JP2000007360A - ガラス素子の製造方法 - Google Patents
ガラス素子の製造方法Info
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- JP2000007360A JP2000007360A JP17876398A JP17876398A JP2000007360A JP 2000007360 A JP2000007360 A JP 2000007360A JP 17876398 A JP17876398 A JP 17876398A JP 17876398 A JP17876398 A JP 17876398A JP 2000007360 A JP2000007360 A JP 2000007360A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B40/00—Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it
- C03B40/04—Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it using gas
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/02—Other methods of shaping glass by casting molten glass, e.g. injection moulding
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/10—Forming beads
- C03B19/1005—Forming solid beads
- C03B19/104—Forming solid beads by rolling, e.g. using revolving cylinders, rotating discs, rolls
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/10—Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used
- C03B7/12—Cutting-off or severing a free-hanging glass stream, e.g. by the combination of gravity and surface tension forces
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断による欠陥や溶融ガラスの落下などによ
る成形型との接触による汚れやキズなどの欠陥の発生が
全く無い、しかも、容易、確実に所要精度の球形のガラ
ス素子が得られる製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラス流出パイプより流出する溶融ガラ
ス流から一定量のガラスを受型に受けた後に分離し、そ
の分離した溶融ガラス塊を、前記受型から成形用の成形
型に移し、該成形型の上で球状に成形することを特徴と
する。
る成形型との接触による汚れやキズなどの欠陥の発生が
全く無い、しかも、容易、確実に所要精度の球形のガラ
ス素子が得られる製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラス流出パイプより流出する溶融ガラ
ス流から一定量のガラスを受型に受けた後に分離し、そ
の分離した溶融ガラス塊を、前記受型から成形用の成形
型に移し、該成形型の上で球状に成形することを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、カメラや
ビデオカメラに用いられるレンズなどのガラス素子(こ
れは、主として、高精度の光学機能面を有する最終成形
品を得る際のプレフォームとしての球形のガラス素材)
を、熱間加工で成形する際に用いられる、ガラス素子の
製造方法に関する。
ビデオカメラに用いられるレンズなどのガラス素子(こ
れは、主として、高精度の光学機能面を有する最終成形
品を得る際のプレフォームとしての球形のガラス素材)
を、熱間加工で成形する際に用いられる、ガラス素子の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からプレフォームとしての精度の良
い球形のガラス素材は、ガラスブロックを近似の形状に
切断した後、これを研削、研磨の加工を経て、球形にす
るが、研削、研磨の工程があるためにコスト高となり、
同時に、切断、研削、研磨によるガラス屑が多量に発生
するという問題があった。
い球形のガラス素材は、ガラスブロックを近似の形状に
切断した後、これを研削、研磨の加工を経て、球形にす
るが、研削、研磨の工程があるためにコスト高となり、
同時に、切断、研削、研磨によるガラス屑が多量に発生
するという問題があった。
【0003】また、高精度が要求されない球形のガラス
素材の製造方法として、溶融されたガラス素材を火炎
や、高速ガスにより吹き飛ばし、溶融ガラスの表面張力
を利用して球状のガラスを得る方法が知られているが、
カメラレンズなどのガラス素材となり得るような、精度
の良い、安定した形状のものではなかった。
素材の製造方法として、溶融されたガラス素材を火炎
や、高速ガスにより吹き飛ばし、溶融ガラスの表面張力
を利用して球状のガラスを得る方法が知られているが、
カメラレンズなどのガラス素材となり得るような、精度
の良い、安定した形状のものではなかった。
【0004】この点を考慮したものとして、例えば、特
開平2−14839号公報に記載の発明では、表面にキ
ズや汚れの無い、球形のガラス素子を、直接、溶融ガラ
スから得る方法が提示された。この球形のガラス素子の
成形方法は、流出パイプから流下する溶融ガラスを自然
滴下させるか、あるいは、切断刃で切断することで、所
定量の溶融ガラス塊を得て、その溶融ガラス塊を、ラッ
パ状の成形面を有する成形型内に落下させ、その成形面
の底部から吹き上げる気体で、成形面から浮上させた状
態で、回転し、その過程で、全体を球形にするのであ
る。このため、ここでの成形型は、その成形面が鏡面に
仕上げられていて、底部に空気、不活性ガスなどの気体
を吹出すための細孔を有している。
開平2−14839号公報に記載の発明では、表面にキ
ズや汚れの無い、球形のガラス素子を、直接、溶融ガラ
スから得る方法が提示された。この球形のガラス素子の
成形方法は、流出パイプから流下する溶融ガラスを自然
滴下させるか、あるいは、切断刃で切断することで、所
定量の溶融ガラス塊を得て、その溶融ガラス塊を、ラッ
パ状の成形面を有する成形型内に落下させ、その成形面
の底部から吹き上げる気体で、成形面から浮上させた状
態で、回転し、その過程で、全体を球形にするのであ
る。このため、ここでの成形型は、その成形面が鏡面に
仕上げられていて、底部に空気、不活性ガスなどの気体
を吹出すための細孔を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平2−14839号公報の発明の成形方法では、溶
融ガラスを自然滴下させるか、あるいは、切断刃で切断
し、その得られた溶融ガラス塊を成形型のラッパ状の成
形面内に落下させ、球形のガラス素子とするために、以
下のような問題があった。
特開平2−14839号公報の発明の成形方法では、溶
融ガラスを自然滴下させるか、あるいは、切断刃で切断
し、その得られた溶融ガラス塊を成形型のラッパ状の成
形面内に落下させ、球形のガラス素子とするために、以
下のような問題があった。
【0006】(1)流出パイプから流下する溶融ガラス
を切断刃で切断する方法では、目視ではほとんど判別不
能な程度であっても、その部分に切断痕が残り、このガ
ラス塊を球形にして、そのまま、レンズなどの光学素子
のプレフォームとしてのガラス素子に使用するには、光
学的な悪影響が出易く、また、仮に、切断開始の当初に
は、切断痕の影響が全く出ないとしても、切断刃の汚れ
