JP2000076423A - 画像解析装置 - Google Patents
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- JP2000076423A JP2000076423A JP10246811A JP24681198A JP2000076423A JP 2000076423 A JP2000076423 A JP 2000076423A JP 10246811 A JP10246811 A JP 10246811A JP 24681198 A JP24681198 A JP 24681198A JP 2000076423 A JP2000076423 A JP 2000076423A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮影日時の異なる複数の航空写真などから、
その土地の利用状況の時間的変化を高速に把握可能にす
る。 【解決手段】異なる時刻に撮影した複数の画像情報のそ
れぞれを微分処理して輪郭線画像を生成した後、複数の
輪郭線画像からフーリエ変換画像を生成し、さらに複数
のフーリエ変換画像の各画素値の差分の総計が最小とな
る回転角度を求め、算出された回転角度だけ1つの元画
像を2次元平面上で回転させ、その縦横方向の各画素値
の差分の総計が最小となる平行移動量を求め、異なる時
刻に撮影した複数の画像情報の1つを回転角算出処理で
算出した回転角だけ2次元平面上で回転させ、かつ移動
量算出処理で算出した平行移動量だけ移動させて複数の
画像情報を2次元平面上での位置合わせを行った状態と
し、この位置合わせ常態で複数の画像情報の各画素の差
分を求めて差分画像を生成して出力する。
その土地の利用状況の時間的変化を高速に把握可能にす
る。 【解決手段】異なる時刻に撮影した複数の画像情報のそ
れぞれを微分処理して輪郭線画像を生成した後、複数の
輪郭線画像からフーリエ変換画像を生成し、さらに複数
のフーリエ変換画像の各画素値の差分の総計が最小とな
る回転角度を求め、算出された回転角度だけ1つの元画
像を2次元平面上で回転させ、その縦横方向の各画素値
の差分の総計が最小となる平行移動量を求め、異なる時
刻に撮影した複数の画像情報の1つを回転角算出処理で
算出した回転角だけ2次元平面上で回転させ、かつ移動
量算出処理で算出した平行移動量だけ移動させて複数の
画像情報を2次元平面上での位置合わせを行った状態と
し、この位置合わせ常態で複数の画像情報の各画素の差
分を求めて差分画像を生成して出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星画像や航空写
真などの画像情報から、目的とする建物や土地、道路等
の時間的変化を解析する画像解析装置に関するものであ
る。
真などの画像情報から、目的とする建物や土地、道路等
の時間的変化を解析する画像解析装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星や航空写真の利用が広まって
きている。地図の作成、保守においても広大な領域を効
率的に探査するために衛星写真や航空写真の利用が広く
行われている。航空写真や衛星写真の利用は、航空写真
のステレオ視による高さ情報の取得や写真利用による土
地の状況変化の把握に利用されている。また、より広域
の植生、土地利用状況の把握などに利用されている。
きている。地図の作成、保守においても広大な領域を効
率的に探査するために衛星写真や航空写真の利用が広く
行われている。航空写真や衛星写真の利用は、航空写真
のステレオ視による高さ情報の取得や写真利用による土
地の状況変化の把握に利用されている。また、より広域
の植生、土地利用状況の把握などに利用されている。
【0003】このような技術として特開平3−1676
78号公報に開示された「ステレオ画像データから3次
元数値データを求める方法」では、人工衛星又は航空機
等から得られ画像を元にして三次元数値データ(高さの
情報)を求めるために左右両画像中の対応点を求める手
法が提案されている。この技法では左右の画像それぞれ
で特徴点を見つけて自動的に対応付けすることで高さ情
報の取得を行っている。この特徴点の中で自動的に対応
付けできなかったものに対しては人手による対話的な対
応付けを行っている。
78号公報に開示された「ステレオ画像データから3次
元数値データを求める方法」では、人工衛星又は航空機
等から得られ画像を元にして三次元数値データ(高さの
情報)を求めるために左右両画像中の対応点を求める手
法が提案されている。この技法では左右の画像それぞれ
で特徴点を見つけて自動的に対応付けすることで高さ情
報の取得を行っている。この特徴点の中で自動的に対応
付けできなかったものに対しては人手による対話的な対
応付けを行っている。
【0004】また、特開平8−63683号公報に開示
された技術では、テレビカメラからの画像を監視装置に
利用するために画像間の差分を取る装置が提案されてい
る。この装置では1台のテレビカメラで撮影している画
像で監視を行うために単純に時系列の画像間で差分情報
を取得するのではなく、各画像データを微分画像を作成
して微分画像間で差分処理を行うことで監視対象場所の
日照の変化等の影響を除去を実現している。
された技術では、テレビカメラからの画像を監視装置に
利用するために画像間の差分を取る装置が提案されてい
る。この装置では1台のテレビカメラで撮影している画
像で監視を行うために単純に時系列の画像間で差分情報
を取得するのではなく、各画像データを微分画像を作成
して微分画像間で差分処理を行うことで監視対象場所の
日照の変化等の影響を除去を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】航空写真や衛星写真の
