JP2000067240A - カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体 - Google Patents
カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体Info
- Publication number
- JP2000067240A JP2000067240A JP10237080A JP23708098A JP2000067240A JP 2000067240 A JP2000067240 A JP 2000067240A JP 10237080 A JP10237080 A JP 10237080A JP 23708098 A JP23708098 A JP 23708098A JP 2000067240 A JP2000067240 A JP 2000067240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- color space
- pixels
- difference
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Image Analysis (AREA)
Abstract
の大小に関わらず精度よく領域分割ができるカラー画像
の領域分割方法およびプログラム記憶媒体を提供する。 【解決手段】 領域分割部2の色分類番号作成手段2a
によって、カラー画像の画素間の色差に基づいてHLS
色の各軸方向の分割幅を決定し、その決定された分割幅
に基づいてHLS色空間を分割して、その分割されたH
LS色空間の色空間分割領域毎に色分類番号を設定す
る。そして、領域分割部2の画像領域分割手段2bによ
って、上記色分類番号に基づいてカラー画像の各画素を
ラベリングし、ラベリングされた各画素において、同一
色分類番号の画素が連続する領域を同色領域と判定し
て、その同色領域毎にカラー画像を分割する。
Description
状抽出において用いられるカラー画像の領域分割方法お
よびプログラム記憶媒体に関する。
より、カラー画像の検索において、検索条件とする画像
の物体形状を抽出する前処理として領域分割処理が行わ
れている。ところが、デジタルカメラやスキャナから取
り込まれたカラー画像は、背景が一見すると単色であっ
ても、画素値レベルでは単色でない場合や、背景と物体
の色が似ている場合がある。このようなカラー画像の領
域分割処理では、単純な固定の色分類で精度よく背景を
除去したり、画像を複数領域に分割したりするために
は、細かく色を分類して領域を細分化した後、何らかの
判定計算により細分化された領域を再び統合する必要が
あるため、処理時間が長くなるという問題がある。
縮できると共に、画像の色変化の大小に関わらず精度よ
く領域分割ができるカラー画像の領域分割方法およびプ
ログラム記憶媒体を提供することにある。
め、請求項1のカラー画像の領域分割方法は、カラー画
像の画素間の色差を求めるステップと、上記画素間の色
差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅を決定するステ
ップと、上記各軸方向の分割幅に従って分割された上記
色空間の色空間分割領域毎に色分類番号を設定するステ
ップと、上記色空間分割領域毎に設定された上記色分類
番号に基づいて上記カラー画像の各画素をラベリングす
るステップと、上記ラベリングされた各画素において、
同一色分類番号の画素が連続する領域を同色領域と判定
して、その同色領域毎に上記カラー画像を分割するステ
ップとを有することを特徴としている。
によれば、カラー画像の画素間の色差を求め、その求め
た画素間の色差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅を
決定する。次に、上記各軸方向の分割幅により分割され
た色空間の色空間分割領域毎に色分類番号を設定する。
そうして設定された色分類番号に基づいて上記カラー画
像の各画素をラベリングして、同一色分類番号の画素が
連続する領域を同色領域と判定して、上記同色領域毎に
カラー画像を分割する。このように、上記色空間の色空
間分割領域に対応する同色領域毎にカラー画像が分割さ
れるので、細かく色を分類して領域を細分化したり、細
分化した領域を再び統合したりする必要がない。したが
って、領域分割の処理回数を減らすと共に、領域統合を
行う必要がなくなり、処理時間を短縮できる。また、カ
ラー画像の画素間の色差に基づいて、色空間の各軸方向
の分割幅を決定し、カラー画像の色変化の大小に応じて
色空間の各軸方向の分割幅が大小になるようにすること
によって、カラー画像の色変化の大小に関わらず、精度
よく領域分割ができる。
法は、請求項1のカラー画像の領域分割方法において、
上記色空間はHLS値で表される色空間であって、上記
色空間の各軸方向の分割幅を決定するステップにおい
て、上記画素間の色相差,明度差および彩度差の各平均
値に基づいて、上記HLS値で表される色空間の各軸方
