JP2000080231A - 着色用組成物 - Google Patents
着色用組成物Info
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Abstract
押出性と高度なバリアー性を充分保持できる塩化ビニリ
デン系樹脂着色用組成物の提供。 【解決手段】 塩化ビニリデン系共重合体樹脂Aと顔料
Bと分散剤C及びアクリル系樹脂Dを含む着色用組成物
であって、上記塩化ビニリデン系共重合体樹脂Aはゲル
パーミエーションクロマトグラフィー法による重量平均
分子量が0.5万以上8万以下である。
Description
脂を着色するために用いられる組成物であって、着色の
際に顔料の分散性が優れた品質の良い着色用組成物に関
する。
し、フィルム、繊維、シート等にすることは従来より知
られている。これらは主に顔料を直接投入することが多
い。しかしながら、顔料で直接着色するこの方法は、混
合の過程で顔料同士が凝集することを防止できないの
で、押出加工性の低下、製品の色ムラ、品質の低下等
や、フィルムの場合そのフィルムを高周波シールすると
きに、シール不良を起こす等の問題があり、かかる現象
は高濃度の着色を行なう場合に特に著しい。
し易い樹脂であり。該樹脂をビヒクル(媒体樹脂)にし
て顔料を微分散させたマスターパウダー(以下、着色用
組成物と称する)をつくるのは困難とされており、ビヒ
クルとして用いる塩化ビニリデン系樹脂の熱分解性を改
善する検討もなされている。例えば、特開平8ー332
1号公報には、着色用樹脂組成物のビヒクルに重量平均
分子量の低い特定範囲の塩化ビニリデン系樹脂を採用し
て、熱分解の極めて少ない着色用組成物を得る技術が開
示されている。この方法は、塩化ビニリデン系樹脂の着
色のためのビヒクルとして、はじめて同系の樹脂(塩化
ビニリデン系樹脂)を採用した結果、該着色用組成物を
使用すると、従来の異質系樹脂でつくられた着色用組成
物と全く違って、安定した押出性が得られ、バリアー性
が充分保持出来るようにすることになるのである。
物は小量ロット樹脂の着色には支障がないものの、大量
ロット樹脂(着色用組成物添加後の塩化ビニリデン系樹
脂量として1、000kg以上のもの)を着色すると局
部的に分散不良が起きることがあり、大量生産する場合
必ずしも充分でない問題が生じている。例えば、製品が
大量につくられたフィルムの場合、高周波シール時にス
パーク等のシール不良が発生する場合があった。
従来技術の問題を解決し、量産品においても、その重要
な特性であるフィルムの高周波シール性を充分確保する
ことであり、それが高濃度の着色を施す場合であって
も、安定な押出性と高度なバリアー性を充分保持できる
塩化ビニリデン系樹脂着色用組成物を提供することにあ
る。
を達成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至
った。すなわち、本発明は下記の通りである。 1)塩化ビニリデン系共重合体樹脂(A)、顔料
(B)、分散剤(C)、及びアクリル系樹脂(D)を含
有する着色用組成物であって、上記塩化ビニリデン系共
重合体樹脂(A)はゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー法による重量平均分子量が0.5万以上8万以下
であることを特徴とする塩化ビニリデン系樹脂着色用組
成物。 2)上記塩化ビニリデン系共重合体樹脂(A)の含有量
が4〜93重量%、上記顔料(B)の含有量が5〜80
重量%、上記分散剤(C)の含有量が0.5〜15重量
%、上記アクリル系樹脂(D)の含有量が1〜50重量
%である上記1)の塩化ビニリデン系樹脂着色用組成
物。
記1)又は2)の塩化ビニリデン系樹脂着色用組成物。 4)上記分散剤(C)は、融点が50〜120℃、14
0℃での溶融粘度が5〜500cpsのワックスである
上記1)又は2)の塩化ビニリデン系樹脂着色用組成
物。 5)上記アクリル系樹脂(D)はガラス転移温度(T
g)が40〜100℃である上記1)〜4)いずれかの
塩化ビニリデン系樹脂着色用組成物。 以下、本発明の内容を詳述する。
来の樹脂着色用組成物がビヒクルと顔料を含む組成物か
らなるのに対して、ビヒクル(A)と顔料(B)と分散
剤(C)及びアクリル系樹脂(D)を含む組成物からな
ることにある。前記先行技術は、それまでの異質樹脂の
ビヒクルからなる着色用組成物における押出安定性と、
ガスバリアー性という2つの問題の解決のために同系樹
脂のビヒクルを発明し、採用したのであり、それによっ
て該目的は叶えられたが、これを用いたフィルムは残念
なことにシール性(高周波シール性)に於いて、大量生
