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JP2000089896A - コード入力装置 - Google Patents

コード入力装置

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Publication number
JP2000089896A
JP2000089896A JP10253897A JP25389798A JP2000089896A JP 2000089896 A JP2000089896 A JP 2000089896A JP 10253897 A JP10253897 A JP 10253897A JP 25389798 A JP25389798 A JP 25389798A JP 2000089896 A JP2000089896 A JP 2000089896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
keys
code
keyboard
operated
Prior art date
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Pending
Application number
JP10253897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Sudo
藤 肇 須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10253897A priority Critical patent/JP2000089896A/ja
Publication of JP2000089896A publication Critical patent/JP2000089896A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー入力操作が簡単で高速タイピングが可能
なコード入力装置。 【解決手段】 本発明のコード入力装置は、通常の両手
操作用のキーボード内の左手で操作する範囲のキーを鏡
面対称させたキー配置と、右手で操作する範囲のキー配
置とを重ね合わせたときに、重ね合わされるコードをそ
れぞれ1個のキーに割り当てるようにしたため、キーの
数を減らすことができるとともに、本来左手で操作する
範囲のキーを右手で操作するようにしても、すでに習得
したキータイピングと同様に指を動かせばよいため、キ
ータイピングの習得に要する時間が短くて済み、結果と
して、高速タイピングが可能になり、キーの入力ミスも
少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルファベットや
数字などのコード入力を片手で行えるようにしたコード
入力手法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサの入力
端末は、両手を使うキーボードが一般的である。この種
のキーボードは通常、26個のアルファベットキーの他、
英数字キー、CTRLキー等の制御キーやテンキー等の数多
くのキーを備えている。また、人間が無理なくキーを操
作するには、ある程度のキーピッチが必要なため、キー
ボードを小型化するのは困難であり、無理に小型化しよ
うとすると、操作性が著しく低下してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キーボードのサイズを
小さくする試みとして、テンキー等の必ずしも必要では
ないキーを省略したり、使用頻度の低いキーのサイズを
小さくする例が提案されているが、アルファベットキー
だけでも26個ものキーが必要なため、小型化するには限
界がある。
【0004】一方、コンピュータやワープロ等を片手で
操作するための入力端末も提案されているが、これら従
来の片手操作用の入力端末は、キー配置が統一されてお
らず、両手操作用の通常のキーボードのキー配置とも異
なるのが一般的であった。このため、操作者は、片手操
作用の入力端末のキー配置を覚えなければならず、キー
操作の習得に時間がかかり、キーの入力ミスが増えると
ともに、高速タイピングも難しいという問題があった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、キー入力操作が簡単で高速タ
