JP2000079970A - 包装容器用帯封およびこれを用いた包装容器 - Google Patents
包装容器用帯封およびこれを用いた包装容器Info
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- JP2000079970A JP2000079970A JP11193464A JP19346499A JP2000079970A JP 2000079970 A JP2000079970 A JP 2000079970A JP 11193464 A JP11193464 A JP 11193464A JP 19346499 A JP19346499 A JP 19346499A JP 2000079970 A JP2000079970 A JP 2000079970A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コスト高となる熱収縮可能なフィルムを帯封の
うち、熱収縮を要する部分のみに用いることによってコ
スト高を回避すると共に、帯封として開封を容易にする
等多様なものを提供できるようにして、包装容器の帯封
として使い易いものを提供すること。 【解決手段】包装容器Aに巻回させる帯封3であって、
容器の底側に位置する下側部分のみを帯方向沿って熱収
縮可能に形成してあることを特徴とする包装容器用帯封
であり、具体化としては、帯封の上側半部31を無延伸
フィルムや紙材にて形成し、下側半部32を帯方向に沿
って熱収縮可能な延伸フィルムにて形成し、両半部を接
合してある。
うち、熱収縮を要する部分のみに用いることによってコ
スト高を回避すると共に、帯封として開封を容易にする
等多様なものを提供できるようにして、包装容器の帯封
として使い易いものを提供すること。 【解決手段】包装容器Aに巻回させる帯封3であって、
容器の底側に位置する下側部分のみを帯方向沿って熱収
縮可能に形成してあることを特徴とする包装容器用帯封
であり、具体化としては、帯封の上側半部31を無延伸
フィルムや紙材にて形成し、下側半部32を帯方向に沿
って熱収縮可能な延伸フィルムにて形成し、両半部を接
合してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装容器用帯封およ
びこれを用いた包装容器に関する。
びこれを用いた包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
よりコンビニエンスストア等の店舗において販売されて
いる弁当等の食品入り包装容器にあっては、内容物を容
器本体に収納した後、蓋体を被蓋し、妄りに開かないよ
うにするため、ステープル止めや、貼着テープ止めをす
るほか、ストレッチフィルム止めをしていた。特に最近
においては、熱収縮可能なフィルム(延伸によるシュリ
ンクフィルム)による帯封を用いることが多くなってき
た。
よりコンビニエンスストア等の店舗において販売されて
いる弁当等の食品入り包装容器にあっては、内容物を容
器本体に収納した後、蓋体を被蓋し、妄りに開かないよ
うにするため、ステープル止めや、貼着テープ止めをす
るほか、ストレッチフィルム止めをしていた。特に最近
においては、熱収縮可能なフィルム(延伸によるシュリ
ンクフィルム)による帯封を用いることが多くなってき
た。
【0003】しかしながら、この種のフィルムは、ペッ
トボトルやヨーグルト容器におけるラベル代りの用途が
多く、またコストも高いもので、帯封全体を熱収縮可能
なフィルムで形成すること自体コスト高を誘引するもの
であった。しかも、帯方向(巻回方向)に熱収縮させね
ばならないため、帯方向の延伸フィルムを用いていた。
そのため、帯方向と直角方向に手で開封しようとしても
延伸方向と直角方向となるので、破り難く、カッター、
ハサミ等で切り開くか、予めミシン目等の形成を要し、
加工上の手数が伴っていた。
トボトルやヨーグルト容器におけるラベル代りの用途が
多く、またコストも高いもので、帯封全体を熱収縮可能
なフィルムで形成すること自体コスト高を誘引するもの
であった。しかも、帯方向(巻回方向)に熱収縮させね
ばならないため、帯方向の延伸フィルムを用いていた。