利用分野として土地の利用状況や街区の状況変化を把握
する用途が考えられる。航空写真や衛星写真を利用する
ことで地上での土地利用状況の把握を行うのに比較して
広域を効率よく監視することができる。しかし、特開平
8−63683号公報や特開平3−167678号公報
で提案されている画像の利用方法では、比較を行う画像
はほぼ同一時刻に撮影されたものである。
利用分野として土地の利用状況や街区の状況変化を把握
する用途が考えられる。航空写真や衛星写真を利用する
ことで地上での土地利用状況の把握を行うのに比較して
広域を効率よく監視することができる。しかし、特開平
8−63683号公報や特開平3−167678号公報
で提案されている画像の利用方法では、比較を行う画像
はほぼ同一時刻に撮影されたものである。
【0006】これに対して、土地の利用状況の変動や建
物の建て変わりを把握するために比較する画像は数ヶ月
から数年の期間で撮影された画像である。このように撮
影日時が異なっている画像を比較する場合には、各画像
の撮影条件の差異が問題となる。
物の建て変わりを把握するために比較する画像は数ヶ月
から数年の期間で撮影された画像である。このように撮
影日時が異なっている画像を比較する場合には、各画像
の撮影条件の差異が問題となる。
【0007】この撮影条件の差異の中には、例えば航空
写真を撮影した飛行機のわずかな飛行経路の差異や、衛
星画像を撮影した衛星のわずかな姿勢の差異などがあ
る。このような撮影条件の違いにより、同一地域を撮影
した画像でも完全に重なることはない。2つの画像が僅
かにずれていると、殆ど全ての点で大きな濃度差が生じ
てしまい2枚の画像を重ねて各画素ごとの濃度の差分を
取り出しても有意な情報を得ることができない。
写真を撮影した飛行機のわずかな飛行経路の差異や、衛
星画像を撮影した衛星のわずかな姿勢の差異などがあ
る。このような撮影条件の違いにより、同一地域を撮影
した画像でも完全に重なることはない。2つの画像が僅
かにずれていると、殆ど全ての点で大きな濃度差が生じ
てしまい2枚の画像を重ねて各画素ごとの濃度の差分を
取り出しても有意な情報を得ることができない。
【0008】このような画像間のずれの補正には、地上
をいくつかの矩形領域に分割し、その矩形単位でアフィ
ン変換を行うことで水平方向のずれ及び回転による影響
を除去することが出来る。しかし、通常、アフィン変換
を用いる場合には、重ね合わせを行う画像間で対応の取
れる地点を3点指定する必要がある。この3点の指定は
人手で行う必要があるため、大量の処理には適していな
い。
をいくつかの矩形領域に分割し、その矩形単位でアフィ
ン変換を行うことで水平方向のずれ及び回転による影響
を除去することが出来る。しかし、通常、アフィン変換
を用いる場合には、重ね合わせを行う画像間で対応の取
れる地点を3点指定する必要がある。この3点の指定は
人手で行う必要があるため、大量の処理には適していな
い。
【0009】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、画像の重ね合わせを自動化し、大量の画像から
対象物の時間的変化を高速に把握することができる画像
解析装置を提供することを目的とするものである。
であり、画像の重ね合わせを自動化し、大量の画像から
対象物の時間的変化を高速に把握することができる画像
解析装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、前記異なる時刻に撮影した複数の画像
情報のそれぞれを微分処理して輪郭線を抽出し、輪郭線
画像を生成する輪郭線抽出処理手段と、生成された複数
の輪郭線画像をそれぞれ2次元フーリエ変換してフーリ
エ変換画像を生成する周波数変換処理手段と、生成され
た複数のフーリエ変換画像の各画素値の差分の総計が最
小となる回転角度を求める回転角算出手段と、算出され
た回転角度だけ1つの元画像を2次元平面上で回転さ
せ、その縦横方向の各画素値の差分の総計が最小となる
平行移動量を求める移動量算出手段と、前記異なる時刻
に撮影した複数の画像情報の1つを前記回転角算出手段
で算出した回転角だけ2次元平面上で回転させ、かつ前
記移動量算出手段で算出した平行移動量だけ移動させて
複数の画像情報を2次元平面上での位置合わせを行った
状態とし、この位置合わせ常態で複数の画像情報の各画
素の差分を求めて差分画像を生成する差分画像生成処理
手段と、生成された差分画像を可視画像として出力する
画像出力手段とを備えることを特徴とする。
解決するために、前記異なる時刻に撮影した複数の画像
情報のそれぞれを微分処理して輪郭線を抽出し、輪郭線
画像を生成する輪郭線抽出処理手段と、生成された複数
の輪郭線画像をそれぞれ2次元フーリエ変換してフーリ
エ変換画像を生成する周波数変換処理手段と、生成され
た複数のフーリエ変換画像の各画素値の差分の総計が最
小となる回転角度を求める回転角算出手段と、算出され
た回転角度だけ1つの元画像を2次元平面上で回転さ
せ、その縦横方向の各画素値の差分の総計が最小となる
平行移動量を求める移動量算出手段と、前記異なる時刻
に撮影した複数の画像情報の1つを前記回転角算出手段
で算出した回転角だけ2次元平面上で回転させ、かつ前
記移動量算出手段で算出した平行移動量だけ移動させて
複数の画像情報を2次元平面上での位置合わせを行った
状態とし、この位置合わせ常態で複数の画像情報の各画
素の差分を求めて差分画像を生成する差分画像生成処理
手段と、生成された差分画像を可視画像として出力する
画像出力手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示すシステム構成図であり、画像情報記録部10
1、回転補正部102、平行移動補正部103、差分画
像抽出部104、差分画像記録部105、表示制御装置
