JP2000058285A - 照明装置および表示装置 - Google Patents
照明装置および表示装置Info
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- JP2000058285A JP2000058285A JP37401598A JP37401598A JP2000058285A JP 2000058285 A JP2000058285 A JP 2000058285A JP 37401598 A JP37401598 A JP 37401598A JP 37401598 A JP37401598 A JP 37401598A JP 2000058285 A JP2000058285 A JP 2000058285A
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Abstract
置を提供する。 【解決手段】 冷陰極28,28間に放電灯点灯装置37によ
り電圧を印加し、始動、点灯する。冷陰極28,28間の放
電によって水銀蒸気を励起し、波長254nmの紫外線
が励起して3波長蛍光体が発光し、反射鏡6で導光板7
方向に反射し、導光板7により光を導光し、拡散板9お
よび集光板10を介して液晶表示ユニット12を背面から照
射して表示する。放電灯点灯装置37は、昇圧チョッパ回
路により昇圧してインバータ回路により高周波に変換し
て低圧水銀蒸気放電ランプ5を始動点灯する。サーミス
タ35で検出した温度が10℃以下の場合には、点灯開始
から2分間、出力電流が定格電流の4mAより高い6m
Aとなるようにする。
Description
性を向上した照明装置および表示装置に関する。
温環境下では水銀蒸気圧が低くなり、発光効率が低下し
て常温時の10%以下に輝度が低下する。
ランプを用いる場合には、低圧水銀蒸気放電ランプにヒ
ータを設けて、低圧水銀蒸気放電ランプを温めて使用し
輝度の低下を防いでいる。
が上昇するとともに、装置が大型化するなどの悪影響が
ある。
り、低温環境下でも輝度の低下を抑えた低圧水銀蒸気放
電ランプが、たとえば実公平4−52932号公報に記
載されている。
低圧水銀蒸気放電ランプは、放電空間を形成する直管筒
状の内管に間隙を介して同軸状にこの内管を気密に囲繞
する外管を設け、内管を断熱した状態で外気との接触を
防止した構成を有しており、低温環境下でも発光効率の
低下を抑制できるものである。
記載されている二重管を用いた低圧水銀蒸気放電ランプ
では、低温環境下の発光効率の低下を抑制するのに限度
があり、輝度の低下を常温時の57%程度とすることは
できるものの、一重管にヒータを設けた場合ほどは改善
できない。また、二重管の場合には、外管の周囲にヒー
タを設けても内管が断熱されているため充分に内管を加
熱することができない。
は、冷陰極蛍光ランプの一重管のバルブの周囲温度が一
定温度以下のとき、ランプ電圧を上昇する点灯装置が記
載されている。
公報に記載の冷陰極蛍光ランプでは、一重管であるので
バルブからの放熱量が多く、ランプ電圧を増加しても効
果的に冷陰極蛍光ランプの温度を上昇できない。
4−52932号公報に記載されている二重管を用いた
低圧水銀蒸気放電ランプでは、一重管にヒータを設けた
場合ほどは改善できず、二重管の場合には外管の周囲に
ヒータを設けても内管が断熱されているため充分に内管
を加熱できない。
載の冷陰極蛍光ランプでは、一重管であるのでバルブか
らの放熱量が多く、ランプ電圧を増加しても効果的に冷
陰極蛍光ランプの温度を上昇できない問題を有してい
る。
で、低温環境下でも輝度の低下を防止した照明装置およ
び表示装置を提供することを目的とする。
は、放電空間に電極が封装され水銀および希ガスが封入
された内管、および、気密空間内にこの内管を囲繞した
外管を有する放電ランプと;放電ランプの周囲の環境を
検出するランプセンサと;このランプセンサで検出され
た周囲の環境に従いランプ電力を増減するように制御す
る放電灯点灯装置とを具備しているもので、ランプセン
サにより検出された周囲環境に従い放電灯点灯装置で供
給するランプ電力を増減させることにより、周囲環境に
かかわりなく放電ランプの輝度を低下させることなく点
灯させ、始動時には早期に所定の輝度に立ち上げること
ができる。
の照明装置において、放電ランプおよびランプセンサへ
