JP2000054960A - 流体圧縮機 - Google Patents
流体圧縮機Info
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- JP2000054960A JP2000054960A JP10224249A JP22424998A JP2000054960A JP 2000054960 A JP2000054960 A JP 2000054960A JP 10224249 A JP10224249 A JP 10224249A JP 22424998 A JP22424998 A JP 22424998A JP 2000054960 A JP2000054960 A JP 2000054960A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油溜めの油面の乱れを抑えることにより、給
油ポンプによる油の吸込みを安定させて、給油が確実に
行なわれる流体圧縮機を提供する。 【解決手段】 スクロール型圧縮機の下部ハウジング7
の底部油溜め14に臨む部分には、クランクシャフト1
0のまわりを取囲むようにリブ26が形成されている。
そのリブ26の先端は油面よりも下に位置している。
油ポンプによる油の吸込みを安定させて、給油が確実に
行なわれる流体圧縮機を提供する。 【解決手段】 スクロール型圧縮機の下部ハウジング7
の底部油溜め14に臨む部分には、クランクシャフト1
0のまわりを取囲むようにリブ26が形成されている。
そのリブ26の先端は油面よりも下に位置している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体圧縮機に関し、
特に、油溜りの油面の乱れを抑えて、油の供給を安定し
て行なうことのできる流体圧縮機に関するものである。
特に、油溜りの油面の乱れを抑えて、油の供給を安定し
て行なうことのできる流体圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の流体圧縮機の一例として、スクー
ロール型圧縮機について図を用いて説明する。図8を参
照して、ケーシング102内の上方には、固定スクロー
ル104aと可動スクロール104bとを含む圧縮部1
04が上部ハウジング106によって支持されている。
ケーシング102内の中央付近には、クランクシャフト
110を有する電動機108が配置されている。圧縮部
104は、そのクランクシャフト110と連動連結され
ている。電動機108の下方では、クランクシャフト1
10が下部軸受け112を介して下部ハウジング107
に支持されている。ケーシング102の下方には、底部
油溜め114が設けられている。クランクシャフト11
0の下端には、底部油溜め114に臨む給油ポンプ11
6が設けられている。クランクシャフト110には、給
油ポンプ116によって吸込まれた潤滑油を、たとえ
ば、圧縮部104とクランクシャフト110との間に配
設された軸受等に供給するための給油通路111が形成
されている。
ロール型圧縮機について図を用いて説明する。図8を参
照して、ケーシング102内の上方には、固定スクロー
ル104aと可動スクロール104bとを含む圧縮部1
04が上部ハウジング106によって支持されている。
ケーシング102内の中央付近には、クランクシャフト
110を有する電動機108が配置されている。圧縮部
104は、そのクランクシャフト110と連動連結され
ている。電動機108の下方では、クランクシャフト1
10が下部軸受け112を介して下部ハウジング107
に支持されている。ケーシング102の下方には、底部
油溜め114が設けられている。クランクシャフト11
0の下端には、底部油溜め114に臨む給油ポンプ11
6が設けられている。クランクシャフト110には、給
油ポンプ116によって吸込まれた潤滑油を、たとえ
ば、圧縮部104とクランクシャフト110との間に配
設された軸受等に供給するための給油通路111が形成
されている。
【0003】次に動作について説明する。電動機108
の駆動に伴うクランクシャフト110の回転により、圧
縮部104の可動スクロール104bが固定スクロール
104に対して公転駆動する。これにより、吸入管11
8より取り入れられた低圧の冷媒ガスが圧縮されて高圧
の冷媒ガスとなる。その高圧の冷媒ガスは、吐出口12
2を経て排出管120よりケーシング102の外へ送り
出される。従来のスクロール型圧縮機は上記のように構
成され、動作する。
の駆動に伴うクランクシャフト110の回転により、圧
縮部104の可動スクロール104bが固定スクロール
104に対して公転駆動する。これにより、吸入管11
8より取り入れられた低圧の冷媒ガスが圧縮されて高圧
の冷媒ガスとなる。その高圧の冷媒ガスは、吐出口12
2を経て排出管120よりケーシング102の外へ送り
出される。従来のスクロール型圧縮機は上記のように構
成され、動作する。
【0004】次に、従来の流体圧縮機の他の例として、
ツイン型のスクロール型圧縮機について図を用いて説明
する。図9を参照して、ツイン型のスクロール圧縮機
は、前述したスクロール型圧縮機を2つ備えたものであ
る。ツイン型のスクロール型圧縮機では、特に、スクロ
ール型圧縮機Aの底部油溜め114aとスクロール型圧