106、入力装置107、表示装置108とを備えてい
る。
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示すシステム構成図であり、画像情報記録部10
1、回転補正部102、平行移動補正部103、差分画
像抽出部104、差分画像記録部105、表示制御装置
106、入力装置107、表示装置108とを備えてい
る。
【0012】画像情報記録部101には、衛星画像や航
空写真などの画像情報が格納されている。回転補正部1
02は画像情報記録部101に格納されている複数の画
像間での差分解析を行うために画像の回転角の補正処理
を行う。平行移動補正部103は回転補正部102で補
正した複数の画像を平行移動して2次元平面上での位置
の補正を行う。差分画像抽出部104は回転及び平行移
動による位置合わせ後の画像間の差分抽出を行い、差分
画像記録部205に記録する。表示制御部106は入力
装置107からの入力に従い、画像情報記録部101と
差分情報記録部105に格納されている画像情報のいず
れか一方または両方を表示装置108に表示する。
空写真などの画像情報が格納されている。回転補正部1
02は画像情報記録部101に格納されている複数の画
像間での差分解析を行うために画像の回転角の補正処理
を行う。平行移動補正部103は回転補正部102で補
正した複数の画像を平行移動して2次元平面上での位置
の補正を行う。差分画像抽出部104は回転及び平行移
動による位置合わせ後の画像間の差分抽出を行い、差分
画像記録部205に記録する。表示制御部106は入力
装置107からの入力に従い、画像情報記録部101と
差分情報記録部105に格納されている画像情報のいず
れか一方または両方を表示装置108に表示する。
【0013】まず、本発明における2つの画像の回転ず
れおよび縦横方向の位置ずれを補正する原理について、
図2を参照して説明する。図2(a),(b)それぞれ
同一地点を撮影した航空写真画像である。(c)と
(d)はそれぞれ(a)と(b)の画像の―部を拡大し
て模式的に示した図である。(c),(d)の矩形はそ
れぞれ(a),(b)の画像に現れる建物を表してい
る。この例では(a),(b)の画像は同一地点を上空
から撮影したものであるが、撮影時の方向が異なるた
め、2つの画像をそのまま重ねて差分を抽出することは
できない。
れおよび縦横方向の位置ずれを補正する原理について、
図2を参照して説明する。図2(a),(b)それぞれ
同一地点を撮影した航空写真画像である。(c)と
(d)はそれぞれ(a)と(b)の画像の―部を拡大し
て模式的に示した図である。(c),(d)の矩形はそ
れぞれ(a),(b)の画像に現れる建物を表してい
る。この例では(a),(b)の画像は同一地点を上空
から撮影したものであるが、撮影時の方向が異なるた
め、2つの画像をそのまま重ねて差分を抽出することは
できない。
【0014】本発明は、例えば人工的な建物の変化の抽
出を目的としている。建物や道路などの人工物は、山林
や原野に比べると幾何学的な規則性が含まれている。本
発明では、この規則性に着目し、図2(c)と(d)に
模式的に示した画像を微分処理して輪郭線を抽出し、同
図(e)と(f)に模式的に示すような輪郭線画像を生
成する。
出を目的としている。建物や道路などの人工物は、山林
や原野に比べると幾何学的な規則性が含まれている。本
発明では、この規則性に着目し、図2(c)と(d)に
模式的に示した画像を微分処理して輪郭線を抽出し、同
図(e)と(f)に模式的に示すような輪郭線画像を生
成する。
【0015】次に、(e)と(f)の輪郭線画像に含ま
れている建物等の対象物は道路などに沿って規則的に並
んでいることが多い。この特徴を抽出するために、
(e)と(f)の画像に2次元フーリェ変換処理を施
す。図2(g)と(h)は同図(e)と(f)の画像に
2次元フーリェ変換を行い、各画素点のデータの絶対値
をプロットしたフーリエ変換画像である。道路や家枠な
どの直線が元画像の中に平行もしくは直行して現れてい
るものが多いため、(g)と(h)のフーリエ変換画像
でも90度傾いた方向に濃い成分が現れている。そこ
で、この(g)と(h)の画像を最も良く対応づけられ
る回転角度を求める。具体的には、(g)と(h)のフ
ーリエ変換画像の各画素値の差分の総計が最小となる回
転角度を求める。そして、その角度で画像(b)に回転
補正を行い、(a)と(b)の画像の回転方向の対応付
け(位置合わせ)を可能にする。この後、算出された回
転角度だけ1つの元画像を2次元平面上で回転させ、そ
の縦横方向の各画素値の差分の総計が最小となる平行移
動量を求める。
れている建物等の対象物は道路などに沿って規則的に並
んでいることが多い。この特徴を抽出するために、
(e)と(f)の画像に2次元フーリェ変換処理を施
す。図2(g)と(h)は同図(e)と(f)の画像に
2次元フーリェ変換を行い、各画素点のデータの絶対値
をプロットしたフーリエ変換画像である。道路や家枠な
どの直線が元画像の中に平行もしくは直行して現れてい
るものが多いため、(g)と(h)のフーリエ変換画像
でも90度傾いた方向に濃い成分が現れている。そこ
で、この(g)と(h)の画像を最も良く対応づけられ
る回転角度を求める。具体的には、(g)と(h)のフ
ーリエ変換画像の各画素値の差分の総計が最小となる回
転角度を求める。そして、その角度で画像(b)に回転
補正を行い、(a)と(b)の画像の回転方向の対応付
け(位置合わせ)を可能にする。この後、算出された回
転角度だけ1つの元画像を2次元平面上で回転させ、そ
の縦横方向の各画素値の差分の総計が最小となる平行移
動量を求める。
【0016】そして、算出された平行移動量だけ画像
(b)を平行移動し、(a)と(b)の画像の縦横方向
の対応付け(位置合わせ)を可能にする。なお、平行移