の配線が形成されたフレキシブルプリント基板を具備し
たもので、フレキシブルプリント基板により放電ランプ
およびランプセンサに容易に配線できる。
は2記載の照明装置において、ランプセンサは、温度セ
ンサで、放電灯点灯装置は、温度センサで検出した温度
が低いときに供給するランプ電力を増加するように制御
するもので、温度センサにより温度が低いと検出される
と放電灯点灯装置で供給するランプ電力を増加させるこ
とにより、温度が低い状態でも放電ランプの輝度を低下
させることなく点灯させる。
は2記載の照明装置において、ランプセンサは、温度セ
ンサで、放電灯点灯装置は、温度センサで検出した温度
が高いときに供給するランプ電力を減少するように制御
するもので、温度センサにより温度が高いと検出される
と放電灯点灯装置で供給するランプ電力を減少させるこ
とにより、温度が高い状態でも放電ランプの輝度を低下
させることなく点灯させる。
は2記載の照明装置において、ランプセンサは、温度セ
ンサで、放電灯点灯装置は、始動時に温度センサで検出
した温度に応じてランプ電力の増減値およびランプ電力
の供給時間の少なくともいずれかを決定し、ランプ電力
を供給するもので、始動時に温度センサで検出した温度
に応じてランプ電力の増減値およびランプ電力の供給時
間の少なくともいずれかを変化させて、始動時から放電
ランプの輝度を低下させることなく点灯させる。
し5いずれか一記載の照明装置において、温度センサ
は、放電ランプに密着して設けられたもので、放電ラン
プの温度に基づき放電灯点灯装置の電力を変化させるた
め、放電ランプの温度に従い適切に放電灯点灯装置の電
力を増加でき、放電ランプの輝度が低下することを確実
に防止する。
し6いずれか一記載の照明装置において、温度センサ
は、外管の電極に近接した位置に配設されたもので、温
度変化しやすく発熱源となる電極の近傍に温度センサを
配設することにより、放電ランプの温度変化に大きな影
響を与える電極近傍であるため熱伝導しやすく、電極の
温度に従い適切に放電灯点灯装置の電力を増加でき、放
電ランプの輝度が低下することを確実に防止する。
し5いずれか一記載の照明装置において、温度センサ
は、放電灯点灯装置側に設けられているもので、温度セ
ンサへの配線を容易にして温度検出する。
は2記載の照明装置において、ランプセンサは、輝度セ
ンサで、輝度を検出することにより輝度を低下させるこ
となく点灯させる。
いし9いずれか一記載の照明装置と;この照明装置に照
射される表示手段とを具備したもので、それぞれの作用
を奏する。
晶表示装置の図面を参照して説明する。
に示すように、液晶表示装置1は、前面に照射用の開口
2を有する薄箱状のケース体3を備え、このケース体3
内には照明装置となるバックライトユニット4が収納さ
れている。このバックライトユニット4は、低圧水銀蒸
気放電ランプ5を有し、この低圧水銀蒸気放電ランプ5
の近傍にはこの低圧水銀蒸気放電ランプ5を内包するよ
うに近接導体を兼ねた銀蒸着されたフィルムの反射鏡6
が一方向を開口した状態で巻回され、この反射鏡6の照
射方向にはアクリル樹脂製の導光板7が配設され、この
導光板7はケース体3の開口2に対向して位置してい
る。また、導光板7の背面側には平面状の反射板8が配
設され、導光板7とケース体3の開口2との間には、拡
散板9および集光板10にて構成される制光手段11が配設
されている。そして、ケース体3の開口2の前面側に
は、表示手段としての液晶表示ユニット12が配設されて
いる。
よび図2を参照して説明する。
示す照明装置の説明図であり、図2は低圧水銀蒸気放電
ランプを示す縦断面図で、いずれも概念的に示したもの
で、詳細な形状、寸法などを正確に示したものではな
い。
気放電ランプ5は、コーニング(corning )社の製品番
号7050のホウケイ酸ガラスの直管状の内管としての
発光管22を有し、この発光管22と同軸状で発光管22と同
様のホウケイ酸ガラス製の透過性の外管23が発光管22の
両端において封着固定されている。発光管22内の放電空
間には放電路24が形成され、これら発光管22および外管
23間には気密空間の間隙25が形成され、発光管22および
外管23の両端には一体の封止部26が形成されている。な
お、コーニング(corning )社の製品番号7050のホ
ウケイ酸ガラスは、熱膨張率が46×10-7/℃であ
