[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000004275A - 送受信システム - Google Patents

送受信システム

Info

Publication number
JP2000004275A
JP2000004275A JP10170032A JP17003298A JP2000004275A JP 2000004275 A JP2000004275 A JP 2000004275A JP 10170032 A JP10170032 A JP 10170032A JP 17003298 A JP17003298 A JP 17003298A JP 2000004275 A JP2000004275 A JP 2000004275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
signal
selector
reception
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10170032A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiya Suzuki
祥也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10170032A priority Critical patent/JP2000004275A/ja
Publication of JP2000004275A publication Critical patent/JP2000004275A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優先順位の高い信号が伝送される伝送路で障
害が発生しても、優先順位の高い信号は、伝送優先順位
の低い信号に優先されて、優先順位の低い信号が本来伝
送される伝送路を介して伝送されるようにすること。 【解決手段】 第1伝送路L1で障害が発生しても、伝
送優先順位の高い第1信号S1は、それぞれ伝送優先順
位の低い第2信号S2に優先されて第2伝送路L2を介
して伝送されるから、第1信号S1の伝送は保たれる。
同様に、第3伝送路L3で障害が発生しても、伝送優先
順位の高い第3信号S3は、それぞれ伝送優先順位の低
い第4信号S4に優先されて第4伝送路L4を介して伝
送されるから、第3信号S3の伝送は保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同期通信装置で
使用される送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送受信システムの送受信部は、受
信側に伝送路切替スイッチを具える。このシステムの構
成は冗長構成である(例えば、特開平9−247196
号公報「パス切替制御システム」)。すなわち、一方の
伝送路で障害が発生しても、この送受信部は、同一の信
号を、障害が発生していない他方の伝送路を介して、伝
送させる。よって、通信は滞らない。
【0003】また、この他の従来の技術として、送受信
システムの送受信部は、受信側に伝送路切替スイッチを
具えずに、2つの異なる信号を、2つの伝送路を介して
それぞれ個別に伝送させる。よって、後者の送受信シス
テムは前者の送受信システムと比べて、最大2倍の量の
信号が伝送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
2並列伝送路を具える送受信システムでは、一方の伝送
路で障害が発生すると、この伝送路を介して信号を伝送
できない。この伝送路の信号の伝送優先順位が、障害が
発生していない他方の伝送路の信号の伝送優先順位より
高い場合、被害は大きくなる。したがって、伝送路に障
害が発生したとき、伝送優先順位の高い信号を優先的に
伝送できる送受信システムの出現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の送受信システムは、第1送信セレクタお
よび第1受信セレクタを含む第1送受信部と、第2送信
セレクタおよび第2受信セレクタを含む第2送受信部
と、第1送信セレクタから第2受信セレクタへ第1およ
び第2信号をそれぞれ個別に伝送する第1および第2伝
送路と、第2送信セレクタから第1受信セレクタへ第3
および第4信号をそれぞれ個別に伝送する第3および第
4伝送路とを具える。
【0006】第1送受信部は、さらに、第3伝送路で発
生した障害を検出して、第3信号を第4信号に優先させ
て第4伝送路に切り替えて伝送させるための第1切替信
号を第1受信セレクタへ送出するとともに、第1トリガ
信号を発生する第1障害信号検出器と、第1トリガ信号
