フィッティングは本当に必要ですか?その1
初心者、中級者、上級者向けはあるのか
時間が経つにつれて、ライダーにフィッティングがどのように役立つのかまとめました。私は過去、販売店で働きさまざまライダーさんに自転車をお納車し成長を見続けてきました。私なりの見解を持っているのですが「バイクフィッティング」をすればするほどライダーのレベルに合わせたフィッティングに違いがあることに気がつきました。
まず、初めてバイクに乗る人も初心者もバイクフィッティングは楽しく自転車に乗るために必要です。バイクフィッティングを知らないのは、なにも準備をしないで航海に行くようなもの。是非、知ってほしい。
バイクフィッティングがライダーレベルによってどのように異なり、ライダーにとって必要であるが、初心者、アベレージ、上級者の3つのレベルの「バイクフィッティング」について考えました。表現もやや気を使って。
初心者向けフィッティング
初心者は一貫した動きを持っていません。サドル、ハンドル、クランク、クリート位置、シューズサイズなど体に適応させるための「ベースライン」があります。フィット用語で「ニュートラルポジション」と言い、バランスが整う不思議な感覚が湧き出てくる状態をいいます。
リアルライドではライディングが不快的になってしまう不規則なペース、クライミングやエアロフォームなどの姿勢の多さでリアルライドでもベースラインを行き来しながら走っているのだとおもいます。だから、何がちょうど良いのかわからなくなり、ライドを楽しく思えなくなる・・・
サドルの位置や形状、クランク長さについても身近な先輩ライダーや競技者がたどり着いたストーリーを真似するしかありません。初心者に向いたアドバイスは情報をライダーの知りたいことを遮らず、絞ることが重要になります。つまりは、不要な情報を多数入手していることがおおく、今の問題を解決できていない状態が少なくありません。
初心者向けフィッティングのポイント
サドル選び
ハンドル選び
クランク選び
サドルの位置調整
ブラケットの位置調整(ステム長さ)
クリート位置調整
インソール調整
初心者向けフィッティングで考慮する点
体に快適なパーツを選ぶ
漕ぎ出せば自然とニュートラルポジションにいる状態
バイクコントロールが簡単で楽しくライドが続けられる
サドル選び:坐骨の幅を測定してサドルの幅を選び適切な圧力を感じるモデル。座面が水平ものもが優しくて座りやすい。サドルの幅は初心者は起こした姿勢をとることが多いため広い幅の選択。
クランクの長さ選び:サドルの高さを設定の目処が立った時に、膝を折りたたんだ12時のポジションのときの角度により選ぶ。クランクの長さを選ぶ時3Dモーション測定の能力が最も活躍する時で、人間の目では見えない全身の動きより判断していく。
ハンドル選び:正しいグリップの指導を受けることが大前提ですが、受けられない場合は「前ならえ」をした時に最も腕が伸ばしやすい幅をスタートとし、安定して力がブラケットにかけられる状態に幅や角度を合わせる。
サドルの位置調整:サドルの位置は坐骨を安定させることが大前提で、まずは高さから調整し低めにセットしてから徐々に上げるが、足首の角度も協調させながら調整。サドルの後退幅は後ろの位置から徐々にサドルのポジションを前進させ、上半身のアーチが促せる状態になるまでとします。上ハンドルを持ちながら行うとステムの長さに影響を受けづらい。
ブラケットの位置調整:正しいグリップの指導を受ける必要がありますが、コップをテーブルに置く動きにてブラケットフードに手元をおきます。腕を伸ばした時、肘の角度が130〜150度、背中の角度、肩の角度を組み合わせながら力のかかる状態にする。
クリート位置調整:シューズのサイズが適切であることが前提ですが、母指球と小指球の中間のラインにスピンドルが来るようにセットする。
インソール調整:アーチの高さに合わせてインソールの高さを調整する。第3者にアーチの高さをチェックしてもらうか圧力マップで形状を確認する必要がある。あくまでもアセスメントし実際に漕いで試しながら試す。
次は、中級者のフィッティングについて記事を書いていこうとおもいます。