る。さらに、発光管22および外管23は、その他ソーダ鉛
ガラス、ソーダライムガラス、鉛ガラスあるいは硬質ガ
ラスなどのガラス製であればよい。
部26,26にはそれぞれ1本のワイヤとしてのコバール
(Fe−Ni−Co合金)線27,27に接続されたニッケ
ル(Ni)製の筒状の一対の電界放出形の電極としての
冷陰極28,28が設けられているとともに、ビードガラス
29,29により封装されている。低圧水銀蒸気放電ランプ
5は定格電流4mAで、全長280mmであり、発光管
22は肉厚0.3mm、管外径2.2mmで、発光管22の
内面には3波長蛍光体が塗布され、内部には10.6k
Paの圧力でネオン(Ne)90%、アルゴン(Ar)
10%の混合封入ガスが封入されるとともに水銀蒸気が
封入されている。なお、発光管22の内表面積Sは約10
cm2 である。外管23は肉厚0.3mm、管外径3.0
mmである。さらに、封止部26内のコバール線27の長さ
は2mmに設定されており、冷陰極28の発熱が陰極周辺
部へ熱伝導して最冷部ができるのを防止して、効率が低
下することを防止している。なお、封止部26内のコバー
ル線27の長さは、5mm以下であれば同様の効果を得る
ことができる。
の蛍光体30を設け、青色にはたとえば(SrCaBa)
5 (PO4 )3 Cl:Eu、緑色にはたとえばLaPO
4 :Ce,Tb、赤色にはたとえばY2 O3 :Euをそ
れぞれ用いる。
23の径方向の距離は0.1mmで、間隙25内に133P
aの圧力でキセノン(Xe)ガスが封入されている。
面に、それぞれαアルミナを設け、Exo電子を発生さ
せることにより始動を容易にするようにしてもよい。
する方法について説明すると、まず、発光管22にNe−
Ar混合ガスおよび水銀(Hg)を主体とした放電媒体
を封入して両端部にコバール線27のビードガラス29を装
着して封止する。次に、発光管22の一方の端部を外管23
の一方の端部に位置合わせさせてガスバーナにて発光管
22および外管23を溶融してコバール線27のビードガラス
29の部分を封止する。さらに、真空系にて排気しながら
高温、たとえば400℃以上に加熱して間隙25内部の不
純ガスを排気する。最後に、排気側の発光管22の端部を
外管23上から加熱して、発光管22および外管23を主にコ
バール線27上で封止して、発光管22および外管23の両端
を切断して低圧水銀蒸気放電ランプ5を完成させる。
ント基板31に設けられた配線32に接続されており、低圧
水銀蒸気放電ランプ5の外管23の周囲にはランプセンサ
である温度センサとしてのサーミスタ35が外管23に接触
して設けられ、このサーミスタ35もフレキシブルプリン
ト基板31に設けられた配線36に接続され、フレキシブル
プリント基板31は、放電灯点灯装置37に接続されてい
る。
すように、直流電源Eに、昇圧チョッパ回路41を接続
し、この昇圧チョッパ回路41は直流電源Eにトランジス
タQ1およびダイオードD1の直列回路を接続し、このダイ
オードD1にインダクタL1およびコンデンサC1の直列回路
を接続し、トランジスタQ1のベースにIC42を接続して
いる。また、このIC42には、抵抗R1、サーミスタ35、
抵抗R2、抵抗R3およびダイオードD2の温度検知回路43が
接続されるとともに、コンデンサC1に対して並列に接続
された抵抗R5および抵抗R6の直列回路の出力検出回路44
が接続されている。
インバータ回路45が接続され、このインバータ回路45に
低圧水銀蒸気放電ランプ5が接続されている。
に示すフローチャートを参照して説明する。
により電圧が印加され、始動、点灯する。そして、冷陰
極28,28間の放電によって水銀蒸気が励起され、波長2
54nmの紫外線が励起されて、3波長発光形蛍光体が
発光し、反射鏡6で導光板7方向に反射され、導光板7
により光が導光され、拡散板9および集光板10を介して
液晶表示ユニット12を背面から照射し、表示する。
ッパ回路41により昇圧してインバータ回路45により高周
波に変換して低圧水銀蒸気放電ランプ5を始動点灯し、
サーミスタ35により温度を検知し(ステップ1)、サー
ミスタ35で検知された温度が任意に設定された温度、た
とえば10℃以下の場合には、出力電流が定格電流の4
mAより高い任意の設定された点灯初期の電流値、たと
えば6mAと決定し(ステップ2)、この高い電流の状