向の分割幅を決定することを特徴としている。
によれば、上記カラー画像の画素間の色相差,明度差お
よび彩度差の各平均値に基づいて、HLS値で表される
色空間の各軸方向の分割幅を決定することによって、カ
ラー画像全体の色変化に応じて色空間の各軸方向の分割
幅を的確に決定できる。
法は、請求項1のカラー画像の領域分割方法において、
上記色空間はHLS値で表される色空間であって、上記
色空間の各軸方向の分割幅を決定するステップにおい
て、上記画素間の色相差の平均値,標準偏差値に基づい
て上記HLS値で表される色空間の色相軸方向の分割幅
を決定し、上記画素間の明度差の平均値,標準偏差値に
基づいて上記HLS値で表される色空間の明度軸方向の
分割幅を決定し、上記画素間の彩度差の平均値,標準偏
差値に基づいて上記HLS値で表される色空間の彩度軸
方向の分割幅を決定することを特徴としている。
によれば、上記画素間の色相差,明度差および彩度差の
各平均値がほぼ同じカラー画像であっても、色相,明度
および彩度のばらつき具合が異なる場合がある。このよ
うな場合、画素間の色相差,明度差および彩度差の各平
均値に画素間の色相差,明度差および彩度差の各標準偏
差値を加えることによって、色相,明度および彩度のば
らつきが大きいときは、色空間の各軸方向の分割幅を大
きくして、カラー画像全体の色変化をより的確に捉える
ことができる。この場合、画素間の色相差,明度差およ
び彩度差の各平均値に標準偏差値を単に加算した値を各
軸方向の分割幅としてもよいし、色相差,明度差および
彩度差の標準偏差値毎に異なる重み係数を掛けた値を各
平均値に加算した値を各軸方向の分割幅としてもよい。
カラー画像の画素間の色差を求めるステップと、上記画
素間の色差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅を決定
するステップと、上記各軸方向の分割幅に従って分割さ
れた上記色空間の色空間分割領域毎に色分類番号を設定
するステップと、上記色空間分割領域毎に設定された上
記色分類番号に基づいて上記カラー画像の各画素をラベ
リングするステップと、上記ラベリングされた各画素に
おいて、同一色分類番号の画素が連続する領域を同色領
域と判定して、その同色領域毎に上記カラー画像を分割
するステップとを有する情報処理プログラムを記憶した
ことを特徴としている。
ば、カラー画像の画素間の色差を求め、その求めた画素
間の色差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅を決定す
る。次に、上記各軸方向の分割幅により分割された色空
間の色空間分割領域毎に色分類番号を設定する。そうし
て設定された色分類番号に基づいて上記カラー画像の各
画素をラベリングして、同一色分類番号の画素が連続す
る領域を同色領域と判定して、上記同色領域毎にカラー
画像を分割する。このように、上記色空間の色空間分割
領域に対応する同色領域毎にカラー画像が分割されるの
で、細かく色を分類して領域を細分化したり、細分化し
た領域を再び統合したりする必要がない。したがって、
領域分割の処理回数を減らすと共に、領域統合を行う必
要がなくなり、処理時間を短縮できる。また、カラー画
像の画素間の色差に基づいて、色空間の各軸方向の分割
幅を決定し、カラー画像の色変化の大小に応じて色空間
の各軸方向の分割幅が大小になるようにすることによっ
て、カラー画像の色変化の大小に関わらず、精度よく領
域分割ができる。
域分割方法およびプログラム記憶媒体を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
像の領域分割方法を用いた特徴領域抽出装置の機能ブロ
ック図であり、1は画像データや各種指示等が入力され
る入力部、2はカラー画像の領域分割を行う領域分割
部、3は上記領域分割部2により領域分割された画像デ
ータの特徴量を抽出する特徴量抽出部である。上記領域
分割部2は、色分類番号作成手段2aと、画像領域分割
手段2bとを有している。
ハードウェア構成を示す図である。上記特徴領域抽出装
置は、図2に示すように、装置全体の動作を制御する制
御装置11と、画像,文字等を表示すると共に、操作の
ための各種表示等を行うCRT(カソード・レイ・チュ
ーブ)12と、各種入力操作,指示操作等を行うためのキ
ーボード13およびマウス14と、上記制御装置11に
内蔵され、データ保管媒体であるフロッピーディスク1
5aの記録再生を行うフロッピーディスクドライブ15b
と、ハードディスク装置16と、画像データあるいは画
像編成により作成した図面等を出力するためのプリンタ
17と、画像データを取り込むためのスキャナ18と、
上記制御装置11に内蔵され、CD(コンパクト・ディ
スク)19aの再生を行うCD−ROMドライブ19b
と、音声出力のためのスピーカ20と、音声入力のため
のマイクロフォン21とによって構成されている。上記
CRT12,キーボード13,マウス14,ハードディス
ク装置16,プリンタ17,スキャナ18,スピーカ20
およびマイクロフォン21を制御装置11に接続してい
る。
