JP2000060800A - 眼底カメラ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一つの装置において赤外光による赤外蛍光撮影
と、例えば可視光や赤外光による赤外蛍光以外の観察撮
影用照明光による撮影をもできる眼底カメラを提供する
こと。 【解決手段】 可視光と赤外光とを被検眼の眼底に投影
させる照明光学系と、前記被検眼の眼底からの光を撮影
用の受光部27(又は27,28或いは41a,41
b)に案内させる観察撮影光学系とを備え、前記観察撮
影光学系は前記眼底からの光を受光部27又は27,2
8に案内する2つの第1光路C1(C3,C5,C7)
及び第2光路C2(C4,C6,C8)と、前記2つの
光路の少なくとも一つに配設されるバリアフィルタ30
(32,34,39,44,45)を備える眼底カメ
ラ。
と、例えば可視光や赤外光による赤外蛍光以外の観察撮
影用照明光による撮影をもできる眼底カメラを提供する
こと。 【解決手段】 可視光と赤外光とを被検眼の眼底に投影
させる照明光学系と、前記被検眼の眼底からの光を撮影
用の受光部27(又は27,28或いは41a,41
b)に案内させる観察撮影光学系とを備え、前記観察撮
影光学系は前記眼底からの光を受光部27又は27,2
8に案内する2つの第1光路C1(C3,C5,C7)
及び第2光路C2(C4,C6,C8)と、前記2つの
光路の少なくとも一つに配設されるバリアフィルタ30
(32,34,39,44,45)を備える眼底カメ
ラ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外蛍光による撮影が
可能な眼底カメラに関するものである。
可能な眼底カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼底カメラとしては、被検眼眼底
の網膜循環動態及び血管網膜関門の状態を知るため、
「被検者にフレオレッセントナトリュウーム等の蛍光剤
を注射すると共に、この蛍光剤を励起可能な波長の照明
光で被検眼眼底を照明して、この蛍光剤が網膜血管内に
達したときに前記照明光で励起させられる様にすること
により、この蛍光により網膜血管像を撮影する様にし
た」いわゆる蛍光撮影がおこなえるものが知られてい
る。
の網膜循環動態及び血管網膜関門の状態を知るため、
「被検者にフレオレッセントナトリュウーム等の蛍光剤
を注射すると共に、この蛍光剤を励起可能な波長の照明
光で被検眼眼底を照明して、この蛍光剤が網膜血管内に
達したときに前記照明光で励起させられる様にすること
により、この蛍光により網膜血管像を撮影する様にし
た」いわゆる蛍光撮影がおこなえるものが知られてい
る。
【0003】しかしながら、この様な眼底カメラによる
脈絡膜の循環動態の観察撮影時には、その蛍光が色素上
皮層及び黄斑部のキセントフィルにより吸収されて、蛍
光発光量が低下すると共に、蛍光色素が脈絡膜血管から
血管外に漏出する。このため、脈絡膜の大きな血管動態
の観察及び撮影が困難であるという問題を有していた。
脈絡膜の循環動態の観察撮影時には、その蛍光が色素上
皮層及び黄斑部のキセントフィルにより吸収されて、蛍
光発光量が低下すると共に、蛍光色素が脈絡膜血管から
血管外に漏出する。このため、脈絡膜の大きな血管動態
の観察及び撮影が困難であるという問題を有していた。
【0004】そのため、色素上皮層及び黄斑部を透過す
る赤外波長の光を用いて蛍光撮影を行ういわゆる赤外蛍
光撮影を行う試みがなされている。
る赤外波長の光を用いて蛍光撮影を行ういわゆる赤外蛍
光撮影を行う試みがなされている。
【0005】この赤外蛍光撮影においては、脈絡膜の血
管像は撮影できるが、網膜の血管像自体は鮮明に撮影で
きない。そのため、赤外蛍光撮影とは別に、赤外蛍光以
外の撮影を行い、その両者の結果を照らし合わせること
が必要となる。
管像は撮影できるが、網膜の血管像自体は鮮明に撮影で
きない。そのため、赤外蛍光撮影とは別に、赤外蛍光以
外の撮影を行い、その両者の結果を照らし合わせること
が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の赤外蛍
光撮影用の眼底カメラは赤外蛍光しか行えなかったた
め、赤外蛍光撮影を行った後、別の眼底カメラを用いて
可視光等の赤外蛍光以外の観察撮影用照明光による撮影
を再度行わなければならないという欠点を有していた。
光撮影用の眼底カメラは赤外蛍光しか行えなかったた
め、赤外蛍光撮影を行った後、別の眼底カメラを用いて
可視光等の赤外蛍光以外の観察撮影用照明光による撮影
を再度行わなければならないという欠点を有していた。
【0007】そこで、本発明の目的は、この従来の有す
る問題点を解決すること、即ち、一つの装置において赤
外光による赤外蛍光撮影と、例えば可視光や赤外光によ
る赤外蛍光以外の観察撮影用照明光による撮影をもでき
る眼底カメラを提供することにある。
る問題点を解決すること、即ち、一つの装置において赤
外光による赤外蛍光撮影と、例えば可視光や赤外光によ
る赤外蛍光以外の観察撮影用照明光による撮影をもでき
る眼底カメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、可視光と赤外光とを被検眼の眼
底に投影させる照明光学系と、前記被検眼の眼底からの
光を撮影用の受光部に案内させる観察撮影光学系とを備
え、前記観察撮影光学系は、前記眼底からの光を前記受
光部に案内する2つの光路を備えると共に、前記2つの
光路の少なくとも一つに配設されるバリアフィルタを備
える眼底カメラとしたことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、可視光と赤外光とを被検眼の眼
底に投影させる照明光学系と、前記被検眼の眼底からの
光を撮影用の受光部に案内させる観察撮影光学系とを備
え、前記観察撮影光学系は、前記眼底からの光を前記受
光部に案内する2つの光路を備えると共に、前記2つの
光路の少なくとも一つに配設されるバリアフィルタを備
