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JP2000057549A - 磁気ディスク装置及び同装置に用いられるヘッド支持部材 - Google Patents

磁気ディスク装置及び同装置に用いられるヘッド支持部材

Info

Publication number
JP2000057549A
JP2000057549A JP10220500A JP22050098A JP2000057549A JP 2000057549 A JP2000057549 A JP 2000057549A JP 10220500 A JP10220500 A JP 10220500A JP 22050098 A JP22050098 A JP 22050098A JP 2000057549 A JP2000057549 A JP 2000057549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
magnetic head
recording
lead wires
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10220500A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kiuchi
直樹 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10220500A priority Critical patent/JP2000057549A/ja
Publication of JP2000057549A publication Critical patent/JP2000057549A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リード線の長さを短縮することなく、そのイン
ダクタンスを効果的に低減して、記録動作時には記録電
流の立上がり時間の短縮化を実現し、かつ再生動作時に
は再生信号の高周波成分の伝送損失を抑制可能とする。 【解決手段】磁気ヘッド11を支持するサスペンション
12のFPC15の実装面積を有効利用して、リード線
14a〜14dを磁気ヘッド11の周辺部分以外で部分
的に幅広に形成するなどして、リード線14a〜14d
の断面積を部分的に広くする。これにより、リード線の
長さを短縮することなく、そのインダクタンスを低減す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば2.5イン
チ型の磁気ディスク装置に係り、特に磁気ヘッドの入出
力信号を伝送するリード線の配線方法に特徴を有する磁
気ディスク装置と、この磁気ディスク装置に用いられる
ヘッド支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置(HDD)で
は、高記録密度化が推進されており、これに伴ってデー
タ転送速度の高速化(高転送レート化)に対する要求が
高まっている。HDDでは、記録媒体であるディスク上
に、磁気ヘッドによりデータの記録または再生が行なわ
れる。最近では、高記録密度化を図るために、再生ヘッ
ドとしてMR(magneto resistive)
ヘッドを使用し、記録ヘッドとして誘導型薄膜ヘッドを
使用して、両者を組合わせた記録再生分離型ヘッドが開
発されている。
【0003】記録再生の磁気ヘッドは、サスペンション
およびアームからなるヘッド支持部材によって支持され
ており、ボイスコイルモータ(VCM)の起動により、
このヘッド支持部材を介してディスクの半径方向に移動
する。
【0004】ここで、ヘッド支持部材には、複数のリー
ド線(往復信号線)が配線されている。このリード線
は、記録再生用の信号を磁気ヘッドとアンプとの間で伝
送するためのものである。例えばMRヘッドでは、記録
用として2本、再生用として2本の計4本のリード線が
配線される。
【0005】図9に従来のリード線の配線パターンを示
す。図中の11は磁気ヘッド(ヘッドチップ)である。
この磁気ヘッド11は、例えばMRヘッドからなり、サ
スペンション12およびアーム13からなるヘッド支持
部材によって支持されている。サスペンション12は、
ロードビーム12aと板ばね12bとで構成されてお
り、アーム13に支持されている。通常、サスペンショ
ン12およびアーム13は一体化されており、その一体
