間を通るようにして、第1の層間絶縁膜
128及び第2の層間絶縁膜132を貫通する第2のコ
ンタクトホール146を埋め込んで形成された第2のコ
ンタクトプラグ148を介して基板122の拡散層14
9に接続されている。
ン層138とポリシリコン層138上に積層されたWS
i層140との積層構造として形成されている。ビット
線130は、ゲート電極124、126と同様に、ポリ
シリコン層とポリシリコン層上に積層されたWSi層と
の積層構造として形成され、図7に示すように、第1の
層間絶縁膜128を貫通する第1のコンタクトホール1
42を埋め込んで形成した第1のコンタクトプラグ14
4を介して、基板122の拡散層145に接続されてい
る。容量素子134は、メモリセルアレイ部のビット線
130A、Bの間を通るようにして、第1の層間絶縁膜
128及び第2の層間絶縁膜132を貫通する第2のコ
ンタクトホール146を埋め込んで形成された第2のコ
ンタクトプラグ148を介して基板122の拡散層14
9に接続されている。
【0007】ロジック部は、ゲート電極124上にメモ
リセルアレイ部の第1の層間絶縁膜128の延長層12
8、第2の層間絶縁膜132の延長層132、及び絶縁
膜136の延長層136を備えている。更に、ロジック
部は、アルミニウム合金で形成された配線150を絶縁
膜136上に有する。配線150は、絶縁膜136、第
2の層間絶縁膜132及び第1の層間絶縁膜128を貫
通する第3のコンタクトホール152を埋め込んだ第3
のコンタクトプラグ154を介して、基板122の拡散
層155に接続されている。尚、拡散層145、149
及び155は、基板122に形成されたn+ 又はp + の
拡散層であり、図7中、156は基板122に形成され
たSTI(ShallowTrench Isolation)分離領域であ
る。
リセルアレイ部の第1の層間絶縁膜128の延長層12
8、第2の層間絶縁膜132の延長層132、及び絶縁
膜136の延長層136を備えている。更に、ロジック
部は、アルミニウム合金で形成された配線150を絶縁
膜136上に有する。配線150は、絶縁膜136、第
2の層間絶縁膜132及び第1の層間絶縁膜128を貫
通する第3のコンタクトホール152を埋め込んだ第3
のコンタクトプラグ154を介して、基板122の拡散
層155に接続されている。尚、拡散層145、149
及び155は、基板122に形成されたn+ 又はp + の
拡散層であり、図7中、156は基板122に形成され
たSTI(ShallowTrench Isolation)分離領域であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、D
RAMメモリ回路では、容量素子や各電極領域でのリー
ク電流を抑制することが重要であり、一方、ロジック回
路では、抵抗を小さくして高速化を図ることが重要であ
る。しかし、半導体装置のコンパクト化を図って、半導
体装置の構成要素を微細化するに伴い、これらの二つの
課題を両立させることは、技術的に益々難しくなってい
る。特に、従来のDRAMメモリ−ロジック混載LSI
では、コンタクトホール開口のために層間絶縁膜をエッ
チングする際に基板ダメージが発生し、そのために、リ
ーク電流が大きくなってトランジスタ特性が低下すると
いう問題があった。即ち、DRAMメモリ−ロジック混
載LSIでは、DRAMメモリセルアレイ部の配線層や
容量素子を形成した後に、メモリ周辺回路部やロジック
部の配線層を形成しているので、配線層を形成する際に
開口するコンタクトホールの深さが深くなる。その結
果、層間絶縁膜をドライエッチングしてコンタクトホー
ルを開口する際のエッチング時間の制御が難しくなり、
オーバーエッチング時間を長くせざるを得ない。そのた
め、基板がエッチングされて基板ダメージが大きくな
り、リーク電流の増大を引き起こし易くなる。
RAMメモリ回路では、容量素子や各電極領域でのリー
ク電流を抑制することが重要であり、一方、ロジック回
路では、抵抗を小さくして高速化を図ることが重要であ
る。しかし、半導体装置のコンパクト化を図って、半導
体装置の構成要素を微細化するに伴い、これらの二つの
課題を両立させることは、技術的に益々難しくなってい
る。特に、従来のDRAMメモリ−ロジック混載LSI
では、コンタクトホール開口のために層間絶縁膜をエッ
チングする際に基板ダメージが発生し、そのために、リ
ーク電流が大きくなってトランジスタ特性が低下すると
いう問題があった。即ち、DRAMメモリ−ロジック混
載LSIでは、DRAMメモリセルアレイ部の配線層や
容量素子を形成した後に、メモリ周辺回路部やロジック
部の配線層を形成しているので、配線層を形成する際に
開口するコンタクトホールの深さが深くなる。その結
果、層間絶縁膜をドライエッチングしてコンタクトホー
ルを開口する際のエッチング時間の制御が難しくなり、
オーバーエッチング時間を長くせざるを得ない。そのた
め、基板がエッチングされて基板ダメージが大きくな
り、リーク電流の増大を引き起こし易くなる。
【0009】そこで、本発明の目的は、配線層の高さを
低く抑えて、層間絶縁膜の厚さを薄くし、層間絶縁膜を
貫通するコンタクトホールの深さを浅くでき、コンタク
トホール形成時のオーバーエッチングを抑制し、基板ダ
メージを減らして、リーク電流などの電気特性が良好な
半導体装置を提供することである。
低く抑えて、層間絶縁膜の厚さを薄くし、層間絶縁膜を
貫通するコンタクトホールの深さを浅くでき、コンタク
トホール形成時のオーバーエッチングを抑制し、基板ダ
メージを減らして、リーク電流などの電気特性が良好な
半導体装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置(以下、第1の発明と言
う)は、ビット線とノードとの間に接続され、ゲート電
極がワード線に接続されたトランジスタと、前記ノード
と基準電源線との間に接続された容量素子とを備えたD
RAMメモリを有する半導体装置において、前記ビット
線が、コバルトシリサイド層を含む積層構造として形成
されていることを特徴としている。第1の発明では、ビ
ット線上を覆う層間絶縁膜の膜厚が薄くなって、層間絶
縁膜を貫通するコンタクトホールを開口する際、エッチ
ング時間の制御がそれだけ容易になるので、オーバーエ
ッチングによる基板ダメージを抑制することができ、そ
の結果リーク電流などの素子特性が良好になる。好適に
は、前記容量素子が、前記ノードに接続された第1の電
極と、前記基準電源線に接続された第2の電極と、前記
第1電極と第2の電極との間に介在し、シリコンの熱酸
化膜及び窒化シリコンの熱酸化膜の少なくともいずれか
を含む絶縁膜とを備える。これにより、上述の効果に加
えて、容量素子でのリーク電流が小さくなるという効果
が得られる。前記ゲート電極及び前記ビット線が、それ
ぞれ、絶縁性のサイドウォールを備えている。これによ
り、コンタクトホールを自己整合的に形成でき、回路全
体の面積を小さくできるという効果が得られる。
に、本発明に係る半導体装置(以下、第1の発明と言
う)は、ビット線とノードとの間に接続され、ゲート電
極がワード線に接続されたトランジスタと、前記ノード
と基準電源線との間に接続された容量素子とを備えたD
RAMメモリを有する半導体装置において、前記ビット
線が、コバルトシリサイド層を含む積層構造として形成
されていることを特徴としている。第1の発明では、ビ
ット線上を覆う層間絶縁膜の膜厚が薄くなって、層間絶
縁膜を貫通するコンタクトホールを開口する際、エッチ
ング時間の制御がそれだけ容易になるので、オーバーエ
ッチングによる基板ダメージを抑制することができ、そ
の結果リーク電流などの素子特性が良好になる。好適に
は、前記容量素子が、前記ノードに接続された第1の電
極と、前記基準電源線に接続された第2の電極と、前記
第1電極と第2の電極との間に介在し、シリコンの熱酸
化膜及び窒化シリコンの熱酸化膜の少なくともいずれか
を含む絶縁膜とを備える。これにより、上述の効果に加
えて、容量素子でのリーク電流が小さくなるという効果
が得られる。前記ゲート電極及び前記ビット線が、それ
ぞれ、絶縁性のサイドウォールを備えている。これによ
り、コンタクトホールを自己整合的に形成でき、回路全
体の面積を小さくできるという効果が得られる。
