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二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

【2024秋アニメまとめ総評】血と知が指し示す地球の運動 

大賞:チ。―地球の運動について―評価A

 


 

原作漫画からしてヤバい、地動説と宗教弾圧の物語。

魔女狩り拷問もあり、海外では相当タブー視されるだろうに、よくアニメ化できたものだ。

たとえそれが無益だろうと、国家に迫害されようと、人間は真理を求めるのを止められない。

その命を落としたとしても、また次の者が志を受け継いで科学は発展していく。

相当にグロい描写もあるが、この先の未来を切り開く若者にぜひ観てもらいたい。

 

 

次点:妻、小学生になる。B

 


 

 

亡き妻と再開して家族の絆を取り戻す、心温まる物語。

子持ちのわりに子供っぽくて不審者っぽい夫の行動が若干気にかかるが、1クールできちんとまとまっていて良い。

最近続編ありきで結末を考えていないアニメが多いだけに、最後まで描き切って完結する作品は貴重。

ちなみにおばあちゃんが転生する「老女的幼女ひなたちゃん」はこれよりさらに美しい。

 

ワースト:ひとりぼっちの異世界攻略 評価D-

 


 

クラスメイト全員召喚で交流しまくるので、全然ひとりぼっちじゃないタイトル詐欺

異世界転移時に残ったスキルを全部獲得する適当設定に加え、同級生もグループ毎に一括で表現されるいい加減っぷり。

男は考えなしの無能で、女は主人公の活躍を誉める役割しかない薄っぺらさ。

いい加減異世界を接待の道具にするのは止めれ。

 

・アオのハコ C

綺麗すぎてこっ恥ずかしい青春ドラマ

 

・アクロトリップ D

悪の組織に味方して魔法少女と戦うタイプはまこあこやダークドリームがあり、それらに比べるとかなり薄味に感じた

 

・ありふれた職業で世界最強 season 3 D

テンプレ異世界チートハーレムはもう飽きたから、続編作らなくていいよ。

 

・MFゴースト 2nd Season D-

頭文字Dから絵がキモすぎて見るに堪えない。

 

・株式会社マジルミエ D+

魔法少女の世界に現実のサラリーマンを持ち込んでも、夢を壊すだけでは?


・きのこいぬ C

キモいより若干カワイイ寄りの謎生物が妙にクセになる。

 

・君は冥土様。 C-

殺し屋メイドは確かに萌えるが、話は特段面白くない。

 

・結婚するって、本当ですか D

偽装結婚って時点で無理。

周りの迷惑を考えると胃が痛くなる。


・合コンに行ったら女がいなかった話 D+

男装女性がホストっぽくて全く萌えねぇ。

 

・最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える B

徹底的に手段を選ばない成り上がりもの。

なろう系にありがちな甘ったるい意識が微塵もなく、容赦なく敵の弱みを抉ってくる。


・さようなら竜生、こんにちは人生 D

竜も他の種族も人間メンタルで平和すぎるので、すごいつまらん。

 

・シャングリラ・フロンティア 2nd season B

高品質な映像ではあるんだが、漫画版で十分だった気がする。

毎回冒頭に入る説明とCパートが冗長。


ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ D+

SAOのスピンオフとは思えないほどにつまらない。

途中でルール変更して新チーム結成とか、このクソ運営ゲーマー舐めてるだろ。

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇 B

フレイヤとシルの真相が明らかになる展開は待ってたが、ダンジョンに行かなすぎる。

終盤以外はまともな戦闘がなく、モンスターも殆ど出てこないのが残念。

 

・ダンダダン D

陰キャ主人公がダサすぎる。

金玉探したり、色気もないのに脱がしたり、無駄に下品で腹立つ。

 

・転生貴族、鑑定スキルで成り上がる D-

なろう特有のゲーム脳が酷すぎる。

まともに努力したことがないから、才能で全てなんとかなると思い込んでしまうのか。


凍牌~裏レート麻雀闘牌録~ D

恐怖を感じないアカギが面白いわけないだろ。


ドラゴンボールDAIMA C+

お馴染みのキャラを子供にした分だけ、戦闘の迫力が低下している。

弱体化した悟空やベジータに負ける相手は、どうせ弱いんだなと思ってしまう。

 

・トリリオンゲーム C+

億万長者を目指すストーリーは面白いんだが、ケバすぎるキャラデザはなんとかしてくれ。


・嘆きの亡霊は引退したい D+

周りが勝手に勘違いして大物に持ち上げる展開はもう腐るほど見たから、もう要らない。

特に美少女が主人を神のごとく褒め称える姿は、呆れを通り越して寒気がする。

 

七つの大罪 黙示録の四騎士 D

親世代はまだキャラに魅力があったが、子世代はさっぱり。

 

・ネガポジアングラー C

絶望的な状況に陥った落伍者が釣りを通じて立ち直っていく展開は悪くないんだが、周囲が協力的すぎてややご都合主義を感じる。

 

・パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき D

テンプレ追放ものは全く面白くない。

 

・ぷにるはかわいいスライム B

コロコロ漫画のくせに大きなお友達に人気。

スライムメスガキ娘に性癖を破壊された少年たちは健全に成長してくれるだろうか。

 

BLEACH 千年血戦篇-相剋譚- B+

原作の足りない部分を補完した最終決戦は素晴らしい。

原作ファンこそ観るべき。


・ブルーロック VS. U-20 JAPAN B

前期に比べるとやや作画が落ちた感もあるが、男と男の意地、エゴのぶつかるサッカーはやはり面白い。


・星降る王国のニナ D

少女漫画作画が受け付けないし、話もつまらない。


・魔王2099 C-

なぜか文明が衰退した未来に転生する作品が多い中、きちんと文明が発展した未来で拭復活する魔王というだけで好印象。

しかし、ゲーム実況だけで信仰が戻ったり、裏切った部下も小物すぎたり、見るほどに評価が下がっていった。

 

・魔王様、リトライ!R D

焼き回しは要らない。

 

