アメリカで1973年に公開された本作は、1950年代末、米ネブラスカ州とワイオミング州で約2カ月の間に11人が殺された連続殺人事件をもとにした作品。罪を重ねながら逃避行を続けたチャールズ・スタークウェザーとその恋人キャリル・アン・フューゲートはまだ10代だった。脚本・製作・監督を担ったマリックは当時、クレジットなしで参加した「ダーティハリー」など数本の脚本を書いたのみでまだ無名の存在。その後、「天国の日々」や「シン・レッド・ライン」によって地位を確立し、「ツリー・オブ・ライフ」にて第64回カンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した。彼の長編デビュー作となった「バッドランズ」はアメリカ国立フィルム登録簿に記載されるなど、今やアメリカ映画史上、最重要作の一本と見なされている。日本では1980年に「
物語は1959年、米サウスダコタ州の小さな町で幕開け。学校ではあまり目立たない15歳のホリーは、ある日、ゴミ収集作業員の青年キットと出会い恋に落ちる。しかし、交際を許さないホリーの父をキットが射殺したことから、2人の逃避行が始まることに。劇中では警察に追われる日々が、ホリーの目を通してどこか夢の中の出来事のようにつづられる。
キットを演じたのは「地獄の黙示録」の
「バッドランズ」は東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開。
映画「バッドランズ」特報
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きぬきぬ @kineukineu
もう、ね、「地獄の逃避行」の邦題でも良かったのよと思うくらいに馴染んでしまってるんやわ(^_^;) https://t.co/wcv2DBkJJy