JP2000030876A - 熱放射型灯具を用いた照明システム - Google Patents
熱放射型灯具を用いた照明システムInfo
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- JP2000030876A JP2000030876A JP10214855A JP21485598A JP2000030876A JP 2000030876 A JP2000030876 A JP 2000030876A JP 10214855 A JP10214855 A JP 10214855A JP 21485598 A JP21485598 A JP 21485598A JP 2000030876 A JP2000030876 A JP 2000030876A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】実質的に寿命が長く、交換回数を少なくするこ
とができ、メンテナンスが容易な熱放射型灯具を用いた
照明システムを提供する。 【解決手段】2組の相互に独立したフィラメント部をバ
ルブ内に有し、外部にそれら各フィラメント部と接続し
た2組の回路用端子を有する電球を含む熱放射型灯具
と、前記熱放射型灯具の各組の回路用端子に電気的に接
続され、現用のフィラメント部が不発光となったときに
他方のフィラメント部に通電してこれを発光させる点灯
自動切替器とを備えている。
とができ、メンテナンスが容易な熱放射型灯具を用いた
照明システムを提供する。 【解決手段】2組の相互に独立したフィラメント部をバ
ルブ内に有し、外部にそれら各フィラメント部と接続し
た2組の回路用端子を有する電球を含む熱放射型灯具
と、前記熱放射型灯具の各組の回路用端子に電気的に接
続され、現用のフィラメント部が不発光となったときに
他方のフィラメント部に通電してこれを発光させる点灯
自動切替器とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明システムとりわ
け長寿命で交換回数を減少できる熱放射型灯具を用いた
照明システムに関する。
け長寿命で交換回数を減少できる熱放射型灯具を用いた
照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】熱放射型灯具たとえば白熱灯は、演出色
がよく暖かみのある光色を放つことや点灯や調光が容易
であることなどから一般家庭はもとより店舗、営業所、
ホテル等の宿泊施設、劇場、空港、車輌などあらゆる場
所において広く使用されている。 しかし、従来の白熱
灯は、通電による発熱で発光するフィラメント(2重フ
ィラメントを含む)を1つバルブに内蔵した構造であ
り、寿命は一般照明用で約1000〜1500時間程度
で、点滅を繰り返すことによりさらに短くなる傾向とな
る。また白熱灯よりも長寿命でコンパクトな熱放射型灯
具としてハロゲンランプも汎用されているが、これは白
熱灯にくらべて非常に高価であり、基本的な構造は白熱
灯と同じく単一のフィラメントを有するだけであるた
め、寿命は約2000時間程度である。このため、使用
中に、突然、不点灯状態が発生し、こうした不点灯状態
の持続は体裁が悪いばかりか、保安や安全上などにおい
て重大な影響を及ぼしたり、営業活動などにおいて大き
な障害となったり、損失を招いたりする。そこで、たと
えば案内標識などや屋外看板などで代表される高所の照
明においては、不点灯が発生すると、すぐにクレーン車
を使用し、警備員を配するなどして光源の交換を行なう
必要があり、その手間とコストが非常に高価となること
を避けられなかった。また、店舗等の照明用として使用
した場合は、顧客でにぎわっていたりすると、電球の交
換作業に支障をきたし、一時的に営業を中止して交換作
業を行なわなければならない問題があった。そこで、使
用期間を見計らって定期的に交換するほかなかった。
がよく暖かみのある光色を放つことや点灯や調光が容易
であることなどから一般家庭はもとより店舗、営業所、
ホテル等の宿泊施設、劇場、空港、車輌などあらゆる場
所において広く使用されている。 しかし、従来の白熱
灯は、通電による発熱で発光するフィラメント(2重フ
ィラメントを含む)を1つバルブに内蔵した構造であ
り、寿命は一般照明用で約1000〜1500時間程度
で、点滅を繰り返すことによりさらに短くなる傾向とな
る。また白熱灯よりも長寿命でコンパクトな熱放射型灯
具としてハロゲンランプも汎用されているが、これは白
熱灯にくらべて非常に高価であり、基本的な構造は白熱
灯と同じく単一のフィラメントを有するだけであるた
め、寿命は約2000時間程度である。このため、使用
中に、突然、不点灯状態が発生し、こうした不点灯状態
の持続は体裁が悪いばかりか、保安や安全上などにおい
て重大な影響を及ぼしたり、営業活動などにおいて大き
な障害となったり、損失を招いたりする。そこで、たと
えば案内標識などや屋外看板などで代表される高所の照
明においては、不点灯が発生すると、すぐにクレーン車
を使用し、警備員を配するなどして光源の交換を行なう
必要があり、その手間とコストが非常に高価となること
を避けられなかった。また、店舗等の照明用として使用
した場合は、顧客でにぎわっていたりすると、電球の交
換作業に支障をきたし、一時的に営業を中止して交換作
業を行なわなければならない問題があった。そこで、使
用期間を見計らって定期的に交換するほかなかった。
【0003】なお、例えば非常用照明器具や誘導灯等の
防災照明では、常用の電源が絶たれた場合に、自動的に
予備電源に切替わり、一定時間継続して点灯し得ること
が求められている。そのため、これら非常用照明器具、
誘導灯等の防災照明では、予備電源としてバッテリを内
蔵し、停電等の際に電源の断を検出し、内蔵するバッテ
リからの電力により照明器具を点灯するようにしてい
た。
防災照明では、常用の電源が絶たれた場合に、自動的に
予備電源に切替わり、一定時間継続して点灯し得ること
が求められている。そのため、これら非常用照明器具、
誘導灯等の防災照明では、予備電源としてバッテリを内
蔵し、停電等の際に電源の断を検出し、内蔵するバッテ
リからの電力により照明器具を点灯するようにしてい
た。
【0004】しかし、これらは常用の電源が絶たれたと
きに、これを検出し予備電源に切替え、点灯状態を継続
せしめるのみであり、常用電源が正常であるにもかかわ