化された部材をアーム一体型サスペンションと呼んでい
る。
【0006】このアーム一体型サスペンション上に、磁
気ヘッド11に接続される4本のリード線14a〜14
dが配線されている。このリード線14a〜14dは、
磁気ヘッド11とアーム13の下端に設けられるメイン
FPC(フレキシブル・プリント・ケーブル)とを接続
するFPC15上にプリント形成されている。
【0007】ここで、従来、リード線14a〜14dの
幅は一定であった。すなわち、磁気ヘッド11の周辺付
近の線幅をdとすると、サスペンション12の幅広にな
った部分での、その線幅はdで一定であった。
【0008】ところで、データ転送速度の高速化には、
データ記録動作時に、記録電流の立上り時間の短縮化を
図ることが必要である。このためには、FPCのリード
線のインダクタンスを低減させることが効果的である。
また、データ再生動作時では、データ転送速度の高速化
に伴って信号周波数の高周波化が要求されるため、再生
ヘッドからの再生信号の高周波成分の伝送損失を抑制す
る必要がある。この高周波成分の伝送損失の抑制にも、
FPCのリード線のインダクタンスを低減させることが
効果的である。
【0009】リード線のインダクタンス低減化方法とし
ては、その信号線の長さを短縮化する方法がある。しか
しながら、例えばロータリアクチュエータ機構を有する
通常のHDDにおいては、信号線の長さを短くしようと
すると、FPC上に半田付けした記録再生アンプICを
アクチュエータアーム上のどこかに配置する必要が出て
くるが、現状の実装技術では困難である。また、相対的
に短いFPCは機械的剛性が増大するため、取り付けら
れているヘッドアクチュエータ機構の高速可動性を妨げ
ることが推定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、高記
録密度化に伴うデータ転送速度の高速化を図る技術とし
て、リード線のインダクタンスを低減させることが効果
的である。しかしながら、リード線の長さを短縮化する
ことは実装上の点やHDDのヘッドアクチュエータ機構
上の点で困難である。
【0011】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、ヘッドの入出力信号を伝送するリード線の長さを
短縮することなく、そのインダクタンスを効果的に低減
して、記録動作時には記録電流の立上がり時間の短縮化
を実現し、かつ再生動作時には再生信号の高周波成分の
伝送損失を抑制可能とする磁気ディスク装置及び同装置
に用いられるヘッド支持部材を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、磁気ヘッドを支持するヘッド支持部材上に、上記
磁気ヘッドの周辺部分以外の部分で断面積を広くしたリ
ード線を形成することを特徴とする(請求項1)。
【0013】このような構成によれば、リード線の断面
積を部分的に広くすることで、リード線のインダクタン
スを低減することができる。これにより、記録動作時に
は記録電流の立上がり時間の短縮化を実現し、かつ再生
動作時には再生信号の高周波成分の伝送損失を抑制可能
とすることができる。
【0014】また、1本のリード線を磁気ヘッドの周辺
部分以外の部分で複数本に分岐させたり(請求項2)、
ヘッド支持部材の裏面と表面に複数のリード線のそれぞ
れを形成することでも(請求項3)、上記同様にリード
線のインダクタンスを低減することができる。
【0015】また、記録用と再生用のリード線がある場
合には、記録用として用いられるリード線に対しての
み、その断面積を磁気ヘッドの周辺部分以外の部分で広
くすることで(請求項4)、記録信号に比べて微弱な再
生信号に誘導ノイズが載ることを回避することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明の磁気ディスク装置に
おける全体の構成を示す斜視図である。磁気ディスク装
置の筐体1は、記録媒体である磁気ディスク等の構成部
品が取付けられる基台2と、この基台2の上部を覆うカ
バー3とから構成されるもので、この基台2およびカバ
ー3は、妨害電磁波等の対策を考慮して金属材料を用い
て構成されている。
【0017】筐体1の基台2には、ディスク4を回転さ
せるためのディスク回転機構5、磁気ヘッド11を移動
させるためのヘッド駆動機構6およびフレキシブルプリ
ント回路基板7が設けられる。このフレキシブルプリン
ト回路基板7は、基台2の底面に取付けたプリント回路
