JP2000022988A - ガンマ補正回路 - Google Patents
ガンマ補正回路Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/20—Circuitry for controlling amplitude response
- H04N5/202—Gamma control
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/68—Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits
- H04N9/69—Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits for modifying the colour signals by gamma correction
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- Signal Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速動作が可能なガンマ補正回路を提供す
る。 【解決手段】 ガンマ補正回路は三原色信号を入力する
第1〜第3の補正回路を有する。各補正回路は、入力信
号Siである原色信号と基準電圧V1,V2,V2との
差に応じた信号を生成する第1〜第3の差動増幅回路1
A,2A,3Aと、負荷抵抗RLとを有する。第1〜第
3の差動増幅回路1A,2A,3Aは並列接続されてお
り、各出力端子1AT,2AT,3ATは、この補正回
路の出力端子Toに接続されている。第1〜第3の差動
増幅回路1A,2A,3Aと負荷抵抗RLとにより、折
れ点電圧の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成
されている。
る。 【解決手段】 ガンマ補正回路は三原色信号を入力する
第1〜第3の補正回路を有する。各補正回路は、入力信
号Siである原色信号と基準電圧V1,V2,V2との
差に応じた信号を生成する第1〜第3の差動増幅回路1
A,2A,3Aと、負荷抵抗RLとを有する。第1〜第
3の差動増幅回路1A,2A,3Aは並列接続されてお
り、各出力端子1AT,2AT,3ATは、この補正回
路の出力端子Toに接続されている。第1〜第3の差動
増幅回路1A,2A,3Aと負荷抵抗RLとにより、折
れ点電圧の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号または三
原色信号をガンマ補正するガンマ補正回路に関する。
原色信号をガンマ補正するガンマ補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のコンピュータディスプレ
イ装置の概略ブロック図である。このコンピュータディ
スプレイ装置100は、信号増幅回路20と陰極線管
(CRT:Cathode Ray Tube)30と偏向回路40とを
有する。信号増幅回路20は第1〜第3の増幅回路21
〜23を有し、陰極線管30は電子銃34を有する。第
1の増幅回路21は、赤の原色信号SRを入力して増幅
し、出力信号SR2を電子銃34の赤のカソード31に
供給する。第2の増幅回路22は、緑の原色信号SGを
入力して増幅し、出力信号SG2を電子銃34の緑のカ
ソード32に供給する。第3の増幅回路23は、青の原
色信号SBを入力して増幅し、出力信号SB2を電子銃
34の青のカソード33に供給する。
イ装置の概略ブロック図である。このコンピュータディ
スプレイ装置100は、信号増幅回路20と陰極線管
(CRT:Cathode Ray Tube)30と偏向回路40とを
有する。信号増幅回路20は第1〜第3の増幅回路21
〜23を有し、陰極線管30は電子銃34を有する。第
1の増幅回路21は、赤の原色信号SRを入力して増幅
し、出力信号SR2を電子銃34の赤のカソード31に
供給する。第2の増幅回路22は、緑の原色信号SGを
入力して増幅し、出力信号SG2を電子銃34の緑のカ
ソード32に供給する。第3の増幅回路23は、青の原
色信号SBを入力して増幅し、出力信号SB2を電子銃
34の青のカソード33に供給する。
【0003】電子銃34は、各カソード31,32,3
3に供給された信号SR2,SG2,SB2に基づいて
電子ビームBR,BG,BBをそれぞれ生成し、陰極線
管30の蛍光面35に照射する。陰極線管30の前面ガ
ラスの内側に蛍光体が塗布され、この蛍光体が蛍光面3
5を形成している。偏向回路40は、水平同期信号SH
と垂直同期信号SVとを入力し、偏向コイル(ヨーク)
等により磁力線を発生して陰極線30内の磁界の強さを
変化させ、電子銃34からの電子ビームによる水平走査
および垂直走査が行われるようになっている。原色信号
SR,SG,SBは、例えばディジタル/アナログ変換
回路からのアナログ出力信号からなり、このディジタル
/アナログ変換回路は、例えば赤と緑と青のフレームバ
ッファからのディジタル信号またはカラールックアップ
テーブル(CLUT:Color Look-Up Table )からのデ
ィジタル信号を入力する。
3に供給された信号SR2,SG2,SB2に基づいて
電子ビームBR,BG,BBをそれぞれ生成し、陰極線
管30の蛍光面35に照射する。陰極線管30の前面ガ
ラスの内側に蛍光体が塗布され、この蛍光体が蛍光面3
5を形成している。偏向回路40は、水平同期信号SH
と垂直同期信号SVとを入力し、偏向コイル(ヨーク)
等により磁力線を発生して陰極線30内の磁界の強さを
変化させ、電子銃34からの電子ビームによる水平走査
および垂直走査が行われるようになっている。原色信号
SR,SG,SBは、例えばディジタル/アナログ変換
回路からのアナログ出力信号からなり、このディジタル
/アナログ変換回路は、例えば赤と緑と青のフレームバ
ッファからのディジタル信号またはカラールックアップ
テーブル(CLUT:Color Look-Up Table )からのデ
ィジタル信号を入力する。
【0004】ところで、入力信号の振幅を圧縮する折れ
線回路が知られている。例えば、ダイオードと抵抗素子
と定電圧源とを直列接続した直列回路と、基準抵抗素子
とを並列接続する。定電圧源は基準電圧を生成する。基
準抵抗素子の端子電圧が基準電圧よりも小さい場合は、
ダイオードに逆方向電圧を印加してオフさせることで、
前記並列接続した回路から、前記抵抗素子の抵抗値を得
ることができる。基準抵抗素子の端子電圧が基準電圧よ
りも大きい場合は、ダイオードに順方向電圧を印加して
オンさせることで、前記並列接続した回路から、前記抵
抗素子と基準抵抗素子とを並列接続した時の抵抗値を得
ることができる。前記並列接続した回路を負荷抵抗とし
て用いることで、負荷抵抗の抵抗値を基準電圧の前後で
切り替えることができ、折れ線回路を構成することがで
きる。
線回路が知られている。例えば、ダイオードと抵抗素子
と定電圧源とを直列接続した直列回路と、基準抵抗素子
とを並列接続する。定電圧源は基準電圧を生成する。基
準抵抗素子の端子電圧が基準電圧よりも小さい場合は、
ダイオードに逆方向電圧を印加してオフさせることで、
前記並列接続した回路から、前記抵抗素子の抵抗値を得
ることができる。基準抵抗素子の端子電圧が基準電圧よ
りも大きい場合は、ダイオードに順方向電圧を印加して
オンさせることで、前記並列接続した回路から、前記抵
抗素子と基準抵抗素子とを並列接続した時の抵抗値を得
ることができる。前記並列接続した回路を負荷抵抗とし
て用いることで、負荷抵抗の抵抗値を基準電圧の前後で
切り替えることができ、折れ線回路を構成することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この折れ線回
路は、ダイオードに逆方向電圧が印加される構成であ
り、逆方向電圧の印加時には空乏層容量が形成される。
この容量によって入力信号の低周波成分と高周波成分で
は、前記並列接続した回路の抵抗値が異なることになる
ので、この折れ線回路は高速動作にはあまり適していな
い。また、ダイオードの非直線性により、基準抵抗素子
の端子電圧に応じてダイオードの抵抗値が変化し、各折
れ線の切換点付近に歪みを生じることがある。
路は、ダイオードに逆方向電圧が印加される構成であ
り、逆方向電圧の印加時には空乏層容量が形成される。
この容量によって入力信号の低周波成分と高周波成分で
は、前記並列接続した回路の抵抗値が異なることになる
ので、この折れ線回路は高速動作にはあまり適していな
い。また、ダイオードの非直線性により、基準抵抗素子
の端子電圧に応じてダイオードの抵抗値が変化し、各折
れ線の切換点付近に歪みを生じることがある。
【0006】一方、テレビジョン受像機には、三原色信
号または映像信号と画像の明るさとの関係を調整するた
め、ガンマ補正回路を設けることがあり、ガンマ特性の
曲線としては上に凸の2次曲線を用いることが可能であ
る。従来のガンマ補正回路では、キャパシタにより2次
曲線を形成していたので、映像信号または原色信号の高
周波成分に対してガンマ補正を施すことが困難である。
本発明の第1の目的は、映像信号または原色信号の高周
波成分に対してガンマ補正を施すことが可能なガンマ補
正回路を提供することにある。本発明の第2の目的は、
各折れ線の切換点付近に歪みを生じることを防止するこ
とができるガンマ補正回路を提供することにある。
号または映像信号と画像の明るさとの関係を調整するた
め、ガンマ補正回路を設けることがあり、ガンマ特性の
曲線としては上に凸の2次曲線を用いることが可能であ
る。従来のガンマ補正回路では、キャパシタにより2次
曲線を形成していたので、映像信号または原色信号の高
周波成分に対してガンマ補正を施すことが困難である。
本発明の第1の目的は、映像信号または原色信号の高周
波成分に対してガンマ補正を施すことが可能なガンマ補
正回路を提供することにある。本発明の第2の目的は、
各折れ線の切換点付近に歪みを生じることを防止するこ
とができるガンマ補正回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のガンマ補
正回路は映像信号をガンマ補正するガンマ補正回路であ
り、前記ガンマ補正回路は、前記映像信号と基準電圧と
の差に応じた信号を生成する、並列接続された複数の差
動増幅回路と、負荷抵抗とを有しており、前記負荷抵抗
の一端は電源電圧の供給端子に接続され、他端は前記複
数の差動増幅回路の各出力端子に接続されており、前記
複数の差動増幅回路と前記負荷抵抗とによって折れ点電
圧の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されて
おり、前記映像信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記
折れ点電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路
の各基準電圧は設定されており、前記信号電圧の範囲の
うち前記折れ点電圧よりも低い範囲における前記増幅率
が、前記折れ点電圧よりも高い範囲における前記増幅率
よりも大きくなるように、前記複数の差動増幅回路の各
増幅率は設定されている。
正回路は映像信号をガンマ補正するガンマ補正回路であ
り、前記ガンマ補正回路は、前記映像信号と基準電圧と
の差に応じた信号を生成する、並列接続された複数の差
動増幅回路と、負荷抵抗とを有しており、前記負荷抵抗
の一端は電源電圧の供給端子に接続され、他端は前記複
数の差動増幅回路の各出力端子に接続されており、前記
複数の差動増幅回路と前記負荷抵抗とによって折れ点電
圧の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されて
おり、前記映像信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記
折れ点電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路
の各基準電圧は設定されており、前記信号電圧の範囲の
うち前記折れ点電圧よりも低い範囲における前記増幅率
が、前記折れ点電圧よりも高い範囲における前記増幅率
よりも大きくなるように、前記複数の差動増幅回路の各
増幅率は設定されている。
【0008】本発明の第2のガンマ補正回路は映像信号
をガンマ補正するガンマ補正回路であり、前記ガンマ補
正回路は、前記映像信号と基準電圧との差に応じた信号
を生成する複数の差動増幅回路と、前記複数の差動増幅
回路が生成した信号を差動増幅回路を用いて合成する合
成回路と、負荷抵抗とを有しており、前記負荷抵抗の一
端は電源電圧の供給端子に接続され、他端は前記合成回
路の出力端子に接続されており、前記複数の差動増幅回
路と前記合成回路と前記負荷抵抗とによって折れ点電圧
の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されてお