そのため、帯方向と直角方向に手で開封しようとしても
延伸方向と直角方向となるので、破り難く、カッター、
ハサミ等で切り開くか、予めミシン目等の形成を要し、
加工上の手数が伴っていた。
【0004】そこで、本発明においては、上記コスト高
となる熱収縮可能なフィルムを帯封のうち、熱収縮を要
する部分のみに用いることによってコスト高を回避する
と共に、帯封として開封を容易にする等多様なものを提
供できるようにして、包装容器の帯封として使い易いも
のを提供することを目的としている。
となる熱収縮可能なフィルムを帯封のうち、熱収縮を要
する部分のみに用いることによってコスト高を回避する
と共に、帯封として開封を容易にする等多様なものを提
供できるようにして、包装容器の帯封として使い易いも
のを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成でき
る本発明による帯封の構成としては、請求項1に記載し
たように、包装容器に巻回させる帯封であって、容器の
底側に位置する下側部分のみを帯方向に沿って熱収縮可
能に形成してあることを特徴としている。上記した請求
項1記載の帯封によると、容器の底側に位置する下側部
分のみを帯方向に沿って熱収縮可能に形成してあるもの
ゆえ、包装容器に対して上記帯封を掛けた後、熱プレー
トへの載置や、熱風供給、蒸気供給、熱水供給等の加熱
手段を用いて帯封の下側部分を熱収縮して包装容器を帯
封にて巻締めできることになる。
る本発明による帯封の構成としては、請求項1に記載し
たように、包装容器に巻回させる帯封であって、容器の
底側に位置する下側部分のみを帯方向に沿って熱収縮可
能に形成してあることを特徴としている。上記した請求
項1記載の帯封によると、容器の底側に位置する下側部
分のみを帯方向に沿って熱収縮可能に形成してあるもの
ゆえ、包装容器に対して上記帯封を掛けた後、熱プレー
トへの載置や、熱風供給、蒸気供給、熱水供給等の加熱
手段を用いて帯封の下側部分を熱収縮して包装容器を帯
封にて巻締めできることになる。
【0006】また、本発明は上記請求項1の具体化とし
て請求項2記載のように帯封の上側半部を無延伸フィル
ムにて形成し、下側半部を帯方向に沿って熱収縮可能な
延伸フィルムにて形成し、両半部を接合してあることを
特徴とすることにより、下側半部を熱収縮可能な延伸フ
ィルムで構成でき、請求項1に記載したような前記使用
態様が実現できることになる。しかも上側半部が無延伸
フィルムにて形成されているため、帯封を開封する際に
フィルムを手で切り易くなる。
て請求項2記載のように帯封の上側半部を無延伸フィル
ムにて形成し、下側半部を帯方向に沿って熱収縮可能な
延伸フィルムにて形成し、両半部を接合してあることを
特徴とすることにより、下側半部を熱収縮可能な延伸フ
ィルムで構成でき、請求項1に記載したような前記使用
態様が実現できることになる。しかも上側半部が無延伸
フィルムにて形成されているため、帯封を開封する際に
フィルムを手で切り易くなる。
【0007】さらに本発明は請求項3に記載したように
帯封の上側半部を延伸方向が帯方向とは直角な縦方向の
延伸フィルムにて形成し、下側半部を延伸方向が帯方向
に沿って熱収縮可能な横方向の延伸フィルムにて形成
し、両半部を接合してあることを特徴とすると、下側半
部および上側半部の何れもが延伸フィルムであっても、
上側半部は帯方向と直角な縦方向の延伸ゆえ、帯封の開
封の際には延伸方向に沿って手で切り易くなり、開封が
至便となる。また下側半部は帯封方向に沿う横方向への
延伸ゆえ、熱収縮による巻締め方向となり、包装容器に
対する巻締めがし易くなる。
帯封の上側半部を延伸方向が帯方向とは直角な縦方向の
延伸フィルムにて形成し、下側半部を延伸方向が帯方向
に沿って熱収縮可能な横方向の延伸フィルムにて形成
し、両半部を接合してあることを特徴とすると、下側半
部および上側半部の何れもが延伸フィルムであっても、
上側半部は帯方向と直角な縦方向の延伸ゆえ、帯封の開
封の際には延伸方向に沿って手で切り易くなり、開封が
至便となる。また下側半部は帯封方向に沿う横方向への
延伸ゆえ、熱収縮による巻締め方向となり、包装容器に
対する巻締めがし易くなる。