らず灯具それ自体のフィラメントの経年変化、寿命また
は故障などに起因する非点灯の解消には全く効果がなか
った。
きに、これを検出し予備電源に切替え、点灯状態を継続
せしめるのみであり、常用電源が正常であるにもかかわ
らず灯具それ自体のフィラメントの経年変化、寿命また
は故障などに起因する非点灯の解消には全く効果がなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、実質的に寿命が長く、交換回数を少なく
することができ、メンテナンスが容易な熱放射型灯具を
用いた照明システムを提供することにある。本発明にお
いて、「熱放射型灯具」とは、放電による発光でなく、
フィラメントの通電による発熱(熱放射)によって発光
する形式の電球およびこれを電源回路に接続するために
必要な部品や機器、あるいはさらに光の反射、屈折、拡
散などのための部材や機器を意味する。代表的な熱放射
型灯具は白熱灯であるが、このほかハロゲン灯、赤外線
灯などを含む。白熱灯は、白色拡散タイプや透明タイプ
などの一般照明用のほか、反射面を蒸着した反射型のも
の、クリプトン電球、ガラス球を異形にした装飾用のも
のなどが含まれる。ハロゲン灯にはもちろん赤外線反射
膜応用タイプのもの、低電圧形のものなどを含む。そし
て、本発明は、熱放射型灯具を使用するあらゆる照明、
たとえば、一般家庭の照明用のほか、保安照明、投光照
明、誘導用照明、表示用照明、天井照明、ルーバー照
明、演出照明、屋上看板や袖看板、サイン照明、道路標
識、信号機、集魚灯、複写機器用などに適用される。
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、実質的に寿命が長く、交換回数を少なく
することができ、メンテナンスが容易な熱放射型灯具を
用いた照明システムを提供することにある。本発明にお
いて、「熱放射型灯具」とは、放電による発光でなく、
フィラメントの通電による発熱(熱放射)によって発光
する形式の電球およびこれを電源回路に接続するために
必要な部品や機器、あるいはさらに光の反射、屈折、拡
散などのための部材や機器を意味する。代表的な熱放射
型灯具は白熱灯であるが、このほかハロゲン灯、赤外線
灯などを含む。白熱灯は、白色拡散タイプや透明タイプ
などの一般照明用のほか、反射面を蒸着した反射型のも
の、クリプトン電球、ガラス球を異形にした装飾用のも
のなどが含まれる。ハロゲン灯にはもちろん赤外線反射
膜応用タイプのもの、低電圧形のものなどを含む。そし
て、本発明は、熱放射型灯具を使用するあらゆる照明、
たとえば、一般家庭の照明用のほか、保安照明、投光照
明、誘導用照明、表示用照明、天井照明、ルーバー照
明、演出照明、屋上看板や袖看板、サイン照明、道路標
識、信号機、集魚灯、複写機器用などに適用される。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、2組の相互に独立したフィラメント部をバル
ブ内に有し、外部にそれら各フィラメント部と接続した
2組の回路用端子を有する電球を含む熱放射型灯具と、
前記熱放射型灯具の各組の回路用端子に電気的に接続さ
れ、現用のフィラメント部が不発光となったときに他方
のフィラメント部に通電してこれを発光させる点灯自動
切替器とを備えていることを特徴としている。
本発明は、2組の相互に独立したフィラメント部をバル
ブ内に有し、外部にそれら各フィラメント部と接続した
2組の回路用端子を有する電球を含む熱放射型灯具と、
前記熱放射型灯具の各組の回路用端子に電気的に接続さ
れ、現用のフィラメント部が不発光となったときに他方
のフィラメント部に通電してこれを発光させる点灯自動
切替器とを備えていることを特徴としている。
【0007】前記点灯自動切替器は、好適には、電力の
供給を受け点灯可能な状態にあるフィラメント部の不発
光を検出する不発光検出手段と、この不発光検出手段が
フィラメント部の不発光を検出したときに電力の供給を
当該フィラメント部から他のフィラメント部に切替える
切替手段とを有しており、不発光検出手段としては、一
方のフィメント部に供給される電力の電流値を参照して
当該フィラメント部の発光状態から不発光状態への変化
を検出するものが挙げられる。
供給を受け点灯可能な状態にあるフィラメント部の不発
光を検出する不発光検出手段と、この不発光検出手段が
フィラメント部の不発光を検出したときに電力の供給を
当該フィラメント部から他のフィラメント部に切替える
切替手段とを有しており、不発光検出手段としては、一
方のフィメント部に供給される電力の電流値を参照して
当該フィラメント部の発光状態から不発光状態への変化
を検出するものが挙げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による熱放射型灯具
を用いた照明システムの実施態様を添付図面に基いて説
明する。図1ないし図3は本発明を白熱灯に適用した照
明システムを示しており、白熱電球2と2回路コンセン
ト(電球受口)3とを備えた灯具1と、点灯自動切替器
4と、警報手段5とを備えている。白熱電球2は、ガラ
ス製のバルブ18に相互に独立した第1フィラメント部
Aと第2フィラメント部Bを内蔵しており、かつ第1フ
ィラメント部Aと第2フィラメント部Bが各別の回路用
端子A1,B1に接続されている。
を用いた照明システムの実施態様を添付図面に基いて説
明する。図1ないし図3は本発明を白熱灯に適用した照
明システムを示しており、白熱電球2と2回路コンセン
ト(電球受口)3とを備えた灯具1と、点灯自動切替器
4と、警報手段5とを備えている。白熱電球2は、ガラ
ス製のバルブ18に相互に独立した第1フィラメント部
Aと第2フィラメント部Bを内蔵しており、かつ第1フ
ィラメント部Aと第2フィラメント部Bが各別の回路用
端子A1,B1に接続されている。
【0009】詳述すると、10はバルブ18の中心部に
挿着されたガラスからなるステムであり、11aと11
bはそれぞれ該ステム10に貫挿支持された2本で1組
の導入線であり、各導入線11a,11bは一方にジュ
メット線他方にコンスタンタン線を有していてもよい。
前記各組の導入線11a,11bの先端にはそれぞれコ
イル状のフィラメント(2重フィラメントを含む)12
a,12bが設置されており、各フィラメント12a,
12bは中心部分をステム10のボタンから伸びるアン
カーワイヤ13a,13bによって支持固定されてい
