JP2000097443A - 温水暖房装置 - Google Patents
温水暖房装置Info
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- JP2000097443A JP2000097443A JP10269724A JP26972498A JP2000097443A JP 2000097443 A JP2000097443 A JP 2000097443A JP 10269724 A JP10269724 A JP 10269724A JP 26972498 A JP26972498 A JP 26972498A JP 2000097443 A JP2000097443 A JP 2000097443A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 放熱器との間の高低差が大となる場合にも、
円滑に水張りができる温水暖房装置を提供する。 【解決手段】 温水暖房装置1は、放熱器3,4が接続
された主回路28と、戻り管22と往き管26Aとの間
のバイパス回路29とから成る温水回路11、熱交換器
25を加熱する熱源機12を持ち、プレッシャータンク
23に暖房水補給ポンプ66を介して接続されたリザー
ブタンク30と、このタンクからのオーバーフロー管3
1と、プレッシャータンク23への給水管72と、バイ
パス回路29の上流側で戻り管22とリザーブタンク3
0との連通管82と、バイパス回路29で戻り管22の
流路を開き、連通管82の流路を閉じた第1の状態と、
バイパス回路29の上流側で戻り管22を閉じ、連通管
82を開いた第2の状態とに選択的に切り換える電磁弁
83、84とを設けた。
円滑に水張りができる温水暖房装置を提供する。 【解決手段】 温水暖房装置1は、放熱器3,4が接続
された主回路28と、戻り管22と往き管26Aとの間
のバイパス回路29とから成る温水回路11、熱交換器
25を加熱する熱源機12を持ち、プレッシャータンク
23に暖房水補給ポンプ66を介して接続されたリザー
ブタンク30と、このタンクからのオーバーフロー管3
1と、プレッシャータンク23への給水管72と、バイ
パス回路29の上流側で戻り管22とリザーブタンク3
0との連通管82と、バイパス回路29で戻り管22の
流路を開き、連通管82の流路を閉じた第1の状態と、
バイパス回路29の上流側で戻り管22を閉じ、連通管
82を開いた第2の状態とに選択的に切り換える電磁弁
83、84とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器を加熱す
る熱源機と放熱器を有する温水回路とを備えた温水暖房
装置に関し、特に、設置後に温水回路内に給水を行う所
謂水張り作業の改善を図った温水暖房装置に関するもの
である。
る熱源機と放熱器を有する温水回路とを備えた温水暖房
装置に関し、特に、設置後に温水回路内に給水を行う所
謂水張り作業の改善を図った温水暖房装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種温水暖房装置は、例えば
特開平9−126479号公報に示される如く、熱源機
にて加熱される熱交換器にポンプにより温水を循環さ
せ、この熱交換器にて加熱された温水を、温水エアコン
や床暖房の放熱器に供給して暖房効果を発揮させてい
る。
特開平9−126479号公報に示される如く、熱源機
にて加熱される熱交換器にポンプにより温水を循環さ
せ、この熱交換器にて加熱された温水を、温水エアコン
や床暖房の放熱器に供給して暖房効果を発揮させてい
る。
【0003】以下、図2に基づき係る従来の温水暖房装
置の回路構成を説明する。この図において、従来の温水
暖房装置101は、本体102内に設けられた温水回路
111及び熱源機112と、この本体102に接続され
る温水マット(床暖房)用の放熱器103や温水エアコ
ンの放熱器104などから構成されている。
置の回路構成を説明する。この図において、従来の温水
暖房装置101は、本体102内に設けられた温水回路
111及び熱源機112と、この本体102に接続され
る温水マット(床暖房)用の放熱器103や温水エアコ
ンの放熱器104などから構成されている。
【0004】温水回路111は、暖房戻り継手121、
戻り管122、プレッシャータンク123、温水循環ポ
ンプ124、熱交換器125の熱交換管125A、第1
及び第2の往き管126A、126B、第1及び第2の
暖房往き継手127A、127B及び複数の並列な前記
放熱器103、104が順次環状に接続された主回路1
28と、戻り管122と第1の往き管126Aとに跨る
ように設けたバイパス管で構成されるバイパス回路12
9とから成る。
戻り管122、プレッシャータンク123、温水循環ポ
ンプ124、熱交換器125の熱交換管125A、第1
及び第2の往き管126A、126B、第1及び第2の
暖房往き継手127A、127B及び複数の並列な前記
放熱器103、104が順次環状に接続された主回路1
28と、戻り管122と第1の往き管126Aとに跨る
ように設けたバイパス管で構成されるバイパス回路12
9とから成る。
【0005】130は温水温度の変化に伴うプレッシャ
ータンク123内の水圧変化を吸収するためのリザーブ
タンクであり、プレッシャーキャップ161を介してプ
レッシャータンク123の上端に接続されている。この
プレッシャーキャップ161は温水温度が低下し、暖房
温水が収縮して温水回路111内の所要水量が少なくな
って、プレッシャータンク123内の圧力が低下する
と、リザーブタンク130内の水を吸引し、また、プレ
ッシャータンク123内の水圧が温度上昇により高まる
と、プレッシャータンク123内の水をリザーブタンク
130内に排出するように作用する。
ータンク123内の水圧変化を吸収するためのリザーブ
タンクであり、プレッシャーキャップ161を介してプ
レッシャータンク123の上端に接続されている。この
プレッシャーキャップ161は温水温度が低下し、暖房
