JP2000013215A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP2000013215A JP2000013215A JP11096294A JP9629499A JP2000013215A JP 2000013215 A JP2000013215 A JP 2000013215A JP 11096294 A JP11096294 A JP 11096294A JP 9629499 A JP9629499 A JP 9629499A JP 2000013215 A JP2000013215 A JP 2000013215A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡略な素子構成で低スレッショルド相補型F
ETを含む論理回路の待機時のリーク電流低減を図ると
共に待機時にも各ノードの電位状態を保持する。 【解決手段】 半導体集積回路において、電源線2と疑
似電源線3の間に制御トランジスタ4と電位クランプ回
路9とを配置し、制御トランジスタ4がオフした待機状
態でも疑似電源線3を電位クランプ回路9により一定電
位にクランプし、論理回路の各ノードの電位状態(ハイ
レベル、ロウレベル)を保持する。この時、論理回路を
構成するFETはバックバイアスが印加された状態とな
り、動作時よりもVtが高くなるためリーク電流を低減
可能である。更にこの半導体集積回路では、制御トラン
ジスタ4と論理回路を構成する相補型FETの一FET
は、同じVtを設定可能であるため、制御トランジスタ
4に高Vtトランジスタを用いる従来技術よりもレイア
ウト面積が縮小可能で製造工程数も削減可能である。
ETを含む論理回路の待機時のリーク電流低減を図ると
共に待機時にも各ノードの電位状態を保持する。 【解決手段】 半導体集積回路において、電源線2と疑
似電源線3の間に制御トランジスタ4と電位クランプ回
路9とを配置し、制御トランジスタ4がオフした待機状
態でも疑似電源線3を電位クランプ回路9により一定電
位にクランプし、論理回路の各ノードの電位状態(ハイ
レベル、ロウレベル)を保持する。この時、論理回路を
構成するFETはバックバイアスが印加された状態とな
り、動作時よりもVtが高くなるためリーク電流を低減
可能である。更にこの半導体集積回路では、制御トラン
ジスタ4と論理回路を構成する相補型FETの一FET
は、同じVtを設定可能であるため、制御トランジスタ
4に高Vtトランジスタを用いる従来技術よりもレイア
ウト面積が縮小可能で製造工程数も削減可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低スレッショルド
電圧の相補型MIS(metal insulator semiconductor)
電界効果トランジスタで構成された半導体集積回路に関
し、特に待機(スリープ)時の消費電力削減を目的とし
た回路構成に関する。
電圧の相補型MIS(metal insulator semiconductor)
電界効果トランジスタで構成された半導体集積回路に関
し、特に待機(スリープ)時の消費電力削減を目的とし
た回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の相補型MIS(metal insulator s
emiconductor) 論理LSI(large-scal integrated cir
cuit) においては、主にMIS電界効果トランジスタの
ゲート長(L)の縮小によりトランジスタの駆動能力向
上が図られ、LSIチップとして高速化および素子の高
集積化を実現している。Lの縮小に伴い、トランジスタ
素子の耐圧・信頼性の保証のため、また素子密度増加に
よるチップ全体の消費電力増加を抑えるため、動作電源
電圧は低下する傾向にある。
emiconductor) 論理LSI(large-scal integrated cir
cuit) においては、主にMIS電界効果トランジスタの
ゲート長(L)の縮小によりトランジスタの駆動能力向
上が図られ、LSIチップとして高速化および素子の高
集積化を実現している。Lの縮小に伴い、トランジスタ
素子の耐圧・信頼性の保証のため、また素子密度増加に
よるチップ全体の消費電力増加を抑えるため、動作電源
電圧は低下する傾向にある。
【0003】この電源電圧の低下は論理回路の動作速度
の劣化をもたらすが、論理回路を構成する電界効果トラ
ンジスタ(以下、FETと記す)のスレッショルド電圧
(以下、Vtと記す)の絶対値を電源電圧の低下に合わ
せて低下させることにより、Lのスケーリングに見合つ
た回路の性能向上が図られている。
の劣化をもたらすが、論理回路を構成する電界効果トラ
ンジスタ(以下、FETと記す)のスレッショルド電圧
(以下、Vtと記す)の絶対値を電源電圧の低下に合わ
せて低下させることにより、Lのスケーリングに見合つ
た回路の性能向上が図られている。
【0004】しかしながら、このMISFETの低Vt
化により、FETが非導通時のリーク電流(以下、オフ
電流と記す)が増加し、動作(アクティブ)時、待機
(スリープ)時合わせた論理回路全体の消費電力の中
で、待機(スリープ)時の消費電力が占める割合が増加
する傾向にある。
化により、FETが非導通時のリーク電流(以下、オフ
電流と記す)が増加し、動作(アクティブ)時、待機
(スリープ)時合わせた論理回路全体の消費電力の中
で、待機(スリープ)時の消費電力が占める割合が増加
する傾向にある。
【0005】図13を参照すると、例えば、L=0.2
5μm、|Vt|=0.2VのPチャネル型MOS(met
al oxide semiconductor) FET(PMOSと図示)及
びNチャネル型MOSFET(NMOSと図示)の場
合、ゲート幅(W)50μmに対して、Pチャネル型M
OSFET(PMOS)及びNチャネル型MOSFET
(NMOS)共に10nA(=10-8A)のオーダーの
オフ電流(|Ioff |)が流れている。図13におい
て、|Vbs|はバックゲートバイアス電圧を示してい
る。チップ全体の静的なリーク電流の上限を1μAとす
ると、オフ状態のトランジスタのWの合計が、50mm
までしかトランジスタを集積できない。このように、L
の微細化に伴うFETのオフ電流の増加により、チップ
全体の静的なリーク電流がチップレベルでの素子の集積
度の上限を決定する要因となる。また単位ゲート幅当た
りのオフ電流の値は、今後Lの縮小と共に増加するた
め、Lのスケーリングに対してFETの集積度の向上が
伴わないという事態が懸念される。
5μm、|Vt|=0.2VのPチャネル型MOS(met
al oxide semiconductor) FET(PMOSと図示)及
びNチャネル型MOSFET(NMOSと図示)の場
合、ゲート幅(W)50μmに対して、Pチャネル型M
OSFET(PMOS)及びNチャネル型MOSFET
(NMOS)共に10nA(=10-8A)のオーダーの
オフ電流(|Ioff |)が流れている。図13におい
て、|Vbs|はバックゲートバイアス電圧を示してい
る。チップ全体の静的なリーク電流の上限を1μAとす
ると、オフ状態のトランジスタのWの合計が、50mm
までしかトランジスタを集積できない。このように、L
の微細化に伴うFETのオフ電流の増加により、チップ
全体の静的なリーク電流がチップレベルでの素子の集積
度の上限を決定する要因となる。また単位ゲート幅当た
りのオフ電流の値は、今後Lの縮小と共に増加するた
め、Lのスケーリングに対してFETの集積度の向上が
伴わないという事態が懸念される。
【0006】図14を参照すると、このような低Vtト
ランジスタを用いた論理回路の、待機時の消費電力を削
減する目的を有する構成例として、例えば、特開平6−
29834号公報に開示された回路が示されている。図
14では、電源1に接続される電源線(VDD)2と疑
似電源線(VVD)3との間に配置される高スレッショ
ルド制御トランジスタ16によって構成される第1の電
源回路と、接地5に接続される接地線(GND)6と疑
似接地線(VGD)7との間に配置される高スレッショ
ルド制御トランジスタ17によって構成される第2の電
源回路とを備えて、低スレッショルド論理回路15の電
源端子の一つが疑似電源線(VVD)3に接続され、低
スレッショルド論理回路15の電源端子のもう一つが疑
似接地線(VGD)7に接続されている。また、電源
線、接地線の電位安定を図る目的で電源線(VDD)2
と疑似電源線(VVD)3、並びに接地線と疑似接地線
(VGD)7の間に容量18を接続した構成も開示され
ている。
ランジスタを用いた論理回路の、待機時の消費電力を削
減する目的を有する構成例として、例えば、特開平6−
29834号公報に開示された回路が示されている。図
14では、電源1に接続される電源線(VDD)2と疑
似電源線(VVD)3との間に配置される高スレッショ
ルド制御トランジスタ16によって構成される第1の電
源回路と、接地5に接続される接地線(GND)6と疑
似接地線(VGD)7との間に配置される高スレッショ
ルド制御トランジスタ17によって構成される第2の電
源回路とを備えて、低スレッショルド論理回路15の電
源端子の一つが疑似電源線(VVD)3に接続され、低
スレッショルド論理回路15の電源端子のもう一つが疑
似接地線(VGD)7に接続されている。また、電源
線、接地線の電位安定を図る目的で電源線(VDD)2
と疑似電源線(VVD)3、並びに接地線と疑似接地線
(VGD)7の間に容量18を接続した構成も開示され
ている。
【0007】図14の構成において、低スレッショルド
論理回路15は、高スレッショルド制御トランジスタ1
6、17を介して電源供給が行われている。前述のL=
0.25μmのMOSFETの場合でも、高スレッショ
ルド制御トランジスタ16、17のVtを0.5Vに設
定すれば、W=50μmのオフ電流は1pAオーダーに
低減可能である。従って図14の構成では、待機時(C
S=ロウレベル、CSB=ハイレベル)は、高スレッシ
ョルド制御トランジスタ16、17がオフして電源1−
接地5間のリーク電流を低く抑えるため、待機時の消費
電力を動作時に比べて、十分抑えることができる。
論理回路15は、高スレッショルド制御トランジスタ1
6、17を介して電源供給が行われている。前述のL=
0.25μmのMOSFETの場合でも、高スレッショ
ルド制御トランジスタ16、17のVtを0.5Vに設
定すれば、W=50μmのオフ電流は1pAオーダーに
低減可能である。従って図14の構成では、待機時(C
S=ロウレベル、CSB=ハイレベル)は、高スレッシ
ョルド制御トランジスタ16、17がオフして電源1−
接地5間のリーク電流を低く抑えるため、待機時の消費
電力を動作時に比べて、十分抑えることができる。
【0008】しかしながらこの従来例では、PMOS及
びNMOSの少なくとも一方には低Vtと高Vtの2種
類のVt設定としなければならないため、製造工程が増
加するという問題点がある。
びNMOSの少なくとも一方には低Vtと高Vtの2種
類のVt設定としなければならないため、製造工程が増
加するという問題点がある。
【0009】また制御トランジスタには、小さなソース
・ドレイン間電圧(以下、Vdsと記す)で低スレッシ
ョルド論理回路が要求される速度で動作するのに必要な
電流を供給する能力が求められる。この従来例の様に制
御トランジスタ16、17にオフ電流が十分に小さい高
Vtトランジスタを適用すると、低Vtトランジスタを
適用した場合よりもこれら制御トランジスタ16、17
のゲート幅を大きくしなければならず、レイアウト面積
が増加するという問題点がある。
・ドレイン間電圧(以下、Vdsと記す)で低スレッシ
ョルド論理回路が要求される速度で動作するのに必要な
電流を供給する能力が求められる。この従来例の様に制
御トランジスタ16、17にオフ電流が十分に小さい高
Vtトランジスタを適用すると、低Vtトランジスタを
適用した場合よりもこれら制御トランジスタ16、17
のゲート幅を大きくしなければならず、レイアウト面積
が増加するという問題点がある。
【0010】図14のような電源構成で待機時にも情報
を保持するための回路として、たとえば、1995 S
ymposium on VLSI Circuits
Digest of Technical Pape
rsの125頁および126頁(S. Shigema
tsu他、“A 1−V High−speed MT
CMOS circuit scheme for p
ower−downapplications”)に
は、図15のような回路が記載されている。
を保持するための回路として、たとえば、1995 S
ymposium on VLSI Circuits
Digest of Technical Pape
rsの125頁および126頁(S. Shigema
tsu他、“A 1−V High−speed MT
CMOS circuit scheme for p
ower−downapplications”)に
は、図15のような回路が記載されている。
【0011】図15では、低スレッショルド論理回路1
5の電源回路との接続関係は図14と同じである。この
低スレッショルド論理回路15の内部ノード(DAT
A)の情報を待機時にも保持するため、ラッチ回路19
が構成されている。図15のラッチ回路19は、高Vt
トランジスタで構成された2個のインバータINV1,
INV2と、2個のトランスファゲートTG1、TG2
で構成されている。
5の電源回路との接続関係は図14と同じである。この
