慣れとは怖いもので、エレファントカシマシ(エレカシが開設したのか、エレカシの事務所が開設したのか微妙だけれど、とりあえず「elephants」表記)がInstagramを開設してもさほど驚かなかった。
というのも思えば宮本浩次が驚天動地のインスタ開始、YouTube生配信等々「楽しむぜ一度きりの人生」を猛スピードでやってしまったため、感覚が麻痺してしまっている。
しかしこの4人を見ているとほっこりする。「中国茶で乾杯」というのも宮本浩次、エレファントカシマシらしいし、SEで足したんじゃないかと思うほどの絶えない笑い声。石君は鼻の下に何かついてますし(笑)、ガキの頃からの仲間がいい年して「中国茶でRESTART」はニヤニヤとしてしまいます。
こんな動画を見ていると、じゃあ「エレファンツ」でのエレファントカシマシとしての初仕事、ツアー、新曲、中でも今年はアルバムを期待したいですね。宮本浩次が5年のソロ活動を経て、メンバーもアラカンになり、そこから生まれる音楽や波動はどんなものなのか。新事務所で儲ければ金持ちにも近づくでしょうし(笑)、それは冗談としても、とにかく健康元気で、でもこの4人の晴れ姿、ナマの姿をたくさんたくさん見たいものです。
- 唐突な「悲しみの果て」
昔からノンフィクション系の本を読むのが好きで、常に机や枕元に置いて読んでいる。この本も何気なく読んでいた。
終盤に「悲しみの果て」という小見出しがあり。そこにはエレファントカシマシの「悲しみの果て」の歌詞が一部引用されて、それに励まされたとの記述が出てきており、思わず「おっ」と声を上げてしまいました。どうして「悲しみの果て」が出てくるか、いかに励まされたかはネタバレになってしまうので詳細は書けないのですが、この本には音楽の話は一切出てこない。ひたすら裁判とプライバシーやそれにまつわる話。唯一出てくるアーティストがエレファントカシマシ。
著者の弁護士・西脇亨輔さんは(曲を聴いていた頃が)52歳。おじさんの曲におじさんがいたく励まされ泣くという素敵すぎる構図。
その後、読み進めていると、ラストには「エレファントカシマシの名古屋・日本ガイシホールに急遽参戦」との記述もありさらにビックリしました。こちらも詳細は本を読んで頂きたいのですが、著者は拠点が東京なのですが、昨年の横浜や有明のライブは間に合わず、あるエンディングを迎えたところでエレカシの名古屋ライブがあることを知り、2階席の奥に参戦。さらには「桜の花、舞い上がる道を」で涙してしまったとの記述もあり、上のインスタではないですがほっこりしてしまった。本当に歌というものは、エレファントカシマシというものは世代や性別などを一気に超越して感動・元気を与えるモノだとつくづく感じました。
本筋の話題自体もリアリティがある本ですので、読む機会があれば是非!
- 日比谷野音の美しさにも見とれる。
こちらはWebサイトの記載。日比谷野音のきちんとした写真というのを見ることがなく、それこそPAOのライブレポートなどで見るくらいだった。良いカメラマンが「名建築」としての日比谷野音を撮影したサイト。
casabrutus.com
今見ても、都心のど真ん中にこのような美しいクラシックなコンサート会場(集会場、まあなんでもいいや)があることに驚く。全部の写真が美しいのですが、特にこの写真がいい。
宮本浩次はもちろん、いろいろなアーティストが会場を見て、緊張感や興奮高揚、充実感その他あらゆる感情を覚えたのが(綺麗な画像と対比することによりさらに)鮮明に思い浮かべることが出来る。日比谷公園の再開発は大人の事情により延期になっているようですが、野音ぐらいリノベーション・耐震補強工事ですまないのかなあ。
・・・しかし、エレファントカシマシ4人が楽しげに中国茶で乾杯し、日比谷野音の鮮明な画像を見ると、それらがクロスする日をどうしても期待してしまう。
このジャケットも秀逸すぎる。