JP2000006904A - 薬剤供給装置 - Google Patents
薬剤供給装置Info
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Abstract
装置を提供する。 【解決手段】 薬剤供給装置は、上部にケース収納部8
を備える本体7と、ケース収納部8内に複数取り付けら
れ、それぞれ薬剤を収納したタブレットケース3、4、
6と、各ケースから排出された薬剤が落下するシュート
22と、このシュート22下方であって本体内に設けら
れたホッパー11と、ホッパーの下端に設けられると共
に、シュート内に少なくとも一つ設けられた複数のシャ
ッター12、24とを備え、最上部のタブレットケース
から排出された薬剤が最初のシャッター24に到達する
までの時間と、当該シャッターから次のシャッター12
に薬剤が到達するまでの時間が略同等となるように各シ
ャッターを配設する。
Description
タブレットケースに収納された薬剤を処方箋により指定
された数量だけ容器(袋や瓶)などに供給する薬剤供給
装置に関するものである。
えば実公昭57−5282号公報(B65B1/30)
に示される如き薬剤供給装置(公報では薬剤包装機と称
している)を用いて、医師により処方された薬剤を患者
に提供している。係る方式では処方箋に記載された数量
の薬剤(錠剤、カプセル剤なども含む)をタブレットケ
ース内の排出ドラム(前記公報では整列盤と称してい
る)から一個ずつ排出し、その後はホッパーにより集め
て包装するものであった。
調剤薬局における業務の効率化を図るために、薬剤供給
・包装に要する時間の短縮が急務となっている。ところ
で、薬剤は通常重力を利用した自然落下により、或い
は、それに加えてコンベアなどにより強制的に移動させ
ることによって搬送されるものであるが、特に装置が大
型化して来ると内部での移動(落下など)に要する時間
が長くなり、それによって最終的に薬剤の供給・包装を
行うのに要する時間が延長される問題があった。
るために成されたものであり、薬剤供給時間の著しい短
縮を図った薬剤供給装置を提供するものである。
供給装置は、上部にケース収納部を備える本体と、ケー
ス収納部内に複数取り付けられ、それぞれ薬剤を収納し
たタブレットケースと、各ケースから排出された薬剤が
落下するシュートと、このシュート下方であって本体内
に設けられたホッパーと、ホッパーの下端に設けられる
と共に、シュート内に少なくとも一つ設けられた複数の
シャッターとを備え、最上部のタブレットケースから排
出された薬剤が最初のシャッターに到達するまでの時間
と、当該シャッターから次のシャッターに薬剤が到達す
るまでの時間が略同等となるように各シャッターを配設
したものである。
にケース収納部を備える本体と、ケース収納部内に複数
取り付けられ、それぞれ薬剤を収納したタブレットケー
スと、各ケースから排出された薬剤が落下するシュート
と、このシュート下方であって本体内に設けられたホッ
パーと、シュート内に設けられた第1のシャッターと、
ホッパーの下端に設けられた第2のシャッターとを備
え、最上部のタブレットケースから排出された薬剤が第
1のシャッターに到達するまでの時間と、薬剤が当該第
1のシャッターから第2のシャッターに到達するまでの
時間が略同等となるように第1のシャッターを設けたも
のである。
において第1のシャッターより上のタブレットケースか
ら排出された薬剤はシュートを経て第1のシャッターに
受け止められると共に、当該第1のシャッターの開放に
伴い、ホッパーを経て第2のシャッターに受け止めら
れ、この第2のシャッターの開放により薬剤が供給され
るように構成したものである。
のシャッター)より上のタブレットケースから薬剤を排
出する場合には、当該シャッターに薬剤を受け止めさせ
て置き、次に当該タブレットケース若しくは前記シャッ
ターより上の他のタブレットケースから薬剤を排出する
ときに当該シャッターを開放し、それに受け止められて
いた薬剤を次のシャッター(第2のシャッター)に受け