基板8に接続される。このフレキシブルプリント回路基
板7には、磁気ヘッド11の読出し信号を増幅するプリ
アンプ等が実装される。
【0018】ディスク回転機構5は、スピンドルモータ
からなり、また、ヘッド駆動機構6は、磁気ヘッド11
を支持するためのサスペンション12およびアーム1
3、これらを駆動するためのボイスコイルモータ9から
なる。
【0019】磁気ヘッド11は、サスペンション12の
先端部に支持され、ディスク4の回転に伴って浮上す
る。ボイスコイルモータ9を駆動すると、サスペンショ
ン12を支持したアーム13が回転軸10を支点に回動
する。このアーム13の回動により、磁気ヘッド11は
ディスク4の半径方向に移動して目的のトラックにセッ
トされ、データの書込み/読出しを行なう。
【0020】図2は本装置に用いられるアーム一体型サ
スペンションの構成を示す図である。なお、この図2は
当該部材の裏面側、つまり、ディスク4と対向する面か
ら見た場合の全体図である。
【0021】磁気ヘッド11は、サスペンション12お
よびアーム13からなるヘッド支持部材によって支持さ
れている。サスペンション12は、ロードビーム12a
と板ばね12bとで構成されており、図示のように先端
部から末広がりの形状をなす。このサスペンション12
の一端(先端部)に図示せぬジンバルを介して磁気ヘッ
ド11が設けられ、他端にアーム13が設けられる。ア
ーム13はボイスコイルモータ9に取り付けられ、その
モータの駆動力によって、回転軸10を支点に回動す
る。このサスペンション12とアーム13とは一体化さ
れており、アーム一体型サスペンションと呼ばれる。
【0022】このアーム一体型サスペンション上に、例
えばMRヘッドからなる磁気ヘッド11に接続される4
本のリード線14a〜14dが配線されている。このリ
ード線14a〜14dは、FPC(フレキシブル・プリ
ント・ケーブル)15上にプリント形成されている。
【0023】FPC15は、サスペンション12および
アーム13に沿って設けられており、アーム13の下端
側面に設けられるメインFPC16と接続する。但し、
サスペンション12の板ばね12bの部分にはFPC1
5を配設することはできないため、この板ばね12bを
避けてサスペンション12からアーム13にかけて配設
されている。
【0024】なお、図2の例では、FPC15がサスペ
ンション12の板ばね12bの部分を避けてアーム13
の右側から回り込んでいるが、左側から回り込むように
しても良い。サスペンション12からアーム13に回り
込んだFPC15は、メインFPC16の側面に設けら
れたメインFPC16と接続する。
【0025】このFPC15上にプリント形成されるリ
ード線14a〜14dの両端には端子が設けられてお
り、一方は磁気ヘッド11からの配線がボンディングさ
れ、他方はヘッドアンプに繋がるメインFPC16に接
続される。
【0026】ここで、本発明の特徴とするリード線14
a〜14dの配線パターンについて、各実施形態に分け
て説明する。 (第1の実施形態)まず、第1の実施形態としてのリー
ド線の配線パターンについて説明する。
【0027】図3は本発明の第1の実施形態におけるリ
ード線の配線パターンを示す図である。なお、この図3
は、アーム一体型サスペンションの裏面側、つまり、デ
ィスク4と対向する面から見た場合のヘッド支持部分を
示している。
【0028】先端部で磁気ヘッド11を支持するサスペ
ンション12上にFPC15が設けられており、そのF
PC15はサスペンション12の板ばね12bの部分を
避けてアーム13側に延出されている。このFPC15
上に、例えばMRヘッドからなる磁気ヘッド11と、フ
レキシブルプリント回路基板7上に実装されるヘッドア
ンプとを接続するための4本のリード線14a〜14d
がプリント形成されている。
【0029】ここで、第1の実施形態では、FPC15
のリード線14a〜14dの線幅を部分的に変えてい
る。すなわち、磁気ヘッド11の周辺部分は物理的な制
約があるため、リード線幅を変更することはできない
が、磁気ヘッド11の周辺部分以外の部分、例えばサス
ペンション12の中央部分では幅方向に余裕がある。そ
こで、磁気ヘッド11の周辺部分のリード線幅をdとす
ると、ヘッド周辺以降のサスペンション12の中央部分
で、その線幅Dがdよりも広くなるように、リード線1
4a〜14dを形成する。
【0030】通常、リード線14a〜14dのインダク
タンスやインピーダンスはリード線14a〜14dの断