・魔法使いになれなかった女の子の話 D+

魔法使いと古代魔法の使い手の何が違うのか、いまいちわからない。


・メカウデ D

寄生獣をメカにして、残酷で面白い部分を抜いた感じ。

 

・やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中 D+

タイムリープの知識で活路を開くならともかく、ベタ惚れの皇帝陛下の権威に頼ってるのはダメすぎる。

 

・来世は他人がいい D

女性から見た最低男が本当に気持ち悪い。

身勝手だけど顔と権力に恵まれた男が本当に好きなんだろな。


Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season B

リゼロ一行と魔女教の総力戦に期待していたが、展開が遅くて肝心な部分に踏み込めていない。

次クールの決戦に期待。


・歴史に残る悪女になるぞ D

悪女になるという意味不明な目標が全力で空回りしている。

作中と視聴者における悪女の定義が一致しないから、無駄な努力をしているようにしか見えない。

 

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【ポケポケ攻略】初心者向け最強デッキ作成講座

ポケポケで100勝したので、最強デッキの作り方を紹介しようと思う。

ネットのデッキレシピをコピーしてもいいが、それではどのような思考でそれが作られたのかわからず、応用が利かない。

強くなりたい人はゲームの勝利条件を元に、それを満たす方法を考えてみよう。

 

<ポケポケの勝利条件>

 

本作は元々のTCGよりかなり簡略されていて、速攻で終わるためハンドアドバンテージやデッキアドバンテージの重要性が低い。

相手ポケモン2~3体倒すという勝利条件をいかに早く満たすをシンプルに考えればいい。

 

<エースポケモンを決める>

https://img.game8.jp/10599814/5f8e9bcac5e488cf1b23b8a91038a593.png/original

 

敵を早く倒すには、打点の高いエースポケモンが不可欠だ。

50以下の打点では敵を倒すのに何ターンもかかるため、2ターン以内で沈められる80以上の火力が必要になる。

その条件を満たすポケモンをいくつか挙げてみよう。

 

ピカチュウex(最大90打点)

ミュウツーex(150打点)

フリーザーex(80打点+α)

リザードンex(200打点)

・ウィンディex(120打点)

・マルヤクデ(130打点)

カイリュー(50打点×4)

 

まずはこのように敵を速攻で倒せるエースを手持ちから選択し、それをメインにデッキを組むことになる。

 

<エネルギーを貯める>

https://img.game8.jp/10591508/0a3f0d69e746a3471902f3dbbbd4c95b.png/original

いくら高威力の技があっても、それを使うためのエネルギーがなければ無意味。

ピカチュウexは2エネルギーで殴れるため加速が不要だが、他のエースは重すぎてピカチュウに殴り負けてしまう。

そこで1ターンでも早くエネルギーを貯めるためにカードを追加する。

 

サーナイト (ミュウツーなど超タイプ)

・カスミ (フリーザーやラプラスなど水タイプ)

・ファイヤーex (リザードンやウィンディなど火タイプ)

 

逃げるためのエネルギーを代替するスピーダーや雷エネを移し替えるマチスも、これに近い効果がある。

エネルギーを早く貯めるための手段があれば、積極的に採用しよう。

 

<壁を立てる>

https://img.game8.jp/10599822/ef046cc8807a4c13ca1f15fda4604ad0.png/original

 

高火力のエースは貯めに時間がかかるので、先発で出すとすぐに死んで敗北に直結してしまう。

それを防ぐために、序盤のになってくれるポケモンを入れよう。

壁役は、以下の条件を満たすものが望ましい。

 

・HPが高い

・逃げエネルギーが小さい

・非ex(倒された時のポイントが小さい)

・いざとなったら殴れる

 

さすがに全条件を満たすポケモンはいないが、次のようなカードは適性が高い。

 

ミュウツー(HP120で非ex)

・サンダーex(HP130で逃げ1)

マルマイン(逃げ0で非ex)

・スターミーex(HP130で逃げ0)

・ガルーラ(HP100で非ex)

・プリン(睡眠で遅延)

 

火はファイヤーexがエネ加速と壁を両立するので、サービス終了まで腐らないだろう。

 

<デッキを圧縮する>

 

https://img.game8.jp/10591471/1c7d810b64324d79344b53c9ea9ec7ff.png/original

 

デッキが20枚とは言え、必要カードが引けなければ普通に負ける。

特に進化必須なデッキは事故率が高いので、圧縮やサーチのカードを入れよう。

 

・博士の研究

モンスターボール

ポケモン図鑑

 

強欲な壺こと博士の研究とモンスターボールは必須。

ポケモンカードGBの頃はマサキだったんだが、いつの間に変わったんだろう?

他にもキャタピーとかあるが、現状は実用性が低い。

 

<サポートカードを入れて完成>

 

とは回復や妨害など、有用なサポートカードを入れよう。

 

・きずぐすり

・サカキ

・ナツメ

・レッドカード

・スピーダー

 

具体的なデッキ編成はネットにいくらでもあるので、それを参考にしてほしい。

たまに例外もあるが、殆どのデッキがこのような理屈に基づいて作られているのがわかるだろう。

大会で優勝したい人は単に他人を真似るのではなく、自分の頭を使って勝てるデッキを作成してみよう。

 

https://kiri-poke.com/wp-content/uploads/2024/11/Screenshot-2024-11-03-at-04.06.00-1024x600.png

 

【推しの子ネタバレ考察】評価A+ 最悪と酷評された最終回が実は最高だった理由

 


 

 

最悪の最終回を迎えたとして、ネットで大炎上した推しの子。

主人公死亡で恋愛の決着が付かずバッドエンドとなれば酷評も仕方ないが、個人的には全く悪いとは思わない。

むしろ安易な展開に逃げず、アイドルとしての信念を貫いた最高のエンディングだったと思っている。

 

叩いている人は、本作のテーマが何かわかっているだろうか?