止めさせ、前記タブレットケースから排出された薬剤は
再び閉じられた最初のシャッター(第1のシャッター)
にて受け止めると云う動作を繰り返し実行することによ
り、タブレットケースから最初のシャッター(第1のシ
ャッター)までの間と最初のシャッター(第1のシャッ
ター)から次のシャッター(第2のシャッター)までの
間で薬剤の落下移動を並行して行わせ、薬剤の搬送に要
する時間を全体として著しく短縮することができるよう
になる。
を図り、業務効率の向上を実現することが可能となるも
のである。また、最初のシャッター(第1のシャッタ
ー)より下のタブレットケースの薬剤は、当該シャッタ
ーより上のタブレットケースからの次回の薬剤排出時に
排出し、次のシャッター(第2のシャッター)に直接受
け止めさせるように構成すれば、最初のシャッター(第
1のシャッター)より下のタブレットケースの薬剤に関
しても支障無く迅速に供給することができるようになる
ものである。
形態を詳述する。図1は本発明の薬剤供給装置1の斜視
図、図2は同薬剤供給装置1の一部透視正面図、図3は
同薬剤供給装置1の一部透視側面図、図4は同薬剤供給
装置1の透視平面図、図5はタブレットケース3、4、
6の側面図、図6はタブレットケース6の斜視図、図7
は同薬剤供給装置1のシャッター24、39、43の斜
視図、図8は同薬剤供給装置1のシャッター12の一部
切欠側面図、図9は同薬剤供給装置1の制御装置61の
機能ブロック図である。
局などに設置されるものであり、横長矩形状の本体7
と、この本体7上に設けられた前面に開口する矩形状の
外装ケース7Aと、この外装ケース7A内後部に構成さ
れた本体側ケース収納部8と、この本体側ケース収納部
8の前側の外装ケース7A内に設けられ、前後に配置さ
れて横方向に移動自在とされた引き違い式の移動ユニッ
ト2A、2Bと、前記本体7の背面に着脱自在とされ、
状況に応じてオプション的に取り付けられる増設ユニッ
ト9などから構成される。
部には、上方に拡開するホッパー11が設けられてお
り、このホッパー11の下端にはシャッター12(第2
のシャッター)が取り付けられている。また、ホッパー
11の下方の本体7内には包装機を構成するプリンタ1
0及びシーラー13が設けられており、ホッパー11か
ら排出された薬剤を斜めに設置したロール状の包装紙1
5(図8参照)で包装して取出口14から送出するもの
である。
開口しており、この開口を前記移動ユニット2A、2B
が開閉するかたちとなる。移動ユニット2A及び2Bは
本体側ケース収納部8の約半分の幅に構成され、通常は
図2の如く前側の移動ユニット2Aが向かって左、後側
の移動ユニット2Bが右に位置しており、これらを独立
して移動することにより、図4の如く左右逆の配置する
ことも可能とされている。そして、両移動ユニット2
A、2Bが前後に重なった状態で本体側ケース収納部8
の前面の一部分が開放されるかたちとなり、両ユニット
2A、2Bの位置を変更することにより、本体側ケース
収納部8の開放部分を選択することができる。
切板21にて本体側シュート22が上下に渡って画成さ
れている。この本体側シュート22の両側下部は、本体
側ケース収納部8の左右端から前記ホッパー11の上縁
両側に向かって狭まるように傾斜されている。そして、
本体側シュート22はホッパー11上方に対応して開口
すると共に、この本体側シュート22内にはシャッター
24が取り付けられている。このシャッター24の正確
な位置及び構造については後に詳述する。
置26が架設され、この棚装置26には複数のタブレッ
トケース3(或いは、4又は6)が取り付けられる。前
記棚装置26上には溝状のケース取付部が左右に所定間
隔で複数形成されており、各ケース取付部に対応する棚
装置26内には図5に示す如く排出通路28がそれぞれ
形成され、この排出通路28にはそれぞれ後述する薬剤
検出器30が取り付けられている。
5、図6に示す如く透明容器3A、4A、6Aと、それ
らの下端に設けられた排出機構31と、排出機構31の