【0011】本発明に係る別の半導体装置(以下、第2
の発明と言う)は、コバルトシリサイド層を含む積層構
造として形成されたゲート電極を有するトランジスタ
と、前記トランジスタを覆うように形成された第1の層
間絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜上にコバルトシリサ
イド層を含む積層構造として形成された配線とを備える
ことを特徴としている。第2の発明では、以上の構成に
より、第1の層間絶縁膜、及び配線上を覆う第2の層間
絶縁膜の膜厚がそれぞれ薄くなり、層間絶縁膜を貫通す
るコンタクトホールの深さが浅くなるので、コンタクト
ホール形成時のオーバーエッチングを抑制することがで
きる。
の発明と言う)は、コバルトシリサイド層を含む積層構
造として形成されたゲート電極を有するトランジスタ
と、前記トランジスタを覆うように形成された第1の層
間絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜上にコバルトシリサ
イド層を含む積層構造として形成された配線とを備える
ことを特徴としている。第2の発明では、以上の構成に
より、第1の層間絶縁膜、及び配線上を覆う第2の層間
絶縁膜の膜厚がそれぞれ薄くなり、層間絶縁膜を貫通す
るコンタクトホールの深さが浅くなるので、コンタクト
ホール形成時のオーバーエッチングを抑制することがで
きる。
【0012】好適には、前記配線を覆うように形成され
た第2の層間絶縁膜と、前記第2の層間絶縁膜及び前記
第1の層間絶縁膜を貫通するコンタクトプラグを介し
て、一方の電極が前記トランジスタの拡散層の一方に接
続するように前記第2の層間絶縁膜上に設けられた容量
素子とを備えている。また、容量素子が、前記コンタク
トプラグに接続された第1の電極と、基準電源線に接続
された第2の電極と、前記第1電極と第2の電極との間
に介在し、シリコンの熱酸化膜及び窒化シリコンの熱酸
化膜の少なくともいずれかを含む絶縁膜とを備える。
た第2の層間絶縁膜と、前記第2の層間絶縁膜及び前記
第1の層間絶縁膜を貫通するコンタクトプラグを介し
て、一方の電極が前記トランジスタの拡散層の一方に接
続するように前記第2の層間絶縁膜上に設けられた容量
素子とを備えている。また、容量素子が、前記コンタク
トプラグに接続された第1の電極と、基準電源線に接続
された第2の電極と、前記第1電極と第2の電極との間
に介在し、シリコンの熱酸化膜及び窒化シリコンの熱酸
化膜の少なくともいずれかを含む絶縁膜とを備える。
【0013】前記配線は、側面に絶縁性のサイドウォー
ルを備え、更に前記配線は、上面に絶縁性のキャップ層
を備えている。これにより、容量素子のコンタクトを形
成する際、キャップ層及びサイドウォールと層間絶縁膜
との間のエッチング選択比を大きくできるので、配線脇
を通るコンタクトホールを自己整合的に開口することが
できる。更には、コンタクトホールを開口する際、基板
をエッチングするオーバーエッチングを抑制することが
できるので、従来の方法では生じていた拡散層リークの
発生を防止し、ホールド特性等を向上させることができ
る。また、一般に、窒化膜成長炉の金属汚染を防止する
必要があり、更には、従来のポリシリコン/WSi積層
構造では、窒化膜サイドウオール形成のために窒化膜成
長炉としてシリサイド専用炉を必要とするが、ポリシリ
コン/CoSi積層構造では窒化膜サイドウオール形成
後に、シリサイド化が行われるので窒化膜成長炉をシリ
サイド専用炉にする必要がないので、設備費を節減する
ことができる。
ルを備え、更に前記配線は、上面に絶縁性のキャップ層
を備えている。これにより、容量素子のコンタクトを形
成する際、キャップ層及びサイドウォールと層間絶縁膜
との間のエッチング選択比を大きくできるので、配線脇
を通るコンタクトホールを自己整合的に開口することが
できる。更には、コンタクトホールを開口する際、基板
をエッチングするオーバーエッチングを抑制することが
できるので、従来の方法では生じていた拡散層リークの
発生を防止し、ホールド特性等を向上させることができ
る。また、一般に、窒化膜成長炉の金属汚染を防止する
必要があり、更には、従来のポリシリコン/WSi積層
構造では、窒化膜サイドウオール形成のために窒化膜成
長炉としてシリサイド専用炉を必要とするが、ポリシリ
コン/CoSi積層構造では窒化膜サイドウオール形成
後に、シリサイド化が行われるので窒化膜成長炉をシリ
サイド専用炉にする必要がないので、設備費を節減する
ことができる。
【0014】本発明に係る更に別の半導体装置(以下、
第3の発明と言う)は、多層配線構造のメモリセルアレ
イ部と、前記メモリセルアレイ部を制御する制御回路、
及び前記メモリセルアレイ部に記憶されたデータを演算
処理するロジック回路を備え、メモリセルアレイ部の多
層配線構造の配線層数より少ない配線層数の配線構造を
有する周辺回路部とを備える半導体装置において、前記
メモリセルアレイ部に設けられたトランジスタ(以下、
第1のトランジスタと言う)、及び前記周辺回路部に設
けられたトランジスタ(以下、第2のトランジスタと言
う)は、それぞれ、コバルトシリサイド層を含む積層構
造として形成されたゲート電極を有することを特徴とし
ている。第3の発明では、以上の構成により、ゲート電
極上を覆う層間絶縁膜の膜厚が薄くなり、層間絶縁膜を
貫通するコンタクトホールの深さが浅くなるので、コン
タクトホールを形成する際のオーバーエッチングが抑制
され、半導体装置の電気特性が良好になる。
第3の発明と言う)は、多層配線構造のメモリセルアレ
イ部と、前記メモリセルアレイ部を制御する制御回路、
及び前記メモリセルアレイ部に記憶されたデータを演算
処理するロジック回路を備え、メモリセルアレイ部の多
層配線構造の配線層数より少ない配線層数の配線構造を
有する周辺回路部とを備える半導体装置において、前記
メモリセルアレイ部に設けられたトランジスタ(以下、
第1のトランジスタと言う)、及び前記周辺回路部に設
けられたトランジスタ(以下、第2のトランジスタと言
う)は、それぞれ、コバルトシリサイド層を含む積層構
造として形成されたゲート電極を有することを特徴とし
ている。第3の発明では、以上の構成により、ゲート電
極上を覆う層間絶縁膜の膜厚が薄くなり、層間絶縁膜を
貫通するコンタクトホールの深さが浅くなるので、コン
タクトホールを形成する際のオーバーエッチングが抑制
され、半導体装置の電気特性が良好になる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明者は、層間絶縁膜を薄くす
るには、電極や配線の高さを低くすることが必要である
と考え、ゲート電極及びビット線の積層構造に注目し
た。従来、これら配線層の低抵抗化のためには、ポリシ
リコン層とシリサイド層の積層構造が使われており、シ
リサイドとしては、WSi、TiSi、又はNiSiな
どが検討されてきた。WSi層は、耐熱性があるもの
の、電気抵抗が70μΩcm程度と大きいので、膜厚10
0nmのポリシリコン層、及び膜厚100nmのWSi
層からなる少なくとも200nm程度の膜厚の積層構造
とする必要がある。TiSi層は、電荷蓄積部形成時の
熱で凝集がおこり、電気抵抗がばらつき、耐熱性が乏し
い。NiSi層は、温度が高くなると、結晶構造が変化
して電気抵抗が増えるので、700℃以上の温度のプロ
セスに適用することができない。そこで、従来は、DR
AMメモリLSIではWSiとポリシリコンの積層構造
が使われてきたが、ポリシリコン層の上にWSi膜を形
成するというプロセスであり、WSiの抵抗率がさほど
小さくないので、上述のごとく200nmもの膜厚を必
要としていた。一方、CoSi層は、電気抵抗が18〜
30μΩ cm と小さいので、ポリシリコン層として膜厚
50nm、CoSi層として膜厚10nmの総膜厚60
nmの薄い積層構造でよい。本発明者は、積層構造の厚
さが200〜300nmにもなる厚いWSi積層構造に
代えて、厚さがWSi積層構造の1/4程度の薄いCo
Si積層構造を2層目以上の配線に採用することを着想
し、本発明を完成するに到った。
るには、電極や配線の高さを低くすることが必要である
と考え、ゲート電極及びビット線の積層構造に注目し
