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JP2000077499A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JP2000077499A
JP2000077499A JP25007298A JP25007298A JP2000077499A JP 2000077499 A JP2000077499 A JP 2000077499A JP 25007298 A JP25007298 A JP 25007298A JP 25007298 A JP25007298 A JP 25007298A JP 2000077499 A JP2000077499 A JP 2000077499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
arm
substrate processing
processing apparatus
robot
Prior art date
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Pending
Application number
JP25007298A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hara
孝志 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP25007298A priority Critical patent/JP2000077499A/ja
Publication of JP2000077499A publication Critical patent/JP2000077499A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0009Constructional details, e.g. manipulator supports, bases
    • B25J9/0018Bases fixed on ceiling, i.e. upside down manipulators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板処理装置の占有床面積を削減する。 【解決手段】基板を搬送する基板搬送機構として、基板
処理装置の天井部のフレーム35に懸架支持した基板搬
送ロボットを用いる。この基板搬送ロボットは、フレー
ム35に懸架支持された基台部1と、この基台部1に対
して、鉛直軸まわりの回動および昇降が可能な状態で支
持された第1アーム11と、この第1アーム11の先端
に鉛直軸まわりの回動が自在な状態で連結された第2ア
ーム12と、この第2アーム12の先端に鉛直軸まわり
の回動が自在な状態で連結された第3アーム13とを有
する。第1アーム11、第2アーム12および第3アー
ム13は、モータ21,22,23によって、独立に回
動駆動される。 【効果】基板搬送機構を天井部から懸架支持したことに
より、その下方の空間を、基板処理部またはその付帯設
備の配置などに利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置用ガラス基板およびプラズマディスプレイ
パネル(PDP)用ガラス基板などの各種の被処理基板
に対して、枚葉または複数枚一括で処理を行う基板処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置などの製造工
程では、半導体ウエハやガラス基板などの基板に対して
各種の処理を施すための基板処理装置が用いられる。こ
の種の基板処理装置は、基板に対して一連の処理を施す
ための複数の基板処理ユニットと、この複数の基板処理
ユニットに対して基板を搬入/搬出するための基板搬送
機構とを備えている。たとえば、基板処理ユニットは、
水平方向に沿って整列して配置され、その整列方向に沿
って、直線搬送方式の基板搬送機構の搬送路が配置され
る。この搬送路において基板処理装置の床面には、直線
状のレールが配設され、このレール上に、基板搬送機構
の基台が往復スライド移動自在に配置される。
【0003】基板処理装置は、複数の基板処理ユニット
を放射状に配置したクラスタ型の形態に構成される場合
もある。この場合には、複数の基板処理ユニットに取り
囲まれた中央位置において、基板処理装置の床面に、基
板搬送機構の基台が配設される。この場合、基板搬送機
構は、基板搬送機構全体を鉛直方向に沿う回転軸まわり
に回転させる回動機構と、その回転軸に対して近接/離
間する方向に沿って基板を進退させる進退機構とを有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の装置形態では、基板搬送機構が基板処理装置の
床面に設置されているため、基板処理ユニットの設置ス
ペースの他に、基板搬送機構の設置スペースを確保する
必要がある。すなわち、直線搬送方式の基板搬送機構の
場合には、直線状レールのための大きなスペースが基板
処理ユニットの設置スペースの他に必要であり、クラス
タ型レイアウトの装置においても、基板搬送機構の基台
設置スペースが必要である。したがって、基板処理装置
全体の占有床面積(フットプリント)が大きくなってし
まうという問題があった。
【0005】また、基板処理装置の床部に、レールや基
板搬送機構の基台が存在しているため、その近傍の基板
処理ユニットなどのメンテナンスを行うための空間が制
限されており、メンテナンス作業が困難であるという問
題もあった。すなわち、レールのために足場が制限され
ていたり、基板搬送機構を回避するために無理な体勢を
とる必要があったりして、メンテナンス作業者に難作業
を強いることになっていた。
【0006】一方、近年では、基板処理装置のフットプ
リントの削減に対する要求が高まり、これに応えて、基
板処理ユニットを上下方向に積層配置する構造が採用さ
れるようになってきている。そのため、最上方に配置さ
れた基板処理ユニットと最下方に配置された基板処理ユ
ニットとの高低差が大きく、基板搬送機構の上下方向の
搬送ストロークを長くとる必要が生じている。
【0007】しかし、装置の床部から最下段の基板処理
ユニットまでの制限された空間内に収容可能で、かつ、
上下方向の大きな搬送ストロークを実現できる基板搬送
機構の実現は容易ではないため、上下方向に積層される
基板処理ユニット数には限度があり、基板処理装置のス
ペース効率を高めることができない。他方、クリーンル
ーム内における基板処理装置間の基板の移動には、複数
枚の基板を収容したカセットを保持して床面上を自動走
行する床上自動搬送装置が従来から用いられてきたが、
近年では、クリーンルームの面積削減のために、天井搬
送式カセット搬送装置が注目され始めている。この天井
搬送式カセット搬送装置は、クリーンルームの天井に敷
設されたレールに沿って走行するキャリッジによってカ
セットを搬送するようになっている。
【0008】このような天井搬送式カセット搬送装置が
採用されると、基板処理装置に対する基板の搬入/搬出
は、クリーンルームの天井面に近い高さで行われるの
で、基板搬送機構は、この高い位置のカセットに対して
基板の搬入/搬出を行わなければならない。ところが、
床面上に基板搬送機構を設置する従来の構成では、基板
搬送機構の基台を相当高くしなければならず、そのよう
な基板搬送機構は、構成が必要以上に大がかりになるう
え、構造上の無駄も多い。
【0009】そこで、この発明の第1の目的は、占有床
面積を削減することができる基板処理装置を提供するこ
とである。また、この発明の第2の目的は、装置のメン
テナンスが容易な基板処理装置を提供することである。
さらに、この発明の第3の目的は、基板処理ユニットの
上下積層配置の自由度を増した基板処理装置を提供する
ことである。
【0010】また、この発明の第4の目的は、天井搬送
式カセット搬送装置に容易に対応可能な基板処理装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板に処
理を施す基板処理部と、基板処理装置の上部から懸架支
持され、上記基板処理部に対して基板を搬送するための
基板搬送機構とを備えていることを特徴とする基板処理
装置である。
【0012】上記基板搬送機構は、たとえば、基板処理
装置のフレームの天井部に懸架支持されていてもよい。
この場合に、基板処理装置の基台がフレームの天井部に
直接固定されて取り付けられていてもよいし、その基台
が、フレームの天井部に対してスライド移動可能または
回転可能に取り付けられていてもよい。また、上記基板
搬送機構の基板処理装置のフレームへの取り付け位置
が、基板処理部の基板処理ユニットの上方であることが
好ましい。
【0013】請求項1記載の発明によれば、基板搬送機
構が基板処理装置の上部から懸架されているので、この
基板搬送機構の下方の空間が利用可能になる。すなわ
ち、この下方の空間には、基板処理部を配置したり(請
求項5)、基板処理部の付帯設備(処理液キャビネッ
ト、電気機器、制御機器など)を配置したり(請求項
6)することができる。これにより、基板処理装置の占