低スレッショルド論理回路15の内部ノード(DAT
A)の情報を待機時にも保持するため、ラッチ回路19
が構成されている。図15のラッチ回路19は、高Vt
トランジスタで構成された2個のインバータINV1,
INV2と、2個のトランスファゲートTG1、TG2
で構成されている。
【0012】図15の回路の動作/待機時のモード切替
と、ラッチ動作のタイミングを図16に示す。
と、ラッチ動作のタイミングを図16に示す。
【0013】図16において、T1からT4の各タイミ
ングにおける低スレッショルド論理回路15とラッチ回
路19の状態は、次のようになっている。
ングにおける低スレッショルド論理回路15とラッチ回
路19の状態は、次のようになっている。
【0014】T1:通常の動作状態。TG1、TG2は
両方オフ。
両方オフ。
【0015】T2:TG1がオン、TG2がオフし、図
15中のDATAノードの情報がラッチ回路19中に伝
搬する。
15中のDATAノードの情報がラッチ回路19中に伝
搬する。
【0016】T3:待機状態。TG1がオフ、TG2が
オンし、待機状態に切り替わる直前のDATAノードの
情報がラッチ回路19中にラッチされる。
オンし、待機状態に切り替わる直前のDATAノードの
情報がラッチ回路19中にラッチされる。
【0017】T4:TG1、TG2共にオンし、ラッチ
回路19中に保持されていたデータが低スレッショルド
論理回路15へ伝搬する。
回路19中に保持されていたデータが低スレッショルド
論理回路15へ伝搬する。
【0018】このように従来技術の回路構成では、待機
時に情報を保持するための回路を通常の論理回路とは別
に設けなければならず、従ってレイアウト面積の増加を
招いていた。またこの情報保持回路の動作タイミングは
図16に示すように複雑で、図14の電源構成を用いな
い場合に比べ、回路設計工数が増加する。
時に情報を保持するための回路を通常の論理回路とは別
に設けなければならず、従ってレイアウト面積の増加を
招いていた。またこの情報保持回路の動作タイミングは
図16に示すように複雑で、図14の電源構成を用いな
い場合に比べ、回路設計工数が増加する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
のCMOS集積回路装置は、製造工程数が増加しコスト
が高くなるという点である。
のCMOS集積回路装置は、製造工程数が増加しコスト
が高くなるという点である。
【0020】その理由は、高、低、2種類のスレッショ
ルド電圧を設定するための工程が付加されるためであ
る。MOSFETのチャネル領域への不純物イオン注人
でスレッショルド電圧を設定する場合、Pチャネル型M
OSFET、Nチャネル型MOSFETそれぞれに高、
低2種類のスレッショルド電圧を設定すると2パターン
のマスクが追加となる。
ルド電圧を設定するための工程が付加されるためであ
る。MOSFETのチャネル領域への不純物イオン注人
でスレッショルド電圧を設定する場合、Pチャネル型M
OSFET、Nチャネル型MOSFETそれぞれに高、
低2種類のスレッショルド電圧を設定すると2パターン
のマスクが追加となる。
【0021】第2の問題点は、電源回路の制御トランジ
スタのレイアウト面積が増大するという点である。
スタのレイアウト面積が増大するという点である。
【0022】その理由は、電源回路の制御トランジスタ
にオフ電流が十分に小さい高Vtトランジスタを使用し
ているため、低Vtトランジスタを使用した場合に比べ
てゲート幅が大きくなるためである。
にオフ電流が十分に小さい高Vtトランジスタを使用し
ているため、低Vtトランジスタを使用した場合に比べ
てゲート幅が大きくなるためである。
【0023】第3の問題点は、待機時の情報保持のため
のラッチ回路を通常の論理回路とは別に構成しなければ
ならないため、レイアウト面積が増加し、並びにレイア
ウ卜設計並びにタイミング設計が複雑になり、設計工数
が増加するという点である。
のラッチ回路を通常の論理回路とは別に構成しなければ
ならないため、レイアウト面積が増加し、並びにレイア
ウ卜設計並びにタイミング設計が複雑になり、設計工数
が増加するという点である。
【0024】それ故本発明の課題は、上述の問題点を除
去した半導体集積回路を提供することにある。
去した半導体集積回路を提供することにある。
【0025】本発明のもう一つの課題は、電源制御の階
層化を実現し、よりきめ細かな電力制御を可能にする半
導体集積回路を提供することにある。
層化を実現し、よりきめ細かな電力制御を可能にする半
導体集積回路を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、Pチャネル型MIS(metal insulator semicondu
ctor) 電界効果トランジスタとNチャネル型MIS電界
効果トランジスタとの組合せからなる相補型トランジス
タと、該相補型トランジスタの前記Pチャネル型MIS
電界効果トランジスタ及び前記Nチャネル型MIS電界
効果トランジスタにそれぞれ接続された第1及び第2の
電源端子とを有する論理回路と、電源に接続される電源
線と、前記第2の電源端子に接続されると共に接地に接
続される接地線と、前記電源線と前記論理回路との間の
電力供給をする電力供給部とを有する半導体集積回路に
おいて、前記Pチャネル型MIS電界効果トランジスタ
の基板端子は前記電源線に接続され、かつ前記Nチャネ
ル型MIS電界効果トランジスタの基板端子は前記接地
線に接続され、前記電力供給部は、前記論理回路の前記
第1の電源端子に接続された疑似電源線と、前記電源線
と前記疑似電源線との間に接続された電源スイッチ回路
とを有し、前記電源スイッチ回路は、前記電源線と前記
疑似電源線との間に接続されたPチャネル型MIS型の
制御トランジスタと、前記電源線と前記疑似電源線との
間に接続され、前記制御トランジスタがオフした時に、
前記疑似電源線の電位を、前記電源線の電位よりも低く
前記接地線の電位よりも高いクランプ電位に、クランプ
するクランプ回路を有し、該クランプ回路は、前記制御
トランジスタがオフした時に、前記論理回路に、前記制
御トランジスタがオフする直前の前記論理回路の内部ノ
ードの論理レベルの状態を保持させることを特徴とする
半導体集積回路が得られる。
れば、Pチャネル型MIS(metal insulator semicondu
ctor) 電界効果トランジスタとNチャネル型MIS電界
効果トランジスタとの組合せからなる相補型トランジス
タと、該相補型トランジスタの前記Pチャネル型MIS
電界効果トランジスタ及び前記Nチャネル型MIS電界
効果トランジスタにそれぞれ接続された第1及び第2の
電源端子とを有する論理回路と、電源に接続される電源
線と、前記第2の電源端子に接続されると共に接地に接
続される接地線と、前記電源線と前記論理回路との間の
電力供給をする電力供給部とを有する半導体集積回路に
おいて、前記Pチャネル型MIS電界効果トランジスタ
の基板端子は前記電源線に接続され、かつ前記Nチャネ
ル型MIS電界効果トランジスタの基板端子は前記接地
線に接続され、前記電力供給部は、前記論理回路の前記
第1の電源端子に接続された疑似電源線と、前記電源線
と前記疑似電源線との間に接続された電源スイッチ回路
とを有し、前記電源スイッチ回路は、前記電源線と前記
疑似電源線との間に接続されたPチャネル型MIS型の
制御トランジスタと、前記電源線と前記疑似電源線との
間に接続され、前記制御トランジスタがオフした時に、
前記疑似電源線の電位を、前記電源線の電位よりも低く
前記接地線の電位よりも高いクランプ電位に、クランプ
するクランプ回路を有し、該クランプ回路は、前記制御
トランジスタがオフした時に、前記論理回路に、前記制
御トランジスタがオフする直前の前記論理回路の内部ノ
ードの論理レベルの状態を保持させることを特徴とする
半導体集積回路が得られる。
【0027】本発明の第2の態様によれば、Pチャネル
型MIS(metal insulator semiconductor) 電界効果ト
ランジスタとNチャネル型MIS電界効果トランジスタ
との組合せからなる相補型トランジスタと、該相補型ト
ランジスタの前記Pチャネル型MIS電界効果トランジ
スタ及び前記Nチャネル型MIS電界効果トランジスタ
にそれぞれ接続された第1及び第2の電源端子とを有す
る論理回路と、電源に接続されると共に前記第1の電源
端子に接続される電源線と、接地に接続される接地線
と、前記論理回路と前記接地線との間の電力供給をする
電力供給部とを有する半導体集積回路において、前記P
チャネル型MIS電界効果トランジスタの基板端子は前
記電源線に接続され、かつ前記Nチャネル型MIS電界
効果トランジスタの基板端子は前記接地線に接続され、
前記電力供給部は、前記論理回路の前記第2の電源端子
に接続された疑似接地線と、前記接地線と前記疑似接地
線との間に接続された電源スイッチ回路とを有し、前記
電源スイッチ回路は、前記接地線と前記疑似接地線との
間に接続されたNチャネル型MIS型の制御トランジス
タと、前記接地線と前記疑似接地線との間に接続され、
前記制御トランジスタがオフした時に、前記疑似接地線
の電位を、前記接地線の電位よりも高く前記電源線の電
位よりも低いクランプ電位に、クランプするクランプ回
路を有し、該クランプ回路は、前記制御トランジスタが
オフした時に、前記論理回路に、前記制御トランジスタ
がオフする直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベ
ルの状態を保持させることを特徴とする半導体集積回路
が得られる。
型MIS(metal insulator semiconductor) 電界効果ト
ランジスタとNチャネル型MIS電界効果トランジスタ
との組合せからなる相補型トランジスタと、該相補型ト
ランジスタの前記Pチャネル型MIS電界効果トランジ
スタ及び前記Nチャネル型MIS電界効果トランジスタ
にそれぞれ接続された第1及び第2の電源端子とを有す
る論理回路と、電源に接続されると共に前記第1の電源
端子に接続される電源線と、接地に接続される接地線
と、前記論理回路と前記接地線との間の電力供給をする
電力供給部とを有する半導体集積回路において、前記P
チャネル型MIS電界効果トランジスタの基板端子は前
記電源線に接続され、かつ前記Nチャネル型MIS電界
効果トランジスタの基板端子は前記接地線に接続され、
前記電力供給部は、前記論理回路の前記第2の電源端子
に接続された疑似接地線と、前記接地線と前記疑似接地
線との間に接続された電源スイッチ回路とを有し、前記
電源スイッチ回路は、前記接地線と前記疑似接地線との
間に接続されたNチャネル型MIS型の制御トランジス
タと、前記接地線と前記疑似接地線との間に接続され、
前記制御トランジスタがオフした時に、前記疑似接地線
の電位を、前記接地線の電位よりも高く前記電源線の電
位よりも低いクランプ電位に、クランプするクランプ回
路を有し、該クランプ回路は、前記制御トランジスタが
オフした時に、前記論理回路に、前記制御トランジスタ
がオフする直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベ
ルの状態を保持させることを特徴とする半導体集積回路
が得られる。
【0028】本発明の第3の態様によれば、Pチャネル
型MIS(metal insulator semiconductor) 電界効果ト
ランジスタとNチャネル型MIS電界効果トランジスタ
との組合せからなる相補型トランジスタと、該相補型ト
ランジスタの前記Pチャネル型MIS電界効果トランジ
スタ及び前記Nチャネル型MIS電界効果トランジスタ
にそれぞれ接続された第1及び第2の電源端子とを有す
る論理回路と、電源に接続される電源線と、接地に接続
される接地線と、前記電源線から前記論理回路に電力供
給をする電力供給部とを、所定階層の回路として含む半
導体集積回路において、前記Pチャネル型MIS電界効
果トランジスタの基板端子は前記電源線に接続され、か
つ前記Nチャネル型MIS電界効果トランジスタの基板
端子は前記接地線に接続され、前記電力供給部は、前記
論理回路の前記第1の電源端子に接続された疑似電源線
と、前記電源線と前記疑似電源線との間に接続された第
1の電源スイッチ回路と、前記論理回路の前記第2の電
源端子に接続された疑似接地線と、前記接地線と前記疑
似接地線との間に接続された第2の電源スイッチ回路と
を有し、前記第1の電源スイッチ回路は、前記電源線と
前記疑似電源線との間に接続されたPチャネル型MIS
型の第1の制御トランジスタと、前記電源線と前記疑似
電源線との間に接続され、前記第1の制御トランジスタ
がオフした時に、前記疑似電源線の電位を、前記電源線
の電位よりも低く前記接地線の電位よりも高い第1のク
ランプ電位に、クランプする第1のクランプ回路を有
し、前記第2の電源スイッチ回路は、前記接地線と前記
疑似接地線との間に接続されたNチャネル型MIS型の
第2の制御トランジスタと、前記接地線と前記疑似接地
線との間に接続され、前記第2の制御トランジスタがオ
フした時に、前記疑似接地線の電位を、前記接地線の電
位よりも高く前記第1のクランプ電位よりも低い第2の
クランプ電位に、クランプする第2のクランプ回路を有
し、前記第1及び前記第2のクランプ回路は、前記第1
及び前記第2の制御トランジスタがオフした時に、前記
論理回路に、前記第1及び前記第2の制御トランジスタ
がオフする直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベ
ルの状態を保持させることを特徴とする半導体集積回路