える眼底カメラとしたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、前記眼底からの
光は可視光と赤外光を分離可能なダイクロイックミラー
で前記第1光路と第2光路に分離案内されることを特徴
とする。
光は可視光と赤外光を分離可能なダイクロイックミラー
で前記第1光路と第2光路に分離案内されることを特徴
とする。
【0010】更に、請求項3の発明は、前記バリアフィ
ルタは前記ダイクロイックミラーで分離された赤外光の
光路途中に配設された赤外蛍光用のものであることを特
徴とする。
ルタは前記ダイクロイックミラーで分離された赤外光の
光路途中に配設された赤外蛍光用のものであることを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。 <第1実施例>図1は眼底カメラの基本的な光学系を示
したものであり、図2〜図4はこの発明に用いるフィル
タの説明図である。そして、図5〜図20に示した本発
明の眼底カメラは、図1の光学系の大半を用いて構成さ
れている。従って、まず図1の眼底カメラの構成・作用
について説明した後、図5の本願発明について説明す
る。
面を参照しつつ説明する。 <第1実施例>図1は眼底カメラの基本的な光学系を示
したものであり、図2〜図4はこの発明に用いるフィル
タの説明図である。そして、図5〜図20に示した本発
明の眼底カメラは、図1の光学系の大半を用いて構成さ
れている。従って、まず図1の眼底カメラの構成・作用
について説明した後、図5の本願発明について説明す
る。
【0012】図1において、眼底カメラの光学系は、照
明光を被検眼Eの眼底Efに投影させる照明光学系と、眼
底Efからの反射光を観察部または撮影部に案内させる
観察撮影光学系を備えている。 [照明光学系]照明光学系は、観察照明光投影用の第1
照明光学系と、撮影照明光投影用の第2照明光学系とを
有する。
明光を被検眼Eの眼底Efに投影させる照明光学系と、眼
底Efからの反射光を観察部または撮影部に案内させる
観察撮影光学系を備えている。 [照明光学系]照明光学系は、観察照明光投影用の第1
照明光学系と、撮影照明光投影用の第2照明光学系とを
有する。
【0013】第1照明光学系は、反射ミラー1、照明光
源としてのハロゲンランプ2、コンデンサーレンズ3、
ハーフミラー4、バンドパスフィルター5、有効絞り
(リング絞り)6,7、リレーレンズ8,斜設ミラー
9,リレーレンズ10,11、斜設穴あきミラー12、
対物レンズ13等の光学部品を此の順に有する。
源としてのハロゲンランプ2、コンデンサーレンズ3、
ハーフミラー4、バンドパスフィルター5、有効絞り
(リング絞り)6,7、リレーレンズ8,斜設ミラー
9,リレーレンズ10,11、斜設穴あきミラー12、
対物レンズ13等の光学部品を此の順に有する。
【0014】ハロゲンランプ2から発した光は、コンデ
ンサーレンズ3、ハーフミラー4,バンドパスフィルタ
ー5,有効絞り(リング絞り)6,7、リレーレンズ
8,斜設ミラー9,リレーレンズ10,11、斜設穴あ
きミラー12、対物レンズ13の順に案内されて、被検
眼Eの眼底Efに照射されて、眼底Efを照明する。
ンサーレンズ3、ハーフミラー4,バンドパスフィルタ
ー5,有効絞り(リング絞り)6,7、リレーレンズ
8,斜設ミラー9,リレーレンズ10,11、斜設穴あ
きミラー12、対物レンズ13の順に案内されて、被検
眼Eの眼底Efに照射されて、眼底Efを照明する。
【0015】バンドパスフィルター5は照明光学系の光
軸上に挿脱自在に設けられている。このバンドパスフィ
ルター5としては、透過波長域が400nm〜700n
mの可視波長フィルター(図2参照)と、透過波長域が
700nm〜800nmのエキサイターフィルター(図
3参照)の2つ或いは此れに加えて赤外透過フィルター
を用意しておく。そして、此れらのフィルターを択一的
に用いる。
軸上に挿脱自在に設けられている。このバンドパスフィ
ルター5としては、透過波長域が400nm〜700n
mの可視波長フィルター(図2参照)と、透過波長域が
700nm〜800nmのエキサイターフィルター(図
3参照)の2つ或いは此れに加えて赤外透過フィルター
を用意しておく。そして、此れらのフィルターを択一的
に用いる。
【0016】第2照明光学系は、反射ミラー14、撮影
用照明光源としてのキセノンランプ15、コンデンサー
レンズ16,及びハーフミラー4から対物レンズ13ま
での光学部品を備えている。そして、キセノンランプ1
5から発した光は、コンデンサーレンズ16及びハーフ
ミラー4、バンドパスフィルター5,有効絞り(リング
絞り)6,7、リレーレンズ8、斜設ミラー9、リレー
レンズ10,11、斜設穴あきミラー12、対物レンズ
13の順に案内されて、被検眼Eの眼底Efに照射され
て、眼底Efを照明する。 [観察撮影光学系]観察撮影光学系は、観察光学系と、
撮影光学系とを有する。
用照明光源としてのキセノンランプ15、コンデンサー
レンズ16,及びハーフミラー4から対物レンズ13ま
での光学部品を備えている。そして、キセノンランプ1
5から発した光は、コンデンサーレンズ16及びハーフ
ミラー4、バンドパスフィルター5,有効絞り(リング
絞り)6,7、リレーレンズ8、斜設ミラー9、リレー
レンズ10,11、斜設穴あきミラー12、対物レンズ
13の順に案内されて、被検眼Eの眼底Efに照射され
て、眼底Efを照明する。 [観察撮影光学系]観察撮影光学系は、観察光学系と、
撮影光学系とを有する。
【0017】観察光学系は、対物レンズ13、斜設穴あ
きミラー12、乱視補正レンズ17、視度補正レンズ1
8、変倍レンズ19、合焦レンズ20、クイックリター
ンミラー(跳ね上げミラー)21、ピント板22、コン
デンサーレンズ23、反射プリズム24、接眼レンズ2
5を備えている。
きミラー12、乱視補正レンズ17、視度補正レンズ1
8、変倍レンズ19、合焦レンズ20、クイックリター
ンミラー(跳ね上げミラー)21、ピント板22、コン
デンサーレンズ23、反射プリズム24、接眼レンズ2