縮機Bの底部油溜め114bとは、連通管124により
接続され、潤滑油が2つの底部油溜め114a、114
bの間を自由に移動できるように構成されている。な
お、ツイン型のスクロール型圧縮機の動作も前述したス
クロール型圧縮機と同様である。
ツイン型のスクロール型圧縮機について図を用いて説明
する。図9を参照して、ツイン型のスクロール圧縮機
は、前述したスクロール型圧縮機を2つ備えたものであ
る。ツイン型のスクロール型圧縮機では、特に、スクロ
ール型圧縮機Aの底部油溜め114aとスクロール型圧
縮機Bの底部油溜め114bとは、連通管124により
接続され、潤滑油が2つの底部油溜め114a、114
bの間を自由に移動できるように構成されている。な
お、ツイン型のスクロール型圧縮機の動作も前述したス
クロール型圧縮機と同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たツイン型を含むスクロール型圧縮機では、以下に示す
ような問題点があった。スクロール型圧縮機の動作時に
は、クランクシャフト110の回転に伴って、その回転
方向と同じ方向に潤滑油もクランクシャフト110のま
わりに流動するようになる。このため、図8に示すよう
に、クランクシャフト110近傍では、その潤滑油の油
面が下がる一方、周辺では油面が盛り上がるようにな
り、油面が大きく乱れる。また、吸入管118よりケー
シング102の中に取り込まれた冷媒ガスの流れによっ
ても潤滑油の油面に乱れが生じる。その結果、給油ポン
プ116からの潤滑油の吸込みが不安定になり、圧縮部
104の側へ潤滑油を安定して供給することができなく
なることがあった。
たツイン型を含むスクロール型圧縮機では、以下に示す
ような問題点があった。スクロール型圧縮機の動作時に
は、クランクシャフト110の回転に伴って、その回転
方向と同じ方向に潤滑油もクランクシャフト110のま
わりに流動するようになる。このため、図8に示すよう
に、クランクシャフト110近傍では、その潤滑油の油
面が下がる一方、周辺では油面が盛り上がるようにな
り、油面が大きく乱れる。また、吸入管118よりケー
シング102の中に取り込まれた冷媒ガスの流れによっ
ても潤滑油の油面に乱れが生じる。その結果、給油ポン
プ116からの潤滑油の吸込みが不安定になり、圧縮部
104の側へ潤滑油を安定して供給することができなく
なることがあった。
【0006】また、特にツイン型のスクロール型圧縮機
では、次のような問題点があった。たとえば、スクロー
ル型圧縮機Aが運転され、スクロール型圧縮機Bが停止
している場合では、図10に示すように、底部油溜め1
14aの周辺の潤滑油の油面が上昇するため、潤滑油が
連通管124を通ってスクロール型圧縮機Bの底部油溜
め114bへ流れ込むようになる。このため、底部油溜
め114a側の潤滑油の量が一時的に低下するなどし
て、単体のスクロール型圧縮機の場合よりも潤滑油の油
面の乱れが顕著になった。その結果、給油ポンプ116
aからの潤滑油の吸込みが極端に不安定になり、圧縮部
104の側に十分に供給することができないことがあっ
た。
では、次のような問題点があった。たとえば、スクロー
ル型圧縮機Aが運転され、スクロール型圧縮機Bが停止
している場合では、図10に示すように、底部油溜め1
14aの周辺の潤滑油の油面が上昇するため、潤滑油が
連通管124を通ってスクロール型圧縮機Bの底部油溜
め114bへ流れ込むようになる。このため、底部油溜
め114a側の潤滑油の量が一時的に低下するなどし
て、単体のスクロール型圧縮機の場合よりも潤滑油の油
面の乱れが顕著になった。その結果、給油ポンプ116
aからの潤滑油の吸込みが極端に不安定になり、圧縮部
104の側に十分に供給することができないことがあっ
た。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、底部油溜めの潤滑油の油面の乱れを抑
えることにより、給油ポンプによる給油が安定して行な
われる流体圧縮機を提供することを目的とする。
れたものであり、底部油溜めの潤滑油の油面の乱れを抑
えることにより、給油ポンプによる給油が安定して行な
われる流体圧縮機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された流
体圧縮機は、電動機部と、圧縮部と、油溜り部と、給油
ポンプ部と、ハウジング部材とを備えている。電動機部
は、ケーシング内に設けられ、駆動軸部を有している。
圧縮部は、駆動軸部の一端に設けられている。油溜り部
は、駆動軸部の他端側に設けられている。給油ポンプ部
は、駆動軸部の他端に配置され、駆動軸部の回転によっ
て、駆動軸部に設けられた給油通路を通じて、油溜り部
の潤滑油を圧縮部の側へ送り込む。ハウジング部材は、
駆動軸部の一端側および他端側を回動可能に支持して、
駆動軸部を前記ケーシング内に固定配置する。ハウジン
グ部材の油溜り部に臨む部分には、先端が油溜り部の油
面よりも下に位置し、駆動軸部のまわりを取囲むように
突出部が形成されている。
体圧縮機は、電動機部と、圧縮部と、油溜り部と、給油
ポンプ部と、ハウジング部材とを備えている。電動機部
は、ケーシング内に設けられ、駆動軸部を有している。
圧縮部は、駆動軸部の一端に設けられている。油溜り部
は、駆動軸部の他端側に設けられている。給油ポンプ部