有床面積を大幅に削減できる。
【0014】また、この空間を基板処理部その他の装置
各部のメンテナンスを行うためのメンテナンス空間とし
て利用することもできる(請求項7)。これにより、基
板処理部などのメンテナンス作業を容易にすることがで
きる。また、この種の基板処理装置が設置されるクリー
ンルームは、床面から天井面までの高さが高く、そのた
めに、基板処理装置は必要に応じて高く構成することが
できる。したがって、基板処理部が上下方向に積層され
た複数の基板処理ユニットを有する場合であって、基板
搬送機構に、上下方向の大きな搬送ストロークが要求さ
れる場合には、基板処理装置の天井部付近に必要な空間
を確保して、そのような大きな搬送ストロークの基板搬
送機構を容易に構成することができる。これにより、基
板処理部の基板処理ユニットの上下積層配置の自由度が
増大する。
【0015】請求項2記載の発明は、上記基板搬送機構
は、基板処理装置の上部に懸架支持された基台と、この
基台に対して、ほぼ鉛直方向に沿う第1回転駆動軸を中
心に回転可能に連結された第1回転部材と、この第1回
転部材を回転駆動するための第1駆動源と、上記第1回
転部材に対して、ほぼ鉛直方向に沿う第2回転駆動軸を
中心に回転可能に連結された第2回転部材と、この第2
回転部材を回転駆動するための第2駆動源と、上記第2
回転部材に対して、ほぼ鉛直方向に沿う第3回転駆動軸
を中心に回転可能に連結され、基板を保持することがで
きる基板保持手段と、この基板保持手段を回転駆動する
ための第3駆動源とを備えていることを特徴とする請求
項1記載の基板処理装置である。
【0016】この構成によれば、基板搬送機構は、直線
摺動を伴うことなく、水平方向への基板の搬送を行うこ
とができる。すなわち、回動動作のみで、水平方向への
基板搬送を実現している。回動動作においては、摺動さ
れる距離が、直線摺動の場合に比べて短いので、摺動の
際に発生するパーティクルが低減され、基板搬送機構の
下方の空間へのパーティクルの落下を低減することがで
きる。より具体的には、たとえば、基板搬送機構の下方
の基板処理部、基板搬送機構、あるいは搬送中の基板自
体等にパーティクルが落下し付着して、基板の品質を低
下させるのを防止することができる。そのうえ、回動部
におけるシールは、一般に、安価にかつ効果的に行える
から、回動部からのパーティクル発生に対する対策も容
易である。
【0017】また、基板搬送機構は、それ自体が直線走
行しなくとも、回転部材や基板保持手段の回転によっ
て、基板を水平方向に搬送できるから、基板搬送機構に
よって基板が搬送される領域内であっても、基板搬送機
構の回転部材や基板保持手段の動作と干渉しない高さで
あれば、利用可能なスペースとなる。すなわち、このス
ペースには、たとえば、基板の受け渡しのための受け渡
し台、電装品、または別の基板処理部等が配置できる。
これにより、装置内のスペースを有効利用できるので、
装置の省スペース化を図ることができる。
【0018】さらに、基板搬送機構は、第1回転駆動
軸、第2回転駆動軸および第3回転駆動軸の3つの軸の
まわりで、それぞれ第1回転部材、第2回転部材および
基板保持手段を独立して自由に回転させることができる
ように構成されているので、或る一定範囲内について
は、基板を任意の位置に任意の角度で搬送することがで
きる。また、その一定範囲の外側の範囲であっても、基
板保持手段が届く範囲内であれば、基板の搬送が可能で
ある。したがって、基板処理部のレイアウトの自由度が
高く、これにより、装置の省スペース化が実現される。
【0019】請求項3記載の発明は、上記基板搬送機構
は、上記基板処理装置の上部に懸架支持された基台と、
互いに回転可能に連結された一組のアーム部を有し、第
1の水平方向に沿ってアーム部間の連結部を関節として
伸縮可能であるように上記基台に取り付けられた第1の
アーム伸縮機構と、この第1のアーム伸縮機構を伸縮さ
せるために、この第1のアーム伸縮機構に回転力を与え
る第1アーム伸縮駆動源と、互いに回転可能に連結され
た一組のアーム部を有し、上記第1の水平方向と直交す
る第2の水平方向に沿ってアーム部間の連結部を関節と
して伸縮可能であるように上記第1のアーム伸縮機構に
連結された第2のアーム伸縮機構と、この第2のアーム
伸縮機構を伸縮させるために、この第2のアーム伸縮機
構に回転力を与える第2アーム伸縮駆動源と、上記第2
アーム伸縮機構に設けられ、基板を保持するための基板
保持手段と備えていることを特徴とする請求項1記載の
基板処理装置である。
【0020】この構成によれば、第2のアーム伸縮機構
の伸縮により、基板保持手段は、第2の水平方向に沿っ
て搬送される。また、第1のアーム伸縮機構の伸縮によ
り、基板保持手段は、第2のアーム伸縮機構とともに、
第1の水平方向に沿って搬送される。第1の水平方向と
第2の水平方向とは互いに直交しているから、結局、或
る一定範囲内については、自由に基板を搬送することが
できる。
【0021】しかも、第1のアーム伸縮機構および第2
のアーム伸縮機構をともに収縮しておけば、搬送機構自
体を配置するスペースは極めて小さくなるから、装置内
のスペースに余裕ができ、基板処理装置の省スペース化
を図ることができる。また、水平方向への直線摺動が不
要な点などは、請求項2の発明の場合と同様であり、し
たがって、パーティクルの発生などを効果的に防止で
き、高品質な基板処理を達成できる。また、装置のレイ
アウトも必要以上に制限されることがないので、これに
よっても、装置の省スペース化を図ることが可能であ
る。
【0022】請求項4記載の発明は、上記基板搬送機構
は、上記基板処理装置の上部に対して、ほぼ鉛直方向に
沿う回転軸を中心に回転可能に支持されていることを特
徴とする請求項1記載の基板処理装置である。この構成
によれば、基板搬送機構が基板処理装置の上部に対して
ほぼ鉛直方向に沿う回転軸を中心に回転可能に支持され
ているので、当該回転軸まわりの基板搬送機構の回転に
よって、基板を搬送することができる。
【0023】そこで、基板搬送機構を取り囲むように基
板処理ユニットを放射状にレイアウト(クラスタ型配
置)することにより、基板搬送機構が各基板処理ユニッ
トにアクセスすることができる。この場合、上記基板搬
送機構は、基板搬送機構全体を鉛直方向に沿う回転軸ま
わりに回動させるための回転駆動機構と、その回転軸に
対して近接/離反する方向に基板を進退させる基板進退
機構とを含むことが好ましい。これにより、放射状にレ
イアウトされた基板処理ユニットに対する基板の搬入/
搬出を行うことができる。
【0024】請求項5、請求項6および請求項7の発明
の構成および効果は、請求項1に関連して説明したとお
りである。請求項8記載の発明は、上記基板搬送機構の
下方に、上記基板処理装置の下部に支持された別の基板
搬送機構が設けられていることを特徴とする請求項1な
いし4のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0025】この構成によれば、2つの基板搬送機構を
上下に配置できるので、限られた床面積の空間内に複数
の基板搬送機構を効率的に配設できる。これにより、基
板処理装置全体のフットプリントの削減に寄与できる。
上下に配置される2つの基板搬送機構は、一方または双
方が水平移動可能であってもよい。この場合に、2つの
基板搬送機構の高さが異なるので、特別な工夫を要する
ことなく、互いの干渉を回避できる。このことは、ま
た、各基板搬送機構が、広い範囲に渡って基板の搬送を
行うことができるという利点を提供するから、結果的
に、基板搬送機構によるアクセスが必要な基板処理部の
配置の自由度が増大する。
【0026】さらに、各基板搬送装置の上下方向のスト
ロークを短く抑えてその構成を簡単にしつつ、複数の基
板処理部の上下積層配置の自由度を増大させることがで
きる。請求項9記載の発明は、上記基板搬送機構は、天
井搬送方式のカセット搬送装置によって搬送されるカセ
ットに対して、基板の受け渡しを行うことができるもの
であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに
記載の基板処理装置である。
【0027】基板搬送機構は、基板処理装置の上部から
懸架支持されているので、天井搬送方式のカセット搬送
装置によって高い位置に保持されているカセット、また
は高い位置に設けられたカセット載置部に置かれたカセ
ットに対して、基板の搬入/搬出動作を良好に行うこと
ができる。請求項10記載の発明は、上記基板処理部
は、上下方向に積層された複数の基板処理ユニットを含
むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載
の基板処理装置である。
【0028】この構成によれば、基板処理部は、上下方
向に積層配置された複数の基板処理ユニットを有する
が、基板搬送機構が、基板処理装置の上部から懸架支持
されているため、高い位置まで基板処理ユニットを積層
することができる。また、基板搬送機構は、制限の少な
い基板処理装置の上部空間に配置されているため、上下
方向の大きな搬送ストロークを実現できる。これらのこ
とより、基板処理ユニットの配置の自由度が増し、上下
方向のユニット数を増やすことができるので、少ない床
