JP2000026114A - 活性炭をベ―スとする凝集塊、それらの調製方法及び吸着剤としてのそれらの使用 - Google Patents
活性炭をベ―スとする凝集塊、それらの調製方法及び吸着剤としてのそれらの使用Info
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Abstract
良好な耐性に加えて、破砕に対する優れた耐性及び35
0℃までの優れた熱安定性を示す、活性炭及び結合剤を
ベースとする凝集塊に関する。これらは、活性炭粉末を
ゲルの形態にある細孔保護剤と混合した後に結合剤と混
合し、次いで凝集し、得られた凝集塊を成形して硬化さ
せることにより調製する。これらは、気体の処理、分離
又は精製、並びに液体の脱色、精製及び脱臭のための吸
着剤として用いることができる。
Description
し、特には、結合剤との活性炭凝集塊に関する。
リマーの炭化から生じる生成物であり、これらは、それ
らに高い多孔性及び高吸着力を付与する活性化処理を経
ている。これらの吸着特性は、長年、気体の処理、分離
及び精製並びに液体の脱色、精製及び脱臭に利用されて
いる。
触させる場合、これらは、一般に、通常100μm未満
の平均粒径を有する粉末の形態で用いられ、これは、こ
れらの粉末が非常に効率的な活性炭/液体の密接な接触
の達成を可能にするためである。浸出処理プロセスにお
いては、吸着層の時機を逸した移動を回避するため、活
性炭は代わりにロッド又は顆粒の形態で用いられる。
ド)には、圧力の低下が過度に大きく、かつ装置を閉塞
させる危険性を高めるような、過度に細かい粒径は回避
される。
殻又は石炭に対する脱水剤及び/又は酸化剤(リン酸、
塩化亜鉛)の作用によっても活性炭を調製することが可
能であり、この操作は事前の炭化無しに比較的低い温度
(600℃未満)で行われ、引き続き連続的な洗浄操作
及び、必要であれば、所望の粒径に粉砕することにより
化学物質を活性炭から除去する。このようにして得られ
た活性炭(いわゆる化学的木炭)は良好な多孔性を示す
が、しばしば弱すぎる(過度に脆い粒子)それらの機械
的特徴は気相の処理におけるそれらの使用を制限する。
炭化水素質材料、例えば、石炭、ピート、ピートコーク
ス、半成コークスもしくは木炭をコールピッチ、コール
タール、木ピッチもしくは木タールと混合し、次にその
混合物を圧縮することにより凝集させ、最後に所望の粒
径までそれを破砕し、又はダイを通してそれを押出すこ
とにある。凝集した生成物を、次に、400−600℃
の温度で揮発分を除去し、次いで、酸化雰囲気(蒸気、
CO2又はH2O/CO2混合物)における気体化によ
り活性化する。出発炭化水素質材料が果実の殻、例え
ば、ココナツの殻を含んでなる場合、脱揮発物及び活性
化段階の前にそれらをピッチ又はタールと混合する必要
はなく、これは、典型的にはmmのオーダーの、所望の
粒径範囲にある粒子が単純に破砕することにより得られ
るためである(後者の方法に従って調製される活性炭は
いわゆる物理的木炭である)。活性炭の多孔性は(炭素
の消費を伴う)活性化段階の間に創出され、この多孔性
は粒子の骨格の弱体化を伴い、したがって、機械的特性
の大きな損失を生じる(破砕に対する耐性の低下、脆粋
性の増加)。
ければ特定のクレイで凝集させることにより凝集した活
性炭を調製する提案もなされている。ひとたび活性炭粉
末をアルミナ又はクレイと混合したら、その混合物を押
出した後、450ないし600℃の温度での焼成に処す
る。そのような温度では、空気又は(直接加熱炉内で用
いられる)酸化性蒸気と接触させることで活性炭が消費
され得ることが知られているため、上述の混合物を中性
雰囲気下に維持することが必須であり、これは、この凝
集方法の経費を増加させる。
示される活性炭凝集方法は、細分した炭素質材料(0.
