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JP2000051231A - 医療処置具セット及び医療処置具セット用収納箱 - Google Patents

医療処置具セット及び医療処置具セット用収納箱

Info

Publication number
JP2000051231A
JP2000051231A JP10228232A JP22823298A JP2000051231A JP 2000051231 A JP2000051231 A JP 2000051231A JP 10228232 A JP10228232 A JP 10228232A JP 22823298 A JP22823298 A JP 22823298A JP 2000051231 A JP2000051231 A JP 2000051231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical treatment
lid
box
peripheral wall
wall portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10228232A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Ogata
清孝 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonokura Ika Kogyo KK
Original Assignee
Tonokura Ika Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tonokura Ika Kogyo KK filed Critical Tonokura Ika Kogyo KK
Priority to JP10228232A priority Critical patent/JP2000051231A/ja
Publication of JP2000051231A publication Critical patent/JP2000051231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療処置行為にも適切に貢献し得る医療処置
具セットを提供する。 【解決手段】 上部開口7を4つの周壁部9〜12をも
って矩形状に区画する周壁6を有し内部に医療処置具4
が収納されている箱体部2と、その箱体部2の上部開口
7を開閉する蓋体部3と、を有している。箱体部2の周
壁6は、4つの周壁部9〜12のうちの一の周壁部にお
いて、複数の位置決め凹所16を上部に形成する立て掛
け壁部12を有し、その立て掛け壁部12は該立て掛け
壁部12以外の他の周壁部9〜11よりも低くされてい
る。蓋体部3は、立て掛け壁部12の外側底部に揺動可
能に設けられて開閉動可能とされ、その蓋体部3が開か
れたとき、箱体部2の底部5と共に平坦状態を取り得る
ように設定されている。これにより、医療処置具4の立
て掛けを可能としてセットを容易にすると共に医療処置
具載置面を迅速に確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療処置に貢献し
得る医療処置具セット及び医療処置具セット用収納箱に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、紙製容器に医療処置具を収納した
ものが開発されつつある。このものによれば、在庫を考
慮した計画的な購入ができるばかりか、医療処置具の搬
送が便利となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなも
のは、単に、医療処置具の搬送性等だけを目的とするも
のであり、他の目的、例えば医療処置行為に対しては考
慮を払うものとはなっていない。このため、このものを
使用して医療処置行為を行うに際しては、先ず衛生的な
載置面を確保し(空いた手術盆を用意し、その手術盆上
に衛生的なシートを敷くこと等)、その上で、当該紙製
容器から医療処置具を取り出し、その医療処置具を上記
載置面に対してセットしなければならず、準備等の面で
迅速且つ的確に対応できない状況にある。特に、緊急災
害時のように、十分な設備、用具がなく衛生面がよくな
い環境下においては、そのことは、一層、顕著となる。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その第1の技術的課題は、搬送だけでなく、医療処
置行為にも適切に貢献し得る医療処置具セットを提供す
ることにある。第2の技術的課題は、上記医療処置具セ
ットに用いる医療処置具セット用収納箱を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の技術的課題を
達成するために本発明(請求項1の発明)にあっては、
上部開口を区画する周壁を有し内部に医療処置具が収納
されている箱体と、該箱体の上部開口を開閉する蓋体
と、を有し、前記箱体の周壁が、前記医療処置具を立て
