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おりものを観察 ~健康管理に役立てる(淀川キリスト教病院 柴田綾子医長)~
においが気になる、べたべたして不快―など、煩わしい存在とされがちなおりものだが、女性の体を守る大切な役割を担っている。「普段からお…
長期の経過が明らかに ~結膜リンパ腫(岡山大学学術研究院 松尾俊彦教授)~
結膜リンパ腫はまれな病気で、目の表面の結膜に腫瘍ができる。血液がんであるリンパ腫の一種だが、目の中に病変ができる眼内リンパ腫とは異…
適度な運動とカルシウム摂取 ~日光浴も―骨粗しょう症の予防(そしがや大蔵クリニック 中山久徳院長)~
運動不足によるフレイル(加齢で筋力が低下し心身が弱った状態)のリスクが高まっている。骨粗しょう症などが専門のそしがや大蔵クリニック…
嘔吐や腹痛、消化物通過しにくい ~腸が血管に挟まれる―SMA症候群(筑波大学付属病院 後藤悠大医師)~
嘔吐(おうと)や腹痛などの症状が表れる上腸間膜(じょうちょうかんまく)動脈(SMA)症候群。原因は、胃に続く十二指腸の一部が二つの…
毒性植物の誤食に注意 ~トリカブトやイヌサフラン(埼玉医科大学病院 上條吉人・臨床中毒センター長)~
野山に山菜狩りに出掛けた際に誤って有毒な野草を採取して食べ、食中毒を起こすケースが後を絶たない。死に至る場合もあることから、厚生労…
歩きスマホの危険性 ~視界狭まり歩行も不安定に(京都大学大学院 野村泰伸教授)~
歩行中のスマホ操作、いわゆる歩きスマホが衝突や転倒リスクになることは周知の事実だ。その要因は、スマホの画面を注視することで視界が狭…
小太りの高齢者、痩せより良好 ~脳卒中からの機能回復(国立循環器病研究センター 三輪佳織医長)~
脳卒中発症後は、痩せているより、小太りの方が寝たきりになったり死亡したりするリスクが低い。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)…
尿路結石の予防法 ~食習慣変えリスク下げる(順天堂大学 磯谷周治准教授)~
激しい痛みを伴う尿路結石。男性の7人に1人、女性の15人に1人が生涯に1度は罹患(りかん)する。その原因や予防法について、順天堂大…
心アミロイドーシス ~手根管症候群から早期診断(信州大学医学部付属病院 関島良樹教授)~
アミロイドと呼ばれる異常なタンパク質が体内に沈着する病気「アミロイドーシス」。心臓に沈着すると「心アミロイドーシス」と呼ばれ、心臓…
センチネル外傷 ~深刻な虐待につながるサイン(東京都立墨東病院 大森多恵責任部長)~
比較的軽い傷やあざ(皮膚損傷)のうち、深刻な虐待につながる恐れのあるものを「センチネル外傷」という。センチネルとは、警戒や監視をす…
妊婦の不安を取り除く ~感染時期がポイントに―トキソプラズマ感染症~
トキソプラズマ感染症は昔からある病気だが、認知度はあまり高くない。トキソプラズマ原虫が原因となるこの病気は健康な人が感染しても多く…
子どもの5人に1人がネット依存 ~コロナ以降に変化見られず(国立成育医療研究センター 森崎菜穂部長)~
新型コロナ感染拡大下でインターネットを過剰に使用する子どもが増加したことが報告されているが、制限解除後も変化が見られず、5人に1人…
進行を予測する指標発見 ~間質性肺炎の早期治療で(大阪大学大学院 榎本貴俊医師ら)~
間質性肺炎は、肺が厚く硬くなる「線維化」により、血液中に酸素が取り込まれにくくなり、せきや息苦しさが現れる病気だ。大阪大学大学院医…
薬物療法が大きく進歩 ~ぼうこうなどの尿路上皮がん(虎の門病院 三浦裕司部長)~
尿路上皮がんは、尿の通り道である腎盂(じんう)、尿管、ぼうこう、尿道の内側の粘膜細胞から発生する。その薬物治療では、細胞の増殖を阻…
生殖医療での男性の権利 ~紛争防止、子の福祉にも(大阪大学大学院 村岡悠子招聘教員)~
社会の変化や初産年齢の高齢化に伴い、体外受精や顕微授精など生殖補助医療への関心が高まっている。一方、不妊治療で得た凍結胚(受精卵)…
高齢者の慢性便秘症 ~早期治療で介護負担も軽減(横浜市立大学付属病院 中島淳主任教授)~
十分かつ快適に排便できないことが長期間続く慢性便秘症。高齢者の健康状態や自尊心を考慮しつつ、介護する人の負担を軽減する方策が求めら…
うつす可能性あれば対処を ~新型コロナ感染対策(グローバルヘルスケアクリニック 水野泰孝院長)~
新型コロナウイルスが感染法上、季節性インフルエンザと同じ5類感染症に移行して1年半余り。現在も多くの感染者が出ている中、対策やワク…
足にも起こる腱鞘炎 ~大人の扁平足は要注意(聖隷浜松病院 滝正徳部長)~
骨と筋肉をつなぐ腱(けん)と、腱を包む腱鞘(けんしょう)に摩擦が生じて炎症が起こる腱鞘炎。主に手首や指で起こるイメージがあるが、腱…
年のせいと放置しない ~アイフレイルに隠れた病気も(かとう眼科医院 加藤圭一院長)~
加齢による目の機能低下を「アイフレイル」と呼ぶ。目の「病気」と「健康」の間の状態で、以前より目が疲れやすい、手元の作業がおっくう、…
中年以降の女性、痩型は注意 ~せきやたん、倦怠感―肺NTM症~
長引くせきやたん、血たん、発熱、全身の倦怠(けんたい)症状…。それは肺NTM(非結核性抗酸菌)症という病気かもしれない。認知度は一般の…
持久力高いほど脳活動が活発 ~高齢者、多くの部位働かせる(明治安田厚生事業団 兵頭和樹研究員)~
会話や計算などの作業をする際に必要な情報を一時的に記憶し、それを用いて物事を実行する作業記憶能力は生活する上で重要だ。明治安田厚生…
「耐性水虫菌」に注意 ~改善後も数カ月は治療続行(新座志木中央総合病院 比留間淳一郎部長)~
日本人の6人に1人は、足の皮膚か爪に水虫がある。原因の「白癬(はくせん)菌」というカビを殺す抗真菌薬で治療可能だが、白癬菌の中には…
接着剤によるやけど ~付け爪用など、高温に(弘前大学医学部付属病院 漆館聡志教授)~
国民生活センターは、付け爪用などの瞬間接着剤によるやけどが相次いでいるとして注意喚起している。一般的な瞬間接着剤の主成分であるシア…
山岳遭難は過去最多―23年 ~予防策と応急処置(兵庫県立加古川医療センター 伊藤岳救急科部長)~
登山やハイキングなど山のレジャーは中高年層を中心に人気だが、警察庁の発表によれば2023年の山岳遭難発生件数は前年の3015件を上…
野球肘、AIで発見 ~早期病変を高精度で検出(京都府立医科大学 木田圭重助教)~
成長期に投球動作を繰り返すことで発症する「野球肘」。京都府立医科大学(京都市)と兵庫県立大学(神戸市)の研究チームはこのほど、人工…