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ミドサー昼職オタク女、歌舞伎町ホストクラブで担当狂いやってみた

5ヶ月500万overの浪費と非モテオタクのジメジメした感情

2. 2023年秋『初指名』シャンパン・『同伴』

 『初回』の後、■■からは三回LINEのメッセージが来ていた。店に行くつもりがないのに返信するのも悪いと放置していたが、もし指名をするならこの人にしようとは思った。

 『指名』したホストのことは『担当』と呼ぶ。ホストは永久指名制、つまりそのお店で一人だけの担当ホストを指名したあとは、担当がその店を辞めるまで指名替えはできないシステムだ。一方で男性向けのキャバクラなどでは来店都度に指名する『嬢』を替えられると聞く。女性向けコンテンツの方がファン側に一途さを求めがちな印象があるのはなぜだろう。(例えば宝塚のファンクラブも一人の会にしか入れない)

 とにかく一度指名してもらえばずっと自分の客になるので、ホストたちにとっては『初回』の客を捕まえるのが大事になる。普通、初回客は話した全てのホストから連絡先を交換するよう頼まれるものなのだが、わたしはあまりにも振る舞いが悪かったせいで新人一人と『送り』にした■■からしか連絡先を聞かれていない。さらに三回も連絡をくれたのは■■だけだったので、選んだというよりは客にしてやってもいいと許可されたというのがわたしの認識に近い。非モテ陰キャ女などという数ならぬ身で、営業をかけてやろうとすら思われていない相手の視界に自分から入れるはずもない。

 

 ミキが近況報告をしたい、というので改めて飲みに行った。語られたのは、幹也とのやりとりや、ホストクラブで成果を出した(ホストの一ヶ月の売上や『本数』(来店人数のこと)は『姫』(客)の貢献で成り立っているため、客にとっての成果でもある)こと、それから、キャバクラの体験入店に行ってみようかと思っていることだった。

 わたしは初めてミキが心配になった。ミキには収入もありホストに多少狂うくらいなんら問題ないと思っていたが、キャバクラ勤務というのは単なる消費者から『夜職』の世界へと一歩踏み込んでいる。夜職というのはホスト、キャバクラ、風俗などの水商売のことで、対義語として会社員などを『昼職』と呼ぶ。ホストにハマった若い女性が夜職に足を踏み入れ、胴元だけが儲かるというのが昨今話題の社会問題だろう。

 かと言って止めなと言って止まるわけもないというのはわかる。部外者からの賢しらぶった忠告など効くわけがない。そして、わたしの財布には旅行代が残っていた。

「そこまで好きになれるんだね。ミキが本当楽しそうだし、わたしもやっぱりまた連れて行ってもらおうかな? シャンパンも入れてみたいし」

 虎穴に入らずんば虎子を得ず。このときは、ホストクラブとやらの様子を少しばかり見てやろう、という気持ちだった。

「じゃあ来週××日に行きましょうよ! 幹也に今連絡しますからね。指名は■■さんがいいと思いますけど、いいですか?」

「うん、いいよ。わたしからも連絡した方がいいの?」

「あ、幹也から返信ありました。その日■■さん出勤だそうなので、問題ないですね。幹也から伝わってるんで、みずのさん連絡しなくても大丈夫ですよ」

 ちなみに、客が夜職をはじめようとするのを引き留める行為は『落とし込み』などと言って、この場合には幹也を落とし込む行為になる。ホストクラブというのはこういう場所だ。『初回』で客が付かなければ店の外から連れてくるしかない。マッチングアプリで一般の出会いを装い「彼女」にしてからホストクラブの客にする、というよく聞く勧誘法があり最低だと思うが、もう店にはいかなくなってからのこと、知っているホストも行っていたと聞いた。ホストクラブの経営者が「マッチングアプリにいるホストどう思いますか」と聞かれて「個別にルールを作ってどうこうじゃなくて、ダサいことはやらない、そういう姿勢を教えることじゃないの」と言っているのを聞いたことがある。本当にそう思っている可能性も否定しきれないが、経営者らしい逃げ方だと思う。

