JP2000077990A - デジタル位相比較器 - Google Patents
デジタル位相比較器Info
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- JP2000077990A JP2000077990A JP10249480A JP24948098A JP2000077990A JP 2000077990 A JP2000077990 A JP 2000077990A JP 10249480 A JP10249480 A JP 10249480A JP 24948098 A JP24948098 A JP 24948098A JP 2000077990 A JP2000077990 A JP 2000077990A
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- Japan
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- digital
- phase
- signal
- flip
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- Measuring Phase Differences (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで高性能な全デジタル回路で構成の
位相比較器を提供する。 【解決手段】 Dフリップフロップ10,12でラッチ
された信号は、排他的論理和ゲート22で、排他的論理
和をとることにより位相差量が検出される。また、Dフ
リッブフロップ16,18の前後信号の排他的論理和を
とることにより、2つの波形のエッジが抽出される。こ
れらをRSフリップフロップ26に供給することによっ
て、位相差の符号(進み位相か遅れ位相か)が検出され
る。位相差量及び位相差符号は、カウンタ30に供給さ
れ、ここで位相差が検出される。
位相比較器を提供する。 【解決手段】 Dフリップフロップ10,12でラッチ
された信号は、排他的論理和ゲート22で、排他的論理
和をとることにより位相差量が検出される。また、Dフ
リッブフロップ16,18の前後信号の排他的論理和を
とることにより、2つの波形のエッジが抽出される。こ
れらをRSフリップフロップ26に供給することによっ
て、位相差の符号(進み位相か遅れ位相か)が検出され
る。位相差量及び位相差符号は、カウンタ30に供給さ
れ、ここで位相差が検出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの論理値信号
の位相差を比較し、比較結果をデジタル信号として出力
する場合に好適なデジタル位相比較器に関するものであ
る。
の位相差を比較し、比較結果をデジタル信号として出力
する場合に好適なデジタル位相比較器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】2つの論理値信号の位相差を比較する位
相比較器としては、各種のものが知られている。例え
ば、代表的なものとして図4のような回路がある。同図
において、論理値信号A,Bの位相を比較する比較回路
100は、図示のように多数のNANDゲート及びイン
バータによって構成されており、入力信号A,Bの位相
がデジタル的に比較される。比較結果は、チャージポン
プ回路102に供給される。このチャージポンプ回路1
02は、複数のMOSトランジスタによって構成されて
おり、これによってアナログ信号の形で比較結果である
位相エラー信号が出力される。
相比較器としては、各種のものが知られている。例え
ば、代表的なものとして図4のような回路がある。同図
において、論理値信号A,Bの位相を比較する比較回路
100は、図示のように多数のNANDゲート及びイン
バータによって構成されており、入力信号A,Bの位相
がデジタル的に比較される。比較結果は、チャージポン
プ回路102に供給される。このチャージポンプ回路1
02は、複数のMOSトランジスタによって構成されて
おり、これによってアナログ信号の形で比較結果である
位相エラー信号が出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術では、デジタルの比較回路100の出力
段にアナログのチャージポンプ回路102が使用されて
いる。このため、これら全体をまとめてLSI化するこ
とが困難であるとともに、出力信号をデジタル信号とし
て扱うためには、A/Dコンバータなどが必要になる。
また、位相比較器の特性を動的に変更することは、アナ
ログ回路を持つ関係上難かしい。更に、デジタル信号の
立ち上がりと立ち下がりの両方のエッジの位相差を検出
するには、図4のような回路が2組必要になり、回路が
複雑化してコストが上がってしまう。
ような従来技術では、デジタルの比較回路100の出力
段にアナログのチャージポンプ回路102が使用されて
いる。このため、これら全体をまとめてLSI化するこ
とが困難であるとともに、出力信号をデジタル信号とし
て扱うためには、A/Dコンバータなどが必要になる。
また、位相比較器の特性を動的に変更することは、アナ
ログ回路を持つ関係上難かしい。更に、デジタル信号の
立ち上がりと立ち下がりの両方のエッジの位相差を検出
