JP2000084547A - 透明汚水の水処理装置 - Google Patents
透明汚水の水処理装置Info
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- JP2000084547A JP2000084547A JP10280592A JP28059298A JP2000084547A JP 2000084547 A JP2000084547 A JP 2000084547A JP 10280592 A JP10280592 A JP 10280592A JP 28059298 A JP28059298 A JP 28059298A JP 2000084547 A JP2000084547 A JP 2000084547A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操業が容易で小型の透明汚水処理装置を提供
する。 【解決手段】 透明の水路底板と、該水路底板上に分散
された粒状酸化チタン担持体と、該水路底板の上方及び
下方にそれぞれ配置された光源と、からなる水処理水路
であって、水路底板の一辺近くに設けた堰から透明汚水
を供給し、光源によって全面に光照射された粒状酸化チ
タン担持体に透明汚水を接触させ通過させた後、水路底
板の他辺近くから透明汚水を排出してなる水処理水路
を、上下方向に間隔を置いて積層した。
する。 【解決手段】 透明の水路底板と、該水路底板上に分散
された粒状酸化チタン担持体と、該水路底板の上方及び
下方にそれぞれ配置された光源と、からなる水処理水路
であって、水路底板の一辺近くに設けた堰から透明汚水
を供給し、光源によって全面に光照射された粒状酸化チ
タン担持体に透明汚水を接触させ通過させた後、水路底
板の他辺近くから透明汚水を排出してなる水処理水路
を、上下方向に間隔を置いて積層した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な(あるいは
光透過可能な)汚水の水処理装置に関する。
光透過可能な)汚水の水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来技
術1:活性炭法 汚水を活性炭に接触させ通過させることによって、汚濁
物質を活性炭表面に吸着し除去する方法である。この従
来技術1は、処理効率が比較的良いものの、使用済み活
性炭の再生処理が困難であり、再生処理コストが高いと
いう問題がある。特に、微生物分解性物質や有害物質を
吸着している使用済み活性炭の再生処理あるいは廃棄処
理のコストが高いという問題がある。
術1:活性炭法 汚水を活性炭に接触させ通過させることによって、汚濁
物質を活性炭表面に吸着し除去する方法である。この従
来技術1は、処理効率が比較的良いものの、使用済み活
性炭の再生処理が困難であり、再生処理コストが高いと
いう問題がある。特に、微生物分解性物質や有害物質を
吸着している使用済み活性炭の再生処理あるいは廃棄処
理のコストが高いという問題がある。
【0003】従来技術2:オゾン法 汚水にオゾンを吹き込み接触させて、汚水中の有機物質
と反応し分解する方法である。オゾンは脱色、脱臭作用
が高く、さらに殺菌作用もある。しかし、オゾンは製造
コストが高いという問題があるとともに、未反応等のオ
ゾンが大気中に漏れ出すと、公害を生ずるおそれがある
という問題がある。
と反応し分解する方法である。オゾンは脱色、脱臭作用
が高く、さらに殺菌作用もある。しかし、オゾンは製造
コストが高いという問題があるとともに、未反応等のオ
ゾンが大気中に漏れ出すと、公害を生ずるおそれがある
という問題がある。
【0004】従来技術3:電気分解法 汚水中に電極対を浸漬して電極間に電圧を加え電気分解
する方法である。無機物質を分解しやすいが、有機物質
の分解が困難であるという問題とともに、電気分解のた
めの消費電力が高く、運転コストが高いという問題があ
る。
する方法である。無機物質を分解しやすいが、有機物質
の分解が困難であるという問題とともに、電気分解のた
めの消費電力が高く、運転コストが高いという問題があ
る。
【0005】従来技術4:微生物による生物分解法 汚水に気泡を導入しつつ好気性微生物によって汚濁物質
を生物分解処理したり、あるいは、空気を導入しない状
態で嫌気性微生物によって汚濁物質を生物分解処理する
方法である。しかし、従来技術3を実施するための設
備、装置は大規模となり、小型化ができないという問題
とともに、安定した操業制御が困難であるという問題が
ある。
を生物分解処理したり、あるいは、空気を導入しない状
態で嫌気性微生物によって汚濁物質を生物分解処理する
方法である。しかし、従来技術3を実施するための設