 

 当日、■■は「俺ほんと何も聞いていないんだけど」と連呼していた。「幹也、アイツ仕事しなさすぎじゃないですか?」とミキはぷりぷりしていたが、これはわたしが連絡すべきだったのだと思う。それでも、相変わらずガチガチに緊張しているわたしの隣に■■は腰かけて、菓子の食べさせあいっこをしたり肩を抱いたりとニコニコ笑いながら『イチャ営』をしてのけた。プロはすごい。

シャンパン入れてみたくて、一番安いやつ。わたし『細』い客だし、お店にも全然来られないと思うけど、また来ますから」

 そう言うと、「細客とか、覚えたての用語使って」と笑われた。

 ホストクラブのシャンパンコール、ホストが集まってきて口上を叫ぶ。『姫』がマイクを渡されるが、事前にミキに頼んでおいて代理で「■■さんこれからよろしくお願いします、よいしょ!」と言ってもらう。『担当』がマイクを渡される。「僕もう7年ホストやってるんですけど、初指名シャンパンもらうの初めてです。姫、ありがとうございます」そしてホストたちが大きな声を出し、スパークリングワインが開栓の音を立てる。どうしていればいいかわからなかったが、酒と音で頭の中がチカチカするようだった。演劇や音楽が好きな人ならイメージしやすいかもしれない。トランス状態のような興奮に襲われていた。

 この世界にハマる気持ちも分かる。次の日職場に行ってもまだ脳裏がチカチカしていた。■■の公開SNSを辿るとすぐに、わたしの少し前に入れられた初指名シャンパンへのお礼投稿に辿り着き、世界観に感心した。この後も■■は「初めて」営業が多く、そして大体初めてではないことが分かるようになっていた。

 ■■のLINEには返信するようにした。そしてもちろん、ミキとの連絡は増えた。キャバクラ体験入店の話はそのうちに立ち消えて、一安心ではあるもののもう少し様子を見ることにした。そんなとき、「■■さんに、『同伴』してあげてくださいよって言っておいたからね!」とミキから連絡があった。『同伴』というのは、店の外で待ち合わせて、食事などをしてから店に行くことを指す。

 ほどなくして■■から同伴の誘いがあり、東口の交番前で待ち合わせた。交番前、というのが面白い。ホストは別に警察に怯えない。わたしの方は、緊張して緊張して震えた。合流して、オシャレな飲み屋に入って行って、カップルシートに座って、どうしようもなく緊張していた。転機になったのは、■■のオタク歴の話題だった。

「俺、なり茶とかやってたよ」

 なり茶。インターネット老人会用語かもしれないので解説すると、なりきりチャットの略称で、参加するメンバーが作中のキャラクターになりきって会話するチャットを指す。

「え、どんなジャンルだったんですか」

ポップン

ポップン! 同じチャットにいたことあったかもしれませんね」

 わたしは、ポップンミュージックのイラストを毎日描いては友人と交換していた中学生時代を思い出し、一生懸命HTMLを学び公開していた夢小説用ホームページを思い出した。そして、突如理解した。

 このジャンルは、リアルなりきりチャットなのだ。

 それからは、なんと返事をしたらいいか分かるようになり、特にLINEが楽しくなった。ミキと幹也の喧嘩を心配してみたり、風邪をひいて心配してもらったり、会話の中にはドキッとさせられる、こちらの欲しい言葉を選んでくれるような、上手いメッセージがいくつもあった。

 リアルの方でも「なんだ、しゃべれるじゃん」と評価され、少し慣れて店での振る舞いも覚えた。ミキとの『アイバン』(客が複数人連れだって店に行くこと、相番・相伴)だけでなく一人でも店に行ってみたこともあった。

 一方で、そろそろもういいかな、という気持ちもあった。一度本当にハマってみてもいいかもしれないとも思い「100万円使い切ったころに次のことを考える」という目標を立てていたが、100万には全く届かないこの時点で十分かなという気持ちになってきていた。ホストクラブはそれなりに楽しかったが、払った金額分楽しめるかと言われると、それほどの場所ではない。高額を払うのは、客が担当ホストを好きになって、ホストとの人間関係にその価値を見出すからだ。

