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マガジン一覧

推しの皺をのばす

推しに抱いた感情を丁寧に皺のばしして、解釈したものを残していきます。

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彼らの眼がまさに“夜明け”だった~映画『夜明けのすべて』~

※映画『夜明けのすべて』のネタバレを含みます。ご注意ください。 2024年2月9日(金)、瀬尾まいこさんの原作小説を映画化した『夜明けのすべて』が公開された。 1月11日(木)に開催されたプレミアナイト、2月9日(金)公開初日、そして2月10日(土)の舞台挨拶生中継2回の計4回鑑賞して、本当に本当に素敵な作品で、作品から受け取った温かさがずっと心の中に残っている。 映画『夜明けのすべて』は瀬尾まいこさんの原作本の良さやあたたかみを残した物語でありながら、映像化の醍醐味であ

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夏彦に触れた手触りが忘れられない

2023年7月13日、音楽映画『キリエのうた』の予告が解禁された。 儚く、切ない映像を観ていると、繊細さと脆さと危うさをはらんだその世界は美しく、尊いもののように感じられる。 映像の中の世界はどんな世界なのか、この世界の中で生きている人々はどんな人々なのか、気になって仕方がなかった。早くその世界に触れ、出逢いたかった。 7月5日に発売された小説『キリエのうた』を購入していたものの、なんだか手を伸ばせずにいたその本をすぐに手に取った。 そして、手を伸ばした世界の中で出逢った

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長峰柊磨を演じた松村北斗氏に伝えたいこと

先週末のTwitterのTLは見ていて、なかなかの気分の悪さだった。 Twitterの検索窓に「SixTONES」と入力すると、候補として後ろに続くワードは「下手」「批判」。 おいおい、なんだこれ? リアルタイムに状況をキャッチしていなかった私はよくわからなかった。 全貌を把握してから思った。この感じ、既視感ある。 ちょっと前の月曜日22:00~火曜日12:00くらいまでの光景と同じだ。 一つだけ、違ったことは北斗が反応しているようなサインがちらついたことだ。某ドラマの時

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今の松村北斗にどうしてもコンテンポラリーダンスを踊ってほしい

※この記事はSixTONESのツアー、Feel da CITYのネタバレを含みます。ご注意ください。 最近もっぱら松村北斗のことしか書かなくなっているこのnote。 他にも推しはいるのに、情報供給が日々多すぎて、考えさせられることが多すぎて。考えても、考えても、松村北斗の魅力は計り知れないのである。 そんな魅力溢れる松村北斗のことを、私はかねてより“表現者”として見ている。表現する上での自分の立場や場所、手法は違えど、彼は常に日々表現をしているのだ。アイドルとして、俳優と

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推し活迷走女子の戯言

Twitterじゃ文字数が足りない、でもいつものnoteの記事みたいに考察するに値しない、ふわっと、もやっと、思ったことの記録。これってエッセイなんじゃない?

「夫・中村倫也」という字面がリアコ勢ではないオタクに与えたダメージを言語化してみる

まさか久々のnoteの更新がこんなテーマになるなんて、誰が予想できただろうか…。(松村北斗の日本アカデミー賞に関する記事を下書きしていた矢先) 一晩経って、ボディーブローのようにダメージが広がるこの出来事について、言語化せねば、このまま私はノックアウトされそうなので、急ぎ殴り書きのように残します。先に伝えておきますと、言語化しても全然立ち直れていません。自然治癒しかないのかもしれない、もう時間が過ぎるのをただ茫然と待とう、と思っています。きっと仲間がいると信じて。 3月25

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私たちはアクリル樹脂に印刷された肖像が欲しいのではない、人生を共にする相棒が欲しいのである

ジャニヲタの皆さま、ここ3日間の壮絶な戦い、本当にお疲れ様でした。 終わってみれば、「あれは一体何だったのだ」と冷静に考えてしまい、考えれば考えるほど虚しく、複雑な気持ちが込み上がってくる。 そんな時、ふと思う。 私たちがアクリルスタンド、通称”アクスタ”に求めているものは果たして何なのか―。 今日はそんなことを思うがままに綴っていきたい。 事の発端は、9月3日(土)15:02に突如ファンクラブから送られてきた一通のメールだった。 このメールを見た私の感想はまず、何事?

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“恋マジ”は単なる恋愛至上主義ドラマなのか?