5を備えている。
【0018】眼底Efからの反射光は、対物レンズ1
3、斜設穴あきミラー12、乱視補正レンズ17、視度
補正レンズ18、変倍レンズ19、合焦レンズ20、ク
イックリターンミラー21を介してピント板22まで案
内される。このピント板22には、反射光による眼底像
が結像され、この眼底像がコンデンサーレンズ23、反
射プリズム24、接眼レンズ25を介して検者眼26に
より観察される。
3、斜設穴あきミラー12、乱視補正レンズ17、視度
補正レンズ18、変倍レンズ19、合焦レンズ20、ク
イックリターンミラー21を介してピント板22まで案
内される。このピント板22には、反射光による眼底像
が結像され、この眼底像がコンデンサーレンズ23、反
射プリズム24、接眼レンズ25を介して検者眼26に
より観察される。
【0019】撮影光学系は、一般観察撮影用の2次元っ
CD等の第1受光部27に反射光を案内させる第1撮影
光学系と、赤外蛍光用TVカメラ等の第2受光部28に
赤外蛍光を案内させる第2撮影光学系を有する。
CD等の第1受光部27に反射光を案内させる第1撮影
光学系と、赤外蛍光用TVカメラ等の第2受光部28に
赤外蛍光を案内させる第2撮影光学系を有する。
【0020】第1受光部27は、可視カラー撮影、可視
白黒撮影、赤外光による撮影等の何れか一つ、若しくは
此れらの複数又は全部が行えるCCD又はTVカメラを
用いる。
白黒撮影、赤外光による撮影等の何れか一つ、若しくは
此れらの複数又は全部が行えるCCD又はTVカメラを
用いる。
【0021】第1撮影光学系は、観察光学系のクイック
リターンミラー21から接眼レンズ25までの光学部品
を除いた光学系、すなわち対物レンズ13から合焦レン
ズ20までの光学部品を備えている。
リターンミラー21から接眼レンズ25までの光学部品
を除いた光学系、すなわち対物レンズ13から合焦レン
ズ20までの光学部品を備えている。
【0022】第2撮影光学系は、対物レンズ13から合
焦レンズ20までの光学部品と、合焦レンズ20とクイ
ックリターンミラー21との間に位置させて観察光学系
の光軸上に出没可能に設けられたクイックリターンミラ
ー29、バリアフィルター30、反射ミラー31を備え
ている。
焦レンズ20までの光学部品と、合焦レンズ20とクイ
ックリターンミラー21との間に位置させて観察光学系
の光軸上に出没可能に設けられたクイックリターンミラ
ー29、バリアフィルター30、反射ミラー31を備え
ている。
【0023】バリアフィルター30には、透過波長域が
820nm〜900nmでピークが850nmのものが
用いられる(図4参照)。なお、エキサイターフィルタ
ーによる蛍光励起用の照明光は800nm前後の光を含
み、また、バリアフィルター30による蛍光透過波長も
800nm前後の光を含んでいるため、この蛍光励起用
の照明光とバリアフィルター30透過光は800nm前
後でオーバーラップする。このオーバーラップによる透
過率が0.05%以上になると、バリアフィルター30
を透過する赤外蛍光が偽蛍光となり、この蛍光による像
のコントラストが低下してしまう傾向にある。従って、
このオーバーラップによる透過率を0.05%以下にす
る。なお、本実施例では、クイックリターンミラー29
が反射光分離手段となっている。
820nm〜900nmでピークが850nmのものが
用いられる(図4参照)。なお、エキサイターフィルタ
ーによる蛍光励起用の照明光は800nm前後の光を含
み、また、バリアフィルター30による蛍光透過波長も
800nm前後の光を含んでいるため、この蛍光励起用
の照明光とバリアフィルター30透過光は800nm前
後でオーバーラップする。このオーバーラップによる透
過率が0.05%以上になると、バリアフィルター30
を透過する赤外蛍光が偽蛍光となり、この蛍光による像
のコントラストが低下してしまう傾向にある。従って、
このオーバーラップによる透過率を0.05%以下にす
る。なお、本実施例では、クイックリターンミラー29
が反射光分離手段となっている。
【0024】クイックリターンミラー29は、前記の反
射光に含まれる赤外蛍光以外の撮影光と赤外蛍光とを第
1受光部27または第2受光部28側に分離する反射光
分離手段として用いられる。このクイックリターンミラ
ー29から第1受光部27までは赤外蛍光以外の撮影光
用の第1光路C1となり、クイックリターンミラー29
から第2受光部28までは赤外蛍光用の第2光路C2と
なる。
射光に含まれる赤外蛍光以外の撮影光と赤外蛍光とを第
1受光部27または第2受光部28側に分離する反射光
分離手段として用いられる。このクイックリターンミラ
ー29から第1受光部27までは赤外蛍光以外の撮影光
用の第1光路C1となり、クイックリターンミラー29
から第2受光部28までは赤外蛍光用の第2光路C2と
なる。
【0025】上述した照明光学系及び観察撮影光学系に
は、400nm〜900nmまでの波長を効率よく透過
するように無反射コーティングされたレンズが用いられ
ている。
は、400nm〜900nmまでの波長を効率よく透過
するように無反射コーティングされたレンズが用いられ
ている。
【0026】次に、このように構成した眼底カメラの使
用につき説明する。 〔通常観察〕被検眼Eの眼底Efを検者が観察する場合
には、クイックリターンミラー29を観察光学系の光軸
上から破線の如く外しておくとともに、クイックリター
ンミラー21を観察光学系の第1撮影光学系の光軸上に
実線の如く配置する。一方、バンドパスフィルター5に
は図2に示した波長域の可視波長フィルターを用いて、
バンドパスフィルター5を観察照明光投影用の第1照明
光学系の光軸上に配置する。そして、ハロゲンランプ2
を点灯して、照明光を第1照明光学系を介して対物レン
ズ13から眼底Efに照射する。この際、眼底Efには
可視波長フィルターの作用により、400nm〜700
nmの可視光が照射される。この照射により眼底Efで
反射した反射光が対物レンズ13、斜設穴あきミラー1
2、乱視補正レンズ17、視度補正レンズ18、変倍レ
