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JP2000028871A - 光半導体モジュールの実装形態 - Google Patents

光半導体モジュールの実装形態

Info

Publication number
JP2000028871A
JP2000028871A JP20003198A JP20003198A JP2000028871A JP 2000028871 A JP2000028871 A JP 2000028871A JP 20003198 A JP20003198 A JP 20003198A JP 20003198 A JP20003198 A JP 20003198A JP 2000028871 A JP2000028871 A JP 2000028871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical semiconductor
semiconductor module
terminal
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20003198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Ishii
雄三 石井
Shinji Koike
真司 小池
Yoshimitsu Arai
芳光 新井
Yasuhiro Ando
泰博 安東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP20003198A priority Critical patent/JP2000028871A/ja
Publication of JP2000028871A publication Critical patent/JP2000028871A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装基板上の実装可能な面積を有効に利用
し、電気端子及び光端子の多端子化に対応できる光半導
体モジュールの実装形態を提供する。 【解決手段】 光半導体モジュールは、面発光型半導体
素子11aや面受光型半導体素子11b等の光半導体素
子と、それを搭載するモジュール基板12と、半導体モ
ジュールの光入出力部分を構成する光端子13と、光半
導体モジュールの電気入出力部分を構成する電気端子1
4を含む。光端子13と電気端子14はともに光半導体
モジュールを搭載するための基板搭載面18に配置し、
光入出力と電気入出力を基板搭載面18に対して同一方
向にし、かつ、基板搭載面18に垂直にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信等に使用され
る光半導体モジュールの実装形態に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信に用いられる光半導体素子は通
常、レンズや電子部品、ヒートシンク等とともに基板に
実装されモジュール化される。このような光半導体モジ
ュールのパッケージング構造としては、ハーメチックシ
ールを施したCANタイプや、数十センチ程度の短尺の
光ファイバを予め組み込んだピッグテールタイプや、ア
ダプタハウジングを組み込んで脱着可能としたレセプタ
クルタイプが一般的である。これらのパッケージング構
造は、その電気端子の形状や配列によってDIP(Dual
Inline Packageing)型、バタフライ型等、多岐にわたる
形状を持ち、用途に応じて使い分けられている。
【0003】図8に従来の一般的な光半導体モジュール
の一例として、DIP型半導体レーザダイードモジュー
ルの構造を示す。図8において、61は端面発光型レー
ザダイオード、62aはモジュール基板、62bはヒー
トシンクを兼ねたサブモジュール基板、63は集束性レ
ンズ、64は電気端子、65はモニタ用フォトディテク
タ、66は伝送用光ファイバ、92はプリント基板、9
4はプリント基板92側電気端子である。
【0004】図8に示すように、モジュール基板62a
上に搭載された端面発光型レーザダイオード61からの
出射光は、モジュール基板62aの素子搭載面と平行方
向に伝搬し、レーザダイオード61と同様にモジュール
基板62a上に搭載された集束性レンズ63と光結合さ
れる。
【0005】図8に示す光半導体モジュールは、光半導
体モジュールがプリント基板92等の実装基板の上に実
装された後においても、モジュール基板62aがプリン
ト基板92と平行方向であるため、光半導体モジュール
の光入出力方向もプリント基板92の搭載面と平行方向
であることが特徴である。光半導体モジュールの電気端
子64はプリント基板92側の電気端子94と接続され
る。
【0006】一方、半導体チップの集積度の向上と大規
模チップの製造技術の向上に伴い、複数の光半導体素子
をアレイ化した並列光半導体モジュールが提案されてい
る。そのような並列光半導体モジュールでは、光入出力
部の多チャンネル化にともなう多端子化と小型化をうま
く両立する実装構造が必要である。
【0007】図9は並列光半導体モジュールの構造の一
例を示す。図9において、71は光半導体素子アレイ、
72はモジュール基板、73はモジュール内において光
半導体素子アレイ71の入出力光を伝搬する光ファイバ
アレイ、74は光半導体モジュールの電気端子、75は
光半導体モジュールパッケージ、76は光半導体素子の
駆動用IC等の電子部品類、77は電気配線、78は光