は、駆動軸部の他端に配置され、駆動軸部の回転によっ
て、駆動軸部に設けられた給油通路を通じて、油溜り部
の潤滑油を圧縮部の側へ送り込む。ハウジング部材は、
駆動軸部の一端側および他端側を回動可能に支持して、
駆動軸部を前記ケーシング内に固定配置する。ハウジン
グ部材の油溜り部に臨む部分には、先端が油溜り部の油
面よりも下に位置し、駆動軸部のまわりを取囲むように
突出部が形成されている。
【0009】この構成によれば、まず、駆動軸部の回転
によって作動する給油ポンプによって、油溜り部の油が
吸い上げられる。このとき、回転する駆動軸に追従し
て、駆動軸部のまわりを循環する油の流れが生じる。と
ころが、駆動軸部のまわりを取囲むように形成された突
出部により、その油の流れが妨げられる。これにより、
油溜り部の油面の乱れが抑えられ、その結果、給油ポン
プによる油の吸込みが安定して、圧縮部の側へ油の供給
を確実に行なうことができる。
によって作動する給油ポンプによって、油溜り部の油が
吸い上げられる。このとき、回転する駆動軸に追従し
て、駆動軸部のまわりを循環する油の流れが生じる。と
ころが、駆動軸部のまわりを取囲むように形成された突
出部により、その油の流れが妨げられる。これにより、
油溜り部の油面の乱れが抑えられ、その結果、給油ポン
プによる油の吸込みが安定して、圧縮部の側へ油の供給
を確実に行なうことができる。
【0010】請求項2に記載された流体圧縮機では、突
出部は、駆動軸部の軸心を中心として放射状に形成され
ている。
出部は、駆動軸部の軸心を中心として放射状に形成され
ている。
【0011】この場合には、回転する駆動軸部に追従し
て、駆動軸部のまわりに生じる油の流れがより効果的に
妨げられて、油溜り部の油面がより安定する。
て、駆動軸部のまわりに生じる油の流れがより効果的に
妨げられて、油溜り部の油面がより安定する。
【0012】請求項3に記載された流体圧縮機では、突
出部は、駆動軸部の軸心を中心とした円筒である。
出部は、駆動軸部の軸心を中心とした円筒である。
【0013】この場合には、回転する駆動軸部に追従し
て駆動軸のまわりに生じる油の流れは、実質的に円筒の
内側の領域に生じて、円筒の外側の領域には生じない。
これにより、油溜り部の油面全体に乱れが生じるのが抑
えられて、給油ポンプによる油の吸込みが安定する。
て駆動軸のまわりに生じる油の流れは、実質的に円筒の
内側の領域に生じて、円筒の外側の領域には生じない。
これにより、油溜り部の油面全体に乱れが生じるのが抑
えられて、給油ポンプによる油の吸込みが安定する。
【0014】請求項4に記載された流体圧縮機では、突
出部の先端が給油ポンプ部の吸込口のレベルにまで延び
ている。
出部の先端が給油ポンプ部の吸込口のレベルにまで延び
ている。
【0015】この場合には、回転する駆動軸部に追従し
て駆動軸部のまわりに生じる油の流れを最も効果的に妨
げることができる。これにより、油溜り部の油面の乱れ
が抑えられてさらに安定する。その結果、給油ポンプの
吸込口からの油の吸込みがより安定して、圧縮部の側へ
油の供給を確実に行なうことができる。
て駆動軸部のまわりに生じる油の流れを最も効果的に妨
げることができる。これにより、油溜り部の油面の乱れ
が抑えられてさらに安定する。その結果、給油ポンプの
吸込口からの油の吸込みがより安定して、圧縮部の側へ
油の供給を確実に行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態1に係るスクロール型圧縮機につい
て図を用いて説明する。図1を参照して、ケーシング2
内の上方には、互いに噛み合うスクロール歯がそれぞれ
形成された固定スクロール4aと可動スクロール4bと
を含む圧縮部4が上部ハウジング6によって支持されて
いる。ケーシング2内の中央付近には、クランクシャフ
ト10を有する電動機8が配置されている。圧縮部4
は、そのクランクシャフト10と連動連結されている。
電動機8の下方では、クランクシャフト10が下部軸受
け12を介して下部ハウジング7に支持されている。ケ
ーシング2の下方には、潤滑油を溜めるための底部油溜
め14が設けられている。クランクシャフト10の下端
部には、底部油溜め14に臨む給油ポンプ16が設けら
れている。この給油ポンプ16としては、クランクシャ
フト10の回転数とともに吸込量が増加する遠心ポンプ
などが適用されている。クランクシャフト10には、給
油ポンプ16によって吸い上げられた潤滑油を、たとえ
ば、圧縮部4とクランクシャフト10との間に配設され
た軸受等に供給するための給油通路11が形成されてい
る。下部ハウジング7の底部油溜め14に臨む側には、
リブ26が設けられている。このリブ26は、図2に示
すように、クランクシャフト10を取囲むように放射状
に配置されている。そのリブ26の先端は、油面よりも
下に位置している。
て図を用いて説明する。図1を参照して、ケーシング2
内の上方には、互いに噛み合うスクロール歯がそれぞれ
形成された固定スクロール4aと可動スクロール4bと
を含む圧縮部4が上部ハウジング6によって支持されて
いる。ケーシング2内の中央付近には、クランクシャフ
ト10を有する電動機8が配置されている。圧縮部4
は、そのクランクシャフト10と連動連結されている。
電動機8の下方では、クランクシャフト10が下部軸受