態を維持する任意の設定された時間、たとえば点灯開始
から2分間と決定し(ステップ3)、さらに、低圧水銀
蒸気放電ランプ5に供給する電流値を急激に低下させる
と急激に暗くなった感じがして不快なため、たとえば指
数関数のように徐々に電流値を定格電流値にまで低下さ
せるスロープダウン時間を決定する(ステップ4)。そ
して、サーミスタ35で検知された温度が10℃以下の場
合には、点灯開始から2分間は出力電流を6mAとなる
ように電流値を増加させて電流値が大きい点灯初期の状
態にし(ステップ5)、所定時間が経過した後には電流
値をスロープダウンさせて定常電流値にする。
する際の電流値の低下については、たとえば図6に示す
ようになり、たとえば周囲温度が−30℃の場合には、
温度が閾値を挟んで上下するため、閾値より温度が高く
なる毎に電流を低下させ、閾値より温度が低くなる毎に
電流を増加させ、たとえば管面温度が5℃になる毎に電
流を小さくし、周囲温度が−30℃であると管面温度の
低下も速いので瞬時値制御的に電流値を上下させる。
制御する際の電流値の低下については、たとえば図7に
示すようになり、たとえば周囲温度が−10℃の場合に
は、管面温度が5℃に上昇した後は、周囲温度が−10
℃であれば管面温度は低下しないので電流値を低下して
そのまま維持する。
所定値、たとえば50℃以上高いことをサーミスタ35に
より検出すると、放電灯点灯装置37は低圧水銀蒸気放電
ランプ5に供給する電力を減少させるため、たとえば図
8に示すように温度に対応して段階的に供給する電流を
小さくしてもよい。
の立ち上がり特性は、たとえば図9に示すように、制御
温度5℃で、周囲温度−30℃、0℃および25℃で比
較すると、周囲温度が25℃の場合には60秒経過する
以前にほぼ所定の輝度を得ることができるが、0℃の場
合にはやや長めの時間が必要となり、−30℃の場合に
は120秒以上の時間が必要になる。なお、図9では、
周囲温度が25℃の場合の5分経過後の輝度を100%
としており、周囲温度が−30℃の場合に経過時間が1
20秒を超えた後に、周囲温度が25℃および0℃の場
合に比べて輝度が高くなるのは、発光管22の温度を必要
以上に上昇しないためである。
流値の関係は、たとえば図10に示すように基準となる
温度より低くなるに従い電流値を大きくするようにし、
周囲の温度とランプ電流を大きくする時間の関係は、た
とえば図11に示すように基準となる温度より低くなる
に従い時間を長くするようにし、周囲の温度とランプ電
流を低下させるスロープダウン時間の関係は、たとえば
図12に示すように基準となる温度より低くなるに従い
スロープダウン時間を長くするようにしてもよい。
で通常通りの電流で電力を変化させずに点灯すると、通
常安定時の輝度の57%の輝度しか得られないのに対
し、点灯開始時に定格電流の1.5倍の電流を供給する
と自己発熱量が増加して60秒で常温安定時の輝度の9
0%に達し、点灯開始から2分後にランプ電流を定格に
戻したが、低圧水銀蒸気放電ランプ5の二重構造による
保温効果により、輝度が低下することなく安定時の90
%の輝度で安定して点灯し続ける。
(Ne)ガス90%、アルゴン(Ar)ガス10%を含
む混合ガスを10.6kPa、外管23の封入ガスのキセ
ノン(Xe)を133Paで封入し、周囲温度85℃で
点灯させると、水銀蒸気圧が過度に上昇して常温安定輝
度の58%しか得られない。このとき、発光管22の冷陰
極28の上部の温度は120℃となるが、ランプ電流を3
mAまで低下すると、冷陰極28の自己発熱量が低下して
上部の温度は110℃となり、水銀蒸気圧の上昇を抑制
でき、輝度が向上する。
電性部材である金属膜を蒸着したフィルムを用いること
ができるため、低圧水銀蒸気放電ランプ5の光の利用効
率を向上でき、さらに、導電性部材以外の、各種合成フ
ィルム、プラスチック部材を用いても良い。
スであることが好ましいが、それぞれ異なる材質でもよ
く、たとえば一方を軟質ガラス、他方を硬質ガラスとし
てもよい。
ッケル、ステンレス(SUS)スリーブ内に持ち、外側
にBaAl2 O4 を溶射しても良い。さらに、BaAl
2 O4 の他に、LiAlO2 でもよい。さらに、リチウ
ム(Li)またはバリウム(Ba)に、タンタル(T
a)、タングステン(W)、チタン(Ti)、ジルコニ
ウム(Zr)の金属のうち一種を加えた複合酸化物も適
