舞台人はどのような服装で稽古に励んでいるのか? ステージナタリーのファッション連載「ケイコレ」では、本番を控えるアーティストが自身の稽古着を見せてくれるほか、座組のファッショニスタやいつか入手したい稽古アイテム、公演への意気込みをこっそり教える。
第80回に登場するのは、イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「遠ざかるネバーランド」に出演する
Day1
リーボックの黒ジャージーに黒のスウェットパンツ。
この上着は裏が起毛になってて本当に暖かい。冬の稽古場は換気でどうしても寒くなるけど、これがあれば大丈夫。
ただ殺陣やダンスをすると汗で大変なことになっちゃいます。
Day2
フレッドペリーの黒ジャージーと黒パンツ。またも“黒・黒”の組み合わせです。
実は今取り組んでいる役のイメージカラーが黒。役作りの一環で選んでます。
このフレッドペリーはデビューした頃に買ったんです。でもものすごく丈夫で、10年以上着てますが擦れも破れもない。大切な1着です。
Day3
最近手に入れたNIKEの、“黒”のプルオーバーパーカー。
普通のパーカーのような左右の2つのポケット以外に真ん中に大きなポケットが付いてて、ドラえもんの四次元ポケットみたいでかわいい。
テンションが上がるのも稽古では大事ですね。
稽古着におけるこだわりは?
役の衣裳に似たものや作品の雰囲気に合わせたものを着たいと思ってます。
人って着る服の形とかで癖とかも出るんで。
とか言いつつ、ついつい堅苦しくなくて楽な素材の服を選びがちなんですけどね。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
シンプルなセットアップを着こなす青柳塁斗くん。稽古着でもレイヤード使いのうまい川原一馬くん、スポーティーなジャージーに身を包む工藤広夢くん。3人は間違いなくオシャレですね。個性がにじみ出てる部分がカッコいいなあと勝手に思ってます。
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
役作りとか言いましたけど、単純に黒い服ばっかり持ってるんですね。今さら気が付きました。
だから派手すぎないカラフルでオシャレなセットアップのジャージーが欲しい。
色味、欲してます。
イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「遠ざかるネバーランド」で特に注目してほしいのはどんなところ?
観ている方にとっては僕の演じる少年役を通して、このネバーランドの世界の仕組みや謎を理解することが多いと思うんです。
しかも解釈の仕方がたくさんある脚本でもある。
だからこそ1つひとつの出来事に僕がどう反応していくのかが、作品の方向性を決めていく可能性が高いんです。
丁寧にかつ新鮮に「遠ざかるネバーランド」の世界を生きていきたいと思っています。
プロフィール
1984年、神奈川県生まれ。高校時代に出演した神奈川県民ミュージカルをきっかけに、音楽の道を志す。大学生のときにスカウトを受け、卒業後に俳優として活動をスタート。以後、ミュージカルを中心としてさまざまな作品に参加している。主な出演ミュージカルに「ミス・サイゴン」「スウィーニー・トッド ~ フリート街の悪魔の理髪師」「サンセット大通り」「レ・ミゼラブル」「bare」「ビューティフル」「屋根の上のヴァイオリン弾き」「ナイツ・テイル─騎士物語─」など。4月にミュージカル「犬との約束」、7月から11月までミュージカル「ミス・サイゴン」日本初演30周年記念公演、12月にミュージカル「スクルージ~クリスマス・キャロル~」、2023年3・4月にミュージカル「ジェーン・エア」が控える。
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神田恭兵 @Kyohei_Kanda
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