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爆音有線

好きな曲が全部言ってくれてたから、私もう何も言えなくなった。ノイズキャンセリングが着いている新しいイヤホンが欲しい。頭の中のグルグルがいつか消える日は来るのかな、「電車がきます」の点滅ですら私を寂しくさせた。
私が居るところが1番いいでしょ。私がいるところに居たいでしょ。声を大にして言いたかった。私が居たら全部どうでもいいでしょう、遠くに行かないで。叶わなかったら寂しい。ぽやぽやして、でもどうせまた、私に連絡を寄越す皆様方。

神様にお礼が言いたかった、こんなに楽しくて最高な世界に私を産み落としてくれてありがとう。でも同じくらい殺してくれと全部を恨んで眠れなかった日があった。どうして全員が私の事好きだって疑わずに立ってられるかな。新宿駅の改装工事で、帰り道がわからなかったとき。ここが何度姿を変えたって私はまたいきたいところへ行けるだろうって急に思った。朝の新宿駅東口前の信号待ち、出勤するのが億劫だった。待てることが知性で、焦らすことは品性だと思った。誰かを教科書にしなくても、立っていられる私になりたかった。私が生きてたらそれが正解で、私が居るところが1番良いってなるような、そんなふうに考えて信じて疑わないよ。

いつになったら飽きることを覚えるのだろう。ずっと同じご飯、ずっと同じ本、ずっと同じ曲、ずっと同じ駅、ずっと同じ場所、ずっと同じ店、ずっと同じ人。子どもの頃と変わらない。同じぬいぐるみでずっと遊べる。新しいものが入る隙がない。そういう物でしょう。いつになったら。

じゆう自在

歌舞伎町タワーが見える範囲でのみ遊びたい。
朝の新宿が好きだった。
夜は1人じゃ迷うけど、朝の帰路は余裕だった。歌舞伎町タワーが見えるところで遊べば大丈夫。駅だって行けるし、歩いても帰れるよ。私は大丈夫。そういえば、私が住んでいた田舎町にも、目印は存在していた。製紙工場の大きな煙突、ビルなんて無い田舎町だったから、あの赤い煙突が方向の目印だった。いちど製紙工場が見えなくなるまで遠くの街に自転車で行ったことがあった。夕方になって、寒くなったくらいの時間、帰れないんじゃないかと思って怖くて泣きそうになった。でもいまはそんな事ないでしょ。分からなくなったら歌舞伎町タワーに向かってあるこう。ちかすぎで見えない時は、見えそうなひらけたところまで行こう。そうやってまた、別々に帰ろうね。
私の人生も、目印があれば大丈夫。遠くに行っても、いつもと違うことをしても、目印まで戻ってくれば大丈夫。目印は、例えば仕事の区切りの時間。例えば音楽。例えば自分のメモだったりする。忘れたら見たらいい、戻れなくなったらセーブしたところへ。

流行になりたい。わたしがいちばん早かったらいい。私が通った道がメインストリートになったらいいなって思った。雨が降って、目印が滲んで消えてしまっても、誰かのことを教本にしなくても、届けたい人が死んでしまっても、立っていられる心が欲しい。あまりにも寂しくて、泣きそうになる。何も繋げない、わたしはあまりにも粘着力が弱い存在だった。でもそんなわけなくなりたいから、また強そうに振舞ってみた。教えてもらったものをひとつずつ忘れられる。

形状記憶

なかなか元に戻れなくてイライラする時。充電器のコードがグルグルしていた。あれってもう元に戻せないんでしょう。人生もああだったらどうしようかってとっても怖くなる。毎日毎秒悲しかったらどうする。ヒールの足先がジンジン痛い時。その痛いのがなんか癖になって、またヒールを履いて歩いてもいいかなって思う時。思っていた24歳ではなかった、でも思っていた24歳みたいなことは出来た。夜のキラキラした東京の街を、ヒールをカツカツ言わせて綺麗な格好で歩きたかった。私の事見て、目を離さないで、そう思うのに、私は違う方を向いてばっかり。見られてたいけど誰かを見るのは嫌だ、なんて、わがままで、それでいてずっといじけていた。

ハッとしたとき。背中、バックプリント、私のアイコンと対になるキャラと目が合った。今日はたくさん見つめてくれるね、明日はきっと見ないんだね。そんないじわるを絶えず言いたかった。これを呪いと言わず、なんと言えばいいのか。死ぬほど虐めたい。傷付けたい。でも、もう本当に同じくらい嫌だった。地獄があるとしたら、朝のあの箱の中でしょ。お酒を飲んでももう携帯を無くさないの。悲しくても仕事に行くし、そういうのがきっと大人なんだってわかった。このままで居たら、ずっと私、こどもで時間が止まっちゃうってわかった。危ないところに近寄らないのも、見たくないものを見に行かないのも、ブロックするのも何もかも。こんな幸せじゃない黒い箱、24歳に置いていく。まったく似ないで最後。