【0008】さらに本発明は請求項4に記載したように
上側半部のフィルムと下側半部のフィルムとを同材質ま
たは異材質のフィルムにて形成してあることを特徴とす
ると、フィルムどうしの組合せについては合成樹脂製の
フィルムを広く適用できることになる。さらに本発明は
請求項5に記載したように、帯封の上側半部を紙材にて
形成し、下側半部を帯方向に沿って熱収縮可能な延伸フ
ィルムにて形成し、両半部を接合してあることを特徴と
すると、帯封としてフィルムとは全く異質の紙材を上側
半部に使えて、紙材独特の印刷等の意匠感や、帯封の破
り易さをも兼ね備えることができる。
上側半部のフィルムと下側半部のフィルムとを同材質ま
たは異材質のフィルムにて形成してあることを特徴とす
ると、フィルムどうしの組合せについては合成樹脂製の
フィルムを広く適用できることになる。さらに本発明は
請求項5に記載したように、帯封の上側半部を紙材にて
形成し、下側半部を帯方向に沿って熱収縮可能な延伸フ
ィルムにて形成し、両半部を接合してあることを特徴と
すると、帯封としてフィルムとは全く異質の紙材を上側
半部に使えて、紙材独特の印刷等の意匠感や、帯封の破
り易さをも兼ね備えることができる。
【0009】なお、上記した帯封の使用態様となる食品
等の収容後の包装容器については、請求項6に記載した
ように、包装容器の本体に蓋体を被蓋させた後、上記請
求項1〜5に記載したうちの何れかの帯封を施し、帯封
の下側部分を帯方向に沿って熱収縮させることにより帯
封を巻締めてあることを特徴としている。また、請求項
7に記載したように、包装容器の本体または蓋体付本体
に対して、これを包被できる大きさに形成した請求項1
〜5の帯封を被せた後、帯封の下側部分を帯方向に沿っ
て熱収縮させることによって帯封を巻締めてあることを
特徴としていると、蓋体を省略した場合にも実施可能と
なる。
等の収容後の包装容器については、請求項6に記載した
ように、包装容器の本体に蓋体を被蓋させた後、上記請
求項1〜5に記載したうちの何れかの帯封を施し、帯封
の下側部分を帯方向に沿って熱収縮させることにより帯
封を巻締めてあることを特徴としている。また、請求項
7に記載したように、包装容器の本体または蓋体付本体
に対して、これを包被できる大きさに形成した請求項1
〜5の帯封を被せた後、帯封の下側部分を帯方向に沿っ
て熱収縮させることによって帯封を巻締めてあることを
特徴としていると、蓋体を省略した場合にも実施可能と
なる。
【0010】このような帯封を施した包装容器は前記し
た加熱手段にて帯封の下側部分(下側半部)を帯方向に
沿って熱収縮させて、簡単に巻締めができて、包装容器
として、帯封による巻締めを簡単且つ確実に行なえるこ
とになる。
た加熱手段にて帯封の下側部分(下側半部)を帯方向に
沿って熱収縮させて、簡単に巻締めができて、包装容器
として、帯封による巻締めを簡単且つ確実に行なえるこ
とになる。
【0011】
【発明の実施の形態】次いで、本発明の実施形態につい
て図を参照しながら以下に説明する。図1は本発明によ
る帯封の使用状態を示す斜視図、図2は断面図を示して
おり、図中1は包装容器Aの本体、2は蓋体、3は帯封
を示している。帯封3における31は上側半部、32は
下側半部を示しており、特に包装容器Aの底側に位置す
る下側半部32としては、帯方向に沿って熱収縮可能な
ように延伸フィルムを以って形成しているものである。
て図を参照しながら以下に説明する。図1は本発明によ
る帯封の使用状態を示す斜視図、図2は断面図を示して
おり、図中1は包装容器Aの本体、2は蓋体、3は帯封
を示している。帯封3における31は上側半部、32は
下側半部を示しており、特に包装容器Aの底側に位置す
る下側半部32としては、帯方向に沿って熱収縮可能な
ように延伸フィルムを以って形成しているものである。
【0012】なお、ここでいう上側半部31と下側半部
32とは帯封3を必ずしも均等に折半した半部だけでな
く、不均等な場合、例えば側面と下面とを含む下側半部
32や下面のみの下側半部32の場合をも包含してい
る。Sは接合部を示している。そして、上側半部31
と、下側半部32との組合せに関しては種々の実施が可
能であり、以下に組合せ例を示すことにする。