る。なお、導入線11a,11bはさらにステム10の
ボタン側方から伸びるタイワイヤによって支持されてい
てもよい。
挿着されたガラスからなるステムであり、11aと11
bはそれぞれ該ステム10に貫挿支持された2本で1組
の導入線であり、各導入線11a,11bは一方にジュ
メット線他方にコンスタンタン線を有していてもよい。
前記各組の導入線11a,11bの先端にはそれぞれコ
イル状のフィラメント(2重フィラメントを含む)12
a,12bが設置されており、各フィラメント12a,
12bは中心部分をステム10のボタンから伸びるアン
カーワイヤ13a,13bによって支持固定されてい
る。なお、導入線11a,11bはさらにステム10の
ボタン側方から伸びるタイワイヤによって支持されてい
てもよい。
【0010】前記導入線11aとフィラメント12aと
により第1フィラメント部Aが構成され、導入線11b
とフィラメント12bにより第2フィラメント部Bが構
成されるものであり、このように第1フィラメント部A
と第2フィラメント部Bを有するマウントは、前記バル
ブ18に挿入封止され、排気管14により真空、あるい
はたとえば窒素ガス、アルゴンガス、クリプトンガスな
どの不活性ガスが充填される。
により第1フィラメント部Aが構成され、導入線11b
とフィラメント12bにより第2フィラメント部Bが構
成されるものであり、このように第1フィラメント部A
と第2フィラメント部Bを有するマウントは、前記バル
ブ18に挿入封止され、排気管14により真空、あるい
はたとえば窒素ガス、アルゴンガス、クリプトンガスな
どの不活性ガスが充填される。
【0011】そして、前記バルブ18の下端には絶縁材
を充填した合成樹脂などからなるインシュレータ19が
嵌着固定されるが、該インシュレータ19は2本のピン
で1組をなす第1フィラメント部用の回路用端子A1
と、同じく2本のピンで1組となった第2フィラメント
部用の回路用端子B1とを有しており、それら回路用端
子A1、B1に対応する導入線11a,11bの端末が
接続され、プラグとなっている。前記2回路コンセント
3は、合成樹脂などの絶縁材からなる受口用の器体30
に、2組の回路用端子A1、B1に対応する2本1組か
らなる2組の回路用端子A2,B2を固定してなり、回
路用端子A2,B2には、点灯自動切替器4に接続する
ための接続線3a,3bが接続されている。なお、本発
明において、バルブ18は透明、つや消しのほか、内部
に白色系塗膜や反射面を付けたりしたものであってもよ
く、形状も限定されない。
を充填した合成樹脂などからなるインシュレータ19が
嵌着固定されるが、該インシュレータ19は2本のピン
で1組をなす第1フィラメント部用の回路用端子A1
と、同じく2本のピンで1組となった第2フィラメント
部用の回路用端子B1とを有しており、それら回路用端
子A1、B1に対応する導入線11a,11bの端末が
接続され、プラグとなっている。前記2回路コンセント
3は、合成樹脂などの絶縁材からなる受口用の器体30
に、2組の回路用端子A1、B1に対応する2本1組か
らなる2組の回路用端子A2,B2を固定してなり、回
路用端子A2,B2には、点灯自動切替器4に接続する
ための接続線3a,3bが接続されている。なお、本発
明において、バルブ18は透明、つや消しのほか、内部
に白色系塗膜や反射面を付けたりしたものであってもよ
く、形状も限定されない。
【0012】前記点灯自動切替器4は、一方のフィラメ
ント部たとえば第1フィラメント部Aのフィラメント1
2aが劣化あるいは故障して不発光(不点灯)を起こし
たときに、瞬時に他方のフィラメント部たとえば第2フ
ィラメント部Bのフィラメント12bに電力を供給して
通電発光させるためのもので、電力の供給を受け点灯可
能な状態にある第1フィラメント部Aの不発光を検出す
る不発光検出手段と、この不発光検出手段が第1フィラ
メント部Aの不発光を検出したときに電力の供給を当該
第1フィラメント部Aから第2フィラメント部Bに切替
える切替手段とを有している。
ント部たとえば第1フィラメント部Aのフィラメント1
2aが劣化あるいは故障して不発光(不点灯)を起こし
たときに、瞬時に他方のフィラメント部たとえば第2フ
ィラメント部Bのフィラメント12bに電力を供給して
通電発光させるためのもので、電力の供給を受け点灯可
能な状態にある第1フィラメント部Aの不発光を検出す
る不発光検出手段と、この不発光検出手段が第1フィラ
メント部Aの不発光を検出したときに電力の供給を当該
第1フィラメント部Aから第2フィラメント部Bに切替
える切替手段とを有している。
【0013】前記不発光検出手段は、簡便には、第1フ
ィラメント部Aに供給される電力の電流値を参照して第
1フィラメント部Aの発光状態から不発光状態への変化
を検出する形式のものが採用される。そして、不発光検
出手段は、前記第1フィラメント部Aの不発光を検出す
るに際し、検出値に対する閾値を有し、この閾値を越え
る検出値の変動に対し当該第1フィラメント部Aの不発
光の検出とする構成となっていてもよい。前記切替手段
は、電力の供給を切替えるだけでなく、不発光または発
光異常を報知する警報手段をオン状態に切替えるように
なっていてもよい。
ィラメント部Aに供給される電力の電流値を参照して第
1フィラメント部Aの発光状態から不発光状態への変化
を検出する形式のものが採用される。そして、不発光検
出手段は、前記第1フィラメント部Aの不発光を検出す
るに際し、検出値に対する閾値を有し、この閾値を越え
る検出値の変動に対し当該第1フィラメント部Aの不発
光の検出とする構成となっていてもよい。前記切替手段
は、電力の供給を切替えるだけでなく、不発光または発
光異常を報知する警報手段をオン状態に切替えるように
なっていてもよい。
【0014】図4と図5は点灯自動切替器4の回路を示
しており、AC電源入力端子400,401、現用負荷
用端子402,403、予備負荷用端子404,405
を有し、現用負荷用端子402,403に前記第1フィ
ラメント部Aすなわち接続線3aが接続され、予備負荷
用端子404,405に第2フィラメント部Bすなわち
接続線3bが接続される。また、AC電源入力端子40
0,401を介して点灯自動切替器4にAC電力が供給
されるようになっている。
しており、AC電源入力端子400,401、現用負荷
用端子402,403、予備負荷用端子404,405