イピングが可能なコード入力装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、両手で操作するコード入力用のキー
ボード内のキーのうち、右手で操作する範囲内のキー、
または左手で操作する範囲内のキーのいずれか一方を、
前記キーボードと同じキー配列で並べたキー入力部と、
前記キー入力部内の少なくとも一部のキーのコード切替
を行う切替手段と、を備え、前記キーボード内のキーの
うち前記キー入力部に含まれないキーを鏡面対称させた
キー配置と前記キー入力部のキー配置とを重畳させてコ
ードを共有化し、共有化したコードの切替を前記切替手
段で行うものである。
【0007】また、本発明は、両手で操作するコード入
力用のキーボード内のキーのうち、右手で操作する範囲
内のキー、または左手で操作する範囲内のキーのいずれ
か一方を、前記キーボードと同じキー配列で並べたキー
入力部を備え、前記キーボード内のキーのうち前記キー
入力部に含まれないキーを鏡面対称させたキー配置と前
記キー入力部のキー配置とを重畳させてコードを共有化
し、共有化した各コードに対応してコード選択用接点を
設け、これらコード選択用接点をオン/オフさせること
により、コード選択を行うものである。
【0008】また、本発明は、両手で操作するコード入
力用のキーボード内のキーのうち、右手で操作する範囲
内のキー、または左手で操作する範囲内のキーのいずれ
か一方を、前記キーボードと同じキー配列で並べたキー
入力部と、前記キー入力部内の少なくとも一部のキーの
コード切替を行う切替手段と、を備え、前記キーボード
内のキーのうち前記キー入力部に含まれないキーのキー
配置と前記キー入力部のキー配置とを重畳させてコード
を共有化し、共有化したコードの切替を前記切替手段で
行うものである。
【0009】また、本発明は、両手で操作するコード入
力用のキーボード内のキーのうち、右手で操作する範囲
内のキー、または左手で操作する範囲内のキーのいずれ
か一方を、前記キーボードと同じキー配列で並べたキー
入力部を備え、前記キーボード内のキーのうち前記キー
入力部に含まれないキーのキー配置と前記キー入力部の
キー配置とを重畳させてコードを共有化し、共有化した
各コードに対応してコード選択用接点を設け、これらコ
ード選択用接点をオン/オフさせることにより、コード
選択を行うものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコード入力装
置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0011】(第1の実施形態)図1は本発明に係るコ
ード入力装置の第1の実施形態の概要を説明する図であ
る。図1のコード入力装置は、アルファベット等を入力
するためのものであり、右手のみで操作できることを特
徴としている。図1のコード入力装置は、図2に示す通
常のキーボードの右手で操作する範囲のキーに、2つの
キーを加えた数のキーを有する。
【0012】以下、図1のコード入力装置のキー配置お
よびキー操作について詳述する。人間の手指機能は、一
般に左右対称的な動作に優れ、両手に筆記用具を持って
鏡面対称の文字や図形を同時に描いたり、両手の対称位
置の指で同時に折り曲げ動作を行うことは経験的に容易
である。すなわち、左右いずれか一方の手で取得した操
作は、他方の手でも、利き手に起因する発生力の相違は
あるにしても、手順に関しては比較的容易に模倣するこ
とができる。
【0013】図3(a)は図1に示す通常のキーボード
の右手で操作する範囲を示した図、図3(b)は左手で
操作する範囲を示した図である。図3(b)に示す左手
で操作する範囲を鏡面対称的に描くと、図3(c)のよ
うになる。この鏡面対称キー配置図と、図3(a)の右
手で操作する範囲のキー配置図とを、なるべく両者が重
なるように重ね合わせると、図1のようになる。なお、
図1では、便宜的に、もともと左手で操作する範囲のキ
ーを小文字で表し、ホームポジジョン位置の文字を斜体
で表している。
【0014】図1からわかるように、4つのキーを除い
て他のキーはすべて重ね合わされる。本実施形態は、キ
ー同士が重なる場合には、これらを1個のキーに割り当
て、重ならないキーのみ単独で設ける。具体的には、本
来右手で操作するコード「Y」,「/」と、本来左手で
操作するコード「B」,「Q」を、それぞれ固有のキー
を設ける。
【0015】これにより、従来のキーボードに比べて、