面積の大きさに反比例する。FPC15上では、リード
線14a〜14dの厚みは略一定であるので、リード線
14a〜14dの線幅を少しでも広く取ることで、断面
積が大きくなる。これにより、リード線14a〜14d
のインダクタンスやインピーダンスを低減することがで
きる。
【0031】リード線14aを例にして説明する。図4
はリード線14aのヘッド周辺部分とサスペンション1
2の中央部分の断面を比較して示す図である。図4
(a)はヘッド周辺部分の断面、同図(b)はサスペン
ション12の中央部分の断面である。
【0032】リード線14aのヘッド周辺部分の断面積
をS1、リード線14aのサスペンション12の中央部
分の断面積をS2、リード線14aの厚み(高さ)をh
とすると、磁気ヘッド11の周辺部分では、S1=d×
hとなり、サスペンション12の中央部分では、S2=
D×hとなる。
【0033】この場合、d<Dであるので、サスペンシ
ョン12の中央部分での断面積S2は磁気ヘッド11の
周辺部分での断面積S1よりも大きくなる。したがっ
て、従来のように線幅が一定であった場合に比べて(図
9参照)、リード線14aのインダクタンスやインピー
ダンスを低減することができる。
【0034】同様に、他のリード線14b、14c、1
4dについても、部分的に線幅を広くすることで、それ
ぞれのインダクタンスやインピーダンスを低減すること
ができる。
【0035】記録回路において、磁気ヘッド端のインダ
クタンスを小さくすると、記録電流波形の立ち上がり時
間を低減することができる。すなわち、高周波記録が可
能となり、言い換えれば高密度記録を実現できる。ま
た、再生回路においては、磁気ヘッド端のインピーダン
スを小さくすると、熱雑音を低減することができる。す
なわち、再生信号の伝送損失を抑制することができる。
これにより、データ転送速度の高速化に伴って、再生信
号の周波数が高周波数化した場合でも、確実に再生信号
を伝送することができる(エラーレートの改善)。
【0036】なお、図3において、4本のリード線14
a〜14dはどのような形状であっても良い。この場
合、リード線のインピーダンスを低減させるための基本
は太く、短くであるので、各リード線14a〜14dの
幅を部分的に数倍にしただけで効果が期待できる。
【0037】また、ここではサスペンション12部分で
の配線パターンについて説明したが、それに続くアーム
13の部分での配線パターンについても、上記同様に、
このアーム13の部分でのFPC15の実装面積を有効
利用してリード線14a〜14dを幅広に形成すれば、
より効果が期待できる。
【0038】要は、サスペンション12およびアーム1
3からなるアーム一体型サスペンションにおいて、サス
ペンション12の部分(板ばね12bを除く)でも、ア
ーム13の部分でも、FPC15の実装面積を有効利用
して、リード線14a〜14dを幅広に配線して断面積
を広く取るようにすれば、上記のような効果を得ること
ができる。
【0039】また、ここではリード線14a〜14dの
線幅だけを広くするようにしたが、その厚みも可能な範
囲で厚く形成するようにすれば、リード線14a〜14
dの断面積をさらに大きくすることができるため、一層
の効果が期待できる。
【0040】また、ここではMRヘッドを想定して4本
のリード線14a〜14dを配線したが、例えばインダ
クティブヘッドのように2本のリード線を有する磁気ヘ
ッドや、DSMRヘッド(再生側に3端子を持つヘッ
ド)のように5本のリード線を有する磁気ヘッドであっ
ても適用できるものであり、上記同様の効果を得ること
ができる。
【0041】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
としてのリード線の配線パターンについて説明する。図
5は本発明の第2の実施形態におけるリード線の配線パ
ターンを示す図である。なお、この図5は、アーム一体
型サスペンションの裏面側、つまり、ディスク4と対向
する面から見た場合のヘッド支持部分を示している。
【0042】上記第1の実施形態の構成と同様に、先端
部で磁気ヘッド11を支持するサスペンション12上に
FPC15が設けられており、そのFPC15はサスペ
ンション12の板ばね12bの部分を避けてアーム13
側に延出されている。このFPC15上に、例えばMR
ヘッドからなる磁気ヘッド11と、フレキシブルプリン
ト回路基板7上に実装されるヘッドアンプとを接続する
ための4本のリード線14a〜14dがプリント形成さ
れている。