り、前記映像信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折
れ点電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の
各基準電圧は設定されており、前記信号電圧の範囲のう
ち前記折れ点電圧よりも低い範囲における前記増幅率
が、前記折れ点電圧よりも高い範囲における前記増幅率
よりも大きくなるように、前記複数の差動増幅回路の各
増幅率は設定されている。
をガンマ補正するガンマ補正回路であり、前記ガンマ補
正回路は、前記映像信号と基準電圧との差に応じた信号
を生成する複数の差動増幅回路と、前記複数の差動増幅
回路が生成した信号を差動増幅回路を用いて合成する合
成回路と、負荷抵抗とを有しており、前記負荷抵抗の一
端は電源電圧の供給端子に接続され、他端は前記合成回
路の出力端子に接続されており、前記複数の差動増幅回
路と前記合成回路と前記負荷抵抗とによって折れ点電圧
の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されてお
り、前記映像信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折
れ点電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の
各基準電圧は設定されており、前記信号電圧の範囲のう
ち前記折れ点電圧よりも低い範囲における前記増幅率
が、前記折れ点電圧よりも高い範囲における前記増幅率
よりも大きくなるように、前記複数の差動増幅回路の各
増幅率は設定されている。
【0009】本発明の第3のガンマ補正回路は三原色信
号をガンマ補正するガンマ補正回路であり、前記ガンマ
補正回路は、赤と緑と青の原色信号をそれぞれ入力する
第1と第2と第3の補正回路を有しており、前記第1と
第2と第3の各補正回路は、前記原色信号と基準電圧と
の差に応じた信号を生成する、並列接続された複数の差
動増幅回路と、一端が電源電圧の供給端子に接続され、
他端が前記複数の差動増幅回路の各出力端子に接続され
た負荷抵抗とを有しており、前記複数の差動増幅回路と
前記負荷抵抗とによって折れ点電圧の前後で増幅率が切
り替わる折れ線回路が構成されており、前記原色信号が
とり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点電圧が位置する
ように、前記複数の差動増幅回路の各基準電圧は設定さ
れており、前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よ
りも低い範囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よ
りも高い範囲における前記増幅率よりも大きくなるよう
に、前記複数の差動増幅回路の各増幅率は設定されてい
る。
号をガンマ補正するガンマ補正回路であり、前記ガンマ
補正回路は、赤と緑と青の原色信号をそれぞれ入力する
第1と第2と第3の補正回路を有しており、前記第1と
第2と第3の各補正回路は、前記原色信号と基準電圧と
の差に応じた信号を生成する、並列接続された複数の差
動増幅回路と、一端が電源電圧の供給端子に接続され、
他端が前記複数の差動増幅回路の各出力端子に接続され
た負荷抵抗とを有しており、前記複数の差動増幅回路と
前記負荷抵抗とによって折れ点電圧の前後で増幅率が切
り替わる折れ線回路が構成されており、前記原色信号が
とり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点電圧が位置する
ように、前記複数の差動増幅回路の各基準電圧は設定さ
れており、前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よ
りも低い範囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よ
りも高い範囲における前記増幅率よりも大きくなるよう
に、前記複数の差動増幅回路の各増幅率は設定されてい
る。
【0010】本発明の第4のガンマ補正回路は三原色信
号をガンマ補正するガンマ補正回路であり、前記ガンマ
補正回路は、赤と緑と青の原色信号をそれぞれ入力する
第1と第2と第3の補正回路を有しており、前記第1と
第2と第3の各補正回路は、前記原色信号と基準電圧と
の差に応じた信号を生成する複数の差動増幅回路と、前
記複数の差動増幅回路が生成した信号を差動増幅回路を
用いて合成する合成回路と、一端が電源電圧の供給端子
に接続され、他端が前記合成回路の出力端子に接続され
た負荷抵抗とを有しており、前記複数の差動増幅回路と
前記合成回路と前記負荷抵抗とによって折れ点電圧の前
後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されており、
前記原色信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点
電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の各基
準電圧は設定されており、前記信号電圧の範囲のうち前
記折れ点電圧よりも低い範囲における前記増幅率が、前
記折れ点電圧よりも高い範囲における前記増幅率よりも
大きくなるように、前記複数の差動増幅回路の各増幅率
は設定されている。
号をガンマ補正するガンマ補正回路であり、前記ガンマ
補正回路は、赤と緑と青の原色信号をそれぞれ入力する
第1と第2と第3の補正回路を有しており、前記第1と
第2と第3の各補正回路は、前記原色信号と基準電圧と
の差に応じた信号を生成する複数の差動増幅回路と、前
記複数の差動増幅回路が生成した信号を差動増幅回路を
用いて合成する合成回路と、一端が電源電圧の供給端子
に接続され、他端が前記合成回路の出力端子に接続され
た負荷抵抗とを有しており、前記複数の差動増幅回路と
前記合成回路と前記負荷抵抗とによって折れ点電圧の前
後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されており、
前記原色信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点
電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の各基
準電圧は設定されており、前記信号電圧の範囲のうち前
記折れ点電圧よりも低い範囲における前記増幅率が、前
記折れ点電圧よりも高い範囲における前記増幅率よりも
大きくなるように、前記複数の差動増幅回路の各増幅率
は設定されている。
【0011】本発明の第1と第3のガンマ補正回路で
は、並列接続された複数の差動増幅回路と、一端が電源
電圧の供給端子に接続され、他端が前記複数の差動増幅
回路の各出力端子に接続された負荷抵抗とによって折れ
線回路が構成されている。前記複数の差動増幅回路は、
原色信号又は映像信号と基準電圧との差に応じた信号を
それぞれ生成する。前記複数の差動増幅回路を並列接続
して各差動増幅回路の出力信号を加え合わせることで、
折れ線の入出力特性を得ることができる。本発明の第1
のガンマ補正回路は、映像信号に対してガンマ補正を施
す。本発明の第3のガンマ補正回路は、三原色信号を構
成する赤と緑と青の原色信号に対してガンマ補正を施
す。
は、並列接続された複数の差動増幅回路と、一端が電源
電圧の供給端子に接続され、他端が前記複数の差動増幅
回路の各出力端子に接続された負荷抵抗とによって折れ
線回路が構成されている。前記複数の差動増幅回路は、
原色信号又は映像信号と基準電圧との差に応じた信号を
それぞれ生成する。前記複数の差動増幅回路を並列接続
して各差動増幅回路の出力信号を加え合わせることで、
折れ線の入出力特性を得ることができる。本発明の第1
のガンマ補正回路は、映像信号に対してガンマ補正を施
す。本発明の第3のガンマ補正回路は、三原色信号を構
成する赤と緑と青の原色信号に対してガンマ補正を施
す。
【0012】本発明の第2と第4のガンマ補正回路で
は、並列接続された複数の差動増幅回路と、前記複数の
差動増幅回路が生成した信号を差動増幅回路を用いて合
成する合成回路と、一端が電源電圧の供給端子に接続さ
れ、他端が前記合成回路の出力端子に接続された負荷抵
抗とによって折れ線回路が構成されている。前記複数の
差動増幅回路は、原色信号又は映像信号と基準電圧との
差に応じた信号をそれぞれ生成する。前記複数の差動増
幅回路の出力信号を合成回路で合成することで、折れ線
の入出力特性を得ることができる。本発明の第2のガン
マ補正回路は、映像信号に対してガンマ補正を施す。本
発明の第4のガンマ補正回路は、三原色信号を構成する
赤と緑と青の原色信号に対してガンマ補正を施す。
は、並列接続された複数の差動増幅回路と、前記複数の
差動増幅回路が生成した信号を差動増幅回路を用いて合
成する合成回路と、一端が電源電圧の供給端子に接続さ
れ、他端が前記合成回路の出力端子に接続された負荷抵
抗とによって折れ線回路が構成されている。前記複数の
差動増幅回路は、原色信号又は映像信号と基準電圧との
差に応じた信号をそれぞれ生成する。前記複数の差動増
幅回路の出力信号を合成回路で合成することで、折れ線
の入出力特性を得ることができる。本発明の第2のガン
マ補正回路は、映像信号に対してガンマ補正を施す。本
発明の第4のガンマ補正回路は、三原色信号を構成する
赤と緑と青の原色信号に対してガンマ補正を施す。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図2は、本発明のガンマ補正回
路を有するコンピュータディスプレイ装置の一例を示す
概略ブロック図である。このコンピュータディスプレイ
装置200は、ガンマ補正回路10と、信号増幅回路2
0と、陰極線管30と、偏向回路40とを有する。ガン
マ補正回路10は、第1〜第3の補正回路11〜13を
有する。信号増幅回路20は、第1〜第3の増幅回路2
1〜23を有する。陰極線管30は、赤と緑と青のカソ
ード31〜33を備える電子銃34を有する。
面を参照して説明する。図2は、本発明のガンマ補正回
路を有するコンピュータディスプレイ装置の一例を示す
概略ブロック図である。このコンピュータディスプレイ
装置200は、ガンマ補正回路10と、信号増幅回路2
0と、陰極線管30と、偏向回路40とを有する。ガン
マ補正回路10は、第1〜第3の補正回路11〜13を
有する。信号増幅回路20は、第1〜第3の増幅回路2
1〜23を有する。陰極線管30は、赤と緑と青のカソ
ード31〜33を備える電子銃34を有する。
【0014】ガンマ補正回路10は、赤と緑と青の原色
信号SR,SG,SBを入力し、信号SR1,SG1,
SB1を出力する。第1の補正回路11は、その入力端
子Tiから赤の原色信号SRを入力する。第2の補正回
路12は、その入力端子Tiから緑の原色信号SGを入
力する。第3の補正回路13は、その入力端子Tiから
青の原色信号SBを入力する。
信号SR,SG,SBを入力し、信号SR1,SG1,
SB1を出力する。第1の補正回路11は、その入力端
子Tiから赤の原色信号SRを入力する。第2の補正回
路12は、その入力端子Tiから緑の原色信号SGを入
力する。第3の補正回路13は、その入力端子Tiから
青の原色信号SBを入力する。
【0015】第1の補正回路11は、赤の原色信号SR
にガンマ補正を施して補正信号SR1を生成し、この補
正信号SR1を出力端子Toから第1の増幅回路21に
出力する。第2の補正回路12は、緑の原色信号SGに
ガンマ補正を施して補正信号SG1を生成し、この補正
信号SG1を出力端子Toから第2の増幅回路22に出
力する。第3の補正回路13は、青の原色信号SBにガ
ンマ補正を施して補正信号SB1を生成し、この補正信
号SB1を出力端子Toから第3の増幅回路23に出力
する。
にガンマ補正を施して補正信号SR1を生成し、この補
正信号SR1を出力端子Toから第1の増幅回路21に
出力する。第2の補正回路12は、緑の原色信号SGに
ガンマ補正を施して補正信号SG1を生成し、この補正
信号SG1を出力端子Toから第2の増幅回路22に出
力する。第3の補正回路13は、青の原色信号SBにガ
ンマ補正を施して補正信号SB1を生成し、この補正信
号SB1を出力端子Toから第3の増幅回路23に出力
する。
【0016】信号増幅回路20は、補正信号SR1,S
G1,SB1を入力し、増幅信号SR2,SG2,SB
2を出力する。第1の増幅回路21は、補正信号SR1
を入力し、補正信号SR1の増幅信号SR2を電子銃3
4の赤のカソード31に出力する。第2の増幅回路22
は、補正信号SG1を入力し、補正信号SG1の増幅信
号SG2を電子銃34の緑のカソード32に出力する。
第3の増幅回路23は、補正信号SB1を入力し、補正
信号SB1の増幅信号SB2を電子銃34の青のカソー
ド33に出力する。
G1,SB1を入力し、増幅信号SR2,SG2,SB
2を出力する。第1の増幅回路21は、補正信号SR1