ンズ19、合焦レンズ20、クイックリターンミラー2
1を介してピント板22まで案内される。このピント板
22には、反射光による眼底像が結像され、この眼底像
がコンデンサーレンズ23、反射プリズム24、接眼レ
ンズ25を介して検者眼26により観察される。なお、
第1受光部27の出力信号を基に眼底像を図示しないモ
ニターTVに写し出して観察することもできる。 〔赤外蛍光以外の観察撮影光による眼底撮影〕被検眼E
の眼底Efを赤外蛍光以外の観察撮影光により眼底を撮
影する場合には、クイックリターンミラー21,29を
第1撮影光学系の光軸上から破線の如く外しておく、一
方、バンドパスフィルター5に図2に示した波長域の可
視波長フィルターを用いて、このバンドパスフィルター
5を観察照明光投影用の第1照明光学系の光軸上に配置
する。そして、キセノンランプ15を点灯して、照明光
を第2照明光学系を介して対物レンズ13から眼底Ef
に照射する。この際、眼底Efには可視波長フィルター
の作用により、400nm〜700nmの可視光が照射
される。この照射により眼底Efで反射した反射光が対
物レンズ13、斜設穴あきミラー12、乱視補正レンズ
17、視度補正レンズ18、変倍レンズ19、合焦レン
ズ20を介して第1受光部27に案内されて、第1受光
部27に可視光によるカラー又は白黒の眼底像が結像さ
れる。
用につき説明する。 〔通常観察〕被検眼Eの眼底Efを検者が観察する場合
には、クイックリターンミラー29を観察光学系の光軸
上から破線の如く外しておくとともに、クイックリター
ンミラー21を観察光学系の第1撮影光学系の光軸上に
実線の如く配置する。一方、バンドパスフィルター5に
は図2に示した波長域の可視波長フィルターを用いて、
バンドパスフィルター5を観察照明光投影用の第1照明
光学系の光軸上に配置する。そして、ハロゲンランプ2
を点灯して、照明光を第1照明光学系を介して対物レン
ズ13から眼底Efに照射する。この際、眼底Efには
可視波長フィルターの作用により、400nm〜700
nmの可視光が照射される。この照射により眼底Efで
反射した反射光が対物レンズ13、斜設穴あきミラー1
2、乱視補正レンズ17、視度補正レンズ18、変倍レ
ンズ19、合焦レンズ20、クイックリターンミラー2
1を介してピント板22まで案内される。このピント板
22には、反射光による眼底像が結像され、この眼底像
がコンデンサーレンズ23、反射プリズム24、接眼レ
ンズ25を介して検者眼26により観察される。なお、
第1受光部27の出力信号を基に眼底像を図示しないモ
ニターTVに写し出して観察することもできる。 〔赤外蛍光以外の観察撮影光による眼底撮影〕被検眼E
の眼底Efを赤外蛍光以外の観察撮影光により眼底を撮
影する場合には、クイックリターンミラー21,29を
第1撮影光学系の光軸上から破線の如く外しておく、一
方、バンドパスフィルター5に図2に示した波長域の可
視波長フィルターを用いて、このバンドパスフィルター
5を観察照明光投影用の第1照明光学系の光軸上に配置
する。そして、キセノンランプ15を点灯して、照明光
を第2照明光学系を介して対物レンズ13から眼底Ef
に照射する。この際、眼底Efには可視波長フィルター
の作用により、400nm〜700nmの可視光が照射
される。この照射により眼底Efで反射した反射光が対
物レンズ13、斜設穴あきミラー12、乱視補正レンズ
17、視度補正レンズ18、変倍レンズ19、合焦レン
ズ20を介して第1受光部27に案内されて、第1受光
部27に可視光によるカラー又は白黒の眼底像が結像さ
れる。
【0027】また、可視蛍光による場合には、バンドパ
スフィルター5を可視蛍光用エキサイターフィルターと
するとともに、第1光路に可視蛍光用のバリアフィルタ
ーを可視蛍光用エキサイターフィルターの照明光学系へ
の挿入動作に連動させて挿入する。さらに、赤外光によ
る場合には、バンドパスフィルター5を赤外透過フィル
ターに代えれば、第1受光部27赤外光による眼底像が
結像される。 〔赤外蛍光による眼底撮影〕被検眼Eの眼底Efを赤外
蛍光の観察撮影光により眼底を撮影する場合には、クイ
ックリターンミラー29を観察光学系の光軸上に実線の
如く配置するととともに、バンドパスフィルター5に
は、図3に示した波長域が700nm〜800nmでピ
ークが750nmのエキサイターフィルターを用いて、
このバンドパスフィルター5を観察照明光投影用の第1
照明光学系の光軸上に配置する。
スフィルター5を可視蛍光用エキサイターフィルターと
するとともに、第1光路に可視蛍光用のバリアフィルタ
ーを可視蛍光用エキサイターフィルターの照明光学系へ
の挿入動作に連動させて挿入する。さらに、赤外光によ
る場合には、バンドパスフィルター5を赤外透過フィル
ターに代えれば、第1受光部27赤外光による眼底像が
結像される。 〔赤外蛍光による眼底撮影〕被検眼Eの眼底Efを赤外
蛍光の観察撮影光により眼底を撮影する場合には、クイ
ックリターンミラー29を観察光学系の光軸上に実線の
如く配置するととともに、バンドパスフィルター5に
は、図3に示した波長域が700nm〜800nmでピ
ークが750nmのエキサイターフィルターを用いて、
このバンドパスフィルター5を観察照明光投影用の第1
照明光学系の光軸上に配置する。
【0028】一方、被検者にICGすなわちインドシア
ニングリーンを注射する。この注射後、数秒〜10数秒
でインドシアニングリーンが眼底Efの血管に循環し始
める。 この際、キセノンランプ15を点灯して、照明
光を観察照明光学系を介して対物レンズ13から眼底E
fに照射する。この際、眼底Efにはエキサイターフィ
ルターの作用により700nm〜800nmの光が照射
される。この照射により眼底Efの血管内のICGが7
00nm〜800nmの光を吸収して励起されて赤外蛍
光を発する。このようにして励起された赤外蛍光が対物
レンズ13、斜設穴あきミラー12、乱視補正レンズ1
7、視度補正レンズ18、変倍レンズ19、合焦レンズ
20、バリアフィルター30及び反射ミラー31を介し
て第2受光部28に案内され、第2受光部28には赤外
