北海道のおみやげ(マイセルフ)です。
三方六
帯広市に本社がある柳月(りゅうげつ)の商品です。
まず、読み方は??なところからはじまるかと思いますが・・・
「さんぽうろく」と読みます。
最近まで、私は「さんぽーむ」と勝手に読んでいました(苦笑)
「白い恋人」「マルセイバターサンド」に比べると知名度は高くないのですが、知る人ぞ知る隠れた銘菓だと私は思います。
調べてみると誕生からちょうど60年というロングセラー商品。
ちょっと変わった形のバームクーヘンです。
名前の由来は薪(まき)の形。
(明治以降の)開拓時代の薪の割り方で、木口のサイズ 三方が六寸(今の単位で18センチ)という「三方六寸」からきているそうです。
食べやすく10個に切れていますが、昔はプラスチックのナイフがついていて、食べる時に切り分けるようになっていたそうです。
そういえば、最近のプラ削減の流れでロイズの生チョコについていたプラスチック楊枝がなくなっていますよね~ あれはけっこう困る・・・
寒さの厳しい北海道の地で薪は命綱であり、薪で暖をとりながら団らんのひとときを過ごしていた時代。
背景を知るとちょっと味わい深くなりますね~
この薪の形が元祖ですが、最近は食べやすい個包装タイプ「三方六の小割」も人気です。
新発売のバタースコッチをゲット。ノーマルタイプと比べると甘さ強めですが、キャラメルとバター風味がじんわり。
コーヒーに合います。
季節限定のフレーバーもあり、夏に行ったときにはメロン味が販売されていましたよ。
帯広にはもうひとつ、開拓時代にまつわるお菓子があります。
それが六花亭の「マルセイバターサンド」です。
ちょっとレトロなあのパッケージ、実は開拓時代に作られたバターのパッケージのロゴを復元したものなんです。
「成」の文字は、開拓のために結成された「晩成社」が由来です。
なんで私がこんな「帯広開拓時代オタク」になっちゃったかといいますと・・・
帯広の開拓の第一人者 依田勉三氏が静岡県出身(伊豆)の人であること。
そして、この方を超リスペクトして帯広市内に銅像を建立してしまったのが、私が尊敬してやまない中島みゆきさんのおじいさまだということ。
みゆきさんのおじいさまも岐阜県から新天地を夢見て入植し、その後は帯広市内の政財界で尽力された立派な方なんです。
こうなったら私も開拓時代の人々をリスペクトしない理由はありません(笑)
そんなわけで帯広百年記念館なる博物館で勉強してまいりました(^^)v
にぎやかな札幌もいいけど、静かで冬でも雪が少ない帯広の町もよかったです。
といいつつ、真冬は最低気温マイナス2桁、日中も0℃に届かないのでド寒いけど・・・
北海道みやげ、続きます。