掛ける立て掛け壁部を備え、前記立て掛け壁部の上部
に、複数の位置決め凹所が形成されている、ことを特徴
とする医療処置具セットとした構成としてある。
【0006】請求項1の好ましい態様としては、請求項
2、3、16、17の記載の通りとなる。
【0007】上記第1の技術的課題を達成するために本
発明(請求項4の発明)にあっては、底部周縁部から起
立する周壁により上部開口が区画され内部に医療処置具
が収納されている箱体と、該箱体の上部開口を開閉する
蓋体と、を有し、前記蓋体が前記箱体の底部に揺動可能
に設けられて開閉動可能とされ、該蓋体が開かれたと
き、該蓋体が該箱体の底部と共に平坦状態を取り得るよ
うに設定されている、ことを特徴とする医療処置具セッ
トとした構成としてある。
【0008】請求項4の好ましい態様としては、請求項
5〜7、16、17の記載の通りとなる。
【0009】上記第1の技術的課題を達成するために本
発明(請求項8の発明)にあっては、上部開口を区画す
る周壁を有し内部に医療処置具が収納されている箱体
と、該箱体の上部開口を閉じる蓋体とが、滅菌処理され
た包装紙により包装され、前記包装紙の大きさが、該包
装紙が開かれたとき、少なくとも該包装紙の内部領域
に、並設状態とした前記箱体と前記蓋体とが収まるよう
に設定されている、ことを特徴とする医療処置具セット
とした構成としてある。
【0010】請求項8の好ましい態様としては、請求項
9〜12、16、17の記載の通りとなる。
【0011】上記第1の技術的課題を達成するために本
発明(請求項13の発明)にあっては、上部開口を4つ
の周壁部をもって矩形状に区画する周壁を有し内部に医
療処置具が収納されている箱体と、該箱体の上部開口を
開閉する蓋体と、を有し、前記箱体の周壁が、前記4つ
の周壁部のうちの一の周壁部において、複数の位置決め
凹所を上部に形成する立て掛け壁部を有して、該立て掛
け壁部が該立て掛け壁部以外の他の周壁部よりも低くさ
れ、前記蓋体が、前記立て掛け壁部の外側底部に揺動可
能に設けられて、該蓋体が開かれたとき、前記箱体の底
部と共に平坦状態を取り得るように設定されている、こ
とを特徴とする医療処置具セットとした構成としてあ
る。
【0012】請求項13の好ましい態様としては、請求
項14〜17の記載の通りとなる。
【0013】上記第2の技術的課題を達成するために本
発明(請求項18の発明)にあっては、上部開口を区画
する周壁を有する箱体と、該箱体の上部開口を開閉する
蓋体と、を有し、前記箱体の周壁が、前記医療処置具を
立て掛ける立て掛け壁部を備え、前記立て掛け壁部の上
部に、複数の位置決め凹所が形成されている、ことを特
徴とする医療処置具セット用収納箱とした構成としてあ
る。
【0014】上記第2の技術的課題を達成するために本
発明(請求項19の発明)にあっては、上部開口を4つ
の周壁部をもって矩形状に区画する周壁を有する箱体
と、該箱体の上部開口を開閉する蓋体と、を有し、前記
箱体の周壁が、前記4つの周壁部のうちの一の周壁部に
おいて、複数の位置決め凹所を上部に形成する立て掛け
壁部を有して、該立て掛け壁部が該立て掛け壁部以外の
他の周壁部よりも低くされ、前記蓋体が、前記立て掛け
壁部の外側底部に揺動可能に設けられて開閉動可能とさ
れ、該蓋体が開かれたとき、前記箱体の底部と共に平坦
状態を取り得るように設定されている、ことを特徴とす
る医療処置具セット用収納箱とした構成としてある。
【0015】請求項19の好ましい態様としては、請求
項20の記載の通りとなる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、箱体の周壁を
利用して簡単に立て掛け壁部が形成できるばかりか、そ
の立て掛け壁部に医療処置具を、位置決め凹所に案内さ
せつつ立て掛けることができることになる。このため、
医療処置具のセットを迅速且つ的確に行うことができる
ことになり、医療処置行為に迅速に移行できることにな
る。
【0017】請求項2の発明によれば、立て掛け壁部
が、該立て掛け壁部以外の周壁よりも低くされているこ
とから、立て掛け壁部に医療処置具を立て掛けても、そ
の医療処置具が立て掛け壁部以外の周壁より上方に突出
しないようにでき、立て掛け壁部以外の周壁により、該
立て掛け壁に立て掛けた医療処置具(メス、注射器等)
に不用意に触れることを規制できることになる。このた
め、医療処置具を使用に際しての安全性を向上させるこ
とができることになる。
【0018】請求項3の発明によれば、周壁が、4つの
周壁部をもって箱体の上部開口を矩形形状とするように
形成されて、立て掛け壁部が、その4つの周壁部のうち
の一の周壁部に形成されていることから、当該医療処置
具セットを直方体形状に形成することができ、搬送性、
貯蔵性、取り扱い性等を向上させることができることに
なる。
【0019】請求項4の発明によれば、蓋体が開かれた
とき、蓋体が箱体の底部と共に平坦状態を取り得るよう
に設定されていることから、どのような場所において
も、蓋体を開くだけで、蓋体の内面を無菌的な医療処置
具載置面とすることができ、無菌的な医療処置具載置面