を有し、現用負荷用端子402,403に前記第1フィ
ラメント部Aすなわち接続線3aが接続され、予備負荷
用端子404,405に第2フィラメント部Bすなわち
接続線3bが接続される。また、AC電源入力端子40
0,401を介して点灯自動切替器4にAC電力が供給
されるようになっている。
【0015】この回路では警報出力端子409,410
を有し、警報出力端子409,410には任意の警報器
が接続される。警報器としてはブザーでもよいし、ある
いは第1フィラメント部Aの不発光状態を表示するラン
プを有するインジケータパネルなどが使用される。
を有し、警報出力端子409,410には任意の警報器
が接続される。警報器としてはブザーでもよいし、ある
いは第1フィラメント部Aの不発光状態を表示するラン
プを有するインジケータパネルなどが使用される。
【0016】次に、点灯自動切替器4の内部構成につい
て説明する。AC電源入力端子の一方の端子400に接
続した線路406は、直接、現用負荷用端子の一方の端
子402、および予備負荷用端子の一方の端子404に
それぞれ接続されている。また、AC電源入力端子の他
方の端子401に接続した線路407は、停止検出トラ
ンス41およびヒューズ42を介して現用負荷用端子の
他の端子403に接続されると共に、後述するリレース
イッチ部48bとヒューズ44を介して予備負荷用端子
の他の端子405に接続される。前記停止検出トランス
41は、鉄心411と一次側として電流コイル410を
二次側として電圧コイル412を有している。また、停
止検出トランス41、検波器D1、検波器D2及びコン
デンサCで構成される直流化回路45には、抵抗46と
リレー駆動部47aが直列に接続される。
て説明する。AC電源入力端子の一方の端子400に接
続した線路406は、直接、現用負荷用端子の一方の端
子402、および予備負荷用端子の一方の端子404に
それぞれ接続されている。また、AC電源入力端子の他
方の端子401に接続した線路407は、停止検出トラ
ンス41およびヒューズ42を介して現用負荷用端子の
他の端子403に接続されると共に、後述するリレース
イッチ部48bとヒューズ44を介して予備負荷用端子
の他の端子405に接続される。前記停止検出トランス
41は、鉄心411と一次側として電流コイル410を
二次側として電圧コイル412を有している。また、停
止検出トランス41、検波器D1、検波器D2及びコン
デンサCで構成される直流化回路45には、抵抗46と
リレー駆動部47aが直列に接続される。
【0017】リレー駆動部(RL1)47aはたとえば
直流用の電磁リレーからなり、可動接点としてのリレー
スイッチ部47b、47cを駆動して回路のオン、オフ
を行う。同様にリレー駆動部(RL2)48aはたとえ
ば交流用の電磁リレーからなり、可動接点としてのリレ
ースイッチ部48bを駆動して回路のオン、オフを行
う。AC電源入力端子の一方の線路406と他方の線路
407との間は、切断リレーとしてのリレー駆動部(R
L2)48aとリレースイッチ部47bが接続される。
また、警報出力端子409,410には、リレースイッ
チ部47cが接続される。なお、常態、すなわち第1フ
ィラメント部Aの発光時にあっては、リレースイッチ部
47bは閉成され、リレースイッチ部47cとリレース
イッチ部48bは開成されている。また、前記第1フィ
ラメント部Aの不発光時にあっては、リレースイッチ部
47bは開成され、リレースイッチ部47cとリレース
イッチ部48bは閉成されている。
直流用の電磁リレーからなり、可動接点としてのリレー
スイッチ部47b、47cを駆動して回路のオン、オフ
を行う。同様にリレー駆動部(RL2)48aはたとえ
ば交流用の電磁リレーからなり、可動接点としてのリレ
ースイッチ部48bを駆動して回路のオン、オフを行
う。AC電源入力端子の一方の線路406と他方の線路
407との間は、切断リレーとしてのリレー駆動部(R
L2)48aとリレースイッチ部47bが接続される。
また、警報出力端子409,410には、リレースイッ
チ部47cが接続される。なお、常態、すなわち第1フ
ィラメント部Aの発光時にあっては、リレースイッチ部
47bは閉成され、リレースイッチ部47cとリレース
イッチ部48bは開成されている。また、前記第1フィ
ラメント部Aの不発光時にあっては、リレースイッチ部
47bは開成され、リレースイッチ部47cとリレース
イッチ部48bは閉成されている。
【0018】図6は本発明をハロゲン灯に適用した照明
システムを示しており、ハロゲン電球2’と2回路コン
セント3とを備えた灯具1と、点灯自動切替器4と、警
報手段5とを備えている。点灯自動切替器4と警報手段
5の詳細は前記図4と図5に示したものと同じであるか
ら、説明は省略する。ハロゲン電球2’は、図6に模式
的に示すように、石英ガラスなどのガラス製のバルブ1
8に相互に独立した第1フィラメント部Aと第2フィラ
メント部Bを内蔵し、バルブ内に不活性ガスのほかに微
量のハロゲン元素またはハロゲン化合物を封入してい
る。そして、第1フィラメント部Aと第2フィラメント
部Bが各別の回路用端子A1,B1に接続されている。
システムを示しており、ハロゲン電球2’と2回路コン
セント3とを備えた灯具1と、点灯自動切替器4と、警
報手段5とを備えている。点灯自動切替器4と警報手段
5の詳細は前記図4と図5に示したものと同じであるか
ら、説明は省略する。ハロゲン電球2’は、図6に模式
的に示すように、石英ガラスなどのガラス製のバルブ1
8に相互に独立した第1フィラメント部Aと第2フィラ
メント部Bを内蔵し、バルブ内に不活性ガスのほかに微
量のハロゲン元素またはハロゲン化合物を封入してい
る。そして、第1フィラメント部Aと第2フィラメント
部Bが各別の回路用端子A1,B1に接続されている。
【0019】バルブ18にはガラス製のステム10が内
蔵され、これに2組の導入線11a,11bが貫挿され
ており、各組の導入線11a,11bにはコイル状のフ
ィラメント12a,12bが接続されている。各フィラ
メント12a,12bは中心部分をステム10から伸び
るアンカーワイヤ13a,13bによって支持固定され
ている。前記2組の導入線11a,11bはそれぞれモ
リブデン箔15を介して外部導入線11a’,11b’
と接続され、モリブデン箔15を用いてバルブ18と導
入線11a,11bがピンチシールにより封着されてい