コネクタ、79は伝送用光ファイバアレイ、92はプリ
ント基板、94はプリント基板92側電気端子、95は
プリント基板92側電気配線である。
【0008】図9に示す並列光半導体モジュールでは、
光ファイバアレイ73をモジュール基板72上に形成し
たV溝によって高精度に整列させることが可能である。
【0009】光半導体素子アレイ71の入出力光はピッ
チを合わせて配置した光ファイバアレイ73とそれぞれ
結合され、光半導体モジュールパッケージ側面に形成し
た光コネクタ78を介して伝送用光ファイバアレイ79
と接続される。電気端子74は図示のようなFP(Flat
Package)構造とすることで、プリント基板92等の実装
基板上に表面実装することが可能であり、プリント基板
92側電気端子94と接続される。
【0010】従って、並列光半導体モジュールの光入出
力方向は、図8に示した単一チャンネルの光半導体モジ
ュールと同じく、並列光半導体モジュールパッケージ側
面に形成した光コネクタ78を介して、プリント基板9
2の実装面と平行方向に向いていることになる。
【0011】なお、並列光半導体モジュールの光出力部
には、光コネクタ78構造の他にも、光ファイバアレイ
73を直接モジュール外へ取り出すピッグテール型や、
雌雄嵌合を行なうレセプタクル型等が提案されている
が、いずれにしてもプリント基板92の実装面と平行方
向に入出力光が向いていることは同じである。
【0012】そして、従来、光半導体モジュールをプリ
ント基板上へ実装する工程は次のようであった。 (1) まず、表面実装技術によって電子部品類をプリント
基板上に搭載する。 (2) 次に、光半導体モジュールをプリント基板上に搭載
する。
【0013】ただし、光ファイバの被覆部分の耐熱性が
低いために、ピッグテールタイプの光半導体モジュール
をはんだリフローによって実装することはできない。従
って、光半導体モジュールをプリント基板上に表面実装
するには、例えば電子情報通信学会、信学技報EMD97
-58(山内賢治他「表面実装型モジュール」)において報
告されているように、光半導体モジュールからピッグテ
ールコードを分離しておき、部品類をプリント基板上に
はんだリフローによって実装したのち、最後にピッグテ
ールコードをメカニカルに接続し、樹脂で固定するとい
う方式が提案されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、単一チャネルと多チャンネル(並
列)を問わず、光半導体モジュールの光端子が光半導体
モジュールパッケージ側面に装備されているため、プリ
ント基板上における光端子部の占有面積が大きくなって
しまう。従って、その領域に数多くの電子部品等を搭載
することができず、プリント基板上への実装可能面積が
減少されることとなる。特に、多チャンネルの並列光半
導体モジュールでは、光ファイバを整列させる方向にパ
ッケージの一辺が長くなるため、光半導体モジュールの
小型化、高密度化が難しくなってしまう。更に、そのよ
うな長尺な光半導体モジュールパッケージでは、光半導
体モジュールの高速化も難しくなってしまう。仮に光端
子が光半導体モジュールパッケージの全側面に装備され
たとしても、光半導体モジュールに占める光端子部の領
域が大きくなり、パッケージの小型化は困難なままであ
る。
【0015】また、上記従来の技術においては、光半導
体モジュールのプリント基板上への実装にはんだリフロ
ーを用いることができなかったため、光端子部にコネク
タ構造を設けたパッケージにおいても、光ファイバ部を
一旦取り外して実装し、その後に光ファイバ部を組み立
てることとなり、組立・実装に大いに手間がかかり、量
産化、低コスト化への大きな障害となっていた。つま
り、量産性を向上させ、より低コストな光半導体モジュ
ールを実現するためには、一括はんだリフローに対応で
きることが必要となる。
【0016】本発明の目的は、単一あるいは複数の光半
導体素子を含む光半導体モジュールをプリント基板等の
実装基板に実装するにあたり、実装基板上における実装
可能な面積を有効に利用し、電気端子及び光端子の多端
子化に対応することが可能な光半導体モジュールの実装
形態を提供することにある。
【0017】更に、本発明の目的は、一括はんだリフロ
ーを用いる表面実装技術を適用することができ、量産
化、低コスト化が可能な光半導体モジュールの実装形態
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は上
記課題を解決する光半導体モジュールの実装形態であ
り、光半導体素子を有する光半導体モジュールの実装形
態において、該光半導体モジュールは、該光半導体素子
と、それを搭載するモジュール基板と、該光半導体モジ
ュールの光入出力部分を構成する光学部品(以下、光端
子と呼ぶ)と、該光半導体モジュールの電気入出力部分
を構成する電気端子を含み、該光端子と電気端子はとも
に該光半導体モジュールを搭載するための基板搭載面に
配置されており、該光半導体モジュールが搭載される基
板搭載面に対して、光入出力と電気入出力が同一方向で
あり、かつ、前記基板搭載面に垂直であることを特徴と
するものである。
【0019】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の光半導体モジュールの実装形態において、前記光半
導体素子は、面発光型及び面受光型の光半導体素子から
なる1次元光アレイ素子と2次元光アレイ素子の少なく
とも一方であることを特徴とするものである。