が得られる。
型MIS(metal insulator semiconductor) 電界効果ト
ランジスタとNチャネル型MIS電界効果トランジスタ
との組合せからなる相補型トランジスタと、該相補型ト
ランジスタの前記Pチャネル型MIS電界効果トランジ
スタ及び前記Nチャネル型MIS電界効果トランジスタ
にそれぞれ接続された第1及び第2の電源端子とを有す
る論理回路と、電源に接続される電源線と、接地に接続
される接地線と、前記電源線から前記論理回路に電力供
給をする電力供給部とを、所定階層の回路として含む半
導体集積回路において、前記Pチャネル型MIS電界効
果トランジスタの基板端子は前記電源線に接続され、か
つ前記Nチャネル型MIS電界効果トランジスタの基板
端子は前記接地線に接続され、前記電力供給部は、前記
論理回路の前記第1の電源端子に接続された疑似電源線
と、前記電源線と前記疑似電源線との間に接続された第
1の電源スイッチ回路と、前記論理回路の前記第2の電
源端子に接続された疑似接地線と、前記接地線と前記疑
似接地線との間に接続された第2の電源スイッチ回路と
を有し、前記第1の電源スイッチ回路は、前記電源線と
前記疑似電源線との間に接続されたPチャネル型MIS
型の第1の制御トランジスタと、前記電源線と前記疑似
電源線との間に接続され、前記第1の制御トランジスタ
がオフした時に、前記疑似電源線の電位を、前記電源線
の電位よりも低く前記接地線の電位よりも高い第1のク
ランプ電位に、クランプする第1のクランプ回路を有
し、前記第2の電源スイッチ回路は、前記接地線と前記
疑似接地線との間に接続されたNチャネル型MIS型の
第2の制御トランジスタと、前記接地線と前記疑似接地
線との間に接続され、前記第2の制御トランジスタがオ
フした時に、前記疑似接地線の電位を、前記接地線の電
位よりも高く前記第1のクランプ電位よりも低い第2の
クランプ電位に、クランプする第2のクランプ回路を有
し、前記第1及び前記第2のクランプ回路は、前記第1
及び前記第2の制御トランジスタがオフした時に、前記
論理回路に、前記第1及び前記第2の制御トランジスタ
がオフする直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベ
ルの状態を保持させることを特徴とする半導体集積回路
が得られる。
【0029】本発明の第4の態様によれば、上述の第3
の態様による半導体集積回路において、上位階層の回路
を更に有し、前記所定階層の回路の前記第1の制御トラ
ンジスタは、前記上位階層の回路から第1の切替信号を
受け、前記第1の切替信号がハイレベルの時にオフする
ものであり、前記所定階層の回路の前記第2の制御トラ
ンジスタは、前記上位階層の回路から第2の切替信号を
受け、前記第2の切替信号がロウレベルの時にオフする
ものであることを特徴とする半導体集積回路が得られ
る。
の態様による半導体集積回路において、上位階層の回路
を更に有し、前記所定階層の回路の前記第1の制御トラ
ンジスタは、前記上位階層の回路から第1の切替信号を
受け、前記第1の切替信号がハイレベルの時にオフする
ものであり、前記所定階層の回路の前記第2の制御トラ
ンジスタは、前記上位階層の回路から第2の切替信号を
受け、前記第2の切替信号がロウレベルの時にオフする
ものであることを特徴とする半導体集積回路が得られ
る。
【0030】本発明の第5の態様によれば、上述の第4
の態様による半導体集積回路において、下位階層の回路
を更に有し、前記所定階層の回路は、前記第1の切替信
号及び前記第2の切替信号を生成する切替信号生成手段
と、前記上位階層の回路及び前記切替信号生成手段に接
続され、前記上位階層の回路から受けた前記第1の切替
信号と、前記切替信号生成手段から受けた前記第1の切
替信号とのNORをとるNOR回路と、このNOR回路
の出力信号を反転する第1のインバータと、前記上位階
層の回路及び前記切替信号生成手段に接続され、前記上
位階層の回路から受けた前記第2の切替信号と、前記切
替信号生成手段から受けた前記第2の切替信号とのNA
NDをとるNAND回路と、このNAND回路の出力信
号を反転する第2のインバータとを、更に有し、前記第
1のインバータの出力信号が前記下位階層の回路のため
の前記第1の切替信号として前記下位階層の回路に供給
され、前記第2のインバータの出力信号が前記下位階層
の回路のための前記第2の切替信号として前記下位階層
の回路に供給されることを特徴とする半導体集積回路が
得られる。
の態様による半導体集積回路において、下位階層の回路
を更に有し、前記所定階層の回路は、前記第1の切替信
号及び前記第2の切替信号を生成する切替信号生成手段
と、前記上位階層の回路及び前記切替信号生成手段に接
続され、前記上位階層の回路から受けた前記第1の切替
信号と、前記切替信号生成手段から受けた前記第1の切
替信号とのNORをとるNOR回路と、このNOR回路
の出力信号を反転する第1のインバータと、前記上位階
層の回路及び前記切替信号生成手段に接続され、前記上
位階層の回路から受けた前記第2の切替信号と、前記切
替信号生成手段から受けた前記第2の切替信号とのNA
NDをとるNAND回路と、このNAND回路の出力信
号を反転する第2のインバータとを、更に有し、前記第
1のインバータの出力信号が前記下位階層の回路のため
の前記第1の切替信号として前記下位階層の回路に供給
され、前記第2のインバータの出力信号が前記下位階層
の回路のための前記第2の切替信号として前記下位階層
の回路に供給されることを特徴とする半導体集積回路が
得られる。
【0031】
【作用】このように本発明では、電源線と疑似電源線と
の間に、または接地線と疑似接地線との間に、制御トラ
ンジスタと電位クランプ回路が配置された構成を有す
る。このとき、前記制御トランジスタには高Vtトラン
ジスタを使用する必要はない。このような構成とするこ
とにより、制御トランジスタがオフして論理回路が待機
状態となったときに、論理回路の電源端子の電位が一定
電位にクランプされる。
の間に、または接地線と疑似接地線との間に、制御トラ
ンジスタと電位クランプ回路が配置された構成を有す
る。このとき、前記制御トランジスタには高Vtトラン
ジスタを使用する必要はない。このような構成とするこ
とにより、制御トランジスタがオフして論理回路が待機
状態となったときに、論理回路の電源端子の電位が一定
電位にクランプされる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0033】図1は本発明の第1の実施例を示してい
る。
る。
【0034】図1では、電源1に接続される電源線(V
DD)2と疑似電源線(VVD)3との間に配置される
制御トランジスタ4及び電位クランプ回路9によって構
成される電源スイッチ回路と、接地5に接続される接地
線(GND)6と疑似接地線(VGD)7の間に配置さ
れる制御トランジスタ8及び電位クランプ回路9によっ
て構成される電源スイッチ回路とを備えている。更に、
論理回路10の電源端子の一つ(即ち、第1の電源端
子)が前記疑似電源線(VVD)3に接続され、残りの
電源端子(即ち、第2の電源端子)が前記疑似接地線
(VGD)7に接続されている。論理回路10を構成す
るPチャネル型MOSFETの基板端子の全ては電源線
(VDD)2に接続され、Nチャネル型MOSFETの
基板端子は全て接地線(GND)6に接続されている。
図1に示す論理回路10は、入力端子11と直列に接続
された2個のインバータ121と122から構成されて
いる。
DD)2と疑似電源線(VVD)3との間に配置される
制御トランジスタ4及び電位クランプ回路9によって構
成される電源スイッチ回路と、接地5に接続される接地
線(GND)6と疑似接地線(VGD)7の間に配置さ
れる制御トランジスタ8及び電位クランプ回路9によっ
て構成される電源スイッチ回路とを備えている。更に、
論理回路10の電源端子の一つ(即ち、第1の電源端
子)が前記疑似電源線(VVD)3に接続され、残りの
電源端子(即ち、第2の電源端子)が前記疑似接地線
(VGD)7に接続されている。論理回路10を構成す
るPチャネル型MOSFETの基板端子の全ては電源線
(VDD)2に接続され、Nチャネル型MOSFETの
基板端子は全て接地線(GND)6に接続されている。
図1に示す論理回路10は、入力端子11と直列に接続
された2個のインバータ121と122から構成されて
いる。
【0035】なお、この第1の実施例の変形例として
は、上記2つの電源スイッチ回路のうち一方のみが設け
られても良い。制御トランジスタ4及び電位クランプ回
路9によって構成される電源スイッチ回路が設けられる
場合、論理回路10の上記第2の電源端子は、疑似接地
線(VGD)7と制御トランジスタ8及び電位クランプ
回路9を含む電源スイッチ回路との組合せを介さずに、
直接に接地線(GND)6に接続される。制御トランジ
スタ8及び電位クランプ回路9によって構成される電源
スイッチ回路が設けられる場合には、論理回路10の上
記第1の電源端子は、疑似電源線(VVD)3と制御ト
ランジスタ4及び電位クランプ回路9を含む電源スイッ
チ回路との組合せを介さずに、直接に電源線(VDD)
2に接続される。
は、上記2つの電源スイッチ回路のうち一方のみが設け
られても良い。制御トランジスタ4及び電位クランプ回
路9によって構成される電源スイッチ回路が設けられる
場合、論理回路10の上記第2の電源端子は、疑似接地
線(VGD)7と制御トランジスタ8及び電位クランプ
回路9を含む電源スイッチ回路との組合せを介さずに、
直接に接地線(GND)6に接続される。制御トランジ
スタ8及び電位クランプ回路9によって構成される電源
スイッチ回路が設けられる場合には、論理回路10の上
記第1の電源端子は、疑似電源線(VVD)3と制御ト
ランジスタ4及び電位クランプ回路9を含む電源スイッ
チ回路との組合せを介さずに、直接に電源線(VDD)
2に接続される。
【0036】次に図1の実施例の動作状態と待機状態の
説明を、電源電圧VDD=2.5V、疑似電源線(VV
D)3のクランプ電位を1.9V、疑似接地線(VG
D)7のクランプ電位を0.6Vとして、おこなう。
説明を、電源電圧VDD=2.5V、疑似電源線(VV
D)3のクランプ電位を1.9V、疑似接地線(VG
D)7のクランプ電位を0.6Vとして、おこなう。
【0037】論理回路10が動作状態のとき(CS=ハ
イレベル、CSB=ロウレベル)、論理回路10には、
導通状態の制御トランジスタ4、8を介して電源供給が
行われる。このとき、電位クランプ回路は動作せず、電
源線(VDD)2と疑似電源線(VVD)3、接地線
(GND)6と疑似接地線(VGD)7はそれぞれ、ほ
ぼ等しい電位となる。
イレベル、CSB=ロウレベル)、論理回路10には、
導通状態の制御トランジスタ4、8を介して電源供給が
行われる。このとき、電位クランプ回路は動作せず、電
源線(VDD)2と疑似電源線(VVD)3、接地線
(GND)6と疑似接地線(VGD)7はそれぞれ、ほ
ぼ等しい電位となる。
【0038】次に、動作状態から待機状態(CS=ロウ
レベル、CSB=ハイレベル)に切り替わると、制御ト
ランジスタ4、8は共にオフし、これら制御トランジス
タ4及び8にはオフ電流が流れる。通常の回路構成では
論理回路10を構成するトランジスタのゲート幅の総和
は、制御トランジスタ4、8の各ゲート幅よりも十分に
大きいため、疑似電源線(VVD)3の電位は徐々に低
下し、逆に疑似接地線(VGD)7の電位は徐々に上昇
する。ただし、疑似電源線(VVD)3の電位は、電位
クランプ回路9の働きで1.9Vよりも低下せず、同様
に、疑似接地線(VGD)7の電位は0.6Vを越えて
上昇しない。
レベル、CSB=ハイレベル)に切り替わると、制御ト
ランジスタ4、8は共にオフし、これら制御トランジス
タ4及び8にはオフ電流が流れる。通常の回路構成では
論理回路10を構成するトランジスタのゲート幅の総和
は、制御トランジスタ4、8の各ゲート幅よりも十分に
大きいため、疑似電源線(VVD)3の電位は徐々に低
下し、逆に疑似接地線(VGD)7の電位は徐々に上昇
する。ただし、疑似電源線(VVD)3の電位は、電位
クランプ回路9の働きで1.9Vよりも低下せず、同様
に、疑似接地線(VGD)7の電位は0.6Vを越えて
上昇しない。
【0039】図1の回路が待機状態で疑似電源線(VV
D)3の電位が1.9V、疑似接地線(VGD)7の電
位が0.6Vにそれぞれクランプされていると仮定する
と、論理回路10のインバータ121、122中の2個
のPMOSFET(MP1、MP2)と2個のNMOS
FET(MN1、MN2)のソース端子と基板端子間に
は、それぞれ0.6Vのバックゲートバイアス電圧(V
bs)が印加されていることになる。このようにMOS
FETにバックゲートバイアス電圧が印加されると、V
bs=0Vの状態に比べて|Vt|が上昇し、オフ電流
が減少する。
D)3の電位が1.9V、疑似接地線(VGD)7の電
位が0.6Vにそれぞれクランプされていると仮定する
と、論理回路10のインバータ121、122中の2個
のPMOSFET(MP1、MP2)と2個のNMOS
FET(MN1、MN2)のソース端子と基板端子間に
は、それぞれ0.6Vのバックゲートバイアス電圧(V
bs)が印加されていることになる。このようにMOS
FETにバックゲートバイアス電圧が印加されると、V
bs=0Vの状態に比べて|Vt|が上昇し、オフ電流
が減少する。
【0040】図13は、ゲート長L=0.25μm.|
Vt|=0.2V、ゲート幅W=50μmでのバツクゲ