た。従来、これら配線層の低抵抗化のためには、ポリシ
リコン層とシリサイド層の積層構造が使われており、シ
リサイドとしては、WSi、TiSi、又はNiSiな
どが検討されてきた。WSi層は、耐熱性があるもの
の、電気抵抗が70μΩcm程度と大きいので、膜厚10
0nmのポリシリコン層、及び膜厚100nmのWSi
層からなる少なくとも200nm程度の膜厚の積層構造
とする必要がある。TiSi層は、電荷蓄積部形成時の
熱で凝集がおこり、電気抵抗がばらつき、耐熱性が乏し
い。NiSi層は、温度が高くなると、結晶構造が変化
して電気抵抗が増えるので、700℃以上の温度のプロ
セスに適用することができない。そこで、従来は、DR
AMメモリLSIではWSiとポリシリコンの積層構造
が使われてきたが、ポリシリコン層の上にWSi膜を形
成するというプロセスであり、WSiの抵抗率がさほど
小さくないので、上述のごとく200nmもの膜厚を必
要としていた。一方、CoSi層は、電気抵抗が18〜
30μΩ cm と小さいので、ポリシリコン層として膜厚
50nm、CoSi層として膜厚10nmの総膜厚60
nmの薄い積層構造でよい。本発明者は、積層構造の厚
さが200〜300nmにもなる厚いWSi積層構造に
代えて、厚さがWSi積層構造の1/4程度の薄いCo
Si積層構造を2層目以上の配線に採用することを着想
し、本発明を完成するに到った。
【0016】以下に、実施形態例を挙げ、添付図面を参
照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明す
る。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明の半導体装置の実施形態の
一例であって、図1(a)は本実施形態例の半導体装置
の要部の層構造を示す断面図、図1(b)はゲート電極
の積層構造を示す断面図、図1(c)はビット線の積層
構造を示す断面図、及び図1(d)は容量素子の絶縁膜
の積層構造を示す断面図である。本実施形態例の半導体
装置10は、ビット線とノードとの間に接続され、ゲー
ト電極がワード線に接続されたMOSFETと、ノード
と基準電源線との間に接続された容量素子とを備えたD
RAMメモリセルを有する半導体装置である。半導体装
置10のMOSFETは、図1(a)に示すように、シ
リコン基板上11に形成されたゲート電極12と、ゲー
ト電極12及び基板11上に成膜された第1の層間絶縁
膜14と、第1の層間絶縁膜14上に形成されたビット
線16と、ビット線16及び第1の層間絶縁膜14上に
成膜された第2の層間絶縁膜18と、第2の層間絶縁膜
18上に形成された容量素子20と、容量素子20及び
第2の層間絶縁膜18上に成膜された絶縁膜22とを備
えている。
照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明す
る。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明の半導体装置の実施形態の
一例であって、図1(a)は本実施形態例の半導体装置
の要部の層構造を示す断面図、図1(b)はゲート電極
の積層構造を示す断面図、図1(c)はビット線の積層
構造を示す断面図、及び図1(d)は容量素子の絶縁膜
の積層構造を示す断面図である。本実施形態例の半導体
装置10は、ビット線とノードとの間に接続され、ゲー
ト電極がワード線に接続されたMOSFETと、ノード
と基準電源線との間に接続された容量素子とを備えたD
RAMメモリセルを有する半導体装置である。半導体装
置10のMOSFETは、図1(a)に示すように、シ
リコン基板上11に形成されたゲート電極12と、ゲー
ト電極12及び基板11上に成膜された第1の層間絶縁
膜14と、第1の層間絶縁膜14上に形成されたビット
線16と、ビット線16及び第1の層間絶縁膜14上に
成膜された第2の層間絶縁膜18と、第2の層間絶縁膜
18上に形成された容量素子20と、容量素子20及び
第2の層間絶縁膜18上に成膜された絶縁膜22とを備
えている。
【0017】ゲート電極12は、図1(b)に示すよう
に、ポリシリコン層24とポリシリコン層24上に積層
されたWSi層26の積層構造として形成され、側面に
SiO2 等の絶縁膜からなるサイドウォール28を備え
ている。ビット線16は、図1(c)に示すように、ポ
リシリコン層32とポリシリコン層32上に積層された
CoSi層34の積層構造として形成され、側面にSi
N等の絶縁膜からなるサイドウォール36を備えてい
る。ビット線16は、図1(a)に示すように、第1の
層間絶縁膜14を貫通する第1のコンタクトホール38
を埋め込んで形成した第1のコンタクトプラグ40を介
して、基板の拡散層37に接続されている。図1(a)
中、39はSTI分離領域である。
に、ポリシリコン層24とポリシリコン層24上に積層
されたWSi層26の積層構造として形成され、側面に
SiO2 等の絶縁膜からなるサイドウォール28を備え
ている。ビット線16は、図1(c)に示すように、ポ
リシリコン層32とポリシリコン層32上に積層された
CoSi層34の積層構造として形成され、側面にSi
N等の絶縁膜からなるサイドウォール36を備えてい
る。ビット線16は、図1(a)に示すように、第1の
層間絶縁膜14を貫通する第1のコンタクトホール38
を埋め込んで形成した第1のコンタクトプラグ40を介
して、基板の拡散層37に接続されている。図1(a)
中、39はSTI分離領域である。
【0018】容量素子20は、図1(d)に示すよう
に、厚さ400〜800nmのポリシリコンからなる下
部電極42と、上部電極44と、下部電極42と上部電
極44との介在する絶縁膜46とから構成されている。
絶縁膜46は、下部電極42表面上にCVD法により7
00℃で5〜10nm程度成長させた窒化シリコン膜
(SiN)を700〜800℃の温度で酸化させて得た
窒化シリコンの熱酸化膜(SiON)である。下部電極
42は、第1の層間絶縁膜14及び第2の層間絶縁膜1
8を貫通する第2のコンタクトホール52を埋め込んで
形成した第1のコンタクトプラグ54を介して基板11
の拡散層53に接続されている。
に、厚さ400〜800nmのポリシリコンからなる下
部電極42と、上部電極44と、下部電極42と上部電
極44との介在する絶縁膜46とから構成されている。
絶縁膜46は、下部電極42表面上にCVD法により7
00℃で5〜10nm程度成長させた窒化シリコン膜
(SiN)を700〜800℃の温度で酸化させて得た
窒化シリコンの熱酸化膜(SiON)である。下部電極
42は、第1の層間絶縁膜14及び第2の層間絶縁膜1
8を貫通する第2のコンタクトホール52を埋め込んで
形成した第1のコンタクトプラグ54を介して基板11
の拡散層53に接続されている。
【0019】本実施形態例では、ビット線16がポリシ
リコン層32とCoSi層34との積層構造で形成され
ているので、ビット線16の厚さは、従来のポリシリコ
ン層とWSi層との積層構造のビット線の厚さに比べ
て、薄い。これは、WSiの抵抗率が約70μΩ・cm
であるのに比べて、CoSiでは20〜30μΩ・cm
と小さいため、積層配線の厚さを1/3程度に薄くでき
るからである。従って、第2の層間絶縁膜18の厚さが
それだけ薄くなるので、従来に比べて、第2のコンタク
トホール52深さが浅くなる。また、本実施形態例の容
量素子20の絶縁膜46は、熱酸化処理を施した構造に
なっているので、リーク電流が流れにくい容量素子を実
現している。
リコン層32とCoSi層34との積層構造で形成され
ているので、ビット線16の厚さは、従来のポリシリコ
ン層とWSi層との積層構造のビット線の厚さに比べ
て、薄い。これは、WSiの抵抗率が約70μΩ・cm
であるのに比べて、CoSiでは20〜30μΩ・cm
と小さいため、積層配線の厚さを1/3程度に薄くでき
るからである。従って、第2の層間絶縁膜18の厚さが
それだけ薄くなるので、従来に比べて、第2のコンタク
トホール52深さが浅くなる。また、本実施形態例の容
量素子20の絶縁膜46は、熱酸化処理を施した構造に
なっているので、リーク電流が流れにくい容量素子を実
現している。
【0020】実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明の半導体装置の実施形態の