075mm未満の粒径を有する)を、フェノール/アル
デヒド樹脂及び/又はそれらの縮合生成物をベースとす
る熱硬化性結合剤と、任意に架橋剤の存在下において混
合し、次にこの混合物を成形し、前記結合剤を熱条件下
で架橋し、最後に、そのようにして凝集した炭素質材料
を活性化することにある。
ヒド樹脂、フラン樹脂又は尿素−ホルムアルデヒド樹脂
から選択することができる熱硬化性樹脂と共に凝集さ
せ、次にその混合物を成形した後、結合剤を硬化させる
ために加熱処理を行う提案がフランス特許第2,21
5,461号になされている。
(熱硬化性結合剤、ピッチ、タール等)からの凝集塊の
成形の間、結合剤の無視し得ない部分が細孔内部に入り
込み、そのようにして調製される活性炭の活性を低下さ
せることが見出される。
いては活性炭粉末を結合剤で凝集させるための方法が開
示されているが、凝集工程の前に、活性炭を水、高級ア
ルコール、脂肪酸、油/脂肪及び可塑剤から選択される
液体細孔保護剤と接触させる。得られる凝集塊は破砕に
対する耐性に劣る。
発された凝集方法は、粒径が0.2ないし10mm、好
ましくは0.4ないし6mmであり、良好な機械的特性
(破砕及び崩壊に対する耐性、低脆粋性)だけではなく
優れた吸着活性を有する活性炭凝集塊を得ることを可能
にする。この方法は実行が容易であり、かつ安価である
というさらなる利点を示す。
結合剤で凝集するための方法は、以下の段階を含む: (a)活性炭粉末を、混合物を粉末状に留めるのに十分
な量の細孔保護剤と混合し、(b)(a)から得られる
生成物を結合剤と混合し、(c)(b)から得られる混
合物を凝集させて成形し、(d)凝集した生成物を硬化
させる。
用いることができる。有機ゲル化剤、例えば、アルギン
酸塩、カラゲナン及び/又はペクチンをベースとするゲ
ルの他に、水性ゲルの中でスメクティッククレイをベー
スとするもの、特にはベントナイトを特に挙げることが
できる。出願人企業は、細孔保護剤が、活性炭を結合剤
と接触させる前の活性炭の細孔への侵入の全て又は一部
を遮断するものと考える。
に1ないし100μmの平均粒径を有する。より大きな
粒径を有する活性炭粒子が利用可能である場合、細孔保
護剤と混合する前に、これらの粒子を粉砕して平均粒径
を好ましくは1ないし100μmにするように注意を払
う。
(段階(a))は、一般に、環境温度で行う。あらゆる
既知の型の混合装置、例えば、Z−アームミキサー、リ
ボンブレンダー又は混合エッジランナーを用いることが
できる。得られる混合物を粉末形態とするのに十分な量
の細孔保護剤(1種類もしくは複数種類)が用いられ
る。細孔保護剤及び活性炭粉末の割合は、一般に、活性
炭100重量部当たり保護剤100ないし200重量部
である。
れる混合物は、続いて、結合剤と混合する(段階
(b))。
は熱硬化性結合剤及び熱溶融型結合剤を意味するものと
理解される。
体である熱硬化性樹脂をベースとする組成物、特には尿
素−ホルムアルデヒド、メラミン−尿素−ホルムアルデ
ヒド又はフェノール−ホルムアルデヒド型のものであっ
て、出願人企業はメラミン−尿素−ホルムアルデヒド型
の樹脂を好み、並びにラテックスフォウム状の熱硬化性
(共)重合体のエマルジョンである。架橋剤を混合物中
に含めることができる。架橋剤の例として塩化アンモニ
ウムに挙げることができる。
あり、熱溶融型の樹脂をベースとする。
度で固体であり、かつ本発明の凝集方法の様々な段階の
間に分解し得ない他のあらゆる既知結合剤も用いること
ができる。
活性炭100重量部当たり結合剤4ないし30重量部、
好ましくは10ないし20重量部である。
は、任意の架橋剤に加えて、活性炭粉末及び細孔保護剤
の混合物に、一般には環境温度で添加される(段階
(b))。あらゆる既知の型の混合装置、例えば、Z−
アームミキサー、リボンブレンダー又は混合エッジラン
ナーを用いることができる。混合物の粘稠性を、その混
合物を凝集した生成物として、既知の技術、例えば、押
出、圧縮、ペレット化、圧延、回転パンを用いる造粒等
に従い、あらゆる既知の型の機器によって直接成形でき
る程度とするため(段階(c))、水を添加する必要が
あることもある。成形段階の後、例えば一般には200
℃未満の温度で加熱することにより、結合剤(及び凝集
した生成物)を硬化させる(段階(d))。
意に粉砕した後、活性炭粉末及び細孔保護剤の混合物と
乾燥混合する(段階(b))。次に、この混合物を加熱
し、あらゆる既知の型の機器により粒子、押出物、スラ
ブ等にするのに望ましい粘度まで軟化させる(段階
(c))。また、熱溶融型結合剤を単独で軟化させ、次
にそれを、予め細孔保護剤と混合した軟化した塊の状態
