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JP2000092571A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JP2000092571A
JP2000092571A JP10261954A JP26195498A JP2000092571A JP 2000092571 A JP2000092571 A JP 2000092571A JP 10261954 A JP10261954 A JP 10261954A JP 26195498 A JP26195498 A JP 26195498A JP 2000092571 A JP2000092571 A JP 2000092571A
Authority
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Japan
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station
reception
master station
slave
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Application number
JP10261954A
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Kazuya Taki
和也 滝
Hironaga Wakayama
裕修 若山
Yoshitsugu Tomomatsu
義継 友松
Tsutomu Ohashi
勉 大橋
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局と子局がマルチチャネルアクセスにより
無線接続を確立するに際して、迅速に通話チャネルを設
定して、無線通信を開始することができる無線通信シス
テムを提供する。 【解決手段】 親局1はタイミングt0から空きチャネ
ル判定処理を行う。子局2、3は間欠受信中であり、ま
ず子局2が受信オンとなってタイミングt1で受信オン
通知データを親局1に送信する。親局1は判定済みの空
きチャネルを知らせるため、タイミングt2で空きチャ
ネル通知データを子局1に対し送信し、子局2はタイミ
ングt3で、対応する通話チャネルについて空きチャネ
ル判定処理を行い、空きチャネルであると確認される
と、タイミングt4で空きチャネル確認データを親局1
に送信する。その後、子局3も同様の処理を行う。この
ように、親局1と子局2、3の双方で一の通話チャネル
が空きチャネルであることを共通に認識でき、後に無線
接続を確立するに際して時間短縮を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアナログコ
ードレス電話システムのように、マルチチャネルアクセ
ス技術を用いて、親局と一又は複数の子局が制御チャネ
ルにより制御データを送受信し、複数の通話チャネルの
中から一の通話チャネルを割り当てて無線通信を行う無
線通信システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、広く普及しているアナログコード
レス電話システムにおいては、マルチチャネルアクセス
技術を用いて、多数の通話チャネルの中から空きチャネ
ルを判別し、未使用の通話チャネルを選択して親局と子
局の間で無線接続が確立されて、無線通信が行われる。
そして、この通話チャネルにおいては、FM変調された
音声信号が送受信されると共に、MSK変調されたダイ
ヤル情報等の各種データが送受信される。
【0003】一方、親局と子局は受信周波数帯が異なる
ので、無線接続の確立に先立って行う上述の空きチャネ
ルの判別は、親局と子局の双方で行う必要がある。すな
わち、親局の受信すべき250MHz帯の所定の通話チ
ャネルが親局により空きチャネルであると判定される
と、この空きチャネルを子局に指定した後、子局では受
信すべき380MHz帯の対応する通話チャネルが空き
チャネルである否かを確認してから、最終的にこの通話
チャネルを用いて無線接続が行われることになる。この
とき、事前に親局の側で複数の空きチャネルを探索して
おき、子局に指定すべき空きチャネルの候補として保持
しておけば、無線接続の際に空きチャネルの判定を何度
も行わずにすみ、効率よく無線接続を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
無線接続の確立に際しての親局と子局の送受信は制御チ
ャネルを用いて行われるの対し、空きチャネルの判定
は、受信周波数を通話チャネルに切り替えて行う必要が
ある。無線回路において受信周波数を安定化させるため
には数10ms程度の時間を要し、親局と子局の双方で
制御チャネルと通話チャネルを何度も移行することにな
ると、トータルの時間はかなり長くかかることになる。
【0005】これに加えて、親局と子局の受信周波数帯
及び設置位置が異なることを考慮すると、親局で空きチ
ャネルと判定された通話チャネルが、子局でも同様に空
きチャネルと判定されるとは限らない。その結果、親局
と子局で共に空きチャネルと判定される通話チャネルが
見つかるまで、更に長い時間を要する場合も生じ得る。
【0006】このように、従来のコードレス電話におい
ては、親局と子局の間での無線接続の確立を短時間内に
行うことが困難であることが問題であった。本発明は、
このような問題に鑑みなされたものであり、親局と子局
の間で無線接続を確立する場合に、短時間で空きチャネ
ルである通話チャネルに移行して無線通信を開始するこ
とができる無線通信システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の無線通信システムは、親局と一又
は複数の子局を備え、該親局と該子局が予め定められた
制御チャネルにより送受信される制御データに従って、
複数の通話チャネルの中から設定された一の通話チャネ
ルを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
前記親局は、前記複数の通話チャネルの中から空きチャ