13個キーを少なくすることができる。以下では、図1に
示した三列のキー群を総称して、キー入力部1と呼ぶ。
【0016】この他、図1に示す第1の実施形態のコー
ド入力装置は、2つのコードが割り当てられたキーのコ
ード選択を行う左右系切替キー2と、スペース入力キー
3とを備える。
【0017】図1のキー入力部1内のキーを操作する場
合は、以下の手順で行う。もともと右手で操作する範囲
のキーは、そのまま対応するキーを押す。また、上述し
たように、人間の手指機能は一般に左右対称的な動作に
優れるため、左手で操作する範囲のキーを鏡面対称させ
たキー配置は、右手でも比較的容易に操作できることが
経験的に知られている。したがって、もともと左手で操
作する範囲のキーを押す場合は、図1の左右系切替キー
2を押した後に、鏡面対称位置のキーを右手で押す。
【0018】なお、左右系切替キー2やスペース入力キ
ー3は、ホームポジションキー「Jf」に人差指を置い
た状態で親指で操作できる位置に配置するのが望まし
い。これにより、人差指をホームポジション位置に置い
たまま、左右系切替キー2やスペース入力キー3を操作
できるようになる。
【0019】左右系切替キー2と他のキーとの押圧タイ
ミングは、同時にしても、あるいは、ある程度の時間差
を許容してもよい。また、左手で操作する範囲のキーを
押す前には必ず左右系切替キー2を押すようにしてもよ
く、あるいは、いったん左右系切替キー2を押すと、次
に左右系切替キー2を押すまでは、同一の手でのキー操
作を継続して行えるようにしてもよい。
【0020】このように、第1の実施形態のコード入力
装置は、通常の両手操作用のキーボード内の左手で操作
する範囲のキーを鏡面対称させたキー配置と、右手で操
作する範囲のキー配置とを重ね合わせたときに、重ね合
わされるコードをそれぞれ1個のキーに割り当てるよう
にしたため、キーの数を減らすことができるとともに、
本来左手で操作する範囲のキーを右手で操作するように
しても、すでに習得したキータイピングと同様に指を動
かせばよいため、キータイピングの習得に要する時間が
短くて済み、結果として、高速タイピングが可能にな
り、キーの入力ミスも少なくなる。
【0021】(第2の実施形態)第2の実施形態は、第
1の実施形態よりもさらにキーの数を減らしたものであ
る。
【0022】図4は本発明に係るコード入力装置の第2
の実施形態のキー配置を示す図である。本来左手で操作
する範囲の鏡面対称キー配置と本来右手で操作する範囲
のキー配置とを重ね合わせると、図1のように、一部の
キー「q」,「b」は重ならず、これらキーは別途設け
る必要がある。
【0023】そこで、図4のコード入力装置のコード入
力部1bは、本来左手で操作する範囲の鏡面対称キー配
置(図3(c))の一段目をわずかに左にずらし、三段
目をわずかに右にずらした状態で、図3(a)に示す本
来右手で操作する範囲のキー配置と重ね合わせてコード
の共有化を図っている。これにより、双方のキー配置が
完全に重ね合わされ、すべてのキーに2つずつコードが
割り当てられる。この結果、図1よりも2つキーを削減
できる。
【0024】ただし、図4のようなキー配置にすると、
一部のキーについては、指の動かし方が本来の動かし方
とは異なってしまう。例えば、キー「v」は、本来、左
手のホームポジジョンキー「f」に対して内側方向に指
を動かすため、鏡面対称キー配置にした場合、ホームポ
ジジョン「f」に対して外側方向に指を動かす必要があ
る。ところが、図4の場合、ホームポジション「f」に
対して内側方向に指を動かさねばならず、本来の指の動
きとは逆になる。
【0025】しかしながら、このように、本来の動きと
は異なる方向に動かす必要のあるキーの種類は限られる
ため、キータイピングの習得が比較的容易であり、キー
入力ミスが増えたり、キータイピングの速度が遅くなる
ことはない。
【0026】(第3の実施形態)第3の実施形態は、キ
ーを矩形状に配置した点に特徴がある。
【0027】図5は本発明に係るコード入力装置の第3
の実施形態のキー配置を示す図である。図5のコード入
力装置のキー入力部1bは、図1と同様のキーの配列を
維持したまま、キー配置を左右に少しずらして矩形状に
キーを配置している。
【0028】また、図5のコード入力装置では、各キー
の横幅を指のサイズに対して十分大きくしている。これ
により、キートップ上の指が触る位置をキーごとに変え
ることができ、操作者が習得しているキータッチングに