や劣化などにより、溶融ガラス塊に切断跡が残り易くな
り、連続した、長期にわたる成形では、その品質の安定
性を確保することが困難である。
を切断刃で切断する方法では、目視ではほとんど判別不
能な程度であっても、その部分に切断痕が残り、このガ
ラス塊を球形にして、そのまま、レンズなどの光学素子
のプレフォームとしてのガラス素子に使用するには、光
学的な悪影響が出易く、また、仮に、切断開始の当初に
は、切断痕の影響が全く出ないとしても、切断刃の汚れ
や劣化などにより、溶融ガラス塊に切断跡が残り易くな
り、連続した、長期にわたる成形では、その品質の安定
性を確保することが困難である。
【0007】(2)流出パイプから流下する溶融ガラス
を滴下する方法では、ガラスが粘性を有しているため、
滴下時にガラスが伸ばされ、その部分が細くなり、早期
に熱が奪われることで、糸状に固化し、これが、再度、
溶融ガラス塊内に溶け込み、脈理と呼ばれる、ガラス素
子として、光学的に不均質な欠陥を生じ易い。
を滴下する方法では、ガラスが粘性を有しているため、
滴下時にガラスが伸ばされ、その部分が細くなり、早期
に熱が奪われることで、糸状に固化し、これが、再度、
溶融ガラス塊内に溶け込み、脈理と呼ばれる、ガラス素
子として、光学的に不均質な欠陥を生じ易い。
【0008】(3)同じく、溶融ガラスを滴下する方法
において、滴下するガラスの重量が流出パイプの径とガ
ラスの表面張力とに依存するため、特に、滴下できるガ
ラスの重量が流出パイプの径により大きく左右されるた
め、任意の重量のガラス塊を得ようとする都度、流出パ
イプの径を変更しなければならない。これはガラス素子
の製造を中断し、流出パイプの交換などの面倒があっ
て、生産性の上で、好ましくない。
において、滴下するガラスの重量が流出パイプの径とガ
ラスの表面張力とに依存するため、特に、滴下できるガ
ラスの重量が流出パイプの径により大きく左右されるた
め、任意の重量のガラス塊を得ようとする都度、流出パ
イプの径を変更しなければならない。これはガラス素子
の製造を中断し、流出パイプの交換などの面倒があっ
て、生産性の上で、好ましくない。
【0009】(4)これらの切断や滴下の方法におい
て、軟らかい溶融ガラス塊を成形型内に落下させる際、
その溶融ガラスが、落下時に鏡面加工された型の成形面
と接触し、これを汚染したり、傷つけて、あるいは、高
温の溶融ガラスの接触によって成形面が酸化されること
で、型寿命を低下させ、更には、このように型自体が劣
化した状態で使用すると、それにより、溶融ガラス塊が
落下し、接触した時に、その溶融ガラス塊にキズ、汚れ
が発生し、成形されたガラス素子自体にも欠陥が残るこ
とになる。
て、軟らかい溶融ガラス塊を成形型内に落下させる際、
その溶融ガラスが、落下時に鏡面加工された型の成形面
と接触し、これを汚染したり、傷つけて、あるいは、高
温の溶融ガラスの接触によって成形面が酸化されること
で、型寿命を低下させ、更には、このように型自体が劣
化した状態で使用すると、それにより、溶融ガラス塊が
落下し、接触した時に、その溶融ガラス塊にキズ、汚れ
が発生し、成形されたガラス素子自体にも欠陥が残るこ
とになる。
【0010】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その第1の目的とするところは、切断による欠陥
や溶融ガラスの落下などによる成形型との接触による汚
れやキズなどの欠陥の発生が全く無い、しかも、容易、
確実に所要精度の球形のガラス素子が得られる製造方法
を提供することにある。
ので、その第1の目的とするところは、切断による欠陥
や溶融ガラスの落下などによる成形型との接触による汚
れやキズなどの欠陥の発生が全く無い、しかも、容易、
確実に所要精度の球形のガラス素子が得られる製造方法
を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的とするところ
は、流出パイプのパイプ径を変更する必要がなく、所望
の重量(幅広い重量範囲)でのガラス素材を得ることが
でき、しかも、前述同様に欠陥が全く無い、所要精度の
球形のガラス素子を得られる製造方法を提供することに
ある。
は、流出パイプのパイプ径を変更する必要がなく、所望
の重量(幅広い重量範囲)でのガラス素材を得ることが
でき、しかも、前述同様に欠陥が全く無い、所要精度の
球形のガラス素子を得られる製造方法を提供することに
ある。
【0012】更に、本発明の第3の目的とするところ
は、前述の欠陥の無い、高品質のガラス素材を、より真
球度の高い状態で得られる製造方法を提供することにあ
る。
は、前述の欠陥の無い、高品質のガラス素材を、より真
球度の高い状態で得られる製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ガラス流出パイプより流出する溶融ガ
ラス流から一定量のガラスを受型に受けた後に分離し、
その分離した溶融ガラス塊を、前記受型から成形用の成
形型に移し、該成形型の上で球状に成形することを特徴
とする。
め、本発明では、ガラス流出パイプより流出する溶融ガ
ラス流から一定量のガラスを受型に受けた後に分離し、
その分離した溶融ガラス塊を、前記受型から成形用の成
形型に移し、該成形型の上で球状に成形することを特徴
とする。
【0014】このような構成において、本発明では、更
に、溶融ガラス流から受型に受けたガラス、所定量で分
離された溶融ガラス塊、あるいは、球形への成形の状態
でのガラス素子と、これを浮上状態で支持する型との相
互の非接触を確実に維持するために、受型や成形型を多
孔質の材料で作り、その多孔質面からガスを噴出する構
造が採用される。
に、溶融ガラス流から受型に受けたガラス、所定量で分
離された溶融ガラス塊、あるいは、球形への成形の状態
でのガラス素子と、これを浮上状態で支持する型との相
互の非接触を確実に維持するために、受型や成形型を多
孔質の材料で作り、その多孔質面からガスを噴出する構
造が採用される。
【0015】また、本発明の実施の形態としては、流出
する溶融ガラス流を受型で受け、所定量のガラスが受型
上に溜まったところで、溶融ガラス流とガラスを分離し
て所定量の溶融ガラス塊を得る。これは、流出する溶融
ガラスが、勢いよく受型に当たるのを防ぐと共に、更
に、受型上でガラスを保持することで、溶融ガラス塊の
粘度を、次の球形への成形に適した粘度に調整すること
を、実質的に可能にするためである。
する溶融ガラス流を受型で受け、所定量のガラスが受型
上に溜まったところで、溶融ガラス流とガラスを分離し
て所定量の溶融ガラス塊を得る。これは、流出する溶融
ガラスが、勢いよく受型に当たるのを防ぐと共に、更
に、受型上でガラスを保持することで、溶融ガラス塊の
粘度を、次の球形への成形に適した粘度に調整すること
を、実質的に可能にするためである。
【0016】更に、この受型を多孔質材で作り、ガラス
を受ける受面から気体を噴出させることで、溶融ガラス
流からのガラスあるいは分離されたガラス塊と受型の受
け面とを、確実に非接触に保つことを可能とし、無欠陥
の溶融ガラス塊を、常時、連続して得ることができる。
を受ける受面から気体を噴出させることで、溶融ガラス
流からのガラスあるいは分離されたガラス塊と受型の受
け面とを、確実に非接触に保つことを可能とし、無欠陥
の溶融ガラス塊を、常時、連続して得ることができる。
【0017】また、その後に、ある程度、粘度が増した
溶融ガラス塊を、成形型の成形面上に転がし、あるい
は、超音波振動などを与えられている成形型に移して、
その振動などで、溶融ガラス塊を回転しながら球形のガ
ラス素子に成形する。そして、そのまま、プレス成形に
供給し、あるいは、プレフォームとして固化する。この
時に、成形型も、前述の受型と同様に、多孔質材で作
り、成形面から気体を噴出させ、溶融ガラス塊と成形面
とを、常時非接触に保つことにより、溶融ガラス流から
ガラス素子成形までの間、ガラス表面を、完全に成形型
や受型と非接触にすることが可能となり、得られたガラ
ス素子が、完全に無欠陥の火作り面を備えることにな