2022年4月18日(月)、遂にその日が来た。 朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の雉真稔役でたくさんの人を魅了した松村北斗の新たな作品が世に放たれる瞬間である。それがカンテレ制作・フジテレビ系列月曜22時のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』。今回松村北斗が演じるのは刹那恋愛主義男子・長峰柊磨という役である。これまでがっつり恋愛モノの作品は映画『ライアー×ライアー』くらいで、松村北斗自身のキャラクターとも真逆の新たな役どころで、どうなるか?とワクワクしていた。 仕事を

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#0306 誰の視点で物事を捉えるのか

私の推し、松村北斗は文学青年だと思う。 本以外に楽しめるコンテンツが溢れるこの世の中で、彼は本をこよなく愛し、読書が趣味のようだ。その背景には周囲と上手く馴染めず、周囲と自分の間に境界線を作るために読書に没頭していた、なんて話もあったりする。 ただ、彼を見ていると、彼の感性を支える上で文学の存在はとても大きいように感じる。音楽への表現は歌詞の深い理解に支えられ、俳優としての演技力は人物像の深い理解に支えられているのではないかと思う。 だからこそ、彼を形作っている彼の感性に

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連載エッセイ『オタクである自分を認められたあの日まで』

27年間の人生で物心ついた時から“推し”が途絶えないアラフォー女子はなぜアイドルオタクを辞められないのか。リアコ?イケメン好き?そのどれでもない自分の本当の欲求をオタクに見出すまでのお話。

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オタクである自分を認められたあの日まで #10

#10 私がオタクで在り続けたい理由この連載エッセイを通して、約25年間の私のオタク人生を振り返ってきた。自分の人生の変化、成長と共にその時々で私を支えてくれた推したちの存在。そして推しと自分の関係性。改めて振り返ることで、紆余曲折あったけど、どれも現在の自分を作る上で欠かせない存在だったと改めて感じている。 ただただ夢を見せてくれる王子様だったはずの推しが、成長と共に芽生えた「周囲と違う自分で在りたい」というちっぽけな承認欲求を満たしてくれ、居場所を与えてくれるようになっ

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オタクである自分を認められたあの日まで #9

#9 番外編 お揃いだからって推しになりたいわけじゃないけど冒頭に。日頃平凡な会社員をしている私なのですが、ここ2週間平凡な会社員には荷が重すぎるような仕事が舞い込み、完全にキャパオーバーを起こしています。ちゃんと定期更新ができておらず、本当にごめんなさい。松村北斗の美しい顔に免じてお許しを。 今日はそんな松村北斗くんの言葉から感じたお話を。 毎週金曜日22:00。SixTONESのYouTubeが更新される時間だ。YouTubeの内容に注目が集まることはもちろん、Six

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オタクである自分を認められたあの日まで #8

#8 自分の足で立ちたいこれまで更新してきたこのエッセイのタイトルは過去形だった。というのも過去に抱いてきた気持ちだったから。でも今回のエッセイは現在形、現在進行形である。私の今の気持ちを書き残していきたい。 これまでたくさんの推しを推してきて、いろいろな世界を見てきた。夢の世界を見せてくれたり、自分の居場所を与えてくれたり、自己表現の楽しさを教えてくれたり、夢を叶えることの難しさを教えてくれたり、夢を追うことの素晴らしさを教えてくれたり。推したちはいろいろな場所に連れて行

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オタクである自分を認められたあの日まで #7

#7 夢を追いかける人を広めたい2019年。私の人生における一つの時代が終わった。 それはBIGBANGメンバーの入隊。 ご存知の通り、韓国には兵役制度があり、BIGBANGレベルの世界的アーティストであっても、ある一定の年齢になると、軍隊に入隊する。2019年、世界中で華々しく活動していたBIGBANGにもその時が訪れたのだった。入隊に伴い、活動は休止。しばらくの間、教祖G-DRAGONにお目にかかることも、教祖の姿を拝むこともできなくなった。 同時に、それまでBIGBA

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レーサーと私

速さにこだわり、勝利を追い求めるモータースポーツの世界

推しがいるレースが熱すぎた。

5/3(月)〜5/4(火)に富士スピードウェイにて開催されたSUPER GT Rd.2。元ジャニーズの手越祐也さんが国歌独唱をしに来るということで、グランドスタンドのチケットは早々に売り切れ、話題となっていた。最近再びジャニーズにハマっている私は「いよいよクルマ好きな手越祐也がモータースポーツの世界にやってきたか…!」とワクワクし、是非手越さんをきっかけにモータースポーツの面白みが一人でも多くの人に伝わってほしい、と願っていた。 一方で、もう一つ私にとっては大切な願いがあった