近い操作が可能になる。すなわち、本来右手で操作する
範囲のキーについては図3(a)と同様のキータッチン
グが可能となり、本来左手で操作する範囲のキーについ
ては図3(b)と同様のキータッチングが可能となる。
【0029】また、キーの配置を矩形状にすることによ
り、キーの横方向の長さを短くでき、その分、各キーの
横幅を大きくすることができる。
【0030】(第4の実施形態)第4の実施形態は、左
右系切替キー2を省略したものである。
【0031】図6は本発明に係るコード入力装置の第4
の実施形態のキー配置を示す図である。図6に示すコー
ド入力装置のコード入力部1cは、図5と同様のキー配
置を有し、各キーは、図7に詳細を示すように、中央部
が盛り上がった山型形状をしている。各キーには、左右
方向の傾斜面に沿って接点11,12が1つずつ設けら
れている。これら接点11,12のいずれかに指10が
触れると、各接点11,12に対応したキーコードが入
力される。例えば、図7は図6のキー「Yt」を指10
で押した状態を示しており、図7(a)はコード「Y」
を入力する例、図7(b)はコード「t」を入力する例
を示す。
【0032】なお、コード入力部1cのキーは、中央部
が窪んだ谷型形状のものでもよい。図8は、谷型形状の
キー「Yt」を指10で押した状態を示しており、図8
(a)はコード「Y」を入力する例、図8(b)はコー
ド「t」を入力する例を示す。
【0033】接点11,12の具体的な構造は問わない
が、例えば、各キーの下部に分布型の感圧ゴムや歪みゲ
ージ等の圧力検出器を少なくとも2組設け、これら圧力
検出器の検出値により各キーの押圧方向を決定すればよ
い。
【0034】なお、各キーに設けられる接点の数に特に
制限はない。また、圧力検出器を接点として利用する場
合は、指で操作できる範囲内であれば、多数の圧力検出
器を設けることができ、また、指の押圧ベクトルをキー
ボード平面上で特定できれば指を動かすことも不要とな
る。この場合、人差指をホームポジション位置である
「J」や「K」に置くだけでなく、その他の各指を対応
するホームポジションに置き、各ホームポジション位置
から各指を動かすことなく、タイピング動作を模擬した
ときに得られる力ベクトル方向と、実際に指を動かして
タイピングするときの押圧ベクトルとを対応させて、出
力コードを決定すればよい。
【0035】図6は、各キーで2つずつコードを選択す
る例を示しているが、通常のキーボードには、テンキ
ー、カーソル移動キー、四則演算キー、Homeキー、Page
Upキー、およびPageDownキーなど、アルファベットキー
と併用されないキーが存在するため、これらのキーをア
ルファベットキーで選択できるようにしてもよい。この
場合、1個のキーで3種類以上のコード選択が必要とな
るため、キートップの面積を広くして、1個のキー内に
3種類以上のコード選択用の接点(圧力検出器など)を
設ければよい。
【0036】ただし、1つのキーで多種類のコードを選
択する場合、同一キー内で指の押圧方向を細かく設定し
なければならず、高速タイピングが不可能になるなど、
操作性が悪くなるおそれがある。
【0037】そこで、以下に説明する第5の実施形態
は、コード選択用のキーを新たに設けて操作性の向上を
図ったものである。
【0038】(第5の実施形態)図9は本発明に係るコ
ード入力装置の第5の実施形態のキー配置を示す図であ
る。図9のコード入力装置は、図6と比べて、ファンク
ションキーFn1,Fn2を新たに設けた点に特徴がある。
【0039】図9のファンクションキーFn1,Fn2は、
それぞれ異なるコードセットを選択するためのものであ
る。なお、ファンクションキーFn1,Fn2の数やキー配
置に特に制限はない。図9のファンクションキーFn1,
Fn2のいずれかを押すと、それに応じてコードセットが
切り替わり、ファンクションキーFn1,Fn2から指を離
してもその状態が保持される。この状態でキー入力部1
d内のいずれかのキーを押すと、コードセットに応じた
コードが選択される。
【0040】図9は、ファンクションキーFn2を押した
状態を示しており、この場合、図示のように、数字コー
ドや四則演算コードを入力することができる。一方、他
のファンクションキーFn1を押すと、別のコードセッ
ト、例えば、図1に示すようなアルファベットコード等
が選択される。
【0041】(第6の実施形態)第6の実施形態は、カ
ーソル移動用の専用のキーを設けたものである。
【0042】図10は本発明に係るコード入力装置の第
6の実施形態のキー配置を示す図である。図10の円形
のキー4は、カーソルを移動させるためのものであり、
このキー(以下、カーソル移動キーと呼ぶ)4の上端
側、下端側、左端側、右端側にはそれぞれ感圧スイッチ
が設けられている。例えば、このカーソル移動キー4の
上端側を押圧すると、対応する感圧スイッチがオンして
カーソルが上方に移動し、下端側を押圧するとカーソル
が下方に移動し、左端側を押圧するとカーソルが左方に
移動し、右端側を押圧するとカーソルが右方に移動す
る。
【0043】図10のカーソル移動キー4は、人差指を
ホームポジションから動かさなくても操作できるよう
に、親指で操作できる位置に配置するのが望ましい。
【0044】(第7の実施形態)第1〜第6の実施形態
では、キーボード中の左手で操作する範囲の鏡面対称キ
ー配置と右手で操作する範囲のキー配置とを重ね合わせ
る例について説明したが、左手操作する範囲のキー配置
と右手で操作する範囲のキー配置とを重ね合わせてもよ
い。
【0045】図11は、本発明に係るコード入力装置の
第7の実施形態のキー配置を示す図である。本実施形態
の場合、本来左手の小指で操作するキー「QAZ」はそ
れぞれ右手の人差指で操作するキー「YHN」に、左手
の薬指で操作するキー「WSX」はそれぞれ右手の人差
指で操作するキー「UJM」に、左手の中指で操作する
キー「EDC」はそれぞれ右手の中指で操作するキー
「IK,」に、左手の人差指で操作するキー「RFV」
はそれぞれ右手の薬指で操作するキー「OL.」に、左
手の人差指で操作するキー「TGB」はそれぞれ右手の
小指で操作するキー「P;/」に、それぞれ割り当てら
れる。
【0046】このように、第7の実施形態は、本来左手
で操作する範囲のキーを鏡面対称させずに右手で操作す
る範囲のキーと重ね合わせるため、左手で操作する範囲
のキー配置を視覚的に認識している場合には、左手で操
作する範囲のキーを右手で難なく操作することができ
る。
【0047】(第8の実施形態)以上に説明した第1〜
第7の実施形態では、片手で操作するための専用のコー
ド入力部を設ける例を説明したが、両手操作用の通常の
キーボードを片手でキー操作できるようにしてもよい。
【0048】図12は本発明に係るコード入力装置の第
7の実施形態のキー配置を示す図である。図12のコー
ド入力装置は、両手操作用のキーボード20を有する。
図12のキーボード20は、両手で操作することも、片
手で操作することも可能である。
【0049】図12のキーボード20を片手で操作する
場合には、キーボード20中の片手モードキー5を押
す。なお、専用の片手モードキー5を設ける代わりに、
CTRLキー13やALTキー14など、通常のキーボード2
0に設けられるキーを複数同時に押して、両手モードと
片手モードを切り替えてもよい。
【0050】片手モードが選択されると、キーボード2
0中のコード入力部1f(図11の点線の枠内)のキー
のみが有効になる。片手モード時には、図12の点線枠
内のキーには、図1と同様に、ほとんどのキーに2つず
つコードが割り当てられ、図12の左右系切替キー2を
操作することにより、所望のコードが選択される。この
左右系切替キー2も、必ずしも専用のキーを設ける必要
はなく、CTRLキー13やALTキー14などの複数のキー
を同時に押してコードの切替を行ってもよい。
【0051】このように、第7の実施形態は、両手操作
用の通常のキーボードを片手操作できるようにしたた
め、食事をしたり、電話をかけるなど、片手しか使えな
い場合でも、両手用のキーボードを操作することがで
き、キーボード20の使い勝手がよくなる。
【0052】ところで、上述した第1〜第7の実施形態
の信号入力装置をコンピュータ等と接続するには、いく
つかの方法が考えられる。例えば、コンピュータ側のオ
ペレーションシステム(OS)に用意された制御変数設
定機能を用い、当該信号入力装置に合致する変数を設定
する。
【0053】例えば、当該コード入力装置に専用の左右
系切替キー2が設けられている場合には、コード入力装
置を駆動制御するソフトウエアをコンピュータのOSに
登録した後に、このコード入力装置をOS上の制御変数
設定機能で指定する。
【0054】また、通常のキーボードの特定のキー(あ
るいは、キー群)を切替スイッチとして利用する場合に
は、所定の駆動制御アプリケーションを登録した後に、
そのアプリケーションで指定された操作を行えばよい。
【0055】例えば、両手用の通常のキーボードの操作
を片手で行うためには、当該アプリケーションを起動
し、そのアプリケーション中で指定されるキー操作など
で、左手でのキー操作範囲を鏡面対称あるいは平行移動
させて右手のキー操作範囲に重畳する処理や、逆に、右
手でのキー操作範囲を鏡面対称あるいは平行移動させて
左手のキー操作範囲に重畳する処理を行う。
【0056】具体的に、例えば、左手でのキー操作範囲
を右手でのキー操作範囲に重ねる場合、当該アプリケー
ションを起動した後、マウス操作等でアプリケーション
で用意されたアイコンを選択するか、あるいは、CTRLキ
ーやALTキーなどと他の特定のキーとを同時に押せばよ
い。
【0057】また、右手でのキー操作範囲と左手でのキ
ー操作範囲との切替は、キー入力前に、いずれかの手を
左右系切替キー2で指定するか、あるいは、キー入力時
に候補の中から選択してもよい。例えば、鏡面対称にて
左手と右手の各キー操作範囲を重ねる場合は、図4で
は、「Y」と「T」が同一キーに、また、「;」と
「A」が同一キーに割り当てられるが、ローマ字入力で
のカナ変換モードの場合、「や」を入力するには、(1)
「Y」キー、左右系切替キー2、「A」キーの順に押す
か、あるいは、(2)「Y」キー、「;」キーの順に押し
た後、「や」と「た」が候補として現れると、左右系切
替キー2を押した後に「や」を選択すればよい。
【0058】なお、上述の例では、仮名変換の場合を考
えているので、「;」は自動的に「A」に読み替えられ
るものとした。記号入力のままの無変換モードでは、上
記(2)は適当ではなく、「A」を入力するには(1)のよう
に切替キーを押してから「A」キーを押した方がよい。
いずれにせよ、これらは、片手入力のための駆動制御ア
プリケーションで規定される。
【0059】この他、マウスポートや各種のI/Oポー
ト、あるいはICカード経由等での信号入力装置の接続
も考えられるが、いずれも基本的には当該駆動制御アプ
リケーションをOSに登録した後に、上述した操作を実
際に行えばよい。
【0060】上述した第1〜第7の実施形態では、右手
のみでキー操作する例を説明したが、左手のみでキー操
作する場合にも同様に適用できる。この場合、キーボー
ド中の右手で操作する範囲のキーを鏡面対称させて、左
手で操作する範囲のキーに重ね合わせればよい。
【0061】また、上述した第1〜第7の実施形態で
は、平面形状のコード入力装置を用いる例を説明した
が、コード入力装置の形状を筒状や半球状にして、キー
入力面を曲面形状にしてもよい。これにより、コード入
力装置の小型化が図れる。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、人間がすでに習得している従来のキー配置をなる
べく踏襲しつつ、1つのキーに複数のコードを割り当て
るようにしたため、キーの数を減らすことができるとと
もに、キー操作を容易に習得でき、高速タイピングが可
能になる。
【0063】また、指の押圧方向または押圧位置を検出
可能なコード用接点を設ければ、さらにキーの数を減ら
すことができる。
【0064】また、本発明のコード入力装置は、従来の
キーボードに比べて小型化が可能なため、操作者に対し
て任意の位置に配設でき、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコード入力装置の第1の実施形態
の概要を説明する図。
【図2】図1に示す通常のキーボードの右手で操作する
範囲を示す図。
【図3】(a)は右手で操作する範囲のキー配置図、
(b)は左手で操作する範囲のキー配置図、(c)は
(b)を鏡面対称させたキー配置図。
【図4】本発明に係るコード入力装置の第2の実施形態
のキー配置を示す図。
【図5】本発明に係るコード入力装置の第3の実施形態
のキー配置を示す図。
【図6】本発明に係るコード入力装置の第4の実施形態
のキー配置を示す図。
【図7】山型形状のキー「Yt」を指で押した状態を示
す図。
【図8】谷型形状のキー「Yt」を指で押した状態を示
す図。
【図9】本発明に係るコード入力装置の第5の実施形態
のキー配置を示す図。
【図10】本発明に係るコード入力装置の第6の実施形
態のキー配置を示す図。
【図11】本発明に係るコード入力装置の第7の実施形
態のキー配置を示す図。
【図12】本発明に係るコード入力装置の第8の実施形