ートバイアス電圧(|Vbs|)とオフ電流(|Ioff
|)の関係を示したものである。前記の例のように、|
Vbs|=0.6Vのバックバイアスが印加された場
合、Vbs=0Vに比べてNMOSFETではオフ電流
が約1/10に、PMOSFETでは約1/4にそれぞ
れ減少する。
Vt|=0.2V、ゲート幅W=50μmでのバツクゲ
ートバイアス電圧(|Vbs|)とオフ電流(|Ioff
|)の関係を示したものである。前記の例のように、|
Vbs|=0.6Vのバックバイアスが印加された場
合、Vbs=0Vに比べてNMOSFETではオフ電流
が約1/10に、PMOSFETでは約1/4にそれぞ
れ減少する。
【0041】このように本発明では、待機時に論理回路
を構成するMISFETにバックバイアスが印加される
ため、これらのVtが上昇し、待機時の消費電流が削減
される。
を構成するMISFETにバックバイアスが印加される
ため、これらのVtが上昇し、待機時の消費電流が削減
される。
【0042】上記の動作説明から明らかなように、本発
明の図1の構成では、制御トランジスタ4、8は高Vt
トランジスタである必要はなく、|Vt|=0.2V程
度の低Vtトランジスタで構成可能である。これによ
り、制御トランジスタ4、8のゲート幅を小さくするこ
とができ、従来技術のように高Vtトランジスタで構成
する場合よりもレイアウト面積を低減可能である。
明の図1の構成では、制御トランジスタ4、8は高Vt
トランジスタである必要はなく、|Vt|=0.2V程
度の低Vtトランジスタで構成可能である。これによ
り、制御トランジスタ4、8のゲート幅を小さくするこ
とができ、従来技術のように高Vtトランジスタで構成
する場合よりもレイアウト面積を低減可能である。
【0043】さらに図1の構成では、制御トランジスタ
4、8のVtをそれぞれ論理回路を構成するPMOS、
NMOSのVtと製造上同じに設定することにより、従
来例よりも製造工程を削減可能である。
4、8のVtをそれぞれ論理回路を構成するPMOS、
NMOSのVtと製造上同じに設定することにより、従
来例よりも製造工程を削減可能である。
【0044】図2、図3は、それぞれ本発明第2、第3
の実施例の構成図である。本発明第2の実施例となる図
2では、図1中の電位クランプ回路が1個のダイオード
素子13で構成されている。すなわち、図2の実施例
は、制御トランジスタ4及びダイオード素子13からな
る第1の電源スイッチ回路31と、制御トランジスタ8
及びダイオード素子13からなる第2の電源スイッチ回
路32とを有する。電源側のダイオード素子13は、電
源線(VDD)2にアノード、疑似電源線(VVD)3
にカソードが接続され、接地側のダイオード素子13
は、疑似接地線(VGD)7にアノード、接地線(GN
D)6にカソードが接続されている。このような接続と
することにより、電源線(VDD)2と疑似電源線(V
VD)3間の電位差、並びに接地線(GND)6と疑似
接地線(VGD)7間の電位差を、それぞれダイオード
素子13のビルトイン電圧(Vfb)以下に抑えること
が可能となる。
の実施例の構成図である。本発明第2の実施例となる図
2では、図1中の電位クランプ回路が1個のダイオード
素子13で構成されている。すなわち、図2の実施例
は、制御トランジスタ4及びダイオード素子13からな
る第1の電源スイッチ回路31と、制御トランジスタ8
及びダイオード素子13からなる第2の電源スイッチ回
路32とを有する。電源側のダイオード素子13は、電
源線(VDD)2にアノード、疑似電源線(VVD)3
にカソードが接続され、接地側のダイオード素子13
は、疑似接地線(VGD)7にアノード、接地線(GN
D)6にカソードが接続されている。このような接続と
することにより、電源線(VDD)2と疑似電源線(V
VD)3間の電位差、並びに接地線(GND)6と疑似
接地線(VGD)7間の電位差を、それぞれダイオード
素子13のビルトイン電圧(Vfb)以下に抑えること
が可能となる。
【0045】本発明第3の実施例となる図3では、図1
中の電位クランプ回路が2個の直列接続されたダイオー
ド素子13で構成されている。このような接続により、
電源線(VDD)2と疑似電源線(VVD)3間の電位
差、並びに接地線(GND)6と疑似接地線(VGD)
7間の電位差を、それぞれダイオード素子13のビルト
イン電圧(Vfb)の2倍以下に抑えることが可能とな
る。
中の電位クランプ回路が2個の直列接続されたダイオー
ド素子13で構成されている。このような接続により、
電源線(VDD)2と疑似電源線(VVD)3間の電位
差、並びに接地線(GND)6と疑似接地線(VGD)
7間の電位差を、それぞれダイオード素子13のビルト
イン電圧(Vfb)の2倍以下に抑えることが可能とな
る。
【0046】このように第2、第3の実施例では、ダイ
オード素子のビルトイン電圧を利用して、簡単な素子構
成で電位クランプ回路を構成可能である。
オード素子のビルトイン電圧を利用して、簡単な素子構
成で電位クランプ回路を構成可能である。
【0047】図4は、本発明第4の実施例の構成図であ
る。本実施例では、図1中の電位クランプ回路が電源線
(VDD)2と疑似電源線(VVD)3の間、並びに接
地線(GND)6と疑似接地線(VGD)7の間にそれ
ぞれ配置された抵抗素子14で構成されている。
る。本実施例では、図1中の電位クランプ回路が電源線
(VDD)2と疑似電源線(VVD)3の間、並びに接
地線(GND)6と疑似接地線(VGD)7の間にそれ
ぞれ配置された抵抗素子14で構成されている。
【0048】この実施例では、待機時に抵抗素子14を
流れる電流により電源線(VDD)2と疑似電源線(V
VD)3間、並びに接地線(GND)6と疑似接地線
(VGD)7間に電位差が発生し、論理回路10を構成
するMOSFETにバックバイアスを与えることができ
る。
流れる電流により電源線(VDD)2と疑似電源線(V
VD)3間、並びに接地線(GND)6と疑似接地線
(VGD)7間に電位差が発生し、論理回路10を構成
するMOSFETにバックバイアスを与えることができ
る。
【0049】このように本実施例では、待機時に抵抗素
子14を流れる電流により発生する電位差を利用して、
簡単な素子構成で電位クランプ回路を構成可能である。
子14を流れる電流により発生する電位差を利用して、
簡単な素子構成で電位クランプ回路を構成可能である。
【0050】図5は、本発明第5の実施例の構成図であ
る。本実施例では、図1中の電位クランプ回路が電源側
電位クランプトランジスタ20、並びに接地側電位クラ
ンプトランジスタ21で構成されている。これら電位ク
ランプトランジスタ20、21の導電型は、それぞれ、
制御トランジスタ4、8の導電型とは逆のチャネル型
(導電型)になっており、各ゲート端子には制御トラン
ジスタへの制御信号と同じ信号が入力される。
る。本実施例では、図1中の電位クランプ回路が電源側
電位クランプトランジスタ20、並びに接地側電位クラ
ンプトランジスタ21で構成されている。これら電位ク
ランプトランジスタ20、21の導電型は、それぞれ、
制御トランジスタ4、8の導電型とは逆のチャネル型
(導電型)になっており、各ゲート端子には制御トラン
ジスタへの制御信号と同じ信号が入力される。
【0051】本実施例では、待機時に電源線(VDD)
2と疑似電源線(VVD)3との間の電位差を電源側電
位クランプトランジスタ20の|Vt|以下に、並びに
接地線(GND)6と疑似接地線(VGD)7との間の
電位差を接地側電位クランプトランジスタ21の|Vt
|以下に、それぞれ抑えることが可能となる。
2と疑似電源線(VVD)3との間の電位差を電源側電
位クランプトランジスタ20の|Vt|以下に、並びに
接地線(GND)6と疑似接地線(VGD)7との間の
電位差を接地側電位クランプトランジスタ21の|Vt
|以下に、それぞれ抑えることが可能となる。
【0052】このように本実施例では、電位クランプト
ランジスタのVtを利用して、簡単な素子構成で電位ク
ランプ回路を構成可能である。
ランジスタのVtを利用して、簡単な素子構成で電位ク
ランプ回路を構成可能である。
【0053】図6は、本発明第6の実施例の構成図であ
る。図6は、図2の第2の実施例の構成で、ラッチ回路
を構成した場合の構成図を示している。図6では、論理
回路10の電源スイッチ回路との接続関係は図2と同じ
である。この論理回路10の内部ノード(DATA)の
情報を保持するため、ラッチ回路19が構成されている
が、この回路は通常の論理回路で用いられているもので
あり、本発明の電源スイット回路構成を適用するために
追加されたものではない。図6のラッチ回路19は、2
個のインバータINV1、INV2と、2個のトランス
ファゲートTG1、TG2で構成されている。図6のラ
ッチ回路19を構成するトランジスタのVtは、論理回
路10を構成するトランジスタのVtと同じに設定され
ている。また図6中では明示されていないが、ラッチ回
路を構成するPチャネル型MOSFETの基板端子はす
べて電源線(VDD)2に接続され、同Nチャネル型M
OSFETの基板端子は全て接地線(GND)6に接続
されている。
る。図6は、図2の第2の実施例の構成で、ラッチ回路
を構成した場合の構成図を示している。図6では、論理
回路10の電源スイッチ回路との接続関係は図2と同じ
である。この論理回路10の内部ノード(DATA)の
情報を保持するため、ラッチ回路19が構成されている
が、この回路は通常の論理回路で用いられているもので
あり、本発明の電源スイット回路構成を適用するために
追加されたものではない。図6のラッチ回路19は、2
個のインバータINV1、INV2と、2個のトランス
ファゲートTG1、TG2で構成されている。図6のラ
ッチ回路19を構成するトランジスタのVtは、論理回
路10を構成するトランジスタのVtと同じに設定され
ている。また図6中では明示されていないが、ラッチ回
路を構成するPチャネル型MOSFETの基板端子はす
べて電源線(VDD)2に接続され、同Nチャネル型M
OSFETの基板端子は全て接地線(GND)6に接続
されている。
【0054】いま、電源電圧VDD=2.5V、ダイオ
ード素子13のビルトイン電圧(Vfb)を0.7Vと
すると、図6の回路は、待機状態でも疑似電源線(VV
D)3の電位が1.8V以上、疑似接地線(VGD)7
の電位が0.7V以下に保たれる。従って、論理回路1
0並びにラッチ回路19の内部ノードの状態は、疑似電
源線(VVD)3の電位をハイレベル、疑似接地線(V
GD)7の電位をロウレベルとして、動作状態から待機
状態へ切り替わる直前の状態が保持される。
ード素子13のビルトイン電圧(Vfb)を0.7Vと
すると、図6の回路は、待機状態でも疑似電源線(VV
D)3の電位が1.8V以上、疑似接地線(VGD)7
の電位が0.7V以下に保たれる。従って、論理回路1
0並びにラッチ回路19の内部ノードの状態は、疑似電
源線(VVD)3の電位をハイレベル、疑似接地線(V
GD)7の電位をロウレベルとして、動作状態から待機
状態へ切り替わる直前の状態が保持される。
【0055】このように本発明の電源回路構成では、特
別なラッチ回路を設けることなく、待機時に各ノードの
ハイレベル、ロウレベルの状態を保持可能である。
別なラッチ回路を設けることなく、待機時に各ノードの
ハイレベル、ロウレベルの状態を保持可能である。
【0056】図7は、本発明の第7の実施例を示してい
る。図7は、図2の回路を複数個を用いて階層化した構
成を示している。
る。図7は、図2の回路を複数個を用いて階層化した構
成を示している。
【0057】即ち、図7の実施例は、図2の回路のよう
に、電源線VDD と疑似電源線VVD 間に、電源スイッチト
ランジスタ4を有する電源スイッチ回路31と、接地線
GNDと疑似接地線VGD 間に、電源スイッチトランジスタ
8を有する電源スイッチ回路32とのすくなくとも一方
を有し、その電源スイッチトランジスタのオン/オフに
よってアクティブ/スリープのモード切替を実現する回
路において、電源スイッチトランジスタの制御の階層化
を実現可能にするものである。
に、電源線VDD と疑似電源線VVD 間に、電源スイッチト
ランジスタ4を有する電源スイッチ回路31と、接地線
GNDと疑似接地線VGD 間に、電源スイッチトランジスタ
8を有する電源スイッチ回路32とのすくなくとも一方
を有し、その電源スイッチトランジスタのオン/オフに
よってアクティブ/スリープのモード切替を実現する回
路において、電源スイッチトランジスタの制御の階層化
を実現可能にするものである。
【0058】図7では、第n 階層の回路群33(図中の
中央の回路群33)を中心に、上位階層である第(n-1)
階層の回路群33(図中の左側の回路群33)と下位階
層である第(n+1) 階層の回路群(図中の右側の回路群3
3)を示している。
中央の回路群33)を中心に、上位階層である第(n-1)
階層の回路群33(図中の左側の回路群33)と下位階
層である第(n+1) 階層の回路群(図中の右側の回路群3
3)を示している。
【0059】第n 階層(中央)の回路群33では、電源
線VDD と疑似電源線VVD(n)の間に電源側の電源スイッチ
回路31が挿入され、接地線GND と疑似接地線VGD(n)の
間には接地側の電源スイッチ回路32が挿入されてい
る。図7において、第n 階層の回路群33から第(n-1)
階層の回路群33に対するアクティブ/スリープモード
切替信号CS(n+1),CSB(n+1)を生成するために、本発明に
従って最終段にはCS用インバータ35とCSB 用インバー
タ36が設けられている。CS用インバータ35を構成す