ネルを検知する空きチャネル検知手段と、受信可能な子
局に対し、前記空きチャネル検知手段の検知結果に基づ
く空きチャネルを示す空きチャネル通知データを前記制
御チャネルにより送信する空きチャネル通知データ送信
手段とを備え、前記子局は、前記親局から前記空きチャ
ネル通知データを受信したとき、該空きチャネル通知デ
ータに対応する通話チャネルが空きチャネルであるか否
かを確認する空きチャネル確認手段と、前記親局に対
し、前記空きチャネル確認手段の確認結果を示す空きチ
ャネル確認データを前記制御チャネルにより送信する空
きチャネル確認データ送信手段とを備え、前記親局と前
記子局の間の前記空きチャネル通知データ及び前記空き
チャネル確認データの送受信は、所定のタイミングで繰
り返し行われることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、親局は、適時複数の通
話チャネルの中から空きチャネルを検知し、その検知結
果に基づいて空きチャネル通知データを、受信可能な子
局に対し制御チャネルで送信する。これを受信した子局
は、対応する通話チャネルが空きチャネルであるかどう
か確認し、その確認結果を示す空きチャネル確認データ
を親局に対し制御チャネルで送信する。これらの送受信
処理を例えば子局の待ち受け中に適当なタイミングで繰
り返し行うようにする。よって、特定の時点において、
親局と子局の双方で空きチャネルであると判断された通
話チャネルは、親局と子局とで共通に認識可能となるの
で、その後、無線接続を確立しようとする場合に、短時
間で無線通信を開始することができる。
【0009】請求項2に記載の無線通信システムは、請
求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記子局が
充電中の場合のみ、前記親局と前記子局の間の前記空き
チャネル通知データ及び前記空きチャネル確認データの
送受信が行われることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、充電中ではない子局と
親局の間では、上述したような空きチャネルの通知及び
確認のための送受信が行われず、充電中の子局の場合の
み前記送受信を行うようにした。よって、子局の消費電
力の増加を招くことなく、1台でも充電中の子局があれ
ば、親局と子局の間の無線接続を短時間に確立すること
ができる。
【0011】請求項3に記載の無線通信システムは、請
求項1又は請求項2に記載の無線通信システムにおい
て、前記子局は、前記親局に対し、前記空きチャネル通
知データを受信可能であることを知らせる受信状態通知
データを所定のタイミングで繰り返し制御チャネルによ
り送信する受信状態通知データ送信手段を更に備え、前
記親局は、前記子局から該受信状態通知データを受信し
たとき、前記空きチャネル通知データを前記空きチャネ
ル通知データ送信手段により送信することを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、子局は、所定のタイミ
ングで受信状態通知データを親局に対し制御チャネルで
繰り返し送信して、空きチャネルデータを受信可能であ
ることを親局に知らせ、これを親局が受け取った後、上
述のような空きチャネルの通知及び確認のための送受信
を行うようにした。よって、充電状態や間欠受信の状態
など、空きチャネルを認識するために適切な条件が整っ
た時点で、必要な空きチャネルの情報を取得することが
できる。
【0013】請求項4に記載の無線通信システムは、請
求項3に記載の無線通信システムにおいて、前記子局
は、待ち受け時において、予め設定された時間間隔で前
記制御チャネルに対する間欠受信動作を行うと共に、間
欠受信動作中に受信停止状態から受信動作状態に移行し
たとき、前記受信状態通知データを前記受信状態通知デ
ータ送信手段により送信することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、子局は待ち受け中に予
め設定された時間間隔で制御チャネルに対する間欠受信
を行い、受信状態がオフからオンに切り換わるタイミン
グで受信状態通知データを親局に送信するようにした。
よって、子局は、必要な空きチャネルの情報を間欠受信
の周期ごとに更新しつつ確実に取得できる。
【0015】請求項5に記載の無線通信システムは、請
求項4に記載の無線通信システムにおいて、前記子局
は、待ち受け時において、非充電中の場合は間欠受信動
作を行い、充電中の場合は間欠受信動作を行わず継続し
て受信動作を行うことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、子局は、非充電中の場
合は間欠受信動作を行わず、充電中の場合のみ間欠受信
動作を行って、上述の送受信を行うようにした。よっ
て、子局が充電中、非充電中それぞれの場合に適合する
最適なタイミングで必要な空きチャネルの情報を取得す
ることができる。
【0017】請求項6に記載の無線通信システムは、請
求項4又は請求項5に記載の無線通信システムにおい
て、前記子局は、間欠受信動作中に受信停止状態から受
信動作状態に移行するタイミングを、子局ごとにランダ
ムに設定する受信タイミング設定手段を更に備えること
を特徴とする。
【0018】この発明によれば、子局は間欠受信動作に
際し、受信状態がオフからオンに切り換わるタイミング
を子局ごとにランダムに設定した上で、上述の送受信を
行うようにした。よって、異なる子局が同一のタイミン
グで受信オンとなったとき、受信状態通知データの送信
が衝突したとしても、その後送信が繰り返し衝突し続け
る事態を避けることができる。
【0019】請求項7に記載の無線通信システムは、請
求項1から請求項6の何れかに記載の無線通信システム
において、前記親局は、前記子局との無線接続の確立に
際して、前記子局が接続すべき通話チャネルとして前記
空きチャネル検知手段の検知結果に基づく空きチャネル
を指定する空きチャネル指定データを該子局に対し前記
制御チャネルにより送信する空きチャネル指定データ送
信手段を更に備え、前記子局は、前記親局から前記空き
チャネル指定データを受信したとき、前記空きチャネル