の活性炭に組み込み、粒子、押出物、スラブ等として成
形することも可能である。凝集した生成物が環境温度ま
で冷却されたとき(段階(d))、それらは完全に剛性
である。
って得られる凝集した生成物、すなわち凝集塊である。
用いられる処理技術に応じて、これらは粒子、押出物、
ペレット、スラブ、ビーズ等の形態で提供される。
よる凝集塊は改善された吸着能力を示し、さらに、それ
らの破砕に対する耐性も改善されることが予期せず見出
される。
10mm、好ましくは0.4ないし6mmである。
て、液体媒体中の崩壊に対する改善された耐性を示し、
破砕に対するそれらの耐性は1ないし4mmの粒径につ
いて1ないし10kgである。用いるられる結合剤の性
質に応じて、これらは350℃までの範囲を取り得る温
度に耐えることができる。
同様に用いることができる。これらの非常に良好な機械
特性及び優れた吸着能力を考えると、工業プロセスにお
いて吸着ベッドの形態での気体の吸着用に特に推奨され
る。
てn−ブタン及び/又はペンタンを含んでなる蒸気を吸
着するための作用物質として特に適する。これらの炭化
水素蒸気を吸着するための工業プロセスはVRU(揮発
性物質回収ユニットの略語)として知られ、PSA(圧
力スイング吸着)又はVSA(減圧下でのPSA)型で
ある。
とするあらゆる多孔性粉体材料にも適する。これらの多
孔性粉体材料のうち、シリカ粉末、ゼオライト粉末及び
熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂粉末、例えば、ラク
タム及び/又はアミノ酸のアニオン性重合によって調製
される多孔性球状ポリアミド粒子、例えば、ElfAt
ochem S.A.社がOrgasol(登録商標)
の商品名で販売する粉末を挙げることができる。
集させようとするためには、有機ベースの保護剤を選択
するように注意を払う。
を凝集させようとするためには、熱硬化性である場合に
は硬化温度が、熱溶融型である場合には軟化温度が、凝
集させようとする樹脂の溶融、軟化又は架橋温度を下回
る結合剤を選択するように注意を払う。
れる生成物について、タップした生成物の相対密度、ブ
タン吸着能力及び破砕に対する耐性を測定し、崩壊試験
を以下の手順に従って行う。
る据え置き基部を含み、このローラー上には3つの鋸歯
を備える可動鋼板がある、タッピング装置に取り付け
る。軸に沿ってスライドさせることにより垂直に移動さ
せることができるこの板は、エンドレススクリューから
60回転/分の回転移動を受ける。それ自体回転しなが
ら、この板は一連の上昇と、続く4mmの高さの急激な
下降を受ける。メスシリンダーに、相対密度を測定しよ
うとする(事前に、その重量がもはや変化しなくなるま
で、オーブン内に入れて150℃にした)生成物を、3
分後に“100ml”(V)の目盛りに到達するまで手
で連続的に充填する。その後、メスシリンダーの内容物
を秤量し(W)、タップした相対密度=W/Vを算出す
る。
カー内の水200mlに入れ、その混合物を3 0秒毎に攪拌して完全に崩壊するのに要する時間を測定
する。
くなるまでオーブン内において150℃で乾燥させ、次
にデシケーター内で環境温度まで冷却する。続いて、焼
結ガラスNo.0を備え、充填容積FVが15.9ない
し16.9mlであり、かつ事前に風袋を計量した(W
0)U字管に加熱乾燥した活性炭を充填し、その管を秤
量して(W1)、タップした生成物の相対密度を測定す
るのに用いたタッピング装置を用いて2分間タップす
る。その後、流速を15 l/時に調整したブタン流を
頂部から下方に向けて45分間通過させ、管の温度は2
5℃に維持する。その管を乾燥させて秤量する(W
3)。
時間、25℃に維持した活性炭に通す(窒素の流速:1
8 l/時)。この管を乾燥させて秤量し(W4)、以
下のものを算出する。
100 ・破砕に対する耐性 増加した圧力下での凝集生成物の破壊荷重(kgで表
す)を、TMC200サポート及びDFGS50ダイナ
モメーターを備えるIndelco−Chatillo
n(ADS/801)型の、破砕に対する耐性を測定す
るための装置を用い、その下降速度を23mm/分に調
整して測定する。破砕に対する機械的耐性Rは25回の
測定の算術平均によって決定する。
商標)CPの商品名で販売する、平均粒径20μmの粉
末化活性炭400gを、500gの水に溶解した、Ch
emie−Linz社がS100の商品名で販売するメ
ラミン−尿素−ホルムアミド樹脂80gの溶液と、Z−
アームWernerミキサーを用いて混合する。8gの
塩化アンモニウムNH4Cl(架橋触媒)を添加する。
mmの孔を貫通させたダイを備える押出プレスを用いる