産した製品が必ずしも十分とはいえない弱点があった。
従来技術と本発明の相違点は、従来の組成物に新たに分
散剤(C)とアクリル系樹脂(D)の双方を付加するこ
とによって、従来十分解決できないでいたところの顔料
微粒子のビヒクルへの分散性の著しい改良が成し遂げら
れることであり、それにより顔料微粒子の均一分散がで
きるようになり、高周波シール性が実用上支障ないレベ
ルに格段に向上保持されて、大量ロット生産の着色用組
成物として工業的に利用できるようになったことにあ
る。
体(A)とは、塩化ビニリデンの含有量が50〜99重
量%と塩化ビニリデンと重合可能な単量体(例えば具体
的には、塩化ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸ブ
チル等が望ましい)の合計含有量が50〜1重量%(単
量体の総重量)との共重合体である。中でも混練・押出
時の熱安定性を保持する観点からは、塩化ビニリデンの
含有量が70〜95重量%、塩化ビニリデンと重合可能
な単量体の合計含有量が30〜5重量%である共重合体
がより好ましい。
樹脂(A)としては、後述のゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー法による重量平均分子量が0.5万以上
8万以下であるものが、着色剤として使用した場合に安
定な押出成形性が可能であり、また得られるフィルムの
物性も良好である。該樹脂(A)の該分子量は、より好
ましくは1〜7万、さらに好ましくは2〜6万である。
重量平均分子量が0.5万未満のものは押出成形性が悪
く、剪断応力が小さすぎて混練効果が悪く、顔料の分散
性が悪い場合がある。また重量平均分子量が8万を超え
るものは熱分解が発生するのと、混練時間の延長効果が
小さすぎて顔料の分散が悪く使用できない場合がある。
更に、着色用塩化ビニリデン樹脂との相溶性の点から本
発明における塩化ビニリデン系共重合体樹脂Aの数平均
分子量は約0.2〜4万程度がより望ましい。
系共重合体樹脂(A)の量は4〜93重量%がより好ま
しく、更に好ましいのは10〜88重量%である。4重
量%未満であると、相対的に樹脂量が不足して顔料を樹
脂で被覆することによる凝集防止効果が期待できなくな
る場合がある。93重量%を越えると着色用組成物に対
する顔料含量が低くなるので、着色用ポリマー作成時に
着色用組成物の使用量が相対的に高まり、低分子量の樹
脂の増加による着色成形品の品質(バリヤー性等)低下
をきたすことがある。
樹脂(A)は、例えば以下の方法で製造できる。まず重
合機の中にイオン交換水と懸濁剤として、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース等のセルロース誘導体、重合開
始剤としてtーブチルパーオキシピバレートのような高
温分解型の開始剤を入れ、その中に塩化ビニリデンモノ
マーを50〜95重量%と、共重合させるモノマー5〜
50重量%をイオン交換水と約同量(重量)仕込んで投
入し、その混合液を強くかき混ぜる。その後50〜80
℃の温度に加熱しながら、約5〜20時間かけて重合を
行う。
ラリーミックスタンクに移送し、得られたものに脂肪族
二塩基酸エステル、脂肪酸エステル等の可塑剤、エポキ
シ化植物油類、縮合リン酸塩類、ステアリン酸アルキル
類等で代表される熱安定剤等の添加剤を樹脂総量に対し
て0.1〜10重量%添加する場合もある。その後に濾
過、水洗を行い、脱水機に移送してある程度脱水した
後、熱風乾燥機で完全に水分が抜けるまで乾燥させる。
このようにして得られた塩化ビニリデン系共重合体樹脂
は、樹脂溶融粘度が約500〜9000poiseの範
囲にあるものがより望ましい。ここで、樹脂溶融粘度
は、島津製作所製のフローテスターCFTー500型を
用いて、180℃の温度で荷重40kgf、ダイサイズ
1mmφ―2mmLの条件での定温試験による見掛け溶
融粘度(単位:poise)をいう。
から塩化ビニリデン系樹脂の着色に使用されている公知
の顔料が使用できる。例えば酸化チタン、カーボンブラ
ック、コバルトブルー、酸化マグネシウム、ゼオライ
ト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、二酸化珪
素等で代表される無機顔料、不溶性モノアゾ系顔料、不
溶性ジスアゾ系顔料などの不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ
系顔料、フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔
料、チオインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系
顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソ
インドリノン系顔料、イソインドリン系顔料等で代表さ
れる有機顔料等を単独または混合して用いることができ
る。
色用組成物に対して5〜80重量%とすることがより好
ましい。80重量%を超えると、相対的に樹脂量が不足
して混練作業が困難である上に、顔料を樹脂で被覆する
ことによる凝集防止効果が期待出来なくなる場合があ
る。樹脂内に顔料を均質分散した状態に留めたい観点か
らは着色用組成物に対する顔料量は10〜70重量%に
することがさらに望ましい。顔料の含有量は5重量%未
満に低くすることは可能であるが、顔料含有量が低いこ
とは着色ポリマー作製時に着色剤組成物の使用量が相対
的に高まることを意味するので、それに相俟って低分子
量の樹脂の増加で着色成形品の品質(バリヤー性等)低
下をきたす場合がある。このような場合は、着色剤組成
物中の顔料含有量は5重量%以上に高めておくことが望
ましい。
られているワックスが使われる。例えば、動物ワック
ス、植物ワックス、鉱物ワックス、石油ワックス、合成
炭化水素、変性ワックスなどで代表されるものであり、
より具体例を挙げると動物ワックスには密ろうなど、植
物ワックスとしてキャンデリアワックス、カルナウバワ
ックス、ライスワックスなど、鉱物ワックスとしてモン
タンワックス、オゾケライトなど、石油ワックスとして
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ペトロラタムなど、合成炭化水素としてフィッシャー・
トロプシュワックス、ポリエチレンワックス、ポリオレ
フィンワックスなど、変性ワックスとしてモンタンワッ
クス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体、パ
ラフィンワックス誘導体などが使用でき、これらは単独
でも混合して用いても良い。
は、着色用組成物に対し、0.5〜15重量%とするこ
とがより好ましい。1〜10重量%がさらに好ましく、
最も好ましいのは2〜7重量%である。0.5重量%未
満では本発明の効果が見られない場合があり、15重量
%を越えると、シール性が悪く(接着不良)なったり、
押出性不良や混練性不良などが発生する場合がある。使
用する分散剤(C)は融点が50〜120℃のものがよ
り好ましい。融点が50℃未満では、押出機での混合不
良や製品のベタツキなどが発生する場合があり、120
℃を越えると押出機での分散不良が起きる場合がある。
また分散剤(C)は140℃に於ける溶融粘度が5〜5
00cps(センチポイズ)のものがより好ましい。5
cps未満では顔料が再凝集する場合があり、500c
ps超では、やはり顔料が凝集する場合がある。
公知のアクリル酸系樹脂等が用いられる。例えば(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル、具体的には(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル及びそれらの
異性体等からなる群より選ばれる少なくとも1種の単量
体を主成分とし、必要によりこれと共重合が可能で分子
内に少なくとも1個以上のカルボン酸基及び/又は水酸
基を有する単量体を加えて共重合してなる樹脂が挙げら
れる。また、これらの一部をスチレン等の芳香族ビニ
ル、酢酸ビニル、ブタジエン等、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルと共重合が可能な他の単量体で置換えて
使用してもよい。
含有量は、着色用組成物に対し、1〜50重量%使用す
るのがより好ましい。5〜40重量%がさらに好まし
く、10〜30重量%が最も好ましい。1重量%未満で
は、顔料の分散性が不十分になる場合があり、50重量
%を越えると、着色用組成物添加後の塩化ビニリデン系
フィルムの高周波シール性不良(加熱時の破袋)になる
場合がある。アクリル系樹脂の作用機能の一つには、着
色用組成物混練工程中での剪断力の上昇による顔料分散
性の向上が考えられるが、アクリル系樹脂(D)の使用
量が多い(50重量%を越える)場合には、製品として
の塩化ビニリデン系フィルムが受ける加圧加熱殺菌時
に、塩化ビニリデン系樹脂との相溶性との関連で高周波
溶着部分(シール線)に部分的な欠陥(シール不良)が
生じ破袋率が高くなる場合がある。
ラス転移温度(Tg)は40〜100℃がより好まし
い。さらに好ましいのは50〜90℃である。ガラス転
移温度(Tg)が40℃未満では着色用組成物の粉砕が
困難になる場合があり、90℃超では着色用組成物添加