一例であって、図2(a)は本実施形態例の半導体装置
の要部の層構造を示す断面図、図2(b)はゲート電極
の積層構造を示す断面図、及び図2(c)はビット線の
積層構造を示す断面図である。本実施形態例の半導体装
置60は、ビット線及びノード間に接続され、ゲート電
極がワード線に接続されたMOSFETと、前記ノード
と基準電源線との間に接続された容量素子とを備えたD
RAMメモリを有する半導体装置である。本実施形態例
の半導体装置60は、ゲート電極61及びビット線62
の構成、第2のコンタクトプラグ54の貫通位置を除い
て、実施形態例1と同じ構造を備えている。
一例であって、図2(a)は本実施形態例の半導体装置
の要部の層構造を示す断面図、図2(b)はゲート電極
の積層構造を示す断面図、及び図2(c)はビット線の
積層構造を示す断面図である。本実施形態例の半導体装
置60は、ビット線及びノード間に接続され、ゲート電
極がワード線に接続されたMOSFETと、前記ノード
と基準電源線との間に接続された容量素子とを備えたD
RAMメモリを有する半導体装置である。本実施形態例
の半導体装置60は、ゲート電極61及びビット線62
の構成、第2のコンタクトプラグ54の貫通位置を除い
て、実施形態例1と同じ構造を備えている。
【0021】本実施形態例では、MOSFETのゲート
電極61及びビット線62が、それぞれ、図2(b)及
び図2(c)に示すように、ポリシリコン層63とポリ
シリコン層63上に積層されたCoSi層64との積層
構造として形成され、側面にSiN等の絶縁膜からなる
サイドウォール65、及び上面にSiN等の絶縁膜から
なるキャップ層66を備えている。容量素子20の下部
電極42を基板11の拡散層(図示せず)に接続する第
2のコンタクトプラグ54は、ビット線62A、Bの間
を通って第2の層間絶縁膜18を貫通している。
電極61及びビット線62が、それぞれ、図2(b)及
び図2(c)に示すように、ポリシリコン層63とポリ
シリコン層63上に積層されたCoSi層64との積層
構造として形成され、側面にSiN等の絶縁膜からなる
サイドウォール65、及び上面にSiN等の絶縁膜から
なるキャップ層66を備えている。容量素子20の下部
電極42を基板11の拡散層(図示せず)に接続する第
2のコンタクトプラグ54は、ビット線62A、Bの間
を通って第2の層間絶縁膜18を貫通している。
【0022】本実施形態例では、ゲート電極61及びビ
ット線62がポリシリコン層63とCoSi層64との
積層構造で形成されているので、ゲート電極61及びビ
ット線62の厚さは、それぞれ、従来のポリシリコン層
とWSi層との積層構造のゲート電極及びビット線の厚
さに比べて、薄い。この理由は、前に述べたように、C
oSiの抵抗率が小さいので、積層構造の厚さを薄くで
きるからである。従って、本実施形態例では、第1の層
間絶縁膜14及び第2の層間絶縁膜18の厚さがそれだ
け薄くなるので、従来に比べて、第1のコンタクトホー
ル38及び第2のコンタクトホール52の深さが浅くな
るという効果を有する。更には、コンタクトホールの深
さが浅いので、エッチング時間の制御精度がよくなり、
第2のコンタクトホール52を開口する際、基板11を
エッチングするオーバーエッチングを抑制することがで
きる。従って、基板ダメージによる、拡散層リークの発
生を防止し、ホールド特性を向上させることができる。
また、ビット線62A、BはSiN膜からなるサイドウ
ォール65及びキャップ層66を備えているので、第2
のコンタクトホール52を開口する際、エッチングレー
トがSiN膜と層間絶縁膜との間で異なるので、SiN
膜をバリア層としてビット線62A、Bの間を通って自
己整合的に第2のコンタクトホール52を開口すること
ができる。そのため、第2のコンタクトホール52形成
時のマスクずれに対するマージンを大きくすることが可
能となる。
ット線62がポリシリコン層63とCoSi層64との
積層構造で形成されているので、ゲート電極61及びビ
ット線62の厚さは、それぞれ、従来のポリシリコン層
とWSi層との積層構造のゲート電極及びビット線の厚
さに比べて、薄い。この理由は、前に述べたように、C
oSiの抵抗率が小さいので、積層構造の厚さを薄くで
きるからである。従って、本実施形態例では、第1の層
間絶縁膜14及び第2の層間絶縁膜18の厚さがそれだ
け薄くなるので、従来に比べて、第1のコンタクトホー
ル38及び第2のコンタクトホール52の深さが浅くな
るという効果を有する。更には、コンタクトホールの深
さが浅いので、エッチング時間の制御精度がよくなり、
第2のコンタクトホール52を開口する際、基板11を
エッチングするオーバーエッチングを抑制することがで
きる。従って、基板ダメージによる、拡散層リークの発
生を防止し、ホールド特性を向上させることができる。
また、ビット線62A、BはSiN膜からなるサイドウ
ォール65及びキャップ層66を備えているので、第2
のコンタクトホール52を開口する際、エッチングレー
トがSiN膜と層間絶縁膜との間で異なるので、SiN
膜をバリア層としてビット線62A、Bの間を通って自
己整合的に第2のコンタクトホール52を開口すること
ができる。そのため、第2のコンタクトホール52形成
時のマスクずれに対するマージンを大きくすることが可
能となる。
【0023】実施形態例3 本実施形態例は、第3の発明の半導体装置の実施形態の
一例であって、図3は本実施形態例の半導体装置のブロ
ックの平面的配置を示すブロック図、図4は本実施形態
例の半導体装置の要部の層構造を示す断面図である。本
実施形態例の半導体装置70は、図3に示すように、メ
モリセルアレイを備えるメモリセルアレイ部72と、メ
モリセル制御のためのメモリ周辺回路部74と、データ
を演算処理するロジック回路部76とを有する、いわゆ
るメモリ−ロジック混載半導体装置である。メモリセル
アレイ部72の積層構造が複雑であるため、従来のメモ
リ−ロジック混載半導体装置では、メモリセルアレイ部
のみ表面高さが高くなっていた。また、層間膜形成後に
基板全体の平坦化を行って、高さを均一にすると、メモ
リ周辺回路部74やロジック回路部76では、配線層か
ら基板までの深さが深くなっていた。
一例であって、図3は本実施形態例の半導体装置のブロ
ックの平面的配置を示すブロック図、図4は本実施形態
例の半導体装置の要部の層構造を示す断面図である。本
実施形態例の半導体装置70は、図3に示すように、メ
モリセルアレイを備えるメモリセルアレイ部72と、メ
モリセル制御のためのメモリ周辺回路部74と、データ
を演算処理するロジック回路部76とを有する、いわゆ
るメモリ−ロジック混載半導体装置である。メモリセル
アレイ部72の積層構造が複雑であるため、従来のメモ
リ−ロジック混載半導体装置では、メモリセルアレイ部
のみ表面高さが高くなっていた。また、層間膜形成後に
基板全体の平坦化を行って、高さを均一にすると、メモ
リ周辺回路部74やロジック回路部76では、配線層か
ら基板までの深さが深くなっていた。
【0024】以下に、本実施形態例の半導体装置70の
構成を説明する。半導体装置70のメモリセルアレイ部
72に設けられたトランジスタ(以下、第1のトランジ
スタと言う。全体は図示せず。)、及びメモリ周辺回路
部74及びロジック回路76に設けられたトランジスタ
(以下、第2のトランジスタと言う。全体は図示せ
ず。)は、それぞれ、図4に示すように、シリコン基板
上80に形成されたゲート電極82、84を備えてい
る。メモリセルアレイ部72は、ゲート電極82及び基
板80上に成膜された第1の層間絶縁膜86と、第1の
層間絶縁膜86上に形成されたビット線88A、Bと、
ビット線88及び第1の層間絶縁膜86上に成膜された
第2の層間絶縁膜90と、第2の層間絶縁膜90上に形
成された容量素子92と、容量素子92及び第2の層間
絶縁膜90上に成膜された絶縁膜94とを備えている。
第1のトランジスタは、ビット線88とノードとの間に
接続され、ゲート電極82がワード線に接続されてい
る。
構成を説明する。半導体装置70のメモリセルアレイ部
72に設けられたトランジスタ(以下、第1のトランジ
スタと言う。全体は図示せず。)、及びメモリ周辺回路