用可能である。
ていてもよく、この電子放射物質には正イオン衝撃など
のγ作用で2次電子を積極的に放出する物質ならば他の
物質でも良く、たとえばLaSrCoO3 、LaB6 +
BaAl2 O4 、LaSrCoO3 +BaAl2 O4 、
LaSrCrCoO3 +BaAl2 O4 、LaSrCo
O3 +LaB6 +BaAl2 O4 、LaSrCrCoO
3 +LaB6 +BaAl2 O4 、LaB6 +BaTiO
3 、LaSrCoO3 +BaTiO3 、LaSrCrC
oO3 +BaTiO3 、LaSrCoO3 +LaB6 +
BaTiO3 、あるいは、LaSrCrCoO3 +La
B6 +BaTiO3 などを用いることができる。
とえばソーダライムガラス、鉛ガラスあるいは硬質ガラ
スなど任意の材質で形成され、同質であることが好まし
いが、異なる材質であっても何ら問題はない。
ンプ5の封止部26の近傍に設けてもよく、このようにサ
ーミスタ35を封止部26の近傍に設ければ封止部26は発光
管22からの熱伝導により敏感に温度が変化するので、発
光管22の温度変化に応じて供給する電流を容易にかつ適
切に制御できる。
電源の温存あるいは回路構成を簡単にするために、電流
が高い状態から定格電流に電流値を減少させる際には、
スロープダウンによらず単に段階的に直接電流値を減少
させてもよい。
を参照して説明する。
断面図で、図1に示す実施の形態において、サーミスタ
35を冷陰極28近傍の外管23上に配設したものである。
ミスタ35を配設することにより、発熱源となる冷陰極28
の熱が熱伝導しやすく、発光管22の温度変化に応じて低
圧水銀蒸気放電ランプ5への供給電力を適切にできる。
を参照して説明する。
断面図で、図1に示す実施の形態において、サーミスタ
35を放電灯点灯装置37内に収納して設けたものである。
置37に収納することにより、低圧水銀蒸気放電ランプ5
の温度を直接的には検出できないものの装置周囲の雰囲
気温度を検出するとともにサーミスタ35までの配線が不
要になるため、フレキシブルプリント配線基板31なども
不要になり構成を簡単にできる。
図15を参照して説明する。
を示すブロック図で、放電灯点灯装置51は、電源に過渡
電圧および逆電圧から装置を保護する過渡電圧/逆電圧
保護回路52が接続され、この過渡電圧/逆電圧保護回路
52には電圧値などを変換するDC/DCコンバータ53が
接続され、このDC/DCコンバータ53は電流増加/増
加時間制御回路54により制御される。
蒸気放電ランプ5の調光量を設定する調光制御回路55を
介してインバータ回路56に接続され、PWM信号が調光
制御回路55に接続されるとともに、調光信号平滑回路57
および加算回路58を介して電流増加/増加時間制御回路
54に接続されている。
が接続され、このユニット61は3つの低圧水銀蒸気放電
ランプ5がインバータ回路56に対して並列に接続され、
電流/時間制御用のサーミスタ35と、周囲温度検知用の
サーミスタ62とが加算回路58に接続されている。
明する。
様に動作し、DC/DCコンバータ53の出力電圧を変化
させることにより、インバータ回路56の出力電流を増減
させる。
えば0℃ではt1 を50秒に、−5℃ではt2 を70秒
にし、−30℃ないし−10℃の領域ではt3 を90秒
にそれぞれ設定し、温度が低くなればなるほど定格電流
より大きな電流を流すとともに大きな電流を流す時間を
長くするが、所定値以下の温度の部分では定格電流より
大きな電流の電流値を一定にするとともに大きな電流を
流す時間を一定にする。なお、定格電流まで電流を低下
させる時間に対する電流減少の割合はいずれの場合にも
同じにする。
電流を流すとともに大きな電流を流す時間を長くすれ
ば、低温時でも輝度の上昇を速くすることができ、ま
た、所定温度以下の場合には、大きな電流の電流値およ
び流す時間を一定にすることにより、必要以上に電流を
増加させたり大きな電流を流すことをなくし、電源容量
を必要以上に大きくする必要がなくなる。
えば0℃ではt1 を60秒に、−5℃ではt2 を90秒
にし、−30℃ないし−10℃の領域ではt3 を120
秒にそれぞれ設定し、温度が低い場合の定格電流より大
きな電流の電流値は一定であるが大きな電流を流す時間
を長しているが、所定値以下の温度の部分では定格電流