を簡単に確保できることになり、どのような環境下にお
いても、医療処置行為に迅速に移行できることになる。
【0020】請求項5の発明によれば、蓋体と箱体と
が、該蓋体が開かれたとき、所定の手術盆に適合して収
容されるように設定されていることから、手術盆が無菌
的であるか否かにかかわりなく、手術盆に当該医療処置
具セットを使用状態で簡単にセッティングできることに
なり、無菌的な医療処置具載置面を迅速に手術盆上に確
保できることになる。
【0021】請求項6の発明によれば、蓋体の周縁部
に、該蓋体が開かれたとき、上方に向かって起立する起
立壁が形成されていることから、蓋体の内面を医療処置
具載置面として使用するに際して、起立壁が、医療処置
具が蓋体の内面から転がりでてしまうことを規制するこ
とになり、蓋体内面上において、医療処置具を衛生的に
使用できることになる。
【0022】請求項7の発明によれば、周壁が、4つの
周壁部をもって上部開口を矩形形状とするように形成さ
れ、その4つの周壁部のうち、蓋体の揺動支点が設けら
れる側の周壁部に隣り合う周壁部に差し込み口が形成さ
れ、蓋体に、差し込み口に挿入される横フラップが設け
られていることから、蓋体の揺動支点が箱体の底部に設
けられることに基づき、蓋体がずれた状態で箱体の開口
が開くことになることを、差し込み口と横フラップとに
より的確に規制できることになり、差し込み口と横フラ
ップとに基づき、蓋体が箱体の上部開口を確実に閉状態
とすることができることになる。
【0023】請求項8の発明によれば、箱体と蓋体と
が、滅菌処理された包装紙により包装され、包装紙の大
きさが、該包装紙が開かれたとき、少なくとも該包装紙
の内部領域に、並設状態とした箱体と蓋体とが収まるよ
うに設定されていることから、包装紙の包装に基づき、
当該医療処置具セット内を滅菌状態で保護することがで
きると共に、包装紙を開くことにより、その包装紙をも
って無菌的な載置面を迅速に確保できることになる。
【0024】請求項9の発明によれば、包装紙の他の角
部部分を摘んで開き、次に、包装紙の一の角部部分を摘
んで開けば、それに伴って、その一の角部に隣り合う一
対の角部部分が自動的に開くことになり、包装紙を簡単
に開いて無菌的な載置面を迅速に確保できることにな
る。
【0025】請求項10の発明によれば、包装紙の他の
角部側が、内部に複数回に亘って折り畳まれていること
から、包装に支障を与えることなく、包装紙の面積を簡
単に拡大できることになり、無菌的な載置面をより大き
く確保できることになる。
【0026】請求項11の発明によれば、蓋体と箱体と
が、該蓋体が開かれたとき、所定の手術盆に適合して収
容されるように設定されると共に、包装紙が、該包装紙
が開かれたとき、少なくとも所定の手術盆全体を覆うよ
うに設定されていることから、手術盆が衛生的か否かに
かかわらず、包装紙により少なくとも手術盆の内面を無
菌的な状態とすることができ、その上で、手術盆内に当
該医療処置具セットをセッティングして、通常の手術盆
と同様の感覚で使用することができることになる。
【0027】請求項12の発明によれば、包装紙に包ま
れた箱体と蓋体とが滅菌袋内に封入され、あらかじめエ
チレンオキサイドガス等の滅菌ガスにより滅菌処理され
た状態で密閉収納されていることから、外部環境の汚染
要因から遮断され、滅菌袋内の包装紙、箱体及び蓋体、
医療処置具等は、無菌の状態で保存されることになる。
【0028】請求項13の発明によれば、立て掛け壁部
が該立て掛け壁部以外の他の周壁部よりも低くされ、蓋
体が、立て掛け壁部の外側底部に揺動可能に設けられて
開閉動可能とされ、該蓋体が開かれたとき、箱体の底部
と共に平坦状態を取り得るように設定されていることか
ら、蓋体により無菌的な医療処置具載置面を確保できる
と共に、立て掛け壁部により、医療処置具(メス等)
を、該医療処置具に不用意に触れてしまうことを規制し
つつ立て掛けることができることになる。このため、医
療具のセットを迅速且つ的確に行うことができることに
なり、医療処置行為に迅速に移行できることになる。し
かも、箱体の周囲全体が区画されていることから、使用
済みの医療処置具を箱体内に順次、廃棄することがで
き、廃棄物をまとめることができることになる。
【0029】請求項14の発明によれば、箱体と蓋体と
が、一枚の紙により組み立てられていることから、衛生
的であるばかりか、廃棄物と共に簡単に焼却処分するこ
とができることになる。
【0030】請求項15の発明によれば、立て掛け壁部
が折り部を上方にして二つ折り状態で起立され、その立
て掛け壁部に連続させて二つ折り状態の連続部分が設け
られ、その連続部分が、一の周壁部に隣り合う周壁部側
に折り返され、その連続部分が該一の周壁部に隣り合う
周壁部及び前記箱体の底部により揺動不能に規制されて
いることから、立て掛け壁部は、二つ折り状態が押し開
かれることが規制され、また、いずれにの方向にも倒れ
ないようにすることができることになり、紙で立て掛け
壁部を組み立てても、強固な構造を形成できることにな
る。
【0031】請求項16の発明によれば、箱体内に収納
される医療処置具が、緊急処置用医療具であることか