部74及びロジック回路76に設けられたトランジスタ
(以下、第2のトランジスタと言う。全体は図示せ
ず。)は、それぞれ、図4に示すように、シリコン基板
上80に形成されたゲート電極82、84を備えてい
る。メモリセルアレイ部72は、ゲート電極82及び基
板80上に成膜された第1の層間絶縁膜86と、第1の
層間絶縁膜86上に形成されたビット線88A、Bと、
ビット線88及び第1の層間絶縁膜86上に成膜された
第2の層間絶縁膜90と、第2の層間絶縁膜90上に形
成された容量素子92と、容量素子92及び第2の層間
絶縁膜90上に成膜された絶縁膜94とを備えている。
第1のトランジスタは、ビット線88とノードとの間に
接続され、ゲート電極82がワード線に接続されてい
る。
【0025】ゲート電極82、84は、それぞれ、図1
(b)に示すように、ポリシリコン層24とポリシリコ
ン層24上に積層されたCoSi層26の積層構造とし
て形成され、更に、側面にSiN等の絶縁膜からなるサ
イドウォール28を備えている。ビット線88は、図2
(b)に示されるように、ポリシリコン層63とポリシ
リコン層63上に積層されたCoSi層64との積層構
造として形成され、更に、側面にSiN等の絶縁膜から
なるサイドウォール65、及び上面にSiN等の絶縁膜
からなるキャップ層66を備えている。ビット線88
は、図4に示すように、第1の層間絶縁膜86を貫通す
る第1のコンタクトホール96を埋め込んで形成した第
1のコンタクトプラグ98を介して、基板80の拡散層
97に接続されている。
(b)に示すように、ポリシリコン層24とポリシリコ
ン層24上に積層されたCoSi層26の積層構造とし
て形成され、更に、側面にSiN等の絶縁膜からなるサ
イドウォール28を備えている。ビット線88は、図2
(b)に示されるように、ポリシリコン層63とポリシ
リコン層63上に積層されたCoSi層64との積層構
造として形成され、更に、側面にSiN等の絶縁膜から
なるサイドウォール65、及び上面にSiN等の絶縁膜
からなるキャップ層66を備えている。ビット線88
は、図4に示すように、第1の層間絶縁膜86を貫通す
る第1のコンタクトホール96を埋め込んで形成した第
1のコンタクトプラグ98を介して、基板80の拡散層
97に接続されている。
【0026】容量素子92は、ノードと基準電源線(図
示せず)との間に設けられ、図1(d)に示されるよう
に、厚さ400〜800nmのポリシリコンからなる下
部電極42と、上部電極44と、下部電極42と上部電
極44との介在する絶縁膜46とから構成されている。
絶縁膜46は、下部電極42上にCVD法により700
℃で5〜10nm程度成長させた窒化シリコン膜を70
0〜800℃の温度で酸化させて得た窒化シリコンの熱
酸化膜である。容量素子92の下部電極は、メモリセル
アレイ部72のビット線88A、Bの間を通るようにし
て、第1の層間絶縁膜86及び第2の層間絶縁膜90を
貫通する第2のコンタクトホール100を埋め込んで形
成した第2のコンタクトプラブ102を介して基板80
の拡散層99に接続されている。
示せず)との間に設けられ、図1(d)に示されるよう
に、厚さ400〜800nmのポリシリコンからなる下
部電極42と、上部電極44と、下部電極42と上部電
極44との介在する絶縁膜46とから構成されている。
絶縁膜46は、下部電極42上にCVD法により700
℃で5〜10nm程度成長させた窒化シリコン膜を70
0〜800℃の温度で酸化させて得た窒化シリコンの熱
酸化膜である。容量素子92の下部電極は、メモリセル
アレイ部72のビット線88A、Bの間を通るようにし
て、第1の層間絶縁膜86及び第2の層間絶縁膜90を
貫通する第2のコンタクトホール100を埋め込んで形
成した第2のコンタクトプラブ102を介して基板80
の拡散層99に接続されている。
【0027】メモリ周辺回路部74は、ゲート電極84
上にメモリセルアレイ部72の第1の層間絶縁膜86の
延長層86、第2の層間絶縁膜90の延長層90、及び
絶縁膜94の延長層94を備えている。そして、メモリ
周辺回路部74は、アルミニウム合金で形成された配線
104を絶縁膜94上に有する。配線104は、絶縁膜
94、第2の層間絶縁膜90及び第1の層間絶縁膜86
を貫通する第3のコンタクトホール106を埋め込んで
形成した第3のコンタクトプラグ108を介して、基板
80の拡散層107に接続されている。
上にメモリセルアレイ部72の第1の層間絶縁膜86の
延長層86、第2の層間絶縁膜90の延長層90、及び
絶縁膜94の延長層94を備えている。そして、メモリ
周辺回路部74は、アルミニウム合金で形成された配線
104を絶縁膜94上に有する。配線104は、絶縁膜
94、第2の層間絶縁膜90及び第1の層間絶縁膜86
を貫通する第3のコンタクトホール106を埋め込んで
形成した第3のコンタクトプラグ108を介して、基板
80の拡散層107に接続されている。
【0028】尚、拡散層97、99、107及びそれ以
外の拡散層の表層は、シリサイド化され、CoSiに転
化している。また、図4中、109はSTI分離領域で
ある。
外の拡散層の表層は、シリサイド化され、CoSiに転
化している。また、図4中、109はSTI分離領域で
ある。
【0029】本実施形態例では、実施形態例2と同様
に、積層構造が複雑なメモリセルアレイ部72の第1の
層間絶縁膜86及び第2の層間絶縁膜90の厚さが薄く
なるので、メモリ周辺回路部74の配線104を形成す
る際、従来に比べて、開口する第3のコンタクトホール
106の深さが浅くなるという効果を有する。また、実
施形態例2と同様に、第1のコンタクトホール96及び
第2のコンタクトホール100の深さが浅くなる。更に
は、実施形態例2と同様に、第2のコンタクトホール1
00の開口に際して、実施形態例2と同様の効果を奏す
る。
に、積層構造が複雑なメモリセルアレイ部72の第1の
層間絶縁膜86及び第2の層間絶縁膜90の厚さが薄く
なるので、メモリ周辺回路部74の配線104を形成す
る際、従来に比べて、開口する第3のコンタクトホール
106の深さが浅くなるという効果を有する。また、実
施形態例2と同様に、第1のコンタクトホール96及び
第2のコンタクトホール100の深さが浅くなる。更に
は、実施形態例2と同様に、第2のコンタクトホール1
00の開口に際して、実施形態例2と同様の効果を奏す
る。
【0030】実施形態例3の半導体装置の製造方法 以下に、図5及び図6を参照して、実施形態例3の半導
体装置70の製造方法を説明する。図5(a)から
(d)及び図6(e)から(g)は半導体装置70を製
造する際の工程毎の基板の断面図である。基板11にS
TI分離領域(図示せず)を形成し、次いでメモリセル
アレイ部72の第1のトランジスタ、及びメモリ周辺回
路部74及びロジック回路部76の第2のトランジスタ
のウエル形成及びしきい値調整のためのイオン注入を行
った後、ゲート酸化膜を形成し、CVD法等によりシリ
コン基板80上に600〜700℃で膜厚100〜20
0nmのポリシリコン層110を成長させる。その後、
既知のフォトリソグラフィ及びエッチング技術によっ
て、フォトレジスト膜のマスクを形成し、反応性イオン
エッチングによりポリシリコン層110をエッチング
し、ゲート電極110のパターンを形成する。CVD法
によりSiO2 膜を成長させ、次いで異方性のドライエ
ッチングによりSiO2 膜をエッチングして、図5
(a)に示すように、ゲート電極にサイドウオール11
2を形成する。次いで、イオン注入を行ってソース/ド
レイン領域(図示せず)を形成する。
体装置70の製造方法を説明する。図5(a)から
(d)及び図6(e)から(g)は半導体装置70を製
造する際の工程毎の基板の断面図である。基板11にS
TI分離領域(図示せず)を形成し、次いでメモリセル
アレイ部72の第1のトランジスタ、及びメモリ周辺回
路部74及びロジック回路部76の第2のトランジスタ
のウエル形成及びしきい値調整のためのイオン注入を行
った後、ゲート酸化膜を形成し、CVD法等によりシリ
コン基板80上に600〜700℃で膜厚100〜20
0nmのポリシリコン層110を成長させる。その後、
既知のフォトリソグラフィ及びエッチング技術によっ
て、フォトレジスト膜のマスクを形成し、反応性イオン