面積のスペース内に多くの基板処理ユニットを設置する
ことができる。
【0029】請求項11記載の発明は、上記基板搬送機
構の摺動部分の雰囲気を吸引する吸引手段をさらに備え
たことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記
載の基板処理装置である。この構成によれば、基板搬送
機構の摺動部分(直動摺動部または回動摺動部)の雰囲
気を吸引することによって、摺動によって生じたパーテ
ィクルを基板の表面に至る前に捕獲することができる。
また、上記摺動部分を含む基板搬送機構内部はその外部
に対して負圧となるので、摺動によって生じたパーティ
クルが基板搬送機構外部に漏洩することを防止すること
ができる。したがって、基板の汚染を防止できるから、
基板に対する高品質な処理を実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。この発明の実
施形態にかかる基板処理装置の説明に先立ち、各実施形
態の装置において共通に適用可能な基板搬送ロボットの
構成について説明する。図1(a) は、基板搬送ロボット
の基本構成を説明するための概念的な断面図であり、図
1(b) はこの基板搬送ロボットの該ロボットを下方から
見上げた概念的な底面図(以下、単に「底面図とい
う。)である。この基板搬送ロボットは、基板処理装置
の天面部のフレーム35に対して固定されるべき基台1
と、この基台1に対して鉛直方向に沿う第1回転駆動軸
θ1まわりに回転可能に連結された第1回転部材として
の第1アーム11と、この第1アーム11を第1回転駆
動軸θ1まわりに回転駆動するための第1駆動源として
の第1モータ21と、第1アーム11に対して、鉛直方
向に沿う第2回転駆動軸θ2まわりに回転可能に連結さ
れた第2回転部材としての第2アーム12と、この第2
アーム12を第2回転駆動軸θ2まわりに回転駆動する
ための第2駆動源としての第2モータ22と、第2アー
ム12に対して、鉛直方向に沿う第3駆動軸θ3まわり
に回転可能に連結された基板保持手段を兼ねる第3アー
ム13と、この第3アーム13を第3回転駆動軸θ3ま
わりに回転駆動するための第3駆動源としての第3モー
タ23とを備えている。第3アーム13の先端部は、基
板Wを保持するためのハンド20となっている。
【0031】基台1には、上下方向であるZ方向に沿っ
てねじ軸2が備えられており、このねじ軸2には、モー
タ3からの回転力がタイミングベルトを介して与えられ
るようになっている。ねじ軸2には、第1モータ21な
どを支持した状態で昇降する昇降ブロック7に備えられ
たボールナットが螺合している。この昇降ブロック7
は、図示しないガイドレール等の案内手段により、Z方
向へ移動可能に案内されている。昇降ブロック7に支持
された第1モータ21は、連結軸31を介して、第1回
アーム11に第1回転駆動軸θ1まわりの回転力を与え
る。
【0032】モータ3、第1ないし第3モータ21,2
2,23は、制御部100によって、それぞれ独立に駆
動制御される。このような構成により、第1モータ2
1、第2モータ22および第3モータ23を独立に駆動
させることによって、第1アーム11、第2アーム12
および第3アーム13を、それぞれ第1回転駆動軸θ
1、第2回転駆動軸θ2および第3回転駆動軸θ3まわ
りに、自由に回転させることができる。また、モータ3
を駆動することによって、第1アーム11、第2アーム
12および第3アーム13の全体をZ方向に昇降させる
ことができる。これにより、第3アーム13に保持され
た基板Sを一定の範囲内においては、任意の場所に任意
の角度で搬送することができる。
【0033】具体的には、第1回転駆動軸θ1と第2回
転駆動軸θ2との間の距離をL1とし、第2回転駆動軸
θ2と第3回転駆動軸θ3との間の距離をL2とし、第
3回転駆動軸θ3と基板Sの中心との距離をL3とする
と、図2に示すように、第1回転駆動軸θ1を中心とし
た(L1+L2−L3)の半径の円内の領域101にお
いては、基板Sを任意の角度で任意の場所に搬送でき
る。また、領域101の外側であっても、半径(L1+
L2+L3)の円内の領域102内では、基板Sの角度
はある程度限定されるものの、任意の位置に基板Sを搬
送することができる。
【0034】基台1の下面には、連結軸31の周囲を取
り囲むように、筒部32が下方に向かって突出して形成
されている。そして、第1アーム11の上面には、筒部
32の周囲を取り囲むように、筒部33が上方に向かっ
て突出して形成されている。これにより、基台1内部の
摺動部分で発生したパーティクルが外部に漏れることが
防止されている。
【0035】さらに、基台1の側面には、吸引口40が
形成されており、この吸引口40は、吸引管41を介し
て真空ポンプ等の吸引源42(吸引手段)に接続されて
いる。これにより、基台1の内部は負圧となっており、
筒部32,33の間の空間においては、基台1の外部か
ら内部に向かう気流が生じる。そのため、基台1の内部
の摺動部で生じたパーティクルが外部に漏れることはな
く、このようなパーティクルは、吸引口40を介して吸
引源41へと導かれることになる。
【0036】上述の基板搬送ロボットは、第1ないし第
3回転駆動軸θ1,θ2およびθ3まわりに独立して回
転可能な第1ないし第3アーム11,12,13を備え
ているので、以下では、このようなロボットを「3θロ
ボット」と呼ぶことにする。基板を処理するための基板
処理ユニットに対して基板の搬入/搬出を行うには、そ
の処理ユニットに対して独立にアクセスすることができ
る一対のハンドを基板搬送ロボットに備えることが好ま
しい。これは、一方のハンドで処理済みの基板を基板処
理ユニットから搬出できるとともに、他方のハンドで未
処理の基板を基板処理ユニットに搬入することができる
から、基板の交換を短時間で行えるからである。このよ
うに一対のハンドを備えた構成を、以下では「ダブルハ
ンド」と呼ぶことにする。また、1つのハンドのみを備
えた構成を、「シングルハンド」と呼ぶことにする。
【0037】図3には、ダブルハンドの3θロボットの
1つの構成例が示されている。図3(a) は簡略化した側
面図であり、図3(b) は、簡略化した底面図である。こ
のロボットは、図1に示された構成のロボットを一対備
えたものである。すなわち、図1に示された構成とほぼ
同様の構成の第1ロボット部51および第2ロボット部
52を備えている。第1ロボット部51および第2ロボ
ット部52の各第3アーム13は、上下に重なり合った
位置で基板S1およびS2をそれぞれ保持することがで
きるように構成されている。すなわち、下方で基板S2
を保持する第2ロボット部52の第3アーム13は、途
中で下方に垂れ下がり、第1ロボット部51の方向に向
かって水平に折れ曲がり、さらに前方に向かって折れ曲
がった形状のハンド保持部53を備えている。
【0038】第1ロボット部51と第2ロボット部52
とが完全に自由に動作すると、この2つのロボット部5
1,52が互いに干渉し合うおそれがある。そこで、こ
の図6に示された構成を採用するときには、両ロボット
部51,52が干渉し合わないように、制御部100
(図1参照)によって、各ロボット部51,52の動作
に対して、ソフトウエア的に制限を加える必要がある。
【0039】図4には、ダブルハンドの3θロボットの
他の構成例が示されている。図4(a) には簡略化した側
面図を示し、図4(b) には簡略化した底面図を示す。こ
のロボットも、図3に示されたロボットと同様、図1に
示された構成とほぼ同様の構成の第1ロボット部71お
よび第2ロボット部72を備えている。ただし、図4
(a) に明らかに示されているように、第1ロボット部7
1と第2ロボット部72とは、第1アーム11、第2ア
ーム12および第3アーム13の連結の仕方が異なって
いる。すなわち、第1ロボット部71は、第1アーム1
1の先端の下面側に第2アーム12が連結され、第2ア
ーム12の先端の下面側に第3アーム13が連結されて
構成されている。これに対して、第2ロボット部72
は、第1アーム11の先端の上面側に第2アーム12が
連結され、第2アーム12の先端の上面側に第3アーム
13が連結されている。したがって、第1ロボット部7
1および第2ロボット部72のZ方向の昇降の範囲に制
限を加えておけば、第1ロボット部71の第1ないし第
3アーム11〜13と、第2ロボット部72の第1ない
し第3アーム11〜13とが、完全に自由に回動したと
しても、両ロボット部71,72間での干渉が生じるお
それはない。
【0040】一般に、ある基板処理ユニットに対する処
理済み基板の搬出および未処理基板の搬入は相次いで行
われるから、一対のハンドが独立して昇降すべきとの要
求は少なく、Z方向に関しては、第1ロボット部71お
よび第2ロボット部72が同期して昇降するようにして
もよい。したがって、第1ロボット部71および第2ロ
ボット部72は、Z方向の昇降駆動機構を共有すること
もできる。このことは、図3に示された構成のロボット
においても同様である。
【0041】また、図4に示された構成において、たと
えば、下側に配置された第1ロボット部71の回転軸3
1を大きな内径の中空軸で構成し、第2ロボット部72
の回転軸31を小さな外径の中実軸で構成して、第1ロ