に応答して第1対局警報信号を発生して、第1対局警報
信号を第1信号または第2信号に挿入して、第1伝送路
または第2伝送路へそれぞれ送出する第1対局警報信号
発生器とを具える。
【0007】第2送受信部は、さらに、第1伝送路で発
生した障害を検出して、第1信号を第2信号に優先させ
て第2伝送路に切り替えて伝送させるための第2切替信
号を第2受信セレクタへ送出するとともに、第2トリガ
信号を発生する第2障害信号検出器と、第2トリガ信号
に応答して第2対局警報信号を発生して、第2対局警報
信号を第3信号または第4信号に挿入して、第3伝送路
または第4伝送路へそれぞれ送出する第2対局警報信号
発生器とを具える。
【0008】第1送受信部は、さらに、第2対局警報信
号に応答して、第1信号を第2信号に優先させて、第2
伝送路に切り替えて伝送させるための第3切替信号を第
1送信セレクタへ送出する第2対局警報信号検出器を具
える。
【0009】第2送受信部は、さらに、第1対局警報信
号に応答して、第3信号を第4信号に優先させて、第4
伝送路に切り替えて伝送させるための第4切替信号を第
2送信セレクタへ送出する第1対局警報信号検出器を具
える。
【0010】このような構成によれば、並設されている
第1および第2伝送路のうち、第1伝送路に障害が発生
しても、第1信号は第2信号に優先されて、第2伝送路
に切り替えて伝送されるから、第1信号の通信は阻害さ
れない。また、同様に、並設されている第3および第4
伝送路のうち、第3伝送路に障害が発生しても、第3信
号は第4信号に優先されて、第4伝送路に切り替えて伝
送されるから、第3信号の通信は阻害されない。
【0011】さらに、好ましくは、第1信号は、第2信
号より伝送優先順位が高く設定されていて、しかも、第
3信号は、第4信号より伝送優先順位が高く設定されて
いるのが良い。
【0012】このような構成によれば、第1および第3
伝送路には、伝送優先順位の高い第1および第3信号を
それぞれ伝送させ、かつ、第2および第4伝送路には、
伝送優先順位の低い第2および第4信号をそれぞれ伝送
させるように、あらかじめ指定して信号の伝送ができ
る。したがって、第1および第3伝送路で障害が発生し
ても、伝送優先順位の高い第1および第3信号は、それ
ぞれ伝送優先順位の低い第2および第4信号に優先され
てそれぞれ伝送されるから、第1および第3信号の伝送
はそれぞれ阻害されない。よって、被害は最小限に抑え
られる。
【0013】さらに、好ましくは、第1および第3伝送
路に発生する障害を、インターナショナル テレコミュ
ニケイション ユニオン テレコミュニケイション ス
タンダーディゼイション セクター(ITU−T)で勧
告されているポインタ解釈によるパス アラーム イン
ディケイション シグナル(P−AIS)によって検出
して、第1および第2対局警報信号を、パス リモート
ディフェクト インディケイション(P−RDI)と
するのが良い(以下、インターナショナル テレコミュ
ニケイション ユニオン テレコミュニケイション ス
タンダーディゼイション セクター(ITU−T)をI
TU−Tと称して、パス アラーム インディケーショ
ン シグナル(P−AIS)をP−AISと称して、パ
ス リモート ディフェクト インディケイション(P
−RDI)をP−RDIと称する)。
【0014】あるいは、好ましくは、第1および第3伝
送路に発生する障害を、ITU−Tで勧告されているポ
インタ解釈によるロス オブ ポインタ(LOP)によ
って検出して、第1および第2対局警報信号を、P−R
DIとするのが良い(以下、ロス オブ ポインタ(L
OP)をLOPと称する)。
【0015】あるいは、好ましくは、第1および第3伝
送路に発生する障害を、ITU−Tで勧告されているビ
ット インタリーブ パリティ(BIP)演算によって
検出して、第1および第2対局警報信号を、パス リモ
ート エラー インディケイション(P−REI)とす
るのが良い(以下、ビット インタリーブ パリティ
(BIP)をBIPと称して、パス リモート エラー
インディケイション(P−REI)をP−REIと称
する)。
【0016】あるいは、好ましくは、第1および第3伝
送路に発生する障害を、おのおのITU−Tで勧告され
ているP−AIS、LOP、あるいはBIP演算によっ
て検出して、第1および第2対局警報信号の各々を、パ
ス オーバー ヘッド(POH)にそれぞれ挿入するの
が良い(以下、パス オーバー ヘッド(POH)をP
OHと称する)。
【0017】このように、送受信システムは、ITU−
Tで勧告されている国際標準のプロトコルを使用してお
り、すなわち、特殊な通信プロトコルを使用していな
い。よって、第1受信セレクタ、第1送信セレクタ、第
2受信セレクタあるいは第2送信セレクタが切り替えら