後の塩化ビニリデン系フィルムの耐低温性能を低下させ
る場合がある。
物は、少なくとも塩化ビニリデン系共重合体樹脂、顔
料、分散剤、及びアクリル系樹脂からなる配合物を常法
に従って十分に加熱混合し、冷却固化後に粉砕すること
により得られる。加熱混合時に、必要に応じて公知の樹
脂安定剤、可塑剤等の添加剤を添加してもよい。
散剤、及びアクリル系樹脂等の配合物の予備混合には、
一般的にはヘンシェルミキサー等の高速ミキサーが用い
られる。予備混合時間は数分から10分程度が好まし
く、配合物の組成等を考慮して決められる。次に予備混
合を終えた混合配合物を、多軸加熱ローラー、ニーダー
等の加熱混練機で均一混練する。好ましい加熱温度は1
30℃〜160℃、混練時間は顔料の分散状況から決め
られる。次いで加熱混練配合物をシート状に成型し、冷
却固化後、ピンミル、フェザーミル、アトマイザー等公
知の衝撃微粉砕機で粉砕し、24メッシュ〜80メッシ
ュの篩いを通して粉末状の着色用組成物が得られる。必
要に応じて冷凍粉砕法も採用できる。
系樹脂の着色に用いられる。該塩化ビニリデン系樹脂
は、安定な押出成形性の点から例えば塩化ビニリデン含
有量が50〜99重量%であり、塩化ビニリデンと重合
可能な単量体(例えば具体的には塩化ビニル、アクリル
酸メチル、アクリル酸ブチル等が望ましい)の合計含有
量が50〜1重量%である共重合体で、その重量平均分
子量は9〜14万の範囲のものが特に好ましい。
ン系樹脂の着色は、押出機の原料供給部に着色剤の自動
計量混合機を設置するインラインブレンド法や、あらか
じめ原料樹脂を着色しておくオフラインでのコニカルブ
レンダー等によるドライブレンド法で着色することがで
きる。着色用組成物の塩化ビニリデン系樹脂に対する添
加割合は着色塩化ビニリデン系樹脂フィルムの色、用途
によって決められるが、一般的には着色用組成物中の顔
料分として0.01〜10重量%であり、0.05重量
%〜5重量%が好ましい添加量である。本発明の着色用
組成物には、本発明の効果に支障のない範囲であれば、
その必要に応じて滑り剤、安定剤、可塑剤、梨地剤など
の一般に知られている各種添加剤を添加することができ
る。
発明をさらに詳細に説明する。本発明で用いる評価方法
及び算出方法は次の通りである。 (1)重量平均分子量 本発明でいう塩化ビニリデン系共重合体樹脂、及び塩化
ビニリデン系樹脂の重量平均分子量は、ポリスチレンを
標準としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法
により求めたものである。使用機器類は以下の通りであ
る。 機種 :高速液体クロマトグラフィー(ウォーターズ社
製 型式600E) カラム:マイクロスタイラジル(ウォーターズ社製) 溶媒 :テトラヒドロフラン(和光純薬社製・液体クロ
マトグラフィー用) 測定方法は以下の通りである。
溶解させた測定対象試料を、溶媒と共に20℃に保温し
たカラムに注入し、試料注入後からの示差屈折計の出力
電流値の時間経過に伴う変化を、記録計のチャートに描
かせる。分子量が3600、35000、11000
0、650000、1460000である5種の単分散
ポリスチレンの各々について、本測定機器による測定を
前もって完了させておき、このデータを検量線にして塩
化ビニリデン共重合体樹脂、塩化ビニリデン系樹脂の計
算基礎とする。即ち、分子量既知の単分散ポリスチレン
が示す、示差屈折計の出力電流のピーク値が生じるまで
のゲルパーミエーションクロマトグラフィーカウント数
(試料注入時を起点0とする秒数)とそのものの分子量
算定の検査線とする。測定と計算は以下の通りである。
エーションクロマトグラフィーカウント数900〜1,
440の間を20カウント毎に区切った位置に示されて
いる出力電流値(Pi)を、そのゲルパーミエーション
クロマトグラフィーカウント数に対応する分子量(検量
線による)Miの度数として求め、各々次のように計算
する。 分子量Miの重量分率Wi=Pi/ΣPi 次に本発明でいう塩化ビニリデン共重合体樹脂、塩化ビ
ニリデン系樹脂の重量平均分子量はこのようにして計算
した分子量Miの重量分率Wiと分子量Miとを使っ
て、次のように計算する。 重量平均分子量=Σ(Wi×Mi)
マー社製MODEL:DSCー1B)を用い、5℃/m
inの昇温速度でのメインの融解ピーク温度(℃)をも
って融点とする。 (3)分散剤の溶融粘度の測定法 分散剤の溶融粘度の測定は、回転粘度計(ブルックフィ
ールド社製MODEL:DVツープラス)を用い、14
0℃での粘度(cps)をもって粘度とする。 (4)アクリル系樹脂のガラス転移温度(Tg)の測定
法 アクリル系樹脂のガラス転移温度(Tg)の測定は、差