するには、図4のような回路が2組必要になり、回路が
複雑化してコストが上がってしまう。
【0004】本発明は、以上の点に着目したもので、低
コストで高性能なデジタル位相比較器を提供すること
を、その目的とするものである。
コストで高性能なデジタル位相比較器を提供すること
を、その目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、2つの論理値信号の位相差を検出する
デジタル位相比較器において、前記2つの論理値信号の
位相差量を検出する位相差量検出手段(10,12,22,2
8);前記2つの論理値信号の位相差の符号を検出する位
相差符号検出手段(16,18,20,24,26);前記位相差量
検出手段によって検出された位相差信号を、前記位相差
符号検出手段によって検出された位相差の符号を利用し
て、デジタル信号に変換するビット列変換手段(30);こ
れによって変換された位相差信号に対して所定の帯城の
フィルタリングを行うフィルタ手段(38);を備えたこと
を特徴とする。
め、この発明は、2つの論理値信号の位相差を検出する
デジタル位相比較器において、前記2つの論理値信号の
位相差量を検出する位相差量検出手段(10,12,22,2
8);前記2つの論理値信号の位相差の符号を検出する位
相差符号検出手段(16,18,20,24,26);前記位相差量
検出手段によって検出された位相差信号を、前記位相差
符号検出手段によって検出された位相差の符号を利用し
て、デジタル信号に変換するビット列変換手段(30);こ
れによって変換された位相差信号に対して所定の帯城の
フィルタリングを行うフィルタ手段(38);を備えたこと
を特徴とする。
【0006】主要な形態によれば、前記位相差量検出手
段及び位相差符号検出手段が、前記2つの論理値信号を
それぞれ順次ラッチする複数のラッチ手段と、これらラ
ッチ手段によってラッチされた論理値信号に対して排他
的論理和の演算を行う複数の演算手段とによって構成す
るとともに、前記ビット列変換手段が、前記位相差符号
に基づいて決定されたカウント方向に、前記位相差信号
をカウントするカウンタ手段によって構成される。
段及び位相差符号検出手段が、前記2つの論理値信号を
それぞれ順次ラッチする複数のラッチ手段と、これらラ
ッチ手段によってラッチされた論理値信号に対して排他
的論理和の演算を行う複数の演算手段とによって構成す
るとともに、前記ビット列変換手段が、前記位相差符号
に基づいて決定されたカウント方向に、前記位相差信号
をカウントするカウンタ手段によって構成される。
【0007】更に他の形態によれば、前記ラッチ手段の
動作の基準となるクロック,前記フィルタ手段及びカウ
ンタ手段のラッチクロック,前記フィルタ手段の特性を
変更する制御手段が設けられる。
動作の基準となるクロック,前記フィルタ手段及びカウ
ンタ手段のラッチクロック,前記フィルタ手段の特性を
変更する制御手段が設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照しなが
ら本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。
図2は、図1に対応するタイミングチャートである。
ら本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。
図2は、図1に対応するタイミングチャートである。
【0009】図1において、Dフリップフロップ10の
Q出力側(非反転出力側)は、Dフリップフロップ1
6,排他的論理和ゲート20及び排他的論理和ゲート2
2にそれぞれ接続されている。Dフリップフロップ16
のQ出力側は、排他的論理和ゲート20に接続されてい
る。排他的論理和ゲート20の出力側は、RSフリップ
フロップ26のS端子に接続されている。
Q出力側(非反転出力側)は、Dフリップフロップ1
6,排他的論理和ゲート20及び排他的論理和ゲート2
2にそれぞれ接続されている。Dフリップフロップ16
のQ出力側は、排他的論理和ゲート20に接続されてい
る。排他的論理和ゲート20の出力側は、RSフリップ
フロップ26のS端子に接続されている。
【0010】一方、Dフリップフロップ12のQ出力側
は、Dフリップフロップ18,排他的論理和ゲート24
及び排他的論理和ゲート22にそれぞれ接続されてい
る。Dフリップフロップ18のQ出力側は、排他的論理
和ゲート24に接続されている。排他的論理和ゲート2
4の出力側は、RSフリップフロップ26のR端子に接
続されている。排他的論理和ゲート22の出力側は、D
フリップフロップ28のD端子に接続されている。Dフ
リップフロップ28のQ出力側は、カウンタ30のEN
ABLE端子に接続されている。
は、Dフリップフロップ18,排他的論理和ゲート24
及び排他的論理和ゲート22にそれぞれ接続されてい
る。Dフリップフロップ18のQ出力側は、排他的論理
和ゲート24に接続されている。排他的論理和ゲート2
4の出力側は、RSフリップフロップ26のR端子に接
続されている。排他的論理和ゲート22の出力側は、D
フリップフロップ28のD端子に接続されている。Dフ
リップフロップ28のQ出力側は、カウンタ30のEN
ABLE端子に接続されている。
【0011】RSフリップフロップ26のQ出力側は、