れるための回路を新たに追加する必要がない。したがっ
て、この送受信システムを容易にそして安価に作成する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
送受信システムの実施の形態につき説明する。なお、各
図は、この発明が理解できる程度に概略的に示してある
にすぎず、したがって、この発明は、図示例に限定され
るものではない。
【0019】まず、図1、2および3を参照して、この
発明の送受信システムにつき概略的に説明する。
【0020】図1、2および3は、この発明の送受信シ
ステムの一構成例を概略的に示す図であって、特に、図
1は正常時の信号の流れを示し、図2は第1伝送路L1
およびL3で障害が発生した時の信号の流れを示し、お
よび図3はセレクタ切り替え後の信号の流れを示す。
【0021】この発明の送受信システムは、第1および
第2送受信部10および20、および第1、第2、第3
および第4伝送路L1、L2、L3およびL4を具え
る。第1送受信部10は、第1送信セレクタ11、第1
受信セレクタ12、第1障害信号検出器13、第1対局
警報信号発生器14および第2対局警報信号検出器15
を具える。同様に、第2送受信部20は、第2送信セレ
クタ21、第2受信セレクタ22、第2障害信号検出器
23、第2対局警報信号発生器24および第1対局警報
信号検出器25を具える。なお、第1および第2送受信
部10および20の装置の各々は、これらの装置10お
よび20の外部に位置してもよい。例えば、第1送信セ
レクタ11は、第1送受信部10の外部に位置してもよ
い。
【0022】第1および第2伝送路L1およびL2は、
第1送信セレクタ11および第2受信セレクタ22間を
接続していて、第3および第4伝送路L3およびL4
は、第2送信セレクタ21および第1受信セレクタ12
間を接続している。
【0023】次に、この送受信システムの各装置の機能
につき説明する。
【0024】第1および第2伝送路L1およびL2は、
第1送信セレクタ11から第2受信セレクタ22へ第1
および第2信号S1およびS2をそれぞれ個別に伝送す
る。
【0025】第3および第4伝送路L3およびL4は、
第2送信セレクタ21から第1受信セレクタ12へ第3
および第4信号S3およびS4をそれぞれ個別に伝送す
る。
【0026】第1障害信号検出器13は、第3伝送路L
3で発生した障害を検出して、第3信号S3を第4信号
S4に優先させて第4伝送路L4に切り替えて伝送させ
るための第1切替信号C1を第1受信セレクタ12へ送
出するとともに、第1トリガ信号T1を発生する。
【0027】第1対局警報信号発生器14は、第1トリ
ガ信号T1に応答して第1対局警報信号K1を発生し
て、第1対局警報信号K1を第1信号S1または第2信
号S2に挿入して、第1伝送路L1または第2伝送路L
2へそれぞれ送出する。
【0028】第2障害信号検出器23は、第1伝送路L
1で発生した障害を検出して、第1信号S1を第2信号
S2に優先させて第2伝送路L2に切り替えて伝送させ
るための第2切替信号C2を第2受信セレクタ22へ送
出するとともに、第2トリガ信号T2を発生する。
【0029】第2対局警報信号発生器24は、第2トリ
ガ信号T2に応答して第2対局警報信号K2を発生し
て、第2対局警報信号K2を第3信号S3または第4信
号S4に挿入して、第3伝送路L3または第4伝送路L
4へそれぞれ送出する。
【0030】第2対局警報信号検出器15は、第2対局
警報信号K2に応答して、第1信号S1を第2信号S2
に優先させて、第2伝送路L2に切り替えて伝送させる
ための第3切替信号C3を第1送信セレクタ11へ送出
する。
【0031】第1対局警報信号検出器25は、第1対局
警報信号K1に応答して、第3信号S3を第4信号S4
に優先させて、第4伝送路L4に切り替えて伝送させる
ための第4切替信号C4を第2送信セレクタ21へ送出
する。
【0032】まず、正常時の送受信システムの動作につ
き説明する。
【0033】正常時には、外部信号源から第1および第
2伝送路L1およびL2を経て第1送信セレクタ11へ
それぞれ個別に送られてくる第1および第2信号S1お
よびS2は、第1および第2伝送路L1およびL2の送
出端子(出力端子)からそれぞれ個別に出力される。す
なわち、第1送信セレクタ11は、正常時の伝送モード
で作動する。同時に、正常時には、第2受信セレクタ2
2は、第1および第2伝送路L1およびL2を経て第1
送信セレクタ11から送られてくる第1および第2信号
S1およびS2を、第1および第2伝送路L1およびL
2の送出端子(出力端子)から外部へとそれぞれ個別に
送出する。すなわち、第2受信セレクタ22は、正常時
の伝送モードで動作している。
【0034】同様に、正常時には、外部信号源から第3