PU(中央処理装置)25を中心としたブロック図であ
る。
たとえばインテル社製の品番i80486DX等を用い
ている。そして、上記CPU25は、装置全体を制御す
るプログラムが格納されるROM(リード・オンリー・
メモリー)28と、各種データおよびプログラムが格納
されるRAM(ランダム・アクセス・メモリー)29と、
画像あるいは文字等をCRT12に表示させる表示制御
回路30と、上記キーボード13からの入力を転送制御
するキーボード制御回路31と、上記マウス14からの
入力を転送制御するマウス制御回路32と、上記フロッ
ピーディスクドライブ15bを制御するフロッピーディ
スクドライブ制御回路33と、上記ハードディスク装置
16を制御するハードディスク制御回路34と、上記プ
リンタ17への出力を制御するプリンタ制御回路35
と、上記スキャナ18を制御するスキャナ制御回路36
と、上記CD−ROMドライブ19bを制御するCD−
ROMドライブ制御回路37と、上記スピーカ20を制
御するスピーカ制御回路38と、上記マイクロフォン2
1を制御するマイクロフォン制御回路39とをデータバ
ス26を介して接続している。
させるために必要な基準クロックを発生するクロック2
7を接続し、さらにデータバス26を介して各種拡張ボ
ードを接続するための拡張スロット40を接続してい
る。なお、上記拡張スロット40にSCSIIボードを
接続して、フロッピーディスクドライブ15b,ハードデ
ィスク装置16,スキャナ18およびCD−ROMドラ
イブ19b等を接続してもよい。
ド13,マウス14,スキャナ18およびCD−ROMド
ライブ19bで入力部1を構成すると共に、CPU25
で図1に示す領域分割部2および特徴量抽出部3を構成
している。
5,図6,図7および図8のフローチャートに従って動作
する。
のメインルーチンを示すフローチャートである。 図4において、まず、プログラムが起動されると、ステ
ップS1で後述する処理に必要なフラグの初期化や初期
画面表示等が行われる。 次に、ステップS2に進み、CRT12に表示された初
期画面からジョブメニューの「領域分割」が選択された
か否かを判定して、「領域分割」が選択されたと判定す
ると、ステップS3に進み、領域分割部2により領域分
割処理を行って、ステップS9に進む。一方、ステップ
S2で「領域分割」が選択されていないと判定すると、
ステップS4に進む。 次に、ステップS4で「特徴量抽出」が選択されたか否
かを判定して、「特徴量抽出」が選択されたと判定する
と、ステップS5に進み、特徴量抽出部3により特徴量
抽出処理を行って、ステップS9に進む。一方、ステッ
プS4で「特徴量抽出」が選択されていないと判定する
と、ステップS6に進む。 次に、ステップS6で「その他のメニュー」が選択され
たか否かを判定して、「その他のメニュー」が選択され
たと判定すると、ステップS7に進み、その他のメニュ
ー処理を行って、ステップS9に進む。一方、「その他
のメニュー」が選択されていないと判定すると、ステッ
プS8に進む。 そして、ステップS8で「終了」が選択されたか否かを
判定して、「終了」が選択されたと判定すると、この処
理を終了する。一方、ステップS8で「終了」が選択さ
れていないと判定すると、ステップS9に進み、ステッ
プS9でその他の処理を行った後、ステップS2に戻
る。
よびステップS5の特徴量抽出処理について説明する。
なお、その他のステップについては、この発明に直接関
係しないので、詳細な説明は省略する。
ンにおけるステップS3の領域分割処理サブルーチンを
示すフローチャートである。 まず、ステップS31で領域分割処理を行うRGB値で
表された画像データの読み込みを行う。 次に、ステップS32に進み、画像データの色情報から
色空間分割を行い、色分類番号を作成する。 次に、ステップS33に進み、分類した色毎に画像デー
タの各画素値のラベリングを行い、画像を領域分割す
る。 そして、ステップS34に進み、分割された各分割領域
のデータを表す領域分割データを保存した後、上位の処
理すなわち図4に示すメインルーチンに戻る。ここで保
存された領域分割データは、後述する特徴量抽出処理で
利用する。
成手段2aによる色分類番号作成処理(図5のステップS
32)を示すフローチャートである。 ステップS321で、RGB値で表された画像データの
各画素の色相値(H),明度値(L)および彩度値(S)を求
め、隣り合う画素間の色差(色相差,明度差および彩度
差)を計算する。 次に、ステップS322に進み、HLS色空間上で画像
の色特徴を分類するために、ステップS321で求めた
色差に基づいてHLS色空間の各軸方向の分割幅を計算
する。 そして、ステップS323に進み、求めた分割幅でHL
S色空間を分割し、分割されたHLS色空間の色空間分
割領域に色分類番号を付けた後、上位の処理に戻る。
隣り合う画素間の色差からHLS色空間の各軸方向の分
割幅を決定する方法としては、次の(1)〜(5)等があ
る。 (1) 1画素毎に右画素,下画素との色相差,明度差およ
び彩度差を夫々求め、全画素における色相差,明度差お
よび彩度差の各平均値を求めて、その平均値をHLS色