を入力し、補正信号SR1の増幅信号SR2を電子銃3
4の赤のカソード31に出力する。第2の増幅回路22
は、補正信号SG1を入力し、補正信号SG1の増幅信
号SG2を電子銃34の緑のカソード32に出力する。
第3の増幅回路23は、補正信号SB1を入力し、補正
信号SB1の増幅信号SB2を電子銃34の青のカソー
ド33に出力する。
【0017】陰極線管30の電子銃34は、増幅信号S
R2,SG2,SB2を入力し、電子ビームBR,B
G,BBを生成する。電子銃34は、赤のカソード31
に供給される増幅信号SR2に基づいて電子ビームBR
を生成し、この赤の電子ビームBRを蛍光面35に照射
する。電子銃34は、緑のカソード32に供給される増
幅信号SG2に基づいて電子ビームBGを生成し、この
緑の電子ビームBGを蛍光面35に照射する。電子銃3
4は、青のカソード32に供給される増幅信号SB2に
基づいて電子ビームBBを生成し、この青の電子ビーム
BBを蛍光面35に照射する。偏向回路40は、水平同
期信号SHと垂直同期信号SVとを入力し、偏向コイル
(ヨーク)等により磁力線を発生して陰極線30内の磁
界の強さを変化させ、これにより電子銃34からの電子
ビームBR,BG,BBによる水平走査および垂直走査
が行われるようになっている。
R2,SG2,SB2を入力し、電子ビームBR,B
G,BBを生成する。電子銃34は、赤のカソード31
に供給される増幅信号SR2に基づいて電子ビームBR
を生成し、この赤の電子ビームBRを蛍光面35に照射
する。電子銃34は、緑のカソード32に供給される増
幅信号SG2に基づいて電子ビームBGを生成し、この
緑の電子ビームBGを蛍光面35に照射する。電子銃3
4は、青のカソード32に供給される増幅信号SB2に
基づいて電子ビームBBを生成し、この青の電子ビーム
BBを蛍光面35に照射する。偏向回路40は、水平同
期信号SHと垂直同期信号SVとを入力し、偏向コイル
(ヨーク)等により磁力線を発生して陰極線30内の磁
界の強さを変化させ、これにより電子銃34からの電子
ビームBR,BG,BBによる水平走査および垂直走査
が行われるようになっている。
【0018】このように、コンピュータディスプレイ装
置200は、電子銃34を備える陰極線管30と、三原
色信号SR,SG,SBをガンマ補正した補正信号SR
1,SG1,SB1を生成するガンマ補正回路10と、
前記ガンマ補正回路10からの各補正信号SR1,SG
1,SB1を入力して増幅し、各増幅信号SR2,SG
2,SB2を前記電子銃34のカソードのうち対応する
赤と緑と青のカソード31,32,33にそれぞれ出力
する信号増幅回路20とを有する。ガンマ補正回路10
は半導体デバイスとして構成されており、ガンマ補正回
路10の第1〜第3の補正回路11〜13は、同一の構
成である。
置200は、電子銃34を備える陰極線管30と、三原
色信号SR,SG,SBをガンマ補正した補正信号SR
1,SG1,SB1を生成するガンマ補正回路10と、
前記ガンマ補正回路10からの各補正信号SR1,SG
1,SB1を入力して増幅し、各増幅信号SR2,SG
2,SB2を前記電子銃34のカソードのうち対応する
赤と緑と青のカソード31,32,33にそれぞれ出力
する信号増幅回路20とを有する。ガンマ補正回路10
は半導体デバイスとして構成されており、ガンマ補正回
路10の第1〜第3の補正回路11〜13は、同一の構
成である。
【0019】図3は、図2のコンピュータディスプレイ
装置が有するガンマ補正回路10の各補正回路の一例を
示す回路図である。この補正回路は、前記原色信号と基
準電圧との差に応じた信号を生成する、並列接続された
複数の差動増幅回路1A〜3Aと、一端が電源電圧Vcc
の供給端子Tvに接続され、他端が前記複数の差動増幅
回路1A〜3Aの各出力端子1AT〜3ATに接続され
た負荷抵抗RLとを有しており、前記複数の差動増幅回
路1A〜3Aと前記負荷抵抗RLとによって折れ点電圧
の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されてい
る。前記原色信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折
れ点電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路1
A〜3Aの各基準電圧は設定されており、前記信号電圧
の範囲のうち前記折れ点電圧よりも低い範囲における前
記増幅率が、前記折れ点電圧よりも高い範囲における前
記増幅率よりも大きくなるように、前記複数の差動増幅
回路1A〜3Aの各増幅率は設定されている。前記複数
の差動増幅回路1A〜3Aの各増幅率は、抵抗素子R1
〜R3の抵抗値により調整することができる。
装置が有するガンマ補正回路10の各補正回路の一例を
示す回路図である。この補正回路は、前記原色信号と基
準電圧との差に応じた信号を生成する、並列接続された
複数の差動増幅回路1A〜3Aと、一端が電源電圧Vcc
の供給端子Tvに接続され、他端が前記複数の差動増幅
回路1A〜3Aの各出力端子1AT〜3ATに接続され
た負荷抵抗RLとを有しており、前記複数の差動増幅回
路1A〜3Aと前記負荷抵抗RLとによって折れ点電圧
の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成されてい
る。前記原色信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折
れ点電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路1
A〜3Aの各基準電圧は設定されており、前記信号電圧
の範囲のうち前記折れ点電圧よりも低い範囲における前
記増幅率が、前記折れ点電圧よりも高い範囲における前
記増幅率よりも大きくなるように、前記複数の差動増幅
回路1A〜3Aの各増幅率は設定されている。前記複数
の差動増幅回路1A〜3Aの各増幅率は、抵抗素子R1
〜R3の抵抗値により調整することができる。
【0020】前記複数の差動増幅回路のうち第1と第2
と第3の差動増幅回路1A,2A,3Aは、エミッタ同
士が抵抗素子R1,R2,R3を介して接続され、一方
のトランジスタQ11,Q21,Q31のベースが前記
原色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のトラン
ジスタQ12,Q22,Q32のベースが基準電圧V
1,V2,V2を生成する電圧源v1,v2,v2に接
続され、双方のエミッタが電流源を介して接地されてい
る差動対のトランジスタを、それぞれ有している。第1
の差動増幅回路1Aは、エミッタ同士が抵抗素子R1を
介して接続され、一方のトランジスタQ11のベースが
前記原色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のト
ランジスタQ12のベースが基準電圧V1を生成する電
圧源v1に接続され、双方のエミッタが電流源I11,
I12を介して接地されている差動対のトランジスタQ
11,Q12を、それぞれ有している。第2の差動増幅
回路2Aは、エミッタ同士が抵抗素子R2を介して接続
され、一方のトランジスタQ21のベースが前記原色信
号Siの入力端子Tiに接続され、他方のトランジスタ
Q22のベースが基準電圧V2を生成する電圧源v2に
接続され、双方のエミッタが電流源I21,I22を介
して接地されている差動対のトランジスタQ21,Q2
2を、それぞれ有している。第3の差動増幅回路3A
は、エミッタ同士が抵抗素子R3を介して接続され、一
方のトランジスタQ31のベースが前記原色信号Siの
入力端子Tiに接続され、他方のトランジスタQ32の
ベースが基準電圧V2を生成する電圧源v2に接続さ
れ、双方のエミッタが電流源I31,I32を介して接
地されている差動対のトランジスタQ31,Q32を、
それぞれ有している。
と第3の差動増幅回路1A,2A,3Aは、エミッタ同
士が抵抗素子R1,R2,R3を介して接続され、一方
のトランジスタQ11,Q21,Q31のベースが前記
原色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のトラン
ジスタQ12,Q22,Q32のベースが基準電圧V
1,V2,V2を生成する電圧源v1,v2,v2に接
続され、双方のエミッタが電流源を介して接地されてい
る差動対のトランジスタを、それぞれ有している。第1
の差動増幅回路1Aは、エミッタ同士が抵抗素子R1を
介して接続され、一方のトランジスタQ11のベースが
前記原色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のト
ランジスタQ12のベースが基準電圧V1を生成する電
圧源v1に接続され、双方のエミッタが電流源I11,
I12を介して接地されている差動対のトランジスタQ
11,Q12を、それぞれ有している。第2の差動増幅
回路2Aは、エミッタ同士が抵抗素子R2を介して接続
され、一方のトランジスタQ21のベースが前記原色信
号Siの入力端子Tiに接続され、他方のトランジスタ
Q22のベースが基準電圧V2を生成する電圧源v2に
接続され、双方のエミッタが電流源I21,I22を介
して接地されている差動対のトランジスタQ21,Q2
2を、それぞれ有している。第3の差動増幅回路3A
は、エミッタ同士が抵抗素子R3を介して接続され、一
方のトランジスタQ31のベースが前記原色信号Siの
入力端子Tiに接続され、他方のトランジスタQ32の
ベースが基準電圧V2を生成する電圧源v2に接続さ
れ、双方のエミッタが電流源I31,I32を介して接
地されている差動対のトランジスタQ31,Q32を、
それぞれ有している。
【0021】前記第1と第2の差動増幅回路1A,2A
の差動対のトランジスタQ11,Q12,Q21,Q2
2のうち前記一方のトランジスタQ11,Q21のコレ
クタは前記電源電圧Vccの供給端子Tvに接続され、前
記他方のトランジスタ12,Q22のコレクタは前記負
荷抵抗RLの他端に接続されており、前記第3の差動増
幅回路3Aの差動対のトランジスタQ31,Q32のう
ち前記他方のトランジスタQ32のコレクタは前記電源
電圧Vccの供給端子Tvに接続され、前記一方のトラン
ジスタQ31のコレクタは前記負荷抵抗RLの他端に接
続されている。
の差動対のトランジスタQ11,Q12,Q21,Q2
2のうち前記一方のトランジスタQ11,Q21のコレ
クタは前記電源電圧Vccの供給端子Tvに接続され、前
記他方のトランジスタ12,Q22のコレクタは前記負
荷抵抗RLの他端に接続されており、前記第3の差動増
幅回路3Aの差動対のトランジスタQ31,Q32のう
ち前記他方のトランジスタQ32のコレクタは前記電源
電圧Vccの供給端子Tvに接続され、前記一方のトラン
ジスタQ31のコレクタは前記負荷抵抗RLの他端に接
続されている。
【0022】第1の差動対のトランジスタQ11,Q1
2では、前記三原色信号に対して線形の増幅特性を有す
るように第1の基準電圧V1が設定されている。第1の
補正回路11の第1の差動対のトランジスタQ11,Q
12では、赤の原色信号SRに対して線形の増幅特性を
有するように第1の基準電圧V1が設定されている。第
2の補正回路12の第1の差動対のトランジスタQ1
1,Q12では、緑の原色信号SGに対して線形の増幅
特性を有するように第1の基準電圧V1が設定されてい
る。第3の補正回路13の第1の差動対のトランジスタ
Q11,Q12では、青の原色信号SBに対して線形の
増幅特性を有するように第1の基準電圧V1が設定され
ている。
2では、前記三原色信号に対して線形の増幅特性を有す
るように第1の基準電圧V1が設定されている。第1の
補正回路11の第1の差動対のトランジスタQ11,Q
12では、赤の原色信号SRに対して線形の増幅特性を
有するように第1の基準電圧V1が設定されている。第
2の補正回路12の第1の差動対のトランジスタQ1
1,Q12では、緑の原色信号SGに対して線形の増幅
特性を有するように第1の基準電圧V1が設定されてい
る。第3の補正回路13の第1の差動対のトランジスタ
Q11,Q12では、青の原色信号SBに対して線形の
増幅特性を有するように第1の基準電圧V1が設定され
ている。
【0023】図3の補正回路において、符号GNDは接
地電位を示す。トランジスタQ11,Q12,Q21,
Q22,Q31,Q32は、それぞれNPNトランジス
タである。図3の補正回路を詳しく述べると、以下のよ
うになっている。電源電圧Vccは、ノードN1〜N3に
供給されている。入力端子Tiは、ノードN10,N2
0に接続されている。出力端子Toは、ノードN13,
N23,N33に接続されている。トランジスタQ11
のコレクタはノードN1に接続され、ベースはN10に
接続され、エミッタはノードN11に接続されている。
トランジスタQ12のコレクタは出力端子1ATを介し
てノードN13に接続され、ベースは基準電圧V1を生