動量は、回転角度を求めた直後に算出するようにしても
よく、回転角度と平行移動量の両方が求まった段階で
(b)の画像を回転し、さらに平行移動させるようにし
てもよい。
(b)を平行移動し、(a)と(b)の画像の縦横方向
の対応付け(位置合わせ)を可能にする。なお、平行移
動量は、回転角度を求めた直後に算出するようにしても
よく、回転角度と平行移動量の両方が求まった段階で
(b)の画像を回転し、さらに平行移動させるようにし
てもよい。
【0017】図3は、2つの画像の差分情報を表示する
までの概略処理フロー図である。本実施形態の画像解析
装置では、画像情報記録部101に格納された2つの画
像に対して、まず回転角補正処理により、画像間の回転
によるずれの補正を行う(ステップ301)。次に、平
行移動補正処理により水平、垂直方向の画像間のずれを
補正する(ステップ302)。水平、垂直方向とは、図
2の図面上における横方向および縦方向に相当する。こ
れらの補正処理の後に、差分情報抽出処理を行い、2つ
の画像(図2の(a),(b)の画像)のそれぞれ対応
する画素同士の差分を求めて差分画像を生成し、差分画
像記録部105に格納する(ステップ303)。この差
分画像を抽出結果表示処理により表示装置108に可視
画像として表示する(ステップ304)。
までの概略処理フロー図である。本実施形態の画像解析
装置では、画像情報記録部101に格納された2つの画
像に対して、まず回転角補正処理により、画像間の回転
によるずれの補正を行う(ステップ301)。次に、平
行移動補正処理により水平、垂直方向の画像間のずれを
補正する(ステップ302)。水平、垂直方向とは、図
2の図面上における横方向および縦方向に相当する。こ
れらの補正処理の後に、差分情報抽出処理を行い、2つ
の画像(図2の(a),(b)の画像)のそれぞれ対応
する画素同士の差分を求めて差分画像を生成し、差分画
像記録部105に格納する(ステップ303)。この差
分画像を抽出結果表示処理により表示装置108に可視
画像として表示する(ステップ304)。
【0018】図4は、図3の処理フローに示した回転角
補正処理(ステップ201)の詳細を示すフロー図であ
る。回転角補正処理では、まずサンプルエリア抽出処理
において、差分抽出を行う2つの画像から例えば「64
×64」画素のエリアを一定個数取り出す(ステップ4
01)。次に、画像エッジ抽出処理においてサンプルエ
リア抽出処理(ステップ401)で取り出した画像に対
してエッジ抽出(輪郭線抽出)を行い、輪郭線画像を生
成する(ステップ402)。次に、輪郭線画像に2次元
フーリエ変換処理(周波数変換処理)を施し、周波数成
分の取得を行う(ステップ403)。次に、周波数変換
処理後のフーリエ変換画像を微少角度回転して、2つの
画像の差分が最小になる角度を見つけることで、2つの
画像の回転角度の検出を行う回転角推定処理を行う(ス
テップ404)。この処理で得られた回転角度で元画像
の一方(図2の(b)の画像)を回転させることで回転
角度の補正を行う。
補正処理(ステップ201)の詳細を示すフロー図であ
る。回転角補正処理では、まずサンプルエリア抽出処理
において、差分抽出を行う2つの画像から例えば「64
×64」画素のエリアを一定個数取り出す(ステップ4
01)。次に、画像エッジ抽出処理においてサンプルエ
リア抽出処理(ステップ401)で取り出した画像に対
してエッジ抽出(輪郭線抽出)を行い、輪郭線画像を生
成する(ステップ402)。次に、輪郭線画像に2次元
フーリエ変換処理(周波数変換処理)を施し、周波数成
分の取得を行う(ステップ403)。次に、周波数変換
処理後のフーリエ変換画像を微少角度回転して、2つの
画像の差分が最小になる角度を見つけることで、2つの
画像の回転角度の検出を行う回転角推定処理を行う(ス
テップ404)。この処理で得られた回転角度で元画像
の一方(図2の(b)の画像)を回転させることで回転
角度の補正を行う。
【0019】図5は、図4の処理フローの中のサンプル
エリア抽出処理(ステップ401)の詳細を表すフロー
図である。まず、元画像(図2の(a)または(b)の
画像)の(X,Y)座標に対応する画素の濃度値は配列
A1[X,Y]、A2[X,Y]に格納されているとす
る。また、抽出したI番目のサンプルエリアの画像の
(X,Y)座標の画素の濃度値は配列B1[I,X,
Y],B2[I,X,Y]に格納されるものとする。ま
ず、変数Iに1を代入する(ステップ501)。次に、
変数Iの値が抽出するサンプルエリア数Nを超えていな
いか判定する(ステップ502)。もし、変数IがNよ
りも大きければ処理を終了する。
エリア抽出処理(ステップ401)の詳細を表すフロー
図である。まず、元画像(図2の(a)または(b)の
画像)の(X,Y)座標に対応する画素の濃度値は配列
A1[X,Y]、A2[X,Y]に格納されているとす
る。また、抽出したI番目のサンプルエリアの画像の
(X,Y)座標の画素の濃度値は配列B1[I,X,
Y],B2[I,X,Y]に格納されるものとする。ま
ず、変数Iに1を代入する(ステップ501)。次に、
変数Iの値が抽出するサンプルエリア数Nを超えていな
いか判定する(ステップ502)。もし、変数IがNよ
りも大きければ処理を終了する。
【0020】変数IがN以下の場合には、変数Xに0か
ら「画像の横画素数−64」の範囲の整数の乱数を発生
させ代入する(ステップ503)。また、変数Yに0か
ら「画像の縦画素数−64」の範囲の整数の乱数を発生
させ代入する(ステップ504)。
ら「画像の横画素数−64」の範囲の整数の乱数を発生
させ代入する(ステップ503)。また、変数Yに0か
ら「画像の縦画素数−64」の範囲の整数の乱数を発生
させ代入する(ステップ504)。
【0021】次に、変数Jに1を代入する(ステップ5