空間の各軸方向の分割幅とする方法。
よび彩度差を夫々求め、全画素における色相差,明度差
および彩度差の各平均値と色相差,明度差および彩度差
の各標準偏差値とを求めて、その各平均値に標準偏差値
を夫々加えた値をHLS色空間の各軸方向の分割幅とす
る方法。 (3) 上記(2)において、色相,明度および彩度の性質
を考慮してHLS色空間の軸方向毎に別基準で計算した
値(例えば標準偏差値に軸方向毎に異なる重み係数を掛
けた値を平均値に加える)をHLS色空間の各軸方向の
分割幅とする方法。 (4) 上記(1)〜(3)において、1画素毎に右画素,下
画素との色相差,明度差および彩度差を夫々求めるだけ
でなく、1画素毎に右上画素,右下画素との色相差,明度
差および彩度差も求めて、全画素における色相差,明度
差および彩度差に基づいて計算した結果をHLS色空間
の各軸方向の分割幅とする方法。 (5) 上記(1)〜(4)において、隣接する画素間だけで
なく、ある指定距離内にある画素について色相差,明度
差および彩度差を求めて、全画素における色相差,明度
差および彩度差に基づいて計算した結果をHLS色空間
の各軸方向の分割幅とする方法。
域分割手段2bによる図5のステップS33の画像領域
分割処理を示すフローチャートである。まず、ステップ
S331で各画素の色に合わせて色分類番号で各画素を
ラベリングする。次に、ステップS332に進み、連続
して同じ色分類番号を有する画素群を一つの領域として
判定した後、上位の処理に戻る。
ルーチンにおけるステップS5の特徴量抽出処理を示す
フローチャートである。まず、ステップS51で特徴量
抽出処理を行う画像データを読み込む。次に、ステップ
S52に進み、画像データに対応する領域分割データを
読み込む。次に、ステップS53に進み、画像データお
よび領域分割データから画像の特徴量を抽出する。そし
て、ステップS54に進み、抽出された特徴量を保存し
た後、上位の処理に戻る。
域分割データから抽出される特徴量としては、例えば、
次の(i),(ii)等がある。 (i) 画像全体の色情報、テクスチャ情報 (ii) 分割領域の大きさ、色情報、輪郭線の形状、テク
スチャ情報 このようにして得られた特徴量は、画像認識,画像検索
等に利用される。
空間分割領域に対応する同色領域毎にカラー画像が分割
されるので、細かく色を分類して領域を細分化したり、
細分化した領域を再び統合したりする必要がなくなり、
領域分割の処理時間を短縮することができる。また、カ
ラー画像の画素間の色差(色相差,明度差および彩度差)
に基づいて、HLS色空間の分割幅を決定し、カラー画
像の色変化の大小に応じて色空間の分割幅が大小になる
ようにすることによって、カラー画像の色変化の大小に
関わらず、精度よく領域分割を行うことができる。
差および彩度差の各平均値に基づいて、HLS色空間の
各軸方向の分割幅を決定することによって、画素間のH
LS色空間上における色差(色相差,明度差および彩度
差)によりカラー画像全体の色変化を的確に捉えて、カ
ラー画像の色変化に応じた色空間の各軸方向の分割幅を
決定することができる。
差および彩度差の各平均値,標準偏差値に基づいて、H
LS色空間の各軸方向の分割幅を決定することによっ
て、色相,明度および彩度のばらつきが大きいときは、
HLS色空間の各軸方向の分割幅を大きくして、カラー
画像全体の色変化をより的確に捉えることができる。
としてフロッピーディスク15aおよびハードディスク
装置16で構成しているが、光磁気ディスク装置等の他
の情報記憶装置であってもよい。また、上記入力部1と
しては、スキャナ18,CD−ROMドライブ19bを用
いているが、スチルカメラやデジタルカメラ等の他の入
力装置を用いてもよい。また、出力装置としてプリンタ
17を用いているが、デジタル複写機等の他の出力装置
を用いてもよい。
方向の分割幅を決定し、その分割幅に基づいてHLS色
空間を分割したが、色空間はこれに限らず、L*a*b
*色空間(JIS Z8729−(1980))等でもよい
のは勿論である。
全体を制御するプログラムがROM28に記憶されてい
る特徴領域抽出装置について説明しているが、この発明
によるプログラムの一部または全部をフロッピーディス
ク等のプログラム記憶媒体に保管して、必要に応じて上
記プログラムをパーソナルコンピュータ等の情報処理装
置に読み込んで、実行させてもよい。
明のカラー画像の領域分割方法は、カラー画像の画素間
の色差に基づいて決定された色空間の各軸方向の分割幅
に従って上記色空間を分割した後、その分割された色空
間の色空間分割領域毎に設定された色分類番号に基づい
てカラー画像の各画素をラベリングして、上記ラベリン
グされた各画素において、同一色分類番号の画素が連続
する領域を同色領域として、その同色領域毎にカラー画
像を分割するものである。
の領域分割方法によれば、上記色空間の色空間分割領域
に対応する同色領域毎にカラー画像が分割され、細かく
色を分類して領域を細分化したり、細分化した領域を再
び統合したりする必要がないので、領域分割の処理時間