け12を介して下部ハウジング7に支持されている。ケ
ーシング2の下方には、潤滑油を溜めるための底部油溜
め14が設けられている。クランクシャフト10の下端
部には、底部油溜め14に臨む給油ポンプ16が設けら
れている。この給油ポンプ16としては、クランクシャ
フト10の回転数とともに吸込量が増加する遠心ポンプ
などが適用されている。クランクシャフト10には、給
油ポンプ16によって吸い上げられた潤滑油を、たとえ
ば、圧縮部4とクランクシャフト10との間に配設され
た軸受等に供給するための給油通路11が形成されてい
る。下部ハウジング7の底部油溜め14に臨む側には、
リブ26が設けられている。このリブ26は、図2に示
すように、クランクシャフト10を取囲むように放射状
に配置されている。そのリブ26の先端は、油面よりも
下に位置している。
【0017】次に、上述したスクロール型圧縮機の動作
について説明する。電動機8の駆動に伴うクランクシャ
フト10の回転により、圧縮部4の可動スクロール4b
が固定スクロール4aに対して公転駆動する。これによ
り、吸入管18よりケーシング2内に取り入れられた低
圧の冷媒ガスが圧縮されて高圧の冷媒ガスとなる。その
高圧の冷媒ガスは、吐出口22を経て排出管20よりケ
ーシング2の外へ送り出される。
について説明する。電動機8の駆動に伴うクランクシャ
フト10の回転により、圧縮部4の可動スクロール4b
が固定スクロール4aに対して公転駆動する。これによ
り、吸入管18よりケーシング2内に取り入れられた低
圧の冷媒ガスが圧縮されて高圧の冷媒ガスとなる。その
高圧の冷媒ガスは、吐出口22を経て排出管20よりケ
ーシング2の外へ送り出される。
【0018】以上の動作において、回転するクランクシ
ャフト10に追従して、底部油溜め14の潤滑油には、
クランクシャフト10のまわりを循環する流れが生じよ
うとする。ところが、クランクシャフト10のまわりを
取囲むように形成されたリブ26により、その潤滑油の
流れが妨げられる。つまり、リブ26は一種の防波堤の
役目を果たしていることになる。これにより、クランク
シャフト10の近傍において油面が極端に下がるといっ
た油面の乱れが抑制され、油面が安定する。また、同様
にして、吸入管18よりケーシング2内に送り込まれた
冷媒ガスによって底部油溜め14の油面が乱れるのも抑
えることができる。その結果、給油ポンプ16による潤
滑油の吸込みが安定して、圧縮部4とクランクシャフト
10との間に配設された軸受等へ潤滑油を確実に供給す
ることができる。
ャフト10に追従して、底部油溜め14の潤滑油には、
クランクシャフト10のまわりを循環する流れが生じよ
うとする。ところが、クランクシャフト10のまわりを
取囲むように形成されたリブ26により、その潤滑油の
流れが妨げられる。つまり、リブ26は一種の防波堤の
役目を果たしていることになる。これにより、クランク
シャフト10の近傍において油面が極端に下がるといっ
た油面の乱れが抑制され、油面が安定する。また、同様
にして、吸入管18よりケーシング2内に送り込まれた
冷媒ガスによって底部油溜め14の油面が乱れるのも抑
えることができる。その結果、給油ポンプ16による潤
滑油の吸込みが安定して、圧縮部4とクランクシャフト
10との間に配設された軸受等へ潤滑油を確実に供給す
ることができる。
【0019】また、このリブ26により、下部軸受け1
2や電動機8等で発生した熱を、底部油溜め14の潤滑
油や冷媒ガスなどに効率よく放出することができる。こ
れにより、下部軸受け12や電動機8の信頼性を向上さ
せることもできる。さらに、このリブ26により、下部
ハウジング7の強度をさらに高めることも可能となる。
2や電動機8等で発生した熱を、底部油溜め14の潤滑
油や冷媒ガスなどに効率よく放出することができる。こ
れにより、下部軸受け12や電動機8の信頼性を向上さ
せることもできる。さらに、このリブ26により、下部
ハウジング7の強度をさらに高めることも可能となる。
【0020】なお、上記実施の形態では、リブ26は図
2に示すように、クランクシャフト10の軸心を中心と
して放射状に形成されているが、クランクシャフト10
の回転に伴う潤滑油の流れの方向に対して交差する方向
であればこのような配置に限られない。
2に示すように、クランクシャフト10の軸心を中心と
して放射状に形成されているが、クランクシャフト10
の回転に伴う潤滑油の流れの方向に対して交差する方向
であればこのような配置に限られない。
【0021】また、リブ26の先端は、油面よりも下に
位置していることが必要であるが、給油ポンプ16の吸
込口17のレベルにまで延びていることがより望まし
い。この場合には、クランクシャフト10の回転に伴う
潤滑油の流れを効果的に阻止して潤滑油の油面をより安
定させることができる。
位置していることが必要であるが、給油ポンプ16の吸
込口17のレベルにまで延びていることがより望まし
い。この場合には、クランクシャフト10の回転に伴う
潤滑油の流れを効果的に阻止して潤滑油の油面をより安
定させることができる。
【0022】実施の形態2 本発明の実施の形態2に係るスクロール型圧縮機につい
て図を用いて説明する。図3を参照して、本実施の形態
に係るスクロール型圧縮機では、下部ハウジング7の底
部油溜め14に臨む側には、円筒27が設けられてい