エッチングによりポリシリコン層110をエッチング
し、ゲート電極110のパターンを形成する。CVD法
によりSiO2 膜を成長させ、次いで異方性のドライエ
ッチングによりSiO2 膜をエッチングして、図5
(a)に示すように、ゲート電極にサイドウオール11
2を形成する。次いで、イオン注入を行ってソース/ド
レイン領域(図示せず)を形成する。
【0031】次いで、ゲート電極110のポリシリコン
層及び拡散層表層のシリコンのシリサイド化を施して、
低抵抗化する。先ず、スパッタ法によりゲート電極11
0上を含む基板全面に膜厚10〜20nmのCo層を推
積する。続いて、窒素雰囲気中で650℃前後のランプ
アニールを行い、安定なCoSiを形成する。次いで、
リン酸等の溶液で、酸化膜上のCoや未反応のCoを除
去し、図5(b)に示すように、ポリシリコン層110
上にCoSi(コバルトシリサイド層)114を得る。
また、拡散層(図4の97、99、107等参照)の表
層シリコンをCoSi層にする。これにより、第1のト
ランジスタのゲート電極82及び第2のトランジスタの
ゲート電極84が形成される。次いで、常圧CVD法に
より、BやPがドープされた酸化膜を成長させ、これを
CMP法等により平坦化し、図5(c)に示すように、
第1の層間絶縁膜86を成膜する。次いで、第1の層間
絶縁膜86を貫通する第1のコンタクトホール96を開
口し、第1のコンタクトホール96をポリシリコンで埋
め込み、続いてCMPによって第1のコンタクトホール
96以外の部分に形成されたポリシリコンを除去するこ
とにより、図5(c)に示すように、第1のコンタクト
プラグ98を形成する。
層及び拡散層表層のシリコンのシリサイド化を施して、
低抵抗化する。先ず、スパッタ法によりゲート電極11
0上を含む基板全面に膜厚10〜20nmのCo層を推
積する。続いて、窒素雰囲気中で650℃前後のランプ
アニールを行い、安定なCoSiを形成する。次いで、
リン酸等の溶液で、酸化膜上のCoや未反応のCoを除
去し、図5(b)に示すように、ポリシリコン層110
上にCoSi(コバルトシリサイド層)114を得る。
また、拡散層(図4の97、99、107等参照)の表
層シリコンをCoSi層にする。これにより、第1のト
ランジスタのゲート電極82及び第2のトランジスタの
ゲート電極84が形成される。次いで、常圧CVD法に
より、BやPがドープされた酸化膜を成長させ、これを
CMP法等により平坦化し、図5(c)に示すように、
第1の層間絶縁膜86を成膜する。次いで、第1の層間
絶縁膜86を貫通する第1のコンタクトホール96を開
口し、第1のコンタクトホール96をポリシリコンで埋
め込み、続いてCMPによって第1のコンタクトホール
96以外の部分に形成されたポリシリコンを除去するこ
とにより、図5(c)に示すように、第1のコンタクト
プラグ98を形成する。
【0032】次いで、ビット線88を第1の層間絶縁膜
86上に形成する工程に移行する。ところで、ビット線
88Aとビット線88Bとの間を通る第2のコンタクト
ホール100を開口するとき、マスクずれ等によってビ
ット線88A又はBの上面が露出することがある。この
ような場合、従来の構成の半導体装置では、ビット線8
8A又はBと第2のコンタクトホール100内に埋め込
まれる配線材料とが接触して電気的に短絡し、動作不良
を引き起こす。そこで、本実施形態例では、ビット線8
8の構成を改良して、自己整合的にコンタクトホールを
開口できるようにして、このビット線88A及びBの短
絡を防止している。
86上に形成する工程に移行する。ところで、ビット線
88Aとビット線88Bとの間を通る第2のコンタクト
ホール100を開口するとき、マスクずれ等によってビ
ット線88A又はBの上面が露出することがある。この
ような場合、従来の構成の半導体装置では、ビット線8
8A又はBと第2のコンタクトホール100内に埋め込
まれる配線材料とが接触して電気的に短絡し、動作不良
を引き起こす。そこで、本実施形態例では、ビット線8
8の構成を改良して、自己整合的にコンタクトホールを
開口できるようにして、このビット線88A及びBの短
絡を防止している。
【0033】以下に、本実施形態例で自己整合的にコン
タクトホールを開口できる構成を備えたビット線の形成
方法を説明する。先ず、図5(d)に示すように、第1
の層間絶縁膜86上全面にCVD法によって温度600
〜700℃で膜厚100nmのポリシリコン層113を
成膜し、次いでポリシリコン層113上全面に膜厚15
nmのCo層115をスパッタ法により成膜する。次い
で、Co層115上全面に膜厚100nmのSiN膜1
16をCVD法により成膜する。このとき、SiN膜1
16の形成の際の熱処理に伴ってポリシリコン層113
をCoSi化してもよいし、Co層115を形成した後
に熱処理を施してポリシリコン層113をCoSi化し
てもよいし、SiN膜116を形成した後、改めて熱処
理を行ってポリシリコン層113をCoSi化してもよ
い。次いで、これら積層されたポリシリコン層113、
CoSi層、Co層、SiN層116を一度にパターニ
ングして、SiN層116を最上層に有するビット線8
8A〜Cを形成する。続いて、別のSiN層を全面に形
成し、異方性ドライエッチングを行うことにより、図6
(e)に示すように、SiNサイドウオール及びSiN
キャップを有するビット線88A〜Cを形成する。
タクトホールを開口できる構成を備えたビット線の形成
方法を説明する。先ず、図5(d)に示すように、第1
の層間絶縁膜86上全面にCVD法によって温度600
〜700℃で膜厚100nmのポリシリコン層113を
成膜し、次いでポリシリコン層113上全面に膜厚15
nmのCo層115をスパッタ法により成膜する。次い
で、Co層115上全面に膜厚100nmのSiN膜1
16をCVD法により成膜する。このとき、SiN膜1
16の形成の際の熱処理に伴ってポリシリコン層113
をCoSi化してもよいし、Co層115を形成した後
に熱処理を施してポリシリコン層113をCoSi化し
てもよいし、SiN膜116を形成した後、改めて熱処
理を行ってポリシリコン層113をCoSi化してもよ
い。次いで、これら積層されたポリシリコン層113、
CoSi層、Co層、SiN層116を一度にパターニ
ングして、SiN層116を最上層に有するビット線8
8A〜Cを形成する。続いて、別のSiN層を全面に形
成し、異方性ドライエッチングを行うことにより、図6
(e)に示すように、SiNサイドウオール及びSiN
キャップを有するビット線88A〜Cを形成する。
【0034】自己整合的にコンタクトホールを開口でき
る構成の余裕度が小さくても良いビット線の場合には、
図示しないが、以下のようにして、キャップ層を備えな
いビット線88を形成する。先ず、第1の層間絶縁膜8
6上にCVD法によって600〜700℃で配線膜とし
て100nm程度のポリシリコン層を形成し、パターニ
ングして、ビット線88A〜Cのパターンを形成する。
基板全面に、700℃前後でCVD法により50〜10
0nm程度のシリコン窒化膜(SiN)を成長させ、異
方性のドライエッチングを行って、ビット線88の両側
にシリコン窒化膜のサイドウオールを形成する。続い
て、全面にCoを形成して、熱を加え、低抵抗のCoS
i層を形成し、パターニングして図2(c)に示す積層
構造を備えたビット線88A〜Cを形成する。
る構成の余裕度が小さくても良いビット線の場合には、
図示しないが、以下のようにして、キャップ層を備えな
いビット線88を形成する。先ず、第1の層間絶縁膜8
6上にCVD法によって600〜700℃で配線膜とし
て100nm程度のポリシリコン層を形成し、パターニ
ングして、ビット線88A〜Cのパターンを形成する。
基板全面に、700℃前後でCVD法により50〜10
0nm程度のシリコン窒化膜(SiN)を成長させ、異
方性のドライエッチングを行って、ビット線88の両側
にシリコン窒化膜のサイドウオールを形成する。続い
て、全面にCoを形成して、熱を加え、低抵抗のCoS
i層を形成し、パターニングして図2(c)に示す積層
構造を備えたビット線88A〜Cを形成する。
【0035】次いで、図6(f)に示すように、ビット
線88上に第2の層間絶縁膜90を成膜する。続いて、