蛍光による眼底血管像が結像することになる。この際、
バリアフィルター30により、820nm〜900nm
でピークが850nmの赤外光を第2受光部28に案内
する。
ニングリーンを注射する。この注射後、数秒〜10数秒
でインドシアニングリーンが眼底Efの血管に循環し始
める。 この際、キセノンランプ15を点灯して、照明
光を観察照明光学系を介して対物レンズ13から眼底E
fに照射する。この際、眼底Efにはエキサイターフィ
ルターの作用により700nm〜800nmの光が照射
される。この照射により眼底Efの血管内のICGが7
00nm〜800nmの光を吸収して励起されて赤外蛍
光を発する。このようにして励起された赤外蛍光が対物
レンズ13、斜設穴あきミラー12、乱視補正レンズ1
7、視度補正レンズ18、変倍レンズ19、合焦レンズ
20、バリアフィルター30及び反射ミラー31を介し
て第2受光部28に案内され、第2受光部28には赤外
蛍光による眼底血管像が結像することになる。この際、
バリアフィルター30により、820nm〜900nm
でピークが850nmの赤外光を第2受光部28に案内
する。
【0029】この様な図1の眼底カメラにおいて、本願
発明は、図5に示したように、観察光学系の第1撮影光
学系の第1光路C1上にバリアフィルター32を挿脱自
在に設けた例を示したものである。このバリアフィルタ
ー32は、図7に示すように、520nm〜640nm
の透過波長域で570nmをピークとする可視蛍光を透
過するものを用いる。なお、本実施例及び以下に示す実
施例では反射ミラー31の図示を省略してある。
発明は、図5に示したように、観察光学系の第1撮影光
学系の第1光路C1上にバリアフィルター32を挿脱自
在に設けた例を示したものである。このバリアフィルタ
ー32は、図7に示すように、520nm〜640nm
の透過波長域で570nmをピークとする可視蛍光を透
過するものを用いる。なお、本実施例及び以下に示す実
施例では反射ミラー31の図示を省略してある。
【0030】この場合には、観察照明光投影用の第1照
明光学系のバンドパスフィルター5は、図6に示すよう
に、470nm〜520nmの透過波長域で490nm
をピークとするエキサイターフィルターを用いる。
明光学系のバンドパスフィルター5は、図6に示すよう
に、470nm〜520nmの透過波長域で490nm
をピークとするエキサイターフィルターを用いる。
【0031】本実施例の場合には、被検者にフルオレセ
イン蛍光剤を注射して撮影する、通常の可視蛍光による
眼底血管像の撮影を行うことができると共に、赤外蛍光
による眼底血管像の撮影も行うことができる。 <第2,3実施例>図8は本発明の第2実施例を示し、
図9は本発明の第3実施例を示したものである。これら
の両実施例は、第1,第2実施例のバンドパスフィルタ
ー5に用いるエキサイターフィルターの波長域の他の例
を示したものである。
イン蛍光剤を注射して撮影する、通常の可視蛍光による
眼底血管像の撮影を行うことができると共に、赤外蛍光
による眼底血管像の撮影も行うことができる。 <第2,3実施例>図8は本発明の第2実施例を示し、
図9は本発明の第3実施例を示したものである。これら
の両実施例は、第1,第2実施例のバンドパスフィルタ
ー5に用いるエキサイターフィルターの波長域の他の例
を示したものである。
【0032】図8に示した波長域のエキサイターフィル
ターは、図3及び図6に示したエキサイターフィルター
の両特性を有する。これにより可視蛍光と赤外蛍光の同
時観察撮影が可能である。
ターは、図3及び図6に示したエキサイターフィルター
の両特性を有する。これにより可視蛍光と赤外蛍光の同
時観察撮影が可能である。
【0033】また、図9に示した波長域のエキサイター
フィルターは、図2に示した可視波長フィルターの特性
と図3に示したエキサイターフィルターの特性の両方を
有する。このフィルターを用いた場合も、可視蛍光と赤
外蛍光の同時観察撮影が可能である。
フィルターは、図2に示した可視波長フィルターの特性
と図3に示したエキサイターフィルターの特性の両方を
有する。このフィルターを用いた場合も、可視蛍光と赤
外蛍光の同時観察撮影が可能である。
【0034】なお、以下の実施例でも第1〜第3実施例
に示したバンドパスフィルター5を適宜組み合わせて使
用する。 <第4実施例>図10は、本発明の第4実施例を示した
ものである。
に示したバンドパスフィルター5を適宜組み合わせて使
用する。 <第4実施例>図10は、本発明の第4実施例を示した
ものである。
【0035】本実施例は、図1におけるピント板22か
ら接眼レンズ25までを省略するとともに、ピント板2
2の位置に可視蛍光撮影用の受光部27’を設けて、第
1受光部27は白黒撮影のみを行うようにしたものであ
る。 <第5実施例>図11は、本発明の第5実施例を示した
ものである。
ら接眼レンズ25までを省略するとともに、ピント板2
2の位置に可視蛍光撮影用の受光部27’を設けて、第
1受光部27は白黒撮影のみを行うようにしたものであ
る。 <第5実施例>図11は、本発明の第5実施例を示した
ものである。
【0036】本実施例は、第1実施例におけるクイック
リターンミラー29を、赤外蛍光を反射して可視光を透
過するコーティングがなされたダイクロイックミラー3
3に代えた例を示したものである。このダイクロイック
ミラー33(反射光分離手段)は、700nmまでの可
視光を透過し、700nm以上の光を反射する特性を有
する。
リターンミラー29を、赤外蛍光を反射して可視光を透
過するコーティングがなされたダイクロイックミラー3
3に代えた例を示したものである。このダイクロイック
ミラー33(反射光分離手段)は、700nmまでの可
視光を透過し、700nm以上の光を反射する特性を有
する。
【0037】本実施例によれば、上述した可視光による
眼底撮影と赤外蛍光による眼底血管像の両方の同時観察
及び同時撮影を行うことができる。
眼底撮影と赤外蛍光による眼底血管像の両方の同時観察
及び同時撮影を行うことができる。