【0043】ここで、第2の実施形態において、磁気ヘ
ッド11から延びたリード線14a〜14dは途中でそ
れぞれ複数本に分岐し、さらにその先で1本に結合して
いる。図5の例では、各リード線14a〜14dが磁気
ヘッド11の周辺部分以降に各々2本に分岐されてお
り、板ばね12bの手前で1本に結合されている。
【0044】この2本に分岐したリード線の幅をD1、
D2とすると、その合計値D1+D2が磁気ヘッド11
の周辺のリード線幅dよりも大きければ、上記第1の実
施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、分
岐したリード線のそれぞれが同じ幅であっても、異なる
幅であってもかまわなし、どのような形状であっても良
い。
【0045】FPC15上に図3のような幅広のリード
線14a〜14dをプリント形成することが困難な場合
には、このような分岐の方法が有効であり、上記第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0046】すなわち、分岐により、1本のリード線に
通る信号の断面積が結果的に大きくなる。したがって、
従来のように線幅が一定であった場合に比べて(図9参
照)、リード線14a〜14dのインダクタンスやイン
ピーダンスを低減することができる。その結果、記録動
作時には記録電流の立上がり時間の短縮化を実現し、か
つ再生動作時には再生信号の高周波成分の伝送損失を抑
制し、再生信号を確実に伝送することができる。
【0047】なお、図5の例では、各リード線14a〜
14dについて、分岐が2本である場合を示したが、そ
れぞれを何本に分岐してもかまわないし、図5のように
2本のリード線で囲まれた部分をメッシュのように網目
状に配線してもかまわない。網目状に配線した場合に
は、線幅の合計値がさらに増えるため、より効果が期待
できる。
【0048】また、ここではサスペンション12部分で
の配線パターンについて説明したが、それに続くアーム
13の部分での配線パターンについても、上記同様に、
このアーム13の部分でのFPC15の実装面積を有効
利用してリード線14a〜14dを複数本に分岐させて
配線すれば、より効果が期待できる。
【0049】要は、サスペンション12およびアーム1
3からなるアーム一体型サスペンションにおいて、サス
ペンション12の部分(板ばね12bを除く)でも、ア
ーム13の部分でも、FPC15の実装面積を有効利用
して、リード線14a〜14dを複数本に分岐させて配
線するようにすれば、上記のような効果を得ることがで
きる。
【0050】また、ここでは分岐によりリード線14a
〜14dの線幅を増やすようにしたが、その厚みも可能
な範囲で厚く形成するようにすれば、リード線14a〜
14dの断面積をさらに大きくすることができるため、
一層の効果が期待できる。
【0051】また、ここではMRヘッドを想定して4本
のリード線14a〜14dを配線したが、例えばインダ
クティブヘッドのように2本のリード線を有する磁気ヘ
ッドや、DSMRヘッド(再生側に3端子を持つヘッ
ド)のように5本のリード線を有する磁気ヘッドであっ
ても適用できるものであり、上記同様の効果を得ること
ができる。
【0052】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
としてのリード線の配線パターンについて説明する。図
6および図7は本発明の第3の実施形態におけるリード
線の配線パターンを示す図である。なお、この図6はア
ーム一体型サスペンションの裏面側、つまり、ディスク
4と対向する面から見た場合のヘッド支持部分を示して
いる。また、図7はアーム一体型サスペンションの表面
側から見た場合のヘッド支持部分を示している。
【0053】先端部で磁気ヘッド11を支持するサスペ
ンション12上にFPC15が設けられており、そのF
PC15はサスペンション12の板ばね12bの部分を
避けてアーム13側に延出されている。このFPC15
上に、例えばMRヘッドからなる磁気ヘッド11と、フ
レキシブルプリント回路基板7上に実装されるヘッドア
ンプとを接続するための4本のリード線14a〜14d
がプリント形成されている。
【0054】ここで、上記第1および第2の実施形態で
は、FPC15をサスペンション12の裏面にしか配置
していなかったが、ここでは両面にFPC15が配置さ
れている。そして、図6に示すように、サスペンション
12の裏面側には、磁気ヘッド11から延びた4本のリ
