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解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話 第4週目

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おなじみになりつつあるアメリカンジョークシリーズの第4回。
今回は、とあるジョークを中心に、日常英会話で使われることの多い表現をまとめてみた。

毎週月曜更新「解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話」シリーズ

このシリーズでは、アメリカ正規留学を経てシリコンバレーで就職した僕が、身近に聞いたり、ネットで見つけたアメリカンジョークを紹介し、その意味を紐解いていく。

アメリカンジョークは、気軽に読めるし、意味がわかると非常に面白いので、英会話教材としても最適だ。
時事ネタや社会情勢などの知識を問われることから、アメリカの文化への理解も深まるし、英語の微妙なニュアンスを問われるため、日常の英会話にも役立つ実践的な「生きた英語」を学ぶことができる。

初見では意味のわからないアメリカンジョークもあるが、筆者がそのジョークの何が面白いのか、しっかりと解説をつけるので、英語初心者でも理解できるはずだ。
アメリカのスラング、ジョーク、英会話のコツを学びたい人は、ぜひ毎週チェックして欲しい。

なお、シリーズ一覧はこちらから読める。




統計(statistics)によると3人に1人は浮気(cheat)をしている?

Statistics say that 1/3 of people cheat in their relationships from Jokes

オチは、「Which got me thinking, Is it my wife or is it my girlfriend who is cheating?」となっている。

まず最初に、「which got me thinking」を紐解いていこう。「which」は関係代名詞で、前の文を指している。「got me thinking」は、アメリカでは日常的に使われる表現で、「考えさせられる」という意味合いである。

また、「cheat」という単語も英語の授業ではあまり聞かない表現だが、日常会話では基本的に、「浮気をする」もしくは「(テストで)カンニングをする」という意味で使われることが多い。大学では「cheat sheet」といって「(持ち込みが許可されている試験において)持ち込むカンニングペーパー」といった表現もある。(アメリカの大学では、A4一枚だけカンニングペーパーを持ち込んでよいという試験がよくあり、そのような時「cheat sheet」という表現が使われる。)

「カンニング」というのは「cunning」からきているのだと筆者は推測するが、「テストでカンニングをする」といった意味合いでは「cheat」という表現が使われるので注意が必要だ

「Is it my wife or is it my girlfriend who is cheating?」というのは「浮気をしているのは、私の妻か、私の彼女か?」と言った意味合いだ。「It is … that/who/which …」というのは強調構文といわれるものである。

これはどういうことかというと、浮気をして彼女がいる結婚している男が、「3人に1人が浮気をしている」という統計を聞いて「自分と奥さんと彼女」の3人のうち誰が浮気をしているのかを考えているのだが、自分が浮気していることをすっとぼけて「はて、奥さんと彼女のうちどっちが浮気をしているのだろうか」と考えている、というオチである。「お前じゃないかい!」と思わず突っ込みたくなってしまうようなジョークである。

このジョークには一般的によく使われる表現が沢山あるので、いくつか例文を見ていこう。

  • Schmidt was cheating on Cece with another girl
    • これは、実際に「New Girl」というドラマであったシーンだが、「cheat on 誰々」という表現は、「(誰々と付き合っている人が)浮気をする」ということである。
    • 「cheat with 誰々」という表現は、「誰々が浮気相手で、浮気をした」という意味である。
    • つまりまとめると、「SchmidtはCeceと付き合っていたのだが、別の女の子と浮気をしていた」という意味である。
    • テレビドラマなどでは非常によくでてくる表現なので、覚えておくと便利な表現だ。
  • 前の文を修飾する「which」
    • 中高の英語では、基本的に名詞を修飾することが多いが、特に日常会話では前の文を指してしまうことが多い。
    • My brother was working in the food industry, and my cousin owns a restaurant, which is why I decided to be a chef.
  • 強調構文
    • 日常会話で、非常によく使われる。
    • 今回のジョークで出てきた通り、「誰が」したのかを知りたいときに「Is it OOO who broke the plate?」(お皿を壊したのはOOOですか?)という風に使える。
    • 基本的に、通常の疑問文で置き換えて全く問題なく会話は成立するので、心配はない。
    • 例えば、「Did OOO break the plate?」と置き換えられる。

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