より大きな電流を流す時間を一定にする。なお、定格電
流まで電流を低下させる時間に対する電流減少の割合は
いずれの場合にも同じにする。
電流を流す時間を長くすることにより、低温時でも輝度
の上昇を速くすることができ、また、所定温度以下の場
合には、大きな電流を流す時間を一定にすることによ
り、必要以上に長い時間大きな電流を長く流すことをな
くし、電源容量を必要以上に大きくする必要がなくな
る。
点灯時も調光点灯時もいずれの場合にも定格電流より大
きな電流の電流値は等しくし、調光点灯時には全光点灯
時の場合に比べて大きな電流とする時間を長くしたもの
である。なお、定格電流まで電流を低下させる時間に対
する電流減少の割合はいずれの場合にも同じにする。
時に大きな電流を流す時間を長くすることにより、調光
点灯時でも輝度の上昇を速くできる。
光点灯時には全光点灯時より定格電流より大きな電流の
電流値を大きくし、調光点灯時には全光点灯時の場合に
比べて大きな電流とする時間を長くしたものである。な
お、定格電流まで電流を低下させる時間に対する電流減
少の割合はいずれの場合にも同じにする。
時に大きな電流を流すとともに大きな電流を流す時間を
長くすることにより、調光点灯時の輝度の上昇をより速
くできる。
を図20を参照して説明する。
置を示す断面図で、図20に示すように、自動車用表示
装置71は、バックライトユニット72を有し、このバック
ライトユニット72は、前面に照射用の開口73を有し内面
には反射面が形成された薄箱状の反射体74を備え、この
反射体74の開口73は拡散板75で閉塞されている。また、
反射体74内には図1および図2などに示すものと同様の
低圧水銀蒸気放電ランプ76が反射体74および拡散板75間
にゴムホルダ77で固定され、低圧水銀蒸気放電ランプ76
にはリード線78が取り付けられている。さらに、拡散板
75の前面側には、図示しない自動車用計器盤が装着され
ている。なお、反射体74の背面側には開口79およびリー
ド線挿通孔80が開口形成されている。
取り付けられ、この中継回路81には低圧水銀蒸気放電ラ
ンプ76が電気的に接続されるとともに、ランプセンサで
ある温度センサとしてのサーミスタ82がはんだ付けされ
て取り付けられて、このサーミスタ82は反射体74の開口
79を介して反射体74内に臨んで、低圧水銀蒸気放電ラン
プ76と対向し、低圧水銀蒸気放電ランプ76の周囲温度を
検出する。さらに、反射体74のリード線挿通孔83に対応
してリード線挿通孔83が開口形成され、反射体74のリー
ド線挿通孔49および中継回路81のリード線挿通孔83を連
通させて、低圧水銀蒸気放電ランプ76のリード線78を挿
通し、これらリード線78を中継回路81に接続する。
に示すものと同様の放電灯点灯装置が搭載されたフレキ
シブルプリント基板84がケーブル85にて接続されてい
る。
実施の形態と同様に動作する。
と同様の大きさの低圧水銀蒸気放電ランプ46を用い、周
囲温度が−40℃で、図21に示すように、低圧水銀蒸
気放電ランプ46の始動時から10分間ランプ電流を6m
Aとし、その後10分かけて直線的に20分までの間で
電流値を定格電流値の4mAまでスロープダウンさせる
と、図22に示すように、低圧水銀蒸気放電ランプ46は
始動後約1分ないし2分程度で相対輝度の50%程度ま
で上昇し、スロープダウンにより輝度の低下に違和感も
なく、破線に示す電力を増加しない場合に比べて相対輝
度の上昇が大幅に速く、自動車用としても問題がない。
時間が経過すればエンジンの熱、あるいは、フレキシブ
ルプリント基板84の熱により、周囲温度が上昇するので
20分経過した後も問題がないと考えられる。
プセンサにより検出された周囲環境に従い放電灯点灯装
置で供給するランプ電力を増減させることにより、周囲
環境にかかわりなく放電ランプの輝度を低下させること
なく点灯できるとともに、始動時には早期に所定の輝度
にたち上げることができる。
1記載の照明装置に加え、放電ランプおよびランプセン
サへの配線が形成されたフレキシブルプリント基板を具
備したので、フレキシブルプリント基板により放電ラン
プおよびランプセンサに容易に配線できる。
1または2記載の照明装置に加え、温度センサにより温
度が低いと検出されると放電灯点灯装置で供給するラン
プ電力を増加させることにより、温度が低い状態でも放
電ランプの輝度を低下させることなく点灯できる。