るNMOSトランジスタとPMOSトランジスタは、ゲートどう
し、ドレインどうしがそれぞれ接続され、NMOSトランジ
スのソースが接地線GND に接続され、PMOSトランジスタ
のソースが疑似電源線VVD(n)に接続されている。このよ
うな接続とすることにより、第n 階層がスリープモード
になった場合にCS(n+1) 信号は接地(GND) レベルとなる
ため、第(n+1) 階層の回路群33に接続する接地側の電
源スイッチ回路32をオフ状態にすることができる。同
様に、CSB 用インバータ36を構成するNMOSトランジス
タとPMOSトランジスタは、ゲートどうし、ドレインどう
しがそれぞれ接続され、NMOSトランジスタのソースが疑
似接地線VGD(n)に接続され、PMOSトランジスタのソース
が電源線VDD に接続されている。このような接続とする
ことにより、第n 階層がスリープモードになった場合に
CSB(n+1)信号は電源(VDD) レベルとなるため、第(n+1)
階層の回路群33に接続する電源側の電源スイッチ回路
31をオフ状態にすることができる。
線VDD と疑似電源線VVD(n)の間に電源側の電源スイッチ
回路31が挿入され、接地線GND と疑似接地線VGD(n)の
間には接地側の電源スイッチ回路32が挿入されてい
る。図7において、第n 階層の回路群33から第(n-1)
階層の回路群33に対するアクティブ/スリープモード
切替信号CS(n+1),CSB(n+1)を生成するために、本発明に
従って最終段にはCS用インバータ35とCSB 用インバー
タ36が設けられている。CS用インバータ35を構成す
るNMOSトランジスタとPMOSトランジスタは、ゲートどう
し、ドレインどうしがそれぞれ接続され、NMOSトランジ
スのソースが接地線GND に接続され、PMOSトランジスタ
のソースが疑似電源線VVD(n)に接続されている。このよ
うな接続とすることにより、第n 階層がスリープモード
になった場合にCS(n+1) 信号は接地(GND) レベルとなる
ため、第(n+1) 階層の回路群33に接続する接地側の電
源スイッチ回路32をオフ状態にすることができる。同
様に、CSB 用インバータ36を構成するNMOSトランジス
タとPMOSトランジスタは、ゲートどうし、ドレインどう
しがそれぞれ接続され、NMOSトランジスタのソースが疑
似接地線VGD(n)に接続され、PMOSトランジスタのソース
が電源線VDD に接続されている。このような接続とする
ことにより、第n 階層がスリープモードになった場合に
CSB(n+1)信号は電源(VDD) レベルとなるため、第(n+1)
階層の回路群33に接続する電源側の電源スイッチ回路
31をオフ状態にすることができる。
【0060】従って、図7の回路においては、ある階層
の回路群33がスリープモードになると、それ以下の階
層の回路群33は自動的にスリープモードになり、スリ
ープ時のモード切替信号CS/CSBはそれぞれ接地(GND) 電
位、電源(VDD) 電位となる。これにより、回路群33毎
にきめ細かなパワーマネージメントが可能となり、より
低電力化が可能になるという効果が得られる。
の回路群33がスリープモードになると、それ以下の階
層の回路群33は自動的にスリープモードになり、スリ
ープ時のモード切替信号CS/CSBはそれぞれ接地(GND) 電
位、電源(VDD) 電位となる。これにより、回路群33毎
にきめ細かなパワーマネージメントが可能となり、より
低電力化が可能になるという効果が得られる。
【0061】図7の実施例をより詳細に説明する。
【0062】本実施例では電源系が独立した回路群33
が複数あり、ある階層の回路群33の電源スイッチ32
及び31は上位階層の回路群33から出力される制御信
号CS/CSBにより制御されるという、階層構造を有してい
る。また本実施例では、一つ上位階層の回路群または一
つ下の階層の回路群との間でのみ信号のやりとりが行わ
れる。
が複数あり、ある階層の回路群33の電源スイッチ32
及び31は上位階層の回路群33から出力される制御信
号CS/CSBにより制御されるという、階層構造を有してい
る。また本実施例では、一つ上位階層の回路群または一
つ下の階層の回路群との間でのみ信号のやりとりが行わ
れる。
【0063】図7において、電源側の電源スイッチ回路
31は、低|Vt|PMOSトランジスタと順方向にバイア
スされたダイオード素子で構成されている。接地側の電
源スイッチ回路32は、低|Vt|NMOSトランジスタと
順方向にバイアスされたダイオード素子で構成されてい
る。ダイオード素子は、MOS トランジスタがオフになっ
てスリープ状態となった場合、疑似電源線VVD が電源電
位VDD に対してある電圧以下に低下しないよう、また疑
似接地線VGD が接地電位GND に対してある電圧以上に上
昇しないようクランプする働きをする。この働きにより
スリープ時にも回路内の各ノードの電位状態(ハイレベ
ル、ロウレベル)は保持される。電源スイッチ回路31
及び32内の電位クランプ回路は、図7に図示のダイオ
ード素子に限定されるものではなく、当該電位クランプ
回路としては図3〜図5に図示されている種々の素子が
用いられても良い。
31は、低|Vt|PMOSトランジスタと順方向にバイア
スされたダイオード素子で構成されている。接地側の電
源スイッチ回路32は、低|Vt|NMOSトランジスタと
順方向にバイアスされたダイオード素子で構成されてい
る。ダイオード素子は、MOS トランジスタがオフになっ
てスリープ状態となった場合、疑似電源線VVD が電源電
位VDD に対してある電圧以下に低下しないよう、また疑
似接地線VGD が接地電位GND に対してある電圧以上に上
昇しないようクランプする働きをする。この働きにより
スリープ時にも回路内の各ノードの電位状態(ハイレベ
ル、ロウレベル)は保持される。電源スイッチ回路31
及び32内の電位クランプ回路は、図7に図示のダイオ
ード素子に限定されるものではなく、当該電位クランプ
回路としては図3〜図5に図示されている種々の素子が
用いられても良い。
【0064】図7は、第n 階層の回路群33を中心に、
上位階層である第(n-1) 階層の回路群33と下位階層で
ある第(n+1) 階層の回路群33を示している。各回路群
33の電源系は独立しており、各回路群33は、電源
側、接地側にそれぞれ電源スイッチ回路31、32を有
している。各階層における回路群33は、論理回路34
と、CS用インバータ35と、CSB 用インバータ36とを
有する。各階層の論理回路34は、疑似電源線VVD と疑
似接地線VGD とに接続されている。また図示はしていな
いが、図7中の回路群33を構成するPMOS,NMOS トラン
ジスタの基板電位は、それぞれ電源線VDD,接地線GND か
ら供給されている。本実施例での各階層の論理回路34
は、通常のCMOS論理回路(例えば、図1の10)と、CS
制御回路、並びにCS制御回路からの出力信号と上位階層
からのCS/CSB信号を入力とするNAND/NORゲートから構成
されている。この論理回路34は、図7に示す様に、一
つ上位、または一つ下位の回路群との間でのみ信号S の
やりとりが行われる。なお、CS用インバータ35、CSB
用インバータ36の回路構成は先に説明済みなので説明
を省略する。
上位階層である第(n-1) 階層の回路群33と下位階層で
ある第(n+1) 階層の回路群33を示している。各回路群
33の電源系は独立しており、各回路群33は、電源
側、接地側にそれぞれ電源スイッチ回路31、32を有
している。各階層における回路群33は、論理回路34
と、CS用インバータ35と、CSB 用インバータ36とを
有する。各階層の論理回路34は、疑似電源線VVD と疑
似接地線VGD とに接続されている。また図示はしていな
いが、図7中の回路群33を構成するPMOS,NMOS トラン
ジスタの基板電位は、それぞれ電源線VDD,接地線GND か
ら供給されている。本実施例での各階層の論理回路34
は、通常のCMOS論理回路(例えば、図1の10)と、CS
制御回路、並びにCS制御回路からの出力信号と上位階層
からのCS/CSB信号を入力とするNAND/NORゲートから構成
されている。この論理回路34は、図7に示す様に、一
つ上位、または一つ下位の回路群との間でのみ信号S の
やりとりが行われる。なお、CS用インバータ35、CSB
用インバータ36の回路構成は先に説明済みなので説明
を省略する。
【0065】本実施例においては、論理回路34の内部
にCS制御回路を有しているため、各階層で下位階層の電
源スイッチの制御信号を生成可能である。CS制御回路の
出力信号のうち、正論理(High/Lowが下位階層の電源ス
イッチON/OFFに対応)の信号ICは上位階層からのCS制御
信号CSと共に2入力NANDゲートに入力され、その出力が
CS用インバータ35に入力に接続されている。一方、CS
制御回路の出力信号のうち、負論理(High/Lowが下位階
層の電源スイッチOFF/ONに対応)の信号ICB は上位階層
からのCSB 制御信号CSB と共に2入力NOR ゲートに入力
され、その出力がCSB 用インバータ36に入力に接続さ
れている。
にCS制御回路を有しているため、各階層で下位階層の電
源スイッチの制御信号を生成可能である。CS制御回路の
出力信号のうち、正論理(High/Lowが下位階層の電源ス
イッチON/OFFに対応)の信号ICは上位階層からのCS制御
信号CSと共に2入力NANDゲートに入力され、その出力が
CS用インバータ35に入力に接続されている。一方、CS
制御回路の出力信号のうち、負論理(High/Lowが下位階
層の電源スイッチOFF/ONに対応)の信号ICB は上位階層
からのCSB 制御信号CSB と共に2入力NOR ゲートに入力
され、その出力がCSB 用インバータ36に入力に接続さ
れている。
【0066】以下、図7の実施例の動作を図8のタイミ
ング図を用いて説明する。まず、第(n-1) 階層, 第n 階
層, 第(n+1) 階層の回路群33が全てアクティブ状態か
ら、第(n-1) 階層の回路群内の論理回路4で下位階層の
回路群をスリープ状態にする信号が生成される場合の動
作について説明する。初期状態は第(n-1) 階層, 第n階
層, 第(n+1) 階層の回路群33が全てアクティブ状態な
ので、CS(n-1),CS(n),CS(n+1),CS(n+2) は全てHighレベ
ル、CSB(n-1), CSB(n), CSB(n+1), CSB(n+2)は全てLow
レベルとなっている。また、各階層の回路群中のCS制御
回路からは、下位階層の回路群をアクティブにする信号
が出力されている。従って、各階層の電源側、接地側の
電源スイッチ回路31及び32は全てオン状態となるた
め、各回路群33の疑似電源線VVD(n-1), VVD(n), VVD
(n+1)の電位はDC的には電源電位VDD が与えられ、各回
路群33の疑似接地線VGD(n-1), VGD(n), VGD(n+1)の電
位はDC的には接地電位GND が与えられる。この状態か
ら、第(n-1) 階層回路群33中の論理回路4のCS制御回
路から下位階層をスリープモードにする信号が生成され
たとすると、IC(n-1) はLow, ICB(n-1) はHighとなる。
IC(n-1) の出力先の2入力NANDからはHighが出力され、
CS用インバータ35からはLow が出力されるために、第
n 階層の接地側電源スイッチ回路32はオフ状態にな
る。一方、ICB(n-1)の出力先の2入力NOR からはLow が
出力され、CSB 用インバータ36からはHighが出力され
るため、第n 階層の電源側電源スイッチ回路31も同様
にオフ状態になる。このように第(n-1) 階層の回路群3
3内で生成されるCS/CSB信号により、第n 階層の回路群
33がスリープ状態になる。
ング図を用いて説明する。まず、第(n-1) 階層, 第n 階
層, 第(n+1) 階層の回路群33が全てアクティブ状態か
ら、第(n-1) 階層の回路群内の論理回路4で下位階層の
回路群をスリープ状態にする信号が生成される場合の動
作について説明する。初期状態は第(n-1) 階層, 第n階
層, 第(n+1) 階層の回路群33が全てアクティブ状態な
ので、CS(n-1),CS(n),CS(n+1),CS(n+2) は全てHighレベ
ル、CSB(n-1), CSB(n), CSB(n+1), CSB(n+2)は全てLow
レベルとなっている。また、各階層の回路群中のCS制御
回路からは、下位階層の回路群をアクティブにする信号
が出力されている。従って、各階層の電源側、接地側の
電源スイッチ回路31及び32は全てオン状態となるた
め、各回路群33の疑似電源線VVD(n-1), VVD(n), VVD
(n+1)の電位はDC的には電源電位VDD が与えられ、各回
路群33の疑似接地線VGD(n-1), VGD(n), VGD(n+1)の電
位はDC的には接地電位GND が与えられる。この状態か
ら、第(n-1) 階層回路群33中の論理回路4のCS制御回
路から下位階層をスリープモードにする信号が生成され
たとすると、IC(n-1) はLow, ICB(n-1) はHighとなる。
IC(n-1) の出力先の2入力NANDからはHighが出力され、
CS用インバータ35からはLow が出力されるために、第
n 階層の接地側電源スイッチ回路32はオフ状態にな
る。一方、ICB(n-1)の出力先の2入力NOR からはLow が
出力され、CSB 用インバータ36からはHighが出力され