動走査熱量計(パーキンエルマー社製MODEL:DS
Cー1B)を用い、10℃/minの昇温速度で測定
(−150℃〜150℃まで)した時の熱量の二次転移
開始温度をもってガラス転移温度(Tg)とする。
(塩化ビニリデン/塩化ビニル=88重量%/12重量
%、粉末状のもの、重量平均分子量が12万)に着色用
組成物(以下、着色剤という)添加後の添加剤組成が、
可塑剤、熱安定剤としてジブチルセバケート3%、アセ
チルトリブチルサイトレート1.5%、エポキシ化アマ
ニ油2%、滑剤、梨地剤としてエルカ酸アミド0.15
%、二酸化珪素0.1%になるように予め添加混合して
目標顔料含有量になるように所定濃度の着色剤を添加
し、コニカルブレンダー(実混合容量3,000kg)
を用いて30分間のドライブレンドを実施し、各々3,
000kgの塩化ビニリデン系樹脂(以下着色ポリマー
という)を用意した。
ポリマーを、その先端にスリット1.5mmで口径15
0mmの円形押出ダイを取り付けた口径65mm、L/
D=18の押出機に供給し、着色ポリマーを管状押出し
た。この管状体を過冷却後、インフレーション2軸延伸
法を用いて流れ方向4倍、幅方向4倍の2軸延伸を行っ
て管状フィルムをピンチロールで折り畳んで、目標厚み
40μmの折り巾が約1mの平坦長尺状のダブルプライ
フィルムを作製した。
ィルムに混入する塩化ビニリデン系樹脂の熱分解物をイ
メージセンサー方式の異物検査機を用いて検出した。押
出成形を開始してから外径が0.5mm以上の熱分解物
が検出されるまでの時間を押出機安定時間とした。 評価尺度 押出安定時間 評価記号 備考 12時間以上 〇 安定な連続生産が可能 6時間以上12時間未満 △ 生産性は悪いが連続生産可能 6時間未満 × 連続生産は不可能
ルムについて、フィルム内の顔料の分散の様子を光学顕
微鏡で観察した。100cm2 の範囲を無作為に10ヶ
所観察して、存在する粒子の粒子経が30μm以上の顔
料の塊の個数を調査し評価尺度とした。 評価尺度 30μm以上の顔料の塊の個数 評価記号 備考 0個 〇 顔料分散状態が優れている 1個以上10個未満 △ 顔料分散状態がやや劣る 10個以上 × 顔料分散状態が劣る
ルムについて、JIS−L0823規格に記載の摩擦試
験機II型を用いて摩擦堅ろう度試験を行った。条件と
してはフィルム上に大豆油を塗布し、フィルム10cm
間を150回白綿布で擦り、白綿布にどれだけ色移行す
るかを試験し評価に用いた。顔料分散の良いものは色の
移行が見られない。 評価尺度 白綿布の色移行の程度 評価記号 備考 色移行が確認できず 〇 商品価値として優れている わずかに確認できる △ 商品価値はある かなり色移行している × 商品価値が無い
ルムについて、ASTM−D3985に準拠して厚み4
0μmのフィルムを測定した(単位:cc/m 2 ・da
y,at23℃,65%RH)。 評価尺度 酸素透過度(cc) 評価記号 備考 30未満 〇 商品の長期保存性に優れる 30以上40未満 △ 商品の保存性はある 40以上 × 商品の保存性に劣る
評価 上記[着色ポリマーのフィルム化]で得られた巾約1m
の塩化ビニリデン系樹脂フィルムを巻き取ったものか
ら、フィルムを巻きほどきながら巾80mmに細断して
再度巻き取り原反を作った。この原反を使用し、旭化成
工業(株)製自動充填包装機ADPによる高周波シール
性の評価を行った。図1は、高周波シール性の評価に用
いる上記自動充填包装機の主要工程を示す模式図であ
る。図1において、原反10から引き出される塩化ビニ
リデン系樹脂フィルムの平坦帯状の長尺フィルムF1
は、連続してフォルダー1を通過する間で帯状フィルム
の両側縁が重ね合わされて筒状をなし、続いて高周波の
電極である2(印加側)と3(アース側)の間で、上記
フィルムの重ね合わせ部が溶接され、完全な筒状フィル
ムF2となる。
物4が、フォルダー1の内部を通る流路を経てノズルの
先から筒状フィルムF2中に充填される。更に、フィー
ドローラー6によって送り出された筒状フィルムF2は
一対のしごきローラー7によって被包装物4が一定周期
でしごき寄せられ、しごいた部分に結紮予定部F3が形
成される。その結紮予定部F3は結紮装置8において金
属クリップで2箇所同時に結紮され、2個の結紮の間が
切断されて個々の包装体F4となりシュート9を経て搬
出される。この際の主要条件は高周波溶着の電流値が7
5mA、電極面圧を500g、フィルムの走行速度が3
5m/分、包装体の製品長(両端の結紮用金属クリップ
間の長さ)の設定が180mmとし、内容物にはポーク
ソーセージ用原料肉を用いた。
(充填時) 包装体F4を10,000本作成する間のスパーク発生