下端に形成されたベース32とから成り、排出機構31
とベース32は共通で、各容器3A、4A、6Aの高さ
寸法だけが異なる。それによって、各タブレットケース
3、4、6の容量は、例えば、それぞれ250cc、5
00cc、800ccとされている。尚、前記排出機構
31の構造は、薬剤を一個ずつ排出するドラムと、この
ドラムを回転させるモータ(何れも図示せず)から成る
周知のものである。
棚装置26上に並設される。この場合、タブレットケー
ス3、4、6のベース32が前記係合溝に前方から着脱
自在に係合され、その状態で前記排出機構31の排出部
は前記排出通路28の上面開口に対応する。
移動側ケース収納部33A、33Bがそれぞれ形成され
ている。各移動側ケース収納部33A、33Bは前面に
開口しており、その前面開口は図示しない透明扉にて開
閉自在に閉塞される。そして、各移動側ケース収納部3
3A、33Bの背部には仕切板36にて移動側シュート
37が各移動ユニット2A、2Bの上下に渡って画成さ
れている。各移動側シュート37A、37Bの下部は、
各移動側ケース収納部33A、33Bの外側の端部から
前記ホッパー11の上縁にそれぞれ向かって狭まるよう
に傾斜している。そして、各移動ユニット2A、2Bが
本体側ケース収納部8の前側で左右に移動した全ての位
置において、移動側シュート37A、37Bの下端はホ
ッパー11上方に対応して開口すると共に、各移動側シ
ュート37A、37B内にはシャッター39A、39B
(第2のシャッター)が取り付けられている。各シャッ
ター39A、39Bの正確な位置及び構造については後
に詳述する。
同様の構造の棚装置26(この場合、幅寸法は半分とさ
れる)が架設され、この棚装置26にも同様のタブレッ
トケース3(或いは、4又は6)が複数取り付けられ
る。尚、この移動側ケース収納部33A、33Bの棚装
置26の排出通路28は移動側シュート37A、37B
に連通しているものである。
の薬剤を任意に供給するための追加薬剤フィーダ46が
設けられており、このフィーダ46はシャッター39B
の下側にて移動側シュート37B内に連通している。
規模の拡大に合わせて本体2の背面に図3中矢印の如く
取り付けられ、タブレットケース3(4或いは6)を増
設するためのユニットであり、その上部には増設側ケー
ス収納部41が設けられている。この増設側ケース収納
部41の前部には増設側シュート42が上下に渡って画
成されている。この増設側シュート42の両側下部も、
増設側ケース収納部41の左右端から前記ホッパー11
の上縁両側に向かって狭まるように傾斜して形成されて
いる。そして、増設側シュート42の下端開口は当該増
設ユニット9が本体2に取り付けられた状態で、ホッパ
ー11上端後部に位置する本体2の後面に形成された透
孔に対応し、これによって、増設側シュート42はホッ
パー11に連通する。また、この増設側シュート42内
にはシャッター43(第2のシャッター)が取り付けら
れている。このシャッター43の正確な位置及び構造に
ついては後に詳述する。
様の棚装置26が架設され、この棚装置26には複数の
タブレットケース3(或いは、4又は6)が同様に取り
付けられる。尚、この増設側ケース収納部33の棚装置
26の排出通路28は増設側シュート42に連通してい
るものである。また、増設ユニット9は本体2に取り付
けられた状態で電気的に結線される。
39B、43及び12の構造を図7と図8を参照して説
明する。各シュート中に設けられた前記シャッター2
4、39A、39B、43は何れも同様の構造であり、
図7に示す如く通路を開閉するために一側を枠体51に
回動自在に枢支されたシャッター板52と、このシャッ
ター板52を常時閉じるように付勢するスプリング53
と、前記シャッター板52を取付具54、軸56、連結
具57を介して回動させるソレノイド58とから構成さ
れている。
とにより、連結具57に回動自在に連結されたプランジ
ャ59を吸引し、スプリング53の付勢力に抗してシャ
ッター板52を開く。また、ソレノイド58が非通電と