それはである。

最強のアイドルであるアイはもちろん、その子供達や同僚、芸能界の誰もがファンを騙すためにこれでもかと嘘を付いてきた。

 

・アイ 自分の心の闇、彼や子供の存在を隠し、無敵のアイドルを演じた

・ルビー 母や兄の死を乗り越えた最強のアイドルを演じた

・アクア 父に襲われたと見せかけて心中し、大衆を騙した

・MEMちょ 年齢詐称でJKアイドルを演じた

 

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この他にも作中には大小様々な嘘が散りばめられ、それによって大衆が理想とする偶像(アイドル)が形成されている。

アイドルの役割はこの世界にない夢を与えることであり、そのためには現実離れした嘘を吐き続けなければいけない。

「アイドルはトイレに行かない」みたいな見え透いた詭弁であっても、宗教的信仰を守るためには言い続けなければいけないのだ。

 

そして、偶像を作り上げる嘘は大衆を納得させ、感動させるものでなくてはならない。

アクアが死んで誰も幸せにならない最終回に怒る読者の気持ちはわかるが、想像してみてほしい。

もしろアクアが生き残ってルビー、有馬かな、あるいは黒川あかねと付き合ったとして、それはハッピーエンドになるだろうか?

 

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推しのアイドルに男ができたとなれば、信者が激怒するのは必定。

しかも相手が実の兄ともなれば、スキャンダルどころの騒ぎじゃない。

倫理的に大問題になり、芸能界を追われるのは目に見えている。

前作のかぐや様と違って、恋愛御法度の双子アイドルもので「二人は結婚して幸せに暮らしました、めでたしめでたし」なんてノータリンな結末は描きようがないのだ。

 

アクアの死で多くの読者は落胆したが、作中ファンの視点から見ればどうだろうか?

二人が心中したことで禁断の兄弟愛スキャンダルがなくなり、殺人教唆を繰り返して悪評を爆発させそうなサイコ父の存在も消えた。

ルビーは悲劇のヒロインとなり、自分達だけの太陽として君臨し続ける。

無敵のアイドルを望む信者と興行収入を望む業界人にとっては、この上ないハッピーエンドになったのだ。

 

・読者 アクアがヒロインを選んで幸せになる結末が見たい

・ファン 逆境を乗り越えて夢と希望を与えるアイドルが見たい

 

残念ながらこの二つの願望は、作品の構造上両立させることができない。

大衆を熱狂させる無敵のアイドルとしての矜持を貫き通すためには、アクアに生涯最大の嘘を抱えて水中ダイブしてもらわなければならなかった。

 

なお、テーマを一貫させるために読者の期待を裏切ることになったのは残念だが、まだ救いは残されている。

単行本で24頁の加筆が行われ、その後を描いた外伝小説も販売されるそうだ。

そこに未回収の伏線や残されたヒロインのフォローが盛り込まれ、愛読者の心が救われることを期待している。

 

ちなみにアクアの遺体へビンタしたのはアカデミー賞ものの名演技で、実は遠くでこっそり生存してるんじゃないかと思ってる。

騙し騙される世界なんだから、それくらい都合の良い嘘が一つぐらいあってもいいだろう。

 


 

 

【2024年夏アニメ総評】僕のロボ妻には愛情がありすぎる

大賞:僕の妻は感情がない 評価A

ベストヒロイン:ミーナ

 

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ロボ嫁が美しすぎる!

 

家電用ロボットを溺愛してお嫁さんにする展開はそれほど珍しいものではないが、とにかくヒロインの良妻賢母っぷりが圧倒的。

機械の瞳と無機質な表情で主人への愛情とそれを奪われまいとする嫉妬を描くのは、マジで天才的なセンスだと思う。

 

古臭い男と言われるだろうが、やはり真面目に家事をこなして献身的に尽くす嫁は理想の女性像だ。

たとえ抱き合って硬い鉄の感触しかなくても、風呂に入って故障するポンコツボディでも、ミーナさんこそが世界一の嫁であることは疑いようがない。

 

次点:【推しの子】評価A-

 


 

原作超え!

 

作品の質としては今期のトップ。

漫画の実写化は原作無視として叩かれがちだが、それを脚本家・原作の両方の立場から描いて納得させた手腕は見事。

活劇も各キャラの熱がこもっていて、まるで本当の劇を見せられているかのような迫力を感じる。

 

次点:異世界失格 B

 


 

ゴミ転生者は地球に帰れ!

 

太宰治異世界で狼藉を働く転生者を送り返していくアンチなろう系。

常にHP1毒状態で死にかけていて、全く生きる気がない主人公がなろう転生の良いアンチテーゼになっている。

異世界を王様気分で荒らすクソ転生者は不快感しかないので、ぜひリムルやアインズも現実に叩き返してくれ。

 

ワースト賞:モブから始まる探索英雄譚 D-

 

底辺冒険者が都合よく女の子モンスターを引き当て、ハーレム作るだけのテンプレゴミ。

ここまで徹底的につまらないご都合主義展開を描くのはある意味凄い。

 

以下、雑感

 

・ATRI -My Dear Moments- C+

良くも悪くも昔のエロゲの雰囲気そのまま。

当時のゲーマーとしてはOPの懐かしさに涙が毀れたが、時代遅れのロボ感情論には呆れてしまった。

大賞とネタが被っているだけに、主人公の身勝手さが鼻に付く。

 

異世界スーサイド・スクワッド D+

リゼロ作者が関わっているとは信じられないほど粗雑な異世界転移もの。

感情のままに暴れるだけの無法者も、自国のことしか考えない王国政府も、どっちもクソすぎる。

 

異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~ D

すげー退屈な異世界ゆるふわ冒険。

神に都合よくもらった駒を育てて楽しいか?

