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あらすじ

大不在の「NUMBER FIVE」で強く激しく存在感を示すのは英国から来たスーパーテナープレーヤー・アーネスト・ハーグリーブス。再び合流した大とアーネスト、まったくタイプの違う2人が同じステージで吹く…!! ツアーを続けるカルテットは、ついに芸術の都・パリへ。そこで大は、ドラムのラファエルに「革命」を求める―――――
BLUE GIANT SUPREME 1巻

止まるわけにはいかない宮本大は、単身ヨーロッパに渡る。降り立ったのはドイツ・ミュンヘン。伝手も知人もなく、ドイツ語も知らず、テナーサックスと強い志があるだけだ。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」練習できる場を探すところから始まる挑戦。大の音は、欧州でも響くのか―――

BLUE GIANT SUPREME 2巻

ドイツ・ミュンヘンで、小さなソロライブを2度開いた宮本 大。逃げ場もない状況でたった独りで演奏しきった大は、手応えを得る。音は、自分は、通じるんだ―― そして組むメンバーを探し始めた大が やっと見つけたのは、強く激しくプレーする小さな女性ベーシスト・ハンナ…!!

BLUE GIANT SUPREME 3巻

ついに仲間を得た。音が加速する第3集。ドイツ・ハンブルク。共に演奏していくことを約束した大とハンナは音を合わせを続けるが、2人の息と考え方は一向に一致しない。そんな時、大が楽器店店主のボリスに「デュオライブを開きたい」と申し出る。ボリスが集めた客は、ドイツジャズ界の重鎮達。失敗できない状況で、大とハンナの演奏は…!? そして、物語は他メンバーを探し、ベルリンに移る。

BLUE GIANT SUPREME(4)

カルテット結成!! 4人が揃う第4集!! ベルリンに移動した大とハンナは、ピアニストとドラマーを探している。強力で個性的なメンバーを。まずは、ポーランド出身のブルーノ。攻撃的な性格だが、繊細なピアノを弾くこの男が、大達に誘われ、因縁のあるフリードラマー、フランス出身のラファエルを口説く。ついに4人は、カルテット結成を懸け、セッションすることになるが!?

BLUE GIANT SUPREME(5)

大のカルテット、欧州ツアーへ。テナーサックスの大、ベースのハンナ、ピアノのブルーノ、ドラムのラファエル。強力な音を持つ4人が、組んだ。ベルリンでのファーストライブ、他の選択肢など持たない4人は 成功するしかないのだが!? そして、新たなピースはドライバー兼 マネージャーのガブリエル!! カルテットは、人知れずツアーを始める。

BLUE GIANT SUPREME(6)

カルテットが波に乗り始めた第6集!! 小さなジャズクラブを回る大のカルテットは、PRのためフランクフルト空港に置かれている「誰でも弾けるピアノ」に目をつける。ピアニスト・ブルーノが弾こうとした時、そこにいたのはクラシック界の新星にしてブルーノのかつての競争相手だった。ブルーノはクラシックとジャズの連弾を申し出て…!? そして、カルテットはオランダに移り、ジャズフェスティバルのオーディションを受ける…!!

BLUE GIANT SUPREME(7)

初開催フェスにカルテットの音が響く…!! 初開催フェスのオープニング・アクトをつとめることになった大達は、素人の主催者達 初めて人前で演奏する少年達 ビジネスとして出演するレジェンド、目の前のあらゆる人々の思いを抱えてステージに立つ。観客は、まだ少ないが…!? そして、カルテットの前に大と同じテナーの超絶プレーヤーが現れる…

BLUE GIANT SUPREME(8)

大不在の「NUMBER FIVE」で強く激しく存在感を示すのは英国から来たスーパーテナープレーヤー・アーネスト・ハーグリーブス。再び合流した大とアーネスト、まったくタイプの違う2人が同じステージで吹く…!! ツアーを続けるカルテットは、ついに芸術の都・パリへ。そこで大は、ドラムのラファエルに「革命」を求める―――――

BLUE GIANT SUPREME(9)

大、初のアルバムが欧州を席巻してゆく…! ヨーロッパを回りライブを続けるカルテット「NUMBER FIVE」にアルバム制作のオファーが届く。送り込まれたレコーディングエンジニアは 大達の激しく特別な音に驚き、最大限に魅力を活かす録音をしようと…!? リリースされた初アルバムは、ライバルであるアーネストのアルバムと競り合いながら欧州ジャズ界に強く大きく響いて―――!?