なると、シャッター板52はスプリング53により閉じ
られ、プランジャ59はソレノイド58から突出するも
のである。このシャッター板52が閉じている状態で、
各シャッター24、39A、39B、43より上のタブ
レットケース3、4、6・・から排出され、各シュート
内を落下して来た薬剤をその上に受け止め、開放されて
ホッパー11に落下させるものである。
体62と、この本体62内を開閉するために一側を本体
62に回動自在に枢支されたシャッター板63と、この
シャッター板63を常時閉じるように付勢する図示しな
いスプリングと、前記シャッター板63を回動させる図
示しないソレノイドと、本体62の下端部に取り付けら
れ、略V字状に折られた包装紙15内に上方から挿入さ
れて拡開させる挿入片64、66、67などから構成さ
れている。
より、スプリングの付勢力に抗してシャッター板63を
図8中時計回りに回動させて開く。また、ソレノイドが
非通電となると、シャッター板63はスプリングにより
引き上げられて本体62内の通路を閉じるものである。
通路を閉じた状態でホッパー11内に落下して来た薬剤
をその上に受け止め、開放されて包装紙15内に落とし
込むものである。
7B及び42中に設けられたシャッター24、39A、
39B及び43の位置について説明する。各シャッター
24、39A、39B及び43は、各ケース収納部8、
33A、33B及び41の最上部のタブレットケース3
・・から排出された薬剤が各シュート内を落下して各シ
ャッター24、39A、39B及び43に到達するまで
の時間と、薬剤が当該シャッター24、39A、39B
及び43からホッパー11内を落下してシャッター12
に到達するまでの時間が同等(実施例の装置では例えば
0.8秒)となる位置に取り付けられている。即ち、実
施例では各ケース収納部8、33A、33B及び41内
の最下段(移動ユニット2Bについては追加薬剤フィー
ダ46)の上側に対応する位置に設定されている。
御装置61は汎用のマイクロコンピュータ69により構
成されており、このマイクロコンピュータ69の入力に
は、図示しない入力装置(パーソナルコンピュータな
ど)から処方データと前記薬剤検出器30・・・からの
剤検出信号が入力される。また、マイクロコンピュータ
69の出力には、前記タブレットケース3、4、6の排
出機構31・・・、前記各シャッター24、39A、3
9B、43、12、前記プリンタ10、シーラー13及
び包装紙15のフィーダー68が接続されている。
照しながら本発明の薬剤供給装置1の使用法及び動作を
説明する。尚、電源投入状態において前記各シャッター
12、24、39A、39B、43は閉じているものと
する。また、本体側ケース収納部8や各移動ユニット2
A、2Bの移動側ケース収納部33A、33B、増設ユ
ニット9を取り付けた場合には増設側ケース収納部41
には、それぞれ所定の薬剤が収納された前記タブレット
ケース3、4、或いは、6を取り付ける。
々の寸法の大きい薬剤は大容量のタブレットケース6に
収納すると共に、それよりも少ない薬剤或いは小さい薬
剤は中容量のタブレットケース4に収納し、最も使用量
の少ない薬剤、或いは、寸法の小さい薬剤は小容量のタ
ブレットケース3に収納する。そして、棚装置26上に
前述の如くタブレットケース3、4或いは6を並設する
ものであるが、この場合、同一の棚装置26上には同容
量のタブレットケースを取り付ける。
る各タブレットケース3、4、6からの薬剤の排出動作
について図10〜図12を用いて説明する。作業者が医
師の処方箋に基づき、前記入力装置(パーソナルコンピ
ュータ)から処方データを入力すると、マイクロコンピ
ュータ69はこの処方データの内容を図10のデータテ
ーブルに貼り付ける。
・・)は各タブレットケース3、4、6に割り当てられ
たアドレスであり、各アドレスはケース番号、排出すべ
き薬剤の数(剤数)及びカウンタの3つのデータから成
り立っている。尚、このカウンタは当該タブレットケー
スが取り付けられた棚装置26の位置を表しており、最