ビット線88A、Bの間を通るようにして、第2の層間
絶縁膜90及び第2の層間絶縁膜86を貫通する第2の
コンタクトホール100をドライエッチングにより開口
する。ドライエッチングの際、ビット線88A、Bは、
第1の層間絶縁膜86とエッチング選択比の異なるSi
N膜でサイドウォール及びキャップ層が形成されている
ので、ビット線88A、Bの間を通る第2のコンタクト
ホール100を自己整合的に開口することができる。次
いで、第2のコンタクトホール100を埋め込んで第2
のコンタクトプラブ102を形成する。第2のコンタク
トプラブ102を形成する際、第2のコンタクトホール
100の深さが浅いので、コンタクトホール形成の際の
オーバーエッチングを抑制し、拡散層リークの発生を防
止できる。
線88上に第2の層間絶縁膜90を成膜する。続いて、
ビット線88A、Bの間を通るようにして、第2の層間
絶縁膜90及び第2の層間絶縁膜86を貫通する第2の
コンタクトホール100をドライエッチングにより開口
する。ドライエッチングの際、ビット線88A、Bは、
第1の層間絶縁膜86とエッチング選択比の異なるSi
N膜でサイドウォール及びキャップ層が形成されている
ので、ビット線88A、Bの間を通る第2のコンタクト
ホール100を自己整合的に開口することができる。次
いで、第2のコンタクトホール100を埋め込んで第2
のコンタクトプラブ102を形成する。第2のコンタク
トプラブ102を形成する際、第2のコンタクトホール
100の深さが浅いので、コンタクトホール形成の際の
オーバーエッチングを抑制し、拡散層リークの発生を防
止できる。
【0036】次いで、図6(g)に示すように、容量素
子92を第2のコンタクトプラグ102上に形成する。
それには、下部電極を構成するポリシリコン層を400
〜800nmの厚さで第2の層間絶縁膜90上に成膜
し、次いでパターニングして下部電極を形成し、次いで
下部電極上にCVD法で700℃のシリコン窒化膜を5
〜10nm程度成長させる。続いて、シリコン窒化膜を
700〜800℃の温度で酸化させることにより電荷を
蓄積させる窒化シリコンの熱酸化膜を形成する。その
後、上部電極を構成するポリシリコン層を成膜し、パタ
ーニングして、図1(d)に示す構成の容量素子92を
形成する。更に、メモリ周辺回路部74および配線を形
成するために、第3のコンタクトホール106を開口
し、第3のコンタクトホール106を埋め込んで第3の
コンタクトプラグ108を形成する。第3のコンタクト
プラグ108を形成する際、第3のコンタクトホール1
06の深さが浅いので、コンタクトホール形成時のオー
バーエッチングを抑制できる。次いで、図4に示す配線
104をアルミニウム合金で形成し、図4に示す実施形
態例3の半導体装置70を得る。
子92を第2のコンタクトプラグ102上に形成する。
それには、下部電極を構成するポリシリコン層を400
〜800nmの厚さで第2の層間絶縁膜90上に成膜
し、次いでパターニングして下部電極を形成し、次いで
下部電極上にCVD法で700℃のシリコン窒化膜を5
〜10nm程度成長させる。続いて、シリコン窒化膜を
700〜800℃の温度で酸化させることにより電荷を
蓄積させる窒化シリコンの熱酸化膜を形成する。その
後、上部電極を構成するポリシリコン層を成膜し、パタ
ーニングして、図1(d)に示す構成の容量素子92を
形成する。更に、メモリ周辺回路部74および配線を形
成するために、第3のコンタクトホール106を開口
し、第3のコンタクトホール106を埋め込んで第3の
コンタクトプラグ108を形成する。第3のコンタクト
プラグ108を形成する際、第3のコンタクトホール1
06の深さが浅いので、コンタクトホール形成時のオー
バーエッチングを抑制できる。次いで、図4に示す配線
104をアルミニウム合金で形成し、図4に示す実施形
態例3の半導体装置70を得る。
【0037】
【発明の効果】第1の発明によれば、ビット線上を覆う
層間絶縁膜の膜厚が薄くなり、層間絶縁膜を貫通するコ
ンタクトホールの深さが浅くなるので、コンタクトホー
ル形成時のオーバーエッチングを抑制できる。第2の発
明によれば、ゲート電極上の第1の層間絶縁膜、及び配
線上を覆う第2の層間絶縁膜の膜厚がそれぞれ薄くな
り、層間絶縁膜を貫通するコンタクトホールの深さが浅
くなるので、コンタクトホール形成時のオーバーエッチ
ングを抑制できる。第3の発明によれば、メモリ及びロ
ジック混載半導体装置に設ける第1のトランジスタ及び
第2のトランジスタのゲート電極上を覆う層間絶縁膜の
膜厚が薄くなり、層間絶縁膜を貫通するコンタクトホー
ルの深さが浅くなるので、コンタクトホール形成時のオ
ーバーエッチングを抑制できる。
層間絶縁膜の膜厚が薄くなり、層間絶縁膜を貫通するコ
ンタクトホールの深さが浅くなるので、コンタクトホー
ル形成時のオーバーエッチングを抑制できる。第2の発
明によれば、ゲート電極上の第1の層間絶縁膜、及び配
線上を覆う第2の層間絶縁膜の膜厚がそれぞれ薄くな
り、層間絶縁膜を貫通するコンタクトホールの深さが浅
くなるので、コンタクトホール形成時のオーバーエッチ
ングを抑制できる。第3の発明によれば、メモリ及びロ
ジック混載半導体装置に設ける第1のトランジスタ及び
第2のトランジスタのゲート電極上を覆う層間絶縁膜の
膜厚が薄くなり、層間絶縁膜を貫通するコンタクトホー
ルの深さが浅くなるので、コンタクトホール形成時のオ
ーバーエッチングを抑制できる。
【図1】図1(a)は本実施形態例の半導体装置の要部
の層構造を示す断面図、図1(b)はゲート電極の積層
構造を示す断面図、図1(c)はビット線の積層構造を
示す断面図、及び図1(d)は容量素子の絶縁膜の積層
構造を示す断面図である。
の層構造を示す断面図、図1(b)はゲート電極の積層
構造を示す断面図、図1(c)はビット線の積層構造を
示す断面図、及び図1(d)は容量素子の絶縁膜の積層
構造を示す断面図である。
【図2】図2(a)は本実施形態例の半導体装置の要部
の層構造を示す断面図、図2(b)はゲート電極の積層
構造を示す断面図、及び図2(c)はビット線の積層構
造を示す断面図である。
の層構造を示す断面図、図2(b)はゲート電極の積層
構造を示す断面図、及び図2(c)はビット線の積層構
造を示す断面図である。
【図3】実施形態例3の半導体装置のメモリ部及び周辺
回路部の平面的配置を示すブロック図である。
回路部の平面的配置を示すブロック図である。
【図4】実施形態例3の半導体装置の要部の層構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】図5(a)から(d)は、それぞれ、実施形態
例3の半導体装置を製造する際の工程毎の基板の断面図
である。
例3の半導体装置を製造する際の工程毎の基板の断面図
である。
【図6】図6(e)から(g)は、それぞれ、図5
(d)に続く、実施形態例3の半導体装置を製造する際
の工程毎の基板の断面図である。
(d)に続く、実施形態例3の半導体装置を製造する際
の工程毎の基板の断面図である。
【図7】従来のDRAM−ロジック混載半導体装置の基
板断面図である。
板断面図である。
10 実施形態例1の半導体装置 11 シリコン基板 12 ゲート電極 14 第1の層間絶縁膜 16 ビット線 18 第2の層間絶縁膜 20 容量素子 22 絶縁膜 24 ポリシリコン層 26 WSi層 28 サイドウォール 32 ポリシリコン層 34 CoSi層 36 サイドウォール 37 拡散層 38 第1のコンタクトホール 40 第1のコンタクトプラグ 42 下部電極 43 STI分離領域 44 上部電極 46 絶縁膜 48 熱酸化膜 50 SiN膜 52 第2のコンタクトホール 53 拡散層 54 コンタクトプラグ 60 実施形態例2の半導体装置 61 ゲート電極 62 ビット線 63 ポリシリコン層 64 CoSi層 65 サイドウォール 66 キャップ層 70 実施形態例3の半導体装置 72 メモリセルアレイ部 74 メモリ周辺回路部 76 ロジック回路 80 シリコン基板 82、84 ゲート電極 86 第1の層間絶縁膜 88 ビット線 90 第2の層間絶縁膜 92 容量素子 94 絶縁膜 96 第1のコンタクトホール 97、99、107 拡散層 98 第1のコンタクトプラグ 100 第2のコンタクトホール 102 第2のコンタクトプラグ 104 配線 106 第3のコンタクトホール 108 第3のコンタクトプラグ 109 STI分離領域 110 ポリシリコン層 112 サイドウオール 113 ポリシリコン層 114 CoSi層 115 Co層 116 SiN層 120 従来のロジック−DRAMメモリ混載半導体装
