前回は「Googleスプレッドシート」から「Gemini」のサイドパネルを使い、さまざまな表を作成する方法について説明しました。そこで今回は、Geminiを使って表の集計・分析をする方法について説明したいと思います。→過去の「Google Workspaceをビジネスで活用する」の回はこちらを参照。
Geminiで表の集計・分析をする
GoogleスプレッドシートもGoogleドキュメントと同様に、Geminiのサイドパネルを呼び出した時点で要約が表示される仕組みです。それゆえ、膨大なデータの表の内容をすべて確認しなくても、表の内容をある程度把握できるようになっています。
しかし、Geminiのサイドパネルの活用はそれにとどまらず、プロンプトを入力することで表の分析が可能です。例えば、下表のようにまとめられた飲食店のアンケートに対し、サイドパネルを開いてから「表の傾向を教えて」などとプロンプトに入力します。
すると、データの全体的な傾向をテキストにまとめるだけでなく、自動でグラフなども作成してくれます。データの全体的な傾向を確認するのには大いに役立つでしょう。
また、より細かな分析をする際にも、データを抽出してそれを新たな表にまとめることが可能です。例えば先のアンケートから、「もう来たくない」という意見だけを抽出したい場合は、プロンプトに「もう来たくないと答えた回答だけを抽出して表にまとめて」などと入力します。
「再来店したいと思いますか?」の項目に「もう来たくない」と答えた回答だけを抽出して表にまとめてくれますし、数が多い場合はさらにプロンプトを入力して件数を教えてもらうことなども可能です。