JP2000007861A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents
硬化性樹脂組成物Info
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Abstract
イル貼り用としての接着剤と目地材とを兼ね備えた硬化
性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 珪素原子に結合した水酸基もしくは加水
分解性基を有し、シロキサン結合を形成することにより
架橋し得る珪素原子含有基を少なくとも1個有する飽和
炭化水素系重合体(A)100重量部と、エポキシ樹脂
(B)10〜500重量部、シラノール縮合触媒(C)
0.1〜20重量部、及び上記(B)成分100重量部
に対してエポキシ樹脂硬化剤(D)0.1〜300重量
部を含有する。
Description
おいて、高耐久性、高耐候性を有するタイル貼り用接着
剤兼目地材として用いられる硬化性樹脂組成物に関す
る。
地材としてモルタルが使用されていたが、作業性が悪
く、工期も長かった。そこでモルタルのような無機質系
のものに代わり、エポキシ樹脂と変成シリコーン樹脂を
用いた弾性接着剤の利用が多くなってきている。しかし
この組み合わせによる接着剤は接着剤としては問題ない
が、耐候性が悪いので露出する目地材としては不適当で
ある。そこで目地材としては変成シリコーン系シーリン
グ材などが用いられている。タイル貼りの作業性の向上
と工期の短縮のために、接着剤としても目地材としても
使用できる硬化性樹脂組成物が要望されている。
を解消し、高接着性でありながら耐候性にもすぐれ、タ
イル貼り用としての接着剤と目地材とを兼ね備えた硬化
性樹脂組成物を提供することを目的とする。
物は、珪素原子に結合した水酸基もしくは加水分解性基
を有し、シロキサン結合を形成することにより架橋し得
る珪素原子含有基を少なくとも1個有する飽和炭化水素
系重合体(A)100重量部と、エポキシ樹脂(B)1
0〜500重量部、シラノール縮合触媒(C)0.1〜
20重量部、及び上記(B)成分100重量部に対して
エポキシ樹脂硬化剤(D)0.1〜300重量部を含有
することを特徴とするものである。
水素系重合体(A)とは、一例として末端に (但し、Rは1価の炭化水素基及びハロゲン化1価炭化
水素基から構成される基、nは0、1または2の整数、
Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基及び
ケトキシメート基より選ばれる原子もしくは基を示
す。)の構造を有するものである。主鎖としてエチレン
−プロピレン共重合体、水添ポリイソプレン及びイソブ
チレン系重合体を有するものが挙げられ、中でもイソブ
チレン系重合体が好ましい。上記重合体は1種類でもよ
く、2種類以上を併用してもよい。上記重合体は市販さ
れているものを利用することができる(例えば、鐘淵化
学工業社製,商品名「エピオンシリーズ LS,MS,
HS」等)。
ヒドリン−ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポクロ
ルヒドリン−ビスフェノールF型エポキシ樹脂、テトラ
ブロモビスフェノールAのグリシジルエーテルなどの難
燃型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、水添ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAプロ
ピレンオキシド付加物のグリシジルエーテル型エポキシ
樹脂、p−オキシ安息香酸グリシジルエーテルエステル
型エポキシ樹脂、m−アミノフェノール系エポキシ樹
脂、ジアミノジフェニルメタン系エポキシ樹脂、ウレタ
ン変性エポキシ樹脂、各種脂環式エポキシ樹脂、N,N
−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジル−o−
トルイジントリグリシジルイソシアヌレート、ポリアル
キレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンな
どの多価アルコールのグリシジルエーテル、ヒダントイ
ン型エポキシ樹脂、石油樹脂などのような不飽和重合体
のエポキシ化物などが例示されるが、これらに限定され
るものではなく、一般に使用されているエポキシ樹脂を
使用できる。
化水素系重合体(A)100重量部に対して10〜50
0重量部である。この量が10重量部未満であると充分
な接着性が得られず、500重量部を超えると耐候性が
低下する。
錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫フタレート、ビス(ジブチル錫
ラウリン酸)オキサイド、ジブチル錫ビスアセチルアセ
テート、ジブチル錫ビス(モノエステルマレート)、オ
クチル酸錫、ジブチル錫オクトエート、ジオクチル錫オ
キサイド等の錫化合物、テトラ−n−ブトキシチタネー
ト、テトライソプロポキシチタネート等のチタネート系
化合物、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等の
アミン塩や、他の酸性触媒及び塩基性触媒等が挙げられ
る。これらは単独または2種以上を併用することができ
る。
炭化水素系重合体(A)100重量部に対して0.1〜
20重量部である。この量が0.1重量部未満であると
上記(A)成分が硬化し難くなり、20重量部を超える
と取扱い難く作業性が悪くなる。
レンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレン
ヘキサミン、ベンジルジエチルアミン、ジメチルアミノ
メチルフェノール、トリメチルアミノメチルフェノー
ル、ピリジン、ピペリジン、メタフェニレンジアミン、
3−フッ化ホウ素モノエチルアミン、他アミン類、イミ
ダゾール類、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ジシアン
ジアミド、ポリサルファイド、ポリメルカプタン、グア
ニジン、ケチミン、シラミンなどが挙げられる。
ポキシ樹脂(B)100重量部に対して0.1〜300
重量部である。この量が0.1重量部未満であると
(B)成分が硬化し難くなり、300重量部を超えると
作業性が悪くなる。
ともできる。 (1) 1分子中にアミノ基及びアルコキシシリル基を有す
る化合物。 例えば、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N,N′−ビス〔3−(トリメ
トキシシリル)プロピル〕エチレンジアミン、N,N′
−ビス〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕エチレ
ンジアミン、N,N′−ビス−〔3−(メチルジメトキ
シシリル)プロピル〕エチレンジアミン、N,N′−ビ
ス−〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕ヘキサメ
チレンジアミン、N,N′−ビス−〔3−(トリエトキ
シシリル)プロピル〕ヘキサメチレンジアミン、N,
N′−ビス−〔3−(メチルジメトキシシリル)プロピ
ル〕ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−〔3−
(トリメトキシシリル)プロピル〕エチレンジアミン、
N,N−ビス−〔3−(メチルジメトキシシリル)プロ
ピル〕エチレンジアミン、N,N−ビス−〔3−(トリ
エトキシシリル)プロピル〕エチレンジアミン、N,N
−ビス−〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕ヘキ
サメチレンジアミン、N,N−ビス−〔3−(メチルジ
メトキシシリル)プロピル〕ヘキサメチレンジアミン、
N,N−ビス−〔3−(トリエトキシシリル)プロピ
ル〕ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−〔三−
(トリメトキシシリル)プロピル〕アミン、N,N−ビ
ス〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕アミン、
N,N−ビス−〔3−(メチルジメトキシシリル)プロ
ピル〕アミンが挙げられる。これらは単独または2種以
上を併用することができる。
シシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシ
シラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、フェニルトリメチルシラ
ン、ジフェニルジメトキシシラン等のシラン化合物類、
オルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチ
ル、オルト酢酸エチル等の加水分解性エステル化合物類
が挙げられ、これらは単独または2種以上を併用するこ
とができる。
酸、無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、シリカ、二酸化チ
タン、クレー、タルク、カーボンブラック、ガラスバル
ーン等が挙げられ、これらも単独または2種以上を併用
することができる。
の燐酸エステル類、フタル酸ジオクチル等のフタル酸エ
ステル類、グリセリンモノオレイン酸エステル等の脂肪
酸−塩基酸エステル類、アジピン酸ブチル、アジピン酸
ジオクチル等の脂肪酸二塩基酸エステル類、ポリプロピ
レングリコール類等が挙げられる。これらも単独または
2種以上を併用することができる。
ュームドシリカ等のタレ防止剤や、老化防止剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、顔料、溶剤、香料等を適宜添加し
てもよい。
の実施例を説明する。 (実施例1、2;比較例1)表1に示す各成分を所定量
配合して硬化性樹脂組成物を作製し、次のとおり評価し
た。その結果を表1にまとめて示した。 (1)接着性:1辺が50cmの正方形のモザイクタイ
ルに硬化性樹脂組成物を500g/m 2 の塗布量で塗布
し、これをコンクリート面に貼り合わせ、20℃、65
%RHで1週間養生した後、引っ張り速度5mm/分の
速度で平面引っ張り試験を行った。 (2)耐候性:サンシャインウエザロメーターで表1に
示した時間で紫外線を照射した後、クラック発生の有無
を調べた。 ○はクラックの発生なし、×はクラックの発生有りを表
す。
からなるので、タイル貼り用の接着剤として用いても接
着力が大きく、耐候性にもすぐれているので目地材とし
ても耐久性を有するものである。さらに、無機質系のも
のに比べて硬化時間が短いのでタイル貼りの作業性の向
上と工期の短縮を図ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 珪素原子に結合した水酸基もしくは加水
分解性基を有し、シロキサン結合を形成することにより
架橋し得る珪素原子含有基を少なくとも1個有する飽和
炭化水素系重合体(A)100重量部と、エポキシ樹脂
(B)10〜500重量部、シラノール縮合触媒(C)
0.1〜20重量部、及び上記(B)成分100重量部
に対してエポキシ樹脂硬化剤(D)0.1〜300重量
部を含有することを特徴とする硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17603198A JP4015755B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4015755B2 JP4015755B2 (ja) | 2007-11-28 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000072973A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 硬化性組成物 |
JP2004051701A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Konishi Co Ltd | 加熱剥離型1液湿気硬化型弾性接着剤組成物 |
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WO2018092800A1 (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | リンテック株式会社 | 接着剤組成物、封止シート、及び封止体 |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP17603198A patent/JP4015755B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109890926A (zh) * | 2016-11-18 | 2019-06-14 | 琳得科株式会社 | 粘接剂组合物、密封片和密封体 |
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JP7071279B2 (ja) | 2016-11-18 | 2022-05-18 | リンテック株式会社 | 接着剤組成物、封止シート、及び封止体 |
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JP4015755B2 (ja) | 2007-11-28 |
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