成する定電圧源v1に接続され、エミッタはノードN1
2に接続され、ノードN13とノードN2との間には負
荷抵抗RLが接続されている。ノードN11とノードN
12との間には、抵抗素子R1が接続され、ノードN1
1には定電流源I11が接続され、ノードN12には定
電流源I12が接続されている。定電流源I11,I1
2の駆動電流の大きさは等しい。
地電位を示す。トランジスタQ11,Q12,Q21,
Q22,Q31,Q32は、それぞれNPNトランジス
タである。図3の補正回路を詳しく述べると、以下のよ
うになっている。電源電圧Vccは、ノードN1〜N3に
供給されている。入力端子Tiは、ノードN10,N2
0に接続されている。出力端子Toは、ノードN13,
N23,N33に接続されている。トランジスタQ11
のコレクタはノードN1に接続され、ベースはN10に
接続され、エミッタはノードN11に接続されている。
トランジスタQ12のコレクタは出力端子1ATを介し
てノードN13に接続され、ベースは基準電圧V1を生
成する定電圧源v1に接続され、エミッタはノードN1
2に接続され、ノードN13とノードN2との間には負
荷抵抗RLが接続されている。ノードN11とノードN
12との間には、抵抗素子R1が接続され、ノードN1
1には定電流源I11が接続され、ノードN12には定
電流源I12が接続されている。定電流源I11,I1
2の駆動電流の大きさは等しい。
【0024】トランジスタQ21のコレクタはノードN
3に接続され、ベースはノードN20に接続され、エミ
ッタはノードN21に接続されている。トランジスタQ
22のコレクタは出力端子2ATを介してノードN23
に接続され、ベースはノードN35に接続され、エミッ
タはノードN22に接続され、ノードN35には基準電
圧V2を生成する定電圧源v2が接続されている。ノー
ドN21とノードN22との間には、抵抗素子R2が接
続されている。ノードN21には定電流源I21が接続
され、ノードN22には定電流源I22が接続されてい
る。定電流源I21,I22の駆動電流の大きさは等し
い。
3に接続され、ベースはノードN20に接続され、エミ
ッタはノードN21に接続されている。トランジスタQ
22のコレクタは出力端子2ATを介してノードN23
に接続され、ベースはノードN35に接続され、エミッ
タはノードN22に接続され、ノードN35には基準電
圧V2を生成する定電圧源v2が接続されている。ノー
ドN21とノードN22との間には、抵抗素子R2が接
続されている。ノードN21には定電流源I21が接続
され、ノードN22には定電流源I22が接続されてい
る。定電流源I21,I22の駆動電流の大きさは等し
い。
【0025】トランジスタQ31のコレクタは出力端子
3ATを介してノードN33に接続され、ベースはノー
ドN20に接続され、エミッタはノードN31に接続さ
れている。トランジスタQ32のコレクタはノードN3
に接続され、ベースはノードN35に接続され、エミッ
タはノードN32に接続されている。ノードN31とノ
ードN32との間には、抵抗素子R3が接続されてい
る。ノードN31には定電流源I31が接続され、ノー
ドN32には定電流源I32が接続されている。定電流
源I31,I32の駆動電流の大きさは等しい。
3ATを介してノードN33に接続され、ベースはノー
ドN20に接続され、エミッタはノードN31に接続さ
れている。トランジスタQ32のコレクタはノードN3
に接続され、ベースはノードN35に接続され、エミッ
タはノードN32に接続されている。ノードN31とノ
ードN32との間には、抵抗素子R3が接続されてい
る。ノードN31には定電流源I31が接続され、ノー
ドN32には定電流源I32が接続されている。定電流
源I31,I32の駆動電流の大きさは等しい。
【0026】図3の補正回路が第1の補正回路11であ
る場合は、入力端子Tiには赤の原色信号SRが入力さ
れ、出力端子Toには補正信号SR1が出力される。図
3の補正回路が第2の補正回路12である場合は、入力
端子Tiには緑の原色信号SGが入力され、出力端子T
oには補正信号SG1が出力される。図3の補正回路が
第3の補正回路13である場合は、入力端子Tiには青
の原色信号SBが入力され、出力端子Toには補正信号
SB1が出力される。
る場合は、入力端子Tiには赤の原色信号SRが入力さ
れ、出力端子Toには補正信号SR1が出力される。図
3の補正回路が第2の補正回路12である場合は、入力
端子Tiには緑の原色信号SGが入力され、出力端子T
oには補正信号SG1が出力される。図3の補正回路が
第3の補正回路13である場合は、入力端子Tiには青
の原色信号SBが入力され、出力端子Toには補正信号
SB1が出力される。
【0027】第1の差動対のトランジスタQ11,Q1
2と定電流源I11,I12と抵抗素子R1とにより第
1の差動増幅回路1Aが形成されており、この差動増幅
回路1Aの入出力特性を図4に示す。第2の差動対のト
ランジスタQ21,Q22と定電流源I21,I22と
抵抗素子R2とにより第2の差動増幅回路2Aが形成さ
れており、この差動増幅回路2Aの入出力特性を図5に
示す。第3の差動対のトランジスタQ31,Q32と定
電流源I31,I32と抵抗素子R3とにより第3の差
動増幅回路3Aが形成されており、この差動増幅回路3
Aの入出力特性を図6に示す。
2と定電流源I11,I12と抵抗素子R1とにより第
1の差動増幅回路1Aが形成されており、この差動増幅
回路1Aの入出力特性を図4に示す。第2の差動対のト
ランジスタQ21,Q22と定電流源I21,I22と
抵抗素子R2とにより第2の差動増幅回路2Aが形成さ
れており、この差動増幅回路2Aの入出力特性を図5に
示す。第3の差動対のトランジスタQ31,Q32と定
電流源I31,I32と抵抗素子R3とにより第3の差
動増幅回路3Aが形成されており、この差動増幅回路3
Aの入出力特性を図6に示す。
【0028】図4の入出力特性図は、線形の増幅特性を
示しており、このように第1の差動増幅回路1Aは線形
の増幅特性を有する。利得(ゲイン)は一例として0d
Bである。図5の入出力特性図は、線形の増幅特性を示
しており、このように第2の差動増幅回路2Aは線形の
増幅特性を有する。利得(ゲイン)は一例として0dB
より大きい利得とする。第1と第2の差動増幅回路1
A,2Aでは、前記三原色信号に対して線形の増幅特性
を有するように基準電圧V1,V2がそれぞれ設定され
ている。
示しており、このように第1の差動増幅回路1Aは線形
の増幅特性を有する。利得(ゲイン)は一例として0d
Bである。図5の入出力特性図は、線形の増幅特性を示
しており、このように第2の差動増幅回路2Aは線形の
増幅特性を有する。利得(ゲイン)は一例として0dB
より大きい利得とする。第1と第2の差動増幅回路1
A,2Aでは、前記三原色信号に対して線形の増幅特性
を有するように基準電圧V1,V2がそれぞれ設定され
ている。
【0029】図6の入出力特性図は、飽和する折れ線の
増幅特性を示しており、このように第3の差動増幅回路
3Aは折れ線の増幅特性を有する。入力信号電圧が0〜
V20の範囲では飽和した特性であり、入力信号電圧が
V20〜V21の範囲では、マイナスの利得となってい
る。第3の差動増幅回路3Aが線形増幅する入力信号電
圧領域V20〜V21は、第2の差動増幅回路2Aが線
形増幅する入力信号電圧領域に含まれている。第3の差
動増幅回路3Aが線形増幅する入力信号電圧領域V20
〜V21における利得の絶対値は、第2の差動増幅回路
2Aの利得の絶対値よりも大きく、第1と第2の差動増
幅回路1A,2Aの各利得の和よりも小さい。当該各利
得の和は、一例として0dBよりも大きい値とする。
増幅特性を示しており、このように第3の差動増幅回路
3Aは折れ線の増幅特性を有する。入力信号電圧が0〜
V20の範囲では飽和した特性であり、入力信号電圧が
V20〜V21の範囲では、マイナスの利得となってい
る。第3の差動増幅回路3Aが線形増幅する入力信号電
圧領域V20〜V21は、第2の差動増幅回路2Aが線
形増幅する入力信号電圧領域に含まれている。第3の差
動増幅回路3Aが線形増幅する入力信号電圧領域V20
〜V21における利得の絶対値は、第2の差動増幅回路
2Aの利得の絶対値よりも大きく、第1と第2の差動増
幅回路1A,2Aの各利得の和よりも小さい。当該各利
得の和は、一例として0dBよりも大きい値とする。
【0030】図7は、図3の補正回路の入出力特性を示
す図である。図4〜図6の各特性図を総合すると、図7
の特性図となる。図7の特性図では、入力信号電圧が0
〜V20の範囲ではプラス(正)の利得となっており、
入力信号電圧がV20〜V21の範囲ではマイナス
(負)の利得となっており、入力信号電圧がV21より
大きい範囲ではプラスの利得となっている。電圧V2
0,V21を折れ点電圧とするカーブとなっている。入
力信号電圧(入力電圧)がV2の場合は、出力信号電圧
(出力電圧)がV2となるようにし、基準電圧V2を三
原色信号の最大信号電圧に一致させてもよい。
す図である。図4〜図6の各特性図を総合すると、図7
の特性図となる。図7の特性図では、入力信号電圧が0
〜V20の範囲ではプラス(正)の利得となっており、
入力信号電圧がV20〜V21の範囲ではマイナス
(負)の利得となっており、入力信号電圧がV21より
大きい範囲ではプラスの利得となっている。電圧V2
0,V21を折れ点電圧とするカーブとなっている。入
力信号電圧(入力電圧)がV2の場合は、出力信号電圧
(出力電圧)がV2となるようにし、基準電圧V2を三
原色信号の最大信号電圧に一致させてもよい。
【0031】図8は、図2のコンピュータディスプレイ
装置が有するガンマ補正回路10の各補正回路の他の一
例を示す回路図である。この補正回路は、前記原色信号
と基準電圧との差に応じた信号を生成する複数の差動増
幅回路1B〜3Bと、前記複数の差動増幅回路1B〜3
Bが生成した信号を差動増幅回路を用いて合成する合成
回路4Bと、一端が電源電圧Vccの供給端子Tvに接続
され、他端が前記合成回路4Bの出力端子4BTに接続
された負荷抵抗RLとを有しており、前記複数の差動増
幅回路1B〜3Bと前記合成回路4Bと前記負荷抵抗R
Lとによって折れ点電圧の前後で増幅率が切り替わる折
れ線回路が構成されている。前記原色信号がとり得る信
号電圧の範囲内に前記折れ点電圧が位置するように、前
記複数の差動増幅回路1B〜3Bの各基準電圧は設定さ
れており、前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よ
りも低い範囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よ
りも高い範囲における前記増幅率よりも大きくなるよう
に、前記複数の差動増幅回路1B〜3Bの各増幅率は設
定されている。前記複数の差動増幅回路1B〜3Bの各
増幅率は、抵抗素子R6〜R7により調整することがで
きる。
装置が有するガンマ補正回路10の各補正回路の他の一
例を示す回路図である。この補正回路は、前記原色信号
と基準電圧との差に応じた信号を生成する複数の差動増
幅回路1B〜3Bと、前記複数の差動増幅回路1B〜3
Bが生成した信号を差動増幅回路を用いて合成する合成
回路4Bと、一端が電源電圧Vccの供給端子Tvに接続
され、他端が前記合成回路4Bの出力端子4BTに接続
された負荷抵抗RLとを有しており、前記複数の差動増
幅回路1B〜3Bと前記合成回路4Bと前記負荷抵抗R
Lとによって折れ点電圧の前後で増幅率が切り替わる折
れ線回路が構成されている。前記原色信号がとり得る信
号電圧の範囲内に前記折れ点電圧が位置するように、前
記複数の差動増幅回路1B〜3Bの各基準電圧は設定さ
れており、前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よ
りも低い範囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よ
りも高い範囲における前記増幅率よりも大きくなるよう
に、前記複数の差動増幅回路1B〜3Bの各増幅率は設
定されている。前記複数の差動増幅回路1B〜3Bの各
増幅率は、抵抗素子R6〜R7により調整することがで
きる。
【0032】前記合成回路4Bは差動対のトランジスタ
Q91,Q92からなる差動増幅回路を有しており、前
記複数の差動増幅回路のうち第1と第2と第3の差動増
幅回路1B,2B,3Bは、エミッタ同士が抵抗素子R
6,R7,R8を介して接続され、一方のトランジスタ
Q61,Q71,Q81のベースが前記原色信号Siの
入力端子Tiに接続され、他方のトランジスタQ62,
Q72,Q82のベースが基準電圧V6,V7,V7を
生成する電圧源v6,v7,v7に接続されている差動
対のトランジスタを、それぞれ有している。第1の差動
増幅回路1Bは、エミッタ同士が抵抗素子R6を介して
接続され、一方のトランジスタQ61のベースが前記原
色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のトランジ