および第4伝送路L3およびL4を経て第2送信セレク
タ21へそれぞれ個別に送られてくる第3および第4信
号S3およびS4は、第3および第4伝送路L3および
L4の送出端子(出力端子)からそれぞれ個別に出力さ
れる。すなわち、第2送信セレクタ21は、正常時の伝
送モードで作動する。同時に、正常時には、第1受信セ
レクタ12は、第3および第4伝送路L3およびL4を
経て第2送信セレクタ21から送られてくる第3および
第4信号S3およびS4を、第3および第4伝送路L3
およびL4の送出端子(出力端子)から外部へとそれぞ
れ個別に送出する。すなわち、第1受信セレクタ12
は、正常時の伝送モードで動作している(図1)。
【0035】上述した送受信システムを、ITU−T
(例えば、ITU−T G707)で勧告されているシ
ンクロナス デジタル ハイ アラーキ(SDH)装置
を用いて構成する例につき説明する(以下、シンクロナ
ス デジタル ハイ アラーキ(SDH)装置をSDH
装置と称する)。この場合には、送受信システムは、I
TU−Tで勧告されている国際標準のプロトコルを使用
しており、すなわち、特殊な通信プロトコルを使用しな
いですむ。
【0036】次に、第1伝送路L1で障害が発生した場
合の送受信システムの動作につき説明する。
【0037】上述の場合、第2障害信号検出器23は、
第1伝送路L1で発生した障害を検出する。第2障害信
号検出器23は、この障害検出に応答して、第1信号S
1を第2信号S2に優先させて第2伝送路L2に切り替
えて伝送させるための第2切替信号C2を第2受信セレ
クタ22へ送出するとともに、第2トリガ信号T2を発
生する(図2)。
【0038】続いて、第2対局警報信号発生器24は、
第2トリガ信号T2に応答して第2対局警報信号K2を
発生して、この第2対局警報信号K2を第3信号S3ま
たは第4信号S4に挿入して、第3伝送路L3または第
4伝送路L4にそれぞれ送り、この信号K2を伝送中の
第1送受信部10へ送出する。
【0039】続いて、第2対局警報信号検出器15は、
第2対局警報信号K2を受信してこの信号K2に応答し
て、第3切替信号C3を第1送信セレクタ11へ送出す
る(図2)。第1送信セレクタ11は、この第3切替信
号C3に応答して、第1信号S1を第2信号S2に優先
させて、第2伝送路L2で送出する伝送モードに切り替
わる(図3)。よって、第1伝送路L1に障害が発生し
たとき、第1伝送路L1は無効となり、かつ、有効な第
2伝送路L2を経て、伝送優先順位の高い第1信号S1
を第1送受信部10から第2送受信部20へと確実に伝
送させることができる。
【0040】他方、第2障害信号検出器23が第1伝送
路L1で発生した障害を検出すると、この検出器23か
ら第2受信セレクタ22へ第2切替信号C2が送出され
る。この第2切替信号C2が第2受信セレクタ22に入
力されると、このセレクタ22は、第2伝送路L2を経
て送られてくる信号を本来の第1伝送路L1の送出端子
から外部へ送出する伝送モードに切り替わる。したがっ
て、第2受信セレクタ22は、この第2切替信号C2に
応答して、正常時の伝送モードから、第1送信セレクタ
11から第2伝送路L2を経て送られてくる第1信号S
1を、第2受信セレクタ22の第1伝送路L1の送出端
子から送出する異常時の伝送モードに切り替わる。この
第2受信セレクタ22の伝送モードの切り替わりは、第
1送信セレクタ11の伝送モードの切り替わりとタイミ
ングを合わせて行われる。
【0041】次に、第3伝送路L3で障害が発生した場
合の送受信システムの動作につき説明する。
【0042】上述の場合、第1障害信号検出器13は、
第3伝送路L3で発生した障害を検出する。この障害の
検出方法は、たとえば、後述のITU−Tで勧告されて
いる国際標準プロトコルに従っている。第1障害信号検
出器13は、この障害検出に応答して、第3信号S3を
第4信号S4に優先させて第4伝送路L4に切り替えて
伝送させるための第1切替信号C1を第1受信セレクタ
12へ送出するとともに、第1トリガ信号T1を発生す
る(図2)。
【0043】続いて、第1対局警報信号発生器14は、
第1トリガ信号T1に応答して第1対局警報信号K1を
発生して、この第1対局警報信号K1を、第1信号S1
または第2信号S2に挿入して、第1伝送路L1または
第2伝送路L2にそれぞれ送り、この信号K1を伝送中
の第2送受信部20へ送出する。
【0044】続いて、第1対局警報信号検出器25は、
第1対局警報信号K1を受信してこの信号K1に応答し
て、第4切替信号C4を第2送信セレクタ21へ送出す
る(図2)。第2送信セレクタ21は、この第4切替信
号C4に応答して、第3信号S3を第4信号S4に優先
させて、第4伝送路L4で送出する伝送モードに切り替