上段が1で下になる程数字が2、3・・・と順次増えて
いく。そして、処方データの内容は各ケース番号に対応
した剤数として貼り付けられる。従って、排出する必要
のない薬剤が収納されたタブレットケースの剤数は当然
0となる。
の排出動作を開始する際、図11のフローチャートのス
テップS1でケース駆動フラグをセット(「1」)し、
ステップS2で先頭アドレス()を設定してステップ
S3で当該アドレスのカウンタが1か否か判断する。1
である場合にはステップS4に進み、ケース番号が0で
ないか判断し、0でなければステップS5に進んで今度
は剤数が0でないか判断する。ここで、0でなければス
テップS6に進んで当該アドレスのタブレットケース3
(4、6)の排出機構31の駆動を開始する。
ンタを−1してステップS8で次のアドレス(この場合
)を設定し、ステップS9に進む。ステップS9では
全てのアドレスが終了しているか否か判断し、否であれ
ばステップS3に進む。ステップS3でカウンタが1で
ない場合には、ステップS13に進んでカウンタが0で
ないか判断し、0でない場合にはステップS7に進み、
0の場合にはステップS8に進む。
場合には、ステップS10に進んで100ms待ち、ス
テップS11に進んで全てのアドレスのカウンタが0か
否か判断する。そして、0でない場合にはステップS2
に戻り、0の場合にはステップS12に進んでケース駆
動フラグがリセット(「0」)か否か判断する。そし
て、0でない場合には0になるまでステップS12を繰
り返すことになる。
ら全てのアドレスについてスキャンして行き、剤数が0
でないタブレットケース3(4、6)の排出機構31を
駆動開始させ、これを最下段の棚装置26まで実行し
て、剤数が0でない、即ち、処方データにて薬剤を排出
する要求が成されている全てのタブレットケース3
(4、6)の排出機構31の駆動を開始させる。
た薬剤をカウントする動作を示しており、ケース駆動フ
ラグがセットされている間、図11のフローチャートに
割り込み処理されるものである。即ち、マイクロコンピ
ュータ69はステップS14でケース駆動フラグがリセ
ットされていないか判断し、セットされている場合には
ステップS15に進んで先頭アドレスを設定する。
タブレットケース3(4、6)に対応する薬剤検出器3
0から剤検出信号があったか判断し、信号が入力されて
いる場合にはステップS17で剤数を−1する。次に、
ステップS18で剤数が0か否か判断し、0でない場合
にはステップS20に進み、0の場合にはステップS1
9で当該タブレットケースの排出機構31の駆動を停止
してステップS20に進む。
し、ステップS21で全てのアドレスが終了したか否か
判断し、否であればステップS16に戻り、終了した場
合にはステップS22に進んで全てのアドレスの剤数が
0か否か判断する。そして、0となった場合にはステッ
プS23に進んでケース駆動フラグをリセットする。
は全てのタブレットケース3(4、6)について剤数が
0になるまで排出薬剤の計数を一個ずつ行っていき、図
11のフローチャートで排出機構31を駆動開始した全
てのタブレットケースについて処方データに基づく薬剤
の数が排出された段階で排出機構31を停止する。これ
によって、所定数の薬剤を排出させるものである。
してマイクロコンピュータ69の制御による上記薬剤の
排出動作と、各シャッター24(39A、39B、4
3)、シャッター12、プリンタ10、シーラー13及
びフィーダー68の動作タイミングを説明する。尚、図
13の最上段は各シャッター24(39A、39B、4
3)より上に位置するタブレットケース3(4、6)の
排出動作を示している。
(時刻0)、先ずシャッター24(39A、39B、4
3)より上に位置するタブレットケース3(4、6)に
ついて上記排出動作(1回目の排出動作)を実行する
(0.2秒実行)。排出された薬剤は前述の如く各シャ
ッター24(39A、39B、43)上に受け止められ
る。ここで、前述の如く最上段のタブレットケースから