 しかしわたしはミキが語るような『ガチ恋』の気持ちにはなれそうになかった。■■の方もそういった『色恋営業』をするタイプではないらしい。■■の言動には「初めて」営業のようにわかりやすく予防線を引くもの、牽制するものが多かった。

 激しい恋愛のように幹也と喧嘩をしては泣いているミキのことが心配は心配だったが、これ以上酷い目に遭うこともなさそうだと判断できた。後は外から様子を見ていればいいだろう。わたしは年内で最後にしよう。

 年末のその日、だが、わたしは恋に落ちた。

1. 2023年夏『初回』

「大人な人がいいです」

 と、内勤と呼ばれるホストではない店内スタッフに伝えたのはミキで、わたしはその間ただカチコチに緊張していた。ホスト通いの楽しさを声を弾ませて語るミキに、へえ、一度行ってみたいな、と返したが最後、『初回』なら数千円だから大丈夫、今から行きましょう! と私鉄に乗せられ、キャッチに声をかけられながら歌舞伎町の路地を辿ってきた。自分のハマっているジャンルを布教と呼ぶほど強く薦めあうのはオタクのさがだが、それにしても突然だった。付き合いの長いミキとのサシ飲みと思って装備してきたUNIQLOの服と2000円の通勤カバンでは、ホストクラブの黒張りのソファに腰かけ続けるにはあまりに心許ない。

 この中から好みの男を選んでください、と『男本』と呼ばれるタブレットを渡され途方にくれ、ミキに助けを求めたところが冒頭のセリフだ。

「大人なら、この人かこの人ですかね。30代で」

 指先の名前になじみのある響きを見つけて、私は選んだ。

「■■■■さんで」

 その後、ホストが入れ替わり立ち代わりやってきた。名刺を渡して10分程度で一杯飲んで去っていく。売れっ子の名刺は厚いコート紙に両面カラー印刷、それどころかプラスチック素材に箔押しなんてものもあり、一方で新人は店が用意したのだろうスミ一色片面印刷の薄い上質紙で、手に取るだけで立場がわかるようになっている。一方の客はもちろん名刺など出さない。呼び名と飲み方は店に控えられていて、そのほかにホストからの「今日どこで飲んできたの」「ミキちゃんとはどういう友達なの」といった質問に答えるが、こちらの職業などを言おうとすると(そういう話はしないほうがいいよ)という空気を出されて苦笑いをされる。仕事の話をしない飲み会なんてオフ会くらいしか経験がないのに、ホストたちと贔屓の舞台俳優やら推しマイナー作品やら、ましてや推しカプの話など盛り上がれるはずもなく、あまりの異文化に緊張しきっていたこともあり、誰ともろくに話せなかった。

 ■■とも会話にならなかった。聞かれることにはなるべくYESと言いながら当たり障りのない受け答えをしていたつもりだったが上手くいかなかった。飲みさしのわたしの酒を■■がグイと煽ったことをよく覚えている。許可を求められたのでハイと言ったもののなぜそうしたいのかが全くわからず怯えたのだったが、今は、お互いが何かに失敗してそうなってしまったのだとわかる。

 初回の終了時間になると、また内勤がやってくる。

「だれを『送り』にしますか?」

「ええと、ミキちゃん、誰にしたらいいの?」

「自分で決めてくださいよ! 今日一番良かったホストを選べばいいんです。『指名』にするともう変えられないんですけど送りは指名じゃないので、軽い気持ちで大丈夫です。でも送りに選ばれるってうれしいことなんで、喜びますよ」

 といいつつ数人に絞ってくれた。

「じゃあ、■■さんで」

 ■■■■というのはオタクならみな知っている名前だ。オタクとしてのわたしは常々、名前に商標権がないのをいいことにキャラクターや演者の名を「騙る」ことへ憤ってきたが、異文化に突然放り込まれるとつい知っている名前にすがってしまう己の弱さをここで知ることになった。

