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妊娠中の女性が通勤中の電車内で受けた“ありえない発言”に憤り「なぜマタニティマークを隠さなければいけないの?」

 移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。

顔に雪が飛び散って…

雪国の鉄道線路

※写真はイメージです(Photo by AdobeStock)以下同

「冬の道は『転ばないように』と神経を使いながら駅に向かわなければなりません。駅に着く頃にはもう“ヘトヘト”なんです」  雪国に住んでいる片岡三奈さん(仮名・30代)は、電車内で常識外れの人に遭遇したそうだ。 「私は、電車を待つ行列の1列目に並んでいました。そこに10代くらいの女性が割り込んできて、本来私が座れるはずだった“端の席”に座ったんです」  アウターにはたくさんの雪がついており、脱ぐタイミングで片岡さんの顔には雪が飛び散った。 「せっかく身なりを整えてきたので、ウンザリしましたね。冬はみんなが厚着をしているので、着ぶくれ状態です。メイクが崩れていないか確認したくても、カバンをゴソゴソすると隣の人に肘がぶつかるので断念せざるを得ませんでした」

ただただ人を苛立たせる天才

 降りる駅まで苛立ちながら、電車に揺られるしかなかった片岡さん。しかも、女性の香水のニオイがキツかったそうだ。 「20分ほど香水のニオイに耐えました。目的の駅に着いたのですが、その女性と降りる駅が一緒だったときは、『こいつもかよ』と内心思いました。満員電車なので、基本的に出口付近の人から降りるじゃないですか。でも……」  その女性は、我先にと出口に向かったのだとか。 「彼女の荷物は多かったので、周りの人にぶつかりながら降りていました。ただただ人を苛立たせる天才だなと思いました」  ぶつかられた人たちは、「なにこの子」と言わんばかりの顔をしていた。女性の行動は、最後まで迷惑でしかなかったという。
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“マタニティマーク”を巡って…
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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