る。この円筒27は、図4に示すように、クランクシャ
フト10の軸心を中心として配置されている。なお、こ
れ以外の構成については実施の形態1において説明した
スクロール型圧縮機と同様なので同一部材には同一符号
を付し、その説明を省略する。また、本スクロール型圧
縮機の動作も、実施の形態1において説明したスクロー
ル型圧縮機と同様である。
て図を用いて説明する。図3を参照して、本実施の形態
に係るスクロール型圧縮機では、下部ハウジング7の底
部油溜め14に臨む側には、円筒27が設けられてい
る。この円筒27は、図4に示すように、クランクシャ
フト10の軸心を中心として配置されている。なお、こ
れ以外の構成については実施の形態1において説明した
スクロール型圧縮機と同様なので同一部材には同一符号
を付し、その説明を省略する。また、本スクロール型圧
縮機の動作も、実施の形態1において説明したスクロー
ル型圧縮機と同様である。
【0023】上述したスクロール型圧縮機の動作におい
て、回転するクランクシャフト10に追従した潤滑油の
流れが形成されるのは、円筒27の内側であり、円筒2
7の外側では、円筒27に妨げられて、そのような流れ
が生じるのが抑制される。これにより、底部油溜め14
の油面全体が乱れるのが抑えられて、給油ポンプ16の吸
込口17における潤滑油の圧力が維持される。また、吸入
管18よりケーシング2内に送り込まれた冷媒ガスによ
って底部油溜め14の油面が乱れるのも抑えることがで
き、たとえば、円筒27の外側の油面が乱れたとして
も、その油面の乱れが円筒27の内側に及ぶのを抑える
ことができる。これらの結果、給油ポンプ16による潤
滑油の吸込みが安定して、圧縮部4の側に配設された軸
受等へ潤滑油を確実に供給することができる。
て、回転するクランクシャフト10に追従した潤滑油の
流れが形成されるのは、円筒27の内側であり、円筒2
7の外側では、円筒27に妨げられて、そのような流れ
が生じるのが抑制される。これにより、底部油溜め14
の油面全体が乱れるのが抑えられて、給油ポンプ16の吸
込口17における潤滑油の圧力が維持される。また、吸入
管18よりケーシング2内に送り込まれた冷媒ガスによ
って底部油溜め14の油面が乱れるのも抑えることがで
き、たとえば、円筒27の外側の油面が乱れたとして
も、その油面の乱れが円筒27の内側に及ぶのを抑える
ことができる。これらの結果、給油ポンプ16による潤
滑油の吸込みが安定して、圧縮部4の側に配設された軸
受等へ潤滑油を確実に供給することができる。
【0024】また、円筒27も、リブ26と同様に、下
部軸受け12や電動機8などで発生した熱を底部油溜め
14の潤滑油や冷媒ガスなどに効率よく放出することが
できる。これによって、下部軸受け12や電動機8の信
頼性を向上させることができる。
部軸受け12や電動機8などで発生した熱を底部油溜め
14の潤滑油や冷媒ガスなどに効率よく放出することが
できる。これによって、下部軸受け12や電動機8の信
頼性を向上させることができる。
【0025】さらに、リブ26と同様に、円筒27も先
端は油面よりも下方に位置していることが必要である
が、給油ポンプ16の吸込口17のレベルにまで延びて
いることがより望ましい。この場合には、クランクシャ
フト10の回転に伴う潤滑油の流れが円筒27の外側の
領域へ及ぶのをより効果的に抑えて、油面全体をより安
定させることができる。
端は油面よりも下方に位置していることが必要である
が、給油ポンプ16の吸込口17のレベルにまで延びて
いることがより望ましい。この場合には、クランクシャ
フト10の回転に伴う潤滑油の流れが円筒27の外側の
領域へ及ぶのをより効果的に抑えて、油面全体をより安
定させることができる。
【0026】実施の形態3 本発明の実施の形態3に係るスクロール型圧縮機につい
て図を用いて説明する。図5を参照して、本実施の形態
に係るスクロール型圧縮機では、下部ハウジング7の底
部油溜め14に臨む側には、実施の形態1および実施の
形態2においてそれぞれ説明したリブ26と円筒27が
形成されている。円筒27は、図6に示すように、クラ
ンクシャフト10の軸心を中心として配置され、さらに
リブ26が円筒27の外周に放射状に形成されている。
なお、これ以外の構成については実施の形態1または実
施の形態2において説明したスクロール型圧縮機と同様
なので同一部材には同一符号を付し、その説明を省略す
る。また、本スクロール型圧縮機の動作も実施の形態1
において説明したスクロール型圧縮機の動作と同様であ
る。
て図を用いて説明する。図5を参照して、本実施の形態
に係るスクロール型圧縮機では、下部ハウジング7の底
部油溜め14に臨む側には、実施の形態1および実施の
形態2においてそれぞれ説明したリブ26と円筒27が
形成されている。円筒27は、図6に示すように、クラ
ンクシャフト10の軸心を中心として配置され、さらに
リブ26が円筒27の外周に放射状に形成されている。
なお、これ以外の構成については実施の形態1または実
施の形態2において説明したスクロール型圧縮機と同様
なので同一部材には同一符号を付し、その説明を省略す
る。また、本スクロール型圧縮機の動作も実施の形態1
において説明したスクロール型圧縮機の動作と同様であ
る。
【0027】上述したスクロール型圧縮機では、その動
作時において、回転するクランクシャフト10に追従す