ード線14a〜14dのうち、リード線14aとリード
線14dの2本が配線されている。一方、図7に示すよ
うに、サスペンション12の表面側には、磁気ヘッド1
1から延びた4本のリード線14a〜14dのうち、リ
ード線14bとリード線14cの2本が配線されてい
る。
【0055】また、サスペンション12の裏面と表面に
おいて、各リード線14a〜14dはそれぞれ上記第1
の実施形態のように従来よりも幅広に形成されている。
この場合、サスペンション12の裏面と表面の2面に2
本ずつ分けて配線することで、同一面に4本配線する場
合に比べて、配線に利用できる面積を2倍とすることが
できる。
【0056】したがって、各リード線14a〜14dの
断面積をさらに大きくすることができ、従来のように線
幅が一定であった場合に比べて(図9参照)、インダク
タンスやインピーダンスをさらに低減することができ
る。その結果、記録動作時には記録電流の立上がり時間
の短縮化を実現し、かつ再生動作時には再生信号の高周
波成分の伝送損失を抑制し、再生信号を確実に伝送する
ことができる。
【0057】なお、図6および図7の例では、サスペン
ション12の裏面と表面に各リード線を2本ずつ配線す
るようにしたが、この場合の配線の比率はどのようなも
のであってもかまわない。つまり、例えば1対3でリー
ド線を配線してもよく、このようにした配線した場合で
も上記同様の効果が得られる。
【0058】但し、記録用と再生用に分け、記録用のリ
ード線2本と再生用のリード線2本とをサスペンション
12の裏面と表面に分けて配線するようにすれば、互い
の信号の干渉を低減できる、といった効果が奏せられ
る。
【0059】また、ここでは、サスペンション12の裏
面と表面において、各リード線のそれぞれを上記第1の
実施形態(図3)のように幅広に配線したが、上記第2
の実施形態(図5)のように複数本に分岐させてもかま
わない。
【0060】また、ここではサスペンション12部分で
の配線パターンについて説明したが、それに続くアーム
13の部分での配線パターンについても、上記同様に、
このアーム13の部分でのFPC15の実装面積を有効
利用してリード線14a〜14dをその裏面と表面に分
けて配線すれば、より効果が期待できる。
【0061】要は、サスペンション12およびアーム1
3からなるアーム一体型サスペンションにおいて、サス
ペンション12の部分(板ばね12bを除く)でも、ア
ーム13の部分でも、FPC15の実装面積を有効利用
して、リード線14a〜14dを両面に配線するように
すれば、上記のような効果を得ることができる。
【0062】また、ここでは裏面と表面を利用してリー
ド線14a〜14dの線幅を増やすようにしたが、その
厚みも可能な範囲で厚く形成するようにすれば、リード
線14a〜14dの断面積をさらに大きくすることがで
きるため、一層の効果が期待できる。
【0063】また、ここではMRヘッドを想定して4本
のリード線14a〜14dを配線したが、例えばインダ
クティブヘッドのように2本のリード線を有する磁気ヘ
ッドや、DSMRヘッド(再生側に3端子を持つヘッ
ド)のように5本のリード線を有する磁気ヘッドであっ
ても適用できるものであり、上記同様の効果を得ること
ができる。
【0064】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
としてのリード線の配線パターンについて説明する。図
8は本発明の第4の実施形態におけるリード線の配線パ
ターンを示す図である。なお、この図8はアーム一体型
サスペンションの裏面側、つまり、ディスク4と対向す
る面から見た場合のヘッド支持部分を示している。
【0065】上記第1の実施形態の構成と同様に、先端
部で磁気ヘッド11を支持するサスペンション12上に
FPC15が設けられており、そのFPC15はサスペ
ンション12の板ばね12bの部分を避けてアーム13
側に延出されている。このFPC15上に、例えばMR
ヘッドからなる磁気ヘッド11と、フレキシブルプリン
ト回路基板7上に実装されるヘッドアンプとを接続する
ための4本のリード線14a〜14dがプリント形成さ
れている。
【0066】ここで、第4の実施形態では、MRヘッド
のような記録再生分離型ヘッドを想定しており、記録ヘ
ッド用のリード線と再生ヘッド用のリード線とで、その
線幅を変えている。図8の例では、リード線14a、1
4bが記録ヘッド用のリード線であり、リード線14
c、14dが再生ヘッド用のリード線である。