る。前記導入線11a,11a’とフィラメント12a
とにより第1フィラメント部Aが構成され、導入線11
b,11b’とフィラメント12bにより第2フィラメ
ント部Bが構成される。
蔵され、これに2組の導入線11a,11bが貫挿され
ており、各組の導入線11a,11bにはコイル状のフ
ィラメント12a,12bが接続されている。各フィラ
メント12a,12bは中心部分をステム10から伸び
るアンカーワイヤ13a,13bによって支持固定され
ている。前記2組の導入線11a,11bはそれぞれモ
リブデン箔15を介して外部導入線11a’,11b’
と接続され、モリブデン箔15を用いてバルブ18と導
入線11a,11bがピンチシールにより封着されてい
る。前記導入線11a,11a’とフィラメント12a
とにより第1フィラメント部Aが構成され、導入線11
b,11b’とフィラメント12bにより第2フィラメ
ント部Bが構成される。
【0020】前記バルブ18の下端は絶縁材を充填した
合成樹脂などからなるインシュレータ19が嵌着固定さ
れるが、該インシュレータ19は2本のピンで1組をな
す第1フィラメント部用の回路用端子A1と、同じく2
本のピンで1組となった第2フィラメント部用の回路用
端子B1とを有しており、それら回路用端子A1、B1
に対応する外部導入線11a’,11b’の端末が接続
され、プラグとなっている。2回路コンセント3は、合
成樹脂などの絶縁材からなる器体30に、2組の回路用
端子A1、B1に対応する2本1組からなる2組の回路
用端子A2,B2を固定してなり、回路用端子A2,B
2には、点灯自動切替器4に接続するための接続線3
a,3bが接続されている。図ではわかりやすくするた
め、第1フィラメント部Aと第2フィラメント部B、回
路用端子A1,A2,B1,B2を並列状に示してい
る。なお、バルブ18は外表面に透孔性赤外反射膜を有
していてもよい。また、2回路コンセント3に直接かま
たはこれと別に多重干渉膜を付けた反射鏡を有していて
もよい。なお、白熱灯の場合もこのハロゲン灯の場合
も、2回路コンセント3は省略され、インシュレータ1
9の回路用端子A1,B1が直接ターミナルにより接続
線3a,3bと接続されてもよい。
合成樹脂などからなるインシュレータ19が嵌着固定さ
れるが、該インシュレータ19は2本のピンで1組をな
す第1フィラメント部用の回路用端子A1と、同じく2
本のピンで1組となった第2フィラメント部用の回路用
端子B1とを有しており、それら回路用端子A1、B1
に対応する外部導入線11a’,11b’の端末が接続
され、プラグとなっている。2回路コンセント3は、合
成樹脂などの絶縁材からなる器体30に、2組の回路用
端子A1、B1に対応する2本1組からなる2組の回路
用端子A2,B2を固定してなり、回路用端子A2,B
2には、点灯自動切替器4に接続するための接続線3
a,3bが接続されている。図ではわかりやすくするた
め、第1フィラメント部Aと第2フィラメント部B、回
路用端子A1,A2,B1,B2を並列状に示してい
る。なお、バルブ18は外表面に透孔性赤外反射膜を有
していてもよい。また、2回路コンセント3に直接かま
たはこれと別に多重干渉膜を付けた反射鏡を有していて
もよい。なお、白熱灯の場合もこのハロゲン灯の場合
も、2回路コンセント3は省略され、インシュレータ1
9の回路用端子A1,B1が直接ターミナルにより接続
線3a,3bと接続されてもよい。
【0021】図7は複数の熱放射型灯具を用いる場合の
点灯自動切替器4の例を示しており、1号灯、2号灯、
3号灯というように白熱灯やハロゲン灯が複数ある場合
に、これらを直列に接続し、任意の号灯における第1フ
ィラメント部Aが異常を示して不発光となったときに、
当該号灯の第2フィラメント部Bに通電し、第2フィラ
メント部Bを発光するものである。線路406と、線路
407の分岐線路408を共通線路としているほかは、
回路構成は前記図4と同じであるから、重複をさけるた
めこれの説明を援用することにしする。また、各号灯の
構成は図1ないし図3と同様であるから、説明は省略す
る。この場合、警報手段としては第1フィラメント部A
の不発光を表示するランプ類が好適である。
点灯自動切替器4の例を示しており、1号灯、2号灯、
3号灯というように白熱灯やハロゲン灯が複数ある場合
に、これらを直列に接続し、任意の号灯における第1フ
ィラメント部Aが異常を示して不発光となったときに、
当該号灯の第2フィラメント部Bに通電し、第2フィラ
メント部Bを発光するものである。線路406と、線路
407の分岐線路408を共通線路としているほかは、
回路構成は前記図4と同じであるから、重複をさけるた
めこれの説明を援用することにしする。また、各号灯の
構成は図1ないし図3と同様であるから、説明は省略す
る。この場合、警報手段としては第1フィラメント部A
の不発光を表示するランプ類が好適である。
【0022】なお、実施例では不発光の検出を電流値で
行なっているが、例えばフィラメント部の経年変化によ
って生じる光量の変化(例えば光量の極端な減少や増
大)の検出を電流値の検出と併用してもよい。光量の変
化や変動の検出は、照明装置に白熱灯やハロゲン灯から
の光を入射し得る位置にホトダイオードやホトトランジ
スタなどの光センサを設けてこれによって検出すればよ
い。また、上記の実施例ではリレー回路を2組用いた例
を示したが、場合によっては、1組で動作するように構
成してもよい。
行なっているが、例えばフィラメント部の経年変化によ
って生じる光量の変化(例えば光量の極端な減少や増
大)の検出を電流値の検出と併用してもよい。光量の変
化や変動の検出は、照明装置に白熱灯やハロゲン灯から
の光を入射し得る位置にホトダイオードやホトトランジ
スタなどの光センサを設けてこれによって検出すればよ
い。また、上記の実施例ではリレー回路を2組用いた例
を示したが、場合によっては、1組で動作するように構
成してもよい。
【0023】
【実施例の作用】次に実施例の作用を説明する。電源を
投入すると、現用負荷用端子402,403を介して一
方のフィラメント部この例では第1フィラメント部Aに
電力が供給され、フィラメント12aが加熱され熱放射
により発光する。この第1フィラメント部Aの発光時
(点灯時)にあっては、第1フィラメント部Aの線路電
流を停止検出トランス41で検出して昇圧し、直流化回
路45の検波器D1,D2により直流電圧に変換し、抵
