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長浜で「オカンの発酵サミット」 県内北部3市の発酵食と地酒そろえる

「book cafe すくらむ」の寺田武子さん(左)、「ツボのソコ」の植田睦美さん(右)

「book cafe すくらむ」の寺田武子さん(左)、「ツボのソコ」の植田睦美さん(右)

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 「滋賀オカンの発酵サミット」が12月14日、長浜の日吉座(長浜市木之本町)で開催される。

たくあんのぜいたく煮

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 木之本の発酵食の継承に取り組むまちおこしグループ「ツボのソコ」が企画した同イベント。同グループは、「book cafe(ブック カフェ) すくらむ」(木之本町)を経営する女性たちを総称して「発酵オカン」と呼び、タッグを組み活動している。これまで、季節の漬物などを詰めた「オカンの発酵便」を商品化し販売するほか、県内外で飲食イベントを開いてきた。来年秋に書籍出版も予定しており、クラウドファンディングで協力も呼びかけている。

 今回のイベントでは、長浜だけでなく県内北部地域の「発酵食」とそれを継承している「人」にも焦点を当てる。ゲストに、「book cafe すくらむ」(長浜)、「棚田ハウス」(高島)、「まんまる日和」(米原)の店主らを招き、各地域の発酵食「たくあんのぜいたく煮」(長浜)、「畑漬け」(高島)、「塩麹(こうじ)の鶏ハム」(米原)を提供する。

 当日は11時から、「勝手に発酵姉妹都市宣言」と題し3者が各地域の発酵食についてのトークショーを行い、12時から「発酵定食」を提供。各地域の一品の食べ比べと地酒の飲み比べを楽しむ(要事前予約)。会場の駐車場スペースでは13時から、各地域の発酵食の販売会「発酵マルシェ」も行う(予約不要)。

 「book cafe すくらむ」のメンバー・寺田武子さんは「今は引き継ぐ人が少なくなった『たくあんのぜいたく煮』を何とかか残していければと思い、地元の先輩方に聞いて試行錯誤しながら作っている」と話す。「県内にはたくさんの発酵食があるが地域によって違うものがあるので、その味を楽しんでもらえれば。トークショーでは他の地域の人がどんな思いで発酵食をつないでいこうとしているのかを聞ければ」とも。

 開催時間は11時~14時。参加費は3,000円。定員30人。予約方法は「ツボのソコ」のインスタグラムで確認できる。

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