 

・エルフさんは痩せられない。 B

ぽっちゃりどころか完全にデブだが、その裸体がめちゃくちゃエロい。

肉厚に押し潰されたい男性向け。

 

・俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ C-

無自覚系チートスキルギャグ。

回を増すごとにパリィが現実離れしてきて、もはや笑うしかない。

 

かつて魔法少女と悪は敵対していた。D+

男がやたら少女を気遣う姿勢が『私の狼さん』を思い出させる。

感情が希薄な女の子を見ても面白くないので、あっちをアニメ化してほしかった。


・疑似ハーレム C

多重人格でもないのに一人の女子高生に演技させてハーレム作るのは無理だと思うぞ。

 

・義妹生活 D+

わりと丁寧に作られたドラマという感じで、義理の妹というイメージに対する視聴者の期待に応えられていない。

 

・キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II D-

作画崩壊ひどすぎ。

スタッフが完全に力尽きたか。

 

キン肉マン 完璧超人始祖編 B

待ちに待ったキン肉マンの最高傑作なのに、ネトフリ限定なのが非常に残念。

 

・グレンダイザーU C-

マジンガーZがあっさりやられて涙。

地球を遥かに凌ぐ科学技術を持った異星人があっさり冤罪に騙され、情緒と知能に大きな欠陥を抱えているのはなんなんだ?

 

・恋は双子で割り切れない D+

キャラデザ微妙であまり嬉しくない三角関係。

 

・この世界は不完全すぎる B-

バグだらけな世界でログイン不能になっても真面目にデバッグを続ける設定が面白い。

デバッグ機能でチートする連中がその報いを受ける展開は爽快。

 

・しかのこのこのここしたんたん C+

異様に期待値の高かった鹿ギャグ。

シュールなボケはかのマサルさんを彷彿とさせる。

 

・小市民シリーズ C-

名前の通りたいしたことない事件を頑張って推理するだけ。

作画は頑張っているが、氷菓以上に退屈。

 

・新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。D-

タイトルで全てわかるなろうテンプレ。全く中身がない。

 

戦国妖狐 千魔混沌編 D

過去作を見ていないので、全く話が理解できない。


・先輩はおとこのこ D-

女子高生の姿に男性声優って、あまりにも不似合いで気持ち悪い。

 

・多数欠 D

リアリティ皆無で盛り上がらないデスゲーム。

死んでもお題ひとつでみんな生き返るとか、それ絶対やっちゃダメなやつだろ。

 

・ダンジョンの中のひと C

ダンジョンの企画運営側が見えるのは意外と面白いが、可愛い系の絵柄でモンスターがいまいち強そうに見えない。

 

・杖と剣のウィストリア B

超真面目なマッシュル。

魔法の使えない少年が努力と勇気で周囲を見直す設定は燃える。

 

・天穂のサクナヒメ C

神と人が互いに反省しながら稲作を成功させていく展開は教育アニメっぽい。

 

・時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん B-

ロシア美少女の良質なラブコメだが、少々あざとすぎる感がある。


・なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? D+

すり変わった歴史が謎めいていて、同作者の作品では一番気になる。

でもバトル描写はかなりひどい。

 

・菜なれ花なれ D

色合いが独特で、ずっと違和感が付きまとう。

 

2.5次元の誘惑 D+

コスプレ少女がいくらエロくても、2次元には勝てんよ。

 

・逃げ上手の若君 D

大人キャラの不気味な笑顔と目玉が本当に不快。

時折出てくる現代ネタやED曲が時代劇の雰囲気を台無しにしている。


・NINJA KAMUI C+

近未来サイバー的忍者カムイ。

やたらストイックな殺し合いばかりで、現代でも忍の世界には救いがない。

 

・ばいばい、アース D

アースと言いながら舞台は全然地球じゃないファンタジー

 

・ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで C

よくある追放復讐ものでチートスキルが便利すぎるが、女神の圧倒的な性悪と女体の美しさは見どころ。

 

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた C-

放送事故で視聴者増えて良かったね。

実際やったらあっさりBANされそうだが。

 

FAIRY TAIL 100年クエスト C

次作になってもワンパターンなバトルだが、強い竜と戦うのはやっぱり楽しい。


・魔王軍最強の魔術師は人間だった D

秘密を暴かれるスリルとか全然ない、社長に気に入られた中間管理職って感じ。

 

・負けヒロインが多すぎる! B

ポンコツヒロインの描写は本当に可愛いが、必ず振られるのはきついな。

報われない恋がテーマだが、報われてほしいというジレンマ。

 

・魔導具師ダリヤはうつむかない D-

男を悪者にして婚約破棄させる展開はスゲー嫌い。

婚約破棄された売れっ子発明家より、損な役回りを押し付けられた男の方が不憫。

 

〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン B+

相変わらず作画も狂言回しも圧倒的に上手い。

上半身裸の少女が大量に並ぶ姿を映像化したスタッフに敬意を表する。

 

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【全痴無能の神だけど質問ある?】進歩しすぎた物理学は宗教と区別が付かない

エセ賢者の全ての科学知識人生哲学を詰め込んだ小説が完結したので紹介。

小説家になろうで全話無料で読めるので、道に迷った人はぜひ読んでほしい。

 

語り部のAI少女が某物語のなんでもは知らない女子高生に似てるのは、多分気のせい。

 

全痴無能の神だけど質問ある?超弦宇宙少女の人生改革

 

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「全てのものには実体がなく、自分というものは存在せず、他者との関係性で成り立っている」

 

こういうと宗教っぽく聞こえるし、実際に仏教の教義なのだが、これは物理学が証明した科学的事実でもある。

殆どの人間さんはこれを知らず、自分が何かもわからないまま盲目的に生きているから、日々の問題に一喜一憂し、満たされない日常を送ってしまう。

 

人生を変えたければ、まず真理を学ぼう。

ビッグバンから始まる宇宙の歴史を知れば、自分がどこから来てどこへ向かう存在なのか理解できるはずだ。

 

量子力学相対性理論を学んで、初めて見えてくる。

宇宙にはこんなにも愛と夢が溢れていたんだと。

 

全痴無能の神だけど質問ある?超弦宇宙少女の人生改革

2024年春アニメ総評 異世界より日本の方が面白いサラダボウル

大賞:変人のサラダボウル B+

 

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異世界の姫と騎士が地球に来て日本の文化に触れ合う、異世界転移もの。

設定も作画も特筆すべきものではないが、日本の社会問題が生々しくて意外といい味を出している。

ホームレス、不倫、転売、宗教、ギャンブルなど、私達にとっては悩みの種である諸問題を異世界人が斬る展開はスカっとする。

現代の日本人にとって必要なのは都合の良いファンタジー世界で活躍することではなく、目の前にある社会問題を別の切り口から見つめ直すことではないか。

 