備、装置は大規模となり、小型化ができないという問題
とともに、安定した操業制御が困難であるという問題が
ある。
【0006】従来技術5:酸化チタン粉末の光触媒酸化
法 酸化チタン粉末に高出力ランプなどにより光を照射しつ
つ汚水を接触させて有機物質を分解する方法である。し
かし、従来技術5においては、処理終了した水から酸化
チタン粉末を分離回収する必要があり、処理コストが高
いという問題があるとともに消費電力の大きな高出力ラ
ンプを光源として使用しなければならず、装置が大きく
なり、電力使用量が大きいという問題がある。
法 酸化チタン粉末に高出力ランプなどにより光を照射しつ
つ汚水を接触させて有機物質を分解する方法である。し
かし、従来技術5においては、処理終了した水から酸化
チタン粉末を分離回収する必要があり、処理コストが高
いという問題があるとともに消費電力の大きな高出力ラ
ンプを光源として使用しなければならず、装置が大きく
なり、電力使用量が大きいという問題がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、上記問題点
を解決し、装置を小型化し、かつ、操業制御が容易な透
明汚水の水処理装置を提供することにある。
を解決し、装置を小型化し、かつ、操業制御が容易な透
明汚水の水処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の本発明に係る透明汚水の水処理装置、すなわち、
透明の水路底板と、当該水路底板上に分散された粒状酸
化チタン担持体と、当該水路底板の上方及び下方にそれ
ぞれ配置された光源と、からなる水処理水路であって、
水路底板の一辺近くに設けた堰から透明汚水を供給し、
光源によって全面に光照射された粒状酸化チタン担持体
に透明汚水を接触させ通過させた後、水路底板の他辺近
くから透明汚水を排出してなる水処理水路を、上下方向
に間隔を置いて積層したことを特徴とする透明汚水の水
処理装置によって達成される。
記載の本発明に係る透明汚水の水処理装置、すなわち、
透明の水路底板と、当該水路底板上に分散された粒状酸
化チタン担持体と、当該水路底板の上方及び下方にそれ
ぞれ配置された光源と、からなる水処理水路であって、
水路底板の一辺近くに設けた堰から透明汚水を供給し、
光源によって全面に光照射された粒状酸化チタン担持体
に透明汚水を接触させ通過させた後、水路底板の他辺近
くから透明汚水を排出してなる水処理水路を、上下方向
に間隔を置いて積層したことを特徴とする透明汚水の水
処理装置によって達成される。
【0009】また、本発明の好ましい実施態様において
は、請求項2に記載のように、粒状酸化チタン担持体が
φ7mm以下であり、比重が0.7以上である。
は、請求項2に記載のように、粒状酸化チタン担持体が
φ7mm以下であり、比重が0.7以上である。
【0010】さらに、本発明の他の好ましい実施態様に
おいては、請求項3に記載のように、光源がブラックラ
イトあるいはケミカルライトである。
おいては、請求項3に記載のように、光源がブラックラ
イトあるいはケミカルライトである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して、詳細に説明する。
て、添付図面を参照して、詳細に説明する。
【0012】第1の実施形態 図1は本発明の透明汚水の水処理装置の第1の実施形態
の概略斜視図である。各水処理装置には、無色透明の水
路底板101、102、103の四辺に上方へ直立する
側板411、421、431;801、802、80
3;201、202、203;901、902、903
を設け、水路底板101、102、103の上に、多数
の粒状酸化チタン担持体601、602、603を分散
配置している。水路底板として、厚さ5mm以下のガラ
ス、石英、光透過性フッ素樹脂等を用いいることができ
る。また、粒状酸化チタン担持体として、石原テクノ
(株)が販売している水処理用酸化チタン担持体ST−
B01を用いたが、球状の酸化チタン担持体であって、
φ7mm以下、特にφ3mm以下で、比重0.7以上の
ものが好ましい。
の概略斜視図である。各水処理装置には、無色透明の水
路底板101、102、103の四辺に上方へ直立する
側板411、421、431;801、802、80
3;201、202、203;901、902、903
を設け、水路底板101、102、103の上に、多数
の粒状酸化チタン担持体601、602、603を分散
配置している。水路底板として、厚さ5mm以下のガラ
ス、石英、光透過性フッ素樹脂等を用いいることができ
る。また、粒状酸化チタン担持体として、石原テクノ
(株)が販売している水処理用酸化チタン担持体ST−
B01を用いたが、球状の酸化チタン担持体であって、