32とは帯封3を必ずしも均等に折半した半部だけでな
く、不均等な場合、例えば側面と下面とを含む下側半部
32や下面のみの下側半部32の場合をも包含してい
る。Sは接合部を示している。そして、上側半部31
と、下側半部32との組合せに関しては種々の実施が可
能であり、以下に組合せ例を示すことにする。
【0013】無延伸フィルムと延伸フィルムとの組合せ
(請求項2) 上側半部31 …… 無延伸フィルム 下側半部32 …… 延伸フィルム(熱収縮可能) 下側半部31のみ帯方向に沿って熱収縮可能で、上側半
部32は延伸されていないので帯封を開封する際に手で
切り破れる。
(請求項2) 上側半部31 …… 無延伸フィルム 下側半部32 …… 延伸フィルム(熱収縮可能) 下側半部31のみ帯方向に沿って熱収縮可能で、上側半
部32は延伸されていないので帯封を開封する際に手で
切り破れる。
【0014】熱収縮し易い延伸フィルムを用いるが、帯
封を手で開封し易いように上側半部31を下側半部32
とは異なった延伸方向のフィルムを用いて接合してある
場合(請求項3) 上側半部31 …… 延伸方向が帯方向とは直角の方向
となる縦方向の延伸フィルム 下側半部32 …… 延伸方向が帯方向に沿って熱収縮
可能な横方向の延伸フィルム このような組合せフィルムにて下側半部32を帯方向に
沿って熱収縮可能にし、上側フィルムは巻締め方向とは
関係のない縦方向の延伸方向に沿って手で切り破り易く
なる。
封を手で開封し易いように上側半部31を下側半部32
とは異なった延伸方向のフィルムを用いて接合してある
場合(請求項3) 上側半部31 …… 延伸方向が帯方向とは直角の方向
となる縦方向の延伸フィルム 下側半部32 …… 延伸方向が帯方向に沿って熱収縮
可能な横方向の延伸フィルム このような組合せフィルムにて下側半部32を帯方向に
沿って熱収縮可能にし、上側フィルムは巻締め方向とは
関係のない縦方向の延伸方向に沿って手で切り破り易く
なる。
【0015】上側半部31のフィルムと下側半部32の
フィルムとが同材質による場合(請求項4)、例えば a.ポリスチレンフィルム、 b.ポリプロピレンフィルム、 c.ポリエチレンフィルム、 d.ポリエチレンテレフタレートフィルム などの何れかによる同材質 上側半部31のフィルムと下側半部32のフィルムとが
異材質による場合(請求項4) 上側半部31 …… ポリエチレンフィルム 下側半部32 …… ポリプロピレンフィルム など組合せは多様である。
フィルムとが同材質による場合(請求項4)、例えば a.ポリスチレンフィルム、 b.ポリプロピレンフィルム、 c.ポリエチレンフィルム、 d.ポリエチレンテレフタレートフィルム などの何れかによる同材質 上側半部31のフィルムと下側半部32のフィルムとが
異材質による場合(請求項4) 上側半部31 …… ポリエチレンフィルム 下側半部32 …… ポリプロピレンフィルム など組合せは多様である。
【0016】さらに上側半部の切り破り易さを助長する
ために以下の組合せも採用できる。(請求項5) 上側半部31 …… 紙材または不織布 下側半部32 …… 延伸フィルム(熱収縮可能) 以上のように、本発明による帯封としては種々の実施が
可能であり、本発明の技術思想を発現するためであれ
ば、例示以外の組合せによるものも本発明の効果を達成
できる場合には採用可能である。なお、帯封3によって
箸やフォークを包装容器Aとの間に保持させて実施して
もよい。
ために以下の組合せも採用できる。(請求項5) 上側半部31 …… 紙材または不織布 下側半部32 …… 延伸フィルム(熱収縮可能) 以上のように、本発明による帯封としては種々の実施が
可能であり、本発明の技術思想を発現するためであれ
ば、例示以外の組合せによるものも本発明の効果を達成
できる場合には採用可能である。なお、帯封3によって
箸やフォークを包装容器Aとの間に保持させて実施して
もよい。
【0017】次いで、上記した本発明による帯封を得る
ためには、二枚の広幅のフィルムを重ね合わせて多数の
筒状体が形成できるよう熱接合、接着剤接合したものを
個々の筒状体(帯封)にスリットして形成するものであ
る。例えば図3に示す場合は、上記実施態様のうちの帯
封を製造する例示であり、上側半部31は帯方向とは直