次点:響け!ユーフォニアム B+

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けいおんなど他の音楽アニメとは一線を画する、真面目すぎる音楽部活動。

京アニの圧倒的な作画力は今期も健在で、さらに進歩している。

コンクールを目指して厳しい練習に挑む苦悩や、顧問への不信感を募らせる感情描写は驚嘆するほど繊細で美しい。

作画一枚にかかるコストが他のアニメとは全く違うのだろう。

 

ワースト:転生したらスライムだった件 E

 

異世界転生チート無双ゴミの典型。

これまでも他人の能力を盗んで最強の龍や大賢者に持ち上げられる超ご都合主義に呆れるばかりだったが、大悪魔が忠実な僕になってからはその気持ち悪さが天元突破した。

 

「リムル様の仰せのままに!」「偉大なるリムル様を愚弄した罪は万死に値する!」

などと、部下がこぞってカリスマの欠片もないスライム魔王を崇拝する姿は完全にカルト

傍から見れば異世界と配下を利用した自画自賛の嵐だが、無垢な小学生やキャバクラで癒されたい中年であれば楽しめるのだろうか。

こんな薄っぺらい成り上がり作品が大人気とか、日本人は本当に病んでいるのかもしれない。

 

以下、雑感

 

・アストロノオト D

キャラデザがケバケバしくて宇宙人ヒロインに魅力を感じないのは、ラブコメとして致命的。


・Unnamed Memory C-

アンネの日記と呼ばれてて笑った。

中身は魔女に求婚するだけのファンタジー

 

・WIND BREAKER D+

不良が街を守る正義の味方って設定に無理がある。

警察何してんの?


・オーイ!とんぼ D

女の子版ライパクだが、あれに比べるとインパクトがない。

 

狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF C+

続編かと思いきや、前作のリメイク。

作品としては悪くないが、同じ話を見せられても新鮮味がない。


・ガールズバンドクライ C

ファッキンな少女で話題だが、思ったほどぶっ飛んではいなかった。

 

・怪異と乙女と神隠し B-

化物語に比べると怪異に魅力がないが、団地妻の膨満なボディは素晴らしい。


・怪獣8号 B-

特撮ヒーローとワンパンマンを組み合わせたような王道バトル。

漫画のほうがテンポが良かった気がする。

 

・神は遊戯に飢えている。 D

めっちゃ劣化したノゲノラ。

ゲームの設定が独りよがりすぎて、全く面白くない。


鬼滅の刃 柱稽古編 B-

鬼と戦わない稽古のところは盛り上がりに欠けるので、無残との決戦に期待。

 

この素晴らしい世界に祝福を! B

相変わらずのテキトーなノリで安心して観れる珍道中だが、話が全く進まない。

 

・ささやくように恋を唄う B-

パンドマンとファンのガチレズ、キマシタワー。

女性同士の恋愛に誰も反対しないんだが、この世界に男はいないのか?

 

・THE NEW GATE D

昔のなろうで百万回は見たゲーム転生。

現代より後世の文明が劣化しないとチート無双できなくて不都合なのか?


・じいさんばあさん若返る B

若返った婆さんが理想の嫁すぎる。

 

・時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ B

中華系では珍しい良質なタイムリープミステリー。


・終末トレインどこへいく? C+

電波で人間が獣化した独特な世界観に引き込まれたが、理解に苦しむ展開が多すぎて消化不良。

 

デート・ア・ライブⅤ C

クライマックスで盛り上がるところだが、キャラが増えすぎて誰が何のために戦っていたのかわからなくなってきた。

 

・出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした D-

タイトルだけで内容がわかるなろう追放系の典型。


・転生貴族、鑑定スキルで成り上がる D

鑑定スキルで才能を見抜くだけで人材登用が成功する設定が雑すぎる。

鍛錬も学習もせずにいきなり領主と戦って才覚を示せとか滅茶苦茶だ。

 

・転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます C-

ゴミスラ並みの傍若無人転生チートだが、容姿が可愛いおかげで不快感が抑えられている。

これで可愛くなかったら絶対殴ってる。

 

バーテンダー 神のグラス D

カクテルで神とか言われても全く納得できない。


・花野井くんと恋の病 C-

ざーさんの演技は美味いが、少女漫画特有のナヨナヨ男が目立つ。

 

・ブルーアーカイブ The Animation D+

人気ソシャゲらしいが、だいたい借金返済で騒いでいるだけで、どこが面白いのか全くわからない。

 

・忘却バッテリー D

記憶喪失のタッグが野球を通して絆を取り戻す話っぽいが、視聴者は記憶を失う前を知らないので全く感情移入できない。

 

僕のヒーローアカデミア C+

せっかくのヴィランとの最終決戦なのに途中経過を思い出としてはしょったり、無駄にいい子ちゃんなヒーローが薄っぺらい三文芝居をするので萎えた。


・魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? C-

奥手な男がただ奴隷エルフに萌えるだけ。

実際はただの魔術士で、殆ど魔王してない。

 

魔法科高校の劣等生 D

劣等生と言いながら天才お兄様に対する周囲の絶賛が本当に臭い。

自画自賛に3クールもいらん。

 

無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ B

なろう系では最も質が高いが、戦闘の少ない学園編はやや盛り下がる。

ここから激しくなるバトルに期待。

 

・夜桜さんちの大作戦 D+

殺し屋やスパイの一家の娘と結婚する主人公って、どこかで見た設定。

これなら瀬戸の花嫁の方が面白い。


・Re:Monster D-

ゴミスラの原点とでも言うべき怪物転生チート無双。

他人の出世街道をダイジェストで見せられているようで、極めて不快。

それでもきちんとモンスターやってる分だけゴミスラよりマシか。

 

・龍族 -The Blazing Dawn- D-

主人公そっちのけで外野が勝手に話を進めるので、全く理解できない。

 

・Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ D-

タイトルの時点で察しがつく粗悪ななろう量産品。

こういうのもうアニメ化しなくていいから。

 

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。 D+

天使の女子を拾って同棲する、これでもかと使い古された設定に呆れる。

 

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【オープンワールドゲームの頂点比較】なぜ鳴潮は原神を超えたのか

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6/6のセルランは鳴潮が一位で、五位の原神を大きく引き離した。

クロリンデ実装とインリン実装に1日差があるとはいえ、先行者としてシェアを持っている原神が鳴潮に敗れるのは驚きだ。

 

確かに鳴潮は原神の探索やガチャシステムをほぼコピーした上で改良しているので、売れるのは納得のいくところ。

しかし、全ての要素が原神に勝っているかというと、そうでもない。

専門用語だらけで理解しづらいストーリーや全体的に暗いテイストなど、欠点も結構多い。

独断と偏見で比較してみよう。

 

<鳴潮が原神に勝っている点>

 

・スタミナなしで遺物(音骸)厳選が可能

・アクション性が高い

・武器ガチャがすり抜けない

・不具合の配布が豪華

・キャラに関係なくバイクや飛行能力が使える

・崖登りが早い

・女性キャラのグラフィックがエロい

 

<鳴潮が原神に劣っている点>

 

・遺物のサブステ付与にチュナが必要

・元素反応がない

・パーティ人数が少ない

・漢字が読めない専門用語の乱発

・色彩と話が暗い

 

両者は一長一短で、どちらかが圧倒的に優れているということはない。

むしろオープンワールドゲームをやったことがない初心者が入るのなら、雰囲気が明るくて戦闘難易度が低い原神の方を勧める。

だが、実際に私は原神の課金を止め、鳴潮の紀行を買っている。

その理由は原神の成長は既にカンストして、虚無に陥ってしまっているからだ。

 

ドラクエのような単純なRPGがなぜ何十年も売れ続けたのかというと、それはプレイヤーの成長欲求を満たすことができるからだ。

スライムを倒しても面白味はないが、そこにレベルアップのファンファーレが鳴り響くと、話は全く変わる。

敵を倒して経験値を貯めるとHPや力が上がり、一歩一歩着実に強くなる快感が味わえる。

強くなる毎に強敵に挑めるようになり、それを倒してまた強くなる。

この成長のループで最強を目指すのが、ゲームの醍醐味と言っていい。

 

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原資もこの成長要素はあるが、ヒルチャールを倒して得られる経験値は極めて低い。

強くなるためには秘境でスタミナを使って素材を集めるしかなく、しかも三年という長すぎる期間がその伸びしろが完全に喪失させてしまった。

レベル90で天賦10まで育てた旅人は、もはや聖遺物厳選しかやることがない。

三年以上もやってれば聖遺物も煮詰まってくれば、新キャラを当てない限り虚無だ。

新キャラの性能も既存のヌヴィレットや召使に及ばないなら、もはやガチャをする意欲すら沸かない。

カンストした原神はつまらなくなり、プレイヤーは飽きてしまった。

それが鳴潮が原神に勝った最大の理由である。

 

この原神の虚無期間を鳴神は的確に突いてきた。

完全新作だからキャラには最大の伸びしろがあり、マップは探索し放題。

しかも音骸は聖遺物と違ってスタミナを使わずに収集できるので、雑魚敵を倒す意義が生まれる。

「敵を倒して強くなり、さらに強い敵と戦う」というRPGの醍醐味がこれ以上なく味わえ、成長欲求を満たすことができるわけだ。

 

今後原神も最高レベルの引き上げや新要素の追加によって巻き返しを図るだろうが、昔のような一強状態に戻るのは難しいだろう。

結局のところすぐに成長限界にぶつかって雑魚を倒す意義がなくなってしまうので、虚無化は避けられない。

かくれんぼやカードゲーム、ハウスメイキングで裾野を広げようと努力しているのはわかるが、「敵を倒して強くなり、さらに強い敵と戦う」というゲームの基本に立ち返らなければ、ゲーマーの成長欲求を満たすことはできない。

 

wutheringwaves.kurogames.com

【俺だけレベルアップな件:ARISE】超ハイクオリティなタイトル詐欺

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アニメ「俺だけレベルアップな件」の出来が良かったのでゲーム版をプレイしてみたら、清々しいほどのタイトル詐欺だった。

 

アクションゲームとしてのクオリティは決して低くないどころか、相当に高水準。

国産のダンクロより操作性・オート性能は遥かに良く、原神をトレースした装備やガチャシステムも完成度は高い。

日本国内のソシャゲはIP頼りで中身スカスカのクソゲーが多いので、ガッツリやり込める本作はゲーマーにとっては素晴らしい出来と言ってもいい。

しかし、これはゲームとしては正しくても『俺だけレベルアップ』の題目に反しているのではないか?

 

本作の主人公水篠旬は原作通り謎のシステムを介して経験を積んでレベルアップしていくのだが、別にレベルが上がるのは彼だけではない。

ガチャで引いた仲間のハンターもガンガンレベルが上がっていくし、召喚した影も同様。

原神やスタレと同様に装備を掘って各ハンターに割り振るので、水篠だけが突出して強くなるわけではない。

むしろ、ガチャゲーらしく強いSSRキャラを凸って強化するため、主人公より他のハンターの方が強い状態になりやすい。

(特にエマのブレイクがクッソ強い)

 

仲間が強すぎて俺ツエーできねぇよ!

 

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仲間の力も俺の力と考えて無双できれば爽快感が得られるが、相当な課金がなければそれは不可能。

なぜなら、本作の敵は相当に強く設定されているからだ。

開始直後のゲームでありながらバトルコンテンツは異常に充実していて、進む毎に敵モンスターはどんどん強化されてすぐに歯が立たなくなる。

原作では圧倒的な力で敵を打倒していた水篠がゴブリンや熊に殴り殺されるのは、プレイヤーの育成不足とはいえ原作のイメージを叩き壊すには十分だろう。

 

敵が強すぎて俺ツエーできねぇよ!