温水が収縮して温水回路111内の所要水量が少なくな
って、プレッシャータンク123内の圧力が低下する
と、リザーブタンク130内の水を吸引し、また、プレ
ッシャータンク123内の水圧が温度上昇により高まる
と、プレッシャータンク123内の水をリザーブタンク
130内に排出するように作用する。
【0006】131はこのリザーブタンク130内の水
位が所定水位を越えるとオーバーフローさせるオーバー
フロー管であり、一端がリザーブタンク130内上部に
連通し、他端は大気に開放している。また、162は前
記リザーブタンク130のドレン配管であり、163は
このドレン配管162に取り付けられたドレンバルブで
ある。このドレン配管162からは分岐管164が分岐
し、電磁ポンプから成る暖房水補給ポンプ166と逆止
弁167を介してプレッシャータンク123の出口管1
68に接続されている。
位が所定水位を越えるとオーバーフローさせるオーバー
フロー管であり、一端がリザーブタンク130内上部に
連通し、他端は大気に開放している。また、162は前
記リザーブタンク130のドレン配管であり、163は
このドレン配管162に取り付けられたドレンバルブで
ある。このドレン配管162からは分岐管164が分岐
し、電磁ポンプから成る暖房水補給ポンプ166と逆止
弁167を介してプレッシャータンク123の出口管1
68に接続されている。
【0007】更に、172は水道水をリザーブタンク1
30に給水するための給水管であり、この給水管172
には給水電磁弁173が介設されている。
30に給水するための給水管であり、この給水管172
には給水電磁弁173が介設されている。
【0008】前記出口管168は温水循環ポンプ124
に接続され、温水循環ポンプ124の吐出管169は更
に分岐して一方は前記熱交換管125Aに、他方は第2
の往き管126Bに連通している。そして、熱交換管1
25Aが第1の往き管126Aに接続され、この第1の
往き管126Aが第1の暖房往き継手127Aに接続さ
れると共に、第2の往き管126Bが第2の暖房往き継
手127Bに接続されている。
に接続され、温水循環ポンプ124の吐出管169は更
に分岐して一方は前記熱交換管125Aに、他方は第2
の往き管126Bに連通している。そして、熱交換管1
25Aが第1の往き管126Aに接続され、この第1の
往き管126Aが第1の暖房往き継手127Aに接続さ
れると共に、第2の往き管126Bが第2の暖房往き継
手127Bに接続されている。
【0009】前記温水エアコンの放熱器104は、この
第1の暖房往き継手127Aと暖房戻り継手121に接
続されると共に、温水マットの放熱器103は第2の暖
房往き継手127Bと暖房戻り継手121に接続される
ことになる。尚、113は制御基板であり、171はコ
ントローラである。
第1の暖房往き継手127Aと暖房戻り継手121に接
続されると共に、温水マットの放熱器103は第2の暖
房往き継手127Bと暖房戻り継手121に接続される
ことになる。尚、113は制御基板であり、171はコ
ントローラである。
【0010】一方、熱源機112は、燃焼部としてのバ
ーナー115と、このバーナー115に点火する点火装
置としての点火プラグ116と、バーナー115の着火
及び燃焼状態を検出する炎検出装置としてのフレームロ
ッド117と、バーナー115に燃焼空気を供給する送
風機118と、バーナー115に燃料を供給する燃料供
給装置119と、燃焼空気を排気する排気筒120など
から構成されており、前記バーナー115にて熱交換器
125の熱交換管125内を流れる水を加熱するもので
ある。
ーナー115と、このバーナー115に点火する点火装
置としての点火プラグ116と、バーナー115の着火
及び燃焼状態を検出する炎検出装置としてのフレームロ
ッド117と、バーナー115に燃焼空気を供給する送
風機118と、バーナー115に燃料を供給する燃料供
給装置119と、燃焼空気を排気する排気筒120など
から構成されており、前記バーナー115にて熱交換器
125の熱交換管125内を流れる水を加熱するもので
ある。
【0011】尚、175は熱交換管125Aの直後に取
り付けられた空だき防止器、176は第1の往き管12
6Aに取り付けられた高温側温度センサー、177は吐
出管169に取り付けられた低温側温度センサー、17
8はプレッシャータンク123の水位センサー、179
はリザーブタンク130の水位センサー、180は熱交
換器125に取り付けられた過熱防止装置である。
り付けられた空だき防止器、176は第1の往き管12
6Aに取り付けられた高温側温度センサー、177は吐
出管169に取り付けられた低温側温度センサー、17
8はプレッシャータンク123の水位センサー、179
はリザーブタンク130の水位センサー、180は熱交
換器125に取り付けられた過熱防止装置である。
【0012】次ぎに動作を説明する。尚、温水回路11
1内には既に水張りが完了しているものとする。制御基
板113が温水循環ポンプ124を運転すると、吐出管
169に温水が吐出され、一部は熱交換器125の熱交
換管125Aに流入してバーナー115により加熱され
る。熱交換管125Aにて加熱された高温水は第1の往
き管126Aを通って第1の暖房往き継手127Aから
温水エアコンの放熱器104に入り、そこで放熱して暖
房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手121に至
る。
1内には既に水張りが完了しているものとする。制御基
板113が温水循環ポンプ124を運転すると、吐出管
169に温水が吐出され、一部は熱交換器125の熱交
換管125Aに流入してバーナー115により加熱され
る。熱交換管125Aにて加熱された高温水は第1の往
き管126Aを通って第1の暖房往き継手127Aから
温水エアコンの放熱器104に入り、そこで放熱して暖
房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手121に至
る。
【0013】一方、温水循環ポンプ124から吐出され