 かと言ってこの日■■と何かオタクらしい話をしたわけではない。後に、■■は

「一時期はオタクを売りにしてたというか、初回でもオタトーク全開にしてたんだけど。盛り上がっても『送り』に選ばれないから、女の子がホストに求めるのってそういうんじゃないんだなって」

 と語っていた。

 ■■は背が高くて細身で、確かにきれいな顔立ちをしているのだが、顔色の悪さやタバコの匂いのほうが気になった。この時点での感情は「緊張」一色で■■がカッコいいなど思う余裕はどこにもなかったが、『送り出し』の際に2000円の通勤カバンを■■に持たせるのは恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかった。

 さて、ホストクラブでは特殊な用語がたくさんある。わたしは元々そういった集団固有のルールを知るのを趣味としているので、『初回』に行った後にまずしたことも、ホストクラブ体験記をググること、ホストクラブを紹介するサイトの用語集を読むこと、ホスラブ(匿名掲示板)を読むことだった。余談だがホスラブの存在はコミック『明日、私は誰かのカノジョ』で知っており、連載を楽しみにしていた当時ホンモノを見てみたいと検索しても見つけられなかったのだが、ミキに聞くとすぐに教えてくれた。

 ミキというのは架空の人物で、実際にはわたしの『アイバン』(客が複数人連れだって店に行くこと、相番・相伴)友達は複数人いた。5人アイバンをしたこともあるが、しっかり店に通っているアイバンが5人というのは珍しい方だと思う。3人くらいから店が管理できなくなってくる(例えば帰るときに出てくる請求書が3人分の明細をぐちゃぐちゃに入れ込まれて出てくる)し、ホストの方も口裏をあわせる必要があって面倒だ。こういうエピソードもあるが、基本的にはアイバン全員の要素をひとりのミキとして書いていく。

 ホストクラブ用語には『幹』『枝』というものがあり、友人を連れてきた客のことを幹、連れてこられた友人を枝と呼ぶ。枝を『引いた』ホストは、幹の担当ホストの営業方針に合わせるのが基本ルールだそうだ。このルールは後々に響くが、そもそも幹がいなければ枝もないので、枝担当は幹担当をうまく立てて良い関係でいないといけない。ミキの担当ホストは、幹也と呼ぶことにする。

 ホストにしっかり狂っているミキ(たち)は、「今月中にまた行きましょうよ」と誘ってきた。本当に布教が上手いので、こんな機会もない(自分一人ではとても行けない)ことだし、もう一度くらい行ってシャンパンの一本でも入れてみてもいいか、と一度は承諾したのだが、その翌日にこの話をした友人に「絶対辞めなよ、代わりに旅行しよう」と止められたので断りのLINEを打った。ただしこの旅行が実現しなかった。ここで旅行をしていれば、この後のすべてがなかったのだと思うと不思議だ。

2024/12/30 コミケ105!

久しぶりに同人誌即売会に来て、敷布もおつりも全て忘れたので無配です♡(そもそも無配ですけど)

東エ02b! 配り終えたので撤退しました! ありがとうございました!!!

 

ひとつ前のブログ記事を読んだらじめっじめしていてビックリしました。今日お会いした方々には信じてもらえると思いますが、今は元気です。

仕事が忙しすぎてそれどころじゃなかったのもありますが、冬コミ当選していたので総括できた部分も大きく、書くことは(全然書き終わっていませんが)素晴らしいので、いずれ準備号ではなくちゃんと本にしたいと思います。

 

【準備号】30代OLのホス狂い体験記@歌舞伎町

:前書きを以下に掲載します。


 折れば本! ということで、とりあえずコミックマーケット105では何かスペースに「本」を置いておけるはずだ。現在は2024/12/29、ホストにはまるような計画性のない女が前日に前書きを書いている。