【0067】すなわち、記録ヘッド用のリード線14
a、14bの2本については、その磁気ヘッド11の周
辺部分の線幅をdとすると、ヘッド周辺以降のサスペン
ション12の中央部分で、その線幅Dがdよりも広くな
るように形成されている。これに対し、再生ヘッド用の
リード線14c、14dの2本については、従来のよう
に、どこでも一定線幅dとなっている。
【0068】これは、再生信号が微弱であり、誘導ノイ
ズの影響を受け易いことを考慮した構成である。つま
り、再生信号は記録信号に比べて、その振幅ははるかに
小さく(数百分の一)、誘導ノイズに対する耐力も記録
信号よりも劣る。ここで、リード線の幅広化はインダク
タンスを低減することができる。このことは、逆に誘導
ノイズも受け易くすることでもある。
【0069】したがって、図8のように、再生ヘッド用
のリード線14c、14dにはリード線の幅広化を適用
せず、記録ヘッド用のリード線14a、14bに対して
の幅広化を適用することで、記録信号に比べて微弱な再
生信号に誘導ノイズが載ることを回避することができ
る。
【0070】なお、ここでは、記録ヘッド用のリード線
14a、14bを上記第1の実施形態(図3)のように
幅広に配線したが、上記第2の実施形態(図5)のよう
に複数本に分岐させてもかまわない。
【0071】また、ここではサスペンション12部分で
の配線パターンについて説明したが、それに続くアーム
13の部分での配線パターンについても、上記同様に、
再生ヘッド用のリード線と記録ヘッド用のリード線に分
けて、記録ヘッド用のリード線にのみ幅広に配線すれ
ば、より効果が期待できる。
【0072】要は、サスペンション12およびアーム1
3からなるアーム一体型サスペンションにおいて、サス
ペンション12の部分(板ばね12bを除く)でも、ア
ーム13の部分でも、FPC15の実装面積を有効利用
して、記録ヘッド用のリード線14a、14bを再生ヘ
ッド用のリード線14c、14dよりも幅広に配線して
断面積を広く取るようにすれば、上記のような効果を得
ることができる。
【0073】また、ここではリード線14a、14bの
線幅だけを広くするようにしたが、その厚みも可能な範
囲で厚く形成するようにすれば、リード線14a、14
bの断面積をさらに大きくすることができるため、一層
の効果が期待できる。
【0074】また、ここではMRヘッドを想定して4本
のリード線14a〜14dを配線したが、例えばインダ
クティブヘッドのように2本のリード線を有する磁気ヘ
ッドや、DSMRヘッド(再生側に3端子を持つヘッ
ド)のように5本のリード線を有する磁気ヘッドであっ
ても適用できるものであり、上記同様の効果を得ること
ができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ヘ
ッド支持部材の面積を有効利用して、リード線を磁気ヘ
ッドの周辺部分以外で部分的に幅広に形成するなどし
て、リード線の断面積を部分的に広くすることで、リー
ド線の長さを短縮することなく、そのインダクタンスを
低減することができる。これにより、記録動作時には記
録電流の立上がり時間の短縮化を実現し、かつ再生動作
時には再生信号の高周波成分の伝送損失を抑制可能とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の全体構成を示す斜
視図。
【図2】上記磁気ディスク装置に用いられるアーム一体
型サスペンションの構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるリード線の配
線パターンを示す図。
【図4】上記第1の実施形態におけるリード線のヘッド
周辺部分とサスペンションの中央部分の断面を比較して
示す図であり、図4(a)はヘッド周辺部分の断面、同
図(b)はサスペンションの中央部分の断面を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるリード線の配
線パターンを示す図。
【図6】本発明の第3の実施形態におけるリード線の配
線パターンを示す図であり、アーム一体型サスペンショ
ンの裏面側から見た図。
【図7】上記第3の実施形態におけるリード線の配線パ
ターンを示す図であり、アーム一体型サスペンションの
表面側から見た図。
【図8】本発明の第4の実施形態におけるリード線の配
線パターンを示す図。
【図9】従来のリード線の配線パターンを示す図。
【符号の説明】
