シャオミ・ジャパンは12月6日、同社の最新ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 14T Pro」でVISAタッチなどのNFC決済が正しく動作しない事象が発生していることを同社の公式Xアカウントでアナウンスした。
シャオミ・ジャパンの公式Twitterアカウントによれば、この事象の原因はモバイルSuicaなどの決済に使用する「埋め込みセキュアエレメント」とVISAタッチなどの決済に使用する「HCEウォレット」の自動選択に問題が発生しているためで、現状のデフォルトでは「自動選択」の設定時にVISAタッチが選択されていない状態になっているのだという。
現時点での対策として、「設定」→「その他の接続」と選択し、「セキュアエレメントの位置」で「HCEウォレット」を選択するとVISAタッチなどのNFC決済が可能になる。ただしこの状態では前述の「埋め込みセキュアエレメント」が利用できないため、モバイルSuica決済を行う場合は「自動選択」を選択した状態にしなければならない。現状では、決済手段に合わせてこの設定を切り替える対応が必要ということになる。
シャオミ・ジャパンでは自動選択が正しく機能するようアップデートを行う準備を進めており、12月9日週のうちにアップデートを配信するとしている。アップデート後は、「セキュアエレメントの位置」の設定を「自動選択」にすることで、手動で選択することなくモバイルSuicaとVISAタッチの決済の双方を利用できるようになる予定。