ら、設備、用具が整わず衛生面の悪い苛酷な環境下にお
いても、迅速且つ的確に、医療処置行為前の準備ができ
ることになる。
【0032】請求項17の発明によれば、箱体内に収納
される医療処置具が、眼科用医療具であることから、手
術時間が比較的短く次々と新たな手術が行われる傾向の
眼科手術に対しても、準備面において、迅速且つ的確に
対応できることになる。
【0033】請求項18の発明によれば、箱体の周壁を
利用して簡単に立て掛け壁部が形成できるばかりか、そ
の立て掛け壁部に医療処置具を、位置決め凹所に案内さ
せつつ立て掛けることができることになり、当該医療処
置具セット用収納箱を用いることにより、医療処置具の
セットを迅速且つ的確に行うことができ、前述の請求項
1に係る医療処置具セットに用いる医療処置具セット用
収納箱が提供できることになる。
【0034】請求項19の発明によれば、蓋体により無
菌的な医療処置具載置面を確保できると共に、立て掛け
壁部により、医療処置具(メス、注射器等)を、該医療
処置具に不用意に触れてしまうことを規制しつつ立て掛
けることができ、しかも、箱体の周囲全体が区画されて
いることにより、使用済みの医療処置具を箱体内に順
次、廃棄することができることになる。このため、前述
の請求項13に係る医療処置具セットに用いる医療処置
具セット用収納箱が提供できることになる。
【0035】請求項20の発明によれば、箱体と蓋体と
が、一枚の紙により組み立てられていることに基づき、
衛生的にすることができるばかりか、廃棄物と共に簡単
に焼却処分することができることになる。しかも、立て
掛け壁部が折り部を上方にして二つ折り状態で起立さ
れ、その立て掛け壁部に連続させて二つ折り状態の連続
部分が設けられ、その連続部分が、一の周壁部に隣り合
う周壁部側に折り返され、その連続部分が該一の周壁部
に隣り合う周壁部及び前記箱体の底部により揺動不能に
規制されていることから、立て掛け壁部は、二つ折り状
態が押し開かれることが規制され、また、いずれにの方
向にも倒れないようにすることができることになり、紙
で立て掛け壁部を組み立てても、強固な構造を形成でき
ることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0037】図1において、符号1は、本実施形態に係
る未包装状態の医療処置具セットである。この医療処置
具セット1は、一枚の厚紙だけにより、箱体としての箱
体部2と、蓋体としての蓋体部3とが紙器(収納箱(パ
ッケージ))として組み立てられており、その内部に医
療処置具4が収納されることになっている。
【0038】上記箱体部2は、図1に示すように、その
底部5が長方形状とされると共に、その底部5周縁部か
ら周壁6が起立され、その底部5と周壁6とは、長方形
状の上部開口7を有する収納空間8を形成している。
【0039】前記周壁6は、4つの周壁部9、10、1
1、12を備えており、そのうちの一の長辺とされる周
壁部12が立て掛け壁部(以下、符号12を用いる)と
されている。
【0040】前記各周壁部9〜11は、図1、図3、図
4に示すように、既知の如く、巻き込みフラップ13を
上方側から折り込む巻き込み構造により形成されてい
る。各周壁部9〜11は、巻き込みフラップ(内壁部)
13と外壁部14とにより二重構造とされており、周壁
部9における外壁部14には、前差し込み口(図示略)
が形成され、周壁部10、11における外壁部14に
は、横差し込み口15が形成されている。
【0041】前記立て掛け壁部12には、図1、図2、
図4に示すように、その上縁部において、複数の位置決
め凹所16が形成されている。この複数の位置決め凹所
16は、立て掛け壁部12の延び方向に所定間隔毎に並
設されており、その各位置決め凹所16により医療処置
具4(例えばメス、注射器等)を立て掛け状態で保持で
きることになっている。この場合、立て掛け壁部12と
して長辺とされる周壁部12を選択したのは、立て掛け
領域をできるだけ大きくとって多くの医療処置具4を立
て掛けることができるようにするためである。この立て
掛け壁部12は、他の周壁部9〜11よりも低くされて
いる。この立て掛け壁部12と周壁部9〜11との高さ
の差Dは、立て掛けた状態の医療処置具4の上部が周壁
部の上縁から上方に突出しないようにすることを考慮し
て設定されており、これにより、立て掛け状態の医療処
置具4に不用意に触れれないようになっている。
【0042】前記立て掛け壁部12は、図1〜図4に示
すように、箱体部2における底部5と蓋体部3との間に
おいて、二つ折り状態にした折り部17を上方にして起
立され、その二つ折り状態の立て掛け壁部12には、二
つ折り状態で連続する連続部分18が設けられており、
その連続部分18は、周壁部10(11)側に折り返さ
れている。この折り返された連続部分18は、その二つ
折り状態が途中で開かれて、拡張部19を形成すること
になっており、その拡張部19は、周壁部10(11)
における巻き込みフラップ13と外壁部14との接続部
及び箱体の底部5により規制されている。このため、連
続部分18の折り返しに基づき、二つ折り状態の立て掛