【0020】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に係る発明の光半導体モジュールの実装形態において、
前記光半導体モジュールの光端子と電気端子は、それぞ
れ同一形状の光学部品がコア材として構成され、該光半
導体モジュール内において光半導体素子と光結合される
前記光学部品を光端子とし、電気端子は前記光学部品の
外周部の少なくとも一部をメタライズすることにより電
気端子化することを特徴とするものである。
【0021】請求項4に係る発明は、請求項1または2
に係る発明の光半導体モジュールの実装形態において、
光学部品がコア材として形成された光端子と、該光学部
品をコア材とせずに導電性材料にて形成された電気端子
をともに有することを特徴とするものである。
【0022】請求項5に係る発明は、請求項1または2
に係る発明の光半導体モジュールの実装形態において、
前記光学部品は、該光学部品の光伝送部分を除いて外周
部の少なくとも一部をメタライズすることにより、一つ
の光学部品で電気端子と光端子の両方の機能を兼ねるこ
とを特徴とするものである。
【0023】請求項6に係る発明は、請求項3または4
または5に係る発明の光半導体モジュールの実装形態に
おいて、前記光学部品として、略(π/2)(ag/2Δ)1/2
なる長さLを有するグレーデッドインデックス型光ファ
イバを用いることを特徴とするものである。但し、aは
該グレーデッドインデックス型光ファイバのコア径、g
は該グレーデッドインデックス型光ファイバの屈折率分
布指数、Δは該グレーデッドインデックス型光ファイバ
のコアとクラッドの比屈折率差を表す。
【0024】請求項7に係る発明は、請求項3または4
または5に係る発明の光半導体モジュールの実装形態に
おいて、前記光学部品は、集束性のマイクロレンズであ
ることを特徴とするものである。
【0025】請求項8に係る発明は、請求項3または4
または5に係る発明の光半導体モジュールの実装形態に
おいて、前記光学部品は、球レンズであることを特徴と
するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
1〜図7及び図10に基づいて説明する。
【0027】(第1実施例)図1及び図2を参照して、
本発明の第1実施例に係る光半導体モジュールの実装形
態を説明する。図1は光半導体モジュールパッケージ裏
面の斜視図、図2は図1のII-II'断面の一部を簡略化し
て表した図である。但し、図2は図1とは上下が逆にな
っている。図1及び図2において、11aは面発光型光
半導体素子、11bは面受光型光半導体素子、12はモ
ジュール基板、13は光端子、14は電気端子、15は
半導体モジュールパッケージ、16は電子部品類、17
は放熱フィン、18は光半導体モジュールの基板搭載
面、92は実装基板としてのプリント基板、93は入出
力光、96ははんだバンプを示している。
【0028】面発光型半導体素子11a及び面受光型半
導体素子11bはそれぞれが多数2次元アレイ状になっ
てモジュール基板12に実装されている。
【0029】光端子13はコリメート光を形成するよう
に0.25ピッチ長に調節したグレーデッドインデック
ス型光ファイバを2次元アレイ状に配置してなる光端子
であり、プリント基板92に設けたバイアホールに向い
て、基板搭載面18に垂直に、モジュール基板12に設
けられている。
【0030】電気端子14は光端子13とは独立してい
るが、光端子13と同一構成の2次元光ファイバアレイ
(コリメート光を形成するように0.25ピッチ長に調
節したグレーデッドインデックス型光ファイバを2次元
アレイ状に配置したもの)の外周部をメタライズしてな
る電気端子であり、基板搭載面18に垂直に、モジュー
ル基板12に設けられている。メタライズにははんだを
用いている。各電気端子14はプリント基板92側のは
んだバンプ96に接続される。なお、図2では電気端子
14として光端子13と同一構成の2次元光ファイバア
レイの全外周をメタライズしているが、電気的接続が取
れる限り外周部の一部のみにメタライズを施しても良
い。
【0031】基板搭載面18は、光半導体モジュールを
プリント基板92に搭載する際に、プリント基板92側
に向く面である。
【0032】図1及び図2に示す光半導体モジュール
は、面発光型半導体素子11aと、面受光型半導体素子
11bと、これら面発光型半導体素子11a及び面受光
型半導体素子11bを実装するモジュール基板12と、
光半導体モジュールの光入出力部分を構成する光端子1
3と、光半導体モジュールの電気入出力部分を構成する
電気端子14を含んでいる。光端子13と電気端子14
はともに光半導体モジュールの基板搭載面18に配置さ
れており、光入出力と電気入出力は光半導体モジュール
が搭載される基板搭載面18に対して同一方向であり、
かつ、基板搭載面18に垂直である。
【0033】以下の説明では、面発光型半導体素子11
aと、面受光型半導体素子11bを総称する場合は、簡
単のため、光半導体素子11と呼ぶ。
【0034】図1及び図2に示す上記構成の光半導体モ
ジュールにおいては、面発光型半導体素子アレイ11a
からの出射光は対応する光端子13と結合され、光端子
13からの出射光はグレーデッドインデックス型光ファ
イバのレンズ効果によりコリメート光となる。このた
め、プリント基板92に設けたバイアホールを通して空
間伝搬するとができる。逆に、外部からの光は光端子1
3に入射され、光端子13からの出射光は面受光型半導