回数を観察、記録し、次式によりスパーク発生率として
評価した。スパーク発生率が0に近いほど高周波シール
性が良い。 スパーク発生率(%)=(スパーク発生回数/10,0
00本)×100 評価尺度 スパーク発生率(%) 評価記号 備考 0.02未満 ○ 高周波シール適性に優れる 0.02以上0.05未満 △ 高周波シール適性はある 0.05以上 × 高周波シール適性に適さない
内ゲージ圧が2.5kg/cm2 、温度が120℃で、
20分間の条件で加熱加圧殺菌を行い、その後熱缶内圧
力を維持したまま温度25℃まで加圧冷却した後で、圧
力を開放し加熱缶から取り出して最終包装体とした。得
られた最終包装体から5,000本を採取し、包装体の
シール部分から破袋した数を調査し、次式により破袋率
として評価した。破袋率が0に近いほど高周波シール性
が良い。 破袋率(%)=(破袋本数/5,000本)×100評
価尺度 破袋率 (%) 評価記号 備考 0.1未満 ○ 加圧加熱殺菌適性に優れる 0.1以上0.3未満 △ 加圧加熱殺菌適性はある 0.3以上 × 加圧加熱殺菌適性に適さない
メチレンブルーの希薄溶液のなかに1日間浸した。その
際に包装体の内容物が青く染まった部分をピンホールと
し(フィルムにピンホール部分が存在すれば、その箇所
からメチレンブルー溶液が包装体の中に浸透するため内
容物が青く染まる)、それが発生した本数を調査し、次
式よりピンホール率として評価した。ピンホール率が0
に近いほど自動充填包装機での強度に優れる。 ピンホール率(%)=(ピンホールの発生した本数/
1,000本)×100 評価尺度 ピンホール率(%) 評価記号 備考 0.1未満 ○ 自動充填包装機での強度に優れる 0.1以上0.3未満 △ 自動充填包装機での強度はある 0.3以上 × 自動充填包装機での強度がない
を行った。 評価尺度 内 容 評価記号 上記5項目の評価結果の全てが○であるもの ○ 上記5項目の評価結果の内×が無いが△があるもの △ 上記5項目の評価結果の内×があるもの ×
万である塩化ビニリデン系共重合体樹脂(塩化ビニリデ
ン/塩化ビニル共重合体=92重量%/8重量%)をビ
ヒクルとして着色用組成物に対して35重量%、これに
エポキシ化アマニ油(熱安定剤)を着色用組成物に対し
て5重量%となるように添加し、これにPig.Red
208の顔料(クラリアント社製、商品名「PV R
ed HF2B」)を着色用組成物に対して40重量%
になるように添加し、分散剤としてポリエチレンワック
ス(三井石油化学工業株式会社製、商品名「三井ハイワ
ックス210P」、溶融粘度80cps、融点115
℃)を着色用組成物に対して2重量%になるように添加
し、アクリル系樹脂としてメタクリル酸メチル(MM
A)/メタクリル酸ブチル(BMA)/メタクリル酸
(MAA)共重合体樹脂(三菱レイヨン社製、商品名
「DIANAL BR−116」、Tg=62℃)を着
色用組成物に対して18重量%になるように添加し、カ
ワタ社製の高速ミキサーを用いて3分間予備混合を行っ
た。
℃に調節した2軸加熱ローラー(ローラー直径200m
m、ローラー速比1:3、ローラー間隙50μm)に約
15分間かけて5回通して混練を行った。混練を終了し
た直後ローラーを急冷して約1mmの厚みのシートを
得、このものをホソカワミクロン社製の粉砕機(衝撃微
粉砕機)で24メッシュのスクリーンを通過する程度に
粉砕し着色剤を得た(着色剤No.1とする)。更に、
ビヒクルに用いる塩化ビニリデン系共重合体樹脂とし
て、重量平均分子量が0.3万、0.5万、8万、11
万のものを用いることに変更したことの他は、上記着色
剤No.1と同じ実験を繰り返して行った(各々順に着
色剤No.2、4、5、3とする)。
デン系樹脂の着色]の方法で着色ポリマーを作成した。
この場合の着色剤の添加量は、着色ポリマー重量に対し
て1.5重量%とした。この着色ポリマーを上記[着色
ポリマーのフィルム化]の方法で着色フィルムを作製
し、押出成形の安定性評価、顔料の分散性評価、染色堅
ろう度試験評価、酸素透過率評価、自動充填包装機によ
る高周波シール性評価を各々の着色剤について行った。
それらの結果をまとめて表1及び表2に示す。なお表1
は表2中の着色剤の内容を示し、表1中の添加剤ELO
は上記エポキシ化アマニ油を示す。
に用いる塩化ビニリデン系共重合体樹脂は、その重量平
均分子量が0.5万以上8万以下であるものは、それを
着色剤として使用した場合に安定な押出成形が可能であ
り,また得られるフィルムの物性も良好であることがわ
かる(着色剤No.1、4、5参照)。これに対して、
重量平均分子量が0.5万未満のものや8万を超えるも
のの場合は、顔料の分散性が悪く、それに誘発されて自