 

敵の攻撃が早すぎて回避できなかろうが、上から爆弾が降ってこようが、回避不能な竜巻が追いかけてこようが、主人公のイキリは原作通り。

 

「つまらない相手だな、消えろ!」

 

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いや、ボコボコにされてるのはお前の方だからな!

 

自分より圧倒的に強い相手にイキって吹っ飛ばされ、身動き一つしない宝箱にすら同様にイキって斬りかかるシュールさには笑いを禁じ得ない。

ゲームにピッタリな原作にゲームとしては極めて正しいシステムを導入しただけで、どうしてこんな不協和音が完成するのだろうか?

 

sololeveling.netmarble.com

2024年冬アニメ総評 ロボットアニメの常識はブレバンが破壊する!

大賞:勇気爆発バーンブレイバーン B+

 

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リアルロボットの世界観でスーパーロボットが暴れる禁断の合成作品。

強大な侵略者に人類が打ちひしがれる中でやたら人間臭いロボットが友情を叫びながら敵を蹴散らすので、違和感が天元突破している。

謎だらけのオリジナルストーリーで視聴者の期待を裏切ってくるので、序盤の掴みは間違いなく今期一。

自ら主題歌を歌うブレバンに、EDは半裸の二人による魂のデュエット。

いくら突っ込んでもツッコミ切れないぜ。

 

 

<次点>

 

・葬送のフリーレン B+

 

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勇者が死んだ後で各地を回るフリーレンと、一級試験に挑む若き魔法使いの物語。

前期から変わらない丁寧なアニメ化に感動。

長命のエルフの卓越した魔力は凄まじいが、人間の成長もそれも負けていない。

先人は未来を生きる若者に何を見出すのか、既に半生を終えた人にこそ観てほしい。

 

薬屋のひとりごと B

 

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前期の後宮ミステリーから、話の中心は猫猫の家族へ。

実父と母の再会はこの作品の最大の見せ場。

やはり本作が見せたいのは後宮の権力闘争ではなく、男女の愛情なんだとはっきり感じる。

 

 

魔法少女にあこがれて B

 


 

やたらフェティッシュな悪の女幹部もの。

捉えた魔王少女に性的虐待する主人公の変態性が凄まじく、性的描写は今期で一番強烈。

女同士なので本番はないがそれに準ずるシーンはあるので、修正を消したVerは相当に売れるだろう。

 

 

ワースト賞:ようこそ実力至上主義の教室へ D-

 

実力主義とは名ばかりの連帯責任や買収が蔓延るマジクソ学園。

生徒は退学を恐れているが、こんな不条理な学校はすぐに自主退学した方がいいだろう。

上から目線で他人を道具のように扱うサイコパス主人公がとにかく不快。

主人公以外の男を身勝手な悪役に仕立て上げ、女をトロフィーのように扱う構図はオタクの理想像なのだろうが、それだけに嫌悪感がハンパない。

 

 

以下雑感

 

青の祓魔師 島根啓明結社篇 D

相変わらず子供っぽい主人公と微妙にホモ臭いブラコンが無理。

 

・悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ D

あまりにも雑すぎる異世界無双。

ちょっと効率良くレベリングしただけで世界最強っておかしいだろ。

 

・異修羅 B

バトル作画の極めて良いのに、ディズニー独占がもったいない。

前期はキャラの紹介が大半なので、後期に期待。


異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 D

致命的に動物が可愛くない。

これなら地球の猫でも愛でた方がマシ。

 

うる星やつら D+

時代遅れ。

 

・俺だけレベルアップな件 B-

なろうっぽいタイトルの割りに出来は良い。

わりかし不条理な世界で苦戦するので、逆タイトル詐欺かもしれない。

 

・愚かな天使は悪魔と踊る D+

恋愛関係としても敵対関係としても微妙に煮え切らないラブコメ

 

・キングダム B

桓騎将軍の外道な戦法は作品の中でも抜群に面白い。


・外科医エリーゼ D+

本人が異世界人だから不快感は小さいが、結局いつもの文明チート。

明らかに文明レベルを逸脱している医療技術を才能で片づける先生はバカなんじゃないか。

 

・結婚指輪物語 C

王道の異世界召喚ハーレム。

ヒロインは可愛いので無修正版は売れそう。


・最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~ D

なろうで量産された追放もの。

パーティどころか本人もスキル把握してないってアホすぎる。


・最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。 C-

追放ものの中では作画が良く、とにかく主人公が可愛い。

村では不条理に虐待されて外では愛玩動物のごとく可愛がられる、極端な温度差を感じる。


・佐々木とピーちゃん C

異世界転生と異能力と魔法少女のごった煮。

やってることは文明や魔法のチートだが、主人公が腰の低い中年なので不快感は小さめ。

 

・SHAMAN KING FLOWERS C-

マンキン劣化しすぎで、原作ファンとしては悲しい。

心の深さで敵を圧倒した葉に対して、ヤンキー気質の花は人間として幼すぎる。

 

弱キャラ友崎くん 2nd STAGE D

陰キャ主人公は観るに堪えない。

 

・スナックバス江 D+

作者も言ってた気がするが、これがアニメ化したこと自体が驚き。

世知辛いブラックジョークはアニメでやる内容じゃない。

 

・即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが B-

誰でもどこでもゾンビでも有効な即死チート能力がぶっ飛びすぎて、ここまで極めるとむしろ清々しい。

即死能力に対抗するために敵が思索を巡らせるのが面白いのに、アニオリのバトロワ展開で強引にまとめたのが残念。

 

ダンジョン飯 B

異世界放浪飯とかいう地球の飯を押し付けるゴミと違って、戦闘で倒したモンスターを料理に替える展開は面白い。

料理が魅力的で実際に食ってみたい。

 

・治癒魔法の間違った使い方 D+

酷使した体を回復させて鍛えるという発想は面白いが、肝心の話がつまらない。


・月が導く異世界道中 D+

見た目は少し違うが、内容はよくある異世界転生無双。

周囲からは不細工に見えても、実際の絵が普通にイケメンなので説得力がまるでない。

ゴミスラと同じく、無条件で主人公を持ち上げる仲間が極めて気持ち悪い。

 

