JP2000059498A - 電話装置 - Google Patents
電話装置Info
- Publication number
- JP2000059498A JP2000059498A JP22205098A JP22205098A JP2000059498A JP 2000059498 A JP2000059498 A JP 2000059498A JP 22205098 A JP22205098 A JP 22205098A JP 22205098 A JP22205098 A JP 22205098A JP 2000059498 A JP2000059498 A JP 2000059498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- memory
- question
- telephone number
- response
- telephone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発信者の電話番号が受信者に表示されないよ
うに非通知で着信されるときに、操作性を良好にして、
不要なまたは迷惑な電話を撃退すること。 【解決手段】 非通知の発信電話番号を計数手段によっ
て計数し、その計数された着信回数が、予め定める値未
満では、複数の少回数質問を着信のたびに発信者に送出
し、発信者がすべての質問に応答したとき初めて、通話
動作を行い、1つでも質問に応答しないときに、たとえ
ば「ただいま留守にしております」という音声データを
送出して電話回線を切断する。非通知の発信電話番号が
前記予め定める値以上になったときには、複数の他の質
問を送出し、1つでも応答されないときには、電話回線
を自動的に切断する。非通知の発信電話番号に含まれる
市外番号および市内局番に基づいて、その発信者の地域
を表示する。非通知の発信電話番号の着信回数が、予め
定める値以上であるとき、擬似的な名前を付けて、また
は音声データを付けて、表示を行い、その発信電話番号
を識別して特定することができるようにする。
うに非通知で着信されるときに、操作性を良好にして、
不要なまたは迷惑な電話を撃退すること。 【解決手段】 非通知の発信電話番号を計数手段によっ
て計数し、その計数された着信回数が、予め定める値未
満では、複数の少回数質問を着信のたびに発信者に送出
し、発信者がすべての質問に応答したとき初めて、通話
動作を行い、1つでも質問に応答しないときに、たとえ
ば「ただいま留守にしております」という音声データを
送出して電話回線を切断する。非通知の発信電話番号が
前記予め定める値以上になったときには、複数の他の質
問を送出し、1つでも応答されないときには、電話回線
を自動的に切断する。非通知の発信電話番号に含まれる
市外番号および市内局番に基づいて、その発信者の地域
を表示する。非通知の発信電話番号の着信回数が、予め
定める値以上であるとき、擬似的な名前を付けて、また
は音声データを付けて、表示を行い、その発信電話番号
を識別して特定することができるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信者の電話番号
が受信者に送信される公衆電話回線サービスを利用する
電話装置に関する。
が受信者に送信される公衆電話回線サービスを利用する
電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先行技術では、予め予想される発信者の
名前と、その名前の音声データと発信者の電話番号であ
る発信電話番号とを関連付けて対応してメモリに予めス
トアしておき、着信時に電話通信によって公衆電話回線
から得られる発信電話番号を受信すると、その受信した
発信番号に対応するメモリの発信電話番号に対応する名
前を目視表示手段によって目視表示するとともに、音声
データを読出して、音声合成回路を用いてスピーカによ
って音声出力表示する。
名前と、その名前の音声データと発信者の電話番号であ
る発信電話番号とを関連付けて対応してメモリに予めス
トアしておき、着信時に電話通信によって公衆電話回線
から得られる発信電話番号を受信すると、その受信した
発信番号に対応するメモリの発信電話番号に対応する名
前を目視表示手段によって目視表示するとともに、音声
データを読出して、音声合成回路を用いてスピーカによ
って音声出力表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、予想される発信者の名前と、発信電話番号とを、メ
モリに事前に登録してストアしておかなければならず、
したがってその手間が非常に煩わしく、面倒な作業であ
り、また使用頻度を推測して効率よくメモリにストアし
ておくことは困難である。
は、予想される発信者の名前と、発信電話番号とを、メ
モリに事前に登録してストアしておかなければならず、
したがってその手間が非常に煩わしく、面倒な作業であ
り、また使用頻度を推測して効率よくメモリにストアし
ておくことは困難である。
【0004】さらに受信者が知らない相手先から電話が
発信されたとき、そのような相手先からの電話を撃退す
るための工夫がなされていない。
発信されたとき、そのような相手先からの電話を撃退す
るための工夫がなされていない。
【0005】本発明の目的は、着信者のメモリへの登録
のための手間を省くことができ、しかも発信者がたとえ
ば不明である相手先からの電話を撃退することができる
ようにした電話装置を提供することである。
のための手間を省くことができ、しかも発信者がたとえ
ば不明である相手先からの電話を撃退することができる
ようにした電話装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電話通信によ
って得られる発信電話番号を検出する検出手段と、電話
番号の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分に対
応する地域とをストアする地域メモリと、検出手段の出
力に応答し、検出された電話番号の前記一部分が表す地
域を、メモリから読出して出力する手段とを含むことを
特徴とする電話装置である。
って得られる発信電話番号を検出する検出手段と、電話
番号の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分に対
応する地域とをストアする地域メモリと、検出手段の出
力に応答し、検出された電話番号の前記一部分が表す地
域を、メモリから読出して出力する手段とを含むことを
特徴とする電話装置である。
【0007】本発明に従えば、着信時に公衆電話回線を
介して電話通信を行うことによって得られるサービスに
従い、発信者の電話番号である発信電話番号を検出手段
によって検出し、その検出した発信電話番号の少なくと
も一部分、たとえば市外番号および市内局番が、地域メ
モリに予めストアされている地域を読出し、この読出し
た地域を、出力手段によって被呼者である受信者に知ら
せることができる。出力手段は、たとえば地域を文字な
どで目視表示する陰極線管または液晶などの目視表示手
段であってもよく、または読出した地域を音声データで
音響出力する音声合成回路を備える音響出力手段などで
あってもよい。
介して電話通信を行うことによって得られるサービスに
従い、発信者の電話番号である発信電話番号を検出手段
によって検出し、その検出した発信電話番号の少なくと
も一部分、たとえば市外番号および市内局番が、地域メ
モリに予めストアされている地域を読出し、この読出し
た地域を、出力手段によって被呼者である受信者に知ら
せることができる。出力手段は、たとえば地域を文字な
どで目視表示する陰極線管または液晶などの目視表示手
段であってもよく、または読出した地域を音声データで
音響出力する音声合成回路を備える音響出力手段などで
あってもよい。
【0008】受信者が、発信者の地域を、着信した電話
に応答する前に予め知ることによって、受信者にとって
優位な立場になり、受信者が知らない地域の発信者から
の電話を受けても、的確に応答することが容易になる。
電話番号は、市外番号、市内局番および加入者番号から
成り、さらにその前に国番号などが付加される。前述の
電話番号の一部分というのは、市外番号および市内番
号、さらには国番号などを含む。
に応答する前に予め知ることによって、受信者にとって
優位な立場になり、受信者が知らない地域の発信者から
の電話を受けても、的確に応答することが容易になる。
電話番号は、市外番号、市内局番および加入者番号から
成り、さらにその前に国番号などが付加される。前述の
電話番号の一部分というのは、市外番号および市内番
号、さらには国番号などを含む。
【0009】また本発明は、電話通信によって得られる
発信電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知
するかまたは表示しないようにして非通知にするかを表
す通知/非通知信号とを検出する検出手段と、検出手段
の出力に応答し、非通知である発信電話番号の着信回数
を計数する計数手段と、発信者に送出する多回数用質問
をストアする質問メモリと、発信者が前記多回数用質問
に応答したことを検出する応答判断手段と、制御手段で
あって、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数
が予め定める値以上であるとき、質問メモリの多回数用
質問を発信者に送出し、その多回数用質問の応答が応答
判断手段によって検出されたとき、通話動作を行い、多
回数用質問の応答が応答判断手段によって検出されない
とき、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特徴
とする電話装置である。
発信電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知
するかまたは表示しないようにして非通知にするかを表
す通知/非通知信号とを検出する検出手段と、検出手段
の出力に応答し、非通知である発信電話番号の着信回数
を計数する計数手段と、発信者に送出する多回数用質問
をストアする質問メモリと、発信者が前記多回数用質問
に応答したことを検出する応答判断手段と、制御手段で
あって、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数