た温水の残りは第2の往き管126Bに流れ、第2の暖
房往き継手127Bから温水マットの放熱器103に入
り、そこで放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房
戻り継手121に至り、放熱器104からの戻り温水と
合流して戻り管122からプレッシャータンク123に
流入する。
た温水の残りは第2の往き管126Bに流れ、第2の暖
房往き継手127Bから温水マットの放熱器103に入
り、そこで放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房
戻り継手121に至り、放熱器104からの戻り温水と
合流して戻り管122からプレッシャータンク123に
流入する。
【0014】そして、プレッシャータンク123から出
口管168を経て再び温水循環ポンプ124に吸引され
る循環を繰り返す。このように温水マットの放熱器10
3には熱交換管125Aを経ない低温水が供給されるこ
とになる。また、バイパス回路129は高温水を直接戻
り管122に戻して放熱器103の性能確保を行うと共
に、凍結防止や圧力上の安全のための役割を奏する。
口管168を経て再び温水循環ポンプ124に吸引され
る循環を繰り返す。このように温水マットの放熱器10
3には熱交換管125Aを経ない低温水が供給されるこ
とになる。また、バイパス回路129は高温水を直接戻
り管122に戻して放熱器103の性能確保を行うと共
に、凍結防止や圧力上の安全のための役割を奏する。
【0015】尚、温水回路111から水が漏出した場合
などに、プレッシャータンク123内の水位が低下し、
それを水位センサー178が検出すると、制御基板11
3が暖房水補給ポンプ166を運転する。これによっ
て、リザーブタンク130内の水がドレン配管162、
分岐管164、逆止弁167を経てプレッシャータンク
123に補給される。
などに、プレッシャータンク123内の水位が低下し、
それを水位センサー178が検出すると、制御基板11
3が暖房水補給ポンプ166を運転する。これによっ
て、リザーブタンク130内の水がドレン配管162、
分岐管164、逆止弁167を経てプレッシャータンク
123に補給される。
【0016】そして、水位センサー178が所定の水位
を検出すると、制御基板113は暖房水補給ポンプ16
6を停止する。また、リザーブタンク130内の水位が
低下し、それを水位センサー179が検出すると、制御
基板113が給水電磁弁173を開いて給水管172よ
り水道水をリザーブタンク130に補給する。
を検出すると、制御基板113は暖房水補給ポンプ16
6を停止する。また、リザーブタンク130内の水位が
低下し、それを水位センサー179が検出すると、制御
基板113が給水電磁弁173を開いて給水管172よ
り水道水をリザーブタンク130に補給する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このような温
水暖房装置101を据え付けた後、温水回路111内に
初めて給水を行う水張り作業を行う場合、先ず制御基板
113は前記給水電磁弁173を開き、リザーブタンク
130内に給水を行う。そして、水位センサー179が
リザーブタンク130内の所定の水位を検出すると、次
ぎに、前記暖房水補給ポンプ166を運転し、前述の補
給動作と同じ要領で水をプレッシャータンク123に送
給して行く。
水暖房装置101を据え付けた後、温水回路111内に
初めて給水を行う水張り作業を行う場合、先ず制御基板
113は前記給水電磁弁173を開き、リザーブタンク
130内に給水を行う。そして、水位センサー179が
リザーブタンク130内の所定の水位を検出すると、次
ぎに、前記暖房水補給ポンプ166を運転し、前述の補
給動作と同じ要領で水をプレッシャータンク123に送
給して行く。
【0018】その後、温水循環ポンプ124により、熱
交換器125の熱交換管125A、第1の往き管126
A、第2の往き管126B、各放熱器103、104、
戻り管122と順次水を行き渡らせて行くものであっ
た。
交換器125の熱交換管125A、第1の往き管126
A、第2の往き管126B、各放熱器103、104、
戻り管122と順次水を行き渡らせて行くものであっ
た。
【0019】また、この暖房水補給ポンプ166は圧力
はあるものの流量は少ない。そして、この暖房水補給ポ
ンプ166の圧力はプレッシャータンク123を介して
出口管168と戻り管122の双方に加わるため、温水
循環ポンプ124以降の温水回路内と戻り管122側の
温水回路内の圧力差は温水循環ポンプ124が作る圧力
差のみとなる。
はあるものの流量は少ない。そして、この暖房水補給ポ
ンプ166の圧力はプレッシャータンク123を介して
出口管168と戻り管122の双方に加わるため、温水
循環ポンプ124以降の温水回路内と戻り管122側の
温水回路内の圧力差は温水循環ポンプ124が作る圧力
差のみとなる。
【0020】ところが、この温水循環ポンプ124は流
量はあるものの、圧力は小さいため、特に、温水エアコ
ンの放熱器104などが高い階に設置され、本体102
との高低差が9mなどに達する状況では、温水回路11
1内に水張りを行うことが不可能となっていた。
量はあるものの、圧力は小さいため、特に、温水エアコ
ンの放熱器104などが高い階に設置され、本体102
との高低差が9mなどに達する状況では、温水回路11
1内に水張りを行うことが不可能となっていた。
【0021】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、放熱器との間の高低差が
大きくなる場合にも、円滑に水張りを行うことができる
温水暖房装置を提供するものである。
るために成されたものであり、放熱器との間の高低差が
大きくなる場合にも、円滑に水張りを行うことができる
温水暖房装置を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の温水暖房装置