る。
溶融ガラス塊を、成形型の成形面上に転がし、あるい
は、超音波振動などを与えられている成形型に移して、
その振動などで、溶融ガラス塊を回転しながら球形のガ
ラス素子に成形する。そして、そのまま、プレス成形に
供給し、あるいは、プレフォームとして固化する。この
時に、成形型も、前述の受型と同様に、多孔質材で作
り、成形面から気体を噴出させ、溶融ガラス塊と成形面
とを、常時非接触に保つことにより、溶融ガラス流から
ガラス素子成形までの間、ガラス表面を、完全に成形型
や受型と非接触にすることが可能となり、得られたガラ
ス素子が、完全に無欠陥の火作り面を備えることにな
る。
【0018】なお、本発明の実施の形態においては、溶
融ガラス流から受型上に受けたガラスを分離する際に、
受型を下降させて、ガラス流出ノズルより流出する溶融
ガラス流と受型上のガラスとの間にくびれを発生させ、
次いで、受型の下降速度を落とす(微速)か、または、
停止させて、ガラスの自重と表面張力とで、前記くびれ
を成長させることにより、くびれ部分から溶融ガラス流
とガラスとを分離し、所要重量の溶融ガラス塊を得てい
る。
融ガラス流から受型上に受けたガラスを分離する際に、
受型を下降させて、ガラス流出ノズルより流出する溶融
ガラス流と受型上のガラスとの間にくびれを発生させ、
次いで、受型の下降速度を落とす(微速)か、または、
停止させて、ガラスの自重と表面張力とで、前記くびれ
を成長させることにより、くびれ部分から溶融ガラス流
とガラスとを分離し、所要重量の溶融ガラス塊を得てい
る。
【0019】従って、溶融ガラス流を受型で受け止める
ことで、従来のように、ガラス塊が落下して、型に当た
るような衝撃を回避することができる。また、受型上に
ガラスを溜める時間を任意に選択することで分離するガ
ラス塊の重量を任意に設定でき、更に、溶融ガラス流と
受型上のガラスとの間に、従来のような、急激な温度降
下でガラスが引延ばされて糸状に固化するような現象が
ないため、溶融ガラス流の先端、および、分離された溶
融ガラス塊のどちらにも、分離に伴う痕跡を残すことな
く、常に、安定した重量で、無欠陥の溶融ガラス塊が得
られる。
ことで、従来のように、ガラス塊が落下して、型に当た
るような衝撃を回避することができる。また、受型上に
ガラスを溜める時間を任意に選択することで分離するガ
ラス塊の重量を任意に設定でき、更に、溶融ガラス流と
受型上のガラスとの間に、従来のような、急激な温度降
下でガラスが引延ばされて糸状に固化するような現象が
ないため、溶融ガラス流の先端、および、分離された溶
融ガラス塊のどちらにも、分離に伴う痕跡を残すことな
く、常に、安定した重量で、無欠陥の溶融ガラス塊が得
られる。
【0020】また、本発明の実施の形態において、受型
から成形型の凹形の成形面上に溶融ガラス塊を移す際
に、その成形面の中心から離れた個所に溶融ガラス塊を
置くことで、溶融ガラス塊に転がりを与え、あるいは/
および、成形型に往復動または回転動による振動、好ま
しくは、超音波振動を与えることにより、溶融ガラス塊
を回転させるることで、あるいは、成形型に多孔質材料
を使用して、その成形面から噴出するガスの流量を不均
一にすることにより、溶融ガラス塊に転がり運動を与
え、球形のガラス素子を成形することができる。
から成形型の凹形の成形面上に溶融ガラス塊を移す際
に、その成形面の中心から離れた個所に溶融ガラス塊を
置くことで、溶融ガラス塊に転がりを与え、あるいは/
および、成形型に往復動または回転動による振動、好ま
しくは、超音波振動を与えることにより、溶融ガラス塊
を回転させるることで、あるいは、成形型に多孔質材料
を使用して、その成形面から噴出するガスの流量を不均
一にすることにより、溶融ガラス塊に転がり運動を与
え、球形のガラス素子を成形することができる。
【0021】更に、受型の受面の形状を、成形される球
形のガラス素子の形状にほぼ一致することで、球形化の
ための成形時間をより短縮したり、真球度を高めること
ができるが、本発明は、このような機能に基づく作用効
果に特に限定されるものではない。また、受型より成形
型へのガラス塊の移載は、そのガラス塊の粘度が低すぎ
ると、受型上で転がりにくくなり、また、高すぎると、
成形し難くなるため、104-7 dPa・s程度の粘度を
有する時に行うのがより望ましい。また、この移載は、
型とガラスとの接触が生じないように、例えば、非接触
状態で浮上するような、出来るだけ移載に際して、衝撃
を伴わないように行うのが望ましい。
形のガラス素子の形状にほぼ一致することで、球形化の
ための成形時間をより短縮したり、真球度を高めること
ができるが、本発明は、このような機能に基づく作用効
果に特に限定されるものではない。また、受型より成形
型へのガラス塊の移載は、そのガラス塊の粘度が低すぎ
ると、受型上で転がりにくくなり、また、高すぎると、
成形し難くなるため、104-7 dPa・s程度の粘度を
有する時に行うのがより望ましい。また、この移載は、
型とガラスとの接触が生じないように、例えば、非接触
状態で浮上するような、出来るだけ移載に際して、衝撃
を伴わないように行うのが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明
する。図1は、本発明で用いられる成形装置の概略図で
あり、ここでは、符号1が受型ユニット、2が成形型ユ
ニットであり、各ユニット1および2は、それぞれ、多
孔質の材料でできている受型11および成形型21と、
それらを保持する受型ホルダー12および成形型ホルダ
ー22とで構成されている。
明の第1の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明
する。図1は、本発明で用いられる成形装置の概略図で
あり、ここでは、符号1が受型ユニット、2が成形型ユ
ニットであり、各ユニット1および2は、それぞれ、多
孔質の材料でできている受型11および成形型21と、
それらを保持する受型ホルダー12および成形型ホルダ
ー22とで構成されている。
【0023】なお、ホルダー12、22には、流体を受
型11、成形型12に対してバランスよく供給分配する
ための圧力室12a、22aが設けられており、更に、
型加熱用ヒーターと測温手段と(何れも図示せず)が埋
め込まれていて、受型11の受面および成形型12の成
形面から噴出する流体の温度を測定し、その温度に基づ
いて温度調整することができるようになっている。
型11、成形型12に対してバランスよく供給分配する
ための圧力室12a、22aが設けられており、更に、
型加熱用ヒーターと測温手段と(何れも図示せず)が埋
め込まれていて、受型11の受面および成形型12の成
形面から噴出する流体の温度を測定し、その温度に基づ
いて温度調整することができるようになっている。
【0024】また、受型ユニット1には、駆動装置(図
示せず)がそれぞれ取り付けられており、受型ユニット
1が矢印Aで示す上下方向に移動できるようになってお
り、更に、矢印Bで示すように、型を傾ける動作ができ
るようになっている。ホルダー22には、超音波振動発
生器31が接続されており、ユニット2に超音波による
細かな振動を与えられるようになっている。
示せず)がそれぞれ取り付けられており、受型ユニット
1が矢印Aで示す上下方向に移動できるようになってお
り、更に、矢印Bで示すように、型を傾ける動作ができ
るようになっている。ホルダー22には、超音波振動発
生器31が接続されており、ユニット2に超音波による
細かな振動を与えられるようになっている。
【0025】また、ホルダー12、22には、図示のよ
うに、N2 ガス供給用の接続パイプ13、23が接続さ
れており、流量圧力調整器(図示せず)により、任意の
圧力及び流量に制御されたN2 ガスをホルダー12、2
2に供給できるように成っていて、受型11、成形型2
1より噴出するN2 ガスの温度、圧力、流量を任意に制
御できる構成となっている。
うに、N2 ガス供給用の接続パイプ13、23が接続さ
れており、流量圧力調整器(図示せず)により、任意の