ボット71側の回転軸31に第2ロボット72側の回転
軸31が挿通するようにしてもよく、このようにすれ
ば、基板搬送ロボットのフットプリントを小さくでき
る。
【0042】図5は、ダブルハンドの3θロボットのさ
らに他の構成例を示す。図5(a) は簡略化した側面図を
示し、図5(b) は簡略化した底面図を示す。図1に示さ
れたロボットと図5のロボットとの主要な相違は、第2
アーム12の先端に、一対の第3アーム13Aおよび1
3Bが連結されていることである。そして、この一対の
第3アーム13Aおよび13Bは、それぞれ、アーム伸
縮機構としてのいわゆるスカラーアーム機構をなしてい
る。このスカラーアーム機構とは、たとえば実開公昭6
2−144186号公報に示されるようなもので、第3
アーム13Aまたは13Bをベルトおよびプーリを利用
して屈伸させることで、基板保持ハンド83の姿勢を保
持したまま、保持された基板を直線状に進退させること
ができるものである。
【0043】すなわち、第3アーム13Aおよび13B
は、それぞれ、第2アーム12の先端において第3回転
駆動軸θ3A,θ3Bまわりに回転可能に取り付けられ
た第1アーム部81と、この第1アーム部81の先端に
鉛直軸まわりの回動が可能であるように取り付けられた
第2アーム部82と、この第2アーム部82の先端に鉛
直軸まわりの回動が可能であるように取り付けられた基
板保持ハンド83とを有している。
【0044】第1アーム部81に関連して、この第1ア
ーム部81を第3回転駆動軸θ3A,θ3Bまわりに回
動するための第3駆動源としての進退用モータ85が設
けられている。この進退用モータ85を正転/逆転する
ことにより、基板保持ハンド83を、第3回転駆動軸θ
3A,θ3Bに対して近接/離反する方向に進退させる
ことができる。すなわち、進退用モータ85を正転/逆
転駆動すると、基板保持ハンド83はその姿勢を保持し
たままで、第1アーム部81と第2アーム部82とがそ
の連結部を関節として屈伸し、これにより、基板保持ハ
ンド83は、第3回転駆動軸θ3A,θ3Bに対して近
接/離反する方向に進退する。第3アーム13A側の進
退用モータ85と、第3アーム部13B側の進退用モー
タ85とは独立に駆動制御され、これにより、第3アー
ム13A,13Bは、独立に基板保持ハンド83を進退
させることができる。
【0045】第3アーム13Bは、第3アーム13Aに
保持された基板S1の下方において互いに重なり合った
位置で基板S2を保持するために、第3アーム13Aの
基板保持ハンド83とは異なった形状の基板保持ハンド
83を有している。すなわち、第3アーム13Bの基板
保持ハンド83は、第2アーム部82との連結部におい
て下方に垂れ下がる垂れ下がり部と、この垂れ下がり部
の下端において水平方向に直角に折れ曲がり、さらに、
水平面内において前方(第3回転駆動軸θ3から離反す
る方向)に向かって直角に折れ曲がった形状を有してい
る。
【0046】上記の構成により、第2アーム12の先端
部において、第3アーム13Aおよび13Bを進退させ
ることができるから、基板処理ユニットに対する基板の
搬入/搬出を行えるうえ、ロボット部を一対備えた上述
の図3および図4の構成に比較して、構成を単純化でき
る。なお、図5の構成において、進退モータ85のほか
に、第3アーム13A,13Bの全体を第3回転駆動軸
θ3まわりに回動させるための回動用モータを、第3ア
ーム13Aおよび13Bのそれぞれについて設けてもよ
い。このようにすれば、第3アーム13A,13Bは、
第2アーム12に対して任意の角度で進退動作を行うこ
とができる。
【0047】図6は、3θロボットの他の構成例を示す
簡略化した底面図である。この3θロボットは、基板処
理装置のフレームの天井部から懸架支持される基台1に
取り付けられ、鉛直軸まわりの回動が可能で、かつ昇降
可能に設けられた第1回転部材としてのコラム90と、
このコラム90に連結された第2回転部材としての第1
スカラーアーム機構91と、この第1スカラーアーム機
構91に連結された基板保持手段としての第2スカラー
アーム機構92とを有している。コラム90は、第1駆
動源としてのモータM1によって、第1回転駆動軸θ1
1まわりに回転される。第1スカラーアーム機構91
は、コラム90に回転可能に連結された第1アーム部9
1aと、この第1アーム部91aの先端に回転可能に連
結された第2アーム部92bと、第1アーム部91aを
第1回転駆動軸θ11と共通の第2回転駆動軸θ12ま
わりに回転駆動するための第2駆動源としてのモータM
2とを備えている。そして、モータM2を駆動すること
によって、第1アーム部91aと第2アーム部91bと
がその連結部を関節として屈伸するように構成されてい
る。具体的には、ベルトおよびプーリーを用いて構成さ
れた駆動力伝達機構によって、第1アーム部91aと第
2アーム部91bとは、アーム伸縮機構としてのスカラ
ーアーム方式の機構を形成している。
【0048】第2スカラーアーム機構92は、第1スカ
ラーアーム機構91の第2アーム部91bの先端に第3
回転駆動軸θ13まわりに回転可能であるように連結さ
れた第1アーム部92aと、この第1アーム部92aの
先端部に、鉛直軸まわりの回転が可能であるように連結
された第2アーム部92bと、第2アーム部92bの先
端部において鉛直軸まわりの回動が可能であるように連
結された基板保持ハンド92cと、第1アーム部92a
を、第2回転駆動軸θ13まわりに回転駆動するための
第3駆動源としてのモータM3とを備えている。第1ア
ーム部92a、第2アーム部92bおよび基板保持ハン
ド92cは、たとえば、ベルトおよびプーリーによって
構成された駆動力伝達機構によって、アーム伸縮機構と
してのスカラーアーム方式の機構を形成している。これ
により、モータM3を正転/逆転させることで、基板保
持ハンド92cは、その姿勢を保持したままで、第3回
転駆動軸θ13に対して近接/離反するように進退す
る。
【0049】この構成により、たとえば、第1スカラー
アーム機構91を図6の上下方向に相当する第1水平方
向yに沿って進退させ、第2スカラーアーム機構92を
第1水平方向yと直交する第2水平方向x方向に沿って
進退させるとすれば、第2スカラーアーム機構92は、
第1スカラーアーム機構91の進退範囲RY内において
任意のy方向位置をとることができる。また、第2スカ
ラーアーム機構92の先端の基板保持ハンド92cは、
この第2スカラーアーム機構92の進退範囲RX内にお
いて、任意のX方向位置をとることができる。したがっ
て、結果として、範囲RYおよびRXにより規定される
矩形領域内の任意の位置に基板を搬送することができ
る。しかも、コラム90を回転させることによって、上
記の矩形領域を回転させることができるから、結果とし
て、上記矩形領域の対角線を直径とする円内の範囲の任
意の位置に基板を搬送することが可能である。
【0050】なお、図6には、基板保持ハンドを1つの
み備えた構成を示したが、図1に示した基板搬送ロボッ
トが図3ないし図5のようにダブルハンドのロボットに
変形することができるのと同様、図6に示された構成の
ロボットについても、ダブルハンド化が可能である。ま
た、第2スカラーアーム機構92全体が、第1スカラー
アーム機構91に対して、第3回転駆動軸θ13まわり
に回動できるように構成して、さらに、基板搬送の自由
度を高めてもよい。
【0051】図7は、基板搬送ロボットとして適用可能
な3θロボットのさらに他の例を示す簡略化した側面図
である。この基板搬送ロボットは、Z方向の昇降を、た
とえばベルトおよびプーリーで構成した上述のスカラー
アーム方式のスカラー昇降機構98で実現した点に主要
な特徴を有している。すなわち、スカラー昇降機構98
は、基板処理装置の天井部のフレームに固定されるべき
基台105に、水平な回転駆動軸θ0まわりの回転が可
能であるように連結された第1アーム部98aと、この
第1アーム部98aの先端において回転駆動軸θ0と平
行な水平軸まわりの回動が可能であるように連結された
第2アーム部98bとを有している。そして、第2アー
ム部98bに、図1に示されたロボットの場合と同様な
第1ないし第3アーム11,12,13が連結されてお
り、第1アーム11は、第2アーム部98bの先端に固
定された取り付け台99に、鉛直方向に沿う第1回転駆
動軸θ1まわりの回転が可能であるように連結されてい
る。取り付け台99は、スカラー昇降機構98が屈伸し
ても、その姿勢が不変に保持されるように、スカラー昇
降機構98と連動するようになっている。
【0052】第1アーム部98aと第2アーム部92b
をその連結部を関節として屈伸駆動するために、第1ア
ーム部98aを回転駆動軸θ0まわりに駆動するための
昇降用駆動源としてのモータM0が設けられている。こ
のモータM0を正転/逆転駆動することによって、第1
アーム部98aと第2アーム部98bとが屈伸し、第2
アーム部92bの先端部が、Z方向に沿って上下する。
また、第1ないし第3アーム11,12,13等の取り
付け台99上に保持されている部分の重量が重い場合
は、このスカラー昇降機構98をもう一つ設け、2本足
構造としたほうが良い。
【0053】この構成を採用することによる利益は、Z
方向の昇降に関しても、直線摺動部を排除することがで