体素子11bと結合される。
【0035】一方、光半導体素子11の電極はモジュー
ル基板12上の電気配線を介して、上記光ファイバの外
周部の少なくとも一部をメタライズしてなる電気端子1
4に接続される。
【0036】図1及び図2に示した光半導体モジュール
では、光端子13及び電気端子14がともに、プリント
基板92と対向する光半導体モジュールの基板搭載面1
8に2次元アレイ状に配置できるため、多チャンネルの
光入出力を持つ光半導体モジュールを小型かつ高密度に
実現することができる。
【0037】また、電気端子14のメタライズにはんだ
を用いることで、はんだのセルフアライメント効果を利
用した高精度な位置決めが可能となり、表面実装技術を
適用することが可能となる。更に、光端子13にはピッ
グテールコードのような光ファイバの被覆部分がないの
で、耐熱性が高く、プリント基板92上にはんだリフロ
ーによって光半導体モジュールを実装することができ
る。
【0038】ここで、グレーデッドインデックス型光フ
ァイバはコア中の屈折率を中心軸から外周面に向かって
放物線状に分布させることで、モード分散の影響を補償
すべく開発された光ファイバであるが、入射光がコア中
の屈折率分布によって曲がりながら伝搬するため、適当
長のグレーデッドインデックス型光ファイバは曲面レン
ズと等価なレンズ性能を持つ。片方の端面中心から入射
した光を他端においてコリメート光として得るために
は、 (2n+1)×(π/2)(ag/2Δ)1/2 の長さL
(nは1、2、・・・) とすれば良い。ここで、aは該グレーデッドインデック
ス型光ファイバのコア径、gはグレーデッドインデック
ス型光ファイバの屈折率分布指数、Δはグレーデッドイ
ンデックス型光ファイバのコアとクラッドの比屈折率差
を表している。
【0039】ところで、通常の光通信用グレーデッドイ
ンデックス型光ファイバはモード分散の影響を低減する
ために、上述の通り放物線分布、即ちg=2の値を取
り、a=50、Δ=1.2パーセント(%)である。そ
のため、常に長さLは固定された値となり、光半導体モ
ジュールパッケージの高さ制限の要因となる。しかし、
光半導体モジュールパッケージの高さ許容値に応じて光
端子13の構造パラメータであるa、g、Δを変化させ
ることによって、モジュールパッケージ高さを自由に設
定することが可能となる。そして、非常に短い距離の伝
送である場合には、光端子13におけるモード分散の影
響は無視できるため、本実施例では比屈折率差Δ及び屈
折率分布指数gを変えることによる問題は生じない。
【0040】図10に、光端子13の長さLを2mmと
する場合にΔ及びgの満たす関係を表す例を示す。図1
0では、光端子13として使用するグレーデッドインデ
ックス型光ファイバのコア径として0.2 、0.4 、0.6 、
0.8 (mm)を例に示したが、このようなa=50よりも大
口径のグレーデッドインデックス型光ファイバを用いる
ことにより、光半導体モジュールのプリント基板92へ
の実装における光軸ずれ方向のトレランスを拡大するこ
とができる。このようにすれば、光端子13間の光結合
を重視することなく、電気端子14間を接続するだけで
光半導体モジュールの実装が可能となることにより、電
気端子14と光端子13の多端子化に容易に対応でき、
かつ、小型で高密度な光半導体モジュールを提供するこ
とが可能となる。また、大口径光ファイバとして、ポリ
マー光ファイバを用いることで、低コスト化を進めるこ
とができる。
【0041】(第2実施例)次に、図3を参照して、本
発明の第2実施例に係る光半導体モジュールの実装形態
を説明する。図3は光半導体モジュールの光半導体素子
付近の断面図である。図3において、11は光半導体素
子(図では面発光型半導体素子)、12はモジュール基
板、23aは光端子となるマイクロレンズ、23bは電
気端子用のマイクロレンズ、24はマイクロレンズ23
bをメタライズした電気端子、25は電気配線、93は
入出力光、96ははんだバンプを示している。
【0042】マイクロレンズ23aと23bはモジュー
ル基板12上に2次元アレイ状に配設されている。マイ
クロレンズ23aは光端子となる。電気端子24はマイ
クロレンズ23bをメタライズしたものである。マイク
ロレンズ23bの外周部のうちモジュール基板12上に
形成された電気配線25と接続可能な側面は予めメタラ
イズされており、モジュール基板12上に形成された電
気配線25により、モジュール基板12上のはんだバン
プ96に接続されている。そして。マイクロレンズ23
bの外周部のうち実装基板側のはんだバンプ等の電極と
接続可能な下端面をメタライズすることにより、電気端
子24が得られる。光半導体素子11はモジュール基板
12に実装され、そのとき電極がはんだバンプ96に接
続される。なお、図3では電気端子24として、光端子
となるマイクロレンズ23aと同一構成のマイクロレン
ズ23bの上端面を除く外周を全てメタライズしている
が、電気的接続が取れる限り側面の一部のみ、あるいは
側面の一部のみと下端面の一部のみにメタライズを施し
ても良い。または、上端面を含め外周部全てをメタライ
ズしても良い。
【0043】図3に示す光半導体モジュールは、光半導
体素子11と、光半導体素子11を実装するモジュール
基板12と、光半導体モジュールの光入出力部分を構成
するマイクロレンズ(以下、光端子と呼ぶ)23aと、
光半導体モジュールの電気入出力部分を構成する電気端
子24を含んでいる。光端子23aと電気端子24はと
もに光半導体モジュールの基板搭載面18に配置されて