【0038】なお、本実施例では、ダイクロイックミラ
ー33から第1受光部27までが観察光学系の第2撮影
光学系の第1光路C1となり、ダイクロイックミラー3
3から第2受光部28までが第2光路C2となる。
ー33から第1受光部27までが観察光学系の第2撮影
光学系の第1光路C1となり、ダイクロイックミラー3
3から第2受光部28までが第2光路C2となる。
【0039】本実施例によれば、上述した可視光による
眼底撮影と赤外蛍光による眼底血管像の両方の同時観察
及び同時撮影を行うことができる。 <第6実施例>図12は、第5実施例において、第1光
路C1に第2実施例に示したバリアフィルター32を挿
脱自在に設けた例を示したものである。 <第7実施例>図13は、第6実施例(図12参照)に
おけるバリアフィルター32を省略するとともに、ダイ
クロイックミラー33を赤外蛍光の波長を反射する機能
と可視光を透過する機能を持たせた特性のものにする。
すなわち、本実施例では、ダイクロイックミラー33
は、図4にしたように透過波長域が820nm〜900
nmでピークが850nmの赤外蛍光を反射するバリア
フィルター30の機能と、700nmまでの可視光を透
過する可視波長フィルターの機能を有する。 <第8実施例>図14は、第6実施例(図12参照)に
おけるバリアフィルター30,32を省略するととも
に、ダイクロイックミラー33を赤外蛍光の波長を反射
する機能と可視蛍光を透過する機能を持たせた特性のも
のにする。すなわち、本実施例では、ダイクロイックミ
ラー33は、図4に示すように透過波長域が820nm
〜900nmでピークが850nmの赤外蛍光を反射す
るバリアフィルター30の機能と、図7に示したように
波長域が520nm〜640nmでピークが570nm
の可視蛍光を透過するバリアフィルター32の機能とを
有する。 <第9実施例>図15はこの発明の第9実施例を示した
ものである。本実施例は、図1の眼底カメラにおいて、
本願発明は、図5に示したように、図1におけるクイッ
クリターンミラー29から第2受光部28までを省略し
て、撮影光学系に反射光分離手段としてのダイクロイッ
クミラー33、反射ミラー36,37、半透鏡38から
なる迂回光路を形成することにより、半透鏡38のみを
含むダイクロイックミラー33から第1受光部27まで
の光路を第1光路C3とすると共に、迂回光路を第2光
路C4として、バリアフィルター30と同じ特性の赤外
蛍光用のバリアフィルター34を半透鏡38と第1受光
部27との間の光路C3上に挿脱自在に設けた例を示し
たものである。
眼底撮影と赤外蛍光による眼底血管像の両方の同時観察
及び同時撮影を行うことができる。 <第6実施例>図12は、第5実施例において、第1光
路C1に第2実施例に示したバリアフィルター32を挿
脱自在に設けた例を示したものである。 <第7実施例>図13は、第6実施例(図12参照)に
おけるバリアフィルター32を省略するとともに、ダイ
クロイックミラー33を赤外蛍光の波長を反射する機能
と可視光を透過する機能を持たせた特性のものにする。
すなわち、本実施例では、ダイクロイックミラー33
は、図4にしたように透過波長域が820nm〜900
nmでピークが850nmの赤外蛍光を反射するバリア
フィルター30の機能と、700nmまでの可視光を透
過する可視波長フィルターの機能を有する。 <第8実施例>図14は、第6実施例(図12参照)に
おけるバリアフィルター30,32を省略するととも
に、ダイクロイックミラー33を赤外蛍光の波長を反射
する機能と可視蛍光を透過する機能を持たせた特性のも
のにする。すなわち、本実施例では、ダイクロイックミ
ラー33は、図4に示すように透過波長域が820nm
〜900nmでピークが850nmの赤外蛍光を反射す
るバリアフィルター30の機能と、図7に示したように
波長域が520nm〜640nmでピークが570nm
の可視蛍光を透過するバリアフィルター32の機能とを
有する。 <第9実施例>図15はこの発明の第9実施例を示した
ものである。本実施例は、図1の眼底カメラにおいて、
本願発明は、図5に示したように、図1におけるクイッ
クリターンミラー29から第2受光部28までを省略し
て、撮影光学系に反射光分離手段としてのダイクロイッ
クミラー33、反射ミラー36,37、半透鏡38から
なる迂回光路を形成することにより、半透鏡38のみを
含むダイクロイックミラー33から第1受光部27まで
の光路を第1光路C3とすると共に、迂回光路を第2光
路C4として、バリアフィルター30と同じ特性の赤外
蛍光用のバリアフィルター34を半透鏡38と第1受光
部27との間の光路C3上に挿脱自在に設けた例を示し
たものである。
【0040】なお、可視光と赤外光とは波長が異なるた
め、受光部27までの光路長が可視光と赤外光では多少
異なる。この結果、受光部27までの光路長を可視光に
合わせておくと、赤外光による眼底像に多少のピントず
れが生ずる虞があるが、上述のように迂回光路を設ける
ことにより、バリアフィルター34を光路に挿入したと
きに、赤外光による受光部27までの光路長が迂回光路
により補正される。
め、受光部27までの光路長が可視光と赤外光では多少
異なる。この結果、受光部27までの光路長を可視光に
合わせておくと、赤外光による眼底像に多少のピントず
れが生ずる虞があるが、上述のように迂回光路を設ける
ことにより、バリアフィルター34を光路に挿入したと
きに、赤外光による受光部27までの光路長が迂回光路
により補正される。
【0041】本実施例では、第1受光部27が第1実施
例と同様に可視カラー,可視白黒、赤外蛍光を撮影可能
に設けられている。なお、ダイクロイックミラー33を
クイックリターミラー29に置き換えることもできる。 <第10実施例>図16は、図15において反射光分離
手段としての半透鏡35、反射ミラー36,37、半透
鏡38からなる迂回光路を撮影光学系の光路に形成する
ことにより、半透鏡38を含む半透鏡35から第1受光
部27までの光路を観察光学系の第2撮影光学系の第1
光路C5とすると共に、迂回光路を第2光路C6とし