確認手段により該空きチャネル指定データに対応する通
話チャネルが既に空きチャネルであることを確認済みで
ある場合は、該確認結果を示す空きチャネル確認データ
を、前記空きチャネル確認データ送信手段により前記親
局に対し送信し、前記親局との間の前記通話チャネルを
用いた無線接続が確立されることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、親局と子局が無線接続
を確立する場合、親局は空きチャネルの検知結果に基づ
いて、子局に対し空きチャネル指定データを制御チャネ
ルにより送信し、これを受信した子局は、対応する通話
チャネルが空きチャネルであると事前に確認済みである
ときは、再度空きチャネルの確認を行うことなく、空き
チャネル確認データを親局に対し送信し、その後、親局
と子局の間でこの通話チャネルを用いた無線接続が確立
される。よって、無線接続を確立するとき親局と子局の
双方で空きチャネルの判定を行う必要はなく、親局と子
局の間で予め行っておいた処理の結果を有効に活用し
て、迅速に通話動作に移ることができる。
【0021】請求項8に記載の無線通信システムは、請
求項1から請求項7の何れかに記載の無線通信システム
において、前記無線通信システムは、電話回線に接続さ
れたコードレス電話システムであることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、コードレス電話システ
ムにおいて、親局と子局の間で、例えば電話回線への着
信の際に上述のような処理を行うようにした。よって、
コードレス電話システムでは、空きチャネルを的確に判
別しつつ、迅速に無線接続を確立することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。ここでは、親局と複数の子
局を備え、250MHz帯/380MHz帯を使用し
て、マルチチャネルアクセス方式により親局と子局の間
で無線接続を確立し、音声信号及び各種データの送受信
を行うアナログコードレス電話システムに対して本発明
を適用した場合の実施の形態を説明する。
【0024】図1は、本実施形態に係るコードレス電話
システムのシステム構成を示すブロック図である。図1
に示すように、本実施形態に係るコードレス電話システ
ムは、電話回線に接続される親局1と、親局1と無線接
続される子局2、子局3を含んで構成されている。な
お、子局の台数は更に多くしてもよいが、簡単のため2
台のみ子局を含む場合について説明する。
【0025】図1において、親局1と子局2、3の間の
無線接続に際し、親局1の送信周波数及び子局2、3の
受信周波数は380MHz帯が用いられ、子局2、3の
送信周波数及び親局1の受信周波数は250MHz帯が
用いられる。そして、それぞれの周波数帯においては、
全部で89チャネルの無線チャネルが確保される。無線
チャネルのうち大部分は通話チャネルとして割り当てら
れるが、予め定められた一部の無線チャネルは制御チャ
ネルとして使用される。親局1と子局2、3はまず制御
チャネルを用いて無線接続を確立し、空きチャネルであ
ることが確認された一の通話チャネルを用いて以後の無
線通信を行う。
【0026】親局1と子局2、3の間で通話チャネルに
よる無線通信を開始する前は、制御チャネルを用いて各
種制御データが半二重方式により送受信される。そし
て、制御データに基づいて制御チャネルに対しMSK変
調を施し、親局1から子局2、3に、又は子局2、3か
ら親局1にそれぞれ送信が行われる。送受信される制御
データとしては、通話チャネルについての空きチャネル
に関する各種情報が含まれるが、詳しくは後述する。
【0027】一方、無線接続が確立され、例えば、子局
2、3が親局1を介して電話回線による通話が開始され
たとする。このとき、子局2、3からのマイク等の音声
入力信号により、250MHz帯の所定の通話チャネル
がFM変調されて親局1に送信され、親局1で受信後、
これを復調して電話回線に送出する。一方、電話回線か
ら親局1に到来する音声信号により、380MHz帯の
所定の通話チャネルがFM変調されて子局2、3に送信
され、子局2、3で受信後、これを復調してレシーバ等
から音声出力する。このように親局1と子局2、3の間
では、2周波を用いて音声信号が全二重方式により送受
信される。
【0028】図2は、親局1と子局2、3との間で、互
いに空きチャネルの状態を知らせるための各種の空きチ
ャネル情報を送受信する場合のタイミングチャートであ
る。なお、本明細書では、タイミングチャート中、ハッ
チングが付されている部分は、通話チャネルへの移行を
意味するものである。図2の例では、子局2、3が待ち
受け中に間欠受信を行っている状態で、親局1と空きチ
ャネル情報を送受信する場合の動作について示す。
【0029】親局1は、子局2、3に対して空きチャネ
ル通知データを送信するのに先立って、所定の通話チャ
ネルについて空きチャネル判定処理を行う。そのため、
図2に示すタイミングt0で、チェックすべき通話チャ
ネルに対する受信動作への移行を開始する。実際の空き
チャネル判定処理の前後においては、図中斜線で示すよ
うに制御チャネルと通話チャネルを切り替えて受信周波
数を安定化させるために一定の時間を要する。具体的な
空きチャネル判定処理は、受信レベルが所定の設定値以
下となる場合は空きチャネルと判定し、この値を越える
場合はチャネルビジーと判定すればよい。ここでは、こ
の通話チャネルが空きチャネルと判定されたものとし
て、以下の説明を進める。
【0030】一方、子局2、3は、制御チャネルに対す
る間欠受信動作を行っている。すなわち、一定の時間間
隔ごとに受信オフの状態から受信オンの状態にして、制
御チャネルを受信する。すなわち、無線系への電源供給
を開始し、受信周波数を制御チャネルの周波数に安定化
させ、後述の処理を行う。通常、この間欠受信の時間間
隔は、子局2、3の消費電力と応答時間の制限等に基づ
いて適切に設定される。なお、本実施形態の子局2、3
は、制御チャネルを受信するだけではなく、所定の制御
データの送信も行うので、受信オンのときに制御データ
を送信する場合、送信動作を同時に行う必要がある。
【0031】子局2は、受信オンとなった後、タイミン
