Q:「Safari」のスタートページのカスタマイズ項目の中に「リーディングリスト」というのがありますが、これは何ですか?
A:あとで見たいウェブページを保存しておく機能です。インターネットに接続していないときでもページを見られるように保存することもできます
本連載、2025年の初回です。今年もどうぞよろしくお願いします。
年をまたいでしまいましたが、昨年最後の記事で、「Safari」のスタートページのカスタマイズについて紹介しました。その設定項目のひとつとして、スタートページにリーディングリストを表示するかどうかを選択できます。「Safari」のリーディングリストとはどのような機能なのでしょうか。
「Safari」のスタートページにリーディングリストを表示する
昨年最後の記事のおさらいになりますが、「Safari」のスタートページのカスタマイズをあらためて見てみましょう。MacでもiPhoneでも設定方法は同様なので、ここではMacで紹介します。
リーディングリストとは
「Safari」のリーディングリストは、macOS SequoiaやiOS 18の新機能ではなく以前からある機能で、あとで読みたいウェブページを保存しておくものです。
以下のように使います。
この操作でおわかりの通り、スタートページにリーディングリストを表示しない設定にしていても、このようにサイドバーから利用することができます。
ブックマークやお気に入りとの違いは?
あとでまた見たいウェブページを保存しておくといえば、ブックマークやお気に入りを使うことが多いと思います。
ブックマークやお気に入りとリーディングリストはどう違うのでしょうか。
ブックマークやお気に入りはURLを記録しておくものです。そのため、ブックマークやお気に入りに追加したウェブページは、インターネットに接続していないと見ることができません。
これに対してリーディングリストでは、ウェブページのコンテンツをデバイスに保存することができます。コンテンツを保存しておけば、インターネットに接続していなくても見ることができます。
実験してみましょう。
iPhoneは基本的には常に携帯回線を使用しているので、インターネットに接続していないということはあまりないと思います。しかしMacは、その場で利用できるWi-Fiがないときなどはインターネットに接続していません。そのようなときでもページを見ることができるというわけです。
iPhoneの「Safari」にもリーディングリストはある
とはいえ、iPhoneの「Safari」にもリーディングリストの機能はあります。インターネットに接続していないときでもページを見られるようにするには、設定を確認しておきます。
【今回の余談】
保存したリーディングリストの項目を削除するには、Macの「Safari」ではスタートページかサイドバーで項目をcontrolキーを押しながらクリックし、メニューが表示されたら「削除」をクリックします。iPhoneの「Safari」では、本記事の最後の画面で項目を左ヘスワイプし、右端に「削除」が現れたらタップします。
それでは次回も、よろしくお願いします。