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大谷翔平に米メディア“ついに本音”「自信を持って言える」じつは“50-50より絶賛されていた”MLB史上初の大記録…世界はオオタニをどう報じたか―2024下半期読まれた記事

posted2024/12/18 17:00

 
大谷翔平に米メディア“ついに本音”「自信を持って言える」じつは“50-50より絶賛されていた”MLB史上初の大記録…世界はオオタニをどう報じたか―2024下半期読まれた記事<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

50-50達成、3打席連続本塁打、10打点…大谷翔平の「1日」を世界はどう報じたか

text by

水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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photograph by

Nanae Suzuki

2024年の期間内(対象:2024年9月~2024年12月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。大谷翔平部門の第1位は、こちら!(初公開日 2024年9月22日/肩書などはすべて当時)。

 ドジャース大谷翔平の前人未到の大記録「50本塁打、50盗塁」達成に、日米が盛り上がっている。米メディアは偉業達成をトップニュースで大きく伝え、SNSは賑やかな祝福ムードに包まれた。

「DHは足が遅い…その常識を覆した」

 ドジャースの地元主要新聞ロサンゼルス・タイムズ紙は、当然のことながら達成翌日の9月20日のスポーツ面トップ一面が大谷の大記録達成の記事と写真で埋め尽くされたが、その「51-51!」の大見出しには、新聞では異例の巨大フォントサイズが使われていた。同紙のハムレット・ナルバンディヤン記者はX(旧ツイッター)で「我々が新聞のヘッドラインに200ポイント(約70ミリ)のフォントサイズを使うことはまずないのだが、ショウヘイ・オオタニは我々がまず目にしないようなことをやってのけるので」と異例の見出しの理由を説明していた。

 新たな歴史を作った大谷の「50-50」の記録がいかに偉大であるか。多くの米メディアがその桁外れのすごさを論じた。

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 ESPN電子版は「ショウヘイ・オオタニはMLBをどのように再び変えたか」の見出しで、特に盗塁に注目。「彼が出てくる前、DHメインでプレーする選手のシーズン最多盗塁は、1992年にブルワーズのポール・モリターが記録した31だった。オオタニは、DHの選手は足が遅いという球界の常識を覆した」と論じた。FOXスポーツ電子版は、2度目の右肘手術を受け投手としては今季休業状態であることを指摘し「能力の半分を失っているショウヘイ・オオタニはいかにしてMLBの歴史を再び塗り替え50-50を成し遂げたか」と伝えた。

 史上初の偉業を大きく報じたのはスポーツメディアだけでなかった。米ニューステレビ局CNNは電子版で「ドジャースのスーパースター、ショウヘイ・オオタニがMLBの歴史にその名前を刻んだ」として大谷の今季ここまでの道のりを伝え、米国3位の発行部数を誇るワシントン・ポスト紙は「オオタニの偉業は普通ならあり得ないこと」の見出しで偉業達成を伝えた。

英BBC、中東メディアまで…

 さらに米国以外でも、偉業は大きく報じられた。

【次ページ】 メジャー史上“最高の日”だった

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