角の方向となる縦方向延伸X−Xの延伸フィルムを用
い、下側半部32は帯方向に沿って熱収縮可能な横方向
延伸Y−Yの延伸フィルムを用いて接合後、個々の帯封
3にカット形成している。33は接合部の一例を示して
おり、34、35はカット線である。
ためには、二枚の広幅のフィルムを重ね合わせて多数の
筒状体が形成できるよう熱接合、接着剤接合したものを
個々の筒状体(帯封)にスリットして形成するものであ
る。例えば図3に示す場合は、上記実施態様のうちの帯
封を製造する例示であり、上側半部31は帯方向とは直
角の方向となる縦方向延伸X−Xの延伸フィルムを用
い、下側半部32は帯方向に沿って熱収縮可能な横方向
延伸Y−Yの延伸フィルムを用いて接合後、個々の帯封
3にカット形成している。33は接合部の一例を示して
おり、34、35はカット線である。
【0018】さらに、帯封にて開封される包装容器の本
体1や蓋体2には、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート等既知の合成樹脂シートを用いた成形
品があり、発泡成形品による場合もある。36は開封時
のための延伸方向X−Xに沿う切り目であり、材質によ
って手で開封し易い場合、省略して実施される場合もあ
る。
体1や蓋体2には、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート等既知の合成樹脂シートを用いた成形
品があり、発泡成形品による場合もある。36は開封時
のための延伸方向X−Xに沿う切り目であり、材質によ
って手で開封し易い場合、省略して実施される場合もあ
る。
【0019】そして、本発明の帯封3を用いての包装容
器Aの閉封については、食品等の収容物を収容後の包装
容器Aの本体1に蓋体2を被蓋させた後、上記した本発
明による帯封3を施し、帯封3の下側半部32を熱プレ
ート上への載置や、熱風供給、蒸気供給、熱水供給等の
加熱手段を用いて帯封3の下側半部32を帯方向に沿っ
て熱収縮させて包装容器Aに対して帯封3を巻締めして
やればよい。
器Aの閉封については、食品等の収容物を収容後の包装
容器Aの本体1に蓋体2を被蓋させた後、上記した本発
明による帯封3を施し、帯封3の下側半部32を熱プレ
ート上への載置や、熱風供給、蒸気供給、熱水供給等の
加熱手段を用いて帯封3の下側半部32を帯方向に沿っ
て熱収縮させて包装容器Aに対して帯封3を巻締めして
やればよい。
【0020】さらに、透明な帯封3を包装容器Aの本体
1よりも大きめに図4(a) のごとく形成しておき、この
帯封3内に包装容器Aを収容して後、熱収縮させて図4
(b)のごとく包装容器Aを巻締めてやれば蓋体2を省略
しても実施できる。また図5のごとく、蓋体2を本体1
に被せた包装容器Aよりも大きめに帯封3を形成してお
き、図4の場合と同様に包装容器Aを帯封3に収容して
後熱収縮にて巻締めてもよい。
1よりも大きめに図4(a) のごとく形成しておき、この
帯封3内に包装容器Aを収容して後、熱収縮させて図4
(b)のごとく包装容器Aを巻締めてやれば蓋体2を省略
しても実施できる。また図5のごとく、蓋体2を本体1
に被せた包装容器Aよりも大きめに帯封3を形成してお
き、図4の場合と同様に包装容器Aを帯封3に収容して
後熱収縮にて巻締めてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明による帯封によると、帯封の下側
部分のみを帯方向に沿って熱収縮可能にしているので、
具体的には下側半部だけを熱収縮可能な延伸フィルムで
形成すればよいので、帯封のコスト低下を促進できるほ
か、帯封の上側半部を開封させ易いような素材を用いて
下側半部との組合せを実現でき、非常に開封の容易性を
実施できる。
部分のみを帯方向に沿って熱収縮可能にしているので、
具体的には下側半部だけを熱収縮可能な延伸フィルムで
形成すればよいので、帯封のコスト低下を促進できるほ
か、帯封の上側半部を開封させ易いような素材を用いて
下側半部との組合せを実現でき、非常に開封の容易性を
実施できる。
【0022】そして各種の包装容器としては、本発明の
帯封使用にて閉封および開封がし易く、コストメリット