け壁部12は、開きにくくされ、連続部分18の規制に
基づき連続部分18の揺動が規制され、立て掛け壁部1
2はいずれの方向にも倒れにくくなっている。尚、巻き
込みフラップ13には係止片20が設けられ、立て掛け
壁部12には、係止片20が係止される切り欠き21が
形成されており、巻き込みフラップ13は、強固に姿勢
を保持することになっている。
【0043】前記収納空間8は、その容量が、使用目的
に応じた収納すべき医療処置具4により決められること
になっており、所定の医療処置具4を収納したときに、
その収納空間8に空き空間が形成されないように設定さ
れる。
【0044】前記蓋体部3は、図1、図2、図5に示す
ように、その一の長辺部が前記立て掛け壁部12の底部
に全長に亘って揺動可能に(折り畳み可能に)一体化さ
れている。この蓋体部3は、立て掛け壁部12の底部と
の揺動支点P1の他に、その揺動支点P1から周壁部
(10、11)相当の長さの位置に折れ線22が形成さ
れてその折れ線22を揺動支点P2として揺動可能とさ
れており、蓋体部3は、揺動支点P1から揺動支点P2
までの起立壁部23と、揺動支点P2から蓋体部3先端
までの蓋部24とを有している。これにより、蓋体部3
により箱体部2の上方開口7を閉じるに際しては、蓋体
部3の起立壁部23が起立し、蓋部24が箱体部2の上
方開口7を覆うことになり、箱体部2の上方開口7を開
いたときには、蓋体部3内面は、箱体部2の底部5と共
に平坦な状態をとって、医療処置具載置面を形成するこ
とになっている。この蓋体部3を開いた状態のときの大
きさは、所定のオペトレイ25(手術盆)内に適合する
大きさとなっている(図5仮想線参照)。
【0045】この蓋体部3には、図1に示すように、折
り畳み可能な差し込みフラップ26〜28が一体的に設
けられていると共に摘み部29が設けられている。差し
込みフラップ26は、起立壁部23両側に設けられてお
り、この差し込みフラップ26は、閉時に、前記周壁1
0(11)における巻き込みフラップ13と外壁部14
との間の空間に差し込まれることになっている。差し込
みフラップ27は蓋部24両側に設けられており、その
差し込みフラップ27は、閉時に、前記横差し込み口1
5に差し込まれることになっている。差し込みフラップ
28は蓋部24先端中央に設けられており、その差し込
みフラップ28は、閉時に、前記前差し込み口に差し込
まれることになっている。そして、差し込みフラップ2
7、28は、本来の蓋体部3の閉時の保持機能の他に、
蓋体部3の箱体部2内への沈み込みを規制し、差し込み
フラップ27と横差し込み口15とは、蓋体部3が立て
掛け壁部12外方にずれることを規制することになって
いる。摘み部29は、衛生上の観点から、開時にできる
だけ蓋体部3に触れないようにしつつ蓋体部3を開くす
るためのもので、その大きさは、指で摘むことができる
程度とされている。
【0046】前記箱体部2内に収納される医療処置具4
は、緊急災害時用、眼科手術用等、目的、用途に応じて
決められることになっており、その目的、用途に応じた
必要なものが収納されている。例えば、眼科手術用の場
合には、オプタルミック針、注射針( )、注射針
( )、中村式眼科涙洗針、サージカルスピア、紙コッ
プ、眼科アテガーゼ、綿棒、シリンジ(針なし )、シ
リンジ(針なし )、シリンジ(針なし )ロック、器
械台カバー、眼科ドレープ、角膜保護用テープ、開瞼器
が医療処置具4として収納される。尚、図1において
は、図が煩雑とならないようにするために医療処置具4
の一部のみを示している。
【0047】前記医療処置具4が収納された箱体部2
と、その箱体部2の上部開口7を閉じた蓋体部3とは、
図6に示すように、使用前(未使用時)においては包装
紙30により包装されている。包装紙30は、予め滅菌
処理されており、その包装紙30の大きさは、図7に示
すように、該包装紙30が開かれたとき、矩形形状をも
って、該包装紙30の内部領域に、箱体部2と蓋体部3
とが十分に収まるように設定されており、オペトレイ2
5を用いる場合には、そのオペトレイ25全体を覆うこ
とができることになっている。
【0048】この包装紙30による包装は、該包装紙3
0の一の角部31部分が前記箱体部2と該箱体部2の上
部開口7を覆う蓋体部3とを越えて覆うように折り畳ま
れ、該一の角部31に隣り合う一対の角部33、34部
分が蓋体部3上に位置するように折り畳まれ、該一の角
部31に対向する他の角部32部分が一の角部31に隣
り合う一対の角部33、34部分を覆うように折り畳ま
れており、他の角部32部分は、最後に、粘着テープ3
5をもって他の包装紙部分に止められている。
【0049】この場合、包装紙30の他の角部32部分
が、内部に複数回に亘って折り畳まれており(図6中、
符号32a、32b、32cをもって示す)、包装紙3
0は、包装に支障を与えることなく、包装紙30の面積
をできるだけ拡大できるように設定されている。
【0050】包装紙30により包装された箱体部2及び
蓋部3は、図6に示すように、滅菌袋36により密閉収
納されている(滅菌袋36から取り出した状態を示す図
6をもって代用する)。この滅菌袋36内は、エチレン