は、暖房戻り継手、戻り管、プレッシャータンク、温水
循環ポンプ、熱交換器、往き管、暖房往き継手及び放熱
器が順次環状に接続された主回路と、戻り管と往き管と
に跨るように設けられたバイパス回路とから成る温水回
路、及び、熱交換器を加熱する熱源機を備えたものであ
って、プレッシャータンクに暖房水補給ポンプを介して
接続されたリザーブタンクと、このリザーブタンクに取
り付けられたオーバーフロー管と、プレッシャータンク
に接続された給水管と、バイパス回路の上流側において
戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管と、バイパ
ス回路の上流側にて戻り管の流路を開き、連通管の流路
を閉じた第1の状態と、バイパス回路の上流側にて戻り
管の流路を閉じ、連通管の流路を開いた第2の状態とに
選択的に切り換える流路切換装置とを設けたものであ
る。
は、暖房戻り継手、戻り管、プレッシャータンク、温水
循環ポンプ、熱交換器、往き管、暖房往き継手及び放熱
器が順次環状に接続された主回路と、戻り管と往き管と
に跨るように設けられたバイパス回路とから成る温水回
路、及び、熱交換器を加熱する熱源機を備えたものであ
って、プレッシャータンクに暖房水補給ポンプを介して
接続されたリザーブタンクと、このリザーブタンクに取
り付けられたオーバーフロー管と、プレッシャータンク
に接続された給水管と、バイパス回路の上流側において
戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管と、バイパ
ス回路の上流側にて戻り管の流路を開き、連通管の流路
を閉じた第1の状態と、バイパス回路の上流側にて戻り
管の流路を閉じ、連通管の流路を開いた第2の状態とに
選択的に切り換える流路切換装置とを設けたものであ
る。
【0023】本発明によれば、バイパス回路の上流側に
おいて戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管を設
け、流路切換装置により、バイパス回路の上流側にて戻
り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態
と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連
通管の流路を開いた第2の状態とに切り換えられるよう
にしたので、通常の運転時には流路切換装置を第1の状
態として、支障無く温水回路内に温水を循環させ、設置
後の水張りを行う際には、流路切換装置を第2の状態に
切り換えることにより、連通管とリザーブタンク及びオ
ーバーフロー管を介して、戻り管を大気に開放すること
ができるようになる。
おいて戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管を設
け、流路切換装置により、バイパス回路の上流側にて戻
り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態
と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連
通管の流路を開いた第2の状態とに切り換えられるよう
にしたので、通常の運転時には流路切換装置を第1の状
態として、支障無く温水回路内に温水を循環させ、設置
後の水張りを行う際には、流路切換装置を第2の状態に
切り換えることにより、連通管とリザーブタンク及びオ
ーバーフロー管を介して、戻り管を大気に開放すること
ができるようになる。
【0024】これにより、温水循環ポンプ以降の温水回
路内を戻り管側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器
との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差
によって熱交換器、往き管、放熱器への水張りを迅速に
行うことができるようになる。
路内を戻り管側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器
との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差
によって熱交換器、往き管、放熱器への水張りを迅速に
行うことができるようになる。
【0025】特に、給水管をプレッシャータンクに接続
しているので、水張り時や運転中の補給に直接プレッシ
ャータンクに給水し、給水圧力と温水循環ポンプにて温
水回路内に送給することができるようになる。これによ
り、水張り作業及び補給をより迅速に行うことが可能と
なるものである。
しているので、水張り時や運転中の補給に直接プレッシ
ャータンクに給水し、給水圧力と温水循環ポンプにて温
水回路内に送給することができるようになる。これによ
り、水張り作業及び補給をより迅速に行うことが可能と
なるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の温水暖房装置1の回路
構成図である。この図において、実施例の温水暖房装置
1は、本体2内に設けられた温水回路11及び熱源機1
2と、この本体2に接続される温水マット(床暖房)用
の放熱器3や温水エアコンの放熱器4などから構成され
ている。
形態を詳述する。図1は本発明の温水暖房装置1の回路
構成図である。この図において、実施例の温水暖房装置
1は、本体2内に設けられた温水回路11及び熱源機1
2と、この本体2に接続される温水マット(床暖房)用
の放熱器3や温水エアコンの放熱器4などから構成され
ている。
【0027】温水回路11は、暖房戻り継手21、戻り
管22、プレッシャータンク23、温水循環ポンプ2
4、熱交換器25の熱交換管25A、第1及び第2の往
き管26A、26B、第1及び第2の暖房往き継手27
A、27B及び複数の並列な前記放熱器3、4が順次環
状に接続された主回路28と、戻り管22と第1の往き
管26Aとに跨るように設けたバイパス管で構成される
バイパス回路29とから成る。
管22、プレッシャータンク23、温水循環ポンプ2