05)。次に、変数Jの値が「64」以下か判定する
(ステップ506)。もし、「64」以下の場合には変
数Kに「1」を代入する(ステップ507)。次に、変
数Kが「64」以下か判定する(ステップ508)。変
数Kの値が「64」以下の場合には、2つの画像の(X
+J,Y+K)画素の値を配列B1[I,J,K]及び
B2[I,J,K]に格納する(ステップ509,51
0)。次に、変数Kの値に「1」を加える(ステップ5
11)。この後、再度ステップ508に戻り、Kの値の
判定を行う。この判定でKが「64」を超えていた場合
には、変数Jの値に「1」を加える(ステップ51
2)。そして、ステップ506に戻ってJが「64」を
超えていないか判定する。もし、「64」を超えていた
場合には変数Iの値に「1」を加え(ステップ51
3)、さらにステップ502に戻ってIの値がNを超え
ていないか判定する。
05)。次に、変数Jの値が「64」以下か判定する
(ステップ506)。もし、「64」以下の場合には変
数Kに「1」を代入する(ステップ507)。次に、変
数Kが「64」以下か判定する(ステップ508)。変
数Kの値が「64」以下の場合には、2つの画像の(X
+J,Y+K)画素の値を配列B1[I,J,K]及び
B2[I,J,K]に格納する(ステップ509,51
0)。次に、変数Kの値に「1」を加える(ステップ5
11)。この後、再度ステップ508に戻り、Kの値の
判定を行う。この判定でKが「64」を超えていた場合
には、変数Jの値に「1」を加える(ステップ51
2)。そして、ステップ506に戻ってJが「64」を
超えていないか判定する。もし、「64」を超えていた
場合には変数Iの値に「1」を加え(ステップ51
3)、さらにステップ502に戻ってIの値がNを超え
ていないか判定する。
【0022】図6は、図4の画像エッジ抽出処理(ステ
ップ402)の詳細を表すフロー図である。まず、変数
Iに「1」を代入する(ステップ601)。もし、変数
Iの値がサンプルエリア数Nを超えていれば、処理を終
える(ステップ602)。超えていない場合には、変数
Xに「1」を代入する(ステップ603)。次に、変数
Xの値が「64」を超えていないか判定する(ステップ
604)。超えている場合には、変数Iの値に「1」を
加え(ステップ611)、さらにステップ602に戻っ
てIの値がNを超えていないか判定する。超えていない
場合には変数Yに「1」を代入する(ステップ60
5)。次に、変数Yの値が「64」を超えていないか判
定する(ステップ606)。超えている場合には、変数
Xの値に「1」を加え(ステップ610)、さらにステ
ップ604に戻ってXの値が「64」を超えていないか
判定する。
ップ402)の詳細を表すフロー図である。まず、変数
Iに「1」を代入する(ステップ601)。もし、変数
Iの値がサンプルエリア数Nを超えていれば、処理を終
える(ステップ602)。超えていない場合には、変数
Xに「1」を代入する(ステップ603)。次に、変数
Xの値が「64」を超えていないか判定する(ステップ
604)。超えている場合には、変数Iの値に「1」を
加え(ステップ611)、さらにステップ602に戻っ
てIの値がNを超えていないか判定する。超えていない
場合には変数Yに「1」を代入する(ステップ60
5)。次に、変数Yの値が「64」を超えていないか判
定する(ステップ606)。超えている場合には、変数
Xの値に「1」を加え(ステップ610)、さらにステ
ップ604に戻ってXの値が「64」を超えていないか
判定する。
【0023】変数Yの値が「64」を超えていない場合
は、一方の画像の(X,Y)画素を中心とする左右上下
の画素(X−1,Y)、(X+1,Y)、(X,Y+
1)、(X,Y−1)の濃度値の差の4倍(=4*)の
値を配列C1[I.X,Y]に格納する(ステップ60
7)。同様に、他方の画像の(X,Y)画素を中心とす
る左右上下の画素(X−1,Y)、(X+1,Y)、
(X,Y+1)、(X,Y−1)の濃度値の差の4倍
(=4*)の値を配列C1[I,X,Y]に格納する
(ステップ608)。そして、変数Yに「1」を加え
(ステップ609)、さらにステップ606に戻ってY
の値が「64」を超えていないか判定する。これによっ
て、2つの画像の輪郭線画像が生成される。
は、一方の画像の(X,Y)画素を中心とする左右上下
の画素(X−1,Y)、(X+1,Y)、(X,Y+
1)、(X,Y−1)の濃度値の差の4倍(=4*)の
値を配列C1[I.X,Y]に格納する(ステップ60
7)。同様に、他方の画像の(X,Y)画素を中心とす
る左右上下の画素(X−1,Y)、(X+1,Y)、
(X,Y+1)、(X,Y−1)の濃度値の差の4倍
(=4*)の値を配列C1[I,X,Y]に格納する
(ステップ608)。そして、変数Yに「1」を加え
(ステップ609)、さらにステップ606に戻ってY
の値が「64」を超えていないか判定する。これによっ
て、2つの画像の輪郭線画像が生成される。
【0024】図7は、図4の回転角推定処理(ステップ
404)の詳細を示すフロー図である。図6で示した画
像エッジ抽出処理により、2つの画像から抽出した複数
のサンプルエリアの輪郭線画像は配列C1[I,X,
Y]およびC2[I,X,Y]に格納される。この2つ
の画像は図4の2次元フーリエ変換処理により、そのパ
ワースペクトルが配列P1[I,X,Y]及びP2
[I,X,Y]格納される。
404)の詳細を示すフロー図である。図6で示した画
像エッジ抽出処理により、2つの画像から抽出した複数
のサンプルエリアの輪郭線画像は配列C1[I,X,
Y]およびC2[I,X,Y]に格納される。この2つ
の画像は図4の2次元フーリエ変換処理により、そのパ
ワースペクトルが配列P1[I,X,Y]及びP2
[I,X,Y]格納される。
【0025】回転角推定処理は、各サンプルエリアに対