押出により押出物として成形する。
処理することにより、結合剤を硬化させる。
(登録商標)FGN/FR4の商品名で販売)懸濁液
を、ベントナイト15gを550gの水に攪拌しながら
分散させることにより調製する。
ームWernerミキサー内で、400gのActic
abone(登録商標)CP活性炭と混合する。
S100メラミン−尿素−ホルムアミド樹脂及び8gの
NH4Clを導入する。
して添加する。
mmの孔があるダイを備えるKahl混合エッジランナ
ーを用いて押出を行い、次いで、加熱処理をオーブン内
において120℃で3時間行う。
量、5.9kgの破砕に対する耐性及び0.32の相対
密度を有する。
いることを除いて先行する例と同様に調製を行う。
量、5kgの破砕に対する耐性及び0.30の相対密度
を有する。
混合を行う。
のブタン吸着容量、2.6kgの破砕に対する耐性及び
0.31の相対密度を有する押出物が得られる。
き換えることを除いて先行する例と同様に調製を行う。
6kgの破砕に対する耐性及び0.32の相対密度を有
する押出物が得られる。
が、吸着容量及び破砕に対する耐性に関して、ベントナ
イトを用いることによる改善の導入を示す。
FGN/FR4ベントナイトの懸濁液を調製する。
ダー内で300kgのActicarbone CP活
性炭を240リットルの水で湿潤させた後、ベントナイ
ト懸濁液を添加する。10分間混合した後、25kgの
S100メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、次い
で25リットルの10重量%塩化アンモニウム溶液及
び、最後に、押出助剤(カルボキシメチルセルロース)
を導入する。
obart(登録商標)押出機を用いて行う。
おいて、回転速度2回転/分及び熱気体の導入口温度4
50ないし550℃で加熱処理を行う。生成物に含まれ
る水の蒸発がその温度を130−150℃に制限する。
耐性が4kgであり、かつ相対密度が0.36である押
出物が得られる。
550g中に15gのベントナイトの懸濁液と混合した
後、40gのS100メラミン−尿素−ホルムアルデヒ
ド樹脂及び4gの塩化アンモニウムに加えて押出助剤を
添加する。
idecauラムプレスを用いて押出を行う。
の吸着容量、5kgの破砕に対する耐性及び0.31の
相対密度を有する押出物が得られる。
及び2.5gの塩化アンモニウムを用いることを除いて
先行する例と同様に調製を行う。
容量、4.5kgの破砕に対する耐性及び0.30の相
対密度を有する。
トが均一になったとき、凝集をビーズの形態で生じさせ
る造粒パンに徐々に注ぐ。
標)という商標の装置は直径0.4mであり、直径1.
5ないし3mmのビーズの形成を可能にするためその回
転速度及び勾配を調整する。加熱処理の後、これらのビ
ーズは9.5の吸着容量及びそれらの直径に応じて0.
5ないし1kgで変化する破砕に対する耐性を有する。
性炭を30g/lの水性ベントナイト懸濁液と混合す
る。(乾燥基準で表して)150gの、ElfAtoc
hem S.A.社がRepolem1103Kの商標
名で販売する共重合アクリル酸エステルのエマルジョン
を得られる粉体混合物に添加する。押出を3mmで、ラ
ム押出プレスを用いて150℃で行い、残留する水を除
去するためにオーブン内で乾燥を行う。
得られる。
で、ラムプレスにおいて圧縮する。続いて、得られるブ
ロックを冷条件下で破砕し、0.5ないし2mmの粒径
を有する破片を得るために篩掛けする。
ブタン吸着容量を有する。
圧縮する。
に得られる0.5/2mmの破片は10のブタン吸着容
量を有する。
の凝集生成物を、水を用いる崩壊試験に処する。実施例
2ないし12の生成物は崩壊せず、これに対して比較例
1の試料は崩壊した。
する: a)実施例6の凝集活性炭 b)SA1810は、平均径1mmの粒子の形態の、化
学的に活性化した松材から調製される活性炭である(B
WC:10.5;相対密度:0.22g/ml;BN:
514) c)GAC4×8は、平均径3.3mmの粒子の形態
の、石炭から調製され、物理的に活性化された活性炭凝
集塊である(BWC:5.8;相対密度:0.43g/
ml;BN:242)。
させるVSA(圧力スイング吸着)型のプロセスに従っ
て行う。
上述の3種類の活性炭のうちの1つを3 l充填したカ
ラムである。
従って、互いに周期的に連動する。
の窒素 気体の速度 0.02m/s 脱着 カラム内での気体の通過方向:頂部から下方 持続時間 15分 気体の圧力 0.01MPa 気体の温度 25℃ 気体の組成(パージ気体) 純粋窒素 総気体流速(パージ気体) 4 Sl/s 気体ブタンの前面がカラムから出るのに要する吸着/脱