わる(図3)。よって、第3伝送路L3に障害が発生し
たとき、第3伝送路L3は無効となり、かつ、有効な第
4伝送路L4を経て、伝送優先順位の高い第3信号S3
を第2送受信部20から第1送受信部10へと確実に伝
送させることができる。
【0045】他方、第1障害信号検出器13が第3伝送
路L3で発生した障害を検出すると、この検出器13か
ら第1受信セレクタ12へ第1切替信号C1が送出され
る。この第1切替信号C1が第1受信セレクタ12に入
力されると、このセレクタ12は、第4伝送路L4を経
て送られてくる信号を本来の第3伝送路L3の送出端子
から外部へ送出する伝送モードに切り替わる。したがっ
て、第1受信セレクタ12は、この第1切替信号C1に
応答して、正常時の伝送モードから、第2送信セレクタ
21から第4伝送路L4を経て送られてくる第3信号S
3を、第1受信セレクタ12の第3伝送路L3の送出端
子から送出する異常時の伝送モードに切り替わる。この
第1受信セレクタ12の伝送モードの切り替わりは、第
2送信セレクタ21の伝送モードの切り替わりとタイミ
ングを合わせて行われる。
【0046】このように、並設されている第1および第
2伝送路L1およびL2のうち第1伝送路L1で障害が
発生しても、第1信号S1は、第2信号S2に優先され
て、第2伝送路L2に切り替えて伝送される。同様に、
並設されている第3および第4伝送路L3およびL4の
うち第3伝送路L3で障害が発生しても、第3信号S3
は、第4信号S4に優先されて、第4伝送路L4に切り
替えて伝送される。
【0047】さらに、第1信号S1は、第2信号S2よ
り伝送優先順位が高く設定されていて、第3信号S3
は、第4信号S4より伝送優先順位が高く設定されてい
る場合、第1および第3伝送路L1およびL3には、伝
送優先順位の高い第1および第3信号S1およびS3を
それぞれ伝送させ、かつ、第2および第4伝送路L2お
よびL4には、伝送優先順位の低い第2および第4信号
S2およびS4をそれぞれ伝送させるように、あらかじ
め指定して信号の伝送ができる。したがって、第1伝送
路L1で障害が発生しても、伝送優先順位の高い第1信
号S1は、それぞれ伝送優先順位の低い第2信号S2に
優先されて第2伝送路L2を介して伝送されるから、第
1信号S1の伝送は保たれる。同様に、第3伝送路L3
で障害が発生しても、伝送優先順位の高い第3信号S3
は、それぞれ伝送優先順位の低い第4信号S4に優先さ
れて第4伝送路L4を介して伝送されるから、第3信号
S3の伝送は保たれる。
【0048】さらに、上述のITU−T(例えば、IT
U−T G707)で勧告されているSDH装置を使用
すれば、第1受信セレクタ12、第1送信セレクタ1
1、第2受信セレクタ22あるいは第2送信セレクタ2
1が切り替えられるための回路を新たに追加する必要が
ない。したがって、この送受信システムを容易にそして
安価に製造することができる。
【0049】このSDH装置が使用されれば、たとえ
ば、第1および2障害信号検出器13および23は、第
1および第3伝送路L1およびL3でそれぞれ発生する
障害を、ポインタ解釈によるP−AISによってそれぞ
れ検出して、かつ、第1および第2対局警報信号K1お
よびK2がいずれもP−RDIと設定されることができ
る。あるいは、第1および2障害信号検出器13および
23は、第1および第3伝送路L1およびL3でそれぞ
れ発生する障害を、ポインタ解釈によるLOPによって
それぞれ検出して、かつ、第1および第2対局警報信号
K1およびK2がいずれもP−RDIと設定されること
ができる。あるいは、第1および第2障害信号検出器1
3および23は、第1および第3伝送路L1およびL3
でそれぞれ発生する障害を、BIP演算によってそれぞ
れ検出して、かつ、第1および第2対局警報信号K1お
よびK2がいずれもP−REIと設定されることができ
る。あるいは、第1および第2障害信号検出器13およ
び23は、第1および第3伝送路L1およびL3でそれ
ぞれ発生する障害をITU−Tで勧告されているポイン
タ解釈によるP−AIS、ポインタ解釈によるLOPま
たはBIP演算によってそれぞれ検出して、第1および
第2対局警報信号K1およびK2の各々はPOHにそれ
ぞれ挿入されることができる。
【0050】この発明は、上述の実施の形態にのみ限定
されるものではなく、設計に応じて種々の変更を加える
ことができる。
【0051】たとえば、第1送受信部10と第2送受信
部20とをそれぞれ接続する第1伝送路L1と第3伝送
路L3の間に第3送受信部30が介在して、同様に、第
1送受信部10と第2送受信部20とをそれぞれ接続す
る第2伝送路L2と第4伝送路L4の間に第4送受信部
40が介在する場合が考えられる。この変更例を示す図
4、図5および図6は、それぞれ図1、図2および図3