グt1で受信状態通知データとしての受信オン通知デー
タを親局1に対して送信する。これは、親局1に対し子
局2が空きチャネル通知データを受信可能となったこと
を知らせるために送信される制御データである。
【0032】親局1は子局2からの受信オン通知データ
を受信すると、判定済みの空きチャネルを子局2との通
話チャネルに使用可能であることを判断できるので、直
ちにタイミングt2で、空きチャネル通知データを子局
2に対して制御チャネルにより送信する。これは、子局
2に通話チャネルとして使用可能な空きチャネルを知ら
せるために送信される制御データである。
【0033】続いて子局2は、親局1からの空きチャネ
ル通知データを受信すると、タイミングt3以降、この
空きチャネル通知データが示す通話チャネルが子局2に
おいても空きチャネルであるか否かを判定する。すなわ
ち、この通話チャネルは親局1の受信周波数帯である2
50MHz帯では親局1により空きチャネルと判定され
たものの、子局2の受信周波数帯である380MHz帯
でも同様に空きチャネルであるとは限らないので、子局
2の側で確認するものである。この場合も、空きチャネ
ル判定処理の前後においては、図中斜線で示すように制
御チャネルと通話チャネルを切り替えて受信周波数を安
定化させるために一定の時間を要する。
【0034】この結果、この通話チャネルが空きチャネ
ルであると判定された後のタイミングt4で、空きチャ
ネル確認データを親局1に対して制御チャネルにより送
信する。これは、親局1から空きチャネルとして通知さ
れた通話チャネルが、子局2でも空きチャネルであると
確認されたことを親局1に知らせるために送信される制
御データである。なお、子局2にて通話チャネルが空き
チャネルであると判定されなかった場合、空きチャネル
確認データに代わって、通話チャネルがビジー状態(使
用中)であることを示す空きチャネル使用中通知データ
を送信すればよい。
【0035】一方、子局3は、子局2より遅れて受信オ
ンとなった後、タイミングt5で子局2と同様に受信オ
ン通知データを親局1に対して制御チャネルにより送信
する。これ以降、親局1から子局3に対する空きチャネ
ル通知データの送信と、子局3で行われる空きチャネル
の確認と、子局3から親局1に対する空きチャネル確認
データの送信は、上述の子局2の場合と同様に行われる
ので説明を省略する。
【0036】以上のようにして、親局1と子局2で互い
に空きチャネルとされた通話チャネルと、親局1と子局
3で互いに空きチャネルとされた通話チャネルは、親局
1、子局2、3がそれぞれメモリ手段に保持しておけば
よい。これにより、その後、親局1と子局2又は子局3
が無線接続を確立する際に、空きチャネル情報として有
効に活用することができる。
【0037】なお、図2では、子局2、3はそれぞれ一
定の時間間隔で間欠受信動作を行う場合について説明し
たが、この時間間隔を子局ごとにランダムに設定するよ
うにしてもよい。すなわち、子局2と子局3の受信オフ
の状態から、ほぼ同時に受信オンの状態に移行した場合
には、互いの受信オン通知データの送信が衝突するケー
スも生じ得る。このとき、間欠受信の時間間隔が毎回ラ
ンダムに設定されると、連続的に受信オン通知データが
衝突し続ける確率は非常に低くなり、速やかに受信オン
通知データを親局1に対して送信することができる。
【0038】そのため、子局2、3には、例えば乱数発
生手段を設けて毎回の間欠受信の時間間隔を算出してタ
イミング制御を行うようにすればよい。この時間間隔が
極端に変動するのは好ましくないので、一定の時間間隔
の前後において、ある程度の変動幅を持たせるようにし
ても、上述の効果を得ることができる。
【0039】また、図2では、子局2、3が間欠受信に
おいて受信オンとなった後に受信オン通知データを親局
1に対して送信する場合を説明したが、子局2、3がこ
の受信オン通知データを送信せずに、親局1が空きチャ
ネル通知データを子局2、3に繰り返し送信し続けるよ
うにしてもよい。この場合は、子局2、3が受信オンと
なるタイミングで空きチャネル通知データを受信したと
き、上述の空きチャネル確認データを親局1に対して送
信することになる。
【0040】また、図2において説明した子局2、3の
処理は、充電中の子局のみが行うよう設定することが望
ましい。つまり、上述の処理では間欠受信中の受信オン
の状態で、所定の制御データを送信するために一定時
間、送信電源をもオンとする必要があるので、その分子
局2、3の消費電力が大きくなる。よって、子局2、3
での消費電力の増大による待ち受け時間の短縮等を避け
るためには、充電台等に載置された充電中の子局のみが
上述の処理を行い、非充電中の子局は上述の処理を行わ
ないようにするのが望ましい。この場合でも、1台でも
充電中の子局があれば、上述の処理を行うことができ、
本発明の効果を得ることができる。なお、子局2、3の
使用状況などから待ち受け時間を長くとる必要がない場
合は、非充電中の子局が上述の処理を行っても差し支え
ない。
【0041】更に、充電中の子局が上述の処理を行う場
合に、上述の間欠受信制御を充電中には行わずに、継続
的な受信動作に切り換えるようにしてもよい。これによ
り、子局が受信オン通知データを送信するタイミングを
間欠受信の時間間隔に制約されずに定めることができる
ので、自由度の高い空きチャネル情報の送受信が可能と
なる。
【0042】次に、図3は、親局1に電話回線から外線
着呼があった場合に、親局1と子局2、3の間で無線接
続が確立されるまでのタイミングチャートである。図3
の例でも、子局2、3は待ち受け中に間欠受信を行って
いる状態で、親局1に外線着呼があったものとする。
【0043】親局1は、タイミングt10で電話回線か
ら到来する外線着呼を受けると、所定の通話チャネルに
ついて上述のような空きチャネル判定処理を行う。次い
で、タイミングt11で判定された空きチャネルを指定
した空きチャネル指定データを子局2に対して制御チャ
ネルにより送信する。これは、子局2に対して通話チャ
ネルとして接続すべき通話チャネルとして使用可能な空
きチャネルを知らせるために送信される制御データであ
る。
【0044】このとき、図3に示すようにタイミングt