1または2記載の照明装置に加え、温度センサにより温
度が高いと検出されると放電灯点灯装置で供給するラン
プ電力を減少させることにより、温度が高い状態でも放
電ランプの輝度を低下させることなく点灯できる。
1または2記載の照明装置に加え、始動時に温度センサ
で検出した温度に応じてランプ電力の増減値およびラン
プ電力の供給時間の少なくともいずれかを変化させて、
始動時から放電ランプの輝度を低下させることなく点灯
できる。
3ないし5いずれか一記載の照明装置に加え、温度セン
サは放電ランプに密着して設けられたので、放電ランプ
の温度に基づき放電灯点灯装置の電力を変化させるた
め、放電ランプの温度に従い適切に放電灯点灯装置の電
力を増加でき、放電ランプの輝度が低下することを確実
に防止できる。
3ないし6いずれか一記載の照明装置に加え、温度セン
サは、外管の電極に近接した位置に配設されたので、温
度変化しやすく発熱源となる電極の近傍に温度センサを
配設することにより、放電ランプの温度変化に大きな影
響を与える電極近傍であるため熱伝導しやすく、電極の
温度に従い適切に放電灯点灯装置の電力を増加でき、放
電ランプの輝度が低下することを確実に防止できる。
3ないし5いずれか一記載の照明装置に加え、温度セン
サは、放電灯点灯装置側に設けられたもので、温度セン
サへの配線を容易にして温度検出できる。
1または2記載の照明装置に加え、輝度センサで輝度を
検出することにより輝度を低下させることなく点灯でき
る。
項1ないし9いずれか一記載の照明装置に照射される表
示手段とを具備したもので、それぞれの効果を奏するこ
とができる。
気放電ランプを横断面で示す説明図である。
ある。
トである。
び電流と時間の関係を示すグラフである。
び電流と時間の関係を示すグラフである。
ラフである。
との関係を示すグラフである。
フである。
すグラフである。
すグラフである。
気放電ランプを横断面で示す断面図である。
銀蒸気放電ランプを横断面で示す断面図である。
ブロックずである。
フである。
グラフである。
間と電流値との関係を示すグラフである。
の時間と電流値との関係を示すグラフである。
す断面図である。
フである。
ある。
ミスタ 37 放電灯点灯装置 84 フレキシブルプリント基板
Claims (10)
- 【請求項1】 放電空間に電極が封装され水銀および希
ガスが封入された内管、および、気密空間内にこの内管
を囲繞した外管を有する放電ランプと;放電ランプの周
囲の環境を検出するランプセンサと;このランプセンサ
で検出された周囲の環境に従いランプ電力を増減するよ
うに制御する放電灯点灯装置と;を具備していることを
特徴とする照明装置。 - 【請求項2】 放電ランプおよびランプセンサへの配線
が形成されたフレキシブルプリント基板を具備している
ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 【請求項3】 ランプセンサは、温度センサで、 放電灯点灯装置は、温度センサで検出した温度が低いと
きに供給するランプ電力を増加するように制御すること
を特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 【請求項4】 ランプセンサは、温度センサで、 放電灯点灯装置は、温度センサで検出した温度が高いと
きに供給するランプ電力を減少するように制御すること
を特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 【請求項5】 ランプセンサは、温度センサで、 放電灯点灯装置は、始動時に温度センサで検出した温度
に応じてランプ電力の増減値およびランプ電力の供給時
間の少なくともいずれかを決定し、ランプ電力を供給す
ることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 【請求項6】 温度センサは、放電ランプに密着して設
けられたことを特徴とする請求項3ないし5いずれか一
記載の照明装置。 - 【請求項7】 温度センサは、外管の電極に近接した位
置に配設されたことを特徴とする請求項3ないし6いず
れか一記載の照明装置。 - 【請求項8】 温度センサは、放電灯点灯装置側に設け
られていることを特徴とする請求項3ないし5いずれか
一記載の照明装置。 - 【請求項9】 ランプセンサは、輝度センサであること