おり、光入出力と電気入出力は光半導体モジュールが搭
載される基板搭載面18に対して同一方向であり、か
つ、基板搭載面18に垂直である。
【0044】図3に示す光半導体モジュールにおいて
は、光半導体素子11からの出射光は光端子23aとな
るマイクロレンズに入射する。この光端子23aからの
出射光はコリメート光となり、光半導体モジュールから
光出力される。光半導体素子11が面受光型半導体素子
の場合は、外部から光端子23aに光が入射し、光端子
23aからの出射光が光半導体素子11に入射する。
【0045】一方、光半導体素子11の電極ははんだバ
ンプ96に接続されることにより、モジュール基板12
上に形成された電気配線25、マイクロレンズ23bの
側面に予め形成されたメタライズ層に順に接続される。
そして、モジュール基板12内に2次元アレイ状に配置
されたマイクロレンズの中で、所望のマイクロレンズ2
3bの下端面の少なくとも一部をメタライズすることに
よって電気端子24が形成される。なお、光半導体素子
11から電気端子24への電気接続では、マイクロレン
ズ23bを用いてそれをメタライズする代わりに、モジ
ュール基板12にバイアホールを設け、その内壁をメタ
ライズすることでも電気接続を実現することが可能であ
る。
【0046】本例でも、電気端子24のメタライズに
は、はんだのセルフアライメント効果を利用した高精度
な位置決めを可能として表面実装技術を適用することを
可能とするため、はんだを用いている。また、光端子2
3aにはピッグテールコードのような光ファイバの被覆
部分がないので、耐熱性が高く、実装基板上にはんだリ
フローによって光半導体モジュールを実装することがで
きる。
【0047】(第3実施例)次に、図4を参照して、本
発明の第3実施例に係る光半導体モジュールの実装形態
を説明する。図4は光半導体モジュールの光半導体素子
付近の断面図である。図4において、11は光半導体素
子(図では面発光型半導体素子)、12はモジュール基
板、33aは光端子となる球レンズ、33bは電気端子
用の球レンズ、34は球レンズ33bをメタライズした
電気端子、35は電気配線、93は入出力光、96はは
んだバンプを示している。
【0048】球レンズ33a、33bはモジュール基板
12上に2次元アレイ状に配設されている。球レンズ3
3aは光端子となる。電気端子34は球レンズ33bを
メタライズしたものである。球レンズ33bの外周部の
うちモジュール基板12上に形成された電気配線35と
接続可能な面は予めメタライズされており、モジュール
基板12上に形成された電気配線35により、モジュー
ル基板12上のはんだバンプ96に接続されている。そ
して、球レンズ33bの外周部のうち実装基板側のはん
だバンプ等の電極と接続可能な下面をメタライズするこ
とにより、電気端子34が得られる。光半導体素子11
はモジュール基板12に実装され、そのとき電極がはん
だバンプ96に接続される。なお、図4では電気端子3
4として、光端子となる球レンズ23aと同一構成の球
レンズ23bの略上半分の外周部を全てメタライズして
いるが、電気的接続が取れる限り下半分の外周部の一部
のみ、あるいは下半分の外周部の一部のみと上半分の外
周部の一部のみにメタライズを施しても良い。または、
上半分を含め全外周部をメタライズしても良い。
【0049】図4に示す光半導体モジュールは、光半導
体素子11と、光半導体素子11を実装するモジュール
基板12と、光半導体モジュールの光入出力部分を構成
する球レンズ(以下、光端子と呼ぶ)33aと、光半導
体モジュールの電気入出力部分を構成する電気端子34
を含んでいる。光端子33aと電気端子34はともに光
半導体モジュールの基板搭載面18に配置されており、
光入出力と電気入出力は光半導体モジュールが搭載され
る基板搭載面18に対して同一方向であり、かつ、基板
搭載面18に垂直である。
【0050】図4に示す光半導体モジュールにおいて
は、光半導体素子11からの出射光は光端子33aとな
る球レンズに入射する。この光端子33aからの出射光
はコリメート光となり、光半導体モジュールから光出力
される。光半導体素子11が面受光型半導体素子の場合
は、外部から光端子33aに光が入射し、光端子33a
からの出射光が光半体導素子11に入射する。
【0051】一方、光半導体素子11の電極ははんだバ
ンプ96に接続されることにより、モジュール基板12
上に形成された電気配線35、球レンズ33bの外周部
の一部に予め形成されたメタライズ層に順に接続され
る。そして、モジュール基板12内に2次元アレイ状に
配置された球レンズの中で、所望の球レンズ33bの下
面の少なくとも一部をメタライズすることによって電気
端子34を形成する。球レンズ(光端子)33aは光半
導体素子11の入出力光を集束する効果を持ち、光半導
体モジュールの入出力光の広がりを抑えることができ
る。
【0052】本例でも、電気端子34のメタライズに
は、はんだのセルフアライメント効果を利用した高精度
な位置決めを可能として表面実装技術を適用することを
可能とするため、はんだを用いている。また、光端子3
3aにはピッグテールコードのような光ファイバの被覆
部分がないので、耐熱性が高く、実装基板上にはんだリ
フローによって光半導体モジュールを実装することがで
きる。なお、光半導体素子11から電気端子34への電
気接続においても、球レンズ33bを用いてそれをメタ
ライズする代わりに、モジュール基板12にバイアホー
ルを設け、その内壁をメタライズすることで電気接続を
実現することが可能である。