カウンタ30のUP/DOWN端子に接続されている。
カウンタ30の出力側は、デジタルフィルタ38に接続
されている。
カウンタ30のUP/DOWN端子に接続されている。
カウンタ30の出力側は、デジタルフィルタ38に接続
されている。
【0012】コントローラ36の出力側は、クロック1
4,1/N分周器32及びデジタルフィルタ38にそれ
ぞれ接続されている。クロック14の出力側は、Dフリ
ップフロップ10,12,16,18,28,RSフリ
ップフロップ26,カウンタ30の各CLK端子及び1
/N分周器32のIN端子にそれぞれ接続されている。
1/N分周器32の出力側は、ラッチクロック生成器3
4に接続されている。ラッチクロック生成器34の出力
側は、カウンタ30のRESET端子及びデジタルフィ
ルタ38に接続されている。
4,1/N分周器32及びデジタルフィルタ38にそれ
ぞれ接続されている。クロック14の出力側は、Dフリ
ップフロップ10,12,16,18,28,RSフリ
ップフロップ26,カウンタ30の各CLK端子及び1
/N分周器32のIN端子にそれぞれ接続されている。
1/N分周器32の出力側は、ラッチクロック生成器3
4に接続されている。ラッチクロック生成器34の出力
側は、カウンタ30のRESET端子及びデジタルフィ
ルタ38に接続されている。
【0013】次に、以上の各部の動作を説明する。Dフ
リップフロップ10,12には、それぞれ図2に示す論
理値信号A及びBが入力され、Dフリップフロップ10
及び12で図2に示すクロック信号CLOCKの立ち上
がりタイミングでラッチされる。ラッチされた信号波形
は、図2にLACHA及びLACHBで示されている。
排他的論理和ゲート22では、ラッチされた2つのビッ
ト列の対応するビットが異なるとき1になる論理演算を
行う。従って、排他的論理和ゲート22では、ラッチさ
れた信号の排他的論理和がとられることにより位相差量
が検出される。
リップフロップ10,12には、それぞれ図2に示す論
理値信号A及びBが入力され、Dフリップフロップ10
及び12で図2に示すクロック信号CLOCKの立ち上
がりタイミングでラッチされる。ラッチされた信号波形
は、図2にLACHA及びLACHBで示されている。
排他的論理和ゲート22では、ラッチされた2つのビッ
ト列の対応するビットが異なるとき1になる論理演算を
行う。従って、排他的論理和ゲート22では、ラッチさ
れた信号の排他的論理和がとられることにより位相差量
が検出される。
【0014】Dフリッブフロップ16及び排他的論理和
ゲート20では、Dフリッブフロップ10の前後のラッ
チ信号の排他的論理和をとることにより、信号波形Aの
エッジが抽出される(図2のXOR1)。抽出されたエ
ッジ信号は、RSフリップフロップ26のS端子に入力
される。Dフリッブフロップ18及び排他的論理和ゲー
ト24では、Dフリッブフロップ12の前後のラッチ信
号の排他的論理和をとることにより、信号波形Bのエッ
ジが抽出される(図2のXOR2)。抽出されたエッジ
信号は、RSフリップフロップ26のR端子に入力され
る。
ゲート20では、Dフリッブフロップ10の前後のラッ
チ信号の排他的論理和をとることにより、信号波形Aの
エッジが抽出される(図2のXOR1)。抽出されたエ
ッジ信号は、RSフリップフロップ26のS端子に入力
される。Dフリッブフロップ18及び排他的論理和ゲー
ト24では、Dフリッブフロップ12の前後のラッチ信
号の排他的論理和をとることにより、信号波形Bのエッ
ジが抽出される(図2のXOR2)。抽出されたエッジ
信号は、RSフリップフロップ26のR端子に入力され
る。
【0015】RSフリップフロップ26では、S及びR
の各端子にそれぞれ入力された信号により位相差の符
号,すなわち進み位相か遅れ位相かが検出される(図2
のUP/DOWN)。検出された位相差の符号信号は、
カウンタ30のUP/DOWN端子に入力される。位相
差量と位相差の符号信号のタイミングを合わせるため、
排他的論理和ゲート22から検出された位相差量信号
は、Dフリップフロップ28を介してカウンタ30のE
NABLE端子に入力される。
の各端子にそれぞれ入力された信号により位相差の符
号,すなわち進み位相か遅れ位相かが検出される(図2
のUP/DOWN)。検出された位相差の符号信号は、
カウンタ30のUP/DOWN端子に入力される。位相
差量と位相差の符号信号のタイミングを合わせるため、
排他的論理和ゲート22から検出された位相差量信号
は、Dフリップフロップ28を介してカウンタ30のE
NABLE端子に入力される。
【0016】カウンタ30では、検出された位相差量信
号が適当なクロックでカウントされて、デジタル信号と
して出力される。すなわち、カウンタ30では、RSフ
リップフロップ26で検出された位相差の符号信号に基
づいてカウントアップ,カウントダウンのいずれかが決
定される。例えば、位相差の符号信号が論理値の「1」
の進み位相の状態ではアップカウンタ、論理値の「0」
の遅れ位相の状態ではダウンカウンタという具合であ
る。そして、ENABLE端子が論理値の「1」のと
き、すなわち位相差量信号が位相差があることを示す論
理値の「1」の状態のとき、カウント動作が行われる。
カウンタ30のカウント値である出力信号は、1/N分
周器32によって生成されたタッチクロックによってデ
