GitHubは、公式ブログThe GitHub Blogにおいて1月の"Release Radar"を発表した。Release Radarでは、注目のオープンソースプロジェクトなどを定期的に紹介で紹介している。
gotop 2.0は、CPUやメモリー、ディスク使用率やプロセスリストなどターミナルでグラフィカルに表示させるモニターツール。Googleが携わるGo言語で作られている。2.0では、バッテリーのモニタリングが機能として加えられている。[k]キーによるup、[j]キーによるdown、[c]、[m]、[p]によるCPU、メモリー、プロセスIDによるソート、[dd]によるプロセスkillなどキーバインドも実装されており、ターミナルベースの作業中にササッと表示させ状況を確認、不要なプロセスを切って行くといったクールな使い方が期待できる。Linux、FreeBSD、OSXで動作するが、Windowsでの動作も計画中だとGitHubのgotopページに記述されている。
Anime.jsは、軽量なSVGアニメーションをJavaScriptやCSS、DOMを使って実現するライブラリー。公式サイトでは美しく、軽快に動くサンプルが多数掲載されており、フロントエンド開発サービス「CodePen」にリンクされたサンプルでは、HTML/JS/CSSの各コードや実際の動きなども確認できる。3.0では、新たな動きやパラメータが追加されるほかキーフレームシステムやES6 Modulesへの対応なども加えられている。
そのほか、クロスプラットフォームでのファイル同期を提供する「Syncthing 1.0」、データ(JSON/CSV)でのインポートやマッピングからサーチUIの提供と全文検索エンジンElasticsearchを使いこなすためのツール「Dejavu 3.0」、Visual Studio CodeでVimライクな操作を実現する「VSCodeVim1.0」、クールなカスタムも可能なHTML5 audio player「Amplitude.js 4.0」、JavaScriptで多彩なインタラクティブグラフを提供する「ApexCharts 3.0」、プログラミング言語Swiftに強力な"色"の制御を加えるライブラリー「Hue 4.0」、タイピングテキストに特化した動きを追求するJavaScriptライブラリ「TypeIt」、機械学習をベースにした対話エンジンをPythonに組み込む「ChatterBot」、セルフホスティングを前提に設計されているWeb IRC client「The Lounge 3.0」はデモページも公開されているが、Web上に高機能なコミュニケーションスペースを展開できる。
紹介するGitHub Release Radarは、これらを"ほんのひとにぎり"に過ぎないとした上で、取り上げて欲しいリリースがあれば是非とも私たちのレーダーに連絡して欲しいとブログを締めている。