して、最適な回転角度を算出し、その平均値を画像全体
の回転角度とする。この処理を図7および図8のフロー
図を参照して説明する。まず、変数Iに「1」を代入す
る(ステップ701)。次に、変数Iがサンプルエリア
数Nを超えていないか判定する(ステップ702)。変
数IがNを超えていれば、変数Sの値をNで割り、平均
の回転角を決定して処理を終える(図8のステップ72
1)。しかし、変数IがN以下の場合にはまず、変数S
[I]に比較する2つのサンプルエリアの画像の総差分
値を代入する。変数L[I]には「−10」を代入する
(ステップ703)。
して、最適な回転角度を算出し、その平均値を画像全体
の回転角度とする。この処理を図7および図8のフロー
図を参照して説明する。まず、変数Iに「1」を代入す
る(ステップ701)。次に、変数Iがサンプルエリア
数Nを超えていないか判定する(ステップ702)。変
数IがNを超えていれば、変数Sの値をNで割り、平均
の回転角を決定して処理を終える(図8のステップ72
1)。しかし、変数IがN以下の場合にはまず、変数S
[I]に比較する2つのサンプルエリアの画像の総差分
値を代入する。変数L[I]には「−10」を代入する
(ステップ703)。
【0026】次に、変数J「−9」を代入する(ステッ
プ704)。次に、この変数Jが「10」未満か判定す
る(ステップ705)。変数Jが「10」未満の湯合に
は、P[I,X,Y]に格納されている画像を微小角θ
のJ倍回転した画像をQ1[X,Y]に格納する(ステ
ップ706)。次に、回転した画像Q1[X,Y]と回
転していない画像P[I,X,Y]の各画素ごとの差分
の合計を以下の手順で変数Dに算出する。
プ704)。次に、この変数Jが「10」未満か判定す
る(ステップ705)。変数Jが「10」未満の湯合に
は、P[I,X,Y]に格納されている画像を微小角θ
のJ倍回転した画像をQ1[X,Y]に格納する(ステ
ップ706)。次に、回転した画像Q1[X,Y]と回
転していない画像P[I,X,Y]の各画素ごとの差分
の合計を以下の手順で変数Dに算出する。
【0027】まず、変数Dに値「0」を代入する(ステ
ップ707)。次に、変数Xに「1」を代入する(ステ
ップ708)。この変数Xが「64」を超えていないか
判定する(ステップ709)。変数Xが「64」以下の
場合には、変数Yに「1」を代入する(ステップ71
0)。次に、この変数Yが「64」を超えていないか判
定する(ステップ711)。「64」を超えていない場
合には、(X−32)∧2+(Y−32)∧2が32∧
2を超えていないか判定する(ステップ712)。な
お、「∧2」は「2乗」のことである。もし、超えてい
ない場合には、変数DにQl[X,Y]とP2[I,
X,Y]の差分の絶対値を加える(ステップ713)。
ップ707)。次に、変数Xに「1」を代入する(ステ
ップ708)。この変数Xが「64」を超えていないか
判定する(ステップ709)。変数Xが「64」以下の
場合には、変数Yに「1」を代入する(ステップ71
0)。次に、この変数Yが「64」を超えていないか判
定する(ステップ711)。「64」を超えていない場
合には、(X−32)∧2+(Y−32)∧2が32∧
2を超えていないか判定する(ステップ712)。な
お、「∧2」は「2乗」のことである。もし、超えてい
ない場合には、変数DにQl[X,Y]とP2[I,
X,Y]の差分の絶対値を加える(ステップ713)。
【0028】次に、変数Yに「1」を加え(ステップ7
14)、再度ステップ711で値の判定を行う。この判
定でYが「64」を超えていれば、変数Xの値に「1」
を加え(ステップ714)、再度ステップ709でXの
値を判定する。この判定でXの値が「64」を超えてい
れば、J*θ(=θのJ倍)回転した場合の総差分値が
今までに算出した中で最小か否かを判定する。このため
に、変数DがS[I]以下か判定する(ステップ71
6)。Dが小さい場合には変数S[I]にDの値を代入
し、変数L[I]にはJの値を代入する(ステップ71
7)。
14)、再度ステップ711で値の判定を行う。この判
定でYが「64」を超えていれば、変数Xの値に「1」
を加え(ステップ714)、再度ステップ709でXの
値を判定する。この判定でXの値が「64」を超えてい
れば、J*θ(=θのJ倍)回転した場合の総差分値が
今までに算出した中で最小か否かを判定する。このため
に、変数DがS[I]以下か判定する(ステップ71
6)。Dが小さい場合には変数S[I]にDの値を代入
し、変数L[I]にはJの値を代入する(ステップ71
7)。
【0029】次に、さらにθ回転した画像に対して同じ
処理を行うために、変数Jの値に「1」を加え(ステッ
プ718)、再度ステップ705で変数Jの値の判定を
行う。変数Jの値が「10」以上の場合には、I番目の
画像の回転角度を変数Sに加え(ステップ719)、次
に変数Iに「1」を加え(ステップ720)、再度ステ
ップ702で変数Iの値を判定する変数Iの値がサンプ
ルエリア数を超えていた場合には、変数Sの値をサンプ
ルエリア数Nで割り、画像全体の回転角度を求め(ステ
ップ721)、処理を終える。
処理を行うために、変数Jの値に「1」を加え(ステッ
プ718)、再度ステップ705で変数Jの値の判定を
行う。変数Jの値が「10」以上の場合には、I番目の
画像の回転角度を変数Sに加え(ステップ719)、次
に変数Iに「1」を加え(ステップ720)、再度ステ
ップ702で変数Iの値を判定する変数Iの値がサンプ
ルエリア数を超えていた場合には、変数Sの値をサンプ
ルエリア数Nで割り、画像全体の回転角度を求め(ステ
ップ721)、処理を終える。
【0030】このように本実施形態においては、異なる
時刻に撮影した複数の画像情報のそれぞれを微分処理
(エッジ処理)して輪郭線を抽出し、輪郭線画像を生成