動充填包装機による高周波シール性も悪化するので実用
性が無いことがわかる(着色剤No.2、3参照)。
ある塩化ビニリデン系共重合体樹脂(塩化ビニリデン/
塩化ビニル=88重量%/12重量%の共重合体)をビ
ヒクルとして着色用組成物に対して28重量%、これに
エポキシ化アマニ油(熱安定剤)を着色用組成物に対し
て4重量%となるように添加し、これに顔料としてPi
g.Yellow 83(クラリアント社製、商品名
「PV Fast Yellow HR」)を着色用組
成物に対して40重量%、分散剤としてマイクロクリス
タリンワックス(日本精蝋社製、商品名「マイクロクリ
スタリンワックスHi−Mic−1070」、溶融粘度
15cps、融点80℃)を着色用組成物に対して3重
量%、アクリル系樹脂としてメタクリル酸メチル(MM
A)/メタクリル酸ブチル(BMA)共重合体樹脂(三
菱レイヨン社製、商品名「DIANAL BR−11
3」、Tg=85℃)を着色用組成物に対して25重量
%添加し、カワタ社製の高速ミキサーを用いて以下は実
施例1と同様にして粉砕された着色剤を得た(着色剤N
o.6とする)。
樹脂を除くもの(着色剤No.7とする)、分散剤のみ
を除くもの(着色剤No.8とする)、アクリル系樹脂
のみを除くもの(着色剤No.9とする)のそれぞれ
を、以下カワタ社製の高速ミキサーを用いて実施例1と
同様にして粉砕した着色剤を得た。これらの着色剤を用
いて上記[塩化ビニリデン系樹脂の着色]の方法で着色
ポリマーを作成した。この場合の着色剤の添加量は、着
色ポリマー重量に対して1.5重量%とした。この着色
ポリマーを上記[着色ポリマーのフィルム化]の方法で
着色フィルムを作製し、押出成形の安定性評価、顔料の
分散性評価、染色堅ろう度試験評価、酸素透過率評価、
自動充填包装機による高周波シール性評価を各々の着色
剤について行った。それらの結果をまとめて表1及び表
2に示す。
として重量平均分子量が4万の塩化ビニリデン系共重合
体樹脂を使用して、それに顔料と分散剤及びアクリル系
樹脂を配合した場合は、それを着色剤として使用した場
合に安定な押出成形が可能であり、また得られるフィル
ムの物性も良好で、重要特性の顔料分散性が優れるの
で、自動充填包装機による高周波シール性も遥かに優れ
ている(着色剤No.6参照)。これに対して同配合物
に分散剤、アクリル系樹脂のどちらか一方が欠けたり、
両方が欠けたりした場合は、顔料の分散性が悪くなり、
それに誘発されて自動充填包装機による高周波シール性
も悪化するので実用性が無いことがわかる(着色剤N
o.7、8、9参照)。
ン系共重合体樹脂(塩化ビニリデン/塩化ビニル=88
重量%/12重量%の共重合体)と同分子量が3万であ
る塩化ビニリデン系共重合体樹脂(塩化ビニリデン/塩
化ビニル=84重量%/16重量%の共重合体)を重量
比で50/50に配合してたものをビヒクルとして着色
用組成物に対して22重量%、これにエポキシ化アマニ
油(熱安定剤)を着色用組成物に対して3重量%となる
ように添加し、これに顔料としてPig.Yellow
95(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品
名「CROMOPHTAL Yellow GR」)を
着色用組成物に対して60重量%、分散剤としてモンタ
ン酸部分鹸化エステルワックス(クラリアント社製、商
品名「ワックスOP」、溶融粘度250cps、融点1
00℃)を着色用組成物に対して5重量%、アクリル系
樹脂としてメタクリル酸メチル(MMA)/メタクリル
酸ブチル(BMA)/アクリル酸ブチル(BA)共重合
体樹脂(三菱レイヨン社製、商品名「DIANALBR
−121」、Tg=63℃)を着色用組成物に対して1
0重量%添加し、これらの混合物をカワタ社製の高速ミ
キサーを用いて実施例1と同様にして粉砕された着色剤
を得た(着色剤No.10とする)。
デン系樹脂の着色]の方法で着色ポリマーを作成した。
この場合の着色剤の添加量は、着色ポリマー重量に対し
て1重量%とした。この着色ポリマーを上記[着色ポリ
マーのフィルム化]の方法で着色フィルムを作製し、押
出成形の安定性評価、顔料の分散性評価、染色堅ろう度
試験評価、酸素透過率評価、自動充填包装機による高周
波シール性評価を各々の着色剤について行った。それら
の結果をまとめて表1及び表2に示す。
として重量平均分子量3万と4万の2種類の塩化ビニリ
デン系共重合体樹脂を配合して、それに高濃度に顔料を
配合して、それに分散剤及びアクリル系樹脂を配合して
作製した着色用組成物を使用しても安定な押出成形が可
能であり、また得られるフィルムの物性も良好で、重要
特性の顔料分散性が優れるので、自動充填包装機による