【0053】(第4実施例)次に、図5を参照して、本
発明の第4実施例に係る光半導体モジュールの実装形態
を説明する。図5は光半導体モジュールの光半導体素子
付近の断面図である。図5において、11は光半導体素
子(図では面発光型半導体素子)、12はモジュール基
板、43は側面のみメタライスしたグレーデッドインデ
ックス型光ファイバ(光端子と電気端子共用)、45は
電気配線、93は入出力光、96ははんだバンプを示し
ている。
【0054】グレーデッドインデックス型光ファイバ4
3はコリメート光を形成するように0.25ピッチ長に
調節され、2次元アレイ状にモジュール基板12に配置
されている。また、光ファイバ43の側面は予めメタラ
イズされており、モジュール基板12上に形成された電
気配線45により、モジュール基板12上のはんだバン
プ96に接続されている。光半導体素子11はモジュー
ル基板12に実装され、そのとき電極がはんだバンプ9
6に接続される。なお、図5では電気端子と光端子に共
用される光ファイバ43の全側面をメタライズしている
が、電気的接続が取れる限り全側面の一部に、あるい
は、光入出力の妨げとならない範囲で外周部に部分的に
メタライズを施しても良い。
【0055】かくして、図5に示す光半導体モジュール
は、光半導体素子11と、光半導体素子11を実装する
モジュール基板12と、光半導体モジュールの光入出力
部分及び電気入出力部分を共通に構成する光ファイバ4
3を含んでいる。光ファイバ43は光半導体モジュール
の基板搭載面18に配置されており、光入出力と電気入
出力は光半導体モジュールが搭載される基板搭載面18
に対して同一方向であり、かつ、基板搭載面18に垂直
である。
【0056】図5に示す光半導体モジュールにおいて
は、光半導体素子11からの出射光は光ファイバ43に
入射する。この光ファイバ43からの出射光はコリメー
ト光となり、光半導体モジュールから光出力される。光
半導体素子11が面受光型半導体素子の場合は、外部か
ら光ファイバ43に光が入射し、光ファイバ43からの
出射光が光半体導素子11に入射する。
【0057】一方、光半導体素子11の電極ははんだバ
ンプ96に接続されることにより、モジュール基板12
上に形成された電気配線45を経由して、光ファイバ4
3の側面に予め形成されたメタライズ層に順に接続され
る。
【0058】従って、この光ファイバ43は光端子であ
ると同時に電気端子としての役割を担うことが可能であ
る。例えば、光ファイバ43の側面のみをメタライズし
上下両端面をメタライズしないようにすることにより内
部は光端子として機能し、側面は電気端子として機能す
るので、一つの光ファイバ43で光端子と電気端子をそ
れぞれ1チャンネル分だけ兼ねることが可能となる。
【0059】このような光ファイバ43による光端子と
電気端子の兼用により、光半導体モジュールの端子数を
減らすことが可能となり、光入出力部の多チャンネル化
に伴う多端子化に対して、光半導体モジュールパッケー
ジを小型化できる効果を有する。
【0060】本例でも、光ファイバ43のメタライズに
は、はんだのセルフアライメント効果を利用した高精度
な位置決めを可能として表面実装技術を適用することを
可能とするため、はんだを用いている。また、光端子及
び電気端子を兼用する光ファイバ43にはピッグテール
コードのような光ファイバの被覆部分がないので、耐熱
性が高く、実装基板上にはんだリフローによって光半導
体モジュールを実装することができる。なお、光半導体
素子11から光ファイバ43のメタライズ部分への電気
接続においても、モジュール基板12にバイアホールを
設け、その内壁をメタライズすることで電気接続を実現
することが可能である。
【0061】(第5実施例)次に、図6及び図7を参照
して、本発明の第5実施例に係る光半導体モジュールの
実装形態を説明する。図6は光半導体モジュールパッケ
ージ裏面の斜視図、図7は図1のVII-VII'断面の一部を
簡略化して表した図である。但し、図7は図6とは上下
が逆になっている。図6及び図7において、11は光半
導体素子(例えば面発光型光半導体素子及び面受光型光
半導体素子)、12はモジュール基板、15は半導体モ
ジュールパッケージ、16は電子部品類、17は放熱フ
ィン、18は光半導体モジュールの基板搭載面、52a
は光端子基板、52bは電気端子基板、53は光端子、
54は電気端子、93は入出力光を示している。
【0062】面発光型半導体素子及び面受光型半導体素
子といった光半導体素子11は多数2次元アレイ状にな
ってモジュール基板12に実装されている。
【0063】光端子53は2次元アレイ状に配置して光
端子基板52aに固定されており、基板搭載面18に垂
直になっている。光端子53は例えば、グレーデッドイ
ンデックス型光ファイバ、マイクロレンズ、球レンズで
ある。
【0064】電気端子54は2次元アレイ状に配置して
電気端子基板52bに固定されており、基板搭載面18
に垂直になっている。電気端子54は例えば、微小金属
ボールである。電気端子24として、第1実施例で説明
したグレーデッドインデックス型光ファイバをメタライ
ズした電気端子14、あるいは、第2実施例で説明した
マイクロレンズ23bをメタライズした電気端子24、
あるいは、第3実施例で説明した球レンズ33bをメタ
ライズした電気端子34を採用することも可能である。
【0065】光端子基板52aと電気端子基板52b
は、2次元アレイ状に配置した光端子53の周辺部に2
次元アレイ状の電気端子54が同一面で配置するように
