膝下までの長さがある登山用ゲイター、モンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロング。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の登山用ゲイターとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、登山用ゲイター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・工具・カー用品・自転車など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。現在は、ホビー分野のコンテンツを担当。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
モンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングは、夏山から残雪期の山で使う人におすすめです。世界最高水準の防水浸透性素材といわれるゴアテックスを採用し、耐水圧は34,008mmを記録。比較したなかで、20,000mm以上を記録した商品は半数以下だったのに対し、嵐でも浸みないレベルです。ファスナーは簡易的なカバーがついているため、隙間からの浸水リスクも低めでしょう。
ロングタイプながら重量は156gと軽量。比較した同メーカーのアルパインスパッツと比べても、持ち運びやすさが光りました。ゴアテックスは透湿性が非常に高いため、蒸れにくいのも魅力です。また、ふくらはぎや裾に内臓されたゴムが脚の動きに追従しやすく、フィット感も良好。ふくらはぎの固定位置も高いので、ずり落ちにくいでしょう。
着脱のしやすさも問題ないレベル。ファスナーは後方にあるものの、藪漕ぎ(草むらをかき分けて進むこと)などでファスナーを痛めにくいのは利点です。靴紐のフックにはタブがついており、グローブをつけた状態でも操作できました。加えて、ふくらはぎの固定は、内臓のゴムのみ。比較したなかで多かった、ドローコードのものよりスムーズに着脱できました。
しかし、耐久性は期待できません。本体の生地の突き刺し強度は3.66Nと、鋭利なものが刺さると穴が空くかもしれません。さらに、雪の中ではふくらはぎのゴムがズレる可能性や、万が一ファスナーが凍った場合、動かなくなるという懸念も。38cmの長さはありますが、雪山登りをしたい人は、ほかの商品を検討してみてください。
実際にモンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
モンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
また、カラーバリエーションも5種類と豊富。好みや、お持もちのアウトドアウェアにあわせて選べますよ。なお、詳細は以下のとおりです。
<サイズ展開>
<カラーバリエーション>
今回はモンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングを含む、登山用ゲイター全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使ってみたところ、モンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングには主に4つのよい点がありました。1つひとつ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
また、防水ファスナーではないものの、簡易的なカバーを装備。ファスナーは後方にあるので、降ってくる雨や雪があたりにくいのもメリットです。比較したノーマルファスナーであり簡易的なカバーもなかったものに比べると、ファスナーの隙間から浸水する可能性は低いでしょう。
着脱のしやすさはおおむね良好。ズレにくいよう靴紐に引っかけるフックにはタブがついており、グローブをした状態でもつまんで簡単に着け外しできました。
ファスナーは後方にあるものの、藪漕ぎ(草むらをかき分けて進むこと)などでファスナーを痛めにくいのはメリット。もし開閉しにくい場合は、前方でファスナーを閉めてから後方に回して装着するとよいでしょう。
さらに、ふくらはぎの固定は、内臓のゴムのみで行えるため手軽。比較したなかで多かった、ゴムのドローコードの商品よりもサッと着脱できました。本体の開閉さえ済ませれば、あとはスムーズに扱えるでしょう。
また、裾にもゴムが内蔵されており、靴周りのフィット感も良好。靴裏の固定はゴムひもをフックにかける構造で調節機構はないものの、それほど大きく緩む可能性は低そうです。
さらに、ふくらはぎの固定位置は38cmと、最も太い部分より上部で止まりました。20cmほどの中途半端な位置で止まる比較したほかの商品にように、足首方向へずり落ちることは少ないでしょう。
この商品は、ふくらはぎの最も太い部分より高い位置で固定できます。歩くとゲイターがずり落ちるようにズレていきますが、ふくらはぎの太い部分が引っかかるので落ちにくくなっていました。
逆に中途半端にふくらはぎの途中で止めると、ふくらはぎより細い足首側へとずり落ちやすいのがネックです。
また、ふくらはぎの内臓ゴムが脚の動きに追従しやすく、フィット感を得やすいのも魅力。加えて、透湿性が高いゴアテックス素材により、蒸れにくい点もメリットです。比較したなかで、ウェザーテックやHyventなどを採用した商品よりも、真夏の暑い日の登山も快適に過ごせるでしょう。
モンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
また、ファスナーは後方にあるため、慣れるまでは扱いにくさを感じる可能性も。開閉しにくい場合は、前方でファスナーを閉めてから後方に回すなど、付け方を工夫してみてくださいね。
また、生地には210Dの補強が施されているものの、やや華奢。コンパクトなチェーンスパイクなら耐えられるものの、爪の大きいアイゼンには対応しにくいといえます。ベルトの縫製はよいものの、本格的な雪山での使用に耐えられるモデルがほしいなら、比較したSea to Summitのクアグマイアゲイターのほうがおすすめです。
靴裏のベルトはゴム紐で固定するのでやや切れやすい点がネックですが、モンベルは補修パーツが安価かつ手に入れやすいので、すぐに交換・補修できる点はメリットです。
また、着脱方法がファスナーなので、万一凍った場合は動かせなくなる可能性も。比較したベルクロのみの商品は、凍っても動かなくなる懸念がなく、グローブをつけた状態でも着脱できました。
雪の少ない残雪期であれば問題ないものの、深く雪が積もっているような山には不向きでしょう。
重量(実測値) | 156g(ペア) |
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耐水圧(実測値) | 34,008mm |
長さのタイプ | ロング |
開閉位置 | 後ろ |
開閉方法 | ジッパー |
良い
気になる
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
6,742円
(最安)
販売価格:6,880円
ポイント:138円相当
送料別
4.23
(33件)
ここでは、モンベル GORE-TEX ライトスパッツ ロングの気になった点をカバーできていた商品を2つご紹介します。どの商品にするか迷っている人は、あわせて検討してみてくださいね。
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