抗46により検知電圧を調整してリレー駆動部(RL
1)47aを動作させる。リレー駆動部(RL1)47
aは、電圧コイルで生ずる0.15W程度の微電力で動
作可能であるため、第1フィラメント部Aに供給される
電力量には影響を与えない。前記のようにリレー駆動部
(RL1)47aの動作により、リレースイッチ部47
bは閉成されており、これによりリレー駆動部(RL
2)48aを入力電源を使用して動作させ、リレースイ
ッチ部47cとリレースイッチ部48bを開成状態に保
持する。したがって、他方のフィラメント部この例では
第2フィラメント部Bには通電されず、不発光状態にお
かれる。これが図4の状態である。
投入すると、現用負荷用端子402,403を介して一
方のフィラメント部この例では第1フィラメント部Aに
電力が供給され、フィラメント12aが加熱され熱放射
により発光する。この第1フィラメント部Aの発光時
(点灯時)にあっては、第1フィラメント部Aの線路電
流を停止検出トランス41で検出して昇圧し、直流化回
路45の検波器D1,D2により直流電圧に変換し、抵
抗46により検知電圧を調整してリレー駆動部(RL
1)47aを動作させる。リレー駆動部(RL1)47
aは、電圧コイルで生ずる0.15W程度の微電力で動
作可能であるため、第1フィラメント部Aに供給される
電力量には影響を与えない。前記のようにリレー駆動部
(RL1)47aの動作により、リレースイッチ部47
bは閉成されており、これによりリレー駆動部(RL
2)48aを入力電源を使用して動作させ、リレースイ
ッチ部47cとリレースイッチ部48bを開成状態に保
持する。したがって、他方のフィラメント部この例では
第2フィラメント部Bには通電されず、不発光状態にお
かれる。これが図4の状態である。
【0024】この状態から第1フィラメント部Aのフィ
ラメント12aが劣化したり異常が生じて断線すると、
停止検出トランス41の電流コイルで生ずる電位差が減
少して電圧コイルの電圧が低下するため、検波器D1,
D2の出力電圧も減少し、よって、図5に示すように、
リレー駆動部(RL1)47aは不動作となり、リレー
スイッチ部47bは開成され、これによりリレー駆動部
(RL2)48aは不動作となり、リレースイッチ部4
8bが閉成され、第2フィラメント部Bに瞬時に通電さ
れてフィラメント12aが発熱して発光する。同時に、
リレースイッチ部47cも閉成され、第1フィラメント
部Aが不発光になったことを監視システム等に出力し、
ブザーや警報ランプの点灯など作動させる。
ラメント12aが劣化したり異常が生じて断線すると、
停止検出トランス41の電流コイルで生ずる電位差が減
少して電圧コイルの電圧が低下するため、検波器D1,
D2の出力電圧も減少し、よって、図5に示すように、
リレー駆動部(RL1)47aは不動作となり、リレー
スイッチ部47bは開成され、これによりリレー駆動部
(RL2)48aは不動作となり、リレースイッチ部4
8bが閉成され、第2フィラメント部Bに瞬時に通電さ
れてフィラメント12aが発熱して発光する。同時に、
リレースイッチ部47cも閉成され、第1フィラメント
部Aが不発光になったことを監視システム等に出力し、
ブザーや警報ランプの点灯など作動させる。
【0025】したがって、単一の電球であるにもかかわ
らず、第2フィラメント部Bが列化したり異常が生じて
不発光となるまでの間はそのまま点灯状態が持続され
る。したがって寿命が実質的に長くなるため経済的であ
る。かつ、かかる第2フィラメント部Bによる点灯が持
続している間の所望の時期を見計らって、交換を行なえ
ばよいためメンテナンスも容易であり、メンテナンス期
間が半減し、省力化を推進することができる。その電球
交換も、ホテルや病院、飲食店、銀行など、営業活動中
のため電球の交換が事実上困難な場合があるが、営業終
了時など都合のよいときを見計らって行なえるため、そ
れらの煩わしさをなくすことができ、またコストを大き
く節減できる。
らず、第2フィラメント部Bが列化したり異常が生じて
不発光となるまでの間はそのまま点灯状態が持続され
る。したがって寿命が実質的に長くなるため経済的であ
る。かつ、かかる第2フィラメント部Bによる点灯が持
続している間の所望の時期を見計らって、交換を行なえ
ばよいためメンテナンスも容易であり、メンテナンス期
間が半減し、省力化を推進することができる。その電球
交換も、ホテルや病院、飲食店、銀行など、営業活動中
のため電球の交換が事実上困難な場合があるが、営業終
了時など都合のよいときを見計らって行なえるため、そ
れらの煩わしさをなくすことができ、またコストを大き
く節減できる。
【0026】図7で示す多灯式の場合も、電源を投入す
ると、各号灯の現用負荷用端子402,403を介して
各号灯の一方のフィラメント部この例では第1フィラメ
ント部Aに電力が供給され、フィラメント12aが発光
して点灯する。そして、各号灯の任意の第1フィラメン
ト部Aが不発光になると、これと組をなしている第2第
1フィラメント部Bに通電されて発光し、かつ、当該不
発光が生じた号灯について警報が発せられる。したがっ
て単一の点灯自動切替器により集中的に点灯自動制御を
行なうことができ、経済的である。
ると、各号灯の現用負荷用端子402,403を介して
各号灯の一方のフィラメント部この例では第1フィラメ
ント部Aに電力が供給され、フィラメント12aが発光
して点灯する。そして、各号灯の任意の第1フィラメン
ト部Aが不発光になると、これと組をなしている第2第
1フィラメント部Bに通電されて発光し、かつ、当該不
発光が生じた号灯について警報が発せられる。したがっ
て単一の点灯自動切替器により集中的に点灯自動制御を
行なうことができ、経済的である。
【0027】図8は図6の実施例に示す照明システムを
光ファイバーを利用した照明装置に適用した例を示して
おり、第1フィラメント部Aと第2フィラメント部Bを
有するハロゲン電球2’を有する灯具1は、保持具60
によって取付け枠6に保持され、灯具1の接続線3a,
3bが点灯自動切替器4を介して電源に接続されるよう
になっている。ハロゲン電球2’は反射鏡を有してい
る。7は照明装置本体であり、多成分系ガラスファイバ
あるいはプラスチック系光ファイバたとえばアクリル樹
脂系からなる細径光ファイバを束ねたバンドルファイバ
からなる光ファイバ7aを有し、該光ファイバ7aは端
末部を取付け枠6に固定したガイド7bに挿通され、該