を短縮することができると共に、カラー画像の画素間の
色差に基づいて、色空間の各軸方向の分割幅を決定する
ことによって、カラー画像の色変化の大小に関わらず、
精度よく領域分割を行うことができる。
分割方法は、請求項1のカラー画像の領域分割方法にお
いて、上記画素間の色相差,明度差および彩度差の各平
均値に基づいて、上記HLS色空間の各軸方向の分割幅
を決定するので、カラー画像全体の色変化に応じて色空
間の各軸方向の分割幅を決定することができる。
分割方法は、請求項1のカラー画像の領域分割方法にお
いて、上記画素間の色相差の平均値,標準偏差値に基づ
いてHLS色空間の色相軸方向の分割幅を決定し、上記
画素間の明度差の平均値,標準偏差値に基づいてHLS
色空間の明度軸方向の分割幅を決定し、上記画素間の彩
度差の平均値,標準偏差値に基づいてHLS色空間の彩
度軸方向の分割幅を決定するので、画素間の色相差,明
度差および彩度差の各平均値が同じカラー画像において
色相,明度および彩度のばらつき具合が異なる場合であ
っても、カラー画像全体の色変化をより的確に捉えるこ
とができる。
体は、カラー画像の画素間の色差を求めるステップと、
上記画素間の色差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅
を決定するステップと、上記各軸方向の分割幅に従って
色空間を分割して、その分割された色空間分割領域毎に
色分類番号を設定するステップと、上記色空間分割領域
毎に設定された色分類番号に基づいてカラー画像の各画
素をラベリングするステップと、上記ラベリングされた
各画素において、同一色分類番号の画素が連続する領域
を同色領域と判定して、その同色領域毎にカラー画像を
分割するステップとを有する情報処理プログラムを記憶
したものである。
記憶媒体に記憶された上記情報処理プログラムをパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置に読み込んで実行す
ることによって、上記色空間の色空間分割領域に対応す
る同色領域毎にカラー画像が分割され、細かく色を分類
して領域を細分化したり、細分化した領域を再び統合し
たりする必要がなくなるので、領域分割の処理時間を短
縮することができると共に、カラー画像の画素間の色差
に基づいて、色空間の各軸方向の分割幅を決定すること
によって、カラー画像の色変化の大小に関わらず、精度
よく領域分割を行うことができる。
の領域分割方法を用いた特徴領域抽出装置の機能ブロッ
ク図である。
成を示す図である。
Uを中心としたブロック図である。
るフローチャートである。
ートである。
ーチャートである。
チャートである。
ャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 カラー画像の画素間の色差を求めるステ
ップと、 上記画素間の色差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅
を決定するステップと、 上記各軸方向の分割幅に従って分割された上記色空間の
色空間分割領域毎に色分類番号を設定するステップと、 上記色空間領域毎に設定された上記色分類番号に基づい
て上記カラー画像の各画素をラベリングするステップ
と、 上記ラベリングされた各画素において、同一色分類番号
の画素が連続する領域を同色領域と判定して、その同色
領域毎に上記カラー画像を分割するステップとを有する
ことを特徴とするカラー画像の領域分割方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のカラー画像の領域分割
方法において、 上記色空間はHLS値で表される色空間であって、 上記色空間の各軸方向の分割幅を決定するステップにお
いて、上記画素間の色相差,明度差および彩度差の各平
均値に基づいて、上記HLS値で表される色空間の各軸
方向の分割幅を決定することを特徴とするカラー画像の
領域分割方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のカラー画像の領域分割
方法において、 上記色空間はHLS値で表される色空間であって、 上記色空間の各軸方向の分割幅を決定するステップにお
いて、上記画素間の色相差の平均値,標準偏差値に基づ
いて上記HLS値で表される色空間の色相軸方向の分割
幅を決定し、上記画素間の明度差の平均値,標準偏差値
に基づいて上記HLS値で表される色空間の明度軸方向
の分割幅を決定し、上記画素間の彩度差の平均値,標準
偏差値に基づいて上記HLS値で表される色空間の彩度
軸方向の分割幅を決定することを特徴とするカラー画像
の領域分割方法。 - 【請求項4】 カラー画像の画素間の色差を求めるステ
ップと、 上記画素間の色差に基づいて色空間の各軸方向の分割幅
を決定するステップと、 上記各軸方向の分割幅に従って分割された上記色空間の
色空間分割領域毎に色分類番号を設定するステップと、 上記色空間分割領域毎に設定された上記色分類番号に基
づいて上記カラー画像の各画素をラベリングするステッ
プと、 上記ラベリングされた各画素において、同一色分類番号