の落下時間を0.8秒に設定しているので、排出動作終
了後、最長でも0.8秒後には全ての薬剤がシャッター
上に受け止められることになる。
ャッター24(39A、39B、43)を開き、薬剤を
ホッパー11に落下させると共に、同期してプリンタ1
0、フィーダー68を0.4秒動作させる。落下した薬
剤は前述の如くシャッター24(39A、39B、4
3)の開き始めから0.8秒後にはシャッター12上に
全て受け止められる。
ター24(39A、39B、43)が閉じ切る0.1秒
前から当該シャッターより上のタブレットケース3
(4、6)について2回目の排出動作()を開始す
る。即ち、1回目の排出動作で排出された薬剤がシャッ
ター12に落下している間に2回目の排出動作を実行す
る。この2回目の排出動作で排出された薬剤は再び閉じ
られたシャッター24(39A、39B、43)上に落
下し、受け止められる。尚、各シャッター24(39
A、39B、43)より下に位置するタブレットケース
6についてはこの第2回目の排出動作に同期して排出動
作を実行し、シャッター12上に直接落下させる。
ダー68が動作した後(シャッター24(39A、39
B、43)の開放動作開始から0.8秒後)、0.4秒
シーラー13を動作させて包装紙15のシールを行い、
このシーラー13の動作終了後にシャッター12を開
き、包装紙15内に1回目に排出された薬剤(シャッタ
ー24などより下のタブレットケースから排出されたも
のを含む)を落とし込む。以後、これを繰り返す。
12の動作間隔が1.3秒となり、包装能力としては4
6包/分となった。
B、43を各シュート22、37A、37B、42の最
下部に取り付けた場合、最上段のタブレットケースから
シャッター上に薬剤が落下するのに要する時間は実施例
の場合1秒かかる。そのため、シャッター24、37
A、37B、42からシャッター12まで薬剤が落下す
るのに要する時間が0.6秒に短縮されても、シャッタ
ー24、37A、37B、42が閉じるまでの待ち時間
が延びてしまうため、図14の如くシャッター12の動
作間隔は結果として1.5秒となり、包装能力も実施例
の場合40包/分が限界となる。
ブレットケース3(4、6)から排出された薬剤がシャ
ッター24、37A、37B、42に到達するまでの時
間と、薬剤が当該シャッター24、37A、37B、4
2からシャッター12に到達するまでの時間を同等に設
定しているので、シャッター24、37A、37B、4
2より上のタブレットケースから薬剤を排出する場合に
は、先ず、シャッター24、37A、37B、42上に
薬剤を受け止めさせて置き、次に当該タブレットケース
から薬剤を排出する以前に、シャッター24、37A、
37B、42を開放して、シャッター24、37A、3
7B、42に受け止められていた薬剤をシャッター12
に受け止めさせ、前記タブレットケースから排出された
薬剤は再び閉じられたシャッター24、37A、37
B、42にて受け止めると云う動作を繰り返し実行する
ことにより、タブレットケースからシャッター24、3
7A、37B、42までの間と当該シャッター24、3
7A、37B、42からシャッター12までの間で薬剤
の落下移動を並行して行わせ、薬剤の落下搬送に要する
時間を全体として著しく短縮することができるようにな
る。これにより、薬剤供給動作の著しい迅速化を図り、
業務効率の向上を実現することが可能となる。
のシャッター(第1のシャッター)より上のタブレット
ケースから薬剤を排出する場合には、当該シャッターに
薬剤を受け止めさせて置き、次に当該タブレットケース
若しくは前記シャッターより上の他のタブレットケース
から薬剤を排出するときに当該シャッターを開放し、そ
れに受け止められていた薬剤を次のシャッター(第2の
シャッター)に受け止めさせ、前記タブレットケースか
ら排出された薬剤は再び閉じられた最初のシャッター
(第1のシャッター)にて受け止めると云う動作を繰り
返し実行することにより、タブレットケースから最初の
シャッター(第1のシャッター)までの間と最初のシャ