4、熱交換器25の熱交換管25A、第1及び第2の往
き管26A、26B、第1及び第2の暖房往き継手27
A、27B及び複数の並列な前記放熱器3、4が順次環
状に接続された主回路28と、戻り管22と第1の往き
管26Aとに跨るように設けたバイパス管で構成される
バイパス回路29とから成る。
【0028】30は温水温度の変化に伴うプレッシャー
タンク23内の水圧変化を吸収するためのリザーブタン
クであり、プレッシャーキャップ61を介してプレッシ
ャータンク23の上端に接続されている。このプレッシ
ャーキャップ61は温水温度が低下し、暖房用温水が収
縮して温水回路11内の所要水量が少なくなって、プレ
ッシャータンク23内の圧力が下がると、リザーブタン
ク30内の水を吸引し、また、プレッシャータンク23
内の水圧が温度上昇により高まると、プレッシャータン
ク23内の水をリザーブタンク30内に排出するように
作用する。
タンク23内の水圧変化を吸収するためのリザーブタン
クであり、プレッシャーキャップ61を介してプレッシ
ャータンク23の上端に接続されている。このプレッシ
ャーキャップ61は温水温度が低下し、暖房用温水が収
縮して温水回路11内の所要水量が少なくなって、プレ
ッシャータンク23内の圧力が下がると、リザーブタン
ク30内の水を吸引し、また、プレッシャータンク23
内の水圧が温度上昇により高まると、プレッシャータン
ク23内の水をリザーブタンク30内に排出するように
作用する。
【0029】31はこのリザーブタンク30内の水位が
所定水位を越えるとオーバーフローさせるオーバーフロ
ー管であり、一端がリザーブタンク30内上部に連通
し、他端は大気に開放している。また、62は前記リザ
ーブタンク30のドレン配管であり、63はこのドレン
配管62に取り付けられたドレンバルブである(常には
閉じている)。このドレン配管62からは分岐管64が
分岐し、電磁ポンプから成る暖房水補給ポンプ66と逆
止弁67を介してプレッシャータンク23の出口管68
に接続されている。
所定水位を越えるとオーバーフローさせるオーバーフロ
ー管であり、一端がリザーブタンク30内上部に連通
し、他端は大気に開放している。また、62は前記リザ
ーブタンク30のドレン配管であり、63はこのドレン
配管62に取り付けられたドレンバルブである(常には
閉じている)。このドレン配管62からは分岐管64が
分岐し、電磁ポンプから成る暖房水補給ポンプ66と逆
止弁67を介してプレッシャータンク23の出口管68
に接続されている。
【0030】更に、72は水道水を温水回路11内に給
水するための給水管であり、この給水管72はプレッシ
ャータンク23の上端に接続され、更にこの給水管72
には給水電磁弁73が介設されている。
水するための給水管であり、この給水管72はプレッシ
ャータンク23の上端に接続され、更にこの給水管72
には給水電磁弁73が介設されている。
【0031】また、戻り管22とバイパス回路29との
接続点P1より上流側(暖房戻り継手21側)の接続点
P2には連通管82の一端が接続され、他端はリザーブ
タンク30の上端に接続されている。また、この連通管
82には流路切換装置を構成する電磁弁84が介設さ
れ、これによって、電磁弁84が開放された状態では、
戻り管22の接続点P2は連通管82を介してリザーブ
タンク30内に連通されることになる。
接続点P1より上流側(暖房戻り継手21側)の接続点
P2には連通管82の一端が接続され、他端はリザーブ
タンク30の上端に接続されている。また、この連通管
82には流路切換装置を構成する電磁弁84が介設さ
れ、これによって、電磁弁84が開放された状態では、
戻り管22の接続点P2は連通管82を介してリザーブ
タンク30内に連通されることになる。
【0032】また、接続点P1とその上流の接続点P2
間の戻り管22には流路切換装置を構成する電磁弁83
が介設されている。
間の戻り管22には流路切換装置を構成する電磁弁83
が介設されている。
【0033】一方、前記出口管68は温水循環ポンプ2
4に接続され、温水循環ポンプ24の吐出管69は更に
分岐して一方は前記熱交換管25Aに、他方は第2の往
き管26Bに連通している。そして、熱交換管25Aが
第1の往き管26Aに接続され、この第1の往き管26
Aが第1の暖房往き継手27Aに接続されると共に、第
2の往き管26Bが第2の暖房往き継手27Bに接続さ
れている。
4に接続され、温水循環ポンプ24の吐出管69は更に
分岐して一方は前記熱交換管25Aに、他方は第2の往
き管26Bに連通している。そして、熱交換管25Aが
第1の往き管26Aに接続され、この第1の往き管26
Aが第1の暖房往き継手27Aに接続されると共に、第
2の往き管26Bが第2の暖房往き継手27Bに接続さ
れている。
【0034】前記温水エアコンの放熱器4は、この第1
の暖房往き継手27Aと暖房戻り継手21に接続される
と共に、温水マットの放熱器3は第2の暖房往き継手2
7Bと暖房戻り継手21に接続されることになる。尚、
13は制御基板であり、71はコントローラである。
の暖房往き継手27Aと暖房戻り継手21に接続される
と共に、温水マットの放熱器3は第2の暖房往き継手2
7Bと暖房戻り継手21に接続されることになる。尚、
13は制御基板であり、71はコントローラである。
【0035】他方、熱源機12は、燃焼部としてのバー
ナー15と、このバーナー15に点火する点火装置とし
ての点火プラグ16と、バーナー15の着火及び燃焼状
態を検出する炎検出装置としてのフレームロッド17
と、バーナー15に燃焼空気を供給する送風機18と、
バーナー15に燃料を供給する燃料供給装置19と、燃
焼空気を排気する排気筒20などから構成されており、
前記バーナー15にて熱交換器25の熱交換管25内を
流れる水を加熱するものである。
ナー15と、このバーナー15に点火する点火装置とし
ての点火プラグ16と、バーナー15の着火及び燃焼状
態を検出する炎検出装置としてのフレームロッド17
と、バーナー15に燃焼空気を供給する送風機18と、