スタQ62のベースが基準電圧V6を生成する電圧源v
6に接続されている差動対のトランジスタQ61,Q6
2を、有している。第2の差動増幅回路2Bは、エミッ
タ同士が抵抗素子R7を介して接続され、一方のトラン
ジスタQ71のベースが前記原色信号Siの入力端子T
iに接続され、他方のトランジスタQ72のベースが基
準電圧V7を生成する電圧源v7に接続されている差動
対のトランジスタQ71,Q72を、有している。第3
の差動増幅回路3Bは、エミッタ同士が抵抗素子R8を
介して接続され、一方のトランジスタQ81のベースが
前記原色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のト
ランジスタQ82のベースが基準電圧V7を生成する電
圧源v7に接続されている差動対のトランジスタQ8
1,Q82を、有している。
Q91,Q92からなる差動増幅回路を有しており、前
記複数の差動増幅回路のうち第1と第2と第3の差動増
幅回路1B,2B,3Bは、エミッタ同士が抵抗素子R
6,R7,R8を介して接続され、一方のトランジスタ
Q61,Q71,Q81のベースが前記原色信号Siの
入力端子Tiに接続され、他方のトランジスタQ62,
Q72,Q82のベースが基準電圧V6,V7,V7を
生成する電圧源v6,v7,v7に接続されている差動
対のトランジスタを、それぞれ有している。第1の差動
増幅回路1Bは、エミッタ同士が抵抗素子R6を介して
接続され、一方のトランジスタQ61のベースが前記原
色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のトランジ
スタQ62のベースが基準電圧V6を生成する電圧源v
6に接続されている差動対のトランジスタQ61,Q6
2を、有している。第2の差動増幅回路2Bは、エミッ
タ同士が抵抗素子R7を介して接続され、一方のトラン
ジスタQ71のベースが前記原色信号Siの入力端子T
iに接続され、他方のトランジスタQ72のベースが基
準電圧V7を生成する電圧源v7に接続されている差動
対のトランジスタQ71,Q72を、有している。第3
の差動増幅回路3Bは、エミッタ同士が抵抗素子R8を
介して接続され、一方のトランジスタQ81のベースが
前記原色信号Siの入力端子Tiに接続され、他方のト
ランジスタQ82のベースが基準電圧V7を生成する電
圧源v7に接続されている差動対のトランジスタQ8
1,Q82を、有している。
【0033】前記第1と第2の差動増幅回路1B,2B
の差動対のトランジスタの両エミッタは電流源を介して
接地されている。前記第1の差動増幅回路1Bの差動対
のトランジスタQ61,Q62の両エミッタは、電流源
I61,I62を介してそれぞれ接地されている。前記
第2の差動増幅回路2Bの差動対のトランジスタQ7
1,Q72の両エミッタは、電流源I71,I72を介
してそれぞれ接地されている。前記第3の差動増幅回路
3Bの差動対のトランジスタのうち前記一方のトランジ
スタQ81のエミッタは、電流源I81を介して接地さ
れている。
の差動対のトランジスタの両エミッタは電流源を介して
接地されている。前記第1の差動増幅回路1Bの差動対
のトランジスタQ61,Q62の両エミッタは、電流源
I61,I62を介してそれぞれ接地されている。前記
第2の差動増幅回路2Bの差動対のトランジスタQ7
1,Q72の両エミッタは、電流源I71,I72を介
してそれぞれ接地されている。前記第3の差動増幅回路
3Bの差動対のトランジスタのうち前記一方のトランジ
スタQ81のエミッタは、電流源I81を介して接地さ
れている。
【0034】前記合成回路4Bの差動対のトランジスタ
Q91,Q92のうち一方のトランジスタQ91のベー
スは、前記第2の差動増幅回路2Bの差動対のトランジ
スタQ71,Q72のうち前記一方のトランジスタQ7
1のコレクタに接続されている。前記合成回路4Bの差
動対のトランジスタQ91,Q92のうち他方のトラン
ジスタQ92のベースは、前記第2の差動増幅回路2B
の差動対のトランジスタQ71,Q72のうち前記他方
のトランジスタQ72のコレクタに接続されている。前
記合成回路4Bの差動対のトランジスタQ91,Q92
の両エミッタの接続点N40は、前記第3の差動増幅回
路3Bの差動対のトランジスタQ81,Q82のうち前
記一方のトランジスタQ81のコレクタに接続されてい
る。前記合成回路4Bの差動対のトランジスタQ91,
Q92のうち前記他方のトランジスタQ92のコレクタ
は、前記第1と第3の差動増幅回路1B,3Bの差動対
のトランジスタのうち前記他方のトランジスタQ62,
Q82のコレクタに接続されている。
Q91,Q92のうち一方のトランジスタQ91のベー
スは、前記第2の差動増幅回路2Bの差動対のトランジ
スタQ71,Q72のうち前記一方のトランジスタQ7
1のコレクタに接続されている。前記合成回路4Bの差
動対のトランジスタQ91,Q92のうち他方のトラン
ジスタQ92のベースは、前記第2の差動増幅回路2B
の差動対のトランジスタQ71,Q72のうち前記他方
のトランジスタQ72のコレクタに接続されている。前
記合成回路4Bの差動対のトランジスタQ91,Q92
の両エミッタの接続点N40は、前記第3の差動増幅回
路3Bの差動対のトランジスタQ81,Q82のうち前
記一方のトランジスタQ81のコレクタに接続されてい
る。前記合成回路4Bの差動対のトランジスタQ91,
Q92のうち前記他方のトランジスタQ92のコレクタ
は、前記第1と第3の差動増幅回路1B,3Bの差動対
のトランジスタのうち前記他方のトランジスタQ62,
Q82のコレクタに接続されている。
【0035】前記合成回路4Bおよび前記第1の差動増
幅回路1Bの差動対のトランジスタのうち前記一方のト
ランジスタQ91,Q61のコレクタと、前記第2の差
動増幅回路2Bの差動対のトランジスタQ71,Q72
の両コレクタは、前記電源電圧Vccの供給端子Tvに接
続されている。前記合成回路4Bの差動対のトランジス
タQ91,Q92のうち前記他方のトランジスタQ92
のコレクタと前記電源電圧Vccの供給端子Tvとの間に
は電流源I82が接続されており、この電流源I82の
駆動電流の大きさは、前記第3の差動増幅回路3Bの差
動対のトランジスタQ81,Q82のうち前記一方のト
ランジスタQ81のエミッタに接続されている電流源I
81の駆動電流の大きさに等しい。
幅回路1Bの差動対のトランジスタのうち前記一方のト
ランジスタQ91,Q61のコレクタと、前記第2の差
動増幅回路2Bの差動対のトランジスタQ71,Q72
の両コレクタは、前記電源電圧Vccの供給端子Tvに接
続されている。前記合成回路4Bの差動対のトランジス
タQ91,Q92のうち前記他方のトランジスタQ92
のコレクタと前記電源電圧Vccの供給端子Tvとの間に
は電流源I82が接続されており、この電流源I82の
駆動電流の大きさは、前記第3の差動増幅回路3Bの差
動対のトランジスタQ81,Q82のうち前記一方のト
ランジスタQ81のエミッタに接続されている電流源I
81の駆動電流の大きさに等しい。
【0036】第1の差動増幅回路1Bの差動対のトラン
ジスタQ61,Q62では、前記三原色信号に対して線
形の増幅特性を有するように基準電圧V6が設定されて
いる。第1の補正回路11の差動対のトランジスタQ6
1,Q62では、赤の原色信号SRに対して線形の増幅
特性を有するように基準電圧V6が設定されている。第
2の補正回路12の差動対のトランジスタQ61,Q6
2では、緑の原色信号SGに対して線形の増幅特性を有
するように基準電圧V6が設定されている。第3の補正
回路13の差動対のトランジスタQ61,Q62では、
青の原色信号SBに対して線形の増幅特性を有するよう
に基準電圧V6が設定されている。
ジスタQ61,Q62では、前記三原色信号に対して線
形の増幅特性を有するように基準電圧V6が設定されて
いる。第1の補正回路11の差動対のトランジスタQ6
1,Q62では、赤の原色信号SRに対して線形の増幅
特性を有するように基準電圧V6が設定されている。第
2の補正回路12の差動対のトランジスタQ61,Q6
2では、緑の原色信号SGに対して線形の増幅特性を有
するように基準電圧V6が設定されている。第3の補正
回路13の差動対のトランジスタQ61,Q62では、
青の原色信号SBに対して線形の増幅特性を有するよう
に基準電圧V6が設定されている。
【0037】図8の補正回路において、符号GNDは接
地電位を示す。トランジスタQ60,Q61,Q62,
Q71,Q72,Q81,Q82,Q91,Q92は、
それぞれNPNトランジスタである。図8の補正回路を
詳しく述べると、以下のようになっている。電源電圧V
ccは、ノードN41〜N45に供給されている。入力端
子Tiは、ノードN60,N70に接続されている。出
力端子Toは、ノードN46に接続されている。トラン
ジスタQ61のコレクタはノードN41に接続され、ベ
ースはN60に接続され、エミッタはノードN61に接
続されている。トランジスタQ62のコレクタは出力端
子1BTを介してノードN47に接続され、ベースは基
準電圧V6を生成する定電圧源v6に接続され、エミッ
タはノードN62に接続され、ノードN47とノードN
46との間には出力トランジスタQ60が接続され、ノ
ードN46とノードN42との間には負荷抵抗RLが接
続されている。出力トランジスタQ60のベースには、
直流バイアス電圧V3を生成する定電圧源v3が接続さ
れている。ノードN61とノードN62との間には、抵
抗素子R6が接続され、ノードN61には定電流源I6
1が接続され、ノードN62には定電流源I62が接続
されている。定電流源I61,I62の駆動電流の大き
さは等しい。負荷抵抗RLの一端はノードN42に接続
され、負荷抵抗RLの他端は、出力トランジスタQ60
を介して合成回路4Bの出力端子4BTに接続されてい
る。ノードN47は、合成回路4Bの出力端子4BTに
接続されている。出力トランジスタQ60により、出力
信号Soの信号電圧を直流バイアス電圧V3〜電源電圧
Vccの範囲とすることができ、出力信号Soに直流電圧
V3を重畳することができる。
地電位を示す。トランジスタQ60,Q61,Q62,
Q71,Q72,Q81,Q82,Q91,Q92は、
それぞれNPNトランジスタである。図8の補正回路を
詳しく述べると、以下のようになっている。電源電圧V
ccは、ノードN41〜N45に供給されている。入力端
子Tiは、ノードN60,N70に接続されている。出
力端子Toは、ノードN46に接続されている。トラン
ジスタQ61のコレクタはノードN41に接続され、ベ
ースはN60に接続され、エミッタはノードN61に接
続されている。トランジスタQ62のコレクタは出力端
子1BTを介してノードN47に接続され、ベースは基
準電圧V6を生成する定電圧源v6に接続され、エミッ
タはノードN62に接続され、ノードN47とノードN
46との間には出力トランジスタQ60が接続され、ノ
ードN46とノードN42との間には負荷抵抗RLが接
続されている。出力トランジスタQ60のベースには、
直流バイアス電圧V3を生成する定電圧源v3が接続さ
れている。ノードN61とノードN62との間には、抵
抗素子R6が接続され、ノードN61には定電流源I6
1が接続され、ノードN62には定電流源I62が接続
されている。定電流源I61,I62の駆動電流の大き
さは等しい。負荷抵抗RLの一端はノードN42に接続
され、負荷抵抗RLの他端は、出力トランジスタQ60
を介して合成回路4Bの出力端子4BTに接続されてい
る。ノードN47は、合成回路4Bの出力端子4BTに
接続されている。出力トランジスタQ60により、出力
信号Soの信号電圧を直流バイアス電圧V3〜電源電圧
Vccの範囲とすることができ、出力信号Soに直流電圧
V3を重畳することができる。
【0038】トランジスタQ71のコレクタは出力端子
2BTを介してノードN48に接続され、ベースはノー
ドN70に接続され、エミッタはノードN71に接続さ
れている。トランジスタQ72のコレクタは出力端子2
BUを介してノードN49に接続され、ベースはノード
N85に接続され、エミッタはノードN72に接続さ
れ、ノードN85には基準電圧V7を生成する定電圧源
v7が接続されている。ノードN71とノードN72と
の間には、抵抗素子R7が接続されている。ノードN7
1には定電流源I71が接続され、ノードN72には定
電流源I72が接続されている。定電流源I71,I7
2の駆動電流の大きさは等しい。
2BTを介してノードN48に接続され、ベースはノー
ドN70に接続され、エミッタはノードN71に接続さ
れている。トランジスタQ72のコレクタは出力端子2
BUを介してノードN49に接続され、ベースはノード
N85に接続され、エミッタはノードN72に接続さ
れ、ノードN85には基準電圧V7を生成する定電圧源
v7が接続されている。ノードN71とノードN72と
の間には、抵抗素子R7が接続されている。ノードN7