るため、第n 階層の電源側電源スイッチ回路31も同様
にオフ状態になる。このように第(n-1) 階層の回路群3
3内で生成されるCS/CSB信号により、第n 階層の回路群
33がスリープ状態になる。
【0067】第n 階層の回路群33がスリープ状態とな
っている場合は、図8に示すように疑似電源線VVD(n)は
電源電位(VDD )よりも低下し、疑似接地線VGD(n)は接
地電位(GND )よりも上昇する。これら疑似電源線VVD
(n)、疑似接地線VGD(n)のスリープ時の電位変化量はそ
れぞれ電源側、接地側の電源スイッチ回路31,32の
中のダイオード素子によりクランプされるため、VVD-VG
D 間にはある一定の電位差が残る。この電位差により第
n階層の回路群33の内部ノードの電位関係(High/Low)
はスリープ時にも保持される。この動作に関しては、上
述したとおりである。さらにこの状態では、CS(n),CSB
(n)がそれぞれLow, High であることから、第n 階層の
回路群内のCS用インバータ35、CSB 用インバータ36
にはそれぞれHigh, Low が入力され、CS(n+1),CSB(n+1)
がそれぞれLow, High として出力される。本実施例の回
路構成では、CS用インバータ35のNMOSトランジスタの
ソースが接地線GND に接続され、一方のCSB 用インバー
タ36のPMOSトランジスタのソースが電源線VDD に接続
されているため、第n 階層がスリープ状態でも第(n+1)
階層の電源スイッチ制御信号CS,CSBはそれぞれGND,VDD
電位が供給され、中間電位となっている疑似電源線VDD
(n)、疑似接地線VGD(n)の電位が供給されることはな
い。これにより、スリープ状態における第(n+1) 階層の
電源スイッチ回路31及び32でのリーク電流を低減す
ることができる。これにより第(n+1) 階層の回路群33
もスリープ状態となる。第(n+1) 階層の回路群内でも第
n 階層の回路群内と同様の動作により、CS(n+2),CSB(n+
2)からはそれぞれ接地電位GND(Low), 電源電位VDD(Hig
h) が出力される。これにより、図示はしていないが、
第(n+2) 階層の回路群33もスリープ状態になる。
っている場合は、図8に示すように疑似電源線VVD(n)は
電源電位(VDD )よりも低下し、疑似接地線VGD(n)は接
地電位(GND )よりも上昇する。これら疑似電源線VVD
(n)、疑似接地線VGD(n)のスリープ時の電位変化量はそ
れぞれ電源側、接地側の電源スイッチ回路31,32の
中のダイオード素子によりクランプされるため、VVD-VG
D 間にはある一定の電位差が残る。この電位差により第
n階層の回路群33の内部ノードの電位関係(High/Low)
はスリープ時にも保持される。この動作に関しては、上
述したとおりである。さらにこの状態では、CS(n),CSB
(n)がそれぞれLow, High であることから、第n 階層の
回路群内のCS用インバータ35、CSB 用インバータ36
にはそれぞれHigh, Low が入力され、CS(n+1),CSB(n+1)
がそれぞれLow, High として出力される。本実施例の回
路構成では、CS用インバータ35のNMOSトランジスタの
ソースが接地線GND に接続され、一方のCSB 用インバー
タ36のPMOSトランジスタのソースが電源線VDD に接続
されているため、第n 階層がスリープ状態でも第(n+1)
階層の電源スイッチ制御信号CS,CSBはそれぞれGND,VDD
電位が供給され、中間電位となっている疑似電源線VDD
(n)、疑似接地線VGD(n)の電位が供給されることはな
い。これにより、スリープ状態における第(n+1) 階層の
電源スイッチ回路31及び32でのリーク電流を低減す
ることができる。これにより第(n+1) 階層の回路群33
もスリープ状態となる。第(n+1) 階層の回路群内でも第
n 階層の回路群内と同様の動作により、CS(n+2),CSB(n+
2)からはそれぞれ接地電位GND(Low), 電源電位VDD(Hig
h) が出力される。これにより、図示はしていないが、
第(n+2) 階層の回路群33もスリープ状態になる。
【0068】さらに前述の状態から第(n-1) 階層の回路
群33中の論理回路4のCS制御回路から下位階層をアク
ティブモードにする信号が生成されたとすると、図8に
示すようにIC(n-1) はHigh, ICB(n-1)はLow となる。IC
(n-1) の出力先の2入力NANDからはLow が出力され、CS
用インバータ35からはHighが出力されるため、第n階
層の接地側電源スイッチ回路32はオン状態になる。一
方、ICB(n-1)の出力先の2入力NOR からはHighが出力さ
れ、CSB 用インバータ36からはLow が出力されるた
め、第n 階層の電源側電源スイッチ回路31も同様にオ
ン状態になる。これにより、第n 階層の回路群33の疑
似電源線VVD(n)はDC的には電源電位VDD 、疑似接地線VG
D(n)はDC的には接地電位GND となるため第n階層の回路
群は再びアクティブ状態になる。
群33中の論理回路4のCS制御回路から下位階層をアク
ティブモードにする信号が生成されたとすると、図8に
示すようにIC(n-1) はHigh, ICB(n-1)はLow となる。IC
(n-1) の出力先の2入力NANDからはLow が出力され、CS
用インバータ35からはHighが出力されるため、第n階
層の接地側電源スイッチ回路32はオン状態になる。一
方、ICB(n-1)の出力先の2入力NOR からはHighが出力さ
れ、CSB 用インバータ36からはLow が出力されるた
め、第n 階層の電源側電源スイッチ回路31も同様にオ
ン状態になる。これにより、第n 階層の回路群33の疑
似電源線VVD(n)はDC的には電源電位VDD 、疑似接地線VG
D(n)はDC的には接地電位GND となるため第n階層の回路
群は再びアクティブ状態になる。
【0069】第n 階層の回路群33がアクティブになる
と、CS(n) が入力されている入力NANDからはLow が出力
され、CS用インバータ35の出力CS(n+1) はHighとなる
ために、第(n+1) 階層の接地側電源スイッチ5はオン状
態になる。一方、CSB(n)が入力されている2入力NOR か
らはHighが出力され、CSB 用インバータ36の出力CSB
(n+1)はLow となるため、第(n+1) 階層の電源側電源ス
イッチ6も同様にオン状態になる。以上のような信号変
化により第(n+1) 階層の回路群33もアクティブにな
る。
と、CS(n) が入力されている入力NANDからはLow が出力
され、CS用インバータ35の出力CS(n+1) はHighとなる
ために、第(n+1) 階層の接地側電源スイッチ5はオン状
態になる。一方、CSB(n)が入力されている2入力NOR か
らはHighが出力され、CSB 用インバータ36の出力CSB
(n+1)はLow となるため、第(n+1) 階層の電源側電源ス
イッチ6も同様にオン状態になる。以上のような信号変
化により第(n+1) 階層の回路群33もアクティブにな
る。
【0070】第(n+1) 階層の回路群33の内部において
も前述の第n 階層の回路群33と同様の信号処理によ
り、CS用インバータ35の出力CS(n+2) はHigh、CSB 用
インバータ36の出力CSB(n+2)はLow となる。従って、
図示はしていないが、第(n+2)階層の回路群33もアク
ティブになる。
も前述の第n 階層の回路群33と同様の信号処理によ
り、CS用インバータ35の出力CS(n+2) はHigh、CSB 用
インバータ36の出力CSB(n+2)はLow となる。従って、
図示はしていないが、第(n+2)階層の回路群33もアク
ティブになる。
【0071】このように本実施例においては、ある階層
の回路群がスリープモードになると、それ以下の階層の
回路群は自動的にスリープモードになり、逆にその状態
からある階層以下一括してアクティブモードに復旧させ
ることも可能である。
の回路群がスリープモードになると、それ以下の階層の
回路群は自動的にスリープモードになり、逆にその状態
からある階層以下一括してアクティブモードに復旧させ
ることも可能である。
【0072】このように、本発明は、電源スイッチ回路
の制御の階層化を実現可能にするため、回路群33毎の
パワーマネージメントが可能となり、スリープ時だけで
なく動作時の電力削減を図ることができる。また、本発
明では、ある階層の回路群がスリープ状態になった場合
でも、その回路群から出力される下位階層の電源スイッ
チ制御信号は、中間電位とならずに電源電位または接地
電位となるため、下位階層の電源スイッチ回路でのリー
ク電流を低減することができる。
の制御の階層化を実現可能にするため、回路群33毎の
パワーマネージメントが可能となり、スリープ時だけで
なく動作時の電力削減を図ることができる。また、本発
明では、ある階層の回路群がスリープ状態になった場合
でも、その回路群から出力される下位階層の電源スイッ
チ制御信号は、中間電位とならずに電源電位または接地
電位となるため、下位階層の電源スイッチ回路でのリー
ク電流を低減することができる。
【0073】図9は、本発明の第8の実施例を示してい
る。この実施例は、第n 階層の回路群33がCS制御回路
を有しないことを除けば、図7の実施例と同様である。
図9は、図7と同様に、第n階層の回路群33を中心
に、上位階層である第(n-1) 階層の回路群33と下位階
層である第(n+1) 階層の回路群33を示している。各回
路の電源系は独立しており、各回路群33には電源側、
接地側にそれぞれ電源スイッチ31、32を有してい
る。本実施例では、第n 階層の回路群33中の論理回路
34内にCS制御回路を設けていない構成を示している。
この構成では、第(n-1) 階層の回路群33から出力され
るCS(n), CSB(n) 信号により第n 階層と第(n+1) 階層の
2つの回路群33の電源スイッチ回路の制御を行う。
る。この実施例は、第n 階層の回路群33がCS制御回路
を有しないことを除けば、図7の実施例と同様である。
図9は、図7と同様に、第n階層の回路群33を中心
に、上位階層である第(n-1) 階層の回路群33と下位階
層である第(n+1) 階層の回路群33を示している。各回
路の電源系は独立しており、各回路群33には電源側、
接地側にそれぞれ電源スイッチ31、32を有してい
る。本実施例では、第n 階層の回路群33中の論理回路
34内にCS制御回路を設けていない構成を示している。
この構成では、第(n-1) 階層の回路群33から出力され
るCS(n), CSB(n) 信号により第n 階層と第(n+1) 階層の
2つの回路群33の電源スイッチ回路の制御を行う。
【0074】本実施例では、このような構成にすること
により、第n 階層の回路が簡略化され、素子数が削減さ
れるという効果が得られる。
により、第n 階層の回路が簡略化され、素子数が削減さ
れるという効果が得られる。
【0075】図10は、本発明の第9の実施例を示して
いる。図7及び図9の実施例では、電源スイッチ回路の
制御構造に分岐の無い階層構造の場合を示しているが、
図10の実施例はこの電源スイッチ回路の制御構造に分
岐がある階層構造に適用したものである。
いる。図7及び図9の実施例では、電源スイッチ回路の
制御構造に分岐の無い階層構造の場合を示しているが、
図10の実施例はこの電源スイッチ回路の制御構造に分
岐がある階層構造に適用したものである。
【0076】そのための構成を、第3の実施例として図
10に示す。図10においては、図示されている第n 階
層、第(n+1) 階層を含むn 系の回路群37から、電源系
の制御信号が0系の回路群38、1系の回路群39、k
系の回路群40の(k+1) 系統に分岐した構成が示されて
いる。本実施例のような構成においては、n 系統の第(n
+1) 階層の回路群33から(k+1) 系統それぞれアクティ
ブ状態/スリープ状態を選択的に設定可能である。実
際、デコード回路を介した回路にはこのような電源制御
構成が有効である。例えば、RAM(random access mem
ory)/ROM(read-only memory) のワード線デコーダ
などは、2m (m は1以上の整数)本の中から一本のワ
ード線が選択される構成となっていることが多い。従っ
て、1本のワード線が選択されてそのワード線からHigh
レベルが出力されたとすると、他のワード線のドライバ
は、図7に示すCS用インバータ35と同じ構成で接地電
位を出力したスリープ状態とすることが可能である。こ
れにより、RAM/ROMの動作時でも(2m −1)本
のワード線ドライバはスリープ状態にすることができる
ため、RAM/ROM回路の動作電力を低減可能であ
る。
10に示す。図10においては、図示されている第n 階
層、第(n+1) 階層を含むn 系の回路群37から、電源系
の制御信号が0系の回路群38、1系の回路群39、k
系の回路群40の(k+1) 系統に分岐した構成が示されて
いる。本実施例のような構成においては、n 系統の第(n
+1) 階層の回路群33から(k+1) 系統それぞれアクティ
ブ状態/スリープ状態を選択的に設定可能である。実
際、デコード回路を介した回路にはこのような電源制御
構成が有効である。例えば、RAM(random access mem
ory)/ROM(read-only memory) のワード線デコーダ
などは、2m (m は1以上の整数)本の中から一本のワ
ード線が選択される構成となっていることが多い。従っ