 さて、「30代OLのホス狂い体験記@歌舞伎町」ということで、ここからはホストに狂って散財した半年間を部分的に書いていく。先に顛末を書いておくと、友人付き合いで通い始めたホストクラブにて、担当ホストが「もうホストを辞める」というので好きになって最終日に300万円でシャンパンタワーをやってあげた(消費したのはわたしなのだが、「してあげる」という認識になるのが面白い文化だと思う)ものの、思い描いたような綺麗な終わりというものにはならずそれなりに傷ついて呆然としている、というものだ。

 ちなみに私は独身で安定した収入があり、ホストクラブに費やしたお金はすべて会社員としての貯金の一部だ。非モテのオタク女ではあるが「社会生活上の経験が乏しい」(※消費者庁「ホストクラブなどにおける不当な勧誘と消費者契約法の適用について」令和5年11月30日)わけでもない。そもそもこれは、「頂き女子りりちゃん」が詐欺で逮捕され、世間からホストクラブの構造が大ブーイングを受けた2023年末から202年春にかけての話で、この時期のホスト通いはとても良識ある大人のすることではなかった。買ってはいけないものを買う奴が一番悪い。

 これはあくまでも体験記・顛末記、ホストや店を晒して傷つけてやりたいという動機で書きはじめたわけではなく、ホストも店も、客である友人たちについてもすべて仮名かつフェイクを入れて書いていく。

 ホストクラブという業態については思うところがあり、ホストと経営者の考え方を聞く機会もまああったが、今回はそこまでは書けそうにない。一度担当に「野良猫に餌をやるみたいな罪悪感がある」と吐露したときの困ったような顔と「野良猫です」という返事を思い出すと、今でも胸が甘く痛む。こういう馬鹿の覚え書きだ。

 通い始めたころ、せっかくだから最後には体験したことを書いてみたいと思った。その次には、きっと、ああ楽しかった、いい思い出を買えたと書けるはずと信じこんた。それから、何にも書けない、泣いているしかないと思った。今、担当にブロックされてから半年ほど経って、やっと少しは距離を取ってあのときの話ができそうだ。

現在

感情ぐっちゃぐちゃ

キモオタで非モテのオバサンが歌舞伎町ホストクラブに足を踏み入れたらガチ恋して5ヶ月で500万over使って現在は寝込んでいるという、あるある〜な話を書いていこうと思います。暇だったら聞いていってください。

あんまり反社会的要素はありません。担当との枕もありません。

担当……指名ホストのことを指すホスト界用語。ホストクラブは永久指名制で、その店で一人の担当ホストを指名したあとは基本的に指名替えはできない。客側が一途さを求められるシステム

枕……性行為。いわゆる枕営業

 

担当が辞めるっていうので

売れなくて本当は辞めたくないけど辞めるしかない、とか言って泣いて見せるので

ちゃんと好きになって、ラストタワー(シャンパンタワー)を建ててあげて

いい思い出をありがとうバイバイ! て言ってあげるためにお金を使ったはずが

ホストの時に終わってからしてくれるって言ったことは守ってくれない(まあそれはホストなんだから当たり前だとしても)最後のひと月の仕事ぶりがひどくて楽しくなかったのに綺麗に終わらせてもくれない、もう心残りしかないんですよね。

 

切り替えの遅いジメジメした女なので、もはや通ってた時間より泣いてる時間の方が長い! 

 

元々通っている時から「全部終わったら冬コミで本にしよう」(元々キモオタで二次創作BL小説サークルをやっていました)と思っていたのですが、感情がブレすぎてプロットの段階で挫折を繰り返し、オタク仲間に構成のアドバイスをもらうなどしたんですけど、やっぱり全く人に読ませられる代物にできなさそうなんですよ。

でも冬コミ申し込んじゃったし、仕方ないのでまずはウェブの海に書き殴ることにしました。

一応自分自身や友人、担当と店の情報を伏せるためフェイク等を織り交ぜますが大筋はあった出来事をあったように書いていくつもりです。

 

構想をはじめた時点では、いい思い出買っちゃいました♡な一冊にするつもりだったんですけどね……

担当は反省しろ、二度とホストなんかやるなよな!!!!!