バーナー15に燃料を供給する燃料供給装置19と、燃
焼空気を排気する排気筒20などから構成されており、
前記バーナー15にて熱交換器25の熱交換管25内を
流れる水を加熱するものである。
【0036】尚、75は熱交換管25Aの直後に取り付
けられた空だき防止器、76は第1の往き管26Aに取
り付けられた高温側温度センサー、77は吐出管69に
取り付けられた低温側温度センサー、78はプレッシャ
ータンク23の水位センサー、79はリザーブタンク3
0の高水位を検出する高水位センサー、88は同じくリ
ザーブタンク30の低水位を検出する低水位センサー、
80は熱交換器25に取り付けられた過熱防止装置であ
る。
けられた空だき防止器、76は第1の往き管26Aに取
り付けられた高温側温度センサー、77は吐出管69に
取り付けられた低温側温度センサー、78はプレッシャ
ータンク23の水位センサー、79はリザーブタンク3
0の高水位を検出する高水位センサー、88は同じくリ
ザーブタンク30の低水位を検出する低水位センサー、
80は熱交換器25に取り付けられた過熱防止装置であ
る。
【0037】次ぎに動作を説明する。今、温水回路11
内には既に水張りが完了しているものとすると、制御基
板13は電磁弁83を開き、電磁弁84は閉じている。
そして、制御基板13が温水循環ポンプ24を運転する
と、吐出管69に温水が吐出され、一部は熱交換器25
の熱交換管25Aに流入してバーナー15により加熱さ
れる。熱交換管25Aにて加熱された高温水は第1の往
き管26Aを通って第1の暖房往き継手27Aから温水
エアコンの放熱器4に入り、そこで放熱して暖房作用を
発揮する。そして、暖房戻り継手21に至る。
内には既に水張りが完了しているものとすると、制御基
板13は電磁弁83を開き、電磁弁84は閉じている。
そして、制御基板13が温水循環ポンプ24を運転する
と、吐出管69に温水が吐出され、一部は熱交換器25
の熱交換管25Aに流入してバーナー15により加熱さ
れる。熱交換管25Aにて加熱された高温水は第1の往
き管26Aを通って第1の暖房往き継手27Aから温水
エアコンの放熱器4に入り、そこで放熱して暖房作用を
発揮する。そして、暖房戻り継手21に至る。
【0038】一方、温水循環ポンプ24から吐出された
温水の残りは第2の往き管26Bに流れ、第2の暖房往
き継手27Bから温水マットの放熱器3に入り、そこで
放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手2
1に至り、放熱器4からの戻り温水と合流して戻り管2
2からプレッシャータンク23に流入する。
温水の残りは第2の往き管26Bに流れ、第2の暖房往
き継手27Bから温水マットの放熱器3に入り、そこで
放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手2
1に至り、放熱器4からの戻り温水と合流して戻り管2
2からプレッシャータンク23に流入する。
【0039】そして、プレッシャータンク23から出口
管68を経て再び温水循環ポンプ24に吸引される循環
を繰り返す。このように温水マットの放熱器3には熱交
換管25Aを経ない低温水が供給されることになる。ま
た、バイパス回路29は高温水を直接戻り管22に戻し
て放熱器3の性能確保を行うと共に、凍結防止や圧力上
の安全のための役割を奏する。
管68を経て再び温水循環ポンプ24に吸引される循環
を繰り返す。このように温水マットの放熱器3には熱交
換管25Aを経ない低温水が供給されることになる。ま
た、バイパス回路29は高温水を直接戻り管22に戻し
て放熱器3の性能確保を行うと共に、凍結防止や圧力上
の安全のための役割を奏する。
【0040】尚、温水回路11から水が漏出した場合な
どに、プレッシャータンク23内の水位が低下し、それ
を水位センサー78が検出すると、制御基板13が給水
電磁弁73を開いて給水管72より水道水をプレッシャ
ータンク23に補給する。
どに、プレッシャータンク23内の水位が低下し、それ
を水位センサー78が検出すると、制御基板13が給水
電磁弁73を開いて給水管72より水道水をプレッシャ
ータンク23に補給する。
【0041】次ぎに、係る温水暖房装置1を据え付けた
後に、温水回路11内に初めて給水を行う水張り作業を
説明する。この場合、制御基板13は電磁弁83を閉
じ、電磁弁84を開く。これによって、電磁弁84から
上流側の戻り管22は連通管82、リザーブタンク30
及びオーバーフロー管31を介して大気に開放される。
後に、温水回路11内に初めて給水を行う水張り作業を
説明する。この場合、制御基板13は電磁弁83を閉
じ、電磁弁84を開く。これによって、電磁弁84から
上流側の戻り管22は連通管82、リザーブタンク30
及びオーバーフロー管31を介して大気に開放される。
【0042】次ぎに、制御基板13は前記給水電磁弁7
3を開き、プレッシャータンク23内に直接給水を行
う。給水された水は温水循環ポンプ24により、熱交換
器25の熱交換管25A、第1の往き管26Aへ流れ、
第2の往き管26Bにも流れる。また、電磁弁83が閉
じていることにより、戻り管22からバイパス回路29
にも流れる。そして、各放熱器3、4に行き渡った後、
暖房戻り継手21から戻り管22に入り、連通管82か
ら電磁弁84を経て最終的にリザーブタンク30に戻
る。
3を開き、プレッシャータンク23内に直接給水を行
う。給水された水は温水循環ポンプ24により、熱交換
器25の熱交換管25A、第1の往き管26Aへ流れ、
第2の往き管26Bにも流れる。また、電磁弁83が閉
じていることにより、戻り管22からバイパス回路29
にも流れる。そして、各放熱器3、4に行き渡った後、
暖房戻り継手21から戻り管22に入り、連通管82か
ら電磁弁84を経て最終的にリザーブタンク30に戻
る。
【0043】リザーブタンク30内に水が戻ることによ
り、水位センサー79がリザーブタンク30内の所定の
水位を検出すると、制御基板13は暖房水補給ポンプ6
6を運転する。これによって、リザーブタンク30内の