て、この第1光路C5にバリアフィルター32と同じ特
性の可視蛍光用のバリアフィルター39を挿脱自在に配
設し、バリアフィルター30と同じ特性の赤外蛍光用の
バリアフィルター34を第2光路C6に挿脱自在に配設
した例を示したものである。 <第11実施例>図17は、図1におけるクイックリタ
ーンミラー29から第2受光部28までを省略するとと
もに、第1受光部27の位置に第1受光部41a及び第
2受光部41bを有する固体撮像素子41を配置して、
受光光学系にクイックリターンミラー42を配設して、
このクイックリターンミラー42から第1受光部41a
までの光路を第1光路C7とし、クイックリターンミラ
ー42から第2受光部41bまでを第2光路C8とし、
第2光路C8中の反射ミラー43と第2受光部41bと
の間にバリアフィルター30と同じ特性の赤外蛍光用の
バリアフィルター44を挿脱自在に配設し、第1光路C
7中にバリアフィルター32と同じ特性の可視蛍光用の
バリアフィルター45を挿脱自在に設けたものである。 <第12実施例>図18は、第17図の実施例のクイッ
クリターンミラー42を赤外蛍光反射、可視光透過のダ
イクロイックミラー46に置き換えた例を示したもので
ある。 <第13実施例>図19は、図18の第12実施例のバ
リアフィルター44を省略するとともに、ダイクロイッ
クミラー46に可視光透過、赤外蛍光反射の機能を持た
せて、このダイクロイックミラー46に赤外蛍光のバリ
アフィルター44を兼ねさせた例を示したものである。 <第14実施例>図20は、図19の第13実施例のバ
リアフィルター45を省略するとともに、ダイクロイッ
クミラー46に可視蛍光透過、赤外蛍光反射の機能を持
たせて、このダイクロイックミラー46に赤外蛍光及び
可視蛍光のバリアフィルター44を兼ねさせた例を示し
たものである。
例と同様に可視カラー,可視白黒、赤外蛍光を撮影可能
に設けられている。なお、ダイクロイックミラー33を
クイックリターミラー29に置き換えることもできる。 <第10実施例>図16は、図15において反射光分離
手段としての半透鏡35、反射ミラー36,37、半透
鏡38からなる迂回光路を撮影光学系の光路に形成する
ことにより、半透鏡38を含む半透鏡35から第1受光
部27までの光路を観察光学系の第2撮影光学系の第1
光路C5とすると共に、迂回光路を第2光路C6とし
て、この第1光路C5にバリアフィルター32と同じ特
性の可視蛍光用のバリアフィルター39を挿脱自在に配
設し、バリアフィルター30と同じ特性の赤外蛍光用の
バリアフィルター34を第2光路C6に挿脱自在に配設
した例を示したものである。 <第11実施例>図17は、図1におけるクイックリタ
ーンミラー29から第2受光部28までを省略するとと
もに、第1受光部27の位置に第1受光部41a及び第
2受光部41bを有する固体撮像素子41を配置して、
受光光学系にクイックリターンミラー42を配設して、
このクイックリターンミラー42から第1受光部41a
までの光路を第1光路C7とし、クイックリターンミラ
ー42から第2受光部41bまでを第2光路C8とし、
第2光路C8中の反射ミラー43と第2受光部41bと
の間にバリアフィルター30と同じ特性の赤外蛍光用の
バリアフィルター44を挿脱自在に配設し、第1光路C
7中にバリアフィルター32と同じ特性の可視蛍光用の
バリアフィルター45を挿脱自在に設けたものである。 <第12実施例>図18は、第17図の実施例のクイッ
クリターンミラー42を赤外蛍光反射、可視光透過のダ
イクロイックミラー46に置き換えた例を示したもので
ある。 <第13実施例>図19は、図18の第12実施例のバ
リアフィルター44を省略するとともに、ダイクロイッ
クミラー46に可視光透過、赤外蛍光反射の機能を持た
せて、このダイクロイックミラー46に赤外蛍光のバリ
アフィルター44を兼ねさせた例を示したものである。 <第14実施例>図20は、図19の第13実施例のバ
リアフィルター45を省略するとともに、ダイクロイッ
クミラー46に可視蛍光透過、赤外蛍光反射の機能を持
たせて、このダイクロイックミラー46に赤外蛍光及び
可視蛍光のバリアフィルター44を兼ねさせた例を示し
たものである。
【0042】以上説明した実施例では、バリヤフィルタ
ーやバンドパスフィルターとが各光路上に挿脱自在なも
ので、図15に示したもの以外のものは、各光路上に固
定して使用することも可能である。
ーやバンドパスフィルターとが各光路上に挿脱自在なも
ので、図15に示したもの以外のものは、各光路上に固
定して使用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、可視光と赤外光とを被検眼の眼底に投影させる照明
光学系と、前記被検眼の眼底からの光を撮影用の受光部
に案内させる観察撮影光学系とを備え、前記観察撮影光
学系は、前記眼底からの光を前記受光部に案内する2つ
の光路を備えると共に、前記2つの光路の少なくとも一
つに配設されるバリアフィルタを備える構成としたの
で、一つの装置において赤外光による赤外蛍光撮影と、
例えば可視光や赤外光による赤外蛍光以外の観察撮影用
照明光による撮影をもできる。
は、可視光と赤外光とを被検眼の眼底に投影させる照明
光学系と、前記被検眼の眼底からの光を撮影用の受光部
に案内させる観察撮影光学系とを備え、前記観察撮影光
学系は、前記眼底からの光を前記受光部に案内する2つ
の光路を備えると共に、前記2つの光路の少なくとも一
つに配設されるバリアフィルタを備える構成としたの
で、一つの装置において赤外光による赤外蛍光撮影と、
例えば可視光や赤外光による赤外蛍光以外の観察撮影用
照明光による撮影をもできる。
【図1】本発明に係わる眼底カメラの基本的な構成の説
明図である。
明図である。
【図2】図1に示したバンドパスフィルターの波長域の
一例を示す説明図である。
一例を示す説明図である。
【図3】同じく、図1に示したバンドパスフィルターの
波長域の一例を示す説明図である。
波長域の一例を示す説明図である。
【図4】同じく、図1に示した赤外蛍光用のバリアフィ