した後、その生成された複数の輪郭線画像をそれぞれ2
次元フーリエ変換してフーリエ変換画像を生成し、さら
に生成された複数のフーリエ変換画像の各画素値の差分
の総計が最小となる回転角度を求め、算出された回転角
度だけ1つの元画像を2次元平面上で回転させ、その縦
横方向(水平、垂直方向)の各画素値の差分の総計が最
小となる平行移動量を求め、異なる時刻に撮影した複数
の画像情報の1つを回転角算出処理で算出した回転角だ
け2次元平面上で回転させ、かつ移動量算出処理で算出
した平行移動量だけ移動させて複数の画像情報を2次元
平面上での位置合わせを行った状態とし、この位置合わ
せ常態で複数の画像情報の各画素の差分を求めて差分画
像を生成し、その生成された差分画像を可視画像として
表示装置あるいはプリンタなどに出力するようにしたた
め、従来人手で行っていた画像の重ね合わせを自動化す
ることができ、大量の画像から対象物の時間的変化を高
速に把握することが可能になる。
時刻に撮影した複数の画像情報のそれぞれを微分処理
(エッジ処理)して輪郭線を抽出し、輪郭線画像を生成
した後、その生成された複数の輪郭線画像をそれぞれ2
次元フーリエ変換してフーリエ変換画像を生成し、さら
に生成された複数のフーリエ変換画像の各画素値の差分
の総計が最小となる回転角度を求め、算出された回転角
度だけ1つの元画像を2次元平面上で回転させ、その縦
横方向(水平、垂直方向)の各画素値の差分の総計が最
小となる平行移動量を求め、異なる時刻に撮影した複数
の画像情報の1つを回転角算出処理で算出した回転角だ
け2次元平面上で回転させ、かつ移動量算出処理で算出
した平行移動量だけ移動させて複数の画像情報を2次元
平面上での位置合わせを行った状態とし、この位置合わ
せ常態で複数の画像情報の各画素の差分を求めて差分画
像を生成し、その生成された差分画像を可視画像として
表示装置あるいはプリンタなどに出力するようにしたた
め、従来人手で行っていた画像の重ね合わせを自動化す
ることができ、大量の画像から対象物の時間的変化を高
速に把握することが可能になる。
【0031】従って、異なる時刻に撮影した衛星画像や
航空写真等の画像から、撮影されている対象物(道路や
建物、土地、森林、河川など)の時間的変化を高速に把
握する上で極めて有効なものとなる。
航空写真等の画像から、撮影されている対象物(道路や
建物、土地、森林、河川など)の時間的変化を高速に把
握する上で極めて有効なものとなる。
【0032】なお、本発明は、衛星画像や航空写真に限
定されるものではなく、例えば、大規模駐車場の地上監
視点に設置したカメラにより駐車場の使用状況を上空か
ら適宜の時間間隔で撮影し、その撮影画像によって駐車
場の使用状況等の時間的変化を把握する場合にも適用す
ることができる。
定されるものではなく、例えば、大規模駐車場の地上監
視点に設置したカメラにより駐車場の使用状況を上空か
ら適宜の時間間隔で撮影し、その撮影画像によって駐車
場の使用状況等の時間的変化を把握する場合にも適用す
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる日時に撮影した航空写真や衛星写真などの画像を
比較して道路、建物など土地の利用形態や建物、道路の
状況の時間的変化を把握するに当たり、従来人手で行っ
ていた画像の重ね合わせを自動化することができ、撮影
位置のずれによる誤った差分の抽出を防止し、大量の画
像から対象物の時間的変化を高速に把握することが可能
になる。従って、異なる時刻に撮影した衛星画像や航空
写真等の画像から、撮影されている対象物(道路や建
物、土地、森林、河川、湖沼など)の時間的変化を高速
に把握する上で極めて有効なものとなる。
異なる日時に撮影した航空写真や衛星写真などの画像を
比較して道路、建物など土地の利用形態や建物、道路の
状況の時間的変化を把握するに当たり、従来人手で行っ
ていた画像の重ね合わせを自動化することができ、撮影
位置のずれによる誤った差分の抽出を防止し、大量の画
像から対象物の時間的変化を高速に把握することが可能
になる。従って、異なる時刻に撮影した衛星画像や航空
写真等の画像から、撮影されている対象物(道路や建
物、土地、森林、河川、湖沼など)の時間的変化を高速
に把握する上で極めて有効なものとなる。
【図1】本発明の実施形態を示すブロック構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の画像解析処理過程での画像の変化を示
す写真図を含む説明図である。
す写真図を含む説明図である。
【図3】本発明の画像解析処理の概略を示すフロー図で
ある。
ある。
【図4】図3のフロー図中の回転角補正処理の詳細フロ
ー図である。
ー図である。
【図5】図4のフロー図中のサンプルエリア抽出処理の
詳細を表すフロー図である。
詳細を表すフロー図である。
【図6】図4のフロー図中のエッジ抽出処理の詳細を表
すフロー図である。
すフロー図である。
【図7】図4のフロー図中の回転角補正処理の詳細を表
すフロー図である。
すフロー図である。
【図8】図7の続きを示すフロー図である。
101…画像情報記録部、102…回転補正部、103
…平行移動補正部、104…差分画像抽出部、105…
差分画像記録部、106…表示制御装置、107…入力
装置、108…表示装置。
…平行移動補正部、104…差分画像抽出部、105…
差分画像記録部、106…表示制御装置、107…入力
装置、108…表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA14 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC03 CE03 DA07 DB02 DB09 DC16 DC32 5L096 AA06 BA18 DA01 FA06 FA23 GA08 GA24 HA01 JA11