ジタルフィルタ38に送られるとともに、カウンタ30
の値がリセットされる。デジタルフィルタ38では、適
切な帯域のフィルタリングが行われる。これによって、
位相のデジタル信号が得られる。
号が適当なクロックでカウントされて、デジタル信号と
して出力される。すなわち、カウンタ30では、RSフ
リップフロップ26で検出された位相差の符号信号に基
づいてカウントアップ,カウントダウンのいずれかが決
定される。例えば、位相差の符号信号が論理値の「1」
の進み位相の状態ではアップカウンタ、論理値の「0」
の遅れ位相の状態ではダウンカウンタという具合であ
る。そして、ENABLE端子が論理値の「1」のと
き、すなわち位相差量信号が位相差があることを示す論
理値の「1」の状態のとき、カウント動作が行われる。
カウンタ30のカウント値である出力信号は、1/N分
周器32によって生成されたタッチクロックによってデ
ジタルフィルタ38に送られるとともに、カウンタ30
の値がリセットされる。デジタルフィルタ38では、適
切な帯域のフィルタリングが行われる。これによって、
位相のデジタル信号が得られる。
【0017】図3は、前記形態のデジタル位相比較器
を、光ディスクのトラッキングエラー検出に適用した実
施例である。図3において、4分割のフォトディテクタ
50の各分割出力は、トラッキングエラーに応じた位相
差を含んだ信号である。これらの分割信号は、I−Vア
ンプ52〜58を介して、位相差補正用のディレイ回路
60〜66にそれぞれ供給される。そして、フォトディ
テクタ50のうちの対角に位置するものの信号が加算さ
れる。すなわち、ディレイ回路60,64の出力が加算
器68で加算され、ディレイ回路62,66の出力が加
算器70で加算される。加算信号は、コンパレータ7
2,74でそれぞれ2値化(デジタル化)される。そし
て、デジタル化された2つのデジタル信号A,Bが、上
述したデジタル位相比較器80に供給される。デジタル
位相比較器80では、上述したようにして信号A,Bの
位相比較が行われ、それらの位相差信号,すなわちデジ
タルのトラッキングエラー信号が得られる。
を、光ディスクのトラッキングエラー検出に適用した実
施例である。図3において、4分割のフォトディテクタ
50の各分割出力は、トラッキングエラーに応じた位相
差を含んだ信号である。これらの分割信号は、I−Vア
ンプ52〜58を介して、位相差補正用のディレイ回路
60〜66にそれぞれ供給される。そして、フォトディ
テクタ50のうちの対角に位置するものの信号が加算さ
れる。すなわち、ディレイ回路60,64の出力が加算
器68で加算され、ディレイ回路62,66の出力が加
算器70で加算される。加算信号は、コンパレータ7
2,74でそれぞれ2値化(デジタル化)される。そし
て、デジタル化された2つのデジタル信号A,Bが、上
述したデジタル位相比較器80に供給される。デジタル
位相比較器80では、上述したようにして信号A,Bの
位相比較が行われ、それらの位相差信号,すなわちデジ
タルのトラッキングエラー信号が得られる。
【0018】更に、以上の動作において、コントローラ
36は、クロック14の周波数(例えば100MH
z),1/N分周器32の分周数N(例えばN=51
2)及びデジタルフィルタ38の帯域を制御する。クロ
ック14は、Dフリップフロップ10,12,16,1
8,28,RSフリップフロップ26及びカウンタ30
のクロック信号(図2のCLOCK)を提供する。1/
N分周器32及びラッチクロック生成器34によってリ
セット信号が生成され、カウンタ30及びデジタルフィ
ルタ38に提供される。カウンタ30は、このリセット
信号に基づいてラッチと同時にリセットされる。これら
により、クロック,デジタル変換,デジタルフィルタリ
ングの特性が適時変更される。
36は、クロック14の周波数(例えば100MH
z),1/N分周器32の分周数N(例えばN=51
2)及びデジタルフィルタ38の帯域を制御する。クロ
ック14は、Dフリップフロップ10,12,16,1
8,28,RSフリップフロップ26及びカウンタ30
のクロック信号(図2のCLOCK)を提供する。1/
N分周器32及びラッチクロック生成器34によってリ
セット信号が生成され、カウンタ30及びデジタルフィ
ルタ38に提供される。カウンタ30は、このリセット
信号に基づいてラッチと同時にリセットされる。これら
により、クロック,デジタル変換,デジタルフィルタリ
ングの特性が適時変更される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 (1) 位相比較器のすべての回路がクロックに同期し
たデジタル回路で構成されており、全体をLSI化する
ことができる。 (2) 論理値信号の立ち上がりと立ち下がりの両方の
位相差を1つの回路で比較でき、回路の簡単化,低コス
ト化が可能である。 (3) すべてデジタル回路で構成可能なので、位相比
較器の特性を簡単に適宜変更することができる。 (4) 入力信号より十分高い周波数の動作クロックを
用いることにより、精度も十分確保することができる。 (5) 普通のトラッキング時とサーチなどの特殊処理
時という具合に、位相比較器の性能をそれぞれの特性に
応じた最適な状態にすることが可能である。
次のような効果が得られる。 (1) 位相比較器のすべての回路がクロックに同期し