φ7mm以下、特にφ3mm以下で、比重0.7以上の
ものが好ましい。
【0013】3個の水処理装置は、それぞれ、上下方向
に間隔をおいて平行に積層してある。
に間隔をおいて平行に積層してある。
【0014】各水処理装置の上方及び下方には、光源5
21、522、523;531、532、533;54
1、542、543;551、552、553が配置さ
れ、光源からの光は、処理する透明汚水を透過して、あ
るいは、透明の水路底板を透過して、酸化チタン担持体
に表裏から照射されるが、各酸化チタン担持体について
光が照射されない部分が生じないように、光源は配置さ
れなければならない。
21、522、523;531、532、533;54
1、542、543;551、552、553が配置さ
れ、光源からの光は、処理する透明汚水を透過して、あ
るいは、透明の水路底板を透過して、酸化チタン担持体
に表裏から照射されるが、各酸化チタン担持体について
光が照射されない部分が生じないように、光源は配置さ
れなければならない。
【0015】第1の実施形態においては、光源531、
532、533が水路底板101上の酸化チタン担持体
601及び水路底板102上の酸化チタン担持体602
を同時に照射し、光源541、542、543が水路底
板102上の酸化チタン担持体602及び水路底板10
3上の酸化チタン担持体603を同時に照射するので、
光源を効率的に利用し、水処理装置の小型化を可能とし
ている。
532、533が水路底板101上の酸化チタン担持体
601及び水路底板102上の酸化チタン担持体602
を同時に照射し、光源541、542、543が水路底
板102上の酸化チタン担持体602及び水路底板10
3上の酸化チタン担持体603を同時に照射するので、
光源を効率的に利用し、水処理装置の小型化を可能とし
ている。
【0016】最上部の水路底板101の右端上方から矢
印15のように透明汚水を供給し、水路底板101の上
に散布された酸化チタン担持体601に接触させつつ右
から左へと流し、矢印16のように、水路底板101の
左端から下方へ排出する。次に、中央部の水路底板10
2の左端上方から、最上部の水路底板101によって処
理された透明汚水を供給し、水路底板102の上に散布
された酸化チタン担持体602に接触させつつ左から右
へと流し、矢印17のように、水路底板102の右端か
ら下方へ排出する。さらに、最下部の水路底板103の
右端上方から、に、中央部の水路底板102によって処
理された透明汚水を供給し、水路底板103の上に散布
された酸化チタン担持体603に接触させつつ右から左
へと流し、矢印18のように、水路底板103の左端か
ら下方へ排出する。光照射された酸化チタン担持体に透
明汚水が接触する間に透明汚水中の汚濁物質は分解され
浄化される。
印15のように透明汚水を供給し、水路底板101の上
に散布された酸化チタン担持体601に接触させつつ右
から左へと流し、矢印16のように、水路底板101の
左端から下方へ排出する。次に、中央部の水路底板10
2の左端上方から、最上部の水路底板101によって処
理された透明汚水を供給し、水路底板102の上に散布
された酸化チタン担持体602に接触させつつ左から右
へと流し、矢印17のように、水路底板102の右端か
ら下方へ排出する。さらに、最下部の水路底板103の
右端上方から、に、中央部の水路底板102によって処
理された透明汚水を供給し、水路底板103の上に散布
された酸化チタン担持体603に接触させつつ右から左
へと流し、矢印18のように、水路底板103の左端か
ら下方へ排出する。光照射された酸化チタン担持体に透
明汚水が接触する間に透明汚水中の汚濁物質は分解され
浄化される。
【0017】各水路底板101、102、103上の透
明汚水の水位を20mm以下に保つのが望ましく、その
ように各水路底板101、102、103への透明汚水
の供給水量を調整する必要がある。また、排出口から酸
化チタン担持体が流出するのを防止するために、排出口
にメッシュ、網または簀の子を設けるのが好ましい。
明汚水の水位を20mm以下に保つのが望ましく、その
ように各水路底板101、102、103への透明汚水
の供給水量を調整する必要がある。また、排出口から酸
化チタン担持体が流出するのを防止するために、排出口
にメッシュ、網または簀の子を設けるのが好ましい。
【0018】第2の実施形態 図2は本発明の第2の実施形態の水処理水路の側面断面
図であり、図3は本発明の第2の実施形態の水処理水路
の平面図である。透明の水路底板1の右端に側板2が上
方に向かって直立し、透明の水路底板1の左端には側板
4が上方に向かって直立している。同様に、透明の水路
底板1の後端には側板5が上方に向かって直立し、透明