1には定電流源I71が接続され、ノードN72には定
電流源I72が接続されている。定電流源I71,I7
2の駆動電流の大きさは等しい。
【0039】ノードN43にはダイオードD1のアノー
ドが接続され、ノードN48にはダイオードD1のカソ
ードが接続されている。ノードN44にはダイオードD
2のアノードが接続され、ノードN49にはダイオード
D2のカソードが接続されている。第2の差動増幅回路
2Bの差動対のトランジスタQ71,Q72の両コレク
タは、ダイオードD1,D2を介して前記電源電圧Vcc
の供給端子Tvに接続されており、前記ダイオードD
1,D2は前記両コレクタと前記供給端子Tvとの間に
順方向に接続されている。
ドが接続され、ノードN48にはダイオードD1のカソ
ードが接続されている。ノードN44にはダイオードD
2のアノードが接続され、ノードN49にはダイオード
D2のカソードが接続されている。第2の差動増幅回路
2Bの差動対のトランジスタQ71,Q72の両コレク
タは、ダイオードD1,D2を介して前記電源電圧Vcc
の供給端子Tvに接続されており、前記ダイオードD
1,D2は前記両コレクタと前記供給端子Tvとの間に
順方向に接続されている。
【0040】トランジスタQ81のコレクタは出力端子
3BTを介してノードN40に接続され、ベースはノー
ドN70に接続され、エミッタはノードN81に接続さ
れている。トランジスタQ82のコレクタは出力端子3
BUを介してノードN82に接続され、ベースはノード
N85に接続され、エミッタは抵抗素子R8を介してノ
ードN81に接続されている。ノードN81には定電流
源I81が接続され、ノードN45とノードN82との
間には定電流源I82が接続されている。定電流源I8
1,I82の駆動電流の大きさは等しい。
3BTを介してノードN40に接続され、ベースはノー
ドN70に接続され、エミッタはノードN81に接続さ
れている。トランジスタQ82のコレクタは出力端子3
BUを介してノードN82に接続され、ベースはノード
N85に接続され、エミッタは抵抗素子R8を介してノ
ードN81に接続されている。ノードN81には定電流
源I81が接続され、ノードN45とノードN82との
間には定電流源I82が接続されている。定電流源I8
1,I82の駆動電流の大きさは等しい。
【0041】トランジスタQ91のコレクタはN45に
接続され、ベースはノードN48に接続され、エミッタ
はノードN40に接続されている。トランジスタQ92
のコレクタはN82に接続され、ベースはノードN49
に接続され、エミッタはノードN40に接続されてお
り、ノードN40は両エミッタの接続点である。差動対
のトランジスタQ91,Q92と定電流源I82とを有
する合成回路4Bにより、第1〜第3の差動増幅回路1
B〜3Bで生成された信号が合成され、合成回路4Bの
出力端子4BTに合成結果が出力される。
接続され、ベースはノードN48に接続され、エミッタ
はノードN40に接続されている。トランジスタQ92
のコレクタはN82に接続され、ベースはノードN49
に接続され、エミッタはノードN40に接続されてお
り、ノードN40は両エミッタの接続点である。差動対
のトランジスタQ91,Q92と定電流源I82とを有
する合成回路4Bにより、第1〜第3の差動増幅回路1
B〜3Bで生成された信号が合成され、合成回路4Bの
出力端子4BTに合成結果が出力される。
【0042】図8の補正回路が第1の補正回路11であ
る場合は、入力端子Tiには赤の原色信号SRが入力さ
れ、出力端子Toには補正信号SR1が出力される。図
8の補正回路が第2の補正回路12である場合は、入力
端子Tiには緑の原色信号SGが入力され、出力端子T
oには補正信号SG1が出力される。図8の補正回路が
第3の補正回路13である場合は、入力端子Tiには青
の原色信号SBが入力され、出力端子Toには補正信号
SB1が出力される。
る場合は、入力端子Tiには赤の原色信号SRが入力さ
れ、出力端子Toには補正信号SR1が出力される。図
8の補正回路が第2の補正回路12である場合は、入力
端子Tiには緑の原色信号SGが入力され、出力端子T
oには補正信号SG1が出力される。図8の補正回路が
第3の補正回路13である場合は、入力端子Tiには青
の原色信号SBが入力され、出力端子Toには補正信号
SB1が出力される。
【0043】差動対のトランジスタQ61,Q62と定
電流源I61,I62と抵抗素子R6とにより第1の差
動増幅回路1Bが形成され、第1の差動増幅回路1Bは
原色信号Siに対して線形の増幅特性を有する。差動対
のトランジスタQ71,Q72と定電流源I71,I7
2と抵抗素子R7とにより第2の差動増幅回路2Bが形
成されている。差動対のトランジスタQ81,Q82と
定電流源I81と抵抗素子R8とにより第3の差動増幅
回路3Bが形成されている。第2と第3の差動増幅回路
2B,3Bと合成回路4Bとにより構成される増幅回路
の入出力特性を図9に示す。
電流源I61,I62と抵抗素子R6とにより第1の差
動増幅回路1Bが形成され、第1の差動増幅回路1Bは
原色信号Siに対して線形の増幅特性を有する。差動対
のトランジスタQ71,Q72と定電流源I71,I7
2と抵抗素子R7とにより第2の差動増幅回路2Bが形
成されている。差動対のトランジスタQ81,Q82と
定電流源I81と抵抗素子R8とにより第3の差動増幅
回路3Bが形成されている。第2と第3の差動増幅回路
2B,3Bと合成回路4Bとにより構成される増幅回路
の入出力特性を図9に示す。
【0044】第2と第3の差動増幅回路2B,3Bと合
成回路4Bとにより構成される増幅回路では、入力信号
Siである原色信号の信号電圧が基準電圧V7よりも大
きい場合、差動対のトランジスタQ71,Q72につい
て、一方のトランジスタQ71はオン状態またはそれに
近い状態となり、他方のトランジスタQ72はオフ状態
またはそれに近い状態となる。差動対のトランジスタQ
91,Q92については、一方のトランジスタQ91は
オフ状態またはそれに近い状態となり、他方のトランジ
スタQ92はオン状態またはそれに近い状態となる。差
動対のトランジスタQ81,Q82については、一方の
トランジスタQ81はオン状態またはそれに近い状態と
なり、他方のトランジスタQ82はオフ状態またはそれ
に近い状態となる。すると、トランジスタQ92のコレ
クタ電流が増加することにより、出力トランジスタQ6
0のコレクタ電流が増加し、出力端子Toの出力信号S
oの信号電圧は減少する。
成回路4Bとにより構成される増幅回路では、入力信号
Siである原色信号の信号電圧が基準電圧V7よりも大
きい場合、差動対のトランジスタQ71,Q72につい
て、一方のトランジスタQ71はオン状態またはそれに
近い状態となり、他方のトランジスタQ72はオフ状態
またはそれに近い状態となる。差動対のトランジスタQ
91,Q92については、一方のトランジスタQ91は
オフ状態またはそれに近い状態となり、他方のトランジ
スタQ92はオン状態またはそれに近い状態となる。差
動対のトランジスタQ81,Q82については、一方の
トランジスタQ81はオン状態またはそれに近い状態と
なり、他方のトランジスタQ82はオフ状態またはそれ
に近い状態となる。すると、トランジスタQ92のコレ
クタ電流が増加することにより、出力トランジスタQ6
0のコレクタ電流が増加し、出力端子Toの出力信号S
oの信号電圧は減少する。
【0045】入力信号Siである原色信号の信号電圧
が、基準電圧V7よりも小さい場合、差動対のトランジ
スタQ71,Q72について、一方のトランジスタQ7
1はオフ状態またはそれに近い状態となり、他方のトラ
ンジスタQ72はオン状態またはそれに近い状態とな
る。差動対のトランジスタQ91,Q92については、
一方のトランジスタQ91はオン状態またはそれに近い
状態となり、他方のトランジスタQ92はオフ状態また
はそれに近い状態となる。差動対のトランジスタQ8
1,Q82については、一方のトランジスタQ81はオ
フ状態またはそれに近い状態となり、他方のトランジス
タQ82はオン状態またはそれに近い状態となる。する
と、トランジスタQ92のコレクタ電流が減少すること
により、出力トランジスタQ60のコレクタ電流が減少
し、出力端子Toの出力信号Soの信号電圧は増加す
る。このようにして、基準電圧V7を頂点とする折れ線
の入出力特性を、第2と第3の差動増幅回路2B,3B
と合成回路4Bとから得ることができる。
が、基準電圧V7よりも小さい場合、差動対のトランジ
スタQ71,Q72について、一方のトランジスタQ7
1はオフ状態またはそれに近い状態となり、他方のトラ
ンジスタQ72はオン状態またはそれに近い状態とな
る。差動対のトランジスタQ91,Q92については、
一方のトランジスタQ91はオン状態またはそれに近い
状態となり、他方のトランジスタQ92はオフ状態また
はそれに近い状態となる。差動対のトランジスタQ8
1,Q82については、一方のトランジスタQ81はオ
フ状態またはそれに近い状態となり、他方のトランジス
タQ82はオン状態またはそれに近い状態となる。する
と、トランジスタQ92のコレクタ電流が減少すること
により、出力トランジスタQ60のコレクタ電流が減少
し、出力端子Toの出力信号Soの信号電圧は増加す
る。このようにして、基準電圧V7を頂点とする折れ線
の入出力特性を、第2と第3の差動増幅回路2B,3B
と合成回路4Bとから得ることができる。
【0046】一方、第1の差動増幅回路1Bは、入力信
号Siである原色信号に対して線形の増幅特性を有する
ので、図8の補正回路の入出力特性は、図10に示すよ
うな特性となり、基準電圧V7を折れ点電圧とした折れ
線の特性となっている。図8の補正回路では、入力信号
Siが最大入力電圧の場合は、前記最大信号電圧が出力
端子Toに出力される構成としてもよい。
号Siである原色信号に対して線形の増幅特性を有する
ので、図8の補正回路の入出力特性は、図10に示すよ
うな特性となり、基準電圧V7を折れ点電圧とした折れ
線の特性となっている。図8の補正回路では、入力信号
Siが最大入力電圧の場合は、前記最大信号電圧が出力
端子Toに出力される構成としてもよい。
【0047】図10では、入力信号電圧が0〜V7の範
囲では、例えばプラスの利得(単位:dB)が得られる
ようにし、入力信号電圧がV7よりも大きい範囲ではマ
イナスの利得(単位:dB)が得られるように構成して
もよい。このようにして、基準電圧V7を折れ点電圧と
する、上に凸のカーブを得ることができる。
囲では、例えばプラスの利得(単位:dB)が得られる
ようにし、入力信号電圧がV7よりも大きい範囲ではマ
イナスの利得(単位:dB)が得られるように構成して
もよい。このようにして、基準電圧V7を折れ点電圧と
する、上に凸のカーブを得ることができる。
【0048】第1〜第3の補正回路を有するガンマ補正
回路を、バイポーラトランジスタによる差動増幅回路を
用いて構成することで、ガンマ補正回路を高速に動作さ
せることができる。コンピュータディスプレイ装置で
は、陰極線管に供給される原色信号が100MHz程度
の周波数成分を含むことがあり、テレビジョン受像機よ
りも高い周波数成分を含むことがあるが、差動増幅回路
を用いることで、そのような原色信号に対してもガンマ
補正を施すことが可能となり、ガンマ補正回路として充
分な周波数帯域を得ることが可能となる。ガンマ補正回
路を半導体デバイスで構成して半導体集積回路とするこ
とで、カットオフ周波数を例えば150MHz程度とす
ることが可能となる。
回路を、バイポーラトランジスタによる差動増幅回路を
用いて構成することで、ガンマ補正回路を高速に動作さ
せることができる。コンピュータディスプレイ装置で
は、陰極線管に供給される原色信号が100MHz程度
の周波数成分を含むことがあり、テレビジョン受像機よ
りも高い周波数成分を含むことがあるが、差動増幅回路
を用いることで、そのような原色信号に対してもガンマ
補正を施すことが可能となり、ガンマ補正回路として充
分な周波数帯域を得ることが可能となる。ガンマ補正回
路を半導体デバイスで構成して半導体集積回路とするこ
とで、カットオフ周波数を例えば150MHz程度とす
ることが可能となる。
【0049】ガンマ補正回路の差動対のトランジスタを
増やすことで、複数の折れ点を有する折れ線の入出力特
性とすることも可能である。基準電圧の値を変えること
によって、入力する原色信号に対して輝度を増加させる
折れ点の位置を変えることができ、利得を変えることで
表示輝度も変えることができる。本実施形態のガンマ補
正回路により、陰極線管の電子銃に供給する原色信号の
信号電圧の最大値を上げることなく、基準電圧V2,V
7付近の中間輝度を上げることが可能であり、見かけ上
の画面の明るさを向上することができる。これにより、
コンピュータディスプレイ装置の品位を向上することが
可能となる。本実施形態のガンマ補正回路は、入力電圧
と基準電圧との差電圧に応じて出力電流を変化させる差
動増幅回路であるgm アンプを用いて構成してもよい。