高周波シール性が優れていることがわかる。
体樹脂(塩化ビニリデン/塩化ビニル共重合体)の代わ
りに、重量平均分子量が5万である塩化ビニリデン系共
重合体樹脂(塩化ビニリデン/アクリル酸メチル共重合
体=94重量%/6重量%)をビヒクルとして用いたこ
と以外は、実施例1と同様にして粉砕された着色剤を得
た(着色剤No.11とする)。この着色剤を用い、実
施例1と同様の方法で評価を行った。それらの結果をま
とめて表1及び表2に示す。
として重量平均分子量が5万の塩化ビニリデン/アクリ
ル酸メチル共重合体樹脂を配合して、それに分散剤及び
アクリル系樹脂を配合して作成した着色剤を使用して
も、安定な押出成形が可能であり、また得られるフィル
ムの物性も良好で、重要特性の顔料分散性が優れるので
自動充填包装機による高周波シール性が優れていること
がわかる。
したように、塩化ビニリデン系樹脂の着色に用いた場合
に顔料が均一に微分散した良質の着色物を得ることがで
き、また高濃度の着色を施す場合であっても安定な押出
性と高度なバリアー性を保証しかつフィルムに加工した
場合の高周波シール特性等を充分保持することができる
優れた着色用組成物を提供できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 塩化ビニリデン系共重合体樹脂、顔料、
分散剤、及びアクリル系樹脂を含有する着色用組成物で
あって、上記塩化ビニリデン系共重合体樹脂はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー法による重量平均分子
量が0.5万以上8万以下であることを特徴とする塩化
ビニリデン系樹脂着色用組成物。 - 【請求項2】 上記塩化ビニリデン系共重合体樹脂の含
有量が4〜93重量%、上記顔料の含有量が5〜80重
量%、上記分散剤の含有量が0.5〜15重量%、上記
アクリル系樹脂の含有量が1〜50重量%である請求項
1記載の塩化ビニリデン系樹脂着色用組成物。 - 【請求項3】 上記分散剤がワックスである請求項1又
は2記載の塩化ビニリデン系樹脂着色用組成物。 - 【請求項4】 上記分散剤は、融点が50〜120℃、
140℃での溶融粘度が5〜500cpsのワックスで
ある請求項1又は2記載の塩化ビニリデン系樹脂着色用
組成物。 - 【請求項5】 上記アクリル系樹脂はガラス転移温度
(Tg)が40〜100℃である請求項1〜4いずれか
に記載の塩化ビニリデン系樹脂着色用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18203899A JP4397462B2 (ja) | 1998-07-02 | 1999-06-28 | 着色用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18712898 | 1998-07-02 | ||
JP10-187128 | 1998-07-02 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000080231A true JP2000080231A (ja) | 2000-03-21 |
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Family
ID=26500990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18203899A Expired - Lifetime JP4397462B2 (ja) | 1998-07-02 | 1999-06-28 | 着色用組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4397462B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169665A (ja) * | 2001-05-09 | 2007-07-05 | Kureha Corp | ポリ塩化ビニリデン系樹脂組成物の製造に適した着色用樹脂組成物 |
-
1999
- 1999-06-28 JP JP18203899A patent/JP4397462B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007169665A (ja) * | 2001-05-09 | 2007-07-05 | Kureha Corp | ポリ塩化ビニリデン系樹脂組成物の製造に適した着色用樹脂組成物 |
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