きる点にある。すなわち、直線摺動部が少なければ、そ
の分、パーティクルの発生が少なく、また、パーティク
ル対策も容易になる。これは、直線摺動部のシールに比
較して、回動部のシールは比較的安価にかつ効果的に行
えるからである。たとえば、図1に示す構成では、筒状
の基台1によって、直線摺動部を覆っているが、図7の
構成を採用した場合には、その必要はなく、関節部分の
回動部のみをシールしておけばよい。
【0054】関節部分のシールには、磁性流体シールを
適用することが好ましい。磁性流体シールとは、固定部
と回転部との間に磁性流体を満たし、固定部と磁性流体
とを通る磁気回路を形成することによって磁性流体の流
動を阻止し、結果として、流動が阻止された磁性流体に
よってシールを達成するものである。このような磁性流
体シールは、上述のいずれの構成の基板搬送ロボットに
おいても、第1回転駆動軸、第2回転駆動軸および第3
回転駆動軸の軸シールのために適用することが好まし
い。むろん、その他の関節部などの任意の回動部にも、
磁性流体シールによる軸シールを施すことが好ましく、
これにより、回動部からの発塵を防止できる。
【0055】図8は、適用可能な基板保持ハンドを例示
するための平面図である。図8(a) に示すハンドはフォ
ーク形のものであり、真空吸着孔110が適所に設けら
れている。すなわち、このハンドは、基板Wの裏面を真
空吸着により保持する。このハンドは、半導体ウエハの
ような円形基板や液晶表示装置用ガラス基板のような角
形基板を保持することができる。
【0056】図8(b) に示すハンドは、半導体ウエハの
ような円形基板Wを保持するためのハンドである。この
ハンドは、板状のビーム111と、ビーム111の基端
部側に設けられた円弧形状の後端ガイド部112と、ビ
ーム111の先端部に設けられた円弧形状の先端ガイド
部113とを有している。そして、後端ガイド部112
の両端からは、円弧の内方に基板保持部材114が突出
しており、各基板保持部材114には、上方に向かって
円形基板Wの裏面を点接触で保持するためのピン115
が立設されている。さらに、ビーム111において先端
ガイド部113よりもやや基端部寄りの位置および後端
ガイド部112よりもやや先端部寄りの位置には、上方
に向かって円形基板Wの裏面をその頂点において点接触
で保持するためのピン116が立設されている。
【0057】なお、後端ガイド部112および先端ガイ
ド部113の上面は、ピン116の先端よりも高く形成
されている。これにより円形基板Wが基板保持ハンド上
で水平方向にずれることを防止している。図8(c) に示
すハンドも、半導体ウエハのような円形基板Wを保持す
るためのハンドである。このハンドは、円形基板Wの周
囲の2/3程度の領域にわたる円弧形状の基板ガイド部
120と、この基板ガイド部120の5箇所において円
弧の内方に向かって突出して設けられた基板保持部材1
21とを有している。各基板保持部材121には、円形
基板Wの下面を点接触で保持するための5本のピン12
2が、基板ガイド部120に沿ってほぼ等間隔に、上方
に向かって立設されている。
【0058】なお図8(b) のハンドと同様に、基板ガイ
ド部120の上面は、ピン122の先端よりも高く形成
されている。これにより円形基板Wが基板保持ハンド上
で水平方向にずれることを防止している。また、円形基
板Wが所定の長さのオリエンテーションフラットやノッ
チ等の切欠き部を有する場合には、5本のピン122の
すべての間隔が互いに切欠き部の長さよりも長い間隔で
ほぼ等間隔に配置しているので、円形基板Wがどの向き
で保持される場合であっても、円形基板Wの下面の少な
くとも4点で点接触し、かつ、その4点を結んでできる
4角形の内部に円形基板Wの重心(ほぼ円形基板Wの中
心に位置する)を含むので、円形基板Wを正確に水平保
持できる。
【0059】図8(d) に示すハンドは、液晶用ガラス基
板のような角形基板Sを保持するためのハンドである。
このハンドは、角形基板Sの周囲の3/4程度の領域に
わたる矩形の基板ガイド部130と、この基板ガイド部
130の角形基板Sの四隅および中央部に対応する周縁
部の6箇所において内方に向かって突出して設けられた
基板保持部材131とを有している。各基板保持部材1
31には、角形基板Sの下面を点接触で保持するための
ピン132が上方に向かって立設されている。
【0060】なお図8(c) のハンドと同様に、基板ガイ
ド部130の上面は、ピン132の先端よりも高く形成
されている。これにより角形基板Sが基板保持ハンド上
で水平方向にずれることを防止している。次に、上記の
ような基板搬送ロボットが適用された基板処理装置の形
態について説明する。
【0061】図9は、この発明の第1の実施形態にかか
る基板処理装置の全体の構成を示す簡略化した平面図で
ある。この基板処理装置は、主に、半導体ウエハなどの
基板上にレジスト膜を形成する機能と、露光機によって
露光されたレジスト膜を現像液で現像する機能とを有す
るものであり、これらの各機能を実現すべく複数の基板
処理ユニットが設けられた基板処理モジュール201を
備えている。基板処理モジュール201は、天井搬送式
カセット搬送装置300の軌道に一端を対向させて配置
されており、他端には、インタフェースモジュールIF
Bを介して露光機EXPが結合されている。
【0062】基板処理モジュール201は、ほぼ中央
に、装置フレームの天井部から懸架支持された第1の主
搬送ロボットMTR1および第2の主搬送ロボットMT
R2を備えている。これらの第1および第2の主搬送ロ
ボットMTR1,MTR2は、3θロボットであり、図
1ないし図8を参照して説明したいずれかのダブルハン
ドまたはシングルハンドの基板搬送ロボットを、これら
の主搬送ロボットMTR1,MTR2として適用するこ
とができる。
【0063】第1および第2の主搬送ロボットMTR
1,MTR2は、カセット搬送装置300の軌道に隣接
して配置されたクールプレート室240内において、天
井部から懸架されている。クールプレート室240に
は、第1の処理ユニット群251(基板処理部)をなす
4つのクールプレートCP1,CP2,CP3,CP4
が正方形の4つの頂点にほぼ整合するように配置されて
いる。そして、一対のクールプレートCP1,CP2の
間の上方位置に第1の主搬送ロボットMTR1が配置さ
れており、他の一対のクールプレートCP3,CP4の
間の上方位置に第2の主搬送ロボットMTR2が配置さ
れている。そして、これらの第1および第2の主搬送ロ
ボットMTR1,MTR2は、カセット搬送装置300
の軌道にほぼ直交する水平方向に整列している。
【0064】クールプレート室240の両側には、それ
ぞれ、第2の処理ユニット群252(基板処理部)およ
び第3の処理ユニット群253(基板処理部)が配置さ
れている。第2の処理ユニット群252は、スピンコー
タSCおよびスピンデベロッパSDを第1および第2の
主搬送ロボットMTR1,MTR2の配列方向に沿って
配列して構成されている。第3の処理ユニット群253
は、複数の基板処理ユニットがそれぞれ多段に積層され
た2つのグループG1およびG2を第1および第2の主
搬送ロボットMTR1,MTR2の配列方向に沿って配
列して構成されている。そのうち、第1グループG1
は、密着強化ユニットAH、ソフトベーク部SB2,S
B1を、この順に下から積層して構成されている。第2
グループG2は、ハードベーク部HB3,HB2,HB
1を、この順に下から積層して構成されている。
【0065】各処理ユニットの働きは次のとおりであ
る。スピンデベロッパ(SD)は、基板を回転しつつ、
基板の表面に現像液を供給し、基板の表面に形成された
露光後のレジスト膜を現像する。スピンコータ(SC)
は、基板を回転しつつ、基板の表面にレジスト液を供給
し、レジストを基板に塗布して、レジスト膜を基板表面
に形成する。
【0066】クールプレート(CP)は、基板を冷却し
て、次工程に熱影響を与えないようにするためのユニッ
トである。密着強化ユニット(AH)は、フォトレジス
トの塗布前に、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)等
の薬液蒸気により、フォトレジストの基板への密着強化
性を向上させるためのユニットである。
【0067】ソフトベーク部(SB)は、スピンコータ
にて処理が施された基板を加熱することにより、フォト
レジスト中の溶媒を蒸発させるためのユニットである。
ハードベーク部(HB)は、現像後の残ったフォトレジ
スト膜を高温で処理してパターンを焼き締め、耐エッチ
ング性の向上を図ったりするためのユニットである。
【0068】第1の主搬送ロボットMTR1は、クール
プレート室240内において、第1ないし第3アームを
回動させ、第1および第2の処理ユニット群251,2
52の任意の基板処理ユニット、スピンコータSC、な
らびに、カセット搬送装置300によって搬送されてい
るカセットC1ないしC4に、任意の順序でアクセスす
ることができる。一方、第2の主搬送ロボットMTR2
は、第1および第2の処理ユニット群251,252の
任意の基板処理ユニット、スピンデベロッパSD、なら
びに、インタフェース部IFBに対して、任意の順序で
アクセスすることができる。