メルト 歌ってみた

オフィスの大きい窓から見える青空に、蛍光灯が反射して映った。
続いてるなっておもった。でも同じくらい続いてなかった。あの窓から落ちたら死ぬってわかるから。
まやかし。寒くなりたいな。とびきり寒いと嬉しいな。例えば、露天風呂につかって、そのあと外気浴用のプラスチックの椅子に腰かけるときにひりつくの。そのまま丁度良くて眠れたら、満足できるような気がする。

そういえば、ボカロとか、ずっと好きだな。年末に近づけば近づくほど、好きだったものが鮮明になっていく。お正月とかも、すごい好きだったな。まだ聴くんですか?って歌を聴いて、まだ着るんですか?って服を着て。
寄りかかって生きてたい。でもきっと寄りかかることにいつか飽きるのが目に見えている。
近くにいてほしいけど、触りたくない。遠くにいてほしいけど、返さなくていい連絡だけ毎日ほしい。

「気持ちが整理されちゃうからじゃないですか」って助言、凄かった。先生ってやっぱり年上だった。気持ちが整理されないことがありがたい。自分、保てない。父性(と思った、ひとのやさしさ)に混乱して、挙動がおかしくなってしまった日、私の気持ちをこれって断定したくなくて沢山寝てみた。有耶無耶にしてる方が良かった。はっきりさせたいときと、はっきりさせたくないとき、どっちもあったんだ。
ギターが弾けること、羨ましかった。一緒にお葬式の会場に向かいたかった。帰りにお饅頭を買って食べたかった。
私のこと混ぜて一個の色にした。その状態が嫌いだった。誰にも言わないでね。助走って思いたい。1回ぐらついたら反動でまた立て直せること、誰にも共感されたこと無かったのに、わかる人が居てまた感情がおかしくなった。
同じって思うと行きすぎるから、出来るだけ全員違う生き物だって認識すること。未知のものって思うと執着になるから、出来るだけ俗っぽいものに結びつけること、自分ができる範囲での警戒、全部すること。守りたい。私の泉、今年もまだ枯れないでね。

銭湯の帰り道、ほんとは沢山人が居たのに、居ないって思って相対性理論を歌ってみた。こんなところで何してるんだろうと思って悲しい時だった。それでも汗が止まらないから、銭湯に行って良かった。
全部はやいうちに辞められたら良いなって思うけど、辞められない自分がいるだけだった。降りるのは簡単で、誰でも怖い思いをしながら「継続」を選んでいるのかな。私がとびきり素敵だったとき、嬉しい気持ちと同じくらい、このあと素敵じゃなくなったらどうしようとか考える。私の嫌なところ見せたくなかった。私の事ずっと好きでいて欲しかっただけなのにな。コントロール出来なくて泣きそうになる。お父さん、欲しかったんだなー。

勝ち逃げしたい

タトゥーなんて刻まなくても、もう何年も覚えてられる言葉があって、それがずっとじんじん痛かった。全部言っちゃったらつまんないから、ひとつも開示したくない。冬が好き。毎年今頃に「ことしで全部最後」って思う。春になったら誰も私の事知らない土地に行ってあたらしく暮らしを始めたいって思うのに。
記憶、全部消せたらいいのにって思う時と、全部忘れませんようにって思う時、ふたつある。今すぐ会いたいよ。私と一緒に遠くまで来てくれた恋人、寝顔が可愛い人。

わたしがぺらぺらの紙だとして、文鎮がまた増えた。どうして私の事離してくれないの。魅力的な計画が、私を留める。リソース、限られてるのに。
私、空が飛べるんだよね。何も背負ってない、言葉を書いても飛んでいくから意味ない。私に何も記さないでください。42回折れるものなら折ってみて。お別れの季節まであと数ヶ月でしょ。毎年更新する遺書、念の為にひとにおしえるパスワード。私のこと開けてみて。責任とってね。月にいくことを叶えて。小言。