オキサイドガス等によってあらかじめ滅菌処理が施され
ており、未使用状態において、内容物の無菌性が確保さ
れている。また、この滅菌袋36の表面には、内容明細
書37が大きく張り付けられ、その内容明細書37に
は、医療処置具4の内容等、が記載されており、間違っ
て使用することに対して注意が喚起されることになって
いる。
【0051】このような医療処置具セット1を使用する
場合においては、先ず、図6に示すように、滅菌袋36
を取り除いた後、図5に示すように、オペトレイ25の
端に寄り添うように配置すると共に粘着テープ35を剥
がし、その粘着テープ35ないしは包装紙30の他の角
部32部分を摘んで開き、続いて、包装紙30の一の角
部31部分を摘んで開く。これにより、その包装紙30
の一の角部31部分の開きに伴って、その一の角部31
に隣り合う一対の角部33、34部分が自動的に開くこ
とになり、包装紙30は、無菌的な載置面を確保するべ
く、オペトレイ25上を覆うことになる。
【0052】次に、蓋体部3の摘み部29を摘んで、図
1、図5に示すように、蓋体部3を開く。これにより、
蓋体部3は、包装紙30を介して(図5中では便宜上、
包装紙は図示を略す)オペトレイ25上に、箱体部2の
底部5と共に平坦な状態となり(図5中、仮想線参
照)、蓋体部3の内面は、医療処置具載置面となる。こ
の場合、箱体部2と蓋体部3とは、オペトレイ25内に
適合して収容され、通常の無菌的なオペトレイ25の場
合と同様の取り扱いができることになる。
【0053】次に、箱体部2内の医療処置具4が、蓋体
部3内面を医療処置具載置面として利用しつつ、立て掛
け壁部12に立て掛けられ、医療処置行為前の医療処置
具4のセットが行われる。このとき、箱体部2内には、
用途、目的に応じて、必要な処置具が収納されているの
で、術前準備において通常必要とされる術式ごとの処置
具類の準備作業に特定の知識を要することなく、単に当
該医療処置具セットを開封し、収納されている処置具類
を立て掛け壁部12に配置するだけで、手術に必要な処
置具類を直ちに使用できる状態でセットアップすること
ができる。この場合、図2に示すように、立て掛け状態
の医療処置具4(図2においては注射器)の上部が周壁
部9〜11の上縁よりも低くなることから、その周壁部
9〜11に基づき、医療処置行為時等において、不用意
に医療処置具4に触れてしまうことを防止できることに
なる。
【0054】そして、医療処置行為を行っているときに
は、セットされた医療処置具4が使用される一方、箱体
部2の収納空間8は、使用済みの医療処置具4の廃棄場
所となる。これにより、廃棄物をまとめることができる
ことになり、廃棄物の散逸が防止されることになる。勿
論この場合、箱体部2の周壁部9〜11、立て掛け壁部
12により、区画されているため、廃棄物が収納空間8
からでてしまうことはない。また、立て掛け壁部12に
よって、未使用の処置具の施術部(患者の身体に触れる
部分)が中空に浮き、収納空間8に直接接触しない構造
になっているため、使用済みの処置具を収納空間8に廃
棄しても、未使用のものと接触することがなく、未使用
の処置具を不用意に汚染させることがないため、清潔と
不潔の区分が守られることにもなる。そして、この医療
処置行為の終了の後、当該医療処置具セット1は、まと
めて焼却等の処分に伏すことも可能であり、また、医療
機関等において、処置具の材質に応じて分別処理を行う
場合も、使用した処置具が一カ所にまとめられているこ
とから、処置具の分別にも利便性を提供することができ
る。当該医療処置具セット1を全体として焼却する場合
も、可燃性のドレープ類と合わせて焼却する場合も、箱
体部2等が紙製であることに基づき焼却処分が極めて容
易になることは言うまでもない。
【0055】上記使用態様においては、オペトレイ25
が揃う比較的設備、衛生面の良い環境での使用を説明し
たが、勿論、緊急災害現場のような劣悪な環境下におい
ても、開くだけで包装紙30、蓋体部2内面が医療処置
具載置面を確保すること、立て掛け壁部12が医療処置
具4のセットを容易にすること等は、医療処置行為に円
滑且つ迅速に移行することに寄与することになり、医療
処置行為を効果的に支援することになる。
【0056】図8は他の実施形態を示すものである。こ
の他の実施形態において、前記実施形態と同一構成要素
については同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】この実施形態に係る医療処置具セット(未
包装状態)においては、図8に示すように、箱体部2に
対して蓋体部3が、取り外し可能に設けられている。こ
の医療処置具セット1を使用するに際しては、その一態
様として、箱体部2内側から、医療処置具(図示略)を
立て掛け壁部12に立て掛け、蓋体部3内を、使用済み
医療処置具4の廃棄個所として利用することになる。
【0058】以上実施形態について説明したが本発明に
あっては、次のような態様を包含する。1)蓋体部2の
内面周縁部に起立壁を設けること。2)立て掛け壁部1
2を省略し、閉時に、蓋体部3の起立壁部23を周壁と
すること。