が予め定める値以上であるとき、質問メモリの多回数用
質問を発信者に送出し、その多回数用質問の応答が応答
判断手段によって検出されたとき、通話動作を行い、多
回数用質問の応答が応答判断手段によって検出されない
とき、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特徴
とする電話装置である。
【0010】本発明に従えば、公衆電話回線のサービス
によって着信した電話通信によって発信電話番号だけで
なく、さらにその発信電話番号を受信者に目視または音
響などによって表示して通知するか非通知にするかを表
す通知/非通知信号が含まれる。このような発信電話番
号と通知/非通知信号とが検出手段によって検出され、
さらにその非通知であることを表す信号を含む発信電話
番号の着信回数を計数手段によって計数する。質問メモ
リには、多回数用質問をストアしておき、このような多
回数用質問は、たとえば「どちら様でしょうか」、「ど
この地域から電話をかけておられますか」などであって
もよく、このような多回数用質問は、単一であってもよ
いけれども、複数種類であってもよい。
によって着信した電話通信によって発信電話番号だけで
なく、さらにその発信電話番号を受信者に目視または音
響などによって表示して通知するか非通知にするかを表
す通知/非通知信号が含まれる。このような発信電話番
号と通知/非通知信号とが検出手段によって検出され、
さらにその非通知であることを表す信号を含む発信電話
番号の着信回数を計数手段によって計数する。質問メモ
リには、多回数用質問をストアしておき、このような多
回数用質問は、たとえば「どちら様でしょうか」、「ど
この地域から電話をかけておられますか」などであって
もよく、このような多回数用質問は、単一であってもよ
いけれども、複数種類であってもよい。
【0011】応答判断手段は、非通知の発信電話番号の
着信のたびに、質問メモリにストアされている各多回数
用質問に発信者がそれぞれ順次的に応答しているかどう
かを判断する。このような多回数用質問は、非通知の発
信電話番号が着信した回数が、予め定める値N11、た
とえば5回以上であるとき、発信者に送出される。各多
回数用質問に発信者が順次的に応答し、すべての多回数
用質問に発信者が応答したとき初めて、通話動作が可能
な状態になり、公衆電話回線を通じて受信者はハンドセ
ットをオフフックして電話通信を行うことができる。
着信のたびに、質問メモリにストアされている各多回数
用質問に発信者がそれぞれ順次的に応答しているかどう
かを判断する。このような多回数用質問は、非通知の発
信電話番号が着信した回数が、予め定める値N11、た
とえば5回以上であるとき、発信者に送出される。各多
回数用質問に発信者が順次的に応答し、すべての多回数
用質問に発信者が応答したとき初めて、通話動作が可能
な状態になり、公衆電話回線を通じて受信者はハンドセ
ットをオフフックして電話通信を行うことができる。
【0012】発信者が多回数用質問の1つにでも応答し
ないことが応答判断手段によって検出されると、電話回
線がスイッチによって切断され、発信者が受信者と通話
することができない。このように受信者が知らない相手
先からの電話を自動的に撃退することができる。このよ
うな不要なまたは迷惑な電話は、たとえば多回数発信さ
れる販売セールスおよび勧誘などの電話ならびに無言電
話などが挙げられる。
ないことが応答判断手段によって検出されると、電話回
線がスイッチによって切断され、発信者が受信者と通話
することができない。このように受信者が知らない相手
先からの電話を自動的に撃退することができる。このよ
うな不要なまたは迷惑な電話は、たとえば多回数発信さ
れる販売セールスおよび勧誘などの電話ならびに無言電
話などが挙げられる。
【0013】また本発明は、電話通信によって得られる
発信電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知
するかまたは表示しないようにして非通知にするかを表
す通知/非通知信号とを検出する検出手段と、電話番号
の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分に対応す
る地域とをストアする地域メモリと、検出手段の出力に
応答し、検出された電話番号の前記一部分が表す地域
を、メモリから読出して出力する手段と、検出手段の出
力に応答し、非通知である発信電話番号の着信回数を計
数する計数手段と、発信者に送出する多回数用質問をス
トアする質問メモリと、発信者が前記多回数用質問に応
答したことを検出する応答判断手段と、制御手段であっ
て、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予
め定める値N11以上であるとき、質問メモリの多回数
用質問を発信者に送出し、その多回数用質問の応答が応
答判断手段によって検出されたとき、通話動作を行い、
多回数用質問の応答が応答判断手段によって検出されな
いとき、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特
徴とする電話装置である。
発信電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知
するかまたは表示しないようにして非通知にするかを表
す通知/非通知信号とを検出する検出手段と、電話番号
の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分に対応す
る地域とをストアする地域メモリと、検出手段の出力に
応答し、検出された電話番号の前記一部分が表す地域
を、メモリから読出して出力する手段と、検出手段の出
力に応答し、非通知である発信電話番号の着信回数を計
数する計数手段と、発信者に送出する多回数用質問をス
トアする質問メモリと、発信者が前記多回数用質問に応
答したことを検出する応答判断手段と、制御手段であっ
て、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予
め定める値N11以上であるとき、質問メモリの多回数
用質問を発信者に送出し、その多回数用質問の応答が応
答判断手段によって検出されたとき、通話動作を行い、
多回数用質問の応答が応答判断手段によって検出されな
いとき、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特
徴とする電話装置である。
【0014】本発明に従えば、発信者の地域を、発信電
話番号に基づいて、受信者は予め知ることができる。し
たがって通話動作を行う際において、優位性を得ること
ができ、安心して通話を行うことができる。また発信者
が多回数用質問に応答しないときには自動的に前述のよ
うに公衆電話回線が切断されることになり、不要なまた
は迷惑な電話に応答する必要がない。
話番号に基づいて、受信者は予め知ることができる。し
たがって通話動作を行う際において、優位性を得ること
ができ、安心して通話を行うことができる。また発信者
が多回数用質問に応答しないときには自動的に前述のよ
うに公衆電話回線が切断されることになり、不要なまた
は迷惑な電話に応答する必要がない。
【0015】また本発明は、質問メモリには、発信者に
送出する第1少回数用質問と、第2少回数用質問とをス
トアし、応答判断手段は、発信者が前記第1および第2
少回数用質問に応答したことを判断し、制御手段は、計
数された着信回数が前記予め定める値N11未満である
とき、質問メモリの第1少回数用質問を発信者に送出
し、その第1少回数用質問の応答が、応答判断手段によ
って検出されたとき、通話動作を行い、第1少回数用質
問の応答が応答判断手段によって検出されないとき、第
2少回数用質問を送出し、電話回線を切断することを特
徴とする。
送出する第1少回数用質問と、第2少回数用質問とをス
トアし、応答判断手段は、発信者が前記第1および第2
少回数用質問に応答したことを判断し、制御手段は、計
数された着信回数が前記予め定める値N11未満である
とき、質問メモリの第1少回数用質問を発信者に送出
し、その第1少回数用質問の応答が、応答判断手段によ
って検出されたとき、通話動作を行い、第1少回数用質
問の応答が応答判断手段によって検出されないとき、第
2少回数用質問を送出し、電話回線を切断することを特
徴とする。
【0016】本発明に従えば、非通知の発信電話番号の
着信回数は、多回数用質問が送出される前記予め定める
値未満では、第1少回数用質問が発信者に送出される。
発信者が1または複数の第1少回数用質問に順次的に応
答したことが応答判断手段によって検出され、すべての
第1少回数用質問に発信者が応答すると、初めて、通話
動作が可能になり、発信者が1つでも第1少回数用質問
に応答しなければ、第2少回数用質問が発信者に送出さ
れて電話回線が自動的に切断される。第1少回数用質問
は、たとえば「あなたの電話番号が通知されるように設
定してから、お掛け直し下さい」、「ただいま留守で
す」、「名前をおっしゃっていただかなければ、電話に
出られません」などであってもよい。第2少回数用質問
は、たとえば「名前をおっしゃって、お掛け直し下さ
い」などであってもよく、このようなメッセージであっ
てもよい。
着信回数は、多回数用質問が送出される前記予め定める
値未満では、第1少回数用質問が発信者に送出される。
発信者が1または複数の第1少回数用質問に順次的に応
答したことが応答判断手段によって検出され、すべての
第1少回数用質問に発信者が応答すると、初めて、通話
動作が可能になり、発信者が1つでも第1少回数用質問
に応答しなければ、第2少回数用質問が発信者に送出さ
れて電話回線が自動的に切断される。第1少回数用質問
は、たとえば「あなたの電話番号が通知されるように設
定してから、お掛け直し下さい」、「ただいま留守で
す」、「名前をおっしゃっていただかなければ、電話に
出られません」などであってもよい。第2少回数用質問
は、たとえば「名前をおっしゃって、お掛け直し下さ
い」などであってもよく、このようなメッセージであっ
てもよい。
【0017】また本発明は、複数の名前と、発信電話番
号とを対応してストアする名前/発信電話番号メモリ
と、名前を出力する出力手段とをさらに含み、制御手段
は、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予