の水路底板1の前端には不図示の側板が上方に向かって
直立している。側板2に隣接して堰3が設けられてい
る。堰3は断面がV字形のとい状部材であり、上方が開
放されており、右部分に比べ左部分の上端が低く、しか
も左部分の上端には等間隔にV字状切り込み301が形
成されている。
図であり、図3は本発明の第2の実施形態の水処理水路
の平面図である。透明の水路底板1の右端に側板2が上
方に向かって直立し、透明の水路底板1の左端には側板
4が上方に向かって直立している。同様に、透明の水路
底板1の後端には側板5が上方に向かって直立し、透明
の水路底板1の前端には不図示の側板が上方に向かって
直立している。側板2に隣接して堰3が設けられてい
る。堰3は断面がV字形のとい状部材であり、上方が開
放されており、右部分に比べ左部分の上端が低く、しか
も左部分の上端には等間隔にV字状切り込み301が形
成されている。
【0019】透明汚水は矢印10のように、堰3の中に
注入され、矢印11のように、左部分及びそのV字状切
り込み301を乗り越えて、水路底板1の上へと流れ込
む。
注入され、矢印11のように、左部分及びそのV字状切
り込み301を乗り越えて、水路底板1の上へと流れ込
む。
【0020】水路底板1の上面には多数の酸化チタン担
持体6が分布している。透明汚水は酸化チタン担持体6
に接触しながら、矢印12、13のように右から左へと
流れていく。透明汚水の水面7はほぼ一定の位置に保た
れて水深が20mm以下に保たれるのが望ましい。
持体6が分布している。透明汚水は酸化チタン担持体6
に接触しながら、矢印12、13のように右から左へと
流れていく。透明汚水の水面7はほぼ一定の位置に保た
れて水深が20mm以下に保たれるのが望ましい。
【0021】透明汚水の水面7から上下方向の一定範囲
に相当する側板4の部分には、排出口401が設けてあ
り、不図示の網、メッシュが取り付けてある。そして、
処理された透明汚水は、メッシュ等及び排出口401を
通過して、矢印14のように下方へ排出される。
に相当する側板4の部分には、排出口401が設けてあ
り、不図示の網、メッシュが取り付けてある。そして、
処理された透明汚水は、メッシュ等及び排出口401を
通過して、矢印14のように下方へ排出される。
【0022】水処理水路の上方及び下方には、それぞ
れ、棒状の光源501、502、503、504、50
5;511、512、513、514、515が設けて
ある。これら光源によって、酸化チタン担持体は全面に
光が照射され影が生じないように図られている。
れ、棒状の光源501、502、503、504、50
5;511、512、513、514、515が設けて
ある。これら光源によって、酸化チタン担持体は全面に
光が照射され影が生じないように図られている。
【0023】第3の実施形態 図4は、本発明の透明汚水の水処理装置の第3の実施形
態の概略図である。処理すべき汚水と上水とを水量調整
弁31に導入し、所定比で混合し、水量を調整した後に
3分割して、それぞれを水処理水路21、22、23の
一端へ供給する。各水処理水路21、22、23は、並
列して、それぞれ、光照射された酸化チタン担持体に透
明汚水を接触させ、汚濁物質を分解する。処理すべき汚
水中の汚濁物質の濃度が比較的低い場合に、本第3の実
施形態は用いられるのが好ましい。そして、3本の水処
理水路を並列的に使用するため、時間当りの処理量が3
倍になる。
態の概略図である。処理すべき汚水と上水とを水量調整
弁31に導入し、所定比で混合し、水量を調整した後に
3分割して、それぞれを水処理水路21、22、23の
一端へ供給する。各水処理水路21、22、23は、並
列して、それぞれ、光照射された酸化チタン担持体に透
明汚水を接触させ、汚濁物質を分解する。処理すべき汚
水中の汚濁物質の濃度が比較的低い場合に、本第3の実
施形態は用いられるのが好ましい。そして、3本の水処
理水路を並列的に使用するため、時間当りの処理量が3
倍になる。
【0024】第4の実施形態 図5は、本発明の透明汚水の水処理装置の第4の実施形
態の概略図である。処理すべき汚水と上水とを水量調整
弁31に導入し、水量を調整した後に、最上部の水処理
水路24の一端へ供給する。水処理水路24において
は、光照射された酸化チタン担持体に透明汚水を接触さ
せ、汚濁物質を分解する。その後に、処理された汚水を
水処理水路24の他端から排出し、その直下の中間部の
水処理水路25の一端に処理された汚水を導入する。同
様に、水処理水路25においては、光照射された酸化チ
タン担持体に処理された汚水を接触させ、汚濁物質を分
解する。その後に、処理された汚水を水処理水路25の
他端から排出し、その直下の最下部の水処理水路26の
一端に処理された汚水を導入する。同様に、水処理水路