11では、子局2は間欠受信において受信オフとなって
いる。従って、子局2は親局1からの空きチャネル指定
データを受信することができない。
【0045】親局1は、子局2から空きチャネル確認デ
ータが送信されないので、続いてタイミングt12で、
子局3に対して上記空きチャネル指定データを制御チャ
ネルにより送信する。子局3は、図3に示すようにタイ
ミングt12で受信オンとなっているので、この空きチ
ャネル指定データを受信することができる。
【0046】そして、子局3は、空きチャネル指定デー
タが示す通話チャネルについては、図2に示す処理によ
り空きチャネルであることを確認済みであるため、再度
空きチャネル判定を行うことなく、タイミングt13で
直ちに空きチャネル確認データを親局1に対して制御チ
ャネルにより送信する。その後、子局3は指定された通
話チャネルへの移行を行い、受信待機状態となる。
【0047】続いて親局1は、タイミングt14で、子
局2に対し再び上記空きチャネル指定データを制御チャ
ネルにより送信する。このとき、子局2は、図3に示す
ようにタイミングt14では受信オンとなっているの
で、この空きチャネル指定データを受信することができ
る。そして、子局3と同様、子局2も該当する通話チャ
ネルが空きチャネルであることを確認済みであるので、
タイミングt15で直ちに空きチャネル確認データを親
局1に対して制御チャネルにより送信する。その後、親
局1と子局2は、指定された通話チャネルへの移行を行
う。
【0048】親局1は、タイミングt16で、通話チャ
ネルによりベル鳴動コマンドを子局2、3に対して送信
する。子局2、3はこのベル鳴動コマンドを受信して、
実際にベルを鳴動させ、使用者がオフフックするのを待
つ。その後は、子局2又は子局3がオフフックされると
電話回線の相手先との通話が開始される。
【0049】次に、図4乃至図6のフローチャートを用
いて、本実施形態おいて親局1により行われる処理を説
明する。図4乃至図6では、親局1が子局2、3と無線
接続されていない状態から、最終的に無線接続を確立し
て子局2、3の通話を開始するまでに行われる処理を順
次説明する。
【0050】図4において、親局1は制御チャネルに対
する受信動作を開始し(ステップS1)、制御チャネル
により子局2、3からの呼び出しデータが受信されたか
否かを判断する(ステップS2)、ステップS2の判断
結果が「YES」であれば、ステップS17に移る。
【0051】一方、ステップS2の判断結果が「NO」
であれば、続いて電話回線から外線着呼があったか否か
を判断する(ステップS3)。そして、ステップS3の
判断結果が「YES」であれば、ステップS25に移
り、「NO」であれば、空きチャネル判定を行うため、
受信周波数を切り替えて所定の通話チャネルに移行する
(ステップS4)。
【0052】次いで、この通話チャネルに対し、上述の
空きチャネル判定処理を行い、空きチャネルであるか否
かを判断する(ステップS5)。ステップS5の判断結
果が「NO」であれば、この通話チャネルはビジー状態
であって子局2、3との無線接続には使用できないの
で、更に受信周波数を切り替えて他の通話チャネルに移
行する(ステップS6)。再び、移行後の通話チャネル
に対し、同様に空きチャネル判定処理を行い、空きチャ
ネルであるか否かを判断する(ステップS7)。ステッ
プS7の判断結果が「NO」である場合は、ステップS
6とステップS7を繰り返して、通話チャネルを切り替
えながら空きチャネルである通話チャネルを探し続け
る。
【0053】ステップS5又はステップS7の判断結果
が「YES」となって、空きチャネルが見つかると、受
信周波数を切り替えて制御チャネルに移行する(ステッ
プS8)。そして、子局2、3から送信される各種制御
データを受信するために、制御チャネルに対する受信待
機状態を保ち(ステップS9)、子局2、3から上述の
受信オン通知データが受信されたか否かを判断する(ス
テップS10)。ステップS10の判断結果が「NO」
である場合は、ステップS9とステップS10を繰り返
して、受信オン通知データの受信を待ち続ける。
【0054】そして、子局2、3からの受信オン通知デ
ータを受信して、ステップS10の判断結果が「YE
S」となると、ステップS5又はステップS7で判定さ
れた空きチャネルをデータとする空きチャネル通知デー
タを子局2又は子局3に対し送信する(ステップS1
1)。続いて、子局2又は子局3から上述の空きチャネ
ル確認データが受信されたか否かを判断する(ステップ
S12)。
【0055】ステップS12の判断結果が「NO」であ
る場合は、子局2又は子局3において該当する通話チャ
ネルが空きチャネルと確認されなかったのであるから、
更に受信周波数を切り替えて他の通話チャネルに移行し
(ステップS13)、同様に空きチャネル判定処理を行
って空きチャネルであるか否かを判断する(ステップS
14)。ステップS14の判断結果が「NO」であれ
ば、ステップS13とステップS14を繰り返し、通話
チャネルを切り替えながら空きチャネルである通話チャ
ネルを探し続ける。ステップS14の判断結果が、「Y
ES」であれば、ステップS11に戻って、再び子局2
又は子局3に対し新たに判定された空きチャネルをデー
タとする空きチャネル通知データを送信する。
【0056】一方、ステップS12の判断結果が「YE
S」であれば、全ての子局2、3に対し上記空きチャネ
ル通知データの送信を終えたか否か判断する(ステップ
S15)。ステップS15の判断結果が「NO」である
場合、予め設定される所定時間を経過したか否かを判断
する(ステップS16)。ステップS16の判断結果が
「NO」であれば、ステップS9以降の処理を繰り返
し、「YES」であれば、タイムアウトとなり処理を終
える。また、ステップS15の判断結果が「YES」で
ある場合も、全ての子局2、3に対して空きチャネル通
知データの送信がされたことになるので、ステップS9
以降の処理を繰り返す。なお、図3に示す処理は親局1
により適宜に繰り返して行われる。
【0057】次に、図5により、ステップS2からステ
ップS17に移る場合の処理を説明する。ここでは、親
局1が子局2からの呼び出しデータを受信したものとし
て説明を行う。
【0058】まず、親局1は、子局2からの呼び出しデ
ータに対応すべく、無線通信を行うための一の通話チャ
ネルに移行する(ステップS17)。この通話チャネル
に対し、上述の空きチャネル判定処理を行い、空きチャ
ネルであるか否かを判断する(ステップS18)。ステ
ップS18の判断結果が「NO」であれば、他の通話チ
ャネルに移行し(ステップS19)、同様に空きチャネ
ル判定処理を行って(ステップS20)、空きチャネル
を探し続ける。
【0059】ステップS18又はステップS20の判断
結果が「YES」となって、空きチャネルが見つかる
と、制御チャネルに移行して(ステップS21)、子局
2に対し、この空きチャネルを指定する空きチャネル指
定データを送信する(ステップS22)。その後、対応
する通話チャネルに移行して(ステップS23)、子局
2が同様に通話チャネルに移行したとき、所定の通信処
理が開始される(ステップS24)。
【0060】次に、図6により、ステップS3からステ
ップS25に移る場合の処理を説明する。ここでは、親
局1が子局2、子局3の順で通話チャネルを指定する場
合の処理について説明を行う。
【0061】まず、親局1は、外線着呼に対応した処理
を行うため、子局2、3との間で無線通信を行うための
一の通話チャネルに移行する(ステップS25)。この
通話チャネルに対し、同様に上述の空きチャネル判定処
理を行い、空きチャネルであるか否かを判断する(ステ
ップS26)。ステップS26の判断結果が「NO」で
あれば、他の通話チャネルに移行し(ステップS2
7)、同様に空きチャネル判定処理を行って(ステップ
S28)、空きチャネルを探し続ける。
【0062】ステップS26又はステップS28の判断
結果が「YES」となって、空きチャネルが見つかる
と、制御チャネルに移行して(ステップS29)、子局
2に対し、この空きチャネルを指定する空きチャネル指
定データを送信する(ステップS30)。そして、全て
の子局2、3に対し空きチャネル指定データに対しての
空きチャネル確認データを受信したか否か判断する(ス
テップS31)。この段階では、子局3には空きチャネ
ル指定データを送信していないので、子局2から直ちに
空きチャネル確認データが受信されたとしても、ステッ
プS31では「NO」と判断される。
【0063】続いて、処理開始から所定時間が経過して
タイムアウトになるか否かを判断する(ステップS3
2)。ステップS32の判断結果が「NO」であれば、
ステップS30に戻って、次の子局3に対し同様の処理
を継続する。例えば、子局2又は子局3が電池切れとな
っていたり、電波到達圏外に置かれている場合には、空
きチャネル確認データが受信されずにタイムアウトとな
る。タイムアウトまでの所定時間は子局2、3の間欠受
信の時間間隔を考慮して定められるが、通常2、3秒程
度に設定される。
【0064】ステップS31又はステップS32の判断
結果が「YES」となる場合は、対応する通話チャネル
に移行して(ステップS33)、子局2、3が同様に通
話チャネルに移行したとき、所定の通信処理が開始され
る(ステップS34)。
【0065】次に、図7乃至図9のフローチャートを用
いて、本実施形態おいて子局2により行われる処理を説
明する。図7乃至図9では、子局2が間欠受信動作を行
っている状態から、最終的に無線接続を確立して親局1
との通話を開始するまでに行われる処理を順次説明す
る。なお、子局3の場合も同様の処理が行われるので、
代表して子局2の場合について説明を行う。
【0066】図7において、子局2は間欠受信動作を行
い、所定のタイミングが到来して受信オフの状態から受
信オンの状態に移り(ステップS41)、制御チャネル
に対する受信動作を開始する(ステップS42)。そし
て、親局1からの呼び出しデータが受信されたか否かを
判断し(ステップS43)、判断結果が「YES」であ
れば、ステップS56に移る。
【0067】一方、ステップS43の判断結果が「N
O」であれば、続いて親局1に対して呼び出しデータを
送信するか否か判断する(ステップS44)。例えば、
子局2が使用者によりオフフックされたとき、電話回線
に接続するため親局1に呼び出しデータを送信する。ス
テップS44の判断結果が「YES」であれば、ステッ
プS61に移る。
【0068】一方、ステップS44の判断結果が「N
O」であれば、親局1に対し受信オン通知データを送信
するのに先立って、制御チャネルに対しキャリアが検出
されるか否かを判断する(ステップS45)。すなわ
ち、親局1からの制御データの受信を終えるのを待つも
のである。ステップS45の判断結果が「YES」であ
れば、キャリアが検出されなくなるまでステップS42
乃至ステップS45の処理を繰り返し、判断結果が「N
O」であれば、親局1に対し受信オン通知データを送信
する(ステップS46)。
【0069】続いて、親局1から送信される空きチャネ
ル通知データを受信するために、制御チャネルに対する
受信待機状態を保ち(ステップS47)、親局1から空
きチャネル通知データが受信されたか否か判断する(ス
テップS48)。ステップS48の判断結果が「NO」
である場合は、ステップS47とステップS48を繰り
返して、空きチャネル通知データの受信を待ち続ける。
【0070】そして、親局1から空きチャネル通知デー
タを受信して、ステップS48の判断結果が「YES」
となると、受信周波数を切り替えて対応する通話チャネ
ルに移行し、空きチャネル判定処理を行って空きチャネ
ルであるか否かを判断する(ステップS50)。ステッ
プS50の判断結果が「YES」となる場合、再び受信
周波数を切り替えて制御チャネルに移行し(ステップS
51)、親局1に対し空きチャネル確認データを送信す
る(ステップS52)。その後、間欠受信動作におい
て、受信オンの状態から受信オフの状態に戻る(ステッ
プS55)。
【0071】一方、ステップS50の判断結果が「N
O」となる場合は、同様に制御チャネルに移行し(ステ
ップS53)、親局1に対し空きチャネル確認データの
代わりに、通話チャネルが使用中であることを示すチャ
ネル使用中通知データを送信する(ステップS54)。
その後、ステップS47に移って新たな空きチャネル通
知データの受信を待つ。
【0072】次に、図8によりステップS43からステ
ップS56に移る場合の処理を説明する。まず、子局2
は制御チャネルを受信して(ステップS56)、親局1
から空きチャネル指定データが受信されたか否かを判断
する(ステップS57)。ステップS57の判断結果が
「NO」であれば、ステップS56とステップS57を
繰り返して空きチャネル指定データの受信を待ち続け
る。
【0073】一方、ステップS57の判断結果が「YE
S」であれば、子局2の側で空きチャネル判定処理を行
うことなく、直ちに親局1に対して空きチャネル確認デ
ータを送信する(ステップS58)。続いて、受信周波
数を切り替えて対応する通話チャネルに移行し(ステッ
プS59)、親局1が同様に通話チャネルに移行したと
き、所定の通信処理が開始される(ステップS60)。
【0074】次に、図9により、ステップS44からス
テップS61に移る場合の処理を説明する。まず、子局
2は制御チャネルを受信して(ステップS61)、親局
1に対し後述の制御データを送信するのに先立って、制
御チャネルに対しキャリアが検出されるか否かを判断す
る(ステップS62)。ステップS62の判断結果が
「YES」であれば、ステップS42以降の処理を繰り
返す。
【0075】一方、ステップS62の判断結果が「N
O」であれば、親局1に対し制御チャネルにより呼び出
しデータを送信し(ステップS63)、続いて親局1か
ら空きチャネル指定データが受信されたか否かを判断す
る(ステップS64)。ステップS64の判断結果が
「NO」であれば、ステップS63とステップS64を
繰り返して空きチャネル指定データの受信を待ち続け
る。
【0076】一方、ステップS64の判断結果が「YE
S」であれば、受信周波数を切り替えて対応する通話チ
ャネルに移行し(ステップS65)、親局1が同様に通
話チャネルに移行したとき、所定の通信処理が開始され
る(ステップS66)。
【0077】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、親局1と子局2、3が無線接続を確立するに先立っ
て、子局2、3が間欠受信中において、予め親局1、子
局2、3の両方の側で空きチャネルとなる通話チャネル
を確認しておくようにした。よって、実際に親局1と子
局2、3の間での無線接続を確立するとき、短時間に行
うことができ、コードレス電話システムの使い勝手を向
上させることができる。
【0078】なお、上述の実施形態では、コードレス電
話システムの子局の台数が2台の場合について説明を行
ったが、更に子局の台数が多いコードレス電話システム
であっても同様に本発明を適用することができる。
【0079】また、上述の実施形態では、本発明をアナ
ログコードレス電話システムに対して適用する場合を説
明したが、これに限らず、マルチチャネルアクセス技術
を用いて、親局と子局の間で制御チャネルにより無線接
続を確立してから、親局と子局の間で無線通信を行う無
線通信システムに対して本発明を広く適用することがで
きる。
【0080】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、予め親
局と子局の双方が送受信処理に伴い通話チャネルが空き
チャネルであるか否かを判断するようにしたので、その
後、無線接続を確立するとき、短時間で無線通信を開始
することができ、利便性の高い無線通信システムを実現
可能となる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、子局が充
電中であるときのみ、上述のような送受信処理を行うよ
うにしたので、子局の消費電力の増加を抑えつつ、親局
と子局の間の無線接続を短時間に確立することができ
る。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、子局が所
定のタイミングで受信状態通知データを親局に繰り返し
送信してから上述のような送受信処理を行うようにした
ので、子局において空きチャネル判定のために条件が整
った適切なタイミングで、空きチャネルの情報を取得す
ることができる。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、子局が間
欠受信において、受信状態がオフからオンに切り換わる
タイミングで受信状態通知データを親局に送信するよう
にしたので、子局は、間欠受信の周期ごとに空きチャネ
ルの情報を更新しつつ確実に取得できる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、子局が充
電中の場合のみ間欠受信動作を行って上述の送受信を行
うようにしたので、子局は充電中、非充電中それぞれに
適合する最適なタイミングで必要な空きチャネルの情報
を取得することができる。
【0085】請求項6に記載の発明によれば、子局は間
欠受信動作に際し、受信状態がオフからオンに切り換わ
るタイミングを子局ごとにランダムに設定するようにし
たので、異なる子局どうしの受信状態通知データの送信
が衝突した場合でも、その後送信が繰り返し衝突し続け
る事態を避けることができ、確実に空きチャネルの情報
を送受信することができる。
【0086】請求項7に記載の発明によれば、親局と子
局が無線接続を確立する場合、親局から子局に空きチャ
ネル指定データを送信し、子局が既に確認済みの空きチ
ャネルの判定結果を利用して親局と子局の間で無線接続
を確立するようにしたので、親局と子局の双方が空きチ
ャネルの判定を行う必要はなく、迅速に通話動作に移る
ことができ、使い勝手の良好な無線通信システムを実現
可能となる。
【0087】請求項8に記載の発明によれば、コードレ
ス電話システムにおいて、上述のような処理を行うよう
にしたので、空きチャネルを的確に判別して、迅速に無
線接続を確立でき、高品質かつ使い勝手の良好なコード
レス電話システムを実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるコードレス電話シス
テムのシステム構成図である。
【図2】親局と子局の間で空きチャネル情報を送受信す
る場合のタイミングチャートである。
【図3】親局に外線着呼があったとき、親局と子局の間