め定める値N14以上になったとき、発信電話番号と、
名前メモリにストアされた1つの名前とを対応して、名
前/発信電話番号メモリにストアし、発信電話番号の着
信時に、名前/発信電話番号メモリにストアした名前
を、出力手段によって出力することを特徴とする。
号とを対応してストアする名前/発信電話番号メモリ
と、名前を出力する出力手段とをさらに含み、制御手段
は、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予
め定める値N14以上になったとき、発信電話番号と、
名前メモリにストアされた1つの名前とを対応して、名
前/発信電話番号メモリにストアし、発信電話番号の着
信時に、名前/発信電話番号メモリにストアした名前
を、出力手段によって出力することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、複数種類の擬似的な名前
を、不揮発性リードオンリメモリ(略称ROM)などの
メモリに予めストアしておき、非通知の発信電話番号が
予め定める値N14以上に計数されたとき、その発信電
話番号に対応して、前記ストアされた1つの名前を対応
させて名前/発信電話番号メモリにストアする。したが
ってさらにその非通知発信電話番号の電話の着信が行わ
れたとき、受信者には、その発信電話番号に対応した名
前が、前記名前/発信電話番号メモリから読出され、目
視表示または音響表示によって名前が出力手段から出力
される。こうして名前を聴取することによって、受信者
は、電話番号が受信者に非通知となっていても、その発
信電話番号を特定することができる。この名前は、たと
えば田中、佐藤などの名前であってもよく、または漫画
などの登場人物の名前などであってもよい。こうして頻
繁に受信される複数種類の各発信電話番号を個別に特定
して受信者が容易に識別することができ、さらに通話を
行う際に、優位な立場をとることができる。多回数質問
のための着信回数の予め定める値N11は、名前を対応
してストアする着信回数の予め定める値N14と同一で
あってもよいが、異なっていてもよい。
を、不揮発性リードオンリメモリ(略称ROM)などの
メモリに予めストアしておき、非通知の発信電話番号が
予め定める値N14以上に計数されたとき、その発信電
話番号に対応して、前記ストアされた1つの名前を対応
させて名前/発信電話番号メモリにストアする。したが
ってさらにその非通知発信電話番号の電話の着信が行わ
れたとき、受信者には、その発信電話番号に対応した名
前が、前記名前/発信電話番号メモリから読出され、目
視表示または音響表示によって名前が出力手段から出力
される。こうして名前を聴取することによって、受信者
は、電話番号が受信者に非通知となっていても、その発
信電話番号を特定することができる。この名前は、たと
えば田中、佐藤などの名前であってもよく、または漫画
などの登場人物の名前などであってもよい。こうして頻
繁に受信される複数種類の各発信電話番号を個別に特定
して受信者が容易に識別することができ、さらに通話を
行う際に、優位な立場をとることができる。多回数質問
のための着信回数の予め定める値N11は、名前を対応
してストアする着信回数の予め定める値N14と同一で
あってもよいが、異なっていてもよい。
【0019】名前/発信電話番号メモリには、複数の名
前をストアする前述の不揮発性リードオンリメモリと、
検出された発信電話番号に1つの名前をそれぞれ対応さ
せた組を、1または複数組ストアするランダムアクセス
メモリとの組合せから成ってもよく、または書込み可能
な不揮発性メモリによってメモリと発信電話番号とを対
応してストアする構成であってもよく、そのほかの構成
であってもよい。複数の名前を不揮発性リードオンリメ
モリに予めストアしておくことによって、受信者が、頻
繁に着信される非通知の発信電話番号毎に名前を設定し
てメモリにストアする手間が省かれ、操作性が向上され
る。
前をストアする前述の不揮発性リードオンリメモリと、
検出された発信電話番号に1つの名前をそれぞれ対応さ
せた組を、1または複数組ストアするランダムアクセス
メモリとの組合せから成ってもよく、または書込み可能
な不揮発性メモリによってメモリと発信電話番号とを対
応してストアする構成であってもよく、そのほかの構成
であってもよい。複数の名前を不揮発性リードオンリメ
モリに予めストアしておくことによって、受信者が、頻
繁に着信される非通知の発信電話番号毎に名前を設定し
てメモリにストアする手間が省かれ、操作性が向上され
る。
【0020】本発明は、複数種類の音声データと発信電
話番号とを対応してストアする音声/発信電話番号メモ
リと、音声を出力する音声出力手段とをさらに含み、制
御手段は、計数手段の出力に応答し、計数された着信回
数が予め定める値N15以上になったとき、発信電話番
号と、音声/発信電話番号メモリにストアされた1つの
種類の音声データとを対応して、音声/発信電話番号メ
モリにストアし、発信電話番号の着信時に、音声/発信
電話番号メモリにストアされた音声を、音声出力手段に
よって出力することを特徴とする。
話番号とを対応してストアする音声/発信電話番号メモ
リと、音声を出力する音声出力手段とをさらに含み、制
御手段は、計数手段の出力に応答し、計数された着信回
数が予め定める値N15以上になったとき、発信電話番
号と、音声/発信電話番号メモリにストアされた1つの
種類の音声データとを対応して、音声/発信電話番号メ
モリにストアし、発信電話番号の着信時に、音声/発信
電話番号メモリにストアされた音声を、音声出力手段に
よって出力することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、前述の名前/発信電話番
号メモリに代えて、音声/発信電話番号メモリが用いら
れる。音声データは、たとえば前述の名前を表す音声デ
ータであってもよく、不揮発性リードオンリメモリにス
トアされる。発信者から着信される非通知発信電話番号
の着信回数が予め定める値N16以上になると、その音
声データの1つが読出されて、その発信電話番号と対応
して音声/発信電話番号メモリにストアされる。これに
よってその後、発信電話番号が着信されると、音声デー
タが音声合成回路を用いて音声出力される。したがって
非通知の発信電話番号を、受信者が識別して特定するこ
とができる。
号メモリに代えて、音声/発信電話番号メモリが用いら
れる。音声データは、たとえば前述の名前を表す音声デ
ータであってもよく、不揮発性リードオンリメモリにス
トアされる。発信者から着信される非通知発信電話番号
の着信回数が予め定める値N16以上になると、その音
声データの1つが読出されて、その発信電話番号と対応
して音声/発信電話番号メモリにストアされる。これに
よってその後、発信電話番号が着信されると、音声デー
タが音声合成回路を用いて音声出力される。したがって
非通知の発信電話番号を、受信者が識別して特定するこ
とができる。
【0022】前述の名前の目視表示と、音声データの音
響出力とを同時にそれぞれ行うようにしてもよい。
響出力とを同時にそれぞれ行うようにしてもよい。
【0023】本発明は、制御手段は、電話通信中の音声
の一部を抽出して、音声/発信電話番号メモリに、音声
データとしてストアすることを特徴とする。
の一部を抽出して、音声/発信電話番号メモリに、音声
データとしてストアすることを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、音声データは、名前に代
えて、発信者からの電話通信中における音声の一部を抽
出した音声データであってもよく、たとえばその発信者
の音声の中に、「遊園地」の単語が頻繁に含まれている
とき、そのような頻出単語を、音声データとして用いる
ようにしてもよい。このような発信者の音声データは、
発信者と受信者とが通話を行ったときの会話の音声デー
タから抽出されたものであってもよく、または発信者が
前記質問に応答して、送話した音声の一部を抽出したも
のであってもよい。
えて、発信者からの電話通信中における音声の一部を抽
出した音声データであってもよく、たとえばその発信者
の音声の中に、「遊園地」の単語が頻繁に含まれている
とき、そのような頻出単語を、音声データとして用いる
ようにしてもよい。このような発信者の音声データは、
発信者と受信者とが通話を行ったときの会話の音声デー
タから抽出されたものであってもよく、または発信者が
前記質問に応答して、送話した音声の一部を抽出したも
のであってもよい。
【0025】本発明は、電話通信によって得られる発信
電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知する
かまたは表示しないようにして非通知にするかを表す通
知/非通知信号とを検出する検出手段と、検出手段の出
力に応答し、非通知である発信電話番号の着信回数を計
数する計数手段と、発信者に送出する質問をストアする
質問メモリと、予め定める暗証メッセージをストアする
暗証メッセージメモリと、発信者が前記質問に応答して
発生した暗証メッセージが、暗証メッセージメモリにス
トアされている予め定める暗証メッセージに対応してい
るかどうかを判断する応答判断手段と、制御手段であっ
て、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予
め定める値N16以上であるとき、質問メモリの質問を
発信者に送出し、応答判断手段の出力に応答し、その質
問の応答の暗証メッセージが、予め定める暗証メッセー
ジに対応しているとき、通話動作を行い、対応していな
いとき、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特
徴とする電話装置である。
電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知する
かまたは表示しないようにして非通知にするかを表す通
知/非通知信号とを検出する検出手段と、検出手段の出
力に応答し、非通知である発信電話番号の着信回数を計
数する計数手段と、発信者に送出する質問をストアする
質問メモリと、予め定める暗証メッセージをストアする
暗証メッセージメモリと、発信者が前記質問に応答して
発生した暗証メッセージが、暗証メッセージメモリにス
トアされている予め定める暗証メッセージに対応してい