に対応する。第3および第4送受信部30および40
は、第1および第2送受信部10および20とそれぞれ
同じ機能を有する。これら第3および第4送受信部30
および40は、第1送信セレクタ11から第1および2
伝送路L1およびL2を介してそれぞれ個別に送信され
る第1および第2信号S1およびS2の中から必要な信
号をそれぞれ受信するとともに、第3および第4送受信
部30および40は、第1および2伝送路L1およびL
2を介してそれぞれ個別に送信される第1および第2信
号S1およびS2に、第2送受信部20が必要とする信
号をそれぞれ付け加えて、第2受信セレクタ22にそれ
ぞれ伝送する。同様に、これら第3および第4送受信部
30および40は、第2送信セレクタ21から第3およ
び4伝送路L3およびL4を介してそれぞれ個別に送信
される第3および第4信号S3およびS4の中から必要
な信号をそれぞれ受信するとともに、第3および第4送
受信部30および40は、第3および4伝送路L3およ
びL4を介してそれぞれ個別に送信される第3および第
4信号S3およびS4に、第1送受信部10が必要とす
る信号をそれぞれ付け加えて、第1受信セレクタ12に
それぞれ伝送する。
【0052】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、この発
明の送受信システムによれば、第1伝送路L1で障害が
発生しても、伝送優先順位の高い第1信号S1は、それ
ぞれ伝送優先順位の低い第2信号S2に優先されて第2
伝送路L2を介して伝送されるから、第1信号S1の伝
送は保たれる。同様に、第3伝送路L3で障害が発生し
ても、伝送優先順位の高い第3信号S3は、それぞれ伝
送優先順位の低い第4信号S4に優先されて第4伝送路
L4を介して伝送されるから、第3信号S3の伝送は保
たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の送受信システムの一構成を説明する
ための概略図であって、特に正常時の信号の流れを説明
するための図である。
【図2】この発明の送受信システムの第1および第3伝
送路L1およびL3で障害が発生している時の信号の流
れを説明するための図である。
【図3】この発明の送受信システムのセレクタ切り替え
後の信号の流れを説明するための図である。
【図4】この発明の送受信システムの変更例の構成を説
明するための概略図であって、特に正常時の信号の流れ
を説明するための図である。
【図5】図4に示した送受信システムの第1および第3
伝送路L1およびL3で障害が発生している時の信号の
流れを説明するための図である。
【図6】図4に示した送受信システムのセレクタ切り替
え後の信号の流れを説明するための図である。
【符号の説明】
10:第1送受信部 11:第1送信セレクタ 12:第1受信セレクタ 13:第1障害信号検出器 14:第1対局警報信号発生器 15:第2対局警報信号検出器 20:第2送受信部 21:第2送信セレクタ 22:第2受信セレクタ 23:第2障害信号検出器 24:第2対局警報信号発生器 25:第1対局警報信号検出器 30:第30送受信部 40:第40送受信部 C1:第1切替信号 C2:第2切替信号 C3:第3切替信号 C4:第4切替信号 K1:第1対局警報信号 K2:第2対局警報信号 S1:第1信号 S2:第2信号 S3:第3信号 S4:第4信号 T1:第1トリガ信号 T2:第2トリガ信号 L1:第1伝送路 L2:第2伝送路 L3:第3伝送路 L4:第4伝送路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1送信セレクタおよび第1受信セレク
    タを含む第1送受信部と、 第2送信セレクタおよび第2受信セレクタを含む第2送
    受信部と、 前記第1送信セレクタから前記第2受信セレクタへ第1
    および第2信号をそれぞれ個別に伝送する第1および第
    2伝送路と、 前記第2送信セレクタから前記第1受信セレクタへ第3
    および第4信号をそれぞれ個別に伝送する第3および第
    4伝送路と、 前記第1送受信部は、さらに、前記第3伝送路で発生し
    た障害を検出して、前記第3信号を前記第4信号に優先
    させて前記第4伝送路に切り替えて伝送させるための第
    1切替信号を前記第1受信セレクタへ送出するととも
    に、第1トリガ信号を発生する第1障害信号検出器と、
    第1トリガ信号に応答して第1対局警報信号を発生し
    て、前記第1対局警報信号を前記第1信号または前記第
    2信号に挿入して、前記第1伝送路または前記第2伝送
    路へそれぞれ送出する第2対局警報信号発生器とを具
    え、 前記第2送受信部は、さらに、前記第1伝送路で発生し
    た障害を検出して、前記第1信号を前記第2信号に優先