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2021年も人間ドラマが凝縮されるレース界

毎年1月の楽しみと言えば、その年のモータースポーツ新体制の発表。例年インフルエンザにビビりながら、東京オートサロンに行き、HONDAブースで体制発表を見届けることが楽しみでした。しかし今年はコロナの影響でオンラインでの体制発表に。ですが、無事に今年のドライバーラインナップが発表されましたので、それについて思ったことを残しておきます。 ここで一言。 今年も私は牧野任祐選手を全力で推す! TEAM KUNIMITSU 2020年シーズンと変わらず、今年も山本尚貴選手、牧野任

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TwitterでバズったSUPER GT最終戦の涙

12月1日(火)、ボーッと仕事をしていた時に事件は起きた。 何気なく私用のスマホを見ると、1件の通知が。 「Tadasuke Makino・牧野任祐さんがあなたのツイートを…」 よくわからん。なんだこれ?と思い、通知をタップすると、このツイートが。 ファッ!?!!?!?!牧野選手…!?!!?!?!え?!?!!?!?!私のツイート、RTしてる?!?!!?!?!と隠せない驚きと動揺、そして何よりも嬉しさが込み上げてきて、その後の仕事が手に付かなかったことは言うまでもなく。牧野選

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「強い想い」で勝ち取ったチャンピオンと成長

2020年のシーズンを終えたSUPER GT。私が応援するRAYBRIG、牧野任祐選手はRd.8のチャンピオン、そしてシリーズチャンピオンに輝いた。この瞬間、私は心の底から「牧野選手を応援していて良かった」と思った。まだ応援し始めて2年目。でも牧野選手は確実に強くなっていると感じた。昨年から応援してきて、今回優勝した牧野選手の姿を私なりに残しておきたく、筆をとりました。私は牧野選手の知り合いでもなんでもなく、ただのファンです。そのため推測も、私が見ていて感じた主観もあります。

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アイドルと私

隣の国の音楽を愛する人たちの彼此。

バスに乗る小さな背中

私の頭の中に、少し肌寒くなった夜の渋谷で過ごしたあの日々が突然、呼び起こされた。 時刻は20:00頃。夜の賑わいが見え隠れし始める街の一本裏道に入った坂道にいつも座っていた。ちょっぴりお洒落をして、友達ときゃっきゃと笑いながら、今か今かと道行く人を観察して過ごすその時間がとても楽しかった。夜のワクワクと好きなものに囲まれたワクワクが相まって、目に写るものが全て輝いて見えた。 そんな8年前のある日の夜を私に思い出させたのは、朝のワイドショーだった。テレビをつけたまま眠ってしま

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推しが入隊することがわかった日に読むnote

韓国で活躍する男性アイドルや男性アーティストを好きでいれば、いつか必ず訪れる兵役、軍隊、入隊。様々な言葉で表されるこの試練はオタクにとって“推しと会えない約2年間”を指します。韓国の義務である以上、満28歳になる前にこの兵役という事実を突きつけられることを覚悟しているオタクはたくさんいると思いますが、いざ突きつけられた時ー。どんな感情になるのか、どんな風に空白の2年間を過ごせばいいのか、不安でいっぱいになるオタクたちもたくさんいると思います。そんなオタクに読んでほしい。私の実

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アン・ユナのアンビバレンスな美しさ

コロナ渦で大変な時に私にパワーをくれた「Nizi Project」。終わってしまった喪失感に苛まれていましたが、虹プロから卒業するために書き留めておきたいことがあり、久々に筆を執りました。 感情の大爆発チックなお話なので、「なんだ、こいつ…?」って思ったタイミングであらゆるデバイスの「戻る」ボタンをクリックすることをお勧めします。 そして私が伝えたいことはただ一つ。 「アン・ユナは尊い。必ずスターになる。」 1. Nizi Projectとはここ最近韓国では定番となってい

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パク・ジニョン氏がチームミッションにこだわる理由

巷で騒ぎになっているNizi Project、通称「虹プロ」。 今日はその虹プロについて書きたいと思い、久々に筆を執りました。(久々になってしまい、すみません...。) ■そもそもNizi Projectとは何か? Nizi Project(ニジプロジェクト)は、韓国大手事務所JYPエンターテイメントとソニーミュージックによる共同ガールズグループプロジェクトである。メンバーそれぞれの色(個性)が重なり、美しい光を放つ”虹”のような存在を発掘・育成するというJ.Y. Park

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