るかどうかを判断する応答判断手段と、制御手段であっ
て、計数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予
め定める値N16以上であるとき、質問メモリの質問を
発信者に送出し、応答判断手段の出力に応答し、その質
問の応答の暗証メッセージが、予め定める暗証メッセー
ジに対応しているとき、通話動作を行い、対応していな
いとき、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特
徴とする電話装置である。
【0026】本発明に従えば、非通知の発信電話番号の
着信回数が、予め定める値以上であるときには、着信
を、発信者に、暗証メッセージを促すための質問を質問
メモリから読出して発信者に送出する。発信者は、その
質問に応答して、暗証メッセージを受信者に音声で知ら
せる。応答判断手段は、発信者からの暗証メッセージ
が、暗証メッセージメモリに予めストアしてある暗証メ
ッセージに対応しているかどうか、たとえば一致してい
るかどうかを判断し、対応していれば、通話動作を可能
にし、対応していなければ、電話回線を切断する。非通
話の発信電話番号で被呼者によって選ばれた発信者は、
被呼者から暗証メッセージを予め知らされており、この
ように被呼者から予め知らされている暗証メッセージを
知っている人だけが、被呼者と電話通信を行うことがで
きる。
着信回数が、予め定める値以上であるときには、着信
を、発信者に、暗証メッセージを促すための質問を質問
メモリから読出して発信者に送出する。発信者は、その
質問に応答して、暗証メッセージを受信者に音声で知ら
せる。応答判断手段は、発信者からの暗証メッセージ
が、暗証メッセージメモリに予めストアしてある暗証メ
ッセージに対応しているかどうか、たとえば一致してい
るかどうかを判断し、対応していれば、通話動作を可能
にし、対応していなければ、電話回線を切断する。非通
話の発信電話番号で被呼者によって選ばれた発信者は、
被呼者から暗証メッセージを予め知らされており、この
ように被呼者から予め知らされている暗証メッセージを
知っている人だけが、被呼者と電話通信を行うことがで
きる。
【0027】本発明は、電話通信によって得られる発信
電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知する
かまたは表示しないようにして非通知にするかを表す通
知/非通知信号とを検出する検出手段と、電話番号の少
なくとも一部分と、その少なくとも一部分に対応する地
域とをストアする地域メモリと、検出手段の出力に応答
し、検出された電話番号の前記一部分が表す地域を、メ
モリから読出して出力する手段と、検出手段の出力に応
答し、非通知である発信電話番号の着信回数を計数する
計数手段と、発信者に送出する質問をストアする質問メ
モリと、予め定める暗証メッセージをストアする暗証メ
ッセージメモリと、発信者が前記質問に応答して発生し
た暗証メッセージが、暗証メッセージメモリにストアさ
れている予め定める暗証メッセージに対応しているかど
うかを判断する応答判断手段と、制御手段であって、計
数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予め定め
る値N16以上であるとき、質問メモリの質問を発信者
に送出し、応答判断手段の出力に応答し、その質問の応
答の暗証メッセージが、予め定める暗証メッセージに対
応しているとき、通話動作を行い、対応していないと
き、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特徴と
する電話装置である。
電話番号と、受信者に発信電話番号を表示して通知する
かまたは表示しないようにして非通知にするかを表す通
知/非通知信号とを検出する検出手段と、電話番号の少
なくとも一部分と、その少なくとも一部分に対応する地
域とをストアする地域メモリと、検出手段の出力に応答
し、検出された電話番号の前記一部分が表す地域を、メ
モリから読出して出力する手段と、検出手段の出力に応
答し、非通知である発信電話番号の着信回数を計数する
計数手段と、発信者に送出する質問をストアする質問メ
モリと、予め定める暗証メッセージをストアする暗証メ
ッセージメモリと、発信者が前記質問に応答して発生し
た暗証メッセージが、暗証メッセージメモリにストアさ
れている予め定める暗証メッセージに対応しているかど
うかを判断する応答判断手段と、制御手段であって、計
数手段の出力に応答し、計数された着信回数が予め定め
る値N16以上であるとき、質問メモリの質問を発信者
に送出し、応答判断手段の出力に応答し、その質問の応
答の暗証メッセージが、予め定める暗証メッセージに対
応しているとき、通話動作を行い、対応していないと
き、電話回線を切断する制御手段とを含むことを特徴と
する電話装置である。
【0028】本発明に従えば、非通知の発信電話番号の
少なくとも一部分が表す地域が、目視表示または音響表
示などによって出力され、したがって、受信者は、この
地域を知ることによって、電話通信を行うにあたり、優
位な立場をとることができる。N11,N14,N1
5,N16は、後述の実施の形態のように相互に等しい
値であってもよいが、異なっていてもよい。
少なくとも一部分が表す地域が、目視表示または音響表
示などによって出力され、したがって、受信者は、この
地域を知ることによって、電話通信を行うにあたり、優
位な立場をとることができる。N11,N14,N1
5,N16は、後述の実施の形態のように相互に等しい
値であってもよいが、異なっていてもよい。
【0029】本発明は、音声データをストアする音声メ
モリをさらに含み、制御手段は、電話回線を切断する前
に音声データを発信者に送信することを特徴とする。
モリをさらに含み、制御手段は、電話回線を切断する前
に音声データを発信者に送信することを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、電話回線を切断するに先
立ち、音声データを発信者に送出し、これによって発信
者に対して不要なまたは迷惑な電話を被呼者である受信
者に通信しないように促すことができる。この音声デー
タは、たとえば、「あなたの電話番号が通知されるよう
に手続をしてから、お掛け直し下さい」などであっても
よい。
立ち、音声データを発信者に送出し、これによって発信
者に対して不要なまたは迷惑な電話を被呼者である受信
者に通信しないように促すことができる。この音声デー
タは、たとえば、「あなたの電話番号が通知されるよう
に手続をしてから、お掛け直し下さい」などであっても
よい。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
電話装置13の全体の構成を示すブロック図である。こ
の電話装置13は、公衆電話回線14に接続される。
電話装置13の全体の構成を示すブロック図である。こ
の電話装置13は、公衆電話回線14に接続される。
【0032】図2は、電話装置13の電話通信によって
公衆電話回線14から電話装置13に与えられる信号1
5を簡略化して示す図である。この信号15は、通信網
が電話装置13に着信があることを伝える呼出信号16
と、発信者の電話番号である発信電話番号17と、この
発信電話番号17を電話装置13の被呼者である受信者
に目視表示または音響などによって通知するかまたは通
知しないで非通知とするかを表す通知/非通知信号18
とを含み、さらに電話通信の音声信号19などを含む。
このような信号15は、アナログインタフェイスおよび
ISDN(Integrated Services Digital Network)イ
ンタフェイスなどの方式によって実現される。
公衆電話回線14から電話装置13に与えられる信号1
5を簡略化して示す図である。この信号15は、通信網
が電話装置13に着信があることを伝える呼出信号16
と、発信者の電話番号である発信電話番号17と、この
発信電話番号17を電話装置13の被呼者である受信者
に目視表示または音響などによって通知するかまたは通
知しないで非通知とするかを表す通知/非通知信号18
とを含み、さらに電話通信の音声信号19などを含む。
このような信号15は、アナログインタフェイスおよび
ISDN(Integrated Services Digital Network)イ
ンタフェイスなどの方式によって実現される。
【0033】電話装置13において公衆電話回線14か
らの図2に示される信号15は、発信で電話番号解読回
路1に与えられ、これによって信号15における発信電
話番号17および通知/非通知信号18などが検出され
るとともに、呼出信号16および音声信号19は、音声
出力制御回路2に与えられ、音声出力回路3からスピー
カ4が駆動されて音声データが出力される。発信電話番
号解読回路1によって検出された発信電話番号17は、
目視表示回路5に与えられ、これによって発信電話番号
が目視表示される。さらに発信電話番号解読回路1によ
って検出された通知/非通知信号18は、マイクロコン
ピュータなどによって実現される処理回路7に与えら
れ、ここで得られた演算結果もまた、表示回路5で目視
表示される。表示回路5は、たとえば陰極線管または液
晶などによって実現される。処理回路7には、キーボー
ドなどの操作回路10が接続される。公衆電話回線14
はまた、通話回路11はマイクロホン12に接続され
る。前述のスピーカ4とマイクロフォン20とは、ハン
ドセット21を構成する。電話通信の通話中に、発信者
および受信者の音声を録音するために、音声入力録音回
路9が設けられる。この音声入力録音回路9によって、
発信者の音声データの一部を抽出することができ、また
後述の暗証メッセージを検出することができる。
らの図2に示される信号15は、発信で電話番号解読回
路1に与えられ、これによって信号15における発信電
話番号17および通知/非通知信号18などが検出され
るとともに、呼出信号16および音声信号19は、音声
出力制御回路2に与えられ、音声出力回路3からスピー
カ4が駆動されて音声データが出力される。発信電話番
号解読回路1によって検出された発信電話番号17は、
目視表示回路5に与えられ、これによって発信電話番号
が目視表示される。さらに発信電話番号解読回路1によ
って検出された通知/非通知信号18は、マイクロコン