10…回転軸 11…磁気ヘッド 12…サスペンション 12a…ロードビーム 12b…板ばね 13…アーム 14a〜14d…リード線 15…FPC 16…メインFPC

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドと、 この磁気ヘッドを支持するヘッド支持部材と、 このヘッド支持部材上にプリント形成され、上記磁気ヘ
    ッドの記録信号または再生信号を伝送するリード線とを
    具備し、 上記リード線の断面積が上記磁気ヘッドの周辺部分以外
    の上記ヘッド支持部材上で広く形成されていることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドと、 この磁気ヘッドを支持するヘッド支持部材と、 このヘッド支持部材上にプリント形成され、上記磁気ヘ
    ッドの記録信号または再生信号を伝送するリード線とを
    具備し、 上記リード線が上記磁気ヘッドの周辺部分以外の上記ヘ
    ッド支持部材上で複数に分岐されていることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドと、 この磁気ヘッドを支持するヘッド支持部材と、 このヘッド支持部材上にプリント形成され、上記磁気ヘ
    ッドの記録信号または再生信号を伝送する少なくとも2
    本のリード線とを具備し、 上記各リード線のそれぞれが上記ヘッド支持部材の裏面
    と表面に分けて形成されていることを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドと、 この磁気ヘッドを支持するヘッド支持部材と、 このヘッド支持部材上にプリント形成され、上記磁気ヘ
    ッドの記録信号または再生信号を伝送する少なくとも2
    本のリード線とを具備し、 上記各リード線の中で記録用として用いられるリード線
    のみ、その断面積が上記磁気ヘッドの周辺部分以外の上
    記ヘッド支持部材上で広く形成されていることを特徴と
    する磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドを支持するためのヘッド支持部材であって、 上記磁気ヘッドの記録信号または再生信号を伝送するリ
    ード線を有し、その断面積が上記磁気ヘッドの周辺部分
    以外の部分で広く形成されていることを特徴とするヘッ
    ド支持部材。
  6. 【請求項6】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドを支持するためのヘッド支持部材であって、 上記磁気ヘッドの記録信号または再生信号を伝送するリ
    ード線を有し、そのリード線が上記磁気ヘッドの周辺部
    分以外の部分で複数に分岐されていることを特徴とする
    ヘッド支持部材。
  7. 【請求項7】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドを支持するためのヘッド支持部材であって、 上記磁気ヘッドの記録信号または再生信号を伝送する少
    なくとも2本のリード線を有し、これらのリード線のそ
    れぞれが裏面と表面に形成されていることを特徴とする
    ヘッド支持部材。
  8. 【請求項8】 データの記録または再生を行う磁気ヘッ
    ドを支持するためのヘッド支持部材であって、 上記磁気ヘッドの記録信号または再生信号を伝送する少
    なくとも2本のリード線を有し、これらのリード線のう
    ちの記録用として用いられるリード線について、その断
    面積が上記磁気ヘッドの周辺部分以外の部分で広く形成
    されていることを特徴とするヘッド支持部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157209A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気記録装置
US7460338B2 (en) 2005-01-26 2008-12-02 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Wiring component and magnetic recording drive for high data-rate recording

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