【0059】尚、本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましい或いは利点として記載されたも
のに対応したものを提供することをも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る医療処置具セットの使用状態を
示す説明図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】図1のB−B線拡大断面図。
【図4】立て掛け壁部の構造を説明する説明図。
【図5】オペトレイに対する医療処置具セットのセッテ
イングを説明する説明図。
【図6】実施形態に係る医療処置具セットの包装状態を
説明する説明図。
【図7】箱体部及び蓋体部と包装紙との大きさの関係を
示す説明図。
【図8】他の実施形態に係る医療処置具セットを示す斜
視図。
【符号の説明】
1 医療処置具セット 2 箱体部 3 蓋体部 4 医療処置具 5 箱体部の底部 6 周壁 7 上部開口 9 周壁部 10 周壁部 11 周壁部 12 立て掛け壁部 15 横差し込み口 16 位置決め凹所 17 折り部 23 起立壁部 25 オペトレイ 27 差し込みフラップ 30 包装紙 31 一の角部 32 他の角部 33 一対のうちの一方の角部 34 一対のうちの他方の角部 35 粘着テープ 36 滅菌袋 37 内容説明書

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口を区画する周壁を有し内部に医
    療処置具が収納されている箱体と、該箱体の上部開口を
    開閉する蓋体と、を有し、 前記箱体の周壁が、前記医療処置具を立て掛ける立て掛
    け壁部を備え、 前記立て掛け壁部の上部に、複数の位置決め凹所が形成
    されている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記立て掛け壁部が、該立て掛け壁部以外の周壁よりも
    低くされている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記周壁が、4つの周壁部をもって前記上部開口を矩形
    形状とするように形成され、 前記立て掛け壁部が、4つの周壁部のうちの一の周壁部
    に形成されている、ことを特徴とする医療処置具セッ
    ト。
  4. 【請求項4】 底部周縁部から起立する周壁により上部
    開口が区画され内部に医療処置具が収納されている箱体
    と、該箱体の上部開口を開閉する蓋体と、を有し、 前記蓋体が前記箱体の底部に揺動可能に設けられて開閉
    動可能とされ、該蓋体が開かれたとき、該蓋体が該箱体
    の底部と共に平坦状態を取り得るように設定されてい
    る、ことを特徴とする医療処置具セット。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記蓋体と前記箱体とが、該蓋体が開かれたとき、所定
    の手術盆に適合して収容されるように設定されている、
    ことを特徴とする医療処置具セット。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記蓋体の周縁部に、該蓋体が開かれたとき、上方に向
    かって起立する起立壁が形成されている、ことを特徴と
    する医療処置具セット。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記周壁が、4つの周壁部をもって前記上部開口を矩形
    形状とするように形成され、 前記4つの周壁部のうち、前記蓋体の揺動支点が設けら
    れる側の周壁部に隣り合う周壁部に差し込み口が形成さ
    れ、 前記蓋体に、前記差し込み口に挿入される横フラップが
    設けられている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  8. 【請求項8】 上部開口を区画する周壁を有し内部に医
    療処置具が収納されている箱体と、該箱体の上部開口を
    閉じる蓋体とが、滅菌処理された包装紙により包装さ
    れ、 前記包装紙の大きさが、該包装紙が開かれたとき、少な
    くとも該包装紙の内部領域に、並設状態とした前記箱体
    と前記蓋体とが収まるように設定されている、ことを特
    徴とする医療処置具セット。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記包装紙が矩形状とされ、 前記包装紙は、該包装紙の一の角部部分が前記箱体と該
    箱体の開口を覆う蓋体とを越えて覆うように折り畳ま
    れ、該一の角部に隣り合う一対の角部部分が蓋体上に位
    置するように折り畳まれ、該一の角部に対向する他の角
    部部分が前記一の角部に隣り合う一対の角部部分を覆う
    ように折り畳まれている、ことを特徴とする医療処置具
    セット。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記包装紙の他の角部側が、内部に複数回に亘って折り