る潤滑油の流れが円筒27によって、底部油溜め14の
全体に広がるのが抑えられるとともに、そのような流れ
がリブ26により阻止される。その結果、底部油溜め1
4の油面全体の乱れがさらに抑えられて、給油ポンプ1
6の吸込口17からの油の吸込みが安定して、圧縮部4
の側に配設された軸受等へ確実に油を供給することがで
きる。
作時において、回転するクランクシャフト10に追従す
る潤滑油の流れが円筒27によって、底部油溜め14の
全体に広がるのが抑えられるとともに、そのような流れ
がリブ26により阻止される。その結果、底部油溜め1
4の油面全体の乱れがさらに抑えられて、給油ポンプ1
6の吸込口17からの油の吸込みが安定して、圧縮部4
の側に配設された軸受等へ確実に油を供給することがで
きる。
【0028】なお、上記実施の形態のスクロール型圧縮
機では、リブ26によって囲まれた領域に円筒27を設
けているが、リブ26を取り囲むように円筒を設けた構
造であっても、同様の効果を得ることができる。
機では、リブ26によって囲まれた領域に円筒27を設
けているが、リブ26を取り囲むように円筒を設けた構
造であっても、同様の効果を得ることができる。
【0029】次に、本実施の形態に係るスクロール型圧
縮機の変形例について図を用いて説明する。図7を参照
して、変形例に係るスクロール型圧縮機は、本実施の形
態に係るスクロール型圧縮機を2台備えたツイン型のス
クロール型圧縮機である。スクロール型圧縮機Aには、
リブ26aおよび円筒27aが設けられ、スクロール型
圧縮機Bには、リブ26bおよび円筒27bが設けられ
ている。特に、スクロール型圧縮機Aの底部油溜め14
aとスクロール型圧縮機Bの底部油溜め14bとは、連
通管24によって接続され、潤滑油が底部油溜め14
a、14bの間を自由に流れるように構成されている。
縮機の変形例について図を用いて説明する。図7を参照
して、変形例に係るスクロール型圧縮機は、本実施の形
態に係るスクロール型圧縮機を2台備えたツイン型のス
クロール型圧縮機である。スクロール型圧縮機Aには、
リブ26aおよび円筒27aが設けられ、スクロール型
圧縮機Bには、リブ26bおよび円筒27bが設けられ
ている。特に、スクロール型圧縮機Aの底部油溜め14
aとスクロール型圧縮機Bの底部油溜め14bとは、連
通管24によって接続され、潤滑油が底部油溜め14
a、14bの間を自由に流れるように構成されている。
【0030】このツイン型のスクロール型圧縮機では、
その動作時において、回転するクランクシャフト10に
追従する油の流れが円筒27により底部油溜め14a、
14bの全体に生じるのを効果的に抑えることができ
る。これにより、たとえば、スクロール型圧縮機Aが動
作し、スクロール型圧縮機Bが停止している場合に、底
部油溜め14aから連通管24を経て底部油溜め14b
へ潤滑油が流れ込み、底部油溜め14aの潤滑油が一時
的に低下するなどして、給油ポンプ16aの吸込口17
aからの油の吸込みが十分に行なわれなくなるといった
不都合を解消することができる。
その動作時において、回転するクランクシャフト10に
追従する油の流れが円筒27により底部油溜め14a、
14bの全体に生じるのを効果的に抑えることができ
る。これにより、たとえば、スクロール型圧縮機Aが動
作し、スクロール型圧縮機Bが停止している場合に、底
部油溜め14aから連通管24を経て底部油溜め14b
へ潤滑油が流れ込み、底部油溜め14aの潤滑油が一時
的に低下するなどして、給油ポンプ16aの吸込口17
aからの油の吸込みが十分に行なわれなくなるといった
不都合を解消することができる。
【0031】なお、実施の形態1または実施の形態2に
おいてそれぞれ説明したスクロール型圧縮機をそれぞれ
2つ備えたツイン型のスクロール型圧縮機でも同様の効
果を得ることができる。特に、底部油溜め14の全体に
生じようとする油の乱れを抑える観点からは、円筒を備
えたスクロール型圧縮機がより好ましい。
おいてそれぞれ説明したスクロール型圧縮機をそれぞれ
2つ備えたツイン型のスクロール型圧縮機でも同様の効
果を得ることができる。特に、底部油溜め14の全体に
生じようとする油の乱れを抑える観点からは、円筒を備
えたスクロール型圧縮機がより好ましい。
【0032】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載された流体圧縮機によれ
ば、まず、駆動軸部の回転によって作動する給油ポンプ
によって、油溜り部の油が吸い上げられる。このとき、
回転する駆動軸に追従して、駆動軸部のまわりを循環す
る油の流れが生じる。ところが、駆動軸部のまわりを取
囲むように形成された突出部により、その油の流れが妨
げられる。これにより、油溜り部の油面の乱れが抑えら
れ、その結果、給油ポンプによる油の吸込みが安定し
て、圧縮部の側へ油の供給を確実に行なうことができ
る。
ば、まず、駆動軸部の回転によって作動する給油ポンプ
によって、油溜り部の油が吸い上げられる。このとき、
回転する駆動軸に追従して、駆動軸部のまわりを循環す
る油の流れが生じる。ところが、駆動軸部のまわりを取
囲むように形成された突出部により、その油の流れが妨
げられる。これにより、油溜り部の油面の乱れが抑えら
れ、その結果、給油ポンプによる油の吸込みが安定し