圧力及び流量に制御されたN2 ガスをホルダー12、2
2に供給できるように成っていて、受型11、成形型2
1より噴出するN2 ガスの温度、圧力、流量を任意に制
御できる構成となっている。
【0026】更に、符号101は、溶融軟化状態の溶融
ガラス流111の流出のための白金合金製のガラス流出
パイプであり、そして、この先端のノズル口102に
は、通電端子103a、103b、および、ガラス流出
パイプ101に取り付けられた通電端子104a、10
4bが、電力調整供給機(図示せず)に接続されてお
り、ノズル口102およびガラス流出パイプ101を、
それぞれ、独立に加熱温調することができるようになっ
ている。
ガラス流111の流出のための白金合金製のガラス流出
パイプであり、そして、この先端のノズル口102に
は、通電端子103a、103b、および、ガラス流出
パイプ101に取り付けられた通電端子104a、10
4bが、電力調整供給機(図示せず)に接続されてお
り、ノズル口102およびガラス流出パイプ101を、
それぞれ、独立に加熱温調することができるようになっ
ている。
【0027】図2ないし図4は、溶融軟化状態の溶融ガ
ラス流を流出パイプのノズル口より受型上に供給し、更
に、供給されたガラスを溶融ガラス流から分離するとき
の工程説明図である。図2における符号112aは、受
型11の上に供給されて、溜められた分離前のガラス
を、また、図3における符号113は、分離のために溶
融ガラス流111と分離前のガラス112aとの間に作
られるくびれを、更に、図4における符号112は、分
離後において受型11上に得られた溶融ガラス塊を表わ
す。
ラス流を流出パイプのノズル口より受型上に供給し、更
に、供給されたガラスを溶融ガラス流から分離するとき
の工程説明図である。図2における符号112aは、受
型11の上に供給されて、溜められた分離前のガラス
を、また、図3における符号113は、分離のために溶
融ガラス流111と分離前のガラス112aとの間に作
られるくびれを、更に、図4における符号112は、分
離後において受型11上に得られた溶融ガラス塊を表わ
す。
【0028】なお、ここで成形されるガラス材料には、
その粘度が温度:1200℃の時に101.6 dPa・
s、温度890℃の時に102.9 dPa・s、温度:7
20℃の時に105 dPa・s、温度:610℃の時に
107.55dPa・s、更に、温度:498℃の時に10
13dPa・sとなるような、粘性特性を持つ光学ガラス
を用いた。
その粘度が温度:1200℃の時に101.6 dPa・
s、温度890℃の時に102.9 dPa・s、温度:7
20℃の時に105 dPa・s、温度:610℃の時に
107.55dPa・s、更に、温度:498℃の時に10
13dPa・sとなるような、粘性特性を持つ光学ガラス
を用いた。
【0029】また、ガラス流出パイプ101およびノズ
ル口102は、内径:2mm、外径:3mmのものを使
用し、通電端子103a、103bと、通電端子104
a、104bとに、それぞれ通電した状態で、溶融ガラ
ス流111を流出させた。この時のガラスの流量は、
2.4〜9.0グラム/分の範囲で有る。もしも、これ
よりも流量を落とすため、ガラス流出パイプ101、ノ
ズル口102の温度を下げる場合には、後に述べるよう
に、溶融ガラス流とガラスとの分離がうまくゆかず、分
離後の溶融ガラス塊に糸状のガラスが残ってしまい、ま
た、逆に、流量を上げるため、ガラス流出パイプ10
1、ノズル口102の温度を上げる場合、溶融ガラス流
111の表面からのガラス成分の部分的な揮発が多くな
り、分離された溶融ガラス塊112の表面に、前記揮発
による屈折率の違う部分が脈理として残り、予期するよ
うな十分な光学的性能を満足できなくなる。
ル口102は、内径:2mm、外径:3mmのものを使
用し、通電端子103a、103bと、通電端子104
a、104bとに、それぞれ通電した状態で、溶融ガラ
ス流111を流出させた。この時のガラスの流量は、
2.4〜9.0グラム/分の範囲で有る。もしも、これ
よりも流量を落とすため、ガラス流出パイプ101、ノ
ズル口102の温度を下げる場合には、後に述べるよう
に、溶融ガラス流とガラスとの分離がうまくゆかず、分
離後の溶融ガラス塊に糸状のガラスが残ってしまい、ま
た、逆に、流量を上げるため、ガラス流出パイプ10
1、ノズル口102の温度を上げる場合、溶融ガラス流
111の表面からのガラス成分の部分的な揮発が多くな
り、分離された溶融ガラス塊112の表面に、前記揮発
による屈折率の違う部分が脈理として残り、予期するよ
うな十分な光学的性能を満足できなくなる。
【0030】次に、上記の成形装置を使用して、ガラス
製品を成形する工程を、図を用いて具体的に説明する。
ここではノズル口102からの流出量を、このガラス流
出パイプ101、ノズル口102で、流出及び分離可能
な最低限の流量である2.4グラム/分となるように、
これらの温度を制御し、ガラス流からガラスを分離し
て、所要量の溶融ガラス塊112を得るまでの成形タク
トを5秒に設定した。
製品を成形する工程を、図を用いて具体的に説明する。
ここではノズル口102からの流出量を、このガラス流
出パイプ101、ノズル口102で、流出及び分離可能
な最低限の流量である2.4グラム/分となるように、
これらの温度を制御し、ガラス流からガラスを分離し
て、所要量の溶融ガラス塊112を得るまでの成形タク
トを5秒に設定した。
【0031】なお、受型11の凹形の受面は、上記設定
で得られる0.2グラムで、直径が5.01mmの球を
想定して、半径が2.5mmの半球となるように加工し
た。また、その受型11の材料として、気孔率が30%
であり、最大穴径が8ミクロンである多孔質のカーボン
を用い、受け面からの噴出ガスには、受型11の酸化を
防ぐために、窒素ガスを用いた。また、上述同様に、成
形型21には、受型11と同じ材質で、その成形面の曲
率半径が20mmの凹球面に加工したものを準備した。
で得られる0.2グラムで、直径が5.01mmの球を
想定して、半径が2.5mmの半球となるように加工し
た。また、その受型11の材料として、気孔率が30%
であり、最大穴径が8ミクロンである多孔質のカーボン
を用い、受け面からの噴出ガスには、受型11の酸化を
防ぐために、窒素ガスを用いた。また、上述同様に、成
形型21には、受型11と同じ材質で、その成形面の曲
率半径が20mmの凹球面に加工したものを準備した。
【0032】そして、このように加工、準備した受型1
1、成形型21を、図1に示す成形装置に取り付け、図
2ないし図4に示すような方法で、溶融ガラス塊を得
た。ここで、この行程をより具体的に説明する。まず、
ガラス溶融炉(図示せず)で所要のガラス素材を溶融
し、脱泡、均質化工程を経て、軟化状態の均質な溶融ガ
ラスを準備する。更に、それをガラス流出パイプ101
へ導く。ここでは、パイプ101、ノズル口102を、
前述のように、2.4グラム/分の流出量となるように
設定し、溶融ガラス流111を流出させると共に、受型
ユニット1をパイプ101の直下に持って行く。そし
て、図2に示すように、受型11上に所定の容量のガラ
スを受けた後、図3に示すように、受型ユニット1を下
方へ距離:Lだけ下げて、溶融ガラス流111とガラス
112aの間にクビレ113を発生させ、ガラス112
aが自重と表面張力により分離するまで、同じ位置で待
機させ、図4に示すように、軟化状態の溶融ガラス塊1
12を得た。
1、成形型21を、図1に示す成形装置に取り付け、図
2ないし図4に示すような方法で、溶融ガラス塊を得
た。ここで、この行程をより具体的に説明する。まず、
ガラス溶融炉(図示せず)で所要のガラス素材を溶融
し、脱泡、均質化工程を経て、軟化状態の均質な溶融ガ
ラスを準備する。更に、それをガラス流出パイプ101
へ導く。ここでは、パイプ101、ノズル口102を、
前述のように、2.4グラム/分の流出量となるように
設定し、溶融ガラス流111を流出させると共に、受型
ユニット1をパイプ101の直下に持って行く。そし
て、図2に示すように、受型11上に所定の容量のガラ