置 122 シリコン基板 124、126 ゲート電極 128 第1の層間絶縁膜 130 ビット線 132 第2の層間絶縁膜 134 容量素子 136 絶縁膜 138 ポリシリコン層 140 WSi層 142 第1のコンタクトホール 144 第1のコンタクトプラグ 145、149、155 拡散層 146 第2のコンタクトホール 148 第2のコンタクトプラグ 150 配線 152 第3のコンタクトホール 154 第3のコンタクトプラグ 156 STI分離領域
置 122 シリコン基板 124、126 ゲート電極 128 第1の層間絶縁膜 130 ビット線 132 第2の層間絶縁膜 134 容量素子 136 絶縁膜 138 ポリシリコン層 140 WSi層 142 第1のコンタクトホール 144 第1のコンタクトプラグ 145、149、155 拡散層 146 第2のコンタクトホール 148 第2のコンタクトプラグ 150 配線 152 第3のコンタクトホール 154 第3のコンタクトプラグ 156 STI分離領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 21/822 Fターム(参考) 5F033 AA04 BA24 BA37 CA04 EA02 EA23 EA27 5F038 AC11 AC14 AR08 AV06 DF05 5F058 BD03 BD15 BF03 BJ10 5F083 AD42 AD56 JA05 JA35 KA05 MA06 MA17 MA19 NA01 PR21 PR38 PR40 ZA12
Claims (12)
- 【請求項1】 ビット線とノードとの間に接続され、ゲ
ート電極がワード線に接続されたトランジスタと、前記
ノードと基準電源線との間に接続された容量素子とを備
えたDRAMメモリを有する半導体装置において、 前記ビット線が、コバルトシリサイド層を含む積層構造
として形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記容量素子が、前記ノードに接続され
た第1の電極と、前記基準電源線に接続された第2の電
極と、前記第1電極と第2の電極との間に介在し、シリ
コンの熱酸化膜及び窒化シリコンの熱酸化膜の少なくと
もいずれかを含む絶縁膜とを備えることを特徴とする請
求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記ゲート電極及び前記ビット線が、そ
れぞれ、絶縁性のサイドウォールを備えていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 コバルトシリサイド層を含む積層構造と
して形成されたゲート電極を有するトランジスタと、 前記トランジスタを覆うように形成された第1の層間絶
縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜上にコバルトシリサイド層を含む
積層構造として形成された配線とを備えることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項5】 前記配線を覆うように形成された第2の
層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜及び前記第1の層間絶縁膜を貫通
するコンタクトプラグを介して、一方の電極が前記トラ
ンジスタの拡散層の一方に接続するように前記第2の層
間絶縁膜上に設けられた容量素子とを備えていることを
特徴とする請求項4に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記容量素子が、前記コンタクトプラグ
に接続された第1の電極と、基準電源線に接続された第
2の電極と、前記第1電極と第2の電極との間に介在
し、シリコンの熱酸化膜及び窒化シリコンの熱酸化膜の
少なくともいずれかを含む絶縁膜とを備えることを特徴
とする請求項5に記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記配線は、側面に絶縁性のサイドウォ
ールを備えていることを特徴とする請求項4から6のう
ちのいずれか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記配線は、上面に絶縁性のキャップ層
を備えていることを特徴とする請求項7に記載の半導体
装置。 - 【請求項9】 多層配線構造のメモリセルアレイ部と、 前記メモリセルアレイ部を制御する制御回路、及び前記
メモリセルアレイ部に記憶されたデータを演算処理する
ロジック回路を備え、メモリセルアレイ部の多層配線構
造の配線層数より少ない配線層数の配線構造を有する周
辺回路部とを備える半導体装置において、 前記メモリセルアレイ部に設けられたトランジスタ(以
下、第1のトランジスタと言う)、及び前記周辺回路部
に設けられたトランジスタ(以下、第2のトランジスタ
と言う)は、それぞれ、コバルトシリサイド層を含む積
層構造として形成されたゲート電極を有することを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項10】 前記第1のトランジスタは、コバルト
シリサイド層を含む積層構造として形成されたビット線
とノードとの間に接続され、ゲート電極がワード線に接
続されていることを特徴とする請求項9に記載の半導体
装置。 - 【請求項11】 前記メモリセルアレイ部は、前記ノー
ドと基準電源線との間に容量素子を備えていることを特
徴とする請求項9又は10に記載の半導体装置。 - 【請求項12】 前記容量素子が、前記ノードに接続さ
れた第1の電極と、前記基準電源線に接続された第2の
電極と、前記第1電極と第2の電極との間に介在し、シ
リコンの熱酸化膜及び窒化シリコンの熱酸化膜の少なく
ともいずれかを含む絶縁膜とを備えることを特徴とする
請求項11に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10203431A JP2000036576A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10203431A JP2000036576A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000036576A true JP2000036576A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16473984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10203431A Pending JP2000036576A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000036576A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004356159A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Ricoh Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-07-17 JP JP10203431A patent/JP2000036576A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004356159A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Ricoh Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
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