たデジタル回路で構成されており、全体をLSI化する
ことができる。 (2) 論理値信号の立ち上がりと立ち下がりの両方の
位相差を1つの回路で比較でき、回路の簡単化,低コス
ト化が可能である。 (3) すべてデジタル回路で構成可能なので、位相比
較器の特性を簡単に適宜変更することができる。 (4) 入力信号より十分高い周波数の動作クロックを
用いることにより、精度も十分確保することができる。 (5) 普通のトラッキング時とサーチなどの特殊処理
時という具合に、位相比較器の性能をそれぞれの特性に
応じた最適な状態にすることが可能である。
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1に対応するタイミングチャートである。
【図3】前記形態を、光ディスクのトラッキングエラー
検出に適用した実施例を示すブロック図である。
検出に適用した実施例を示すブロック図である。
【図4】従来の位相比較器の構成を示す図である。
10,12,16,18,28…Dフリップフロップ 14…クロック 20,22,24…排他的論理和ゲート 26…RSフリップフロップ 30…カウンタ 32…1/N分周器 34…ラッチクロック生成器 36…コントローラ 38…デジタルフィルタ 50…フォトディテクタ 52〜58…アンプ 60〜66…ディレイ回路 68,70…加算器 72,74…コンパレータ 80…デジタル位相比較器 100…比較回路 102…チャージポンプ回路
Claims (3)
- 【請求項1】 2つの論理値信号の位相差を検出するデ
ジタル位相比較器において、 前記2つの論理値信号の位相差量を検出する位相差量検
出手段;前記2つの論理値信号の位相差の符号を検出す
る位相差符号検出手段;前記位相差量検出手段によって
検出された位相差信号を、前記位相差符号検出手段によ
って検出された位相差の符号を利用して、デジタル信号
に変換するビット列変換手段;これによって変換された
位相差信号に対して所定の帯城のフィルタリングを行う
フィルタ手段;を備えたことを特徴とするデジタル位相
比較器。 - 【請求項2】 前記位相差量検出手段及び位相差符号検
出手段を、前記2つの論理値信号をそれぞれ順次ラッチ
する複数のラッチ手段と、これらラッチ手段によってラ
ッチされた論理値信号に対して排他的論理和の演算を行
う複数の演算手段とによって構成するとともに、 前記ビット列変換手段を、前記位相差符号に基づいて決
定されたカウント方向に、前記位相差信号をカウントす
るカウンタ手段によって構成したことを特徴とする請求
項1記載のデジタル位相比較器。 - 【請求項3】 前記ラッチ手段の動作の基準となるクロ
ック,前記フィルタ手段及びカウンタ手段のラッチクロ
ック,前記フィルタ手段の特性を変更する制御手段を備
えたことを特徴とする請求項2記載のデジタル位相比較
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24948098A JP3463575B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | デジタル位相比較器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24948098A JP3463575B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | デジタル位相比較器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000077990A true JP2000077990A (ja) | 2000-03-14 |
JP3463575B2 JP3463575B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=17193603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24948098A Expired - Fee Related JP3463575B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | デジタル位相比較器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3463575B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004079907A1 (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-16 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | 位相比較回路およびcdr回路 |
CN100346574C (zh) * | 2003-03-04 | 2007-10-31 | 日本电信电话株式会社 | 相位比较电路和cdr电路 |
JP2009253522A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Nec Corp | 半導体集積回路 |
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