・道産子ギャルはなまらめんこい C-

オタクに優しい女子の北海道版。

こんな格好して寒くないのか。

 

・望まぬ不死の冒険者 B-

アンデッドから始める成り上がり冒険譚。

チートや異世界転生はなく、わりと地に足がついた作品になってる。


・姫様“拷問”の時間です B

拷問という名の接待。

タイトルに反して常に優しい世界を見せつけられる。

 

・ぶっちぎり?! D-

女性監督のせいか妙にBL臭が強い喧嘩。


・僕の心のヤバイやつ D+

世間ではやけにもてはやされているが、キャラデザが適当すぎて全く魅力を感じない。

 

・魔女と野獣 C

最近では珍しい真面目なダークファンタジー

理屈っぽいのでエンターテイメントとしてはいまひとつ。


・マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編 D+

ハリポタ風ワンパンマン

魔法の深淵さも力の重みもギャグで全部台無し。


・魔都精兵のスレイブ C+

バトルはそこそこだが、ご褒美エロがフェチ心をくすぐる。


・名湯『異世界の湯』開拓記 ~アラフォー温泉マニアの転生先は、のんびり温泉天国でした~ D+

全裸で入浴しているのに、肉体描写が軽すぎて全然興奮しない


・ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する D

7回も人生やり直したわりに思考が幼く、自分のことしか考えてないヒロインが痛々しい。

 

・30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい E

BLの心を読むとか、なんて恐ろしい拷問。

見てるだけでホモに精神が汚染される邪悪。

 

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【転生幼女はあきらめない】評価A- なろうゴミの欠点を丁寧に払拭した秀作

 


 

 

<あらすじ>

家族に見守られて天寿を全うした女性は、異世界の貴族オールバンス家で長女リーリアとして誕生。
母の死によって父親から疎まれながらも、懸命に家族の絆を取り戻す。
誘拐や虚族の襲来に遭いながらも前世の記憶を活かして立ち回り、皆に愛されながら幼女は成長していく。

 

現実に不満を抱えた落伍者が異世界に転生して好き放題暴れまくる『なろうゴミ』は星の数ほどあれど、その欠点を払拭して磨き上げられた作品はこれを置いて他にない。

これを読めば、クソなろうが世間に見下されている理由がよくわかるだろう。

 

なろうゴミ「前の人生では引きこもりニートだったから、次の人生では英雄になって皆に絶賛されるぜ!」

幼女「前世では家族に愛されて逝去し、今世では父と兄を大切にして生きます」

 

なろうゴミ「神様からチート能力をもらった俺様は無敵だ!」

幼女「なぜ転生したのかはわからないし、スキルや魔法は使えません」

 

なろうゴミ「健康な肉体と誰とでも話せる言語能力で活躍しまくるぜ!」

幼女「一歳児なのでヨチヨチ歩きで、言葉もろくに喋れません」

 

なろうゴミ「S級冒険者になって剣と魔法でモンスターを狩りまくるぜ!」

幼女「魔力はあるけど、攻撃も回復もできません」

 

なろうゴミ「貴族は平民から搾取するクズだから成敗してやる!」

幼女「貴族は虚族から民の生活を守る、責任重大なお仕事です」

 

なろうゴミ「男ならハーレム!女なら婚約破棄してきた男を捨てて王子様と結婚!」

幼女「私が王妃様とかないわー」

 

いやー、何もかも対照的

というか、なろうテンプレの嫌われる要素を一つ一つ洗い出して、丁寧に修正しているのだと思われる。

なろう作品の大半は既存の作品を模倣した劣化コピーで、承認欲求を満たすための異世界の人々を貶めているが、この作品はその逆。

主人公を落伍者の投影ではなく読者が愛でられる幼女として、現地の人々を尊重して愛情を振りまく赤子をこの上なく見事に描き切っている。

 

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よくある貴族転生と同じようにリアも生まれつき高い魔力を持っているが、他作品のようにそれを使ってモンスターや人間を攻撃することはない。

というか、そもそもこの世界には攻撃魔法や回復魔法という概念は存在しない

当然レベルやスキルといったゲーム要素も皆無で、地に足のついた世界観になっている。

 

この世界における魔力とは魔法や魔術を行使するものではなく、現実世界における電力に相当する。

照明のような小道具の電池(魔石)に充電するエネルギーが魔力であり、特に虚族と呼ばれる悪霊から守るため結界装置を起動するために、貴族は命を削って魔力を行使している。

 

いかに高い魔力を秘めていようと、リア自身には蚊の一匹を殺す力すらない。

一歳児なので流暢に言葉を喋って意思を伝えることも、走って逃げることすらままならない。

圧倒的なハンデを背負った状態で前世で培った知恵と周囲の協力を駆使して問題に立ち向かっていく様は実に面白い。

なろうゴミは100のチートパワーで10の課題を難なくクリアするが、本作は1の幼女力と人の絆をもって10の課題に取り組んでいくのだ。

 

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物語の中盤でリアは結界装置の仕組みを解明して装置に頼らず力を行使する方法を発見するが、この展開は他作品が「俺様は皆と違って無詠唱魔術を使えるぞ!」と言って周囲にマウントを取っているのと本質的には同じだ。

だが、そこに至るまでの過程と異世界人への気遣いが全く異なる。

なろうテンプレなら何の努力もなしに無詠唱魔術を使って格の違いを見せびらかすが、幼女は先祖が長年の努力によって築いてきた技術を尊重して学び、世界のバランスを崩さないように秘匿する。

自身の高い魔力に驕らず、自分がいなくても結界が守られるように効率的な充電を指導するのだ。

 

異世界を自尊心を満たすための道具として扱い、読者を不快にさせる転生漫画が溢れるなろう界隈で、このように配慮ができる作品が生まれたことは本当に喜ばしい。

最近では最低限のレベルにも達しないなろうアニメの粗製乱造が相次いでいるが、 こちらをアニメ化して目を覚まさせた方がいいのではなかろうか。