    させて前記第2伝送路に切り替えて伝送させるための第
    2切替信号を前記第2受信セレクタへ送出するととも
    に、第2トリガ信号を発生する第2障害信号検出器と、
    第2トリガ信号に応答して第2対局警報信号を発生し
    て、前記第2対局警報信号を前記第3信号または前記第
    4信号に挿入して、前記第3伝送路または前記第4伝送
    路へそれぞれ送出する第2対局警報信号発生器とを具
    え、 前記第1送受信部は、さらに、前記第2対局警報信号に
    応答して、前記第1信号を前記第2信号に優先させて、
    前記第2伝送路に切り替えて伝送させるための第3切替
    信号を前記第1送信セレクタへ送出する第2対局警報信
    号検出器を具え、 前記第2送受信部は、さらに、前記第1対局警報信号に
    応答して、前記第3信号を前記第4信号に優先させて、
    前記第4伝送路に切り替えて伝送させるための第4切替
    信号を前記第2送信セレクタへ送出する第1対局警報信
    号検出器を具えることを特徴とする送受信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の送受信システムにおい
    て、 前記第1信号は、前記第2信号より伝送優先順位が高く
    設定されてあり、および前記第3信号は、前記第4信号
    より伝送優先順位が高く設定されてあることを特徴とす
    る送受信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の送受信システ
    ムにおいて、 前記障害を、インターナショナル テレコミュニケイシ
    ョン ユニオン テレコミュニケイション スタンダー
    ディゼイション セクター(ITU−T)で勧告されて
    いるポインタ解釈によるパス アラーム インディケイ
    ション シグナル(P−AIS)によって検出して、前
    記第1および第2対局警報信号を、パスリモート ディ
    フェクト インディケイション(P−RDI)とするこ
    とを特徴とする送受信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の送受信システ
    ムにおいて、 前記障害を、インターナショナル テレコミュニケイシ
    ョン ユニオン テレコミュニケイション スタンダー
    ディゼイション セクター(ITU−T)で勧告されて
    いるポインタ解釈によるロス オブ ポインタ(LO
    P)によって検出して、前記第1および第2対局警報信
    号を、パス リモート ディフェクト インディケイシ
    ョン(P−RDI)とすることを特徴とする送受信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の送受信システ
    ムにおいて、 前記障害を、インターナショナル テレコミュニケイシ
    ョン ユニオン テレコミュニケイション スタンダー
    ディゼイション セクター(ITU−T)で勧告されて
    いるビット インタリーブ パリティ(BIP)演算に
    よって検出して、前記第1および第2対局警報信号を、
    パス リモート エラー インディケイション(P−R
    EI)とすることを特徴とする送受信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の送受信システ
    ムにおいて、 前記障害を、インターナショナル テレコミュニケイシ
    ョン ユニオン テレコミュニケイション スタンダー
    ディゼイション セクター(ITU−T)で勧告されて
    いるポインタ解釈によるパス アラーム インディケイ
    ション シグナル(P−AIS)、ポインタ解釈による
    ロス オブ ポインタ(LOP)、あるいは、ビット
    インタリーブ パリティ(BIP)演算によって検出し
    て、前記第1および第2対局警報信号の各々を、パス
    オーバー ヘッド(POH)にそれぞれ挿入することを
    特徴とする送受信システム。