Claims (1)
- 【請求項1】 目標とする対象物が含まれる範囲を異な
る時刻に上空から撮影した複数の画像情報を用いて、そ
の複数の画像中に撮影されている対象物の時間的変化を
解析する画像解析装置であって、 前記異なる時刻に撮影した複数の画像情報のそれぞれを
微分処理して輪郭線を抽出し、輪郭線画像を生成する輪
郭線抽出処理手段と、 生成された複数の輪郭線画像をそれぞれ2次元フーリエ
変換してフーリエ変換画像を生成する周波数変換処理手
段と、 生成された複数のフーリエ変換画像の各画素値の差分の
総計が最小となる回転角度を求める回転角算出手段と、 算出された回転角度だけ1つの元画像を2次元平面上で
回転させ、その縦横方向の各画素値の差分の総計が最小
となる平行移動量を求める移動量算出手段と、 前記異なる時刻に撮影した複数の画像情報の1つを前記
回転角算出手段で算出した回転角だけ2次元平面上で回
転させ、かつ前記移動量算出手段で算出した平行移動量
だけ移動させて複数の画像情報を2次元平面上での位置
合わせを行った状態とし、この位置合わせ常態で複数の
画像情報の各画素の差分を求めて差分画像を生成する差
分画像生成処理手段と、 生成された差分画像を可視画像として出力する画像出力
手段と、を備えることを特徴とする画像解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246811A JP2000076423A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 画像解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246811A JP2000076423A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 画像解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076423A true JP2000076423A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17154047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10246811A Pending JP2000076423A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 画像解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000076423A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7428345B2 (en) | 2000-05-11 | 2008-09-23 | Yeda Research & Development Co. Ltd. | Apparatus and method for spatio-temporal alignment of image sequences |
US7596281B2 (en) | 2000-12-05 | 2009-09-29 | Yeda Research And Development Co. Ltd. | Apparatus and method for alignment of spatial or temporal non-overlapping images sequences |
KR20140089220A (ko) * | 2013-01-04 | 2014-07-14 | 삼성테크윈 주식회사 | 군사 작전 통제 장치 및 방법 |
JP7466165B1 (ja) | 2023-10-20 | 2024-04-12 | 株式会社Ridge-i | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム |
-
1998
- 1998-09-01 JP JP10246811A patent/JP2000076423A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7428345B2 (en) | 2000-05-11 | 2008-09-23 | Yeda Research & Development Co. Ltd. | Apparatus and method for spatio-temporal alignment of image sequences |
US7596281B2 (en) | 2000-12-05 | 2009-09-29 | Yeda Research And Development Co. Ltd. | Apparatus and method for alignment of spatial or temporal non-overlapping images sequences |
KR20140089220A (ko) * | 2013-01-04 | 2014-07-14 | 삼성테크윈 주식회사 | 군사 작전 통제 장치 및 방법 |
KR101964227B1 (ko) * | 2013-01-04 | 2019-04-01 | 한화테크윈 주식회사 | 군사 작전 통제 장치 및 방법 |
JP7466165B1 (ja) | 2023-10-20 | 2024-04-12 | 株式会社Ridge-i | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム |
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