増やすことで、複数の折れ点を有する折れ線の入出力特
性とすることも可能である。基準電圧の値を変えること
によって、入力する原色信号に対して輝度を増加させる
折れ点の位置を変えることができ、利得を変えることで
表示輝度も変えることができる。本実施形態のガンマ補
正回路により、陰極線管の電子銃に供給する原色信号の
信号電圧の最大値を上げることなく、基準電圧V2,V
7付近の中間輝度を上げることが可能であり、見かけ上
の画面の明るさを向上することができる。これにより、
コンピュータディスプレイ装置の品位を向上することが
可能となる。本実施形態のガンマ補正回路は、入力電圧
と基準電圧との差電圧に応じて出力電流を変化させる差
動増幅回路であるgm アンプを用いて構成してもよい。
【0050】上記実施形態では、三原色信号に対してガ
ンマ補正を施す場合について述べたが、輝度に基づいて
画像表示するテレビジョン、いわゆる白黒テレビの場合
は、輝度信号からなる映像信号に対してガンマ補正を施
す構成としてもよい。この場合は、ガンマ補正回路は図
3または図8の回路により構成することができる。図8
の回路から出力トランジスタQ60と定電圧源v3とを
除去し、ノードN46と出力端子4BTとを接続した構
成としてもよい。なお、上記実施形態は本発明の一例で
あり、本発明は上記実施形態に限定されない。
ンマ補正を施す場合について述べたが、輝度に基づいて
画像表示するテレビジョン、いわゆる白黒テレビの場合
は、輝度信号からなる映像信号に対してガンマ補正を施
す構成としてもよい。この場合は、ガンマ補正回路は図
3または図8の回路により構成することができる。図8
の回路から出力トランジスタQ60と定電圧源v3とを
除去し、ノードN46と出力端子4BTとを接続した構
成としてもよい。なお、上記実施形態は本発明の一例で
あり、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0051】
【発明の効果】本発明の第1のガンマ補正回路によれ
ば、複数の差動増幅回路と負荷抵抗とを用いて折れ線回
路を構成することで、ガンマ補正回路を高速に動作させ
ることができ、入力する映像信号の高周波成分に対して
もガンマ補正を施すことが可能であり、このガンマ補正
回路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分解能を向
上させることができる。また、折れ点電圧付近で折れ線
が歪むことを防止することができ、ガンマ補正の精度を
向上することができる。テレビジョン受像機と比べた場
合にコンピュータディスプレイ装置は映像信号に高周波
成分を含むことがあり、かかるコンピュータディスプレ
イ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の第1のガン
マ補正回路により提供することができる。
ば、複数の差動増幅回路と負荷抵抗とを用いて折れ線回
路を構成することで、ガンマ補正回路を高速に動作させ
ることができ、入力する映像信号の高周波成分に対して
もガンマ補正を施すことが可能であり、このガンマ補正
回路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分解能を向
上させることができる。また、折れ点電圧付近で折れ線
が歪むことを防止することができ、ガンマ補正の精度を
向上することができる。テレビジョン受像機と比べた場
合にコンピュータディスプレイ装置は映像信号に高周波
成分を含むことがあり、かかるコンピュータディスプレ
イ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の第1のガン
マ補正回路により提供することができる。
【0052】本発明の第2のガンマ補正回路によれば、
複数の差動増幅回路と合成回路と負荷抵抗とを用いて折
れ線回路を構成することで、ガンマ補正回路を高速に動
作させることができ、入力する映像信号の高周波成分に
対してもガンマ補正を施すことが可能であり、このガン
マ補正回路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分解
能を向上させることができる。また、折れ点電圧付近で
折れ線が歪むことを防止することができ、ガンマ補正の
精度を向上することができる。テレビジョン受像機と比
べた場合にコンピュータディスプレイ装置は映像信号に
高周波成分を含むことがあり、かかるコンピュータディ
スプレイ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の第2
のガンマ補正回路により提供することができる。
複数の差動増幅回路と合成回路と負荷抵抗とを用いて折
れ線回路を構成することで、ガンマ補正回路を高速に動
作させることができ、入力する映像信号の高周波成分に
対してもガンマ補正を施すことが可能であり、このガン
マ補正回路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分解
能を向上させることができる。また、折れ点電圧付近で
折れ線が歪むことを防止することができ、ガンマ補正の
精度を向上することができる。テレビジョン受像機と比
べた場合にコンピュータディスプレイ装置は映像信号に
高周波成分を含むことがあり、かかるコンピュータディ
スプレイ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の第2
のガンマ補正回路により提供することができる。
【0053】本発明の第3のガンマ補正回路によれば、
複数の差動増幅回路と負荷抵抗とを用いて折れ線回路を
構成することで、ガンマ補正回路を高速に動作させるこ
とができ、入力する三原色信号の高周波成分に対しても
ガンマ補正を施すことが可能であり、このガンマ補正回
路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分解能を向上
させることができる。また、折れ点電圧付近で折れ線が
歪むことを防止することができ、ガンマ補正の精度を向
上することができる。テレビジョン受像機と比べた場合
にコンピュータディスプレイ装置は三原色信号に高周波
成分を含むことがあり、かかるコンピュータディスプレ
イ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の第3のガン
マ補正回路により提供することができる。
複数の差動増幅回路と負荷抵抗とを用いて折れ線回路を
構成することで、ガンマ補正回路を高速に動作させるこ
とができ、入力する三原色信号の高周波成分に対しても
ガンマ補正を施すことが可能であり、このガンマ補正回
路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分解能を向上
させることができる。また、折れ点電圧付近で折れ線が
歪むことを防止することができ、ガンマ補正の精度を向
上することができる。テレビジョン受像機と比べた場合
にコンピュータディスプレイ装置は三原色信号に高周波
成分を含むことがあり、かかるコンピュータディスプレ
イ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の第3のガン
マ補正回路により提供することができる。
【0054】本発明の第4のガンマ補正回路によれば、
複数の差動増幅回路と合成回路と負荷抵抗とを用いて折
れ線回路を構成することで、ガンマ補正回路を高速に動
作させることができ、入力する三原色信号の高周波成分
に対してもガンマ補正を施すことが可能であり、このガ
ンマ補正回路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分
解能を向上させることができる。また、折れ点電圧付近
で折れ線が歪むことを防止することができ、ガンマ補正
の精度を向上することができる。テレビジョン受像機と
比べた場合にコンピュータディスプレイ装置は三原色信
号に高周波成分を含むことがあり、かかるコンピュータ
ディスプレイ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の
第4のガンマ補正回路により提供することができる。
複数の差動増幅回路と合成回路と負荷抵抗とを用いて折
れ線回路を構成することで、ガンマ補正回路を高速に動
作させることができ、入力する三原色信号の高周波成分
に対してもガンマ補正を施すことが可能であり、このガ
ンマ補正回路を有するディスプレイ装置の表示輝度と分
解能を向上させることができる。また、折れ点電圧付近
で折れ線が歪むことを防止することができ、ガンマ補正
の精度を向上することができる。テレビジョン受像機と
比べた場合にコンピュータディスプレイ装置は三原色信
号に高周波成分を含むことがあり、かかるコンピュータ
ディスプレイ装置に適したガンマ補正回路を、本発明の
第4のガンマ補正回路により提供することができる。
【図1】従来のコンピュータディスプレイ装置を示す概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【図2】本発明に係るコンピュータディスプレイ装置の
一例を示す概略ブロック図である。
一例を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明に係るガンマ補正回路が有する補正回路
の一例を示す概略ブロック図である。
の一例を示す概略ブロック図である。
【図4】図3の補正回路が有する第1の差動増幅回路の
入出力特性の一例を示す特性図である。
入出力特性の一例を示す特性図である。
【図5】図3の補正回路が有する第2の差動増幅回路の
入出力特性の一例を示す特性図である。
入出力特性の一例を示す特性図である。
【図6】図3の補正回路が有する第3の差動増幅回路の
入出力特性の一例を示す特性図である。
入出力特性の一例を示す特性図である。
【図7】図3の補正回路の入出力特性の一例を示す特性
図である。
図である。
【図8】本発明に係るガンマ補正回路が有する補正回路
の一例を示す概略ブロック図である。
の一例を示す概略ブロック図である。
【図9】図8の補正回路において、第2と第3の差動増
幅回路と合成回路とにより形成される増幅回路の入出力
特性の一例を示す特性図である。
幅回路と合成回路とにより形成される増幅回路の入出力
特性の一例を示す特性図である。
【図10】図8の補正回路の入出力特性の一例を示す特
性図である。
性図である。
10…ガンマ補正回路、11〜13…第1〜第3の補正
回路、20…信号増幅回路、21〜23…第1〜第3の
増幅回路、30…陰極線管(CRT)、31…赤のカソ
ード、32…緑のカソード、33…青のカソード、34
…電子銃、35…蛍光膜、40…偏向回路、100,2
00…コンピュータディスプレイ装置、BR,BG,B
B…電子ビーム、D1,D2…ダイオード、I11,I
12,I21,I22,I31,I32,I61,I6
2,I71,I72,I81,I82…定電流源、Q1
1,Q12…差動対のトランジスタ、Q21,Q22…
差動対のトランジスタ、Q31,Q32…差動対のトラ
ンジスタ、Q60…出力トランジスタ、Q61,Q62
…差動対のトランジスタ、Q71,Q72…差動対のト
ランジスタ、Q81,Q82…差動対のトランジスタ、
Q91,Q92…差動対のトランジスタ、R1〜R3,
R6〜R8…抵抗素子、RL…負荷抵抗、SB…青の原
色信号、SB1,SG1,SR1…補正信号、SG…緑
の原色信号、SH…水平同期信号、Si…入力信号、S
o…出力信号、SR…赤の原色信号、SV…垂直同期信
号、Ti…入力端子、To…出力端子、v1〜v3,v
6,v7…定電圧源、V1,V2,V6,V7…基準電
圧、Vcc…電源電圧。
回路、20…信号増幅回路、21〜23…第1〜第3の
増幅回路、30…陰極線管(CRT)、31…赤のカソ
ード、32…緑のカソード、33…青のカソード、34
…電子銃、35…蛍光膜、40…偏向回路、100,2
00…コンピュータディスプレイ装置、BR,BG,B
B…電子ビーム、D1,D2…ダイオード、I11,I
12,I21,I22,I31,I32,I61,I6
2,I71,I72,I81,I82…定電流源、Q1
1,Q12…差動対のトランジスタ、Q21,Q22…
差動対のトランジスタ、Q31,Q32…差動対のトラ
ンジスタ、Q60…出力トランジスタ、Q61,Q62
…差動対のトランジスタ、Q71,Q72…差動対のト
ランジスタ、Q81,Q82…差動対のトランジスタ、
Q91,Q92…差動対のトランジスタ、R1〜R3,
R6〜R8…抵抗素子、RL…負荷抵抗、SB…青の原
色信号、SB1,SG1,SR1…補正信号、SG…緑
の原色信号、SH…水平同期信号、Si…入力信号、S
o…出力信号、SR…赤の原色信号、SV…垂直同期信
号、Ti…入力端子、To…出力端子、v1〜v3,v
6,v7…定電圧源、V1,V2,V6,V7…基準電