ピュータなどによって実現される処理回路7に与えら
れ、ここで得られた演算結果もまた、表示回路5で目視
表示される。表示回路5は、たとえば陰極線管または液
晶などによって実現される。処理回路7には、キーボー
ドなどの操作回路10が接続される。公衆電話回線14
はまた、通話回路11はマイクロホン12に接続され
る。前述のスピーカ4とマイクロフォン20とは、ハン
ドセット21を構成する。電話通信の通話中に、発信者
および受信者の音声を録音するために、音声入力録音回
路9が設けられる。この音声入力録音回路9によって、
発信者の音声データの一部を抽出することができ、また
後述の暗証メッセージを検出することができる。
【0034】処理回路7に接続された名前データメモリ
6は、たとえば不揮発性リードオンリメモリ(略称RO
M)6が接続される。このメモリ6には、人または会社
などの擬似的な名前の文字データおよび音声データがス
トアされるとともに、予め定める質問などの音声データ
ストアされる。メモリ6にはまた、発信電話番号の少な
くとも一部分、たとえば国番号、市外番号および市内局
番などによって表される地域が、それらの発信電話番号
の前記少なくとも一部分に対応してストアされる。
6は、たとえば不揮発性リードオンリメモリ(略称RO
M)6が接続される。このメモリ6には、人または会社
などの擬似的な名前の文字データおよび音声データがス
トアされるとともに、予め定める質問などの音声データ
ストアされる。メモリ6にはまた、発信電話番号の少な
くとも一部分、たとえば国番号、市外番号および市内局
番などによって表される地域が、それらの発信電話番号
の前記少なくとも一部分に対応してストアされる。
【0035】電話帳メモリ8は、ランダムアクセスメモ
リなどによって実現される。このメモリ8には、新たに
登録した発信電話番号で名前および受信済の着信記録発
信電話番号に関するデータおよび通話中に録音した名前
および音声データなどがストアされる。
リなどによって実現される。このメモリ8には、新たに
登録した発信電話番号で名前および受信済の着信記録発
信電話番号に関するデータおよび通話中に録音した名前
および音声データなどがストアされる。
【0036】図3は、メモリ6の一部の構成を示す図で
ある。発信電話番号に対応して、前述のようにその発信
電話番号の少なくとも一部分に対応した地域が、組合わ
されてストアされる。
ある。発信電話番号に対応して、前述のようにその発信
電話番号の少なくとも一部分に対応した地域が、組合わ
されてストアされる。
【0037】図4は、メモリ6の一部の構成を示す図で
ある。このメモリ6には、名前が非通知の発信電話番号
に対応して割り当てられる擬似的な名前がストアされ
る。このような名前としては、田中、佐藤、山田、鈴木
などのような代表的な名前であってもよく、または漫画
の登場人物の名前であってもよく、または会社の名前お
よびそのほかの名前などであってもよい。
ある。このメモリ6には、名前が非通知の発信電話番号
に対応して割り当てられる擬似的な名前がストアされ
る。このような名前としては、田中、佐藤、山田、鈴木
などのような代表的な名前であってもよく、または漫画
の登場人物の名前であってもよく、または会社の名前お
よびそのほかの名前などであってもよい。
【0038】図5は、メモリ8の一部の構成を示す図で
ある。メモリ8には、発信者電話番号22と、その発信
電話番号が通知/非通知であることを表すデータである
信号23、計数された着信回数24、前述の図4に関連
して述べたメモリ6にストアされて割当てられる名前2
5と、電話通信によって抽出された発信者の音声データ
26などが対応してストアされる。
ある。メモリ8には、発信者電話番号22と、その発信
電話番号が通知/非通知であることを表すデータである
信号23、計数された着信回数24、前述の図4に関連
して述べたメモリ6にストアされて割当てられる名前2
5と、電話通信によって抽出された発信者の音声データ
26などが対応してストアされる。
【0039】図6は、メモリ8の他の一部の構成を示す
図である。メモリ8にはまた、通話中に抽出された発信
者の音声データなどがストアされるとともに、さらに後
述の質問などの音声データストアされる。質問などの音
声データは、メモリ6にストアされてもよい。
図である。メモリ8にはまた、通話中に抽出された発信
者の音声データなどがストアされるとともに、さらに後
述の質問などの音声データストアされる。質問などの音
声データは、メモリ6にストアされてもよい。
【0040】図7は、処理回路7の動作を説明するため
のフローチャートである。ステップs1からステップs
2に移り、電話装置13の発信電話番号解読回路1に公
衆電話回線14から信号15が与えられると、その呼出
信号16に応答して、ステップs3では、発信電話番号
17が解読される。ステップs4では、その発信電話番
号に対応した着信回数が、メモリ8において、図5を参
照して前述した参照符24のように、計数されてストア
される。ステップs5では、発信電話番号17に基づい
て、メモリ6において図3に関連して前述したように、
地域が検出され、表示回路5において目視表示されると
ともに、音声出力回路3に備えられた音声合成回路の働
きによって、スピーカ4から音響出力表示される。
のフローチャートである。ステップs1からステップs
2に移り、電話装置13の発信電話番号解読回路1に公
衆電話回線14から信号15が与えられると、その呼出
信号16に応答して、ステップs3では、発信電話番号
17が解読される。ステップs4では、その発信電話番
号に対応した着信回数が、メモリ8において、図5を参
照して前述した参照符24のように、計数されてストア
される。ステップs5では、発信電話番号17に基づい
て、メモリ6において図3に関連して前述したように、
地域が検出され、表示回路5において目視表示されると
ともに、音声出力回路3に備えられた音声合成回路の働
きによって、スピーカ4から音響出力表示される。
【0041】ステップs6では、信号15に含まれる通
知/非通知信号が通知を表す信号であるかどうかが判断
され、その判断結果は、メモリ8における図5に示され
る通知/非通知信号23としてストアされる。発信電話
番号が通知であることが判断されると、ステップs7に
移り、発信電話番号および着信回数が表示手段5によっ
て表示される。ステップs8では、メモリ8の図5に関
連して前述した発信電話番号22として登録済みの電話
番号と一致するかどうかが判断される。一致すれば、ス
テップs9に移り、メモリ8にストアされている着信回
数および音声データ26をスピーカ4によって発声出力
する。ステップs10では、ハンドセット21を受信者
が取上げてオフフックし、通話することができる。こう
してステップs11では、一連の動作を終了する。
知/非通知信号が通知を表す信号であるかどうかが判断
され、その判断結果は、メモリ8における図5に示され
る通知/非通知信号23としてストアされる。発信電話
番号が通知であることが判断されると、ステップs7に
移り、発信電話番号および着信回数が表示手段5によっ
て表示される。ステップs8では、メモリ8の図5に関
連して前述した発信電話番号22として登録済みの電話
番号と一致するかどうかが判断される。一致すれば、ス
テップs9に移り、メモリ8にストアされている着信回
数および音声データ26をスピーカ4によって発声出力
する。ステップs10では、ハンドセット21を受信者
が取上げてオフフックし、通話することができる。こう
してステップs11では、一連の動作を終了する。
【0042】ステップs6において発信電話番号17の
通知/非通知信号18が非通知であることが判断される
と、ステップs12に移り、受信者には、着信音と、非
通知であるこを表すデータとが交互にスピーカ4によっ
て音響出力される。着信音は、たとえば「リリン、リリ
ン」などである。非通知データは、発信電話番号17が
非通知であることを表す「この発信者は匿名です」、ま
たは発信者番号17が受信者に送信されない公衆電話で
あることを表す「公衆電話からです」などであってもよ
く、またそのような発信電話番号が通知/非通知を選択
することができる。公衆電話回線網のサービス圏外であ
ることを表す音声データなどであってもよい。このよう
な着信音と通知データとは、交互に予め定める複数回、
送出される。前述のステップs8において、メモリ8に
図5に示されるように発信電話番号が登録されていない
と判断されたときにもまた、そのステップs8からステ
ップs12に移る。
通知/非通知信号18が非通知であることが判断される
と、ステップs12に移り、受信者には、着信音と、非
通知であるこを表すデータとが交互にスピーカ4によっ
て音響出力される。着信音は、たとえば「リリン、リリ
ン」などである。非通知データは、発信電話番号17が
非通知であることを表す「この発信者は匿名です」、ま
たは発信者番号17が受信者に送信されない公衆電話で
あることを表す「公衆電話からです」などであってもよ
く、またそのような発信電話番号が通知/非通知を選択
することができる。公衆電話回線網のサービス圏外であ
ることを表す音声データなどであってもよい。このよう
な着信音と通知データとは、交互に予め定める複数回、
送出される。前述のステップs8において、メモリ8に
図5に示されるように発信電話番号が登録されていない
と判断されたときにもまた、そのステップs8からステ
ップs12に移る。
【0043】ステップs13では、メモリ8にストアさ
れている発信電話番号22の着信回数24が、予め定め
る値N11(たとえば5)以上であるかが判断される。
着信回数24が前記値N11未満であれば、次の図8の
ステップs14に移り、また前記値N11以上であれ
ば、図9のステップs23に移る。
れている発信電話番号22の着信回数24が、予め定め
る値N11(たとえば5)以上であるかが判断される。
着信回数24が前記値N11未満であれば、次の図8の
ステップs14に移り、また前記値N11以上であれ
ば、図9のステップs23に移る。
【0044】図8は、処理回路7の動作の一部を示すフ
ローチャートである。前述の図7におけるステップs1
3において、着信回数24が前記値N11未満であるこ
とが判断されると、ステップs14に移り、公衆電話回
線14が捕捉され、通話が可能な電話通信状態になる。
ステップs15では、メモリ8から図6に関連して述べ