て、圧縮部の側へ油の供給を確実に行なうことができ
る。
【0034】請求項2に記載された流体圧縮機では、突
出部は、駆動軸部の軸心を中心として放射状に形成され
ていることにより、回転する駆動軸部に追従して、駆動
軸部のまわりに生じる油の流れがより効果的に妨げられ
て、油溜り部の油面がより安定する。
出部は、駆動軸部の軸心を中心として放射状に形成され
ていることにより、回転する駆動軸部に追従して、駆動
軸部のまわりに生じる油の流れがより効果的に妨げられ
て、油溜り部の油面がより安定する。
【0035】請求項3に記載された流体圧縮機では、突
出部は、駆動軸部の軸心を中心とした円筒であることに
より、回転する駆動軸部に追従して駆動軸のまわりに生
じる油の流れは、実質的に円筒の内側の領域に生じて、
円筒の外側の領域には生じない。これにより、油溜り部
の油面全体に乱れが生じるのが抑えられて、給油ポンプ
による油の吸込みが安定する。
出部は、駆動軸部の軸心を中心とした円筒であることに
より、回転する駆動軸部に追従して駆動軸のまわりに生
じる油の流れは、実質的に円筒の内側の領域に生じて、
円筒の外側の領域には生じない。これにより、油溜り部
の油面全体に乱れが生じるのが抑えられて、給油ポンプ
による油の吸込みが安定する。
【0036】請求項4に記載された流体圧縮機では、突
出部の先端が給油ポンプ部の吸込口のレベルにまで延び
ていることにより、回転する駆動軸部に追従して駆動軸
部のまわりに生じようとする油の流れを最も効果的に妨
げることができる。これにより、油溜り部の油面の乱れ
が抑えられてさらに安定する。その結果、給油ポンプの
吸込口からの油の吸込みがより安定して、圧縮部の側へ
の油の供給を確実に行なうことができる。
出部の先端が給油ポンプ部の吸込口のレベルにまで延び
ていることにより、回転する駆動軸部に追従して駆動軸
部のまわりに生じようとする油の流れを最も効果的に妨
げることができる。これにより、油溜り部の油面の乱れ
が抑えられてさらに安定する。その結果、給油ポンプの
吸込口からの油の吸込みがより安定して、圧縮部の側へ
の油の供給を確実に行なうことができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るスクロール型圧縮
機の部分縦断面図である。
機の部分縦断面図である。
【図2】同実施の形態において、リブの配置を示す平面
図である。
図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るスクロール型圧縮
機の部分縦断面図である。
機の部分縦断面図である。
【図4】同実施の形態において、円筒の配置を示す平面
図である。
図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るスクロール型圧縮
機の部分縦断面図である。
機の部分縦断面図である。
【図6】同実施の形態において、リブおよび円筒の配置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図7】同実施の形態の変形例に係るスクロール型圧縮
機の部分縦断面図である。
機の部分縦断面図である。
【図8】従来の第1のスクロール型圧縮機の部分縦断面
図である。
図である。
【図9】従来の第2のスクロール型圧縮機の部分縦断面
図である。
図である。
【図10】従来の第2のスクロール型圧縮機における問
題点を説明するための部分縦断面図である。
題点を説明するための部分縦断面図である。
2 ケーシング 4 圧縮部 4a 固定スクロール 4b 可動スクロール 6 上部ハウジング 7 下部ハウジング 8 電動機 10 クランクシャフト 11 給油通路 12 下部軸受け 14 底部油溜め 16、16a、 給油ポンプ 17、17a、 吸込口 18 吸入管 20 排出管 22 吐出口 24 連通管 26 リブ 27 円筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 茂喜 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB03 AC03 BD07 CE01 3H029 AA02 AA14 AA21 AB03 BB06 BB10 CC09 CC36
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング(2)内に設けられ、駆動軸
部(10)を有する電動機部(8)と、 前記駆動軸部(10)の一端に設けられた圧縮部(4)
と、 前記駆動軸部(10)の他端側に設けられた油溜り部
(14)と、 前記駆動軸部(10)の他端に配置され、前記駆動軸部
(10)の回転によって、前記駆動軸部(10)に設け
られた給油通路(11)を通じて、前記油溜り部(1
4)の潤滑油を前記圧縮部(4)の側へ送り込むための
給油ポンプ部(16)と、 前記駆動軸部(10)の一端側および他端側を回動可能
に支持して、前記駆動軸部(10)を前記ケーシング
(2)内に固定配置するためのハウジング部材(6、
7)とを備え、 前記ハウジング部材(6、7)の前記油溜り部(14)
に臨む部分には、先端が前記油溜り部(14)の油面よ
りも下に位置し、前記駆動軸部(10)のまわりを取囲
むように突出部(26、27)が形成された、流体圧縮
機。 - 【請求項2】 前記突出部(26)は、前記駆動軸部