    畳まれている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記蓋体と前記箱体とが、該蓋体が開かれたとき、所定
    の手術盆に適合して収容されるように設定されると共
    に、 前記包装紙が、該包装紙が開かれたとき、少なくとも前
    記所定の手術盆全体を覆うように設定されている、こと
    を特徴とする医療処置具セット。
  12. 【請求項12】 請求項8において、 前記包装紙に包まれた箱体と蓋体とが滅菌袋内に密閉収
    納されている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  13. 【請求項13】 上部開口を4つの周壁部をもって矩形
    状に区画する周壁を有し内部に医療処置具が収納されて
    いる箱体と、該箱体の上部開口を開閉する蓋体と、を有
    し、 前記箱体の周壁が、前記4つの周壁部のうちの一の周壁
    部において、複数の位置決め凹所を上部に形成する立て
    掛け壁部を有して、該立て掛け壁部が該立て掛け壁部以
    外の他の周壁部よりも低くされ、 前記蓋体が、前記立て掛け壁部の外側底部に揺動可能に
    設けられて開閉動可能とされ、該蓋体が開かれたとき、
    前記箱体の底部と共に平坦状態を取り得るように設定さ
    れている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記箱体と前記蓋体とが、一枚の紙により組み立てられ
    ている、ことを特徴とする医療処置具セット。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記立て掛け壁部が折り部を上方にして二つ折り状態で
    起立され、その立て掛け壁部に連続させて二つ折り状態
    の連続部分が設けられ、その連続部分が、前記一の周壁
    部に隣り合う周壁部側に折り返され、その連続部分が該
    一の周壁部に隣り合う周壁部及び前記箱体の底部により
    揺動不能に規制されている、ことを特徴とする医療処置
    具セット。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかにおいて、 前記医療処置具が、緊急処置用医療具である、ことを特
    徴とする医療処置具セット。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15のいずれかにおいて、 前記医療処置具が、眼科用医療具である、 ことを特徴とする医療処置具セット。
  18. 【請求項18】 上部開口を区画する周壁を有する箱体
    と、該箱体の上部開口を開閉する蓋体と、を有し、 前記箱体の周壁が、前記医療処置具を立て掛ける立て掛
    け壁部を備え、 前記立て掛け壁部の上部に、複数の位置決め凹所が形成
    されている、ことを特徴とする医療処置具セット用収納
    箱。
  19. 【請求項19】 上部開口を4つの周壁部をもって矩形
    状に区画する周壁を有する箱体と、該箱体の上部開口を
    開閉する蓋体と、を有し、 前記箱体の周壁が、前記4つの周壁部のうちの一の周壁
    部において、複数の位置決め凹所を上部に形成する立て
    掛け壁部を有して、該立て掛け壁部が該立て掛け壁部以
    外の他の周壁部よりも低くされ、 前記蓋体が、前記立て掛け壁部の外側底部に揺動可能に
    設けられて開閉動可能とされ、該蓋体が開かれたとき、
    前記箱体の底部と共に平坦状態を取り得るように設定さ
    れている、ことを特徴とする医療処置具セット用収納
    箱。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記箱体と前記蓋体とが、一枚の紙により組み立てら
    れ、 前記立て掛け壁部が折り部を上方にして二つ折り状態で
    起立され、その立て掛け壁部に連続させて二つ折り状態
    の連続部分が設けられ、その連続部分が、前記一の周壁
    部に隣り合う周壁部側に折り返され、その連続部分が該
    一の周壁部に隣り合う周壁部及び前記箱体の底部により
    揺動不能に規制されている、ことを特徴とする医療処置
    具セット用収納箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213922A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Aloka Co Ltd 発光試薬用包装箱
JP2009034331A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Livedo Corporation 医療用使い捨てトレイおよび使い捨て医療用品セット
CN108469144A (zh) * 2018-05-15 2018-08-31 潍坊学院 一种便携式药物冷存储装置

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