た音声データのうち、複数N12の第1少回数用質問q
1〜qN12を発信者の応答のたび毎に順次的に読出し
て通話回路11から公衆電話回線14を介して発信者に
送出する。すなわちステップs15では、最初の第1少
回数用質問q1を、発信者に送出し、ステップs16で
は、その質問q1に対する発信者からの応答があったか
どうかが、通話回路11を介する処理回路7で判断され
る。発信者からの応答があったときには、ステップs1
7に移り、次の第1少回数用質問q2が発信者に送出さ
れ、ステップs18では、その質問q2に発信者が応答
したかどうかが判断される。このようにして第1少回数
用質問qiが、その質問のたび毎に1ずつ順番にインク
リメントされ、発信者が応答することによって、予め定
める値N12まで、異なる質問が順次的に送出される。
こうしてすべてN12の第1少回数用質問q1〜qN1
2の質問に発信者が応答したと判断されたとき、ステッ
プs20に移り、音声入力録音回路9によって通話録音
モードに移る。発信者が第1少回数用質問q1〜qN1
2の1つでも応答しなかったときには、ステップs1
6,s18からステップs21に移り、第2少回数用質
問が発信者に送出される。この第2少回数用質問は、発
信者との通話を受信者が断る、いわば「お断りメッセー
ジ」であってもよく、たとえば前述のように「あなたの
電話番号が通知となるように手続をしてから、お掛け直
し下さい」などであってもよい。この第2少回数用質問
は、1または複数であってもよい。ステップs20,s
21からは次に、図7のステップs11に移り、一連の
動作を終了する。ステップs21においては、第2少回
数用質問を発信者に送出した後、電話回線を、通話回路
11によって自動的に遮断する。
ローチャートである。前述の図7におけるステップs1
3において、着信回数24が前記値N11未満であるこ
とが判断されると、ステップs14に移り、公衆電話回
線14が捕捉され、通話が可能な電話通信状態になる。
ステップs15では、メモリ8から図6に関連して述べ
た音声データのうち、複数N12の第1少回数用質問q
1〜qN12を発信者の応答のたび毎に順次的に読出し
て通話回路11から公衆電話回線14を介して発信者に
送出する。すなわちステップs15では、最初の第1少
回数用質問q1を、発信者に送出し、ステップs16で
は、その質問q1に対する発信者からの応答があったか
どうかが、通話回路11を介する処理回路7で判断され
る。発信者からの応答があったときには、ステップs1
7に移り、次の第1少回数用質問q2が発信者に送出さ
れ、ステップs18では、その質問q2に発信者が応答
したかどうかが判断される。このようにして第1少回数
用質問qiが、その質問のたび毎に1ずつ順番にインク
リメントされ、発信者が応答することによって、予め定
める値N12まで、異なる質問が順次的に送出される。
こうしてすべてN12の第1少回数用質問q1〜qN1
2の質問に発信者が応答したと判断されたとき、ステッ
プs20に移り、音声入力録音回路9によって通話録音
モードに移る。発信者が第1少回数用質問q1〜qN1
2の1つでも応答しなかったときには、ステップs1
6,s18からステップs21に移り、第2少回数用質
問が発信者に送出される。この第2少回数用質問は、発
信者との通話を受信者が断る、いわば「お断りメッセー
ジ」であってもよく、たとえば前述のように「あなたの
電話番号が通知となるように手続をしてから、お掛け直
し下さい」などであってもよい。この第2少回数用質問
は、1または複数であってもよい。ステップs20,s
21からは次に、図7のステップs11に移り、一連の
動作を終了する。ステップs21においては、第2少回
数用質問を発信者に送出した後、電話回線を、通話回路
11によって自動的に遮断する。
【0045】図9は、処理回路7の動作の他の一部を説
明するためのフローチャートである。前述の図7におけ
るステップs13において発信電話番号22の着信回数
24が、予め定める値N11以上であるとき、そのステ
ップs13から、図9のステップs23に移る。ステッ
プs23では、非通知の発信電話番号22の着信回数2
4が上述のように前記値N11以上であるとき、ステッ
プs23において、メモリ6に図4に関連して前述した
1つの名前を順次的に読出して図5における参照符25
で示される名前としてストアする。さらにこの名前に対
応して図6に関連して前述したメモリ8の音声データ
を、図5の参照符26に示される音声データとしてスト
アする。こうして得られた名前は、表示回路5において
目視表示され、また音声データ26はスピーカ4から音
響出力される。こうしてステップs25では、表示回路
5によって名前を目視表示し、ステップs26ではスピ
ーカ4によって音響データを出力して音響表示を行う。
明するためのフローチャートである。前述の図7におけ
るステップs13において発信電話番号22の着信回数
24が、予め定める値N11以上であるとき、そのステ
ップs13から、図9のステップs23に移る。ステッ
プs23では、非通知の発信電話番号22の着信回数2
4が上述のように前記値N11以上であるとき、ステッ
プs23において、メモリ6に図4に関連して前述した
1つの名前を順次的に読出して図5における参照符25
で示される名前としてストアする。さらにこの名前に対
応して図6に関連して前述したメモリ8の音声データ
を、図5の参照符26に示される音声データとしてスト
アする。こうして得られた名前は、表示回路5において
目視表示され、また音声データ26はスピーカ4から音
響出力される。こうしてステップs25では、表示回路
5によって名前を目視表示し、ステップs26ではスピ
ーカ4によって音響データを出力して音響表示を行う。
【0046】さらにステップs27以降では、発信者
に、複数N13の種類の多回数用質問p1〜pN13
を、発信者によって応答されるたびに、順番に送出す
る。すなわちステップs27では多回数用質問p1を送
出し、発信者がステップs28で応答したことが判断さ
れると、次のステップs29では、次の質問p2が発信
者に送出される。発信者が質問p2に応答すると、その
ことがステップs30で判断され、こうして質問pjが
1ずつ順次的に応答のたび毎にインクリメントされる。
すべての多回数用質問pN13が送出されてその音が判
断されると、ステップs32に移る。ここでは音声入力
録音回路9において発信者の音声データがストアされ、
ステップs33において通話が行われる。多回数用質問
p1〜pN13のうちの1つでも発信者が応答しなけれ
ば、ステップs28,s30からステップs34に移
り、電話回線を自動的に切断する。この図9のステップ
s33,34からは、図7のステップs11に移る。
に、複数N13の種類の多回数用質問p1〜pN13
を、発信者によって応答されるたびに、順番に送出す
る。すなわちステップs27では多回数用質問p1を送
出し、発信者がステップs28で応答したことが判断さ
れると、次のステップs29では、次の質問p2が発信
者に送出される。発信者が質問p2に応答すると、その
ことがステップs30で判断され、こうして質問pjが
1ずつ順次的に応答のたび毎にインクリメントされる。
すべての多回数用質問pN13が送出されてその音が判
断されると、ステップs32に移る。ここでは音声入力
録音回路9において発信者の音声データがストアされ、
ステップs33において通話が行われる。多回数用質問
p1〜pN13のうちの1つでも発信者が応答しなけれ
ば、ステップs28,s30からステップs34に移
り、電話回線を自動的に切断する。この図9のステップ
s33,34からは、図7のステップs11に移る。
【0047】本発明の実施の他の形態では、ステップs
25における表示回路5による目視表示、またはステッ
プs26におけるスピーカ4による音響表示のいずれか
一方だけが行われるようにしてもよい。スピーカ4によ
る音響表示が行われることによって、受信者は、本件電
話装置13の表示回路5の近傍にまでその表示内容を見
に行く必要がなく、使い勝手が良好であり、特にこのこ
とは、夜間などにおいて好都合である。
25における表示回路5による目視表示、またはステッ
プs26におけるスピーカ4による音響表示のいずれか
一方だけが行われるようにしてもよい。スピーカ4によ
る音響表示が行われることによって、受信者は、本件電
話装置13の表示回路5の近傍にまでその表示内容を見
に行く必要がなく、使い勝手が良好であり、特にこのこ
とは、夜間などにおいて好都合である。
【0048】図10は、本発明の実施の他の形態におけ
る処理回路7の一部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。図10の動作は、図9のステップs27〜
s33の動作に代えて実行される。ステップr1におい
て、発信者には、メモリ8の図6に関連して前述した音
声データのうち、発信者が暗証メッセージを知らせるこ
とを促す質問が読出されて、公衆電話回線14を介して
発信者に送出される。ステップr2では、発信者から送
出された暗証メッセージが、メモリ8において図6に関
連して述べた予め定める暗証メッセージと一致している
かどうかが判断され、一致していれば、ステップr3に
おいて通話が可能な状態になる。発信者からの暗証メッ
セージが、メモリ8にストアされた暗証メッセージと不
一致であれば、ステップr4において言わば「お断りメ
ッセージ」が送出され、ステップr6において公衆電話
回線が通話回路11において自動的に切断される。ステ
ップr4の「お断りメッセージ」は、たとえば「暗証メ
ッセージを確認してから、お掛け直し下さい」などの質
問またはメッセージなどであってもよい。本発明の実施
のさらに他の形態では、図5において非通知の発信電話
番号22に対応して参照符26に個別的にストアされた
暗証メッセージであってもよく、このように非通知の発
信電話番号22に個別的に対応した暗証メッセージが、
ステップr2において、発信者から送出された暗証メッ
セージと比較されることによって、不要な、または迷惑
な電話の通話を回避して、そのような電話の撃退を確実
にすることができる。
る処理回路7の一部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。図10の動作は、図9のステップs27〜
s33の動作に代えて実行される。ステップr1におい