て、1本のワード線が選択されてそのワード線からHigh
レベルが出力されたとすると、他のワード線のドライバ
は、図7に示すCS用インバータ35と同じ構成で接地電
位を出力したスリープ状態とすることが可能である。こ
れにより、RAM/ROMの動作時でも(2m −1)本
のワード線ドライバはスリープ状態にすることができる
ため、RAM/ROM回路の動作電力を低減可能であ
る。
【0077】図11は、本発明の第10の実施例を示し
ている。図7、図9、及び図10の各実施例では、階層
間の信号に関しては特に言及しなかったが、下位階層の
回路群がスリープ状態になった場合、この下位階層から
出力される信号レベルは疑似電源線電位または疑似接地
線のレベルとなっている。これらの出力レベルは中間電
位であるため、これらの出力信号がアクティブ状態にあ
る上位階層の回路群に入力されるとこの上位階層の回路
群でリーク電流が増加する。これを解決するための回路
構成が図11に示されている。
ている。図7、図9、及び図10の各実施例では、階層
間の信号に関しては特に言及しなかったが、下位階層の
回路群がスリープ状態になった場合、この下位階層から
出力される信号レベルは疑似電源線電位または疑似接地
線のレベルとなっている。これらの出力レベルは中間電
位であるため、これらの出力信号がアクティブ状態にあ
る上位階層の回路群に入力されるとこの上位階層の回路
群でリーク電流が増加する。これを解決するための回路
構成が図11に示されている。
【0078】図11では、第n 階層と第(n+1) 階層間と
の信号のやりとりを中心に示している。本実施例では、
第n 階層の回路群33に上位階層からの電源スイッチ制
御信号CS(n)/CSB(n)によりラッチ状態とデータスルー状
態が切り替わる入力ラッチDと、第n階層で生成する電
源スイッチ制御信号CS(n+1)/CSB(n+1)によりラッチ状態
とデータスルー状態が切り替わる入力ラッチUが備わっ
ていることを特徴としている。入力ラッチD,Uを構成
するラッチ回路は、トランスファゲートで信号を受ける
回路構成になっている。入力ラッチDには上位階層から
の出力信号SO(n-1) が入力され、入力ラッチUには下位
階層からの出力信号SI(n) が入力される回路構成となっ
ている。
の信号のやりとりを中心に示している。本実施例では、
第n 階層の回路群33に上位階層からの電源スイッチ制
御信号CS(n)/CSB(n)によりラッチ状態とデータスルー状
態が切り替わる入力ラッチDと、第n階層で生成する電
源スイッチ制御信号CS(n+1)/CSB(n+1)によりラッチ状態
とデータスルー状態が切り替わる入力ラッチUが備わっ
ていることを特徴としている。入力ラッチD,Uを構成
するラッチ回路は、トランスファゲートで信号を受ける
回路構成になっている。入力ラッチDには上位階層から
の出力信号SO(n-1) が入力され、入力ラッチUには下位
階層からの出力信号SI(n) が入力される回路構成となっ
ている。
【0079】いま、第n 階層で第(n+1) 階層の回路群を
スリープ状態にする信号が生成されたとすると、CS(n+
1) は接地電位, CSB(n+1)は電源電位が出力される。こ
れにより第(n+1) 階層の回路群33がスリープ状態にな
ると共に、本実施例の場合は、入力ラッチUがデータス
ルー状態からラッチ状態となる。入力ラッチUでは、信
号が入力されるトランスファゲートがCS(n+1), CSB(n+
1) によりオフ状態となるため、スリープ状態の第(n+1)
階層の回路群から、中間電位が出力される信号SI(n)
が入力されても第n 階層の回路群ではリーク電流が発生
しない。
スリープ状態にする信号が生成されたとすると、CS(n+
1) は接地電位, CSB(n+1)は電源電位が出力される。こ
れにより第(n+1) 階層の回路群33がスリープ状態にな
ると共に、本実施例の場合は、入力ラッチUがデータス
ルー状態からラッチ状態となる。入力ラッチUでは、信
号が入力されるトランスファゲートがCS(n+1), CSB(n+
1) によりオフ状態となるため、スリープ状態の第(n+1)
階層の回路群から、中間電位が出力される信号SI(n)
が入力されても第n 階層の回路群ではリーク電流が発生
しない。
【0080】このように本実施例では、下位階層の回路
群がスリープ状態になったことにより発生する、上位階
層の回路群の入力回路でのリーク電流増加をなくすこと
ができる。なお、本実施例の構成は前述の図9及び図1
0の実施例の場合にも適用可能であり、同様の効果を得
ることができる。
群がスリープ状態になったことにより発生する、上位階
層の回路群の入力回路でのリーク電流増加をなくすこと
ができる。なお、本実施例の構成は前述の図9及び図1
0の実施例の場合にも適用可能であり、同様の効果を得
ることができる。
【0081】図12は、本発明の第11の実施例を示し
ている。図7、図9、図10、図11の各実施例では、
一つ上位または下位の階層との間だけで信号のやりとり
が行われているが、図12の実施例では階層を飛び越え
た信号のやりとりを可能としたものである。
ている。図7、図9、図10、図11の各実施例では、
一つ上位または下位の階層との間だけで信号のやりとり
が行われているが、図12の実施例では階層を飛び越え
た信号のやりとりを可能としたものである。
【0082】図12では、第n 階層、第(n+1) 階層と第
(n+2) 階層間の信号のやりとりを中心に示している。本
実施例では、第n 階層と第(n+1) 階層間、第(n+1) 階層
と第(n+2) 階層間の信号のやりとりだけでなく、第(n+
2) 階層からの出力の一部SI(n,1) が第n 階層に入力さ
れる例を示している。第n 階層の回路群33には、上位
階層からの電源スイッチ制御信号CS(n)/CSB(n)によりラ
ッチ状態とデータスルー状態が切り替わる入力ラッチD
と、第n階層で生成する電源スイッチ制御信号CS(n+1)/
CSB(n+1)によりラッチ状態とデータスルー状態が切り替
わる入力ラッチU1,さらに第( n+1) 階層で生成する
電源スイッチ制御信号CS(n+2)/CSB(n+2)によりラッチ状
態とデータスルー状態が切り替わる入力ラッチU2が備
わっていることを特徴としている。入力ラッチD,U
1,U2を構成するラッチ回路は、トランスファゲート
で信号を受ける回路構成になっている。入力ラッチDに
は上位階層からの出力信号SO(n-1) が入力され、入力ラ
ッチU1には第(n+1) 階層からの出力信号SI(n,0) が入
力され、入力ラッチU2には第(n+2) 階層からの出力信
号SI(n,1) が入力される回路構成となっている。
(n+2) 階層間の信号のやりとりを中心に示している。本
実施例では、第n 階層と第(n+1) 階層間、第(n+1) 階層
と第(n+2) 階層間の信号のやりとりだけでなく、第(n+
2) 階層からの出力の一部SI(n,1) が第n 階層に入力さ
れる例を示している。第n 階層の回路群33には、上位
階層からの電源スイッチ制御信号CS(n)/CSB(n)によりラ
ッチ状態とデータスルー状態が切り替わる入力ラッチD
と、第n階層で生成する電源スイッチ制御信号CS(n+1)/
CSB(n+1)によりラッチ状態とデータスルー状態が切り替
わる入力ラッチU1,さらに第( n+1) 階層で生成する
電源スイッチ制御信号CS(n+2)/CSB(n+2)によりラッチ状
態とデータスルー状態が切り替わる入力ラッチU2が備
わっていることを特徴としている。入力ラッチD,U
1,U2を構成するラッチ回路は、トランスファゲート
で信号を受ける回路構成になっている。入力ラッチDに
は上位階層からの出力信号SO(n-1) が入力され、入力ラ
ッチU1には第(n+1) 階層からの出力信号SI(n,0) が入
力され、入力ラッチU2には第(n+2) 階層からの出力信
号SI(n,1) が入力される回路構成となっている。
【0083】いま、第n 階層で第(n+1) 階層の回路群を
スリープ状態にする信号が生成されたとすると、CS(n+
1) は接地電位, CSB(n+1)は電源電位が出力される。こ
れにより第(n+1) 階層の回路群33がスリープ状態にな
ると共に、入力ラッチU1がデータスルー状態からラッ
チ状態となる。さらに本実施例では、第(n+2) 階層の回
路群33がスリープ状態になると共に、入力ラッチU2
がデータスルー状態からラッチ状態となる。入力ラッチ
U1では、信号が入力されるトランスファゲートがCS(n
+1), CSB(n+1) によりオフ状態となるため、スリープ状
態の第(n+1) 階層の回路群から中間電位が出力される信
号SI(n,0) が入力されても第n 階層の回路群ではリーク
電流が発生しない。同様に入力ラッチU2では、信号が
入力されるトランスファゲートがCS(n+2), CSB(n+2) に
よりオフ状態となるため、スリープ状態の第(n+2) 階層
の回路群から中間電位が出力される信号SI(n,1) が入力
されても第n 階層の回路群ではリーク電流が発生しな
い。
スリープ状態にする信号が生成されたとすると、CS(n+
1) は接地電位, CSB(n+1)は電源電位が出力される。こ
れにより第(n+1) 階層の回路群33がスリープ状態にな
ると共に、入力ラッチU1がデータスルー状態からラッ
チ状態となる。さらに本実施例では、第(n+2) 階層の回
路群33がスリープ状態になると共に、入力ラッチU2
がデータスルー状態からラッチ状態となる。入力ラッチ
U1では、信号が入力されるトランスファゲートがCS(n
+1), CSB(n+1) によりオフ状態となるため、スリープ状
態の第(n+1) 階層の回路群から中間電位が出力される信
号SI(n,0) が入力されても第n 階層の回路群ではリーク
電流が発生しない。同様に入力ラッチU2では、信号が
入力されるトランスファゲートがCS(n+2), CSB(n+2) に
よりオフ状態となるため、スリープ状態の第(n+2) 階層
の回路群から中間電位が出力される信号SI(n,1) が入力
されても第n 階層の回路群ではリーク電流が発生しな
い。
【0084】このように本実施例では、信号のやりとり
が一つ上位または下位の階層との間だけではない場合に
おいても、下位階層の回路群がスリープ状態になったこ
とにより発生する、上位階層の回路群の入力回路でのリ
ーク電流増加をなくすことができる。なお、本実施例の
構成は図9及び図10の実施例の場合にも適用可能であ
り、同様の効果を得ることができる。
が一つ上位または下位の階層との間だけではない場合に
おいても、下位階層の回路群がスリープ状態になったこ
とにより発生する、上位階層の回路群の入力回路でのリ
ーク電流増加をなくすことができる。なお、本実施例の
構成は図9及び図10の実施例の場合にも適用可能であ
り、同様の効果を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、電源線と疑
似電源線の間に制御トランジスタと電位クランプ回路が
配置される構成とすることにより、制御トランジスタが
非導通となって前記疑似電源線に電源端子が接続された
論理回路が待機状態となっても疑似電源線はある一定電
位にクランプされるため、前記論理回路を構成するMI
SFETはバックバイアスが印加された状態となり、ス
レッショルド電圧が動作時よりも高くなるため、リーク
電流を低減可能である。この回路構成では、制御トラン
ジスタの|Vt|を論理回路を構成するMISFETの
|Vt|と同じに低く設定可能となるため、制御トラン
ジスタのゲート幅並びにレイアウト面積を低減できる。
また、制御トランジスタの|Vt|を論理回路を構成す
るMISFETの|Vt|と製造上同じに設定すること
により、従来技術よりも製造工程を削減でき、製造コス
トを抑えることが可能となる。
似電源線の間に制御トランジスタと電位クランプ回路が
配置される構成とすることにより、制御トランジスタが
非導通となって前記疑似電源線に電源端子が接続された
論理回路が待機状態となっても疑似電源線はある一定電
位にクランプされるため、前記論理回路を構成するMI
SFETはバックバイアスが印加された状態となり、ス
レッショルド電圧が動作時よりも高くなるため、リーク
電流を低減可能である。この回路構成では、制御トラン
ジスタの|Vt|を論理回路を構成するMISFETの
|Vt|と同じに低く設定可能となるため、制御トラン
ジスタのゲート幅並びにレイアウト面積を低減できる。
また、制御トランジスタの|Vt|を論理回路を構成す
るMISFETの|Vt|と製造上同じに設定すること
により、従来技術よりも製造工程を削減でき、製造コス
トを抑えることが可能となる。
【0086】また、本発明の半導体集積回路では、待機
(スリープ)時に、動作(アクティブ)状態から待機状
態へ切り替わる直前の内部ノードの電位関係(ハイレベ
ル、ロウレベル)が保たれる。このため、従来技術のよ
うな待機時の情報保持のためのラッチ回路の追加やその
制御信号のタイミング設計等が不要になり、レイアウト
面積の低減と設計容易化が可能である。
(スリープ)時に、動作(アクティブ)状態から待機状
態へ切り替わる直前の内部ノードの電位関係(ハイレベ
ル、ロウレベル)が保たれる。このため、従来技術のよ
うな待機時の情報保持のためのラッチ回路の追加やその
制御信号のタイミング設計等が不要になり、レイアウト
面積の低減と設計容易化が可能である。
【0087】更に本発明では、電源制御の階層化によ
り、きめ細かなパワーマネージメントを実現することが
できる。