ガイド7bの先端に設けた投光部7cにランプ部(出射
部)701bが至っている。ガイド7bはこの例では一
部または全部が螺旋ステンレス管などからなるフレキシ
ブル部分を有している。前記光ファイバ7aの端末外周
領域はガイド7bから導出されており、樹脂あるいは被
覆物によってばらけないように固着されるとともに、入
射面としての端面701aが、前記ハロゲン電球2’に
対峙するように、保持具61によって取付け枠6に支持
されている。前記灯具1の詳細は図6に示されており、
点灯自動切替器4の詳細は図4,5に示されているので
説明は省略する。
光ファイバーを利用した照明装置に適用した例を示して
おり、第1フィラメント部Aと第2フィラメント部Bを
有するハロゲン電球2’を有する灯具1は、保持具60
によって取付け枠6に保持され、灯具1の接続線3a,
3bが点灯自動切替器4を介して電源に接続されるよう
になっている。ハロゲン電球2’は反射鏡を有してい
る。7は照明装置本体であり、多成分系ガラスファイバ
あるいはプラスチック系光ファイバたとえばアクリル樹
脂系からなる細径光ファイバを束ねたバンドルファイバ
からなる光ファイバ7aを有し、該光ファイバ7aは端
末部を取付け枠6に固定したガイド7bに挿通され、該
ガイド7bの先端に設けた投光部7cにランプ部(出射
部)701bが至っている。ガイド7bはこの例では一
部または全部が螺旋ステンレス管などからなるフレキシ
ブル部分を有している。前記光ファイバ7aの端末外周
領域はガイド7bから導出されており、樹脂あるいは被
覆物によってばらけないように固着されるとともに、入
射面としての端面701aが、前記ハロゲン電球2’に
対峙するように、保持具61によって取付け枠6に支持
されている。前記灯具1の詳細は図6に示されており、
点灯自動切替器4の詳細は図4,5に示されているので
説明は省略する。
【0028】この照明装置においては、灯具1の第1フ
ィラメント部Aへの通電より点灯し、これと対峙してい
る光ファイバ7aの端面701aに光線が入射され、光
束は光ファイバ7aを通って投光部7cに至り、光ファ
イバ7aの先端であるランプ部701bから出射され
る。光源ランプによる直接の照明ではなく、光ファイバ
7aに光を導通させて先端から出射する照明方式である
から、いわゆる冷光源であり、人体や他の生体あるいは
熱を嫌う物品や物体に投光部7cを接近させても熱によ
る影響は全く生じない。また、水などとの接触も可であ
るため、水中や水の飛散を受ける環境にも自在に対応す
ることができる。
ィラメント部Aへの通電より点灯し、これと対峙してい
る光ファイバ7aの端面701aに光線が入射され、光
束は光ファイバ7aを通って投光部7cに至り、光ファ
イバ7aの先端であるランプ部701bから出射され
る。光源ランプによる直接の照明ではなく、光ファイバ
7aに光を導通させて先端から出射する照明方式である
から、いわゆる冷光源であり、人体や他の生体あるいは
熱を嫌う物品や物体に投光部7cを接近させても熱によ
る影響は全く生じない。また、水などとの接触も可であ
るため、水中や水の飛散を受ける環境にも自在に対応す
ることができる。
【0029】しかして、この状態から第1フィラメント
部Aに異常が生ずると、前記したように点灯自動切替器
4によって第2フィラメント部Bが瞬時に点灯し、これ
による光束が光ファイバ7aの端面701aに光線が入
射され、光束は光ファイバ7aを通って投光部7cに至
り、光ファイバ7aの先端であるランプ部701bから
出射される。したがって、不点灯状態が生じず、照明が
好適に維持される。灯具1は単一の電球でよく、光ファ
イバ7aも2系統でなく単一の系統でよいためコンパク
トでかく簡単な構造とすることができる。かかる図8の
照明装置は、読書灯や枕元灯のほか、病院などにおける
ベッド近傍のナイトランプ、フットランプ、台所の流し
近傍の手元灯、浴室灯、食物や調理品などに対する照明
灯たとえばサラダバーなどの照明灯、美術館などにおけ
る陳列品に対する照明灯、ダウンライト、陳列ケースや
シヨーウインド内の照明灯、演出照明灯、屋上看板灯、
道路標識灯、サイン灯、水中照明灯などに適用すること
ができる。
部Aに異常が生ずると、前記したように点灯自動切替器
4によって第2フィラメント部Bが瞬時に点灯し、これ
による光束が光ファイバ7aの端面701aに光線が入
射され、光束は光ファイバ7aを通って投光部7cに至
り、光ファイバ7aの先端であるランプ部701bから
出射される。したがって、不点灯状態が生じず、照明が
好適に維持される。灯具1は単一の電球でよく、光ファ
イバ7aも2系統でなく単一の系統でよいためコンパク
トでかく簡単な構造とすることができる。かかる図8の
照明装置は、読書灯や枕元灯のほか、病院などにおける
ベッド近傍のナイトランプ、フットランプ、台所の流し
近傍の手元灯、浴室灯、食物や調理品などに対する照明
灯たとえばサラダバーなどの照明灯、美術館などにおけ
る陳列品に対する照明灯、ダウンライト、陳列ケースや
シヨーウインド内の照明灯、演出照明灯、屋上看板灯、
道路標識灯、サイン灯、水中照明灯などに適用すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、単
一のコンパクトな電球であるが2組の相互に独立したフ
ィラメント部を有し、一方のフィラメント部が切れて不
発光となったときに他方のフィラメント部を発光させて
点灯状態が持続されるので、寿命を延ばすことができ、
交換回数を少なくすることができる。しかも、2組のフ
ィラメント部は点灯自動切替器により初期に一方のフィ
ラメント部にのみ通電され、これが不発光となったとき
に自動的に瞬時に他方のフィラメント部に通電が切り替
わって円滑に照明を持続することができる。したがっ
て、使用状況や使用環境から瞬時でも不点灯が嫌われる
場合もこれをうまく回避しかつ煩雑な光源ランプ交換の
手間を省くことができ、メンテナンス期間が半減し、省
力化を推進することができ、また特別な電源を使用しな
いため経済的であるというすぐれた効果が得られる。
一のコンパクトな電球であるが2組の相互に独立したフ
ィラメント部を有し、一方のフィラメント部が切れて不
発光となったときに他方のフィラメント部を発光させて
点灯状態が持続されるので、寿命を延ばすことができ、
交換回数を少なくすることができる。しかも、2組のフ
ィラメント部は点灯自動切替器により初期に一方のフィ
