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”出世レース”朝日杯の本命馬は”奇跡の参戦”ドルチェモアか? 勝ちっぷりが強烈なコーパスクリスティも「強いだけに怖い」
posted2022/12/17 17:00
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Photostud
昨年は掲示板に載った5頭のうち4頭が翌年のGIを制した。今年もここでハクをつけ、来年さらに羽ばたく駿馬が現れるか。
第74回朝日杯フューチュリティステークス(12月18日、阪神芝外回り1600m、2歳GI)のスタートが近づいてきた。
GIはそれ自体が頂点なので、「出世レース」という言葉をあてるのはおかしいのかもしれない。が、それを差し引いても、昨年のこのレースの出世レースぶりはすごかった。
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ここを勝ったドウデュースが今年のダービー、2着のセリフォスがマイルチャンピオンシップ、3着のダノンスコーピオンがNHKマイルカップ、そして5着のジオグリフが皐月賞を優勝したのだから。
2017年に翌週のホープフルステークスがGIになってから、このレースの立ち位置は微妙になっていた。それを昨年の上位入着馬たちが頑張り、自らが走った舞台のステイタスを引き上げた。
今年1月に予想した本命馬が”奇跡の参戦”
もうひとつ。これは筆者に訪れた個人的な奇跡なのだが、今年1月にこの連載で公開した「2022年全GI予想」で朝日杯の本命とした馬が、有力馬の1頭として参戦してきたのだ。JRAの新馬戦が始まるのは6月なので、1月の時点では無事にデビューできるかどうかもわからず、能力の判定は非常に難しい。にもかかわらず、その馬は新馬戦と重賞を勝ち、2戦2勝でここに来た。