水はドレン配管62、分岐管64、逆止弁67を経てリ
ザーブタンク23の出口管68に送給される。
り、水位センサー79がリザーブタンク30内の所定の
水位を検出すると、制御基板13は暖房水補給ポンプ6
6を運転する。これによって、リザーブタンク30内の
水はドレン配管62、分岐管64、逆止弁67を経てリ
ザーブタンク23の出口管68に送給される。
【0044】そして、水位センサー78、79が所定の
水位を検出すると、制御基板13は水張り完了と判断
し、電磁弁83を開き、電磁弁84を閉じる。そして、
給水電磁弁73を閉じて給水を停止するものである。
水位を検出すると、制御基板13は水張り完了と判断
し、電磁弁83を開き、電磁弁84を閉じる。そして、
給水電磁弁73を閉じて給水を停止するものである。
【0045】このように、バイパス回路29の上流側に
おいて戻り管22とリザーブタンク30とを連通する連
通管82を設け、電磁弁83、84により、バイパス回
路29の上流側にて戻り管22の流路を開き、連通管8
2の流路を閉じた状態(第1の状態)と、バイパス回路
29の上流側にて戻り管22の流路を閉じ、連通管82
の流路を開いた状態(第2の状態)とに切り換えられる
ようにしたので、通常の運転時には電磁弁83を開き、
電磁弁84を閉じて、支障無く温水回路11内に温水を
循環させ、設置後の水張りを行う際には、電磁弁84を
開き、電磁弁83を閉じることにより、連通管82とリ
ザーブタンク30及びオーバーフロー管31を介して、
戻り管22を大気に開放することができる。
おいて戻り管22とリザーブタンク30とを連通する連
通管82を設け、電磁弁83、84により、バイパス回
路29の上流側にて戻り管22の流路を開き、連通管8
2の流路を閉じた状態(第1の状態)と、バイパス回路
29の上流側にて戻り管22の流路を閉じ、連通管82
の流路を開いた状態(第2の状態)とに切り換えられる
ようにしたので、通常の運転時には電磁弁83を開き、
電磁弁84を閉じて、支障無く温水回路11内に温水を
循環させ、設置後の水張りを行う際には、電磁弁84を
開き、電磁弁83を閉じることにより、連通管82とリ
ザーブタンク30及びオーバーフロー管31を介して、
戻り管22を大気に開放することができる。
【0046】これにより、温水循環ポンプ24以降の温
水回路内を戻り管22側の温水回路内に対して高圧と
し、放熱器4との間に高低差が大きく存在する場合に
も、この圧力差によって熱交換器25の熱交換管25
A、第1、第2の往き管26A、26B、放熱器3、4
への水張りを迅速に行うことができるようになる。
水回路内を戻り管22側の温水回路内に対して高圧と
し、放熱器4との間に高低差が大きく存在する場合に
も、この圧力差によって熱交換器25の熱交換管25
A、第1、第2の往き管26A、26B、放熱器3、4
への水張りを迅速に行うことができるようになる。
【0047】特に、給水管72をプレッシャータンク2
3に接続しているので、水張り時や運転中の補給時に直
接プレッシャータンク23に給水し、温水循環ポンプ2
4にて温水回路11内に送給することができるようにな
る。これにより、水張り作業及び補給をより迅速に行う
ことが可能となる。尚、水張り時に連通管82に戻って
きた水はリザーブタンク30に流入するので、漏水の危
険性も生じないものである。
3に接続しているので、水張り時や運転中の補給時に直
接プレッシャータンク23に給水し、温水循環ポンプ2
4にて温水回路11内に送給することができるようにな
る。これにより、水張り作業及び補給をより迅速に行う
ことが可能となる。尚、水張り時に連通管82に戻って
きた水はリザーブタンク30に流入するので、漏水の危
険性も生じないものである。
【0048】尚、実施例では二つの電磁弁にて流路切換
装置を構成したが、それに限らず、三方電磁弁一個にて
流路を切り換えるようにしても良い。
装置を構成したが、それに限らず、三方電磁弁一個にて
流路を切り換えるようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、バイパス回路の上流側
において戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管を
設け、流路切換装置により、バイパス回路の上流側にて
戻り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態
と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連
通管の流路を開いた第2の状態とに切り換えられるよう
にしたので、通常の運転時には流路切換装置を第1の状
態として、支障無く温水回路内に温水を循環させ、設置
後の水張りを行う際には、流路切換装置を第2の状態に
切り換えることにより、連通管とリザーブタンク及びオ
ーバーフロー管を介して、戻り管を大気に開放すること
ができるようになる。
において戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管を
設け、流路切換装置により、バイパス回路の上流側にて
戻り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態
と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連
通管の流路を開いた第2の状態とに切り換えられるよう
にしたので、通常の運転時には流路切換装置を第1の状
態として、支障無く温水回路内に温水を循環させ、設置
後の水張りを行う際には、流路切換装置を第2の状態に
切り換えることにより、連通管とリザーブタンク及びオ
ーバーフロー管を介して、戻り管を大気に開放すること
ができるようになる。
【0050】これにより、温水循環ポンプ以降の温水回
路内を戻り管側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器
との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差