圧、Vcc…電源電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有水 明 鹿児島県国分市野口北5番1号 ソニー国 分株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA03 PA17 PA93 PA94 PA95 XA34 5C066 AA03 BA00 CA08 CA23 EC05 GA01 KA02 KA12 KL03 KL05 KL08
Claims (12)
- 【請求項1】映像信号をガンマ補正するガンマ補正回路
において、 前記ガンマ補正回路は、前記映像信号と基準電圧との差
に応じた信号を生成する、並列接続された複数の差動増
幅回路と、負荷抵抗とを有しており、 前記負荷抵抗の一端は電源電圧の供給端子に接続され、
他端は前記複数の差動増幅回路の各出力端子に接続され
ており、 前記複数の差動増幅回路と前記負荷抵抗とによって折れ
点電圧の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成さ
れており、 前記映像信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点
電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の各基
準電圧は設定されており、 前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よりも低い範
囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よりも高い範
囲における前記増幅率よりも大きくなるように、前記複
数の差動増幅回路の各増幅率は設定されているガンマ補
正回路。 - 【請求項2】前記複数の差動増幅回路のうち第1と第2
と第3の差動増幅回路は、エミッタ同士が抵抗素子を介
して接続され、一方のトランジスタのベースが前記映像
信号の入力端子に接続され、他方のトランジスタのベー
スが基準電圧を生成する電圧源に接続され、双方のエミ
ッタが電流源を介して接地されている差動対のトランジ
スタを、それぞれ有しており、 前記第1と第2の差動増幅回路の差動対のトランジスタ
のうち前記一方のトランジスタのコレクタは前記電源電
圧の供給端子に接続され、前記他方のトランジスタのコ
レクタは前記負荷抵抗の他端に接続されており、 前記第3の差動増幅回路の差動対のトランジスタのうち
前記他方のトランジスタのコレクタは前記電源電圧の供
給端子に接続され、前記一方のトランジスタのコレクタ
は前記負荷抵抗の他端に接続されている請求項1記載の
ガンマ補正回路。 - 【請求項3】映像信号をガンマ補正するガンマ補正回路
において、 前記ガンマ補正回路は、前記映像信号と基準電圧との差
に応じた信号を生成する複数の差動増幅回路と、前記複
数の差動増幅回路が生成した信号を差動増幅回路を用い
て合成する合成回路と、負荷抵抗とを有しており、 前記負荷抵抗の一端は電源電圧の供給端子に接続され、
他端は前記合成回路の出力端子に接続されており、 前記複数の差動増幅回路と前記合成回路と前記負荷抵抗
とによって折れ点電圧の前後で増幅率が切り替わる折れ
線回路が構成されており、 前記映像信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点
電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の各基
準電圧は設定されており、 前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よりも低い範
囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よりも高い範
囲における前記増幅率よりも大きくなるように、前記複
数の差動増幅回路の各増幅率は設定されているガンマ補
正回路。 - 【請求項4】前記負荷抵抗の他端は、出力トランジスタ
を介して前記合成回路の出力端子に接続されており、 前記出力トランジスタのベースは、直流バイアス電圧を
生成する電圧源に接続されている請求項3記載のガンマ
補正回路。 - 【請求項5】前記合成回路は差動対のトランジスタから
なる差動増幅回路を有しており、 前記複数の差動増幅回路のうち第1と第2と第3の差動
増幅回路は、エミッタ同士が抵抗素子を介して接続さ
れ、一方のトランジスタのベースが前記映像信号の入力
端子に接続され、他方のトランジスタのベースが基準電
圧を生成する電圧源に接続されている差動対のトランジ
スタを、それぞれ有しており、 前記第1と第2の差動増幅回路の差動対のトランジスタ
の両エミッタは電流源を介して接地されており、 前記第3の差動増幅回路の差動対のトランジスタのうち
前記一方のトランジスタのエミッタは電流源を介して接
地されており、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち一方のトラ
ンジスタのベースは、前記第2の差動増幅回路の差動対
のトランジスタのうち前記一方のトランジスタのコレク
タに接続されており、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち他方のトラ
ンジスタのベースは、前記第2の差動増幅回路の差動対
のトランジスタのうち前記他方のトランジスタのコレク
タに接続されており、 前記合成回路の差動対のトランジスタの両エミッタの接
続点は、前記第3の差動増幅回路の差動対のトランジス
タのうち前記一方のトランジスタのコレクタに接続され
ており、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち前記他方の
トランジスタのコレクタは、前記第1と第3の差動増幅
回路の差動対のトランジスタのうち前記他方のトランジ
スタのコレクタに接続されており、 前記合成回路および前記第1の差動増幅回路の差動対の
トランジスタのうち前記一方のトランジスタのコレクタ
と、前記第2の差動増幅回路の差動対のトランジスタの
両コレクタは、前記電源電圧の供給端子に接続されてお
り、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち前記他方の
トランジスタのコレクタと前記電源電圧の供給端子との
間には電流源が接続されており、この電流源の駆動電流
の大きさは、前記第3の差動増幅回路の差動対のトラン
ジスタのうち前記一方のトランジスタのエミッタに接続
されている電流源の駆動電流の大きさに等しい請求項3
記載のガンマ補正回路。 - 【請求項6】前記第2の差動増幅回路の差動対のトラン
ジスタの両コレクタは、ダイオードを介して前記電源電
圧の供給端子に接続されており、 前記ダイオードは前記両コレクタと前記供給端子との間
に順方向に接続されている請求項5記載のガンマ補正回
路。 - 【請求項7】三原色信号をガンマ補正するガンマ補正回
路において、 前記ガンマ補正回路は、赤と緑と青の原色信号をそれぞ
れ入力する第1と第2と第3の補正回路を有しており、 前記第1と第2と第3の各補正回路は、前記原色信号と
基準電圧との差に応じた信号を生成する、並列接続され
た複数の差動増幅回路と、一端が電源電圧の供給端子に
接続され、他端が前記複数の差動増幅回路の各出力端子
に接続された負荷抵抗とを有しており、 前記複数の差動増幅回路と前記負荷抵抗とによって折れ
点電圧の前後で増幅率が切り替わる折れ線回路が構成さ
れており、 前記原色信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点
電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の各基
準電圧は設定されており、 前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よりも低い範
囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よりも高い範
囲における前記増幅率よりも大きくなるように、前記複
数の差動増幅回路の各増幅率は設定されているガンマ補
正回路。 - 【請求項8】前記複数の差動増幅回路のうち第1と第2
と第3の差動増幅回路は、エミッタ同士が抵抗素子を介
して接続され、一方のトランジスタのベースが前記原色
信号の入力端子に接続され、他方のトランジスタのベー
スが基準電圧を生成する電圧源に接続され、双方のエミ
ッタが電流源を介して接地されている差動対のトランジ
スタを、それぞれ有しており、 前記第1と第2の差動増幅回路の差動対のトランジスタ
のうち前記一方のトランジスタのコレクタは前記電源電
圧の供給端子に接続され、前記他方のトランジスタのコ
レクタは前記負荷抵抗の他端に接続されており、 前記第3の差動増幅回路の差動対のトランジスタのうち
前記他方のトランジスタのコレクタは前記電源電圧の供
給端子に接続され、前記一方のトランジスタのコレクタ
は前記負荷抵抗の他端に接続されている請求項7記載の
ガンマ補正回路。 - 【請求項9】三原色信号をガンマ補正するガンマ補正回
路において、 前記ガンマ補正回路は、赤と緑と青の原色信号をそれぞ
れ入力する第1と第2と第3の補正回路を有しており、 前記第1と第2と第3の各補正回路は、前記原色信号と
基準電圧との差に応じた信号を生成する複数の差動増幅
回路と、前記複数の差動増幅回路が生成した信号を差動
増幅回路を用いて合成する合成回路と、一端が電源電圧
の供給端子に接続され、他端が前記合成回路の出力端子
に接続された負荷抵抗とを有しており、 前記複数の差動増幅回路と前記合成回路と前記負荷抵抗
とによって折れ点電圧の前後で増幅率が切り替わる折れ
線回路が構成されており、 前記原色信号がとり得る信号電圧の範囲内に前記折れ点
電圧が位置するように、前記複数の差動増幅回路の各基
準電圧は設定されており、 前記信号電圧の範囲のうち前記折れ点電圧よりも低い範
囲における前記増幅率が、前記折れ点電圧よりも高い範
囲における前記増幅率よりも大きくなるように、前記複
数の差動増幅回路の各増幅率は設定されているガンマ補
正回路。 - 【請求項10】前記負荷抵抗の他端は、出力トランジス
タを介して前記合成回路の出力端子に接続されており、 前記出力トランジスタのベースは、直流バイアス電圧を
生成する電圧源に接続されている請求項9記載のガンマ
補正回路。 - 【請求項11】前記合成回路は差動対のトランジスタか
らなる差動増幅回路を有しており、 前記複数の差動増幅回路のうち第1と第2と第3の差動
増幅回路は、エミッタ同士が抵抗素子を介して接続さ
れ、一方のトランジスタのベースが前記原色信号の入力
端子に接続され、他方のトランジスタのベースが基準電
圧を生成する電圧源に接続されている差動対のトランジ
スタを、それぞれ有しており、 前記第1と第2の差動増幅回路の差動対のトランジスタ
の両エミッタは電流源を介して接地されており、 前記第3の差動増幅回路の差動対のトランジスタのうち
前記一方のトランジスタのエミッタは電流源を介して接
地されており、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち一方のトラ
ンジスタのベースは、前記第2の差動増幅回路の差動対
のトランジスタのうち前記一方のトランジスタのコレク
タに接続されており、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち他方のトラ
ンジスタのベースは、前記第2の差動増幅回路の差動対
のトランジスタのうち前記他方のトランジスタのコレク
タに接続されており、 前記合成回路の差動対のトランジスタの両エミッタの接
続点は、前記第3の差動増幅回路の差動対のトランジス
タのうち前記一方のトランジスタのコレクタに接続され
ており、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち前記他方の
トランジスタのコレクタは、前記第1と第3の差動増幅
回路の差動対のトランジスタのうち前記他方のトランジ
スタのコレクタに接続されており、 前記合成回路および前記第1の差動増幅回路の差動対の
トランジスタのうち前記一方のトランジスタのコレクタ
と、前記第2の差動増幅回路の差動対のトランジスタの
両コレクタは、前記電源電圧の供給端子に接続されてお
り、 前記合成回路の差動対のトランジスタのうち前記他方の
トランジスタのコレクタと前記電源電圧の供給端子との
間には電流源が接続されており、この電流源の駆動電流
の大きさは、前記第3の差動増幅回路の差動対のトラン
ジスタのうち前記一方のトランジスタのエミッタに接続
されている電流源の駆動電流の大きさに等しい請求項9
記載のガンマ補正回路。 - 【請求項12】前記第2の差動増幅回路の差動対のトラ
ンジスタの両コレクタは、ダイオードを介して前記電源
電圧の供給端子に接続されており、 前記ダイオードは前記両コレクタと前記供給端子との間
に順方向に接続されている請求項11記載のガンマ補正
回路。
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