26においては、光照射された酸化チタン担持体に処理
された汚水を接触させ、汚濁物質を分解する。その後
に、処理された汚水を水処理水路26の他端から排出す
る。処理すべき汚水中の汚濁物質の濃度が比較的高い場
合に、本第4の実施形態は用いられるのが好ましい。そ
して、3本の水処理水路を直列的に使用するため、3倍
の浄化が可能である。
態の概略図である。処理すべき汚水と上水とを水量調整
弁31に導入し、水量を調整した後に、最上部の水処理
水路24の一端へ供給する。水処理水路24において
は、光照射された酸化チタン担持体に透明汚水を接触さ
せ、汚濁物質を分解する。その後に、処理された汚水を
水処理水路24の他端から排出し、その直下の中間部の
水処理水路25の一端に処理された汚水を導入する。同
様に、水処理水路25においては、光照射された酸化チ
タン担持体に処理された汚水を接触させ、汚濁物質を分
解する。その後に、処理された汚水を水処理水路25の
他端から排出し、その直下の最下部の水処理水路26の
一端に処理された汚水を導入する。同様に、水処理水路
26においては、光照射された酸化チタン担持体に処理
された汚水を接触させ、汚濁物質を分解する。その後
に、処理された汚水を水処理水路26の他端から排出す
る。処理すべき汚水中の汚濁物質の濃度が比較的高い場
合に、本第4の実施形態は用いられるのが好ましい。そ
して、3本の水処理水路を直列的に使用するため、3倍
の浄化が可能である。
【0025】第5の実施形態 図6は、本発明の透明汚水の水処理装置の第5の実施形
態の概略図である。第3の実施形態と同様に水処理水路
27、28、29が並列に使用されているが、処理され
た汚水は上水とともに水量調整弁32に導入され、混合
され水量を調整される。その後、ポンプ41によって汲
み上げられ、入口の貯槽20へ戻される。入口の貯槽2
0には未処理の汚水及び上水も導入されており、これら
が混合される。つぎに水量調整弁31へ導入され水量を
調整され3分割されて、それぞれ、水処理水路27、2
8、29の一端に導入される。このように、第5の実施
形態においては、未処理の汚水を追加しつつ循環させて
水処理するものであり、汚れのひどい汚水を処理するの
に適している。
態の概略図である。第3の実施形態と同様に水処理水路
27、28、29が並列に使用されているが、処理され
た汚水は上水とともに水量調整弁32に導入され、混合
され水量を調整される。その後、ポンプ41によって汲
み上げられ、入口の貯槽20へ戻される。入口の貯槽2
0には未処理の汚水及び上水も導入されており、これら
が混合される。つぎに水量調整弁31へ導入され水量を
調整され3分割されて、それぞれ、水処理水路27、2
8、29の一端に導入される。このように、第5の実施
形態においては、未処理の汚水を追加しつつ循環させて
水処理するものであり、汚れのひどい汚水を処理するの
に適している。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る透明汚水の水処理装置によ
れば、n枚の水路底板を間隔をおいて上下に積層してい
るので、装置設置面積を1/nにすることができ、装置
の小型が可能であるという効果が得られる。
れば、n枚の水路底板を間隔をおいて上下に積層してい
るので、装置設置面積を1/nにすることができ、装置
の小型が可能であるという効果が得られる。
【0027】本発明に係る透明汚水の水処理装置によれ
ば、透明の水路底板を用い、かつ、複数の水路底板を間
隔をおいて上下に積層しているので、光源を効率良く利
用することができ、光源の設置数を減らすことができ、
光源の使用電力も低減することができ、設備コスト及び
操業経費を低減させることができるという効果が得られ
る。
ば、透明の水路底板を用い、かつ、複数の水路底板を間
隔をおいて上下に積層しているので、光源を効率良く利
用することができ、光源の設置数を減らすことができ、
光源の使用電力も低減することができ、設備コスト及び
操業経費を低減させることができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の透明汚水の水処理装置の第1の実施形
態の概略斜視図である。
態の概略斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の水処理水路の側面断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の水処理水路の平面図
である。
である。
【図4】本発明の透明汚水の水処理装置の第3の実施形
態の概略図である。
態の概略図である。
【図5】本発明の透明汚水の水処理装置の第4の実施形
態の概略図である。
態の概略図である。