の画素が連続する領域を同色領域と判定して、その同色
領域毎に上記カラー画像を分割するステップとを有する
情報処理プログラムを記憶したことを特徴とするプログ
ラム記憶媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23708098A JP4207256B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体 |
US09/377,835 US6731792B1 (en) | 1998-08-24 | 1999-08-20 | Method and apparatus for accurately dividing a color image into proper regions, and storage media storing a program for executing such a method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23708098A JP4207256B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000067240A true JP2000067240A (ja) | 2000-03-03 |
JP4207256B2 JP4207256B2 (ja) | 2009-01-14 |
Family
ID=17010127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23708098A Expired - Fee Related JP4207256B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4207256B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010012262A1 (de) | 2009-03-24 | 2010-10-14 | Fuji Jukogyo K.K. | Bildverarbeitungsvorrichtung |
DE102012103473A1 (de) | 2011-04-22 | 2012-10-25 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Umgebungserkennungsvorrichtung und Umgebungserkennungsverfahren |
JP2013218556A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Nikon Systems Inc | 画像処理装置および画像処理プログラム |
JP2018106696A (ja) * | 2016-12-23 | 2018-07-05 | 雨暹 李 | 移動オブジェクトの仮想情報構築方法、移動オブジェクトの仮想情報検索方法及びアプリケーションシステム |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP23708098A patent/JP4207256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010012262A1 (de) | 2009-03-24 | 2010-10-14 | Fuji Jukogyo K.K. | Bildverarbeitungsvorrichtung |
DE102012103473A1 (de) | 2011-04-22 | 2012-10-25 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Umgebungserkennungsvorrichtung und Umgebungserkennungsverfahren |
JP2013218556A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Nikon Systems Inc | 画像処理装置および画像処理プログラム |
JP2018106696A (ja) * | 2016-12-23 | 2018-07-05 | 雨暹 李 | 移動オブジェクトの仮想情報構築方法、移動オブジェクトの仮想情報検索方法及びアプリケーションシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4207256B2 (ja) | 2009-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3607059B2 (ja) | 色特徴抽出装置および色特徴の抽出方法およびプログラム記憶媒体 | |
JP3747589B2 (ja) | 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2776295B2 (ja) | 画像インデックス生成方法及び画像インデックス生成装置 | |