(10)の軸心を中心として放射状に形成された、請求
項1記載の流体圧縮機。 - 【請求項3】 前記突出部(27)は、前記駆動軸部
(10)の軸心を中心とした円筒(27)である、請求
項1記載の流体圧縮機。 - 【請求項4】 前記突出部(26、27)の先端が前記
給油ポンプ部(16)の吸込口(17)のレベルにまで
延びている、請求項1〜3のいずれかに記載の流体圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224249A JP2000054960A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 流体圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224249A JP2000054960A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 流体圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000054960A true JP2000054960A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16810829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10224249A Withdrawn JP2000054960A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 流体圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000054960A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004090333A1 (ja) * | 2003-04-10 | 2004-10-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 密閉型圧縮機 |
WO2005080797A1 (en) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Hermetic type compressor with wave-suppressing member in the oil reservoir |
EP1764507A2 (en) * | 2005-09-20 | 2007-03-21 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Compressor |
JPWO2010122812A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2012-10-25 | パナソニック株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224249A patent/JP2000054960A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004090333A1 (ja) * | 2003-04-10 | 2004-10-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 密閉型圧縮機 |
WO2005080797A1 (en) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Hermetic type compressor with wave-suppressing member in the oil reservoir |
US7878771B2 (en) | 2004-02-24 | 2011-02-01 | Panasonic Corporation | Hermetic type compressor with wave-suppressing member in the oil reservoir |
EP1764507A2 (en) * | 2005-09-20 | 2007-03-21 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Compressor |
JP2007085202A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
EP1764507A3 (en) * | 2005-09-20 | 2010-01-06 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Compressor |
JPWO2010122812A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2012-10-25 | パナソニック株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050628 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070207 |