態のキー配置を示す図。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d コード入力部 2 左右系切替キー 3 スペース入力キー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両手で操作するコード入力用のキーボード
    内のキーのうち、右手で操作する範囲内のキー、または
    左手で操作する範囲内のキーのいずれか一方を、前記キ
    ーボードと同じキー配列で並べたキー入力部と、 前記キー入力部内の少なくとも一部のキーのコード切替
    を行う切替手段と、を備え、 前記キーボード内のキーのうち前記キー入力部に含まれ
    ないキーを鏡面対称させたキー配置と前記キー入力部の
    キー配置とを重畳させてコードを共有化し、共有化した
    コードの切替を前記切替手段で行うことを特徴とするコ
    ード入力装置。
  2. 【請求項2】両手で操作するコード入力用のキーボード
    内のキーのうち、右手で操作する範囲内のキー、または
    左手で操作する範囲内のキーのいずれか一方を、前記キ
    ーボードと同じキー配列で並べたキー入力部を備え、 前記キーボード内のキーのうち前記キー入力部に含まれ
    ないキーを鏡面対称させたキー配置と前記キー入力部の
    キー配置とを重畳させてコードを共有化し、共有化した
    各コードに対応してコード選択用接点を設け、これらコ
    ード選択用接点をオン/オフさせることにより、コード
    選択を行うことを特徴とするコード入力装置。
  3. 【請求項3】両手で操作するコード入力用のキーボード
    内のキーのうち、右手で操作する範囲内のキー、または
    左手で操作する範囲内のキーのいずれか一方を、前記キ
    ーボードと同じキー配列で並べたキー入力部と、 前記キー入力部内の少なくとも一部のキーのコード切替
    を行う切替手段と、を備え、 前記キーボード内のキーのうち前記キー入力部に含まれ
    ないキーのキー配置と前記キー入力部のキー配置とを重
    畳させてコードを共有化し、共有化したコードの切替を
    前記切替手段で行うことを特徴とするコード入力装置。
  4. 【請求項4】両手で操作するコード入力用のキーボード
    内のキーのうち、右手で操作する範囲内のキー、または
    左手で操作する範囲内のキーのいずれか一方を、前記キ
    ーボードと同じキー配列で並べたキー入力部を備え、 前記キーボード内のキーのうち前記キー入力部に含まれ
    ないキーのキー配置と前記キー入力部のキー配置とを重
    畳させてコードを共有化し、共有化した各コードに対応
    してコード選択用接点を設け、これらコード選択用接点
    をオン/オフさせることにより、コード選択を行うこと
    を特徴とするコード入力装置。
  5. 【請求項5】前記キー入力部を構成するキーは、山型形
    状または谷型形状であり、 山型形状または谷型形状の前記キーの傾斜面に沿って前
    記コード選択用接点を設けたことを特徴とする請求項2
    または4に記載のコード入力装置。
  6. 【請求項6】前記切替手段によってコードを切替可能な
    キー以外の特殊キーが前記キーボードに含まれている場
    合に、これら特殊キーのコードを前記キー入力部内のキ
    ーで選択するための特殊コード選択手段を設けたことを
    特徴とする請求項1または3に記載のコード入力装置。
  7. 【請求項7】前記キー入力部内の各キーを、前記キーボ
    ードのキー配列を維持したままで矩形状に配置したこと
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコード入
    力装置。
  8. 【請求項8】カーソルを移動させるための1つ以上のキ
    ーを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載のコード入力装置。
  9. 【請求項9】前記キー入力部は、前記キーボード中の一
    部のキーに割り当てられ、 前記キーボード中に割り当てられたキーを前記キー入力
    部として使用するか否かを選択する片手モード選択手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載のコード入力装置。
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