KR100667663B1 (ko) | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 그 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록매체 | |
US8094935B2 (en) | Representative color extracting method and apparatus based on human color sense and data histogram distributions | |
US6480841B1 (en) | Information processing apparatus capable of automatically setting degree of relevance between keywords, keyword attaching method and keyword auto-attaching apparatus | |
US6963663B1 (en) | Image processing for image correction | |
US6731792B1 (en) | Method and apparatus for accurately dividing a color image into proper regions, and storage media storing a program for executing such a method | |
JPH1196368A (ja) | 類似画像検索装置および類似画像の検索方法およびプログラム記憶媒体 | |
JP4207256B2 (ja) | カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体 | |
JP4441300B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびこのプログラムを記憶した記録媒体 | |
JP2004120092A (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム | |
US7057771B2 (en) | Color image processing apparatus, image processing apparatus, color image processing method, image processing method, and a computer-readable recording medium for making a computer execute the methods | |
JPH1166310A (ja) | 画像特徴量抽出装置および方法並びに画像特徴量抽出プログラムを記録した記録媒体 | |
JP3480408B2 (ja) | 物体抽出システムと方法並びに物体抽出用プログラムを記憶した記憶媒体 | |
JP4164907B2 (ja) | カラー画像の領域統合方法およびプログラム記憶媒体 | |
JP2002342710A (ja) | 文字切出し装置及びそれに用いる文字切出し方法並びにそのプログラム | |
JP2002175532A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記憶媒体 | |
JP2001222717A (ja) | 文書画像認識方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2001016470A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3711770B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法ならびに画像処理プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2004192121A (ja) | 画像検索装置、画像分類方法、画像検索方法、及びプログラム | |
JP2000333022A (ja) | 画像の二値化方法及び装置並びに記憶媒体 | |
JPH11175519A (ja) | 文書解析方法および文書解析装置 | |
JP2576336B2 (ja) | 画像分割方法、及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050614 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060613 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080708 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081013 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |