キャンプ用としてはもちろん非常時にも活躍すると評判のLEDランタン、プリズム クレイモア ウルトラ CLC-1400BK。ネット上では「十分すぎる明るさ」と人気です。一方で「ボタンが押しにくい」「重すぎる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証しレビューを行いました。
さらに、人気の三金商事やKMコーポレーションなどのLEDランタンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、LEDランタン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
プリズム クレイモア ウルトラ CLC-1400BKは、広いサイトを使用するファミリー・グループキャンプにおすすめです。3m四方スペースの真ん中に吊るして四隅の照度を計測すると、平均50ルクスを記録しました。比較した商品の平均は20ルクス(※執筆時点)だったなか、トップクラスの明るさに。広
いサイトも十分照らせます。
パネルタイプでまっすぐ光を照射でき、高いところに設置ると足元までしっかり照らせるのも魅力。実際に使うと、比較した360度タイプは足元が暗くなりがちでした。対してこちらは、試したモニターから「サイト全体を明るくできる」「広範囲に照らせる」と好評。夜間の料理など、作業をしたいときにも便利です。
最大光量ではやや光が強すぎると感じたモニターもいましたが、5段階に調節できるので好みの明るさを見つけられます。光色も3色あり、「好きな明るさで過ごせる」「利用シーンに合わせて使える」とモニターから好印象でした。「みんなが集う場の雰囲気に合わせて3つの光色を切り替えられる」との謳い文句どおり、快適に過ごせます。
しかし、明るいぶん最大光量時の連続点灯時間は短め。実際に点灯させ続けると、比較した同じ充電タイプの商品は平均8時間(※執筆時点)持ったのに対し、こちらは3時間58分で消えてしまいました。光量を調節しながら使ってください。
機能面も充実しています。防塵・防水やモバイルバッテリー機能を搭載。キャンプはもちろん緊急時にも重宝します。「重すぎる」と口コミで指摘されていた重量は405gと特別重たくありません。「コンパクト」と謳うとおり小さく、ザックの隙間に入れておけますよ。「ボタンが押しにくい」との口コミどおりやや押しづらいものの、慣れれば問題なく扱えるでしょう。
コンパクトながら広範囲を明るく照らせるうえ、機能も充実した汎用性の高い一品です。ひとつ持っておけば、キャンプ・停電時・ちょっとした庭での作業など幅広いシーンで活躍するでしょう。より軽量で持ち運びやすいタイプをお探しなら、ほかの商品も含めて検討してみてくださいね。
実際にプリズム クレイモア ウルトラ CLC-1400BKと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイLEDランタンと、明るさ・光の心地よさ・連続点灯時間・使いやすさ・便利機能の豊富さ・持ち運びやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
LEDランタンは、キャンプのメインランタンとしてよく使われるアイテム。ガスランタンのほうが明るいイメージがありますが、LEDランタンのなかにはより明るく広い範囲を照らせるものもあります。
クレイモアは、アウトドアライトに特化したブランド。20年以上にわたってLEDライトの研究開発を続け、アウトドアにおける新たな可能性を生み出すと謳っています。
今回ご紹介するのは、ブランドを代表するウルトラシリーズのウルトラ 3.0 CLC-1400BK。コンパクトでありながら多機能にこだわり、キャンプ時・災害時など幅広いシーンで活躍するよう設計しています。
まっすぐに発光するパネルタイプで、光色は全3色あります。電球色(Warm/3,000K)・昼白色(Bright/4,200K)・昼光色(Cool/6,500K)に調節が可能。最大2200ルーメンの明るさに照らせる設計です。
IP44の防塵・防水等級を備え、サイズは幅160×奥行90×高さ34mm・重量405gです。充電タイプで、リチウムイオン電池を内蔵しています。
カラー展開はブラックのみです。
サイズは全3種類で、検証に使用したCLC-1400BK(Mサイズ)のほかにCLC-1900BK(Lサイズ)・CLC-2800BK(Xサイズ)がラインナップ。サイズによって、バッテリー容量・最大光量・連続点灯時間が異なります。
今回は、プリズム クレイモア ウルトラ CLC-1400BKを含むLEDランタン全18商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、明るさの検証です。
3m四方に区画したスペースの中心部・床から180cmの高さにランタンを吊るし、スペース四隅の照度を計測。平均値を計測し、明るいものほど高評価としました。
平均照度は50ルクスとかなり明るめ。比較したところ、LEDランタンは平均20ルクス、ガスランタンは平均21ルクス(※執筆時点)とガスのほうが明るい傾向がありました。こちらはLEDでありながら、比較した商品のなかでもトップクラスの明るさを記録しています。
バーベキューの火の通り具合を確認したり、カードゲームで遊んだりしたい人にもぴったりです。
続いて、光の心地よさの検証です。
1年以内にキャンプを行ったアウトドア好きモニター5人に協力を依頼。実際に商品を使ってもらい、心地よい光色・好みの明るさに設定できるかを調べました。
実際に試したモニターは、5人中3人が「心地よい光色にできる」と回答。比較したところ、リラックス感のある空間を作るには光色が3種類以上あるものが向いていました。こちらも3色を搭載。料理など細かい作業は昼光色・人と話すときは昼白色・くつろぎたいなら電球色と切り換えて使えます。
モニターからも、「どの色味も心地よい」「暖色が落ち着いた色のためとてもよい」といった喜びの声が集まりました。とくに電球色は、柔らかなオレンジ色が魅力です。「みんなが集う場の雰囲気に合わせて3つの光色を切り替えられる」との謳い文句どおりといえるでしょう。
<心地よい光色にできるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
光量は全色5段階に調節が可能。モニター5人中3人が「好みの明るさにできる」と高評価をつけました。比較した商品はダイヤル式で無段階に調節できるものや、決まった色を2段階でしか調節できないものなどさまざま。対してこちらは、比較的細かく調節できるといえます。
「どの色も控えめにしないと使いづらそう」「広めの範囲で作業するにはやや力不足」といった声もありましたが、複数段階に調節できるのでちょうどよい明るさを見つけやすいでしょう。
<好みの明るさにできるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、連続点灯時間の検証です。実際に最大光量で点灯させ、完全に消灯するまでの時間を測定。すると、3時間58分経過した段階で消えてしまいました。
薄暗くなってくる夕方〜寝る前まで明るさを確保するには、7時間以上点灯するものを選ぶのがポイント。比較したこちらと同じ充電式商品は平均8時間(※執筆時点)持ったため、明るい状態を長時間キープしたい人は物足りなく感じる可能性があります。
とはいえ、検証は最大光量で行った結果。公式サイトでも「強力な明るさを放つターボモード使用時は、バッテリー消費量が上昇する」と記載がありました。長時間照らし続けたいときは、光量を調節して使ってくださいね。
次は、使いやすさの検証です。
光の心地よさと同じく、1年以内にキャンプを行ったアウトドア好きモニター5人に協力を依頼。暗いなかで操作が簡単にできるか・メインとサブのどちらでも思ったとおりに照らせるかを調べました。
点灯・消灯がしやすいと感じたのは、モニター5人中1人のみ。on/offやcolorといった表記があるのはわかりやすいものの、ボタンが本体と同じ黒なため「暗闇で使うには苦労する」と指摘が集まりました。
比較したなかにはダイヤル式・ボタン式の商品があり、見つけやすく細かな調節がしやすかったのはダイヤル式です。とはいえ、ボタン式でも押す部分が大きい・光るといった工夫を施した商品も。こちらはボタンが小さいうえ持ち手部分に近く、やや扱いづらく感じることもあるでしょう。
光る面にボタンがあるため、照らしている状態だと見えにくいのも気がかり。「ボタンが押しにくい」との口コミにも頷けます。
<点灯・消灯のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
光量調節も、on/off・colorなどと同タイプのボタンで行います。モニターからは、「ボタンが小さくて調節しづらい」「照らした状態だとまぶしくてボタンが見えない」との声が複数寄せられました。
とはいえ、ボタンを見つけてしまえば調節はスムーズです。比較したなかにはボタンの硬さ・反応の遅さなどが目立つ商品もありました。こちらには「+と-のボタンがあり、軽い力でポチポチと調節できる」「操作が単純でわかりやすい」などのプラスコメントも見られます。
モニター5人中3人が光量調節をしやすいと感じていたため、こまめに好みの明るさに調節したい人も比較的使いやすいでしょう。
<光量調節のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
まっすぐ光を照射するパネルタイプなため、思った範囲をしっかり照らせるのも魅力です。実際に使用したモニターも、5人中4人が「広範囲を明るく照らせる」と回答しました。
比較した360度タイプは、全体を照らせるぶんランタンの真下がやや暗くなる傾向がありました。パネルタイプは片面のみ発光するため死角ができますが、上から照らすのに向いています。こちらも同様にランタン真下にもしっかり光が届くため、夜間の作業にぴったりです。
<照らせる範囲についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、便利機能の豊富さを検証しました。キャンプで役立つ機能が多く搭載されているものを高評価として評価を行います。
防塵・防水機能を搭載しており、等級はIP44。IP◯(防塵)◯(防水)と表記されており、比較した結果IP54以上であればほこり・砂・雨などに耐えられることがわかりました。こちらは防塵等級がやや低いものの、屋外でも使いやすい商品といえるでしょう。
「いざというときの非常バッテリーとしても役立つ」と謳っているとおり、モバイルバッテリー機能を備えています。バッテリー容量は、5000mAh以上あればスマホ1回分のフル充電が可能。こちらは13,400mAhと大容量です。急な停電時など、LEDランタンから充電できるのは便利ですね。
カラビナ・三脚対応の吊り下げハンドルを備えており、テントやタープ下に引っかけたいときにも役立ちますよ。
最後に、持ち運びやすさの検証です。重量・体積を実際に計測し、かさばりにくく持ち運びやすいものを高評価としました。
その結果、「手軽に持ち運べるコンパクトなボディ」と謳うとおり、コンパクトなサイズ感で持ち運びやすいという結果に。幅160×奥行90×高さ34mm、体積は489.6cm3でした。比較したなかには2000cm3を超える商品もありましたが、こちらはちょっとした隙間に収納して持ち運べますよ。
「重すぎる」と口コミで指摘されていましたが、重量は405gと一般的。比較した商品の平均重量457.7g(※執筆時点)を下回っています。比較した220gと軽量な商品よりは重さを感じますが、持ち運ぶうえで不自由に感じるほどではないでしょう。
比較したところ、充電式は軽量でコンパクト、乾電池式はサイズが大きく重い傾向がありました。こちらは充電式ながら特別軽量とはいえないものの、コンパクトさが魅力です。
光色 | 昼光色、昼白色、電球色 |
---|---|
発光方向のタイプ | パネルタイプ |
平均照度 | 50ルクス(実測値) |
電池のタイプ | 充電式 |
連続点灯時間 | 3時間58分(実測値) |
重量 | 約405g(本体のみ) |
良い
気になる
対応乾電池 | |
---|---|
必要な乾電池本数 | |
マグネット内蔵 | 不明 |
幅 | 16cm |
奥行 | 9cm |
高さ | 3.4cm |
カラビナ付き | |
吊り下げフック数 | 2個 |
滑り止め加工 | 不明 |
無段階調節機能 | |
バッテリー残量表示 | |
明るさ表示 | 不明 |
懐中電灯機能 | |
収納ケース付き |
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クレイモアシリーズの取扱店舗は、公式サイトのショップリストページから確認できます。手に取ってみたい人は、最寄り店舗の在庫を確認してから来店してみてください。
ほかに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでの販売も確認できました。ポイントが貯めているサイトがある人は検索してみましょう。
なお、クレイモアでは、よりコンパクトなウルトラミニ・アプリからコントロールできるマルチフェイス・クリップ式のキャップオンシリーズなど豊富なラインナップがあります。用途に合わせて選べるのが便利ですね。
最後に、より軽量で持ち運び向きな商品をご紹介します。
三金商事の高性能LEDランタン PROは、約350gと軽くてコンパクト。収納スペースを取りません。リモコンを使って点灯・光量調節などができるので、高いところに吊るしていても手を伸ばさずに済みますよ。最大光量での平均照度は40ルクスと明るいうえ、10時間以上連続で照らせました。
KMコーポレーションのLUMENA LEDランタンは、約220gと非常に軽いのが特徴。モバイルバッテリー機能・バッテリー残量表示機能などを備えています。最大光量での平均照度は23ルクスと、明るさも十分でした。約9時間連続で点灯したので、1泊2日のキャンプにぴったりですよ。
光色 | 昼白色、昼光色、電球色 |
---|---|
発光方向のタイプ | パネルタイプ |
平均照度 | 44ルクス(実測値) |
電池のタイプ | 充電式 |
連続点灯時間 | 10時間7分(実測値) |
重量 | 約350g(本体のみ) |
良い
気になる
対応乾電池 | |
---|---|
必要な乾電池本数 | |
マグネット内蔵 | |
幅 | 12cm |
奥行 | 12cm |
高さ | 5.2cm |
カラビナ付き | |
吊り下げフック数 | 1個 |
滑り止め加工 | 不明 |
無段階調節機能 | |
バッテリー残量表示 | |
明るさ表示 | |
懐中電灯機能 | |
収納ケース付き |
三金商事 高性能LEDランタン PROをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光色 | 昼光色、昼白色、電球色 |
---|---|
発光方向のタイプ | パネルタイプ |
平均照度 | 23ルクス(実測値) |
電池のタイプ | 充電式 |
連続点灯時間 | 8時間59分(実測値) |
重量 | 約220g(本体のみ) |
良い
気になる
対応乾電池 | |
---|---|
必要な乾電池本数 | |
マグネット内蔵 | 不明 |
幅 | 9.2cm |
奥行 | 2.8cm |
高さ | 9.2cm |
カラビナ付き | |
吊り下げフック数 | 2個 |
滑り止め加工 | 不明 |
無段階調節機能 | 不明 |
バッテリー残量表示 | |
明るさ表示 | 不明 |
懐中電灯機能 | |
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KMコーポレーション LUMENA7 LEDランタンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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