て、発信者には、メモリ8の図6に関連して前述した音
声データのうち、発信者が暗証メッセージを知らせるこ
とを促す質問が読出されて、公衆電話回線14を介して
発信者に送出される。ステップr2では、発信者から送
出された暗証メッセージが、メモリ8において図6に関
連して述べた予め定める暗証メッセージと一致している
かどうかが判断され、一致していれば、ステップr3に
おいて通話が可能な状態になる。発信者からの暗証メッ
セージが、メモリ8にストアされた暗証メッセージと不
一致であれば、ステップr4において言わば「お断りメ
ッセージ」が送出され、ステップr6において公衆電話
回線が通話回路11において自動的に切断される。ステ
ップr4の「お断りメッセージ」は、たとえば「暗証メ
ッセージを確認してから、お掛け直し下さい」などの質
問またはメッセージなどであってもよい。本発明の実施
のさらに他の形態では、図5において非通知の発信電話
番号22に対応して参照符26に個別的にストアされた
暗証メッセージであってもよく、このように非通知の発
信電話番号22に個別的に対応した暗証メッセージが、
ステップr2において、発信者から送出された暗証メッ
セージと比較されることによって、不要な、または迷惑
な電話の通話を回避して、そのような電話の撃退を確実
にすることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、発信電話番
号に基づいてその発信者の地域を知ることができる。し
たがって受信者にとって優位な立場になり、発信者に対
して的確に応答することが容易になる。したがって受信
者が知らない相手先からの電話を撃退することが容易で
ある。
号に基づいてその発信者の地域を知ることができる。し
たがって受信者にとって優位な立場になり、発信者に対
して的確に応答することが容易になる。したがって受信
者が知らない相手先からの電話を撃退することが容易で
ある。
【0050】請求項2の本発明によれば、非通知の発信
電話番号が着信されたときには、その着信回数を計数
し、着信回数が予め定める値N11以上であるときに
は、多回数用質問を発信者に音声で送出する。発信者が
多回数用質問の1つにでも応答しないとき、電話回線を
切断する。このようにして容易な操作で、不要な、また
は迷惑な電話を撃退することができる。
電話番号が着信されたときには、その着信回数を計数
し、着信回数が予め定める値N11以上であるときに
は、多回数用質問を発信者に音声で送出する。発信者が
多回数用質問の1つにでも応答しないとき、電話回線を
切断する。このようにして容易な操作で、不要な、また
は迷惑な電話を撃退することができる。
【0051】請求項3の本発明によれば、非通知の発信
電話番号に基づいて発信者の地域を知ることができ、ま
た着信回数が多いときには多回数用質問を発信者に送出
し、その多回数用質問に応答しないとき、電話回線を切
断し、不要なまたは迷惑な電話に応答する必要がなくな
る。
電話番号に基づいて発信者の地域を知ることができ、ま
た着信回数が多いときには多回数用質問を発信者に送出
し、その多回数用質問に応答しないとき、電話回線を切
断し、不要なまたは迷惑な電話に応答する必要がなくな
る。
【0052】請求項4の本発明によれば、非通知の発信
電話番号の着信回数が少ないとき、第1少回数用質問を
発信者に音声で送出し、1つでも第1少回数用質問に応
答しなければ電話回線を自動的に切断する。回線の切断
前には、第2少回数用質問またはメッセージを送出す
る。このようにして不要なまたは迷惑な電話に応答する
必要がなくなる。
電話番号の着信回数が少ないとき、第1少回数用質問を
発信者に音声で送出し、1つでも第1少回数用質問に応
答しなければ電話回線を自動的に切断する。回線の切断
前には、第2少回数用質問またはメッセージを送出す
る。このようにして不要なまたは迷惑な電話に応答する
必要がなくなる。
【0053】請求項5の本発明によれば、非通知の発信
電話番号の着信回数が予め定める値N14以上であると
き、擬似的な名前を目視表示または音響表示し、発信者
を特定することができる。
電話番号の着信回数が予め定める値N14以上であると
き、擬似的な名前を目視表示または音響表示し、発信者
を特定することができる。
【0054】請求項6の本発明によれば、名前を音声で
出力することによって、名前を見るために電話装置の表
示手段の近傍に行く必要はなく、操作性が良好であり、
このことは特に夜間の就寝中などにおいて好都合であ
る。
出力することによって、名前を見るために電話装置の表
示手段の近傍に行く必要はなく、操作性が良好であり、
このことは特に夜間の就寝中などにおいて好都合であ
る。
【0055】請求項7の本発明によれば、音声データ
は、前述の名前であってもよいけれども、そのほか発信
者の通話中における音声の中に含まれる頻出単語などで
あってもよく、これによって知らない発信者を容易に特
定することができる。
は、前述の名前であってもよいけれども、そのほか発信
者の通話中における音声の中に含まれる頻出単語などで
あってもよく、これによって知らない発信者を容易に特
定することができる。
【0056】請求項8の本発明によれば、暗証メッセー
ジを発信者に予め知らせておき、発信者の発信時に、そ
の暗証メッセージにたとえば一致しているかどうかなど
の関係があるとき、通話を可能にする。これによって知
らない発信者との通話を行う必要がなくなる。
ジを発信者に予め知らせておき、発信者の発信時に、そ
の暗証メッセージにたとえば一致しているかどうかなど
の関係があるとき、通話を可能にする。これによって知
らない発信者との通話を行う必要がなくなる。
【0057】請求項9の本発明によれば、発信者の電話
番号に基づく地域を受信者が知ることによって、通話に
あたり優位な立場をとることができる。これによって不
要なまたは迷惑な電話の撃退が容易である。
番号に基づく地域を受信者が知ることによって、通話に
あたり優位な立場をとることができる。これによって不
要なまたは迷惑な電話の撃退が容易である。
【0058】請求項10の本発明によれば、電話回線を
切断するに先立ち、音声データを発信者に送出すること
によって、発信者に対して通話を希望するための準備を
行わせることなどができ、または突然に公衆電話回線が
切断されて発信者に不快感を与えることを抑制すること
ができる。
切断するに先立ち、音声データを発信者に送出すること
によって、発信者に対して通話を希望するための準備を
行わせることなどができ、または突然に公衆電話回線が
切断されて発信者に不快感を与えることを抑制すること
ができる。
【図1】本発明の実施の一形態の電話装置13の全体の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】電話装置13の電話通信によって公衆電話回線
14から電話装置13に与えられる信号15を簡略化し
て示す図である。
14から電話装置13に与えられる信号15を簡略化し
て示す図である。
【図3】メモリ6の一部の構成を示す図である。
【図4】メモリ6の一部の構成を示す図である。
【図5】メモリ8の一部の構成を示す図である。
【図6】メモリ8の他の一部の構成を示す図である。
【図7】処理回路7の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】処理回路7の動作の一部を示すフローチャート
である。
である。
【図9】処理回路7の動作の他の一部を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図10】本発明の実施の他の形態における処理回路7
の一部の動作を説明するためのフローチャートである。
の一部の動作を説明するためのフローチャートである。
1 発信電話番号解読回路 2 音声出力制御回路 3 音声出力回路 4 スピーカ 5 表示回路 6,8 メモリ 7 処理回路 9 音声入力録音回路 10 操作回路 11 通話回路 20 マイクロホン 13 電話装置 14 公衆電話回線 17 発信電話番号 18,23 通知/非通知信号 21 ハンドセット 22 発信者電話番号 24 着信回数 25 名前 26 音声データ
Claims (10)
- 【請求項1】 電話通信によって得られる発信電話番号
を検出する検出手段と、 電話番号の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分
に対応する地域とをストアする地域メモリと、 検出手段の出力に応答し、検出された電話番号の前記一
部分が表す地域を、メモリから読出して出力する手段と
を含むことを特徴とする電話装置。 - 【請求項2】 電話通信によって得られる発信電話番号
と、受信者に発信電話番号を表示して通知するかまたは
表示しないようにして非通知にするかを表す通知/非通
知信号とを検出する検出手段と、 検出手段の出力に応答し、非通知である発信電話番号の
着信回数を計数する計数手段と、 発信者に送出する多回数用質問をストアする質問メモリ
と、 発信者が前記多回数用質問に応答したことを検出する応
答判断手段と、 制御手段であって、計数手段の出力に応答し、計数され
た着信回数が予め定める値以上であるとき、質問メモリ
の多回数用質問を発信者に送出し、その多回数用質問の
応答が応答判断手段によって検出されたとき、通話動作
を行い、多回数用質問の応答が応答判断手段によって検
出されないとき、電話回線を切断する制御手段とを含む
ことを特徴とする電話装置。 - 【請求項3】 電話通信によって得られる発信電話番号
と、受信者に発信電話番号を表示して通知するかまたは
表示しないようにして非通知にするかを表す通知/非通
知信号とを検出する検出手段と、 電話番号の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分
に対応する地域とをストアする地域メモリと、 検出手段の出力に応答し、検出された電話番号の前記一
部分が表す地域を、メモリから読出して出力する手段
と、 検出手段の出力に応答し、非通知である発信電話番号の
着信回数を計数する計数手段と、 発信者に送出する多回数用質問をストアする質問メモリ
と、 発信者が前記多回数用質問に応答したことを検出する応
答判断手段と、 制御手段であって、計数手段の出力に応答し、計数され
た着信回数が予め定める値N11以上であるとき、質問