着サイクルの数を測定する。結果を表1に併せて記す。
する。
する吸着/脱着サイクルの数を測定する。結果を表2に
併せて記す。
採用する。
着サイクルの数を測定する。結果を表3に併せて記す。
Claims (18)
- 【請求項1】 活性炭凝集塊の調製方法であって、 (b)活性炭粉末を結合剤及び、任意に、架橋剤と混合
し、 (c)該混合物を凝集させて成形し、 (d)凝集した生成物を硬化させる、ことを包含し、段
階(b)の前に、活性炭粉末を、該混合物を粉末の形態
に留めるのに十分な量の水性もしくは有機ゲルから選択
される細孔保護剤と接触させる(段階(a))ことを特
徴とする方法。 - 【請求項2】 細孔保護剤及び活性炭粉末の割合が活性
炭100重量部当たり保護剤が100ないし200重量
部であることを特徴とする、請求項1による方法。 - 【請求項3】 結合剤及び活性炭粉末の割合が活性炭1
00重量部当たり結合剤が4ないし30重量部、好まし
くは10ないし20重量部であることを特徴とする、請
求項1又は2による方法。 - 【請求項4】 活性炭粉末及び細孔保護剤の混合、並び
にそれと結合剤及び、任意に、架橋剤との混合を環境温
度で行うことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれ
か1項による方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のうちの1項による活
性炭及び結合剤の凝集塊を調製するための方法であっ
て、凝集した生成物の成形を押出、圧縮、ペレット化、
圧延又は回転パンを用いる造粒により行うことを特徴と
する方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のうちの1項による活
性炭及び熱硬化性結合剤の凝集塊の調製方法であって、
結合剤の硬化を行うのに十分な温度で加熱することによ
り凝集した生成物を硬化させることを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項1にないし5のうちの1項による
活性炭及び熱溶融型結合剤の凝集塊の調製方法であっ
て、粉末加熱溶融型結合剤を、予め細孔保護剤と混合さ
れている活性炭粉末と混合した後、合わせた混合物を加
熱して軟化させ、次いで成形して冷却し、 又は、加熱して軟化させた後、予め細孔保護剤と混合さ
れている活性炭粉末と混合し、次いで合わせた混合物を
成形して冷却する、ことを特徴とする方法。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に定義
される方法に従って得ることができる凝集塊。 - 【請求項9】 細孔保護剤がスメクティッククレイ、例
えば、ベントナイトをベースとし、又は有機ゲル化剤、
例えば、アルギン酸塩、カラゲナン及び/又はペクチン
をベースとすることを特徴とする、請求項8による凝集
塊。 - 【請求項10】 結合剤が、環境温度で液体もしくは固
体である熱硬化性樹脂をベースとし、又は(共)重合体
(1種類もしくは複数種類)のエマルジョンもしくはラ
テックス(latices)をベースとし、好ましく
は、尿素−ホルムアルデヒド、メラミン−尿素−ホルム
アルデヒド及び/又はフェノール−ホルムアルデヒド型
の樹脂をベースとし、都合よくは、メラミン−尿素−ホ
ルムアルデヒド型の樹脂をベースとすることを特徴とす
る、請求項8又は9による凝集塊。 - 【請求項11】 結合剤が、環境温度で固体である熱溶
融型の熱溶融型樹脂、ピッチ、又はタールをベースとす
る、請求項8又は9による凝集体。 - 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれか1項に
定義される凝集塊の吸着剤としての使用。 - 【請求項13】 請求項12による凝集塊の、気体の分
離及び/又は精製への使用。 - 【請求項14】 請求項12による凝集体の、液体の脱
色、精製及び/又は脱臭への使用。 - 【請求項15】 吸着ベッドの形態の請求項13による
凝集塊の、工業プロセスにおける気体の吸着への使用。 - 【請求項16】 請求項15による凝集塊の、主として
n−ブタン及び/又はペンタンを含んでなる炭化水素蒸
気の吸着(VRU)への使用。 - 【請求項17】 請求項1ないし7のいずれか1項によ
る多孔性粉末材料を凝集させるための方法であって、活
性炭粉末を該多孔性粉末材料で置き換えることを特徴と
する方法。 - 【請求項18】 請求項17の方法に従って得ることが
できる凝集塊。
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