【0069】インタフェースモジュールIFBは、第2
の主搬送ロボットMTR2との間で基板の受け渡しを行
うための受渡台250と、この基板受渡台250を介し
て受け取った基板を露光機EXPに搬入したり、露光機
EXPでの露光処理が終了した基板を基板受渡台250
に載置したりするためのロボット247とを備えてい
る。
【0070】この基板処理装置における処理フローの一
例を示せば次のとおりである。すなわち、まず、カセッ
トC1〜C4のうちのいずれかから未処理の1枚の基板
が第1の主搬送ロボットMTR1によって搬出され、密
着強化ユニットAHに搬入される。密着強化ユニットA
Hにおける処理が施された後の基板は、第1の主搬送ロ
ボットMTR1によって搬出され、次に、クールプレー
トCP1またはCP2に載置される。クールプレートC
P1またはCP2での処理が終了すると、第1の主搬送
ロボットMTR1は、次に、その基板をスピンコータS
Cに搬入する。スピンコータSCでレジストが塗布され
た後の基板は、第1の主搬送ロボットMTR1によって
搬出され、さらに、クールプレートCP3に搬入されて
冷却される。冷却後の基板は、第2の主搬送ロボットM
TR2によって搬出され、次に、インタフェースモジュ
ールIFBを介して、露光機EXPに受け渡される。
【0071】露光機EXPによる処理後の基板は、イン
タフェースモジュールIFBを介して第2の主搬送ロボ
ットMTR2に受け渡され、スピンデベロッパSDに搬
入される。スピンデベロッパSDによる現像処理後の基
板は、第2の主搬送ロボットMTR2によって搬出さ
れ、次いで、ハードベーク部HB1,HB2,HB3の
いずれかに搬入されて、加熱処理が施される。この加熱
処理後の基板は、第2の主搬送ロボットMTR2によっ
て搬出され、さらに、第2の主搬送ロボットMTR2に
よって、クールプレートCP4に載置されて冷却され
る。そして、冷却後の基板は、第1の主搬送ロボットM
TR1に受け取られ、カセットC1〜C4のいずれかに
収容される。
【0072】第1および第2の主搬送ロボットMTR
1,MTR2にダブルハンドタイプのものを適用した場
合には、これらは、各基板処理ユニットにおいて、一方
のハンドで処理済みの基板を取り出し、他方のハンドで
未処理の基板を搬入する動作を行う。このような基板交
換動作を各処理ユニットを巡回して行うことにより、各
基板に対して、上述の処理フローに従う一連の処理が施
されていくことになる。
【0073】図10は、カセット搬送装置300の構成
を簡略化して示す断面図である。カセット搬送装置30
0は、クリーンルームの天井351に敷設されたカセッ
ト搬送レール301と、このカセット搬送レール301
に係合して懸架支持されたキャリッジ302とを備えて
いる。キャリッジ302は、カセット搬送レール301
上を走行する走行機構(図示せず)と、カセットCを保
持するカセット保持機構303とを備えている。
【0074】上記第1の主搬送ロボットMTR1は、キ
ャリッジ302に保持されたカセットCに対向できる位
置において、基板処理装置のフレームFの天井部から懸
架支持されている。図11は、図9の切断面線XI−XIに
おける簡略化した断面図である。第1および第2の主搬
送ロボットMTR1,MTR2が、フレームFの天井部
から懸架支持されており、その下方にクールプレートC
P1ないしCP4が配置された構成となっている。すな
わち、第1および第2の主搬送ロボットMTR1,MT
R2を天井部から懸架支持して設けたことにより、これ
らの設置スペースにも、クールプレートCP1ないしC
P4を設置することが可能とされており、これにより、
基板処理装置の占有床面積の大幅な削減が実現されてい
る。
【0075】図12は、上記第1の実施形態の変形例に
係る構成を説明するための断面図であり、図11と同様
な断面構成が図解的に示されている。この変形例では、
主搬送ロボットMTR1,MTR2の下方の空間は、作
業者380が基板処理ユニットなどのメンテナンスのた
めに立ち入ることができるメンテナンス空間385とさ
れている。この場合、クールプレートCP1ないしCP
4は、第2の処理ユニット群252などの各基板処理ユ
ニットとともに積層配置するようにすればよい。ただ
し、ハードベーク部(HB)、ソフトベーク部(S
B)、密着強化ユニット(AH)はいずれも熱処理ユニ
ットであるので、これらの熱処理ユニットからの熱の影
響を最小限に抑えるために、クールプレート(CP)
は、最下段に配置されることが好ましい。
【0076】この変形例によれば、装置のフレームFの
天井部から懸架支持された主搬送ロボットMTR1,M
TR2の下方にメンテナンス空間385が確保されてい
るので、基板処理ユニットなどに対するメンテナンス作
業を良好な作業性で行える。なお、メンテナンス空間3
85を設ける代わりに、基板処理ユニットの付帯設備を
配置するようにして、基板処理装置の占有面積の縮小を
図ってもよい。この場合、付帯設備としては、処理液キ
ャビネット、電気機器、制御機器などを例示することが
できる。
【0077】図13は、この発明の第2の実施形態に係
る基板処理装置において基板搬送機構として用いられる
主搬送ロボットMTRの構成を説明するための断面図で
ある。この主搬送ロボットMTRの特徴は、基台401
が直動機構410を介して装置のフレーム420の天井
部に懸架支持されていることである。直動機構410
は、フレーム420の天井部に固定されたレールボック
ス411と、このレールボックス411の内底面に平行
に設けられた一対のガイドレール412と、このガイド
レール412上を往復動するキャリッジ413とを有し
ている。キャリッジ413の下面には、ガイドレール4
12上を摺動するスライドブロック414が固定されて
おり、また、キャリッジ413の上面側には、ボールね
じ415と螺合するボールブロック414が固定されて
いる。
【0078】キャリッジ413には、下方に延びた取り
付け軸部416が一体的に形成されており、この取り付
け軸部416の下端に、基台401が固定されている。
取り付け軸部416は、レールボックス411の底面板
を貫通して形成されたガイド孔417を挿通している。
ガイド孔417は、レールボックス411の長手方向に
沿って長く形成されている。
【0079】さらに、レールボックス411の側壁に
は、吸引口419が形成されており、この吸引口419
には、吸引管420を介して吸引源421が接続されて
いる。これにより、レールボックス411の内部では、
ガイド孔417から取り込まれ、吸引孔419へと向か
う気流が生成されるから、スライドブロック414とガ
イドレール412との摺動に起因するパーティクルは、
吸引管420を介してすみやかに取り除かれる。したが
って、レールボックス411の下方で搬送される基板に
パーティクルが付着することがない。
【0080】主搬送ロボットMTRをスライド移動させ
るための駆動機構の構成は、図14に示されている。す
なわち、ボールブロック414に螺合している上述のボ
ールねじ415と、このボールねじ415の両端を支持
する一対の軸受け431と、ボールねじ415の一端に
回転力を与えるモータ416とにより、ボールねじ機構
が構成されている。この構成により、モータ416を正
転/逆転することによって、キャリッジ413をガイド
レール412に沿って走行させることができ、これによ
り、主搬送ロボットMTRの直線移動が可能となる。
【0081】そこで、たとえば、図9に示されたレイア
ウトの基板処理装置において、第1および第2の主搬送
ロボットMTR1,MTR2に代えて、上記1つの主搬
送ロボットMTRを用いることができる。すなわち、ガ
イドレール412が第1および第2の主搬送ロボットM
TR1,MTR2の配列方向に沿うように、主搬送ロボ
ットMTRをクールプレート室240の天井部から懸架
して配置すれば、この主搬送ロボットMTRは、全ての
基板処理ユニットに任意の順序でアクセスすることがで
きる。
【0082】主搬送ロボットMTRにおいて、基台40
1から下方の構成には、図1ないし図8を参照して説明
したシングルハンドまたはダブルハンドの基板搬送ロボ
ットを適用することができる。ただし、基台401が水
平方向に沿うスライド移動をすることができるものであ
るので、基板処理ユニットの配置によっては、主搬送ロ
ボットMTRのアーム部440は、鉛直軸まわりの回動
が可能なものである必要はない。すなわち、たとえば、
アーム部440は、基板Wを保持する基板保持ハンド4
43と、この基板保持ハンド443を、その姿勢を保持
した状態でx方向に進退させるアーム伸縮機構445と
を有するものであってもよい。
【0083】この場合、アーム伸縮機構445は、第1
アーム441と、第1アーム441の先端に鉛直軸まわ
りの回動が自在であるように連結された第2アーム44
2とを含むスカラーアーム機構により構成することがで
きる。そして、基台401内に、第1アーム441を鉛
直軸まわりに回動させるモータ450を配置し、このモ
ータ450を正転/逆転させることによって、第1およ
び第2アーム441,442を屈伸させ、基板保持ハン
ド443をx方向に沿って進退させることができる。さ
らに、基台401内に、アーム伸縮機構445全体をz