ルターの波長域の一例を示す説明図である。
ルターの波長域の一例を示す説明図である。
【図5】第1実施例における観察光学系の第1撮影光学
系を示す構成図である。
系を示す構成図である。
【図6】同じく図5に示したバンドパスフィルターの波
長域の一例を示す説明図である。
長域の一例を示す説明図である。
【図7】同じく図5に示した可視蛍光用のバリアフィル
ターの一例を示す説明図である。
ターの一例を示す説明図である。
【図8】第3実施例における図1に示したバンドパスフ
ィルターの波長域の他の例を示す説明図である。
ィルターの波長域の他の例を示す説明図である。
【図9】第4実施例における図1に示したバンドパスフ
ィルターの波長域の他の例を示す説明図である。
ィルターの波長域の他の例を示す説明図である。
【図10】第5実施例の構成を示す構成図である。
【図11】第6実施例の構成を示す構成図である。
【図12】第7実施例におけるバリアフィルターの配設
図である。
図である。
【図13】第8実施例の構成を示す構成図である。
【図14】第9実施例の構成を示す構成図である。
【図15】第10実施例の構成を示す構成図である。
【図16】第11実施例の構成を示す構成図である。
【図17】第12実施例の構成を示す構成図である。
【図18】第13実施例の構成を示す構成図である。
【図19】第14実施例の構成を示す構成図である。
【図20】第15実施例の構成を示す構成図である。
21・・・クイックリターンミラー
27・・・第1受光部
28・・・第2受光部
29・・・クイックリターンミラー
30,32・・・バリアフィルタ
33・・・ダイクロイックミラー(分離手段)
34・・・バリアフィルタ
35・・・ダイクロイックミラー(分離手段)
39・・・バリアフィルタ
41・・・固体撮像素子
41a・・・第1受光部
41b・・・第2受光部
42・・・クイックリターンミラー(分離手段)
44,45・・・バリアフィルタ
46・・・ダイクロイックミラー(分離手段)
C1,C3,C5,C7・・・第1光路
C2,C4,C6,C8・・・第2光路
Claims (3)
- 【請求項1】可視光と赤外光とを被検眼の眼底に投影さ
せる照明光学系と、前記被検眼の眼底からの光を撮影用
の受光部に案内させる観察撮影光学系とを備え、 前記観察撮影光学系は、前記眼底からの光を前記受光部
に案内する2つの光路を備えると共に、前記2つの光路
の少なくとも一つに配設されるバリアフィルタを備える
ことを特徴とする眼底カメラ。 - 【請求項2】前記眼底からの光は可視光と赤外光を分離
可能なダイクロイックミラーで前記第1光路と第2光路
に分離案内されることを特徴とする請求項1に記載の眼
底カメラ。 - 【請求項3】前記バリアフィルタは前記ダイクロイック
ミラーで分離された赤外光の光路途中に配設された赤外
蛍光用のものであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の眼底カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11251904A JP2000060800A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 眼底カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11251904A JP2000060800A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 眼底カメラ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9135606A Division JPH1043139A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 眼科装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060800A true JP2000060800A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17229695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11251904A Pending JP2000060800A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 眼底カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007522850A (ja) * | 2004-02-20 | 2007-08-16 | イメドース ゲーエムベーハー | 試験対象の画像を記録及び表現する装置及び方法 |
JP2008011983A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Ehime Univ | 眼科装置 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP11251904A patent/JP2000060800A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007522850A (ja) * | 2004-02-20 | 2007-08-16 | イメドース ゲーエムベーハー | 試験対象の画像を記録及び表現する装置及び方法 |
JP4871741B2 (ja) * | 2004-02-20 | 2012-02-08 | イメドース ゲーエムベーハー | 試験対象の画像を記録及び表現する装置及び方法 |
JP2008011983A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Ehime Univ | 眼科装置 |
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