スを受けた後、図3に示すように、受型ユニット1を下
方へ距離:Lだけ下げて、溶融ガラス流111とガラス
112aの間にクビレ113を発生させ、ガラス112
aが自重と表面張力により分離するまで、同じ位置で待
機させ、図4に示すように、軟化状態の溶融ガラス塊1
12を得た。
【0033】このように溶融ガラス流111の分離工程
において、受型ユニット1を一旦停止させることによ
り、クビレ113の部分が、従来のように糸状に引き延
ばされて急激に冷やされ、固化することがなく、ガラス
112aを自重と表面張力により自然に分離することが
可能となる。しかも、従来のように切断刃を用いた分離
と異なり、切断痕が残らないため、分離された溶融ガラ
ス塊112の表面には有害な欠陥が生じることがない。
において、受型ユニット1を一旦停止させることによ
り、クビレ113の部分が、従来のように糸状に引き延
ばされて急激に冷やされ、固化することがなく、ガラス
112aを自重と表面張力により自然に分離することが
可能となる。しかも、従来のように切断刃を用いた分離
と異なり、切断痕が残らないため、分離された溶融ガラ
ス塊112の表面には有害な欠陥が生じることがない。
【0034】また、この時、受面から噴出するN2 ガス
の温度は、溶融ガラス流111を受型11に受ける時、
200℃に調整し、更に、N2 ガスの流量も、溶融ガラ
ス流111を受型11に受ける直前まで毎分:5リッタ
ー、その後、毎分:1リッターとなるように制御した。
これにより、溶融ガラス流111が受型11に達する前
に、溶融ガラス流111の先端が多少固化し、流動性が
少なくなり、しかも、噴出するN2 ガスの流量も多いた
めに、溶融ガラス流111の先端が、全く受型11の受
面に接触することなく、また、前述の分離方法を用いる
ことと併せて、表面に全く欠陥がない溶融ガラス塊11
2が得られた。
の温度は、溶融ガラス流111を受型11に受ける時、
200℃に調整し、更に、N2 ガスの流量も、溶融ガラ
ス流111を受型11に受ける直前まで毎分:5リッタ
ー、その後、毎分:1リッターとなるように制御した。
これにより、溶融ガラス流111が受型11に達する前
に、溶融ガラス流111の先端が多少固化し、流動性が
少なくなり、しかも、噴出するN2 ガスの流量も多いた
めに、溶融ガラス流111の先端が、全く受型11の受
面に接触することなく、また、前述の分離方法を用いる
ことと併せて、表面に全く欠陥がない溶融ガラス塊11
2が得られた。
【0035】次に、溶融ガラス塊112の粘度が104
dPa・sとなったところで、図1に示すように、受型
ユニット1を傾け、成形型ユニット2の成形型21の成
形面の外周近くに溶融ガラス塊112を転がして、移載
した。この際、成形型ユニット2には、発振機31より
超音波振動を与えておき、更に、ガス供給管23を介し
て、N2 ガスを毎分:20リッターで流して置いた。こ
のように、前の工程で受型11の受け面を、予め、成形
すべきガラス素子に近似の球形にして置き、更に、得よ
うとするガラス素子の容量が比較的小さい場合、溶融ガ
ラス塊112がほぼ球形であったこと、成形型21の成
形面の外周部にそれを転がして移載したこと、および、
成形型ユニット2に超音波振動を与え、N2 ガスを供給
して成形面から噴出させたことで、溶融ガラス塊112
は、成形型21に全く接触することなく、転がり回転し
ながら、ほぼ真球の形状になり、その間に固化した。
dPa・sとなったところで、図1に示すように、受型
ユニット1を傾け、成形型ユニット2の成形型21の成
形面の外周近くに溶融ガラス塊112を転がして、移載
した。この際、成形型ユニット2には、発振機31より
超音波振動を与えておき、更に、ガス供給管23を介し
て、N2 ガスを毎分:20リッターで流して置いた。こ
のように、前の工程で受型11の受け面を、予め、成形
すべきガラス素子に近似の球形にして置き、更に、得よ
うとするガラス素子の容量が比較的小さい場合、溶融ガ
ラス塊112がほぼ球形であったこと、成形型21の成
形面の外周部にそれを転がして移載したこと、および、
成形型ユニット2に超音波振動を与え、N2 ガスを供給
して成形面から噴出させたことで、溶融ガラス塊112
は、成形型21に全く接触することなく、転がり回転し
ながら、ほぼ真球の形状になり、その間に固化した。
【0036】この成形作業を連続して行った結果、でき
上がったガラス素子が、0.2±0.002グラムの重
量範囲で、真球度も5.01±0.05mm以内の収ま
っており、かつ、その表面には全く欠陥の無く、非常に
安定した良好な成形であったことが確認された。
上がったガラス素子が、0.2±0.002グラムの重
量範囲で、真球度も5.01±0.05mm以内の収ま
っており、かつ、その表面には全く欠陥の無く、非常に
安定した良好な成形であったことが確認された。
【0037】(第2の実施の形態)次に、図5に示す成
形型を用いて、第1の実施の形態と同じ装置と材料を用
いて、目標重量:0.5グラム、直径が6.80mmと
なるような、球形のガラス素子の成形を行った。なお、
この実施の形態において、成形型ユニット2aには図1
の成形型ユニット2と同様に、ヒータ、熱電対(何れも
図示せず)が組み込まれており、更に、成形型ユニット
2と同様に、発振機31が接続され、細かな振動が得ら
れるようになっている。また、図中、符号22b、22
cは圧力室であり、更に、これら圧力室22b、22c
にはN2 ガス供給のための接続パイプ23b、23cが
接続されており、また、流量圧力調整器(図示せず)に
より、N2 ガスを任意の圧力及び流量に制御して、これ
を圧力室22b、22cに個々に供給できるようになっ
ている。また、成形型21aの成形面は、その曲率半径
が30mmの凹状の球面に加工されており、更に、成形
面上に噴出ガスの所要の分布が付けられるようになって
いる。
形型を用いて、第1の実施の形態と同じ装置と材料を用
いて、目標重量:0.5グラム、直径が6.80mmと
なるような、球形のガラス素子の成形を行った。なお、
この実施の形態において、成形型ユニット2aには図1
の成形型ユニット2と同様に、ヒータ、熱電対(何れも
図示せず)が組み込まれており、更に、成形型ユニット
2と同様に、発振機31が接続され、細かな振動が得ら
れるようになっている。また、図中、符号22b、22
cは圧力室であり、更に、これら圧力室22b、22c
にはN2 ガス供給のための接続パイプ23b、23cが
接続されており、また、流量圧力調整器(図示せず)に
より、N2 ガスを任意の圧力及び流量に制御して、これ
を圧力室22b、22cに個々に供給できるようになっ
ている。また、成形型21aの成形面は、その曲率半径
が30mmの凹状の球面に加工されており、更に、成形
面上に噴出ガスの所要の分布が付けられるようになって
いる。
【0038】また、受型11は、第1の実施の形態と同
様に、溶融ガラス塊が成形型21a上で転がり易くする
ために、最終的なガラス素子の形状より若干大きめの曲
率半径:3.5mmの半球形に加工してある。また、型
材および噴出ガスも、第1の実施の形態と同様とした。
様に、溶融ガラス塊が成形型21a上で転がり易くする
ために、最終的なガラス素子の形状より若干大きめの曲
率半径:3.5mmの半球形に加工してある。また、型
材および噴出ガスも、第1の実施の形態と同様とした。
【0039】このように加工、準備した受型11、成形
型21aを、図1に示す成形装置に取り付けて、流出パ
イプ101より流出する溶融ガラスの流量が6グラム/
分となるように、流出パイプ101、ノズル口102の
温度を設定し、更に、受型の上で溶融ガラス塊を成形す
る間隔である成形タクトを約5秒に設定し、第1の実施
の形態と全く同様の工程を経て、溶融ガラス塊112を
得た。なお、この時、溶融ガラス塊の重量が一定となる
ように、随時、流出パイプ101およびノズル口102
の温度と、溶融ガラスを受型11上で受けて、溜めてい
る時間とを微調整しながら、溶融ガラス塊を作製した。
型21aを、図1に示す成形装置に取り付けて、流出パ
イプ101より流出する溶融ガラスの流量が6グラム/
分となるように、流出パイプ101、ノズル口102の
温度を設定し、更に、受型の上で溶融ガラス塊を成形す
る間隔である成形タクトを約5秒に設定し、第1の実施
の形態と全く同様の工程を経て、溶融ガラス塊112を
得た。なお、この時、溶融ガラス塊の重量が一定となる
ように、随時、流出パイプ101およびノズル口102
の温度と、溶融ガラスを受型11上で受けて、溜めてい
る時間とを微調整しながら、溶融ガラス塊を作製した。
【0040】次に、溶融ガラス塊112がガラス粘度で
104.5 dPa・sとなった時に、受型ユニット1を、
第1の実施の形態と同様に傾けて、溶融ガラス塊112
を、室温のN2 ガスを噴出させている成形型21aの成
形面上に置いた。そして、供給パイプ23b、23cに
供給するN2 ガスの流量を、交互に増減させ、成形型2
1aの成形面上の溶融ガラス塊112が、流量の多い面
から少ない面へ移動する動作を利用して、約15秒間、
転がしながら冷却し、球形のガラス素子を成形した。こ
の時のガラス素子の温度は約350℃であった。
104.5 dPa・sとなった時に、受型ユニット1を、
第1の実施の形態と同様に傾けて、溶融ガラス塊112
を、室温のN2 ガスを噴出させている成形型21aの成
形面上に置いた。そして、供給パイプ23b、23cに
供給するN2 ガスの流量を、交互に増減させ、成形型2
1aの成形面上の溶融ガラス塊112が、流量の多い面
から少ない面へ移動する動作を利用して、約15秒間、
転がしながら冷却し、球形のガラス素子を成形した。こ
の時のガラス素子の温度は約350℃であった。
【0041】その後、ガラス素子を取出し、第1の実施
の形態の場合と同様に、その精度を測定したが、重量精
度、真球度ともに、全て±0.5%以内のバラツキの範
囲に収まり、第1の実施の形態における成果と同様の、
良好な成果を得ることができた。
の形態の場合と同様に、その精度を測定したが、重量精
度、真球度ともに、全て±0.5%以内のバラツキの範
囲に収まり、第1の実施の形態における成果と同様の、
良好な成果を得ることができた。
【0042】(第3の実施の形態)次に、目標重量:
0.9グラム、直径:8.27mmのガラス素子を、第
1の実施の形態で用いたのと同じ材料を用いて成形し
た。ここで用いた受型および成形型は、図6および図7
に示すようなもので、ここで、符号201は受型ユニッ
ト、202は成形型ユニットであり、受型ユニット20
1は、第1の実施の形態で使用したものと違っており、
溶融ガラスを受けた後、図に示すように、型ユニットが
左右に分離し、溶融ガラス塊112を、下方に位置する
成形型221の成形面の上に静かに載置できるようにな
っている。
0.9グラム、直径:8.27mmのガラス素子を、第
1の実施の形態で用いたのと同じ材料を用いて成形し
た。ここで用いた受型および成形型は、図6および図7
に示すようなもので、ここで、符号201は受型ユニッ
ト、202は成形型ユニットであり、受型ユニット20
1は、第1の実施の形態で使用したものと違っており、
溶融ガラスを受けた後、図に示すように、型ユニットが
左右に分離し、溶融ガラス塊112を、下方に位置する
成形型221の成形面の上に静かに載置できるようにな
っている。
【0043】なお、受型ユニット201は、多孔質材料
にてできている左右分割可能な受型211a、211b
と、それらを保持する受型ホルダー212a、212b
とで構成されている。また、これら受型ホルダー212
a、212bには、噴出ガスを受型221a、221b
にバランスよく供給分配するための圧力室211a、2
11bが設けられており、更に、型加熱用ヒーターと測
温手段(何れも図示せず)とが埋め込まれ、圧力室21
1a、211bから成形面上に噴出する噴射ガスの温度
を調整することができるようになっている。また、受型
ユニット201には駆動装置(図示せず)が、それぞれ
取り付けられており、矢印Cで示す上下方向に移動で
き、更に、矢印Dで示すように、左右に分離可能になっ
ている。
にてできている左右分割可能な受型211a、211b
と、それらを保持する受型ホルダー212a、212b
とで構成されている。また、これら受型ホルダー212
a、212bには、噴出ガスを受型221a、221b
にバランスよく供給分配するための圧力室211a、2
11bが設けられており、更に、型加熱用ヒーターと測
温手段(何れも図示せず)とが埋め込まれ、圧力室21
1a、211bから成形面上に噴出する噴射ガスの温度
を調整することができるようになっている。また、受型
ユニット201には駆動装置(図示せず)が、それぞれ
取り付けられており、矢印Cで示す上下方向に移動で
き、更に、矢印Dで示すように、左右に分離可能になっ
ている。
【0044】また、成形型ユニット202は、第1の実
施の形態と同様の構成となっており、多孔質材料ででき
ている成形型221と、それを保持する成形型ホルダー
222とで構成されている。また、成形型ホルダー22
2には、接続パイプ223を介して供給された噴出ガス
を、成形型221の成形面にバランスよく供給・分配す
るための圧力室222aが設けられており、そこには、
型加熱用ヒーターと測温手段(何れも図示せず)が埋め
込まれていて、成形型221の成形面から噴出するガス
の温度も調整することができるようになっている。
施の形態と同様の構成となっており、多孔質材料ででき
ている成形型221と、それを保持する成形型ホルダー
222とで構成されている。また、成形型ホルダー22
2には、接続パイプ223を介して供給された噴出ガス
を、成形型221の成形面にバランスよく供給・分配す
るための圧力室222aが設けられており、そこには、
型加熱用ヒーターと測温手段(何れも図示せず)が埋め
込まれていて、成形型221の成形面から噴出するガス
の温度も調整することができるようになっている。
【0045】成形型ホルダー222には、第1の実施の
形態と同様の、超音波振動の発生器(図示せず)が接続
されており、成形型ユニット202に、超音波による細
かな振動を与えられるようになっている。更に、成形型
ユニット202には駆動装置(図示せず)が取付けられ
ており、図7の矢印E、Fのように、紙面に対して左右
方向に振幅を与えたり、左右前後方向に回転・揺動させ
ることができるようになっている。
形態と同様の、超音波振動の発生器(図示せず)が接続
されており、成形型ユニット202に、超音波による細
かな振動を与えられるようになっている。更に、成形型
ユニット202には駆動装置(図示せず)が取付けられ
ており、図7の矢印E、Fのように、紙面に対して左右
方向に振幅を与えたり、左右前後方向に回転・揺動させ
ることができるようになっている。
【0046】また、受型ホルダー212a、212bお
よび成形型ホルダー222には、図示のように、N2 ガ
ス供給用の接続パイプ213a、213bおよび接続パ
イプ223が接続されており、これらへの噴出ガスの圧
力および流量を、流量圧力調整器(図示せず)により、
任意に制御する。この制御されたN2 ガスを、受型ホル
ダー212a、212bおよび成形型ホルダー222に
供給できるようになっていて、受型ホルダー211a、
211bおよび成形型ホルダー221の各圧力室214
a、214bおよび222aより噴出するN2 ガスの温
度、圧力、流量を任意に制御できる構成となっている。
よび成形型ホルダー222には、図示のように、N2 ガ
ス供給用の接続パイプ213a、213bおよび接続パ
イプ223が接続されており、これらへの噴出ガスの圧
力および流量を、流量圧力調整器(図示せず)により、
任意に制御する。この制御されたN2 ガスを、受型ホル
ダー212a、212bおよび成形型ホルダー222に
供給できるようになっていて、受型ホルダー211a、
211bおよび成形型ホルダー221の各圧力室214
a、214bおよび222aより噴出するN2 ガスの温
度、圧力、流量を任意に制御できる構成となっている。
【0047】次に、上述の成形装置を使用して、前記の
ガラス素子を成形する工程を、具体的に説明する。ここ
では、ノズル口102からの流出量を、9グラム/分と
なるように流出パイプ101、ノズル口102の温度を
制御し、溶融ガラス流からガラスを分離し、溶融ガラス
塊を得るまでの成形タクトを約6秒に設定している。実
際の成形においては、流出パイプ101、ノズル口10
2の温度とタクトを、溶融ガラス塊(当然、ガラス素
子)が所望の重量となるように、微調整しながら連続成
形を行った。
ガラス素子を成形する工程を、具体的に説明する。ここ
では、ノズル口102からの流出量を、9グラム/分と
なるように流出パイプ101、ノズル口102の温度を
制御し、溶融ガラス流からガラスを分離し、溶融ガラス
塊を得るまでの成形タクトを約6秒に設定している。実
際の成形においては、流出パイプ101、ノズル口10
2の温度とタクトを、溶融ガラス塊(当然、ガラス素
子)が所望の重量となるように、微調整しながら連続成
形を行った。
【0048】なお、受型211aと211bとの組み合
わせで形成される凹形状の受面は、半径:5.5mmの
半球となるように加工した。また、材料として気孔率が
30%であり、最大穴径が8ミクロンである多孔質のカ
ーボンを用い、噴出ガスには受型211の酸化を防ぐた
めに窒素ガスを用いた。同様に、成形型221は、前述
の受型211a、211bと同じ材質で、曲率半径:4
0mmの凹球面形状に加工したものを準備した。
わせで形成される凹形状の受面は、半径:5.5mmの
半球となるように加工した。また、材料として気孔率が
30%であり、最大穴径が8ミクロンである多孔質のカ
ーボンを用い、噴出ガスには受型211の酸化を防ぐた
めに窒素ガスを用いた。同様に、成形型221は、前述
の受型211a、211bと同じ材質で、曲率半径:4
0mmの凹球面形状に加工したものを準備した。
【0049】次いで、このように加工・準備した受型2
11a、211b、成形型221を成形装置に取り付け
て、第1の実施例と同様に、図2ないし図4に示すよう
な方法で溶融ガラス塊を得た。ここで、ノズル口102
より溶融ガラス流111を流出させ、受型ユニット20
1を流出パイプ101の直下に持って行き、図2に示し
た場合のように、受型211a、211b上に所定の容
量のガラスを受けた。この時、流出につれて、受型21
1a、211b上のガラスとノズル口102とが接近し
すぎないように、また、溶融ガラス流111とガラスと
の間に急激な糸状のくびれが生じないように、徐々に受
型ユニット201を下げながらガラスを受けた。
11a、211b、成形型221を成形装置に取り付け
て、第1の実施例と同様に、図2ないし図4に示すよう
な方法で溶融ガラス塊を得た。ここで、ノズル口102
より溶融ガラス流111を流出させ、受型ユニット20
1を流出パイプ101の直下に持って行き、図2に示し
た場合のように、受型211a、211b上に所定の容
量のガラスを受けた。この時、流出につれて、受型21
1a、211b上のガラスとノズル口102とが接近し
すぎないように、また、溶融ガラス流111とガラスと
の間に急激な糸状のくびれが生じないように、徐々に受
型ユニット201を下げながらガラスを受けた。
【0050】そして、ガラスが所定の重量に達した後、
図3に示す場合のように、受型ユニット201を若干下
げ、クビレ113を生じさせ、それが成長して分離に到
るまで、受型ユニット201を溶融ガラス流111の流
下速度以下の下降速度で、保持して、図4に示す場合の
ような状態にして、溶融ガラス塊112を得た。
図3に示す場合のように、受型ユニット201を若干下
げ、クビレ113を生じさせ、それが成長して分離に到
るまで、受型ユニット201を溶融ガラス流111の流
下速度以下の下降速度で、保持して、図4に示す場合の
ような状態にして、溶融ガラス塊112を得た。
【0051】この時、噴出N2 ガスの温度は、溶融ガラ
ス流を受型211a、211bに受ける時で200℃に
調整し、更に、N2 ガスの流量も、溶融ガラス流111
を受型211a、211bに受ける直前までは、毎分:
20リッター、その後は、毎分:2リッターとなるよう
に制御した。これにより、溶融ガラス流111が受型2
11a、211bに達する前に、溶融ガラス流111の
先端が多少固化し、流動性が少なくなり、噴出するN2
ガスの流量も多いために、溶融ガラス流111の先端が
全く受型211a、211bに接触することなく、ま
た、前記の分離方法を用いることとも併せて、表面には
全く欠陥がない溶融ガラス塊112が得られた。
ス流を受型211a、211bに受ける時で200℃に
調整し、更に、N2 ガスの流量も、溶融ガラス流111
を受型211a、211bに受ける直前までは、毎分:
20リッター、その後は、毎分:2リッターとなるよう
に制御した。これにより、溶融ガラス流111が受型2
11a、211bに達する前に、溶融ガラス流111の
先端が多少固化し、流動性が少なくなり、噴出するN2
ガスの流量も多いために、溶融ガラス流111の先端が
全く受型211a、211bに接触することなく、ま
た、前記の分離方法を用いることとも併せて、表面には
全く欠陥がない溶融ガラス塊112が得られた。
【0052】次に、溶融ガラス塊112の粘度が105
dPa・sとなったところで、図7に示すように、受け
型ユニット201を開き、溶融ガラス塊112を成形型
ユニット202の成形型221の成形面上に載置した。
ここで、前回の実施の形態に比較して、粘度が若干高め
の所で載置しているのは、溶融ガラス塊112の重量が
大きくなっているためで、成形型221に載置した際に
溶融ガラス塊112の下面が変形をおし、転がり難い形
状になるのを防ぐためである。
dPa・sとなったところで、図7に示すように、受け
型ユニット201を開き、溶融ガラス塊112を成形型
ユニット202の成形型221の成形面上に載置した。
ここで、前回の実施の形態に比較して、粘度が若干高め
の所で載置しているのは、溶融ガラス塊112の重量が
大きくなっているためで、成形型221に載置した際に
溶融ガラス塊112の下面が変形をおし、転がり難い形
状になるのを防ぐためである。
【0053】また、成形型ユニット202には、予め、
超音波振動を与えておき、更に、接続パイプ223を経
由して、200℃の温度のN2 ガスを、毎分:20リッ
ター流しておいた。更に、溶融ガラス塊112の載置の
後、直ちに、成形型ユニット202に、矢印Eのよう
に、左右に振幅:5mmで、周期が0.2秒の振動を与
え、溶融ガラス塊112を成形型221の成形面上で転
がしながら、約30秒かけて、およそ300℃になるま
で、冷却固化した。
超音波振動を与えておき、更に、接続パイプ223を経
由して、200℃の温度のN2 ガスを、毎分:20リッ
ター流しておいた。更に、溶融ガラス塊112の載置の
後、直ちに、成形型ユニット202に、矢印Eのよう
に、左右に振幅:5mmで、周期が0.2秒の振動を与
え、溶融ガラス塊112を成形型221の成形面上で転
がしながら、約30秒かけて、およそ300℃になるま
で、冷却固化した。
【0054】前の工程で得られた溶融ガラス塊112
は、前述の実施の形態に比較して、径が大きいため、上
部が表面張力により、多少平たくなっており、図6およ
び図7に示すように、球形の状態ではなかったが、成形
型221の成形面から噴出するガスの温度を上げ、溶融
ガラス塊の温度が下がり難くして置くことで、溶融ガラ
ス塊112が急激に固化することなく、粘性がある内に
転動させることができるため、得られたガラス素子は、
十分な真球度を有しており、その重量バラツキも±0.
3%以内に収まり、良好な結果が得られた。
は、前述の実施の形態に比較して、径が大きいため、上
部が表面張力により、多少平たくなっており、図6およ
び図7に示すように、球形の状態ではなかったが、成形
型221の成形面から噴出するガスの温度を上げ、溶融
ガラス塊の温度が下がり難くして置くことで、溶融ガラ
ス塊112が急激に固化することなく、粘性がある内に
転動させることができるため、得られたガラス素子は、
十分な真球度を有しており、その重量バラツキも±0.