【図6】本発明の透明汚水の水処理装置の第5の実施形
態の概略図である。
態の概略図である。
10 矢印 11 矢印 12 矢印 13 矢印 14 矢印 15 矢印 16 矢印 17 矢印 18 矢印 1 水路底板 101 水路底板 102 水路底板 103 水路底板 201 側板 202 側板 203 側板 20 貯槽 21 水処理水路 22 水処理水路 23 水処理水路 24 水処理水路 25 水処理水路 26 水処理水路 27 水処理水路 28 水処理水路 29 水処理水路 3 堰 301 V字状切り込み 31 水量調整弁 32 水量調整弁 4 側板 41 ポンプ 401 排出口 411 側板 421 側板 431 側板 5 側板 501 光源 502 光源 503 光源 504 光源 505 光源 511 光源 512 光源 513 光源 514 光源 515 光源 531 光源 532 光源 533 光源 541 光源 542 光源 543 光源 6 粒状酸化チタン担持体 601 粒状酸化チタン担持体 602 粒状酸化チタン担持体 603 粒状酸化チタン担持体 7 水面 801 側板 802 側板 803 側板 901 側板 902 側板 903 側板
Claims (3)
- 【請求項1】 透明の水路底板と、当該水路底板上に分
散された粒状酸化チタン担持体と、当該水路底板の上方
及び下方にそれぞれ配置された光源と、からなる水処理
水路であって、水路底板の一辺近くに設けた堰から透明
汚水を供給し、光源によって全面に光照射された粒状酸
化チタン担持体に透明汚水を接触させ通過させた後、水
路底板の他辺近くから透明汚水を排出してなる水処理水
路を、上下方向に間隔を置いて積層したことを特徴とす
る透明汚水の水処理装置。 - 【請求項2】 粒状酸化チタン担持体がφ7mm以下で
あり、比重が0.7以上であることを特徴とする請求項
1に記載の透明汚水の水処理装置。 - 【請求項3】 光源がブラックライトあるいはケミカル
ライトであることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の透明汚水の水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280592A JP2000084547A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 透明汚水の水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280592A JP2000084547A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 透明汚水の水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084547A true JP2000084547A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17627186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10280592A Pending JP2000084547A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 透明汚水の水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000084547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870379A1 (en) * | 2006-06-23 | 2007-12-26 | Global Engineering and Trade S.p.A. | Water purification system by means of a photocatalytic process |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10280592A patent/JP2000084547A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870379A1 (en) * | 2006-06-23 | 2007-12-26 | Global Engineering and Trade S.p.A. | Water purification system by means of a photocatalytic process |
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