ッター(第1のシャッター)から次のシャッター(第2
のシャッター)までの間で薬剤の落下移動を並行して行
わせ、薬剤の搬送に要する時間を全体として著しく短縮
することができるようになる。
を図り、業務効率の向上を実現することが可能となるも
のである。また、最初のシャッター(第1のシャッタ
ー)より下のタブレットケースの薬剤は、当該シャッタ
ーより上のタブレットケースからの次回の薬剤排出時に
排出し、次のシャッター(第2のシャッター)に直接受
け止めさせるように構成すれば、最初のシャッター(第
1のシャッター)より下のタブレットケースの薬剤に関
しても支障無く迅速に供給することができるようになる
ものである。
る。
る。
たシャッターの斜視図である。
ターの一部切欠側面図である。
ク図である。
ーブルを示す図である。
マイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャー
トである。
示すフローチャートである。
ミングチャートである。
作を説明するタイミングチャートである。
ッター) 33A、33B 移動側ケース収納部 37A、37B 移動側シュート 41 増設側ケース収納部 42 増設側シュート 61 制御装置 69 マイクロコンピュータ
Claims (5)
- 【請求項1】 上部にケース収納部を備える本体と、前
記ケース収納部内に複数取り付けられ、それぞれ薬剤を
収納したタブレットケースと、前記各ケースから排出さ
れた薬剤が落下するシュートと、このシュート下方であ
って前記本体内に設けられたホッパーと、前記ホッパー
の下端に設けられると共に、前記シュート内に少なくと
も一つ設けられた複数のシャッターとを備え、最上部の
前記タブレットケースから排出された薬剤が前記最初の
シャッターに到達するまでの時間と、当該シャッターか
ら次のシャッターに薬剤が到達するまでの時間が略同等
となるように前記各シャッターを配設したことを特徴と
する薬剤供給装置。 - 【請求項2】 上部にケース収納部を備える本体と、前
記ケース収納部内に複数取り付けられ、それぞれ薬剤を
収納したタブレットケースと、前記各ケースから排出さ
れた薬剤が落下するシュートと、このシュート下方であ
って前記本体内に設けられたホッパーと、前記シュート
内に設けられた第1のシャッターと、前記ホッパーの下
端に設けられた第2のシャッターとを備え、最上部の前
記タブレットケースから排出された薬剤が前記第1のシ
ャッターに到達するまでの時間と、薬剤が当該第1のシ
ャッターから前記第2のシャッターに到達するまでの時
間が略同等となるように前記第1のシャッターを設けた
ことを特徴とする薬剤供給装置。 - 【請求項3】 前記第1のシャッターより上のタブレッ
トケースから排出された薬剤は前記シュートを経て前記
第1のシャッターに受け止められると共に、当該第1の
シャッターの開放に伴い、前記ホッパーを経て前記第2
のシャッターに受け止められ、この第2のシャッターの
開放により薬剤が供給されるように構成したことを特徴
とする請求項2記載の薬剤供給装置。 - 【請求項4】 第1のシャッターより上のタブレットケ
ースから薬剤を排出して当該第1のシャッターに薬剤を
受け止めさせ、次に当該タブレットケース若しくは第1
のシャッターより上の他のタブレットケースから薬剤を
排出するときに前記第1のシャッターを開放することに
より、当該第1のシャッターに受け止められていた薬剤
を第2のシャッターに受け止めさせ、タブレットケース
から排出された薬剤は再び第1のシャッターにて受け止
める動作を繰り返すことを特徴とする請求項3記載の薬
剤供給装置。 - 【請求項5】 第1のシャッターより下のタブレットケ
ースの薬剤は、第1のシャッターより上のタブレットケ
ースからの次回の薬剤排出時に排出し、第2のシャッタ
ーに直接受け止めさせることを特徴とする請求項4記載
の薬剤供給装置。
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