JP10170032A 1998-06-17 1998-06-17 送受信システム Withdrawn JP2000004275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170032A JP2000004275A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170032A JP2000004275A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 送受信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000004275A true JP2000004275A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15897353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10170032A Withdrawn JP2000004275A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000004275A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005060168A1 (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Yokogawa Electric Corporation 通信制御システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005060168A1 (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Yokogawa Electric Corporation 通信制御システム
CN1894901B (zh) * 2003-12-15 2011-06-01 横河电机株式会社 通信控制系统
US8130636B2 (en) 2003-12-15 2012-03-06 Yokogawa Electric Corporation Communication control system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2096716C (en) Distributed control methodology and mechanism for implementing automatic protection switching
US4648088A (en) Distributed control time division multiplex ring communication apparatus
JP3195461B2 (ja) リングノード
US5367395A (en) Apparatus for detection and location of faults in two-way communication through single optical path
US20010046074A1 (en) Protection switching apparatus for 1 + 1 optical transmission lines
JP3775859B2 (ja) 非同期(pdh)サブネットワークを含む同期(sdh)ネットワークにおけるパス・スイッチ・リング制御装置
US20110091209A1 (en) Selector in switching matrix, line redundant method, and line redundant system
JPH07131474A (ja) 障害時パス切替機能を有する同期・非同期複合システム
JPH07264156A (ja) 同期通信網の障害検出方式
US5533006A (en) Control system for a ring type network system
JP2988440B2 (ja) 端局装置
JP2000004275A (ja) 送受信システム
JP2737639B2 (ja) 伝送路切替え制御システム
JPH0454738A (ja) 受信端切り替え伝送方式
US6961366B1 (en) System and method for redundant path connections in digital communications network
JP3730950B2 (ja) ディジタル無線装置
JP2867865B2 (ja) 予備回線切替制御方式
JPH04334135A (ja) 光ファイバプロテクション方式
JP3440239B2 (ja) 光通信用線路切替システム
JPH1051359A (ja) 故障診断方式
JPH0936904A (ja) Sdhリング型網のパス切替方式
JP2876908B2 (ja) 伝送路障害通知方式
JPH10271153A (ja) パッケージ故障情報転送方式
JPS59190755A (ja) 通信路二重化システム
JPH0292136A (ja) 障害監視方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906