季節が死ぬ前に

「仕舞わなくて大丈夫ですか。」と己に問いたかった。私ってずっと柔らかいスポンジみたい。剥き出しで、すぐ傷ついて、それでいてまたすぐ世の中を信じてしまうんだ。昨日何時に起きた?教えない。今日何してたの?内緒、匿名の全部、私に来た質問箱も、何もかも知らんぷり。私の事見て、私の事見ないで。私にとっての嫌なこと、全部ウインクして見えなくした。どうせ私の事、陽気な馬鹿って思ってるんでしょ。それですら知らないふりして、また馬鹿みたいな服を着て電車に乗るからね。

「金曜日」が怖くなくなったのは、いつからでしょうか。私の自由は、きっと私がだれより抱きしめてる。寝坊しても笑ってくれる?冬の朝が1番好き。カーテンが透けてたら、より良い。気温も丁度いい日、他所様なんて知らないから、良い子にするから。分厚い背中に爪を立てたとて、どうせ誰も見てないから。
何も作れない日が続いてたんじゃなくて、私に何も作らせたくない誰かがいただけだった。
全部私のせいって思いたかった。全部私が操作出来ることだったら良かった。じぶんが無力だと思いたくなかった。自分の行動しだいで、自分の明日を切り開けると思いたかった。絶望したら、また希望がやってくる、私はこのジェットコースターにあとどれくらい乗って居たらいいのかな。
ずっと吐きそう、まだ降りれない、まだ降りれないってずっと、幸せの後にきっと不幸せが来て、それでもどうせわたしは幸せになる。こんなに泣きそうなのに明日も仕事に行かないと。献立を聞いて口角が上がった、そのくらい、私の幸せを、私が抱きしめなくてどうするんだと思う。

気持ち悪くてくどくてどうしようも無い。はやく浮世を離れたい。誰のことも見たくないし知りたくない。知れば知るほど嫌いになった。気高く居れるだろうかと常に問いかける割に、私は私でどんどんまた吸い込んで行って、最近はエナジードリンクを飲んでるんでしょう。誰の影響も受けたくないくせに、全部ひとの影響。そういうところを可愛いって言えちゃうから、貴方って根性が気持ち悪いんだな。じぶんにだけは正しくなりたい、私の光。それは、冷たくて、ぼんやりしていて、とても重たいの。

占い、1位なわけなくて、意味無いなって思った。今まで信じてきたものも全部意味無くなって、私ってなんなんだろうと思って浴槽で膝を抱える。燃料が切れた車、緩やかに止まって、最後は動かなくなった。もう多分本当にダメなんだって思った。生理周期、関係ない。でも、今壊れたところで私にとっての栄養剤はもうない。皮膚がどんどん尖っていって、誰を掠めても致命傷になるって気づいた。大きい声で歌えないな。私が元気なくても、地球の自転も電車も通信も時間も何も止まらなかった。タスク、抱えるだけ抱えて、海行きたいなって思った。わたしやっぱり総武線が好き。2年前、本当に仕事が出来なくなって、いきなり休んで遠い遠い街に電車で行った。寒くてびっくりした。あの街に行く用事も無ければ、一緒に行ってくれた人も、もうなかなか会えないところに引っ越してしまった。

ずっと美しく居られたら良かった。じぶんでじぶんにした約束を守れないことが増えて、義務が増えて、窮屈になった。蜘蛛の糸に引っかかってしまった、或いは沼に嵌ってしまった、私は今もう何してもダメなんだ。何しても全部、反対に作用する。じぶんの約束を、私だけは守ってあげたかった。どれだけ世の中の人に変わってると言われようと、私は私の筋を通したかった。

生き方、知らない。みんなぐちゃぐちゃになって、怖い笑い方でこっちを見てくるんだな。あなたの病気を愛しく思ったけど、実は私も病気があるんだよ。カラッとしたタオルに落ち着きたい。抱きしめて生きて欲しい。世の中の人にも、みんなそれぞれ美学があって、それを努めて守るような日々だったらどれだけ美しいか。今境界線が無くなっていて、逆にこういう時の方が、人と一体化して情緒があるんだな。

2年前と全く同じみたい。10月に大切な人とお別れしてしまい、11月に寂しくて自分との約束を破る。そのあと2年くらい、十字架に向かって祈って暮らす。この2年間、ほぼ祈りのようで、でも指針がしっかりあって、私は苦しみながらも生きやすさを手に入れて安心していたのかもな。また何かに苦しみたいのかなって思う、でも私を苦しめるものって別にもう無いのかもな。私は、私の聖書に従って生きたい。従えない環境にあるなら、辛くて息が吸えなくなるの。もう許して。幸せになりたい。毎日笑って暮らしたい。すり減らしたくない。どうにか息を吸えるように、したいなって思った。