メモリの多回数用質問を発信者に送出し、その多回数用
質問の応答が応答判断手段によって検出されたとき、通
話動作を行い、多回数用質問の応答が応答判断手段によ
って検出されないとき、電話回線を切断する制御手段と
を含むことを特徴とする電話装置。 - 【請求項4】 質問メモリには、発信者に送出する第1
少回数用質問と、第2少回数用質問とをストアし、 応答判断手段は、発信者が前記第1および第2少回数用
質問に応答したことを判断し、 制御手段は、計数された着信回数が前記予め定める値N
11未満であるとき、質問メモリの第1少回数用質問を
発信者に送出し、その第1少回数用質問の応答が、応答
判断手段によって検出されたとき、通話動作を行い、第
1少回数用質問の応答が応答判断手段によって検出され
ないとき、第2少回数用質問を送出し、電話回線を切断
することを特徴とする請求項2または3記載の電話装
置。 - 【請求項5】 複数の名前と、発信電話番号とを対応し
てストアする名前/発信電話番号メモリと、 名前を出力する出力手段とをさらに含み、 制御手段は、計数手段の出力に応答し、計数された着信
回数が予め定める値N14以上になったとき、発信電話
番号と、名前メモリにストアされた1つの名前とを対応
して、名前/発信電話番号メモリにストアし、発信電話
番号の着信時に、名前/発信電話番号メモリにストアし
た名前を、出力手段によって出力することを特徴とする
請求項2または3記載の電話装置。 - 【請求項6】 複数種類の音声データと発信電話番号と
を対応してストアする音声/発信電話番号メモリと、 音声を出力する音声出力手段とをさらに含み、 制御手段は、計数手段の出力に応答し、計数された着信
回数が予め定める値N15以上になったとき、発信電話
番号と、音声/発信電話番号メモリにストアされた1つ
の種類の音声データとを対応して、音声/発信電話番号
メモリにストアし、発信電話番号の着信時に、音声/発
信電話番号メモリにストアされた音声を、音声出力手段
によって出力することを特徴とする請求項2または3記
載の電話装置。 - 【請求項7】 制御手段は、電話通信中の音声の一部を
抽出して、音声/発信電話番号メモリに、音声データと
してストアすることを特徴とする請求項6記載の電話装
置。 - 【請求項8】 電話通信によって得られる発信電話番号
と、受信者に発信電話番号を表示して通知するかまたは
表示しないようにして非通知にするかを表す通知/非通
知信号とを検出する検出手段と、 検出手段の出力に応答し、非通知である発信電話番号の
着信回数を計数する計数手段と、 発信者に送出する質問をストアする質問メモリと、 予め定める暗証メッセージをストアする暗証メッセージ
メモリと、 発信者が前記質問に応答して発生した暗証メッセージ
が、暗証メッセージメモリにストアされている予め定め
る暗証メッセージに対応しているかどうかを判断する応
答判断手段と、 制御手段であって、計数手段の出力に応答し、計数され
た着信回数が予め定める値N16以上であるとき、質問
メモリの質問を発信者に送出し、応答判断手段の出力に
応答し、その質問の応答の暗証メッセージが、予め定め
る暗証メッセージに対応しているとき、通話動作を行
い、対応していないとき、電話回線を切断する制御手段
とを含むことを特徴とする電話装置。 - 【請求項9】 電話通信によって得られる発信電話番号
と、受信者に発信電話番号を表示して通知するかまたは
表示しないようにして非通知にするかを表す通知/非通
知信号とを検出する検出手段と、 電話番号の少なくとも一部分と、その少なくとも一部分
に対応する地域とをストアする地域メモリと、 検出手段の出力に応答し、検出された電話番号の前記一
部分が表す地域を、メモリから読出して出力する手段
と、 検出手段の出力に応答し、非通知である発信電話番号の
着信回数を計数する計数手段と、 発信者に送出する質問をストアする質問メモリと、 予め定める暗証メッセージをストアする暗証メッセージ
メモリと、 発信者が前記質問に応答して発生した暗証メッセージ
が、暗証メッセージメモリにストアされている予め定め
る暗証メッセージに対応しているかどうかを判断する応
答判断手段と、 制御手段であって、計数手段の出力に応答し、計数され
た着信回数が予め定める値N16以上であるとき、質問
メモリの質問を発信者に送出し、応答判断手段の出力に
応答し、その質問の応答の暗証メッセージが、予め定め
る暗証メッセージに対応しているとき、通話動作を行
い、対応していないとき、電話回線を切断する制御手段
とを含むことを特徴とする電話装置。 - 【請求項10】 音声データをストアする音声メモリを
さらに含み、 制御手段は、電話回線を切断する前に音声データを発信
者に送信することを特徴とする請求項2,3,8,9の
うちの1つに記載の電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22205098A JP2000059498A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22205098A JP2000059498A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000059498A true JP2000059498A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16776322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22205098A Pending JP2000059498A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000059498A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002199086A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電話装置及びコードレス電話装置 |
JP2009021746A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Nakayo Telecommun Inc | 電話番号秘匿可能な電話装置 |
JP2019097122A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | シャープ株式会社 | 音声応答装置、および、プログラム |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP22205098A patent/JP2000059498A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002199086A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電話装置及びコードレス電話装置 |
JP4734715B2 (ja) * | 2000-12-26 | 2011-07-27 | パナソニック株式会社 | 電話装置及びコードレス電話装置 |
JP2009021746A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Nakayo Telecommun Inc | 電話番号秘匿可能な電話装置 |
JP2019097122A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | シャープ株式会社 | 音声応答装置、および、プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7206572B2 (en) | Calling party announcement apparatus | |
US6704395B1 (en) | System and method for reducing call interruptions on a telephone | |
JP2000059498A (ja) | 電話装置 | |
JP2000059503A (ja) | 着信拒否方法、並びに着信拒否機能付き電話機 | |
EP1342359A2 (en) | Improved caller identification | |
JP3148547B2 (ja) | 電話機 | |
US20040001576A1 (en) | Selective answering system | |
JP2008072268A (ja) | 電話装置 | |
EP0957622A2 (en) | apparatus and method for selecting an outgoing greeting message based on call related information | |
JP2007194691A (ja) | 通話中に着信通知可能な電話端末 | |
JP3147822B2 (ja) | 音声メール通信システム | |
JP3711014B2 (ja) | 電話装置 | |
JP2001127845A (ja) | 電話機 | |
JP4821318B2 (ja) | 通話中に着信通知可能な電話システム | |
KR100212742B1 (ko) | 자동 응답기능을 갖는 전화기에서 무선호출기로 녹음 갯수를 송출하는 방법 | |
JP3303152B2 (ja) | ボタン電話機の音声メール装置 | |
KR100732962B1 (ko) | 발신자정보를 이용한 음성벨 출력 방법 | |
JP2001136238A (ja) | 着信電話装置の自動応答方法及び電話装置 | |
JP2000151793A (ja) | 移動体通信端末 | |
JP2008078862A (ja) | 電話装置 | |
JP2003244291A (ja) | 電話機、交換機、発呼通知方法、プログラム、及び記憶媒体 | |
JP2005184373A (ja) | 留守番応答機能付き電話機およびその接続制御方法 | |
JP2008124588A (ja) | 電話装置 | |
KR20020036290A (ko) | 발신자 정보 표시 서비스용 전화기 및 그 전화기에서의 호처리 방법 | |
JPS63260255A (ja) | デイジタル電話機 |