によって熱交換器、往き管、放熱器への水張りを迅速に
行うことができるようになる。
路内を戻り管側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器
との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差
によって熱交換器、往き管、放熱器への水張りを迅速に
行うことができるようになる。
【0051】特に、給水管をプレッシャータンクに接続
しているので、水張り時や運転中の補給に直接プレッシ
ャータンクに給水し、温水循環ポンプにて温水回路内に
送給することができるようになる。これにより、水張り
作業及び補給をより迅速に行うことが可能となるもので
ある。
しているので、水張り時や運転中の補給に直接プレッシ
ャータンクに給水し、温水循環ポンプにて温水回路内に
送給することができるようになる。これにより、水張り
作業及び補給をより迅速に行うことが可能となるもので
ある。
【図1】本発明の温水暖房装置の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図2】従来の温水暖房装置の構成を示す回路図であ
る。
る。
1 温水暖房装置 3、4 放熱器 11 温水回路 12 熱源機 15 バーナー 21 暖房戻り継手 22 戻り管 23 プレッシャータンク 24 温水循環ポンプ 25 熱交換器 25A 熱交換管 26A、26B 第1、第2の往き管 27A、27B 第1、第2の暖房往き継手 28 主回路 29 バイパス回路 30 リザーブタンク 31 オーバーフロー管 62 ドレン配管 64 分岐管 66 暖房水補給ポンプ 72 給水管 82 連通管 83、84 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南方 浩二 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 (72)発明者 梅津 仁 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 Fターム(参考) 3L070 BC15 DD07 DE09
Claims (1)
- 【請求項1】 暖房戻り継手、戻り管、プレッシャータ
ンク、温水循環ポンプ、熱交換器、往き管、暖房往き継
手及び放熱器が順次環状に接続された主回路と、前記戻
り管と往き管とに跨るように設けられたバイパス回路と
から成る温水回路、及び、前記熱交換器を加熱する熱源
機を備えた温水暖房装置において、 前記プレッシャータンクに暖房水補給ポンプを介して接
続されたリザーブタンクと、このリザーブタンクに取り
付けられたオーバーフロー管と、前記プレッシャータン
クに接続された給水管と、前記バイパス回路の上流側に
おいて前記戻り管と前記リザーブタンクとを連通する連
通管と、前記バイパス回路の上流側にて前記戻り管の流
路を開き、前記連通管の流路を閉じた第1の状態と、前
記バイパス回路の上流側にて前記戻り管の流路を閉じ、
前記連通管の流路を開いた第2の状態とに選択的に切り
換える流路切換装置とを設けたことを特徴とする温水暖
房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10269724A JP2000097443A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 温水暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10269724A JP2000097443A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 温水暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000097443A true JP2000097443A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17476290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10269724A Pending JP2000097443A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 温水暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000097443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106016623A (zh) * | 2016-06-18 | 2016-10-12 | 杭州滨创能源科技有限公司 | 大楼空调水无线网络分布自律智能节电控制器及控制方法 |
CN113834112A (zh) * | 2021-09-06 | 2021-12-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 换热设备及其控制方法 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP10269724A patent/JP2000097443A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106016623A (zh) * | 2016-06-18 | 2016-10-12 | 杭州滨创能源科技有限公司 | 大楼空调水无线网络分布自律智能节电控制器及控制方法 |
CN113834112A (zh) * | 2021-09-06 | 2021-12-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 换热设备及其控制方法 |
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