ラメント部にのみ通電され、これが不発光となったとき
に自動的に瞬時に他方のフィラメント部に通電が切り替
わって円滑に照明を持続することができる。したがっ
て、使用状況や使用環境から瞬時でも不点灯が嫌われる
場合もこれをうまく回避しかつ煩雑な光源ランプ交換の
手間を省くことができ、メンテナンス期間が半減し、省
力化を推進することができ、また特別な電源を使用しな
いため経済的であるというすぐれた効果が得られる。
【0031】請求項4によれば、メインのフィラメント
部の不発光が自動的に報知されるので、電球交換の必要
性を容易に知ることが可能となり、メンテナンスを容易
に行なえるというすぐれた効果が得られる。請求項5に
よれば、高輝度で光色が良好である特徴に加えて、さら
に寿命が長くなるため価格を実質的に低減できるという
すぐれた効果が得られる。
部の不発光が自動的に報知されるので、電球交換の必要
性を容易に知ることが可能となり、メンテナンスを容易
に行なえるというすぐれた効果が得られる。請求項5に
よれば、高輝度で光色が良好である特徴に加えて、さら
に寿命が長くなるため価格を実質的に低減できるという
すぐれた効果が得られる。
【図1】本発明を白熱灯照明システムに適用した実施例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】図1における電球部分の部分切欠正面図であ
る。
る。
【図3】図1におけるソケット部分の背面図である。
【図4】本発明における点灯自動切替器の構成を常用点
灯時の状態で示すブロック図である。
灯時の状態で示すブロック図である。
【図5】図4で示した点灯自動切替器の不点灯時の状態
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図6】本発明をハロゲン灯照明システムに適用した実
施例を模式的に示す側面図である。
施例を模式的に示す側面図である。
【図7】多灯式の場合の点灯自動切替器の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】本発明を利用した光ファイバー式照明装置の例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 灯具 2 白熱電球 3 2回路コンセント 4 点灯自動切替器4 5 警報手段 A 第1フィラメント部 B 第2フィラメント部 A1 回路用端子 B1 回路用端子 12a フイラメント 12b フィラメント 18 バルブ 19 インシュレータ
Claims (5)
- 【請求項1】2組の相互に独立したフィラメント部をバ
ルブ内に有し、外部にそれら各フィラメント部と接続し
た2組の回路用端子を有する電球を含む熱放射型灯具
と、前記熱放射型灯具の各組の回路用端子に電気的に接
続され、現用のフィラメント部が不発光となったときに
他方のフィラメント部に通電してこれを発光させる点灯
自動切替器とを備えていることを特徴とする熱放射型灯
具を用いた照明システム。 - 【請求項2】点灯自動切替器が、電力の供給を受け点灯
可能な状態にあるフィラメント部の不発光を検出する不
発光検出手段と、この不発光検出手段がフィラメント部
の不発光を検出したときに電力の供給を当該フィラメン
ト部から他のフィラメント部に切替える切替手段とを有
している請求項1に記載の熱放射型灯具を用いた照明シ
ステム。 - 【請求項3】不発光検出手段が一方のフィメント部に供
給される電力の電流値を参照して当該フィラメント部の
発光状態から不発光状態への変化を検出することを特徴
とする請求項2に記載の熱放射型灯具を用いた照明シス
テム。 - 【請求項4】前記切替手段が、電力の供給を一方のフィ
メント部から他方のフィメント部に切替えると共に不発
光または点灯異常を報知する警報手段をオン状態に切替
える回路を有している請求項1記載の熱放射型灯具を用
いた照明システム。 - 【請求項5】熱放射型灯具がハロゲン灯である請求項1
ないし4のいずれかに記載の熱放射型灯具を用いた照明
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10214855A JP2000030876A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 熱放射型灯具を用いた照明システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10214855A JP2000030876A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 熱放射型灯具を用いた照明システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000030876A true JP2000030876A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16662676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10214855A Pending JP2000030876A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 熱放射型灯具を用いた照明システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000030876A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006173135A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh | Parランプ装置 |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP10214855A patent/JP2000030876A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006173135A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh | Parランプ装置 |
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