も大きい実施が実現できる。
帯封使用にて閉封および開封がし易く、コストメリット
も大きい実施が実現できる。
【図1】本発明の帯封の使用状態を示す斜視図である。
【図2】断面図である。
【図3】帯封の製造例を示す一部切欠平面図である。
【図4】(a) は帯封の変更例を示す斜視図であり、(b)
は帯封による巻き締め後を示す斜視図である。
は帯封による巻き締め後を示す斜視図である。
【図5】さらに包装容器の略全体を包被する帯封の変更
使用例を示す斜視図である。
使用例を示す斜視図である。
A 包装容器 1 本体 2 蓋体 3 帯封 31 上側半部 32 下側半部
Claims (7)
- 【請求項1】包装容器に巻回させる帯封であって、容器
の底側に位置する下側部分のみを帯方向に沿って熱収縮
可能に形成してあることを特徴とする包装容器用帯封。 - 【請求項2】帯封の上側半部を無延伸フィルムにて形成
し、下側半部を帯方向に沿って熱収縮可能な延伸フィル
ムにて形成し、両半部を接合してあることを特徴とする
請求項1記載の包装容器用帯封。 - 【請求項3】帯封の上側半部を延伸方向が帯方向とは直
角な縦方向の延伸フィルムにて形成し、下側半部を延伸
方向が帯方向に沿って熱収縮可能な横方向の延伸フィル
ムにて形成し、両半部を接合してあることを特徴とする
請求項1記載の包装容器用の帯封。 - 【請求項4】上側半部のフィルムと下側半部のフィルム
とを同材質または異材質のフィルムにて形成してあるこ
とを特徴とする請求項2または請求項3記載の包装容器
用帯封。 - 【請求項5】帯封の上側半部を紙材にて形成し、下側半
部を帯方向に沿って熱収縮可能な延伸フィルムにて形成
し、両半部を接合してあることを特徴とする請求項1記
載の包装容器用帯封。 - 【請求項6】包装容器の本体に蓋体を被蓋させた後、上
記請求項1〜5に記載したうちの何れかの帯封を施し、
帯封の下側部分を帯方向に沿って熱収縮させることによ
り帯封を巻締めてあることを特徴とする包装容器。 - 【請求項7】包装容器の本体または蓋体付本体に対し
て、これを包被できる大きさに形成した請求項1〜5の
帯封を被せた後、帯封の下側部分を帯方向に沿って熱収
縮させることによって帯封を巻締めてあることを特徴と
する包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11193464A JP2000079970A (ja) | 1998-07-08 | 1999-07-07 | 包装容器用帯封およびこれを用いた包装容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-193120 | 1998-07-08 | ||
JP19312098 | 1998-07-08 | ||
JP11193464A JP2000079970A (ja) | 1998-07-08 | 1999-07-07 | 包装容器用帯封およびこれを用いた包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079970A true JP2000079970A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=26507707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11193464A Pending JP2000079970A (ja) | 1998-07-08 | 1999-07-07 | 包装容器用帯封およびこれを用いた包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079970A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2004028792A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Deguchi, Hiroaki | 食品収納容器およびその上蓋、食品収納用容器、食品収納用容器と上蓋の製造方法 |
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