を特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし9いずれか一記載の照
明装置と;この照明装置に照射される表示手段と;を具
備したことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37401598A JP2000058285A (ja) | 1998-03-31 | 1998-12-28 | 照明装置および表示装置 |
US09/324,763 US6166491A (en) | 1998-06-04 | 1999-06-03 | Lighting device and display equipment |
KR1019990020617A KR100360324B1 (ko) | 1998-06-04 | 1999-06-04 | 조명장치 및 표시장치 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8749798 | 1998-03-31 | ||
JP10-87497 | 1998-06-04 | ||
JP10-156272 | 1998-06-04 | ||
JP15627298 | 1998-06-04 | ||
JP37401598A JP2000058285A (ja) | 1998-03-31 | 1998-12-28 | 照明装置および表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000058285A true JP2000058285A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=27305533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37401598A Abandoned JP2000058285A (ja) | 1998-03-31 | 1998-12-28 | 照明装置および表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000058285A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006134780A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | バックライト駆動回路、バックライト駆動方法、および液晶表示装置 |
US7391171B2 (en) | 2005-06-01 | 2008-06-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and control method thereof |
JP2010510636A (ja) * | 2006-11-21 | 2010-04-02 | オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ランプエンベロープを備えた電気ランプ |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP37401598A patent/JP2000058285A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006134780A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | バックライト駆動回路、バックライト駆動方法、および液晶表示装置 |
US7391171B2 (en) | 2005-06-01 | 2008-06-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and control method thereof |
JP2010510636A (ja) * | 2006-11-21 | 2010-04-02 | オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ランプエンベロープを備えた電気ランプ |
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