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卒業生・学生の声

Voices of graduates

宮谷美行さん

宮谷美行さん
宮谷美行さん
医療法人社団 湯川胃腸病院 入職
株式会社 東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 営業企画部 主幹、およびグローバルマーケティング部 主幹

※掲載当時の経歴です

論文執筆を通じて論理的思考力が強化された

Q:MBAに興味を持ったきっかけは何ですか?
医療機関勤務における臨床の経験、企業勤務における経験と人脈を生かし、退職後は東南アジアにおける医療の課題に取り組むべく、起業したいと考えていました。これまで私が進めたビジネスは、あくまでも勤務する企業のさまざまな資本を活用したもので、多くの方に支えられたからこそ、達成できたものと考えています。自身が起業し、医療課題を解決するには、多くの理論と応用の学びが必須と考え、MBAを選択しました。



Q:ウェールズ大学トリニティセントデイビッド(UWTSD)を選んだ理由は
国内大学も含め、いくつかの大学のMBAを検討し、講義は週末、課題は平日に取り組めますので、仕事との両立がしやすく、また海外での起業を考えたとき、英国MBAはとても魅力的でした。



Q:実際に勉強して良かったと思うことは?
自身のビジネスの進め方や考え方が、理論ではなく経験で得られたものだと理解できたことです。もちろん経験は非常に大切ですが、理論に基づいてビジネスを進めることで、より思考がシンプルになり、本質にたどり着きやすくしてくれます。これまでの自身の考え方が、理論で肯定できるものと、自分の都合だけのものがあるとわかりました。



Q:勉強が大変だった時にどうやって乗り越えられましたか?
同期の仲間です。特に修士論文でのゼミ仲間は、互いの研究を共に考えたり、時には指摘をしたりと、一緒に成長した気持ちです。学びを通じて仲を深めた仲間とは、仕事の仲間とは違う絆ができました。

 

  
Q:MBAを取得して仕事にどのように活かしていますか?
私の修士論文のテーマは「CSV(共通価値の創造)経営を促進させる要因は何か」です。医療に関係する企業は、社会的価値と経済的価値の両方を創造することが大切だと考えていますが、特に社会的価値については、多くのステークホルダーの理解や、社会的価値そのものの評価方法等、価値の創造を進める上での困難さもあります。論文執筆を通して得た学びは、今後の起業だけでなく、今の仕事にも活用しています。理論に裏付けされ整理された戦略は、他部門に伝える際も理解されやすく、協力が得られやすい印象を持っています。



2024年6月