方向に沿って昇降させるための昇降機構を設け、この昇
降機構にモータ451からの駆動力を与えることによ
り、基板保持ハンド443を上下動させることができ
る。
【0084】このような構成のアーム部440を有する
主搬送ロボットMTRは、ガイドレール412の一方側
に関してのみ基板処理ユニットへのアクセスが可能であ
るので、基板処理ユニットを、ガイドレール412の一
方側に沿って配列しておく必要がある。ガイドレール4
12の両側に基板処理ユニットを配置したい場合には、
モータ450,451および上述の昇降機構を、一括し
て鉛直軸まわりに回動させる回動機構を設ければよい。
この構成の場合、アーム部440の基板保持ハンド44
3を任意の方向に向けて進退させることができる。
【0085】図15は、この発明の第3の実施形態に係
る基板処理装置の断面構成を示す図解的な断面図であ
る。この基板処理装置は、搬送室500を挟んで対向配
置された第1の処理ユニット群T1および第2の処理ユ
ニット群T2を備えている。搬送室500には、基板処
理装置のフレームの天面部501に懸架支持された第1
の主搬送ロボットMTRAと、上記フレームの底面部5
02に支持された第2の主搬送ロボットMTRBとが、
上下方向に高さをずらして配置されている。
【0086】第1の処理ユニット群T1は、上下方向に
積層された複数個(たとえば6個)の基板処理ユニット
A1,A2,A3,B1,B2,B3,B4を有してお
り、第2処理ユニット群T2は、上下方向に積層された
複数個(たとえば6個)の基板処理ユニットA4,A
5,A6,B4,B5,B6を有している。ただし、図
15には、一断面において現れる処理ユニットのみが示
されているのであり、図15の紙面に垂直な方向に沿っ
て、図示されている以外の基板処理ユニットが配置され
ていてもよく、それらの基板処理ユニットも上下方向に
多段に積層されて配置されていてもよい。
【0087】天面部501から懸架支持された第1の主
搬送ロボットMTRAには、図1ないし図8に示された
シングルハンドもしくはダブルハンドの3θロボット、
または図13に示されたスカラーアーム式のロボットが
適用可能である。一方、底面部502に支持された第2
の主搬送ロボットMTRBには、図1ないし図8に示さ
れたシングルハンドもしくはダブルハンドの3θロボッ
ト、または図13に示されたスカラーアーム式のロボッ
トの天地を反転させた構成のロボットを適用することが
できる。
【0088】第1の主搬送ロボットMTRAは、たとえ
ば、上側3段の基板処理ユニットA1,A2,A3;A
4,A5,A6にアクセスして、基板の搬入/搬出を行
うことができる。また、第2の主搬送ロボットMTRB
は、たとえば、下側3段の基板処理ユニットB1,B
2,B3;B4,B5,B6にアクセスして、基板の搬
入/搬出を行うことができる。ただし、第1および第2
の主搬送ロボットMTRA,MTRBの間の基板の受渡
を可能にするために、たとえば、第1の主搬送ロボット
MTRAが上側4段の基板処理ユニットA1,A2,A
3,B1;A4,A5,A6,B4にアクセス可能とさ
れていたり、第2の主搬送ロボットMTRBが下側4段
の基板処理ユニットA3,B1,B2,B3;A6,B
4,B5,B6にアクセス可能とされていたりしてもよ
い。
【0089】このようにこの実施形態の基板処理装置に
よれば、一対の主搬送ロボットMTRA,MTRBを、
上下に配置しているので、少ない面積のスペースに2台
の主搬送ロボットMTRA,MTRBの配置が可能とな
っている。これにより、基板処理装置全体の占有面積の
縮小に寄与することができる。また、上方に配置された
第1の主搬送ロボットMTRAは上側の処理ユニットの
みにアクセスし、下方に配置された第2の主搬送ロボッ
トMTRBは、下側の処理ユニットのみにアクセスする
構成であるので、これらの主搬送ロボットMTRA,M
TRBは、長い上下ストローク長を有する必要がない。
そのため、これらの主搬送ロボットMTRA,MTRB
の構成を簡単にすることができる。
【0090】なお、この実施形態を変形して、第1の主
搬送ロボットMTRAもしくは第2の主搬送ロボットM
TRB、またはこれらの両方を、水平方向に沿って直動
可能な構成としてもよい。第1の主搬送ロボットMTR
Aを直動可能な構成とするには、図13に示された構成
を適用すればよい。また、第2の主搬送ロボットMTR
Bを直動可能な構成とするには、床面部502にレール
を配置し、このレール上に第2の主搬送ロボットMTR
Bの基台をスライド移動自在に配置すればよい。
【0091】この場合に、第1および第2の主搬送ロボ
ットMTRA,MTRBは、上下にずれて配置されてい
るため、水平移動時における互いの干渉を回避するため
に、特別な構成上の工夫が必要となることがない。以
上、この発明のいくつかの実施形態について説明した
が、この発明は上記の実施形態に限定されるものではな
い。たとえば、図4ないし図7および図13に示された
構成において、アーム伸縮機構としてスカラーアーム機
構(図7のスカラー昇降機構98を含む。)を例にとっ
て説明したが、スカラーアーム機構に代えて、下に説明
するようなリンク機構を利用したパンタグラフ機構をア
ーム伸長機構として採用することもできる。
【0092】図16に示すように、パンタグラフ機構7
00は、駆動源701を備える駆動部702と、被駆動
部703との間を連結し、被駆動部703の姿勢を保持
したまま、被駆動部703を駆動部702に対して接近
または離間するように移動させることができる。具体的
に説明すると、パンタグラフ機構700は、互いにその
端部で回転可能に連結された一対のアーム704a,7
04bを有する第1アーム部704と、これと同様に構
成されてこの第1アーム部に対向し、一対のアーム70
5a,705bを有する第2アーム部705とからな
る。さらに、第1アーム部704および第2アーム部7
05の先端側には被駆動部703が回転可能に連結さ
れ、これらの後端側には駆動部702が駆動可能に連結
されている。さらにこの後端側の連結について詳しく説
明すると、第1アーム部704の後端側に固定された第
1ギア711と、第2アーム部705の後端側に固定さ
れた第2ギア712とが噛合するようになっており、第
1ギア111には、駆動源701に接続された第3ギア
713が噛合されている。
【0093】これにより、図16において、たとえば、
駆動源701が第3ギア713を時計方向に回転させる
と、アーム704bとアーム705bとが互いに開く方
向に回転し、アーム704aとアーム705aとが互い
に閉じる方向に回転し、結果的に、被駆動部703は駆
動部702の方向に直線移動し、接近する。ここで、第
3ギア713を反時計方向に回転させた場合は、被駆動
部703は駆動部702から離間する。また、これらの
アームの長さや、第1ギア711と第2ギア712との
ギア比を同一にしているので、たとえ移動しても、被駆
動部703の姿勢は保持されたままである。
【0094】ここで、駆動部702および被駆動部70
3は、図4ないし図7の基板搬送機構を構成する部分の
うち、互いに接近または離間する任意の2つの部分をあ
らわす。換言すれば、パンタグラフ機構700は、スカ
ラーアーム機構と同様に、図4ないし図7のいずれの基
板搬送機構においても適用することが可能で、基台から
基板保持手段までのどの位置においても備えることがで
きる。
【0095】このパンタグラフ機構700は、スカラー
アーム機構と比較すると、搬送する基板等の重量が大き
い場合でも搬送可能であり、また、スカラーアーム機構
のようにベルトやプーリを必要としないので、パーティ
クルの発生がより少なくて耐久性のある構造とすること
ができる。さらには、図6に示された構成において、コ
ラム90が昇降のみを行い、回転駆動軸θ11まわりの
回転を行わない構成の搬送ロボットを用いることもでき
る。ただし、この場合には、図6のx方向に関してのみ
基板の搬入/搬出を行えることになるから、搬送ロボッ
トの片側(図6の右側)に複数の処理ユニットをほぼ直
線状に配置した、いわゆる片側配置のレイアウトを採用
する必要がある。
【0096】さらにまた、図7の構成のロボットを変形
して、昇降用スカラーアーム機構を、たとえば、第1ア
ーム11と第2アーム12との間、または第2アーム1
2と第3アーム13との間に配置するようにしてもよ
く、このような構成であっても、直線摺動機構を用いる
ことなく基板を昇降することができる。また、上記の図
9に示された実施形態においては、第1の主搬送ロボッ
トMTR1がカセット搬送装置300により搬送されて
いるカセットC1〜C4に直接アクセスする構成を説明
したが、図9において二点鎖線で示すインデクサ部IN
D(カセット載置部)を設け、カセット搬送装置300
のカセットC1〜C4とインデクサ部INDに載置され
たカセットとの間で基板を移し替えるようにしてもよ
い。この場合、第1の主搬送ロボットMTR1は、イン
デクサ部INDに載置されたカセットに対して、基板を
搬入/搬出することになる。
【0097】さらに、図9および図10に示された構成
において、第1および第2の主搬送ロボットMTR1,
MTR2の下方に配置された基板処理部の基板処理ユニ
ットとして、クールプレートCP1〜CP4が例示され