形成されている。
【0066】本例では、光端子基板52aと電気端子基
板52bを一体に作製してある。
【0067】基板搭載面18は、光半導体モジュールを
プリント基板等の実装基板に搭載する際に、実装基板側
に向く面である。
【0068】図6及び図7に示す光半導体モジュール
は、光半導体素子11と、光半導体素子11を2次元ア
レイ状に実装するモジュール基板12と、光半導体モジ
ュールの光入出力部分を構成する光端子53と、光半導
体モジュールの電気入出力部分を構成する電気端子54
を含んでいる。光端子53と電気端子54はともに光半
導体モジュールの基板搭載面18に配置されており、光
入出力と電気入出力は光半導体モジュールが搭載される
基板搭載面18に対して同一方向であり、かつ、基板搭
載面18に垂直である。
【0069】図6及び図7に示す光半導体モジュールに
おいては、光半導体素子11が面受光型半導体素子の場
合は、外部から光端子53に光が入射し、光端子53か
らの出射光が光半導体素子11に入射する。光半導体素
子11が面発光型半導体素子の場合は、光半導体素子1
1からの出射光は光端子53に入射し、この光端子53
からの出射光は例えばコリメート光となり、光半導体モ
ジュールから光出力される。
【0070】一方、光半導体素子11の電極はモジュー
ル基板12上の電気配線を介して、電気端子54に接続
される。この電気端子54は、図示しないが、実装基板
のはんだバンプ等に接続される。
【0071】図6及び図7に示した光半導体モジュール
では、光端子基板52aと電気端子基板52bとの組み
合わせにより、光端子53のアレイと電気端子54のア
レイを、光半導体モジュールの同一面内に任意にレイア
ウトして配置できるため、光半導体モジュールパッケー
ジにおける光半導体素子11や電子部品類16のレイア
ウトに柔軟に対応して自由度の高い光端子53及び電気
端子54のレイアウトが可能となる。また、光端子53
にはピッグテールコードのような光ファイバの被覆部分
がないので、耐熱性が高く、実装基板上にはんだリフロ
ーによって光半導体モジュールを実装することができ
る。
【0072】なお、図6及び図7では光端子53を中央
部に集め、電気端子54をその周辺部に配置している例
を示したが、電気端子54をBGA(Ball Grid Array)
構造やPGA(Pin Grid Array)構造とし、光端子基板
52aを別途作製できるようにすることで、従来の電気
端子形成技術を利用して電気端子基板52bを低コスト
に作製することが可能となり、また、光端子基板52a
の清掃や交換が可能かつ容易となる。
【0073】上記第1〜第5の各実施例において、光半
導体素子11は面発光型半導体素子あるいは面受光型半
導体素子に限定されるものではない。また、光半導体素
子11は、単一の素子であっても、面発光型半導体素子
あるいは面受光型半導体素子等、適宜な光半導体素子の
1次元アレイ素子であっても2次元アレイ素子であって
も良い。
【0074】また、上記第1〜第5の各実施例において
は、光入出力と電気入出力が光半導体モジュールが搭載
される基板搭載面18に対して、同一方向であり、か
つ、基板搭載面18に垂直であると説明したが、これ
は、完全に同一方向かつ完全に垂直であることを意味す
るものではなく、実質的に同一方向かつ垂直であれば良
い。特に、電気入出力は基板搭載面18に殆ど垂直にな
ることが多いが、光入出力は反射による悪影響を除くた
めに基板搭載面18に対し故意に垂直から幾分傾斜させ
ることがある。このような場合も、この発明でいう光入
出力と電気入出力が基板搭載面18に対して同一方向で
あり且つ基板搭載面18に垂直であるという技術的思想
に含まれる。要は、光端子と電気端子はともに光半導体
モジュールを搭載するための基板搭載面18に配置さ
れ、光入出力と電気入出力が実質的に基板搭載面18に
向いていれば良い。
【0075】更に、上記第5実施例においては、グレー
デッドインデックス型光ファイバ以外でも、例えばマイ
クロレンズ及び球レンズ等の光学部品において、これら
光学部品の光伝送部分を除いてメタライズすることによ
り、例えばマイクロレンズあるいは球レンズの外周部の
一部を除いてメタライズすることにより、1つの光学部
品で電気端子と光端子の両方の機能を兼ね備えるように
することが可能である。
【0076】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よる光半導体モジュールの実装形態は、光端子と電気端
子を任意にレイアウトでき、また、2次元アレイでプリ
ント基板等の実装基板と接続することができ、更に、光
半導体モジュールははんだリフローによって実装するこ
とが可能となる。従って、従来はプリント基板と平行方
向にしか取り出せなかったために光入出力数の増大に応
じてパッケージを小型化することが困難であったこと、
及び、ピッグテール型のモジュールでははんだリフロー
に対応することが困難であったことを解決することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光半導体モジュール
のパッケージ裏面の斜視図。
【図2】図1のII-II'断面の一部を簡略化して表した断
面図。
【図3】本発明の第2実施例に係る光半導体モジュール
の光半導体素子付近の断面図。
【図4】本発明の第3実施例に係る光半導体モジュール
の光半導体素子付近の断面図。
【図5】本発明の第4実施例に係る光半導体モジュール
の光半導体素子付近の断面図。