3%以内に収まり、良好な結果が得られた。
【0055】(第4の実施の形態)次に、第3の実施の
形態と同じ型、装置、材料を用いて、目標重量:1.5
グラム、直径:9.80mmのガラス素子を成形した。
ここでは、第3の実施の形態と同様に、ノズル口102
からの流出量を、9グラム/分となるように、流出パイ
プ101、ノズル口,102の温度を制御し、溶融ス流
からガラスを分離して、所定重量の溶融ガラス塊を得る
までの成形タクトを約10秒に設定した。なお、このさ
いの重量の微調整は、第3の実施の形態の場合と同じに
行った。
形態と同じ型、装置、材料を用いて、目標重量:1.5
グラム、直径:9.80mmのガラス素子を成形した。
ここでは、第3の実施の形態と同様に、ノズル口102
からの流出量を、9グラム/分となるように、流出パイ
プ101、ノズル口,102の温度を制御し、溶融ス流
からガラスを分離して、所定重量の溶融ガラス塊を得る
までの成形タクトを約10秒に設定した。なお、このさ
いの重量の微調整は、第3の実施の形態の場合と同じに
行った。
【0056】その結果、同様に、全く欠陥がない溶融ガ
ラス塊112を得た後に、この溶融ガラス塊112の粘
度が106 dPa・sとなったところで、図7に示すよ
うに受け型ユニット201を開き、溶融ガラス塊112
を成形型ユニット202の成形型221の成形面上に載
置した。また、成形型ユニット202には、予め、超音
波振動を与えておき、更に、接続パイプ223を介し
て、300℃の温度のN 2 ガスを毎分:20リッター、
流しておいた。
ラス塊112を得た後に、この溶融ガラス塊112の粘
度が106 dPa・sとなったところで、図7に示すよ
うに受け型ユニット201を開き、溶融ガラス塊112
を成形型ユニット202の成形型221の成形面上に載
置した。また、成形型ユニット202には、予め、超音
波振動を与えておき、更に、接続パイプ223を介し
て、300℃の温度のN 2 ガスを毎分:20リッター、
流しておいた。
【0057】しかして、溶融ガラス塊112の載置後、
直ちに、矢印Fのように、成形型ユニット202が、半
径が5mmの円を0.5秒で1回描くように、揺動さ
せ、溶融ガラス塊112を成形型221の成形面上で転
がしながら、約40秒かけて、N2 ガスの温度とほぼ
同じ温度になるまで冷却固化した。この実施の形態で
は、第3の実施の形態と同様に、溶融ガラス塊112は
球形の状態ではなかったが、成形型221の成形面から
噴出するガスの温度を上げ、溶融ガラス塊の温度を下が
りに難くしておいたため、溶融ガラス塊112が、急激
に固化することなく、粘性がある内に転動されるため
に、得られたガラス素子は、十分な真球度を有してお
り、重量バラツキも±0.25%以内に収まり、良好な
結果が得られた。
直ちに、矢印Fのように、成形型ユニット202が、半
径が5mmの円を0.5秒で1回描くように、揺動さ
せ、溶融ガラス塊112を成形型221の成形面上で転
がしながら、約40秒かけて、N2 ガスの温度とほぼ
同じ温度になるまで冷却固化した。この実施の形態で
は、第3の実施の形態と同様に、溶融ガラス塊112は
球形の状態ではなかったが、成形型221の成形面から
噴出するガスの温度を上げ、溶融ガラス塊の温度を下が
りに難くしておいたため、溶融ガラス塊112が、急激
に固化することなく、粘性がある内に転動されるため
に、得られたガラス素子は、十分な真球度を有してお
り、重量バラツキも±0.25%以内に収まり、良好な
結果が得られた。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、ガ
ラス流出パイプより流出する溶融ガラス流から一定量の
ガラスを受型に受けた後に分離し、その分離した溶融ガ
ラス塊を、前記受型から成形用の成形型に移し、該成形
型の上で球状に成形することにより、溶融ガラスから直
接に、しかも、非常に重量精度が良く、真球度の高い無
欠陥のガラス素子が連続して供給することが可能とな
り、光学素子のレンズなどのガラス製品を大量に安価に
提供することができる。
ラス流出パイプより流出する溶融ガラス流から一定量の
ガラスを受型に受けた後に分離し、その分離した溶融ガ
ラス塊を、前記受型から成形用の成形型に移し、該成形
型の上で球状に成形することにより、溶融ガラスから直
接に、しかも、非常に重量精度が良く、真球度の高い無
欠陥のガラス素子が連続して供給することが可能とな
り、光学素子のレンズなどのガラス製品を大量に安価に
提供することができる。
【図1】本発明で用いられる成形装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】同じく、本発明における溶融ガラス塊の切断方
法の過程の説明図である。
法の過程の説明図である。
【図3】同じく、過程の説明図である。
【図4】同じく、過程の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態での成形型の概略構
成図である。
成図である。
【図6】本発明の第3、4の実施の形態での受型の概略
構成図である。
構成図である。
【図7】同じく、成形型での成形方法の説明図である。
1、201 受型ユニット 2、2a、202 成形型ユニット 11、211a、211b 受型 21、21a、221 成形型 31 発振機(超音波発振器) 101 ガラス流出パイプ 112 溶融ガラス塊 112a ガラス 113 クビレ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 裕之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 余語 瑞和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 ガラス流出パイプより流出する溶融ガラ
ス流から一定量のガラスを受型に受けた後に分離し、そ
の分離した溶融ガラス塊を、前記受型から成形用の成形
型に移し、該成形型の上で球状に成形することを特徴と
するガラス素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記受型が多孔質の材料で作られ、その
多孔質の受面からガスを噴出することにより、溶融ガラ
スからのガラス、ないし、分離された溶融ガラス塊と前
記受面とを非接触の状態に保つことを特徴とする請求項
1に記載のガラス素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記成形型が多孔質の材料で作られ、そ
の多孔質の成形面からガスを噴出することにより、受型
から受けた溶融ガラス塊、ないし、成形したガラス素子
と前記受面とを非接触の状態に保つことを特徴とする請
求項1あるいは2に記載のガラス素子の製造方法。 - 【請求項4】 溶融ガラス流から一定量のガラスを受型
に受けた後に分離する際に、前記受型を下降させて、ガ
ラス流出パイプより流出する溶融ガラス流と受型上の前
記ガラスとの間にくびれを発生させ、次いで、前記受型
の下降速度を落とすか、または、停止させて、前記ガラ
スの自重と表面張力とで、前記くびれを成長させること
により、くびれ部分から前記溶融ガラス流とガラスとを
分離して、所要の溶融ガラス塊を得ることを特徴とする
請求項1または2に記載のガラス素子の製造方法。 - 【請求項5】 受型から溶融ガラス塊を受ける成形型の
成形面は、凹状であり、前記成形面上に前記溶融ガラス
塊を移す際に、前記成形面の中心から離れた個所に前記
溶融ガラス塊を置くことにより、前記成形面上で前記溶
融ガラス塊に回転力を付与することを特徴とする請求項
1ないし4の何れかに記載のガラス素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記成形型は、これに加えた往復動、回
転動による振動により、好ましくは、超音波による振動
により、成形面上の溶融ガラス塊を回転させることを特
徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のガラス素子
の製造方法。 - 【請求項7】 多孔質材料よりなる前記成形型の成形面
から噴出するガスの流量を、成形面上において不均一に
することで、溶融ガラス塊を回転させることを特徴とす
る請求項1〜4の何れかに記載のガラス素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17876398A JP2000007360A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | ガラス素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17876398A JP2000007360A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | ガラス素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007360A true JP2000007360A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16054192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17876398A Pending JP2000007360A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | ガラス素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007360A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-06-25 JP JP17876398A patent/JP2000007360A/ja active Pending
Cited By (22)
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