で無線接続を確立する場合の場合のタイミングチャート
である。
【図4】親局により行われる処理を示すフローチャート
である。
【図5】子局から呼び出しデータを受信した場合に親局
により行われるフローチャートである。
【図6】外線着呼があった場合に親局により行われるフ
ローチャートである。
【図7】子局により行われる処理を示すフローチャート
である。
【図8】親局から呼び出しデータを受信した場合に子局
により行われるフローチャートである。
【図9】親局に呼び出しデータを送信する場合に子局に
より行われるフローチャートである。
【符号の説明】
1…親局 2、3…子局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友松 義継 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 大橋 勉 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA12 BB01 CC08 EE15 GG04 GG08 JJ01 KK02 5K067 AA15 BB08 CC21 CC22 DD11 DD13 DD23 DD33 DD34 EE02 EE10 GG01 GG11 JJ02 JJ03 JJ12 JJ13 KK06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と一又は複数の子局を備え、該親局
    と該子局が予め定められた制御チャネルにより送受信さ
    れる制御データに従って、複数の通話チャネルの中から
    設定された一の通話チャネルを用いて無線通信を行う無
    線通信システムであって、 前記親局は、 前記複数の通話チャネルの中から空きチャネルを検知す
    る空きチャネル検知手段と、 受信可能な子局に対し、前記空きチャネル検知手段の検
    知結果に基づく空きチャネルを示す空きチャネル通知デ
    ータを前記制御チャネルにより送信する空きチャネル通
    知データ送信手段と、を備え、 前記子局は、 前記親局から前記空きチャネル通知データを受信したと
    き、該空きチャネル通知データに対応する通話チャネル
    が空きチャネルであるか否かを確認する空きチャネル確
    認手段と、 前記親局に対し、前記空きチャネル確認手段の確認結果
    を示す空きチャネル確認データを前記制御チャネルによ
    り送信する空きチャネル確認データ送信手段と、を備
    え、 前記親局と前記子局の間の前記空きチャネル通知データ
    及び前記空きチャネル確認データの送受信は、所定のタ
    イミングで繰り返し行われることを特徴とする無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記子局が充電中の場合のみ、前記親局
    と前記子局の間の前記空きチャネル通知データ及び前記
    空きチャネル確認データの送受信が行われることを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記子局は、前記親局に対し、前記空き
    チャネル通知データを受信可能であることを知らせる受
    信状態通知データを所定のタイミングで繰り返し制御チ
    ャネルにより送信する受信状態通知データ送信手段を更
    に備え、 前記親局は、前記子局から該受信状態通知データを受信
    したとき、前記空きチャネル通知データを前記空きチャ
    ネル通知データ送信手段により送信することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記子局は、待ち受け時において、予め
    設定された時間間隔で前記制御チャネルに対する間欠受
    信動作を行うと共に、間欠受信動作中に受信停止状態か
    ら受信動作状態に移行したとき、前記受信状態通知デー
    タを前記受信状態通知データ送信手段により送信するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記子局は、待ち受け時において、非充
    電中の場合は間欠受信動作を行い、充電中の場合は間欠
    受信動作を行わず継続して受信動作を行うことを特徴と
    する請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記子局は、間欠受信動作中に受信停止
    状態から受信動作状態に移行するタイミングを、子局ご
    とにランダムに設定する受信タイミング設定手段を更に
    備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の
    無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記親局は、前記子局との無線接続の確
    立に際して、前記子局が接続すべき通話チャネルとして
    前記空きチャネル検知手段の検知結果に基づく空きチャ
    ネルを指定する空きチャネル指定データを該子局に対し
    前記制御チャネルにより送信する空きチャネル指定デー
    タ送信手段を更に備え、 前記子局は、前記親局から前記空きチャネル指定データ
    を受信したとき、前記空きチャネル確認手段により該空
    きチャネル指定データに対応する通話チャネルが既に空
    きチャネルであることを確認済みである場合は、該確認
    結果を示す空きチャネル確認データを、前記空きチャネ
    ル確認データ送信手段により前記親局に対し送信し、前
    記親局との間の前記通話チャネルを用いた無線接続が確
    立されることを特徴とする請求項1から請求項6の何れ
    かに記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記無線通信システムは、電話回線に接
    続されたコードレス電話システムであることを特徴とす
    る請求項1から請求項7の何れかに記載の無線通信シス
    テム。
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