【図6】本発明の第5実施例に係る光半導体モジュール
のパッケージ裏面の斜視図。
【図7】図6のVII-VII'断面の一部を簡略化して表した
断面図。
【図8】従来の光半導体モジュールを示す斜視図。
【図9】従来の並列光半導体モジュールを示す斜視図。
【図10】光端子の長さLを2mmとするために、比屈
折率差Δと屈折率分布係数gが満たす関係を示す図。
【符号の説明】
11a 面発光型半導体素子路型光アンプ 11b 面受光型半導体素子 11 光半導体素子 12 モジュール基板 13 光端子(0.25ピッチのグレーデッドインデックス
型光ファイバ) 14 電気端子 15 光半導体モジュールパッケージ 16 電子部品類 17 放熱フィン 18 光半導体モジュールの基板搭載面 23a マイクロレンズ(光端子) 23b 電気端子用マイクロレンズ 24 マイクロレンズをメタライズした電気端子 25 電気配線 33a 球レンズ(光端子) 33b 電気端子用球レンズ 34 球レンズをメタライズした電気端子 35 電気配線 43 側面のみをメタライズした光ファイバ(光・電気
共通端子) 45 電気配線 52a 光端子基板 52b 電気端子基板 53 光端子 54 電気端子 61 端面発光型レーザダイオード 62a モジュール基板 62b サブモジュール基板 63 集束性レンズ 64 電気端子 65 モニタ用フォトディテクタ 66 伝送用光ファイバ 71 光半導体アレイ 72 V溝加工モジュール基板 73 光ファイバアレイ 74 電気端子 75 光半導体モジュールパッケージ 76 電子部品類 77 電気配線 78 光コネクタ 79 伝送用光ファイバ 92 プリント基板 93 入出力光 94 プリント基板側電気端子 95プリント基板側電気配線 96 はんだバンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 芳光 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 安東 泰博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA05 BA14 CA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光半導体素子を有する光半導体モジュー
    ルの実装形態において、該光半導体モジュールは、該光
    半導体素子と、それを搭載するモジュール基板と、該光
    半導体モジュールの光入出力部分を構成する光学部品
    (以下、光端子と呼ぶ)と、該光半導体モジュールの電
    気入出力部分を構成する電気端子を含み、該光端子と電
    気端子はともに該光半導体モジュールを搭載するための
    基板搭載面に配置されており、該光半導体モジュールが
    搭載される基板搭載面に対して、光入出力と電気入出力
    が同一方向であり、かつ、前記基板搭載面に垂直である
    ことを特徴とする光半導体モジュールの実装形態。
  2. 【請求項2】 前記光半導体素子は、面発光型及び面受
    光型の光半導体素子からなる1次元光アレイ素子と2次
    元光アレイ素子の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光半導体モジュールの実装形態。
  3. 【請求項3】 前記光半導体モジュールの光端子と電気
    端子は、それぞれ同一形状の光学部品がコア材として構
    成され、該光半導体モジュール内において光半導体素子
    と光結合される前記光学部品を光端子とし、電気端子は
    前記光学部品の外周部の少なくとも一部をメタライズす
    ることにより電気端子化することを特徴とする請求項1
    または2に記載の光半導体モジュールの実装形態。
  4. 【請求項4】 前記光半導体モジュールにおいて、光学
    部品がコア材として形成された光端子と、該光学部品を
    コア材とせずに導電性材料にて形成された電気端子をと
    もに有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    光半導体モジュールの実装形態。
  5. 【請求項5】 前記光学部品は、該光学部品の光伝送部
    分を除いて外周部の少なくとも一部をメタライズするこ
    とにより、一つの光学部品で電気端子と光端子の両方の
    機能を兼ねることを特徴とする請求項1または2に記載
    の光半導体モジュールの実装形態。
  6. 【請求項6】 前記光学部品として、略(π/2)(ag/2
    Δ)1/2 なる長さLを有するグレーデッドインデックス
    型光ファイバを用いることを特徴とする請求項3または
    4または5に記載の光半導体モジュールの実装形態。但
    し、aは該グレーデッドインデックス型光ファイバのコ
    ア径、gは該グレーデッドインデックス型光ファイバの
    屈折率分布指数、Δは該グレーデッドインデックス型光
    ファイバのコアとクラッドの比屈折率差を表す。
  7. 【請求項7】 前記光学部品は、集束性のマイクロレン
    ズであることを特徴とする請求項3または4または5に
    記載の光半導体モジュールの実装形態。
  8. 【請求項8】 前記光学部品は、球レンズであることを
    特徴とする請求項3または4または5に記載の光半導体
    モジュールの実装形態。
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