ているが、当該基板処理ユニットとしては、第1および
第2の主搬送ロボットMTR1,MTR2間で基板を受
け渡す際に一時的に基板を載置する基板載置台、あるい
はスピンコータSCやスピンデベロッパSD等のスピン
処理ユニット等の基板処理ユニットが適宜採用されても
よい。
【0098】また、上述の実施形態では、基板を一枚ず
つ処理する枚葉型の基板処理装置を例にとって説明した
が、この発明は、複数枚(たとえば、25枚)の基板に
対して一括して処理を施すいわゆるバッチ型の基板処理
装置に対しても適用可能である。この場合、基板搬送機
構は、複数枚の基板を一括して保持して搬送することに
なる。基板搬送機構は、基板を直接保持するものであっ
てもよく、また、複数枚の基板を収容したキャリアを保
持するものであってもよい。
【0099】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板搬送ロボットの基本構成を示す概念図であ
り、(a) は概念的な断面図であり、(b) は概念的な底面
図である。
【図2】基板を搬送することができる範囲を説明するた
めの図である。
【図3】ダブルハンドの3θロボットの1つの構成例を
示す図であり、(a) は簡略化した側面図、(b) は簡略化
した底面図である。
【図4】ダブルハンドの3θロボットの他の構成例を示
す図であり、(a) は簡略化した側面図、(b) は簡略化し
た底面図である。
【図5】ダブルアームの3θロボットのさらに他の構成
例を示す図であり、(a) は簡略化した側面図、(b) は簡
略化した底面図である。
【図6】3θロボットの他の構成例を示す簡略化した底
面図である。
【図7】適用可能な基板搬送ロボットのさらに他の例を
示す簡略化した側面図である。
【図8】適用可能な基板保持ハンドを例示するための平
面図である。
【図9】この発明の第1の実施形態にかかる基板処理装
置の全体の構成を示す簡略化した平面図である。
【図10】カセット搬送装置の構成を簡略化して示す断
面図である。
【図11】図9の切断面線XI−XIにおける簡略化した断
面図である。
【図12】第1の実施形態の変形例に係る構成を説明す
るための断面図である。
【図13】この発明の第2の実施形態に係る基板処理装
置において基板搬送機構として用いられる主搬送ロボッ
トの構成を説明するための断面図である。
【図14】主搬送ロボットをスライド移動させるための
駆動機構の構成を示す断面図である。
【図15】この発明の第3の実施形態に係る基板処理装
置の断面構成を示す図解的な断面図である。
【図16】アーム伸縮機構として適用可能なパンタグラ
フ機構の構成を説明するための概念図である。
【符号の説明】
11 第1アーム 12 第2アーム 13 第3アーム 13A,13B スカラーアーム機構 21 第1モータ 22 第2モータ 23 第3モータ 42 吸引源(吸引手段) 91,92 スカラーアーム機構 98 スカラー昇降機構 M0 モータ MTR1 第1の主搬送ロボット(基板搬送機構) MTR2 第2の主搬送ロボット(基板搬送機構) IND インデクサ部 C1〜C4 カセット 201 基板処理モジュール 251 第1の処理ユニット群(基板処理部) 252 第2の処理ユニット群(基板処理部) 253 第3の処理ユニット群(基板処理部) CP1〜CP4 クールプレート(基板処理ユニット) SC スピンコータ(基板処理ユニット) SD スピンデベロッパ(基板処理ユニット) SB1,SB2 ソフトベーク部(基板処理ユニット) AH 密着強化ユニット(基板処理ユニット) HB1〜HB3 ハードベーク部(基板処理ユニット) 300 カセット搬送装置(天井搬送式のカセット搬
送装置) 385 メンテナンス空間 MTR 主搬送ロボット(基板搬送機構) 410 直動機構 421 吸引源(吸引手段) T1 第1の処理ユニット群(基板処理部) T2 第2の処理ユニット群(基板処理部) A1〜A6 基板処理ユニット B1〜B6 基板処理ユニット MTRA 第1の主搬送ロボット(基板搬送機構) MTRB 第2の主搬送ロボット(基板搬送機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/02 H01L 21/02 Z 21/66 21/66 G Fターム(参考) 3F060 AA01 BA10 CA21 DA09 DA10 EB12 EC12 FA01 GA13 GB02 GB19 HA29 4G075 AA22 EC13 EC15 EC30 ED06 ED08 4M106 AA01 DG05 DG08 DG28 5F031 AA10 CC12 CC13 CC22 CC43 CC45 EE03 EE04 EE12 KK04 LL01 LL05 LL07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に処理を施す基板処理部と、 基板処理装置の上部から懸架支持され、上記基板処理部
    に対して基板を搬送するための基板搬送機構とを備えて
    いることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記基板搬送機構は、 基板処理装置の上部に懸架支持された基台と、 この基台に対して、ほぼ鉛直方向に沿う第1回転駆動軸
    を中心に回転可能に連結された第1回転部材と、 この第1回転部材を回転駆動するための第1駆動源と、 上記第1回転部材に対して、ほぼ鉛直方向に沿う第2回
    転駆動軸を中心に回転可能に連結された第2回転部材
    と、 この第2回転部材を回転駆動するための第2駆動源と、 上記第2回転部材に対して、ほぼ鉛直方向に沿う第3回
    転駆動軸を中心に回転可能に連結され、基板を保持する
    ことができる基板保持手段と、 この基板保持手段を回転駆動するための第3駆動源とを
    備えていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記基板搬送機構は、 上記基板処理装置の上部に懸架支持された基台と、 互いに回転可能に連結された一組のアーム部を有し、第
    1の水平方向に沿ってアーム部間の連結部を関節として
    伸縮可能であるように上記基台に取り付けられた第1の
    アーム伸縮機構と、 この第1のアーム伸縮機構を伸縮させるために、この第
    1のアーム伸縮機構に回転力を与える第1アーム伸縮駆
    動源と、 互いに回転可能に連結された一組のアーム部を有し、上
    記第1の水平方向と直交する第2の水平方向に沿ってア
    ーム部間の連結部を関節として伸縮可能であるように上
    記第1のアーム伸縮機構に連結された第2のアーム伸縮
    機構と、 この第2のアーム伸縮機構を伸縮させるために、この第
    2のアーム伸縮機構に回転力を与える第2アーム伸縮駆
    動源と、 上記第2アーム伸縮機構に設けられ、基板を保持するた
    めの基板保持手段と備えていることを特徴とする請求項
    1記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記基板搬送機構は、上記基板処理装置の
    上部に対して、ほぼ鉛直方向に沿う回転軸を中心に回転
    可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の
    基板処理装置。
  5. 【請求項5】上記基板搬送機構の下方に、上記基板処理
    部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】上記基板搬送機構の下方に、上記基板処理
    部の付帯設備が設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】上記基板搬送機構の下方に、上記基板処理
    装置のメンテナンスを行うためのメンテナンス空間が設
    けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】上記基板搬送機構の下方に、上記基板処理
    装置の下部に支持された別の基板搬送機構が設けられて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】上記基板搬送機構は、天井搬送方式のカセ
    ット搬送装置によって搬送されるカセットに対して、基
    板の受け渡しを行うことができるものであることを特徴
    とする請求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装
    置。
  10. 【請求項10】上記基板処理部は、上下方向に積層され
    た複数の基板処理ユニットを含むことを特徴とする請求
    項1ないし9のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】上記基板搬送機構の摺動部分の雰囲気を
    吸引する吸引手段をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1ないし10のいずれかに記載の基板処理装置。
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