り、きめ細かなパワーマネージメントを実現することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図4】本発明の第4の実施例の構成図である。
【図5】本発明の第5の実施例の構成図である。
【図6】本発明の第6の実施例の構成図である。
【図7】本発明の第7の実施例の構成図である。
【図8】図7の実施例を説明するためのタイムチャート
である。
である。
【図9】本発明の第8の実施例の構成図である。
【図10】本発明の第9の実施例の構成図である。
【図11】本発明の第10の実施例の構成図である。
【図12】本発明の第11の実施例の構成図である。
【図13】MOSFETのオフ電流の基板電圧依存性を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図14】従来の回路の構成図である。
【図15】前記従来の回路でラッチ回路を構成した場合
の構成図である。
の構成図である。
【図16】図15の回路のタイミングチャートである。
1 電源 2 電源線(VDD) 3 疑似電源線(VVD) 4 電源側制御トランジスタ 5 接地 6 接地線(GND) 7 疑似接地線(VGD) 8 接地側制御トランジスタ 9 電位クランプ回路 10 論理回路 11 入力端子 121 インバータ 122 インバータ 13 ダイオード 14 抵抗 15 低スレッショルド論理回路 16 電源側制御トランジスタ(高スレッショルド電
圧) 17 接地側制御トランジスタ(高スレツシヨルド電
圧) 18 容量 19 ラッチ回路 20 電源側電位クランプトランジスタ 21 接地側電位クランプトランジスタ 31 電源スイッチ回路 32 電源スイッチ回路
圧) 17 接地側制御トランジスタ(高スレツシヨルド電
圧) 18 容量 19 ラッチ回路 20 電源側電位クランプトランジスタ 21 接地側電位クランプトランジスタ 31 電源スイッチ回路 32 電源スイッチ回路
Claims (17)
- 【請求項1】 Pチャネル型MIS(metal insulator s
emiconductor) 電界効果トランジスタとNチャネル型M
IS電界効果トランジスタとの組合せからなる相補型ト
ランジスタと、該相補型トランジスタの前記Pチャネル
型MIS電界効果トランジスタ及び前記Nチャネル型M
IS電界効果トランジスタにそれぞれ接続された第1及
び第2の電源端子とを有する論理回路と、 電源に接続される電源線と、 前記第2の電源端子に接続されると共に接地に接続され
る接地線と、 前記電源線と前記論理回路との間の電力供給をする電力
供給部とを有する半導体集積回路において、 前記Pチャネル型MIS電界効果トランジスタの基板端
子は前記電源線に接続され、かつ前記Nチャネル型MI
S電界効果トランジスタの基板端子は前記接地線に接続
され、 前記電力供給部は、 前記論理回路の前記第1の電源端子に接続された疑似電
源線と、 前記電源線と前記疑似電源線との間に接続された電源ス
イッチ回路とを有し、 前記電源スイッチ回路は、 前記電源線と前記疑似電源線との間に接続されたPチャ
ネル型MIS型の制御トランジスタと、 前記電源線と前記疑似電源線との間に接続され、前記制
御トランジスタがオフした時に、前記疑似電源線の電位
を、前記電源線の電位よりも低く前記接地線の電位より
も高いクランプ電位に、クランプするクランプ回路を有
し、 該クランプ回路は、前記制御トランジスタがオフした時
に、前記論理回路に、前記制御トランジスタがオフする
直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベルの状態を
保持させることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記制御トランジスタは、前記論理回路の前記Pチャネ
ル型MIS電界効果トランジスタのスレッショルド電圧
と同じスレッショルド電圧を有することを特徴とする半
導体集積回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記電位クランプ回路が少なくとも1個のダイオード素
子を有することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項4】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記電位クランプ回路が少なくとも1個の抵抗素子を有
することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項5】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記電位クランプ回路が前記制御トランジスタとは逆の
チャネル型の、少なくとも1個のMIS電界効果トラン
ジスタを有することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項6】 Pチャネル型MIS(metal insulator s
emiconductor) 電界効果トランジスタとNチャネル型M
IS電界効果トランジスタとの組合せからなる相補型ト
ランジスタと、該相補型トランジスタの前記Pチャネル
型MIS電界効果トランジスタ及び前記Nチャネル型M
IS電界効果トランジスタにそれぞれ接続された第1及
び第2の電源端子とを有する論理回路と、 電源に接続されると共に前記第1の電源端子に接続され
る電源線と、 接地に接続される接地線と、 前記論理回路と前記接地線との間の電力供給をする電力
供給部とを有する半導体集積回路において、 前記Pチャネル型MIS電界効果トランジスタの基板端
子は前記電源線に接続され、かつ前記Nチャネル型MI
S電界効果トランジスタの基板端子は前記接地線に接続
され、 前記電力供給部は、 前記論理回路の前記第2の電源端子に接続された疑似接
地線と、 前記接地線と前記疑似接地線との間に接続された電源ス
イッチ回路とを有し、 前記電源スイッチ回路は、 前記接地線と前記疑似接地線との間に接続されたNチャ
ネル型MIS型の制御トランジスタと、 前記接地線と前記疑似接地線との間に接続され、前記制
御トランジスタがオフした時に、前記疑似接地線の電位
を、前記接地線の電位よりも高く前記電源線の電位より
も低いクランプ電位に、クランプするクランプ回路を有
し、 該クランプ回路は、前記制御トランジスタがオフした時
に、前記論理回路に、前記制御トランジスタがオフする
直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベルの状態を
保持させることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項7】 請求項6に記載の半導体集積回路におい
て、 前記制御トランジスタは、前記論理回路の前記Nチャネ
ル型MIS電界効果トランジスタのスレッショルド電圧
と同じスレッショルド電圧を有することを特徴とする半
導体集積回路。 - 【請求項8】 請求項6に記載の半導体集積回路におい
て、 前記電位クランプ回路が少なくとも1個のダイオード素
子を有することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項9】 請求項6に記載の半導体集積回路におい
て、 前記電位クランプ回路が少なくとも1個の抵抗素子を有
することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項10】 請求項6に記載の半導体集積回路にお
いて、 前記電位クランプ回路が前記制御トランジスタとは逆の
チャネル型の、少なくとも1個のMIS電界効果トラン
ジスタを有することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項11】 Pチャネル型MIS(metal insulator
semiconductor) 電界効果トランジスタとNチャネル型
MIS電界効果トランジスタとの組合せからなる相補型
トランジスタと、該相補型トランジスタの前記Pチャネ
ル型MIS電界効果トランジスタ及び前記Nチャネル型
MIS電界効果トランジスタにそれぞれ接続された第1
及び第2の電源端子とを有する論理回路と、 電源に接続される電源線と、 接地に接続される接地線と、 前記電源線から前記論理回路に電力供給をする電力供給
部とを、所定階層の回路として含む半導体集積回路にお
いて、 前記Pチャネル型MIS電界効果トランジスタの基板端
子は前記電源線に接続され、かつ前記Nチャネル型MI
S電界効果トランジスタの基板端子は前記接地線に接続
され、 前記電力供給部は、 前記論理回路の前記第1の電源端子に接続された疑似電
源線と、 前記電源線と前記疑似電源線との間に接続された第1の
電源スイッチ回路と、 前記論理回路の前記第2の電源端子に接続された疑似接
地線と、 前記接地線と前記疑似接地線との間に接続された第2の
電源スイッチ回路とを有し、 前記第1の電源スイッチ回路は、 前記電源線と前記疑似電源線との間に接続されたPチャ
ネル型MIS型の第1の制御トランジスタと、 前記電源線と前記疑似電源線との間に接続され、前記第
1の制御トランジスタがオフした時に、前記疑似電源線
の電位を、前記電源線の電位よりも低く前記接地線の電
位よりも高い第1のクランプ電位に、クランプする第1
のクランプ回路を有し、 前記第2の電源スイッチ回路は、 前記接地線と前記疑似接地線との間に接続されたNチャ
ネル型MIS型の第2の制御トランジスタと、 前記接地線と前記疑似接地線との間に接続され、前記第
2の制御トランジスタがオフした時に、前記疑似接地線
の電位を、前記接地線の電位よりも高く前記第1のクラ
ンプ電位よりも低い第2のクランプ電位に、クランプす
る第2のクランプ回路を有し、 前記第1及び前記第2のクランプ回路は、前記第1及び
前記第2の制御トランジスタがオフした時に、前記論理
回路に、前記第1及び前記第2の制御トランジスタがオ
フする直前の前記論理回路の内部ノードの論理レベルの
状態を保持させることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項12】 請求項11に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記第1の制御トランジスタは、前記論理回路の前記P
チャネル型MIS電界効果トランジスタのスレッショル
ド電圧と同じスレッショルド電圧を有し、 前記第2の制御トランジスタは、前記論理回路の前記N
チャネル型MIS電界効果トランジスタのスレッショル
ド電圧と同じスレッショルド電圧を有することを特徴と
する半導体集積回路。 - 【請求項13】 請求項11に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記第1及び前記第2の電位クランプ回路の少なくとも
一方が少なくとも1個のダイオード素子を有することを
特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項14】 請求項11に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記第1及び前記第2の電位クランプ回路の少なくとも
一方が少なくとも1個の抵抗素子を有することを特徴と
する半導体集積回路。 - 【請求項15】 請求項11に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記第1の電位クランプ回路が前記第1の制御トランジ
スタとは逆のチャネル型の、少なくとも1個のMIS電
界効果トランジスタを有し、 前記第2の電位クランプ回路が前記第2の制御トランジ
スタとは逆のチャネル型の、少なくとも1個のMIS電
界効果トランジスタを有することを特徴とする半導体集
積回路。 - 【請求項16】 請求項11に記載の半導体集積回路に
おいて、 上位階層の回路を更に有し、 前記所定階層の回路の前記第1の制御トランジスタは、
前記上位階層の回路から第1の切替信号を受け、前記第
1の切替信号がハイレベルの時にオフするものであり、 前記所定階層の回路の前記第2の制御トランジスタは、
前記上位階層の回路から第2の切替信号を受け、前記第
2の切替信号がロウレベルの時にオフするものであるこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項17】 請求項16に記載の半導体集積回路に
おいて、 下位階層の回路を更に有し、 前記所定階層の回路は、 前記第1の切替信号及び前記第2の切替信号を生成する
切替信号生成手段と、 前記上位階層の回路及び前記切替信号生成手段に接続さ
れ、前記上位階層の回路から受けた前記第1の切替信号
と、前記切替信号生成手段から受けた前記第1の切替信
号とのNORをとるNOR回路と、 このNOR回路の出力信号を反転する第1のインバータ
と、 前記上位階層の回路及び前記切替信号生成手段に接続さ
れ、前記上位階層の回路から受けた前記第2の切替信号
と、前記切替信号生成手段から受けた前記第2の切替信
号とのNANDをとるNAND回路と、 このNAND回路の出力信号を反転する第2のインバー
タとを、更に有し、 前記第1のインバータの出力信号が前記下位階層の回路
のための前記第1の切替信号として前記下位階層の回路
に供給され、 前記第2のインバータの出力信号が前記下位階層の回路
のための前記第2の切替信号として前記下位階層の回路
に供給されることを特徴とする半導体集積回路。
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