BLUE GIANT SUPREME(10)

ロックのビッグフェスに大のジャズが挑む! 英国最大級のロックフェスに、異例の出演を果たすことになった「Dai Miyamoto NUMBER FIVE」。ロックファンの数万の群衆、ロック界のメジャーアーティスト達、すべてがアウェイの状況下で大の緊張も高まっていく… 通じるのか? 伝わるのか!? そして終演後、大に思わぬオファー!?

BLUE GIANT SUPREME(11)

BLUE GIANT欧州編、完結巻!!! イギリスのロックフェスで奇跡的な演奏をした「NUMBER FIVE」にオランダで行われる欧州最大級ジャズイベント「ノースシー・ジャズフェスティバル」から、しかもメガステージでの演奏というオファーが来る。カルテットが完全に波に乗る中、大は別なことを考えていた。解散――――――――――――― 新しい戦いに挑もうとする大に対し、メンバーたちは!? すべてを懸け、すべてを包む演奏が始まる!! ヨーロッパ編、堂々完結!!

BLUE GIANT SUPREME

ジャズは深くて難しくてカッコいい

BLUE GIANT SUPREME 石塚真一 NUMBER8
さいろく
さいろく

まず主人公のダイはすごくすごく熱がある。 周りのメンバーもそれぞれ真っ直ぐで、熱量が高い。 で、出会うその他のジャズやる人達も同様に熱い。 向き先は少し違えども、ジャズに対する熱量の高い人達を描いているんだけど、やり続けるとどういう葛藤があるのか想像もつかない。 ※もちろんコレだけが正解じゃないし特殊なんだけど 前作「ブルージャイアント」で感動と、落胆に近い憤りとを感じた人がほとんどだと思う。シュプリームではさすがに同じことにはならないと信じたい(今でもアレは本当にハッキリ憶えてるぐらいツラく、「ふざけんなーー」と口に出たぐらい熱中というか没入していた) 前作からそうだけど、途中途中で後にダイのことを語る人々(恐らくインタビューを受けている)が出てくる。 そこからは当然、未来がある程度想像できるワードがいくつも含まれており、それを踏まえて読む事でまた口角が上がってしまうのを抑えきれずに先を楽しみにして待とうと思えるそんな漫画。 ジャズが苦手であろうとわからなかろうとそんな事はどうでもいいぐらいに、五感を揺さぶってくるすごい漫画なので絶対読んだほうがいいし出来ればネタバレは見ないほうがいい。 ググると「ブルージャイアント ひどい」が一番上にサジェストされて笑ったけど、シュプリームがなかったら本当にただひどかったかもしれない。 ただ、ひどかった(と私含む多くの読者が思っている)のは本当に後半の、割と最後の方の展開の一部でしかなく、それは本当に衝撃的だったけど、その衝撃が大きい人ほどこの作品をちゃんと読んだ人であるのは間違いない。 大好きなので是非多くの人に読んでもらいたい。

BLUE GIANT SUPREME

死ぬ前に出会えてよかったです。

BLUE GIANT SUPREME 石塚真一 NUMBER8
酒チャビン
酒チャビン

映画化されるとはいえ、結構地味なマンガじゃないでしょうか?みんな知ってるんですかね??ちなみに通常の(マンガマニアではない)友人に聞いたところ、知ってる人はゼロでした。映画が出ることすらも皆知りません。世の中の損失すぎる…。 ですが超名作です。本当に面白かった。別にわたしはジャズにほぼ興味はないのですが、それでも大丈夫です。マンガが面白いです。 一応続編ものなので、まだの方は前作である無印(ただのBLUE GIANT)を読んでからにしましょう。 前作は仙台→東京の物語でしたが、今作はドイツの地方都市ミュンヘンからハンブルグ・ベルリン等を経て、ヨーロッパ中に活躍の舞台が広がります!! 一人で頼るあてもなくミュンヘンにきた主人公のDですが、周りの人々に助けられどんどん成長していきます。ヨーロッパ最大のフェスに出て名前が売れてきた後も、それらの人への感謝等を忘れない気持ちがいいですね!!!あと性格も良いです!そら皆手を差し伸べたくなりますわ!!!もしわたしの周りにいたら、わたしも銀だこでクロワッサンたい焼きくらいはおごってしまうでしょう。 特にハンブルグの楽器屋の親父(ボリス)がすごくいいです。というかキャラ全員いいですね。モーレン5の奴らは最初ちょっとイラつきましたが。 あとストックホルムの空港で連弾するシーンも泣けました。普通に学生してて出会ったとしても、多分友達になっていなかったと思えるほど性格は合わない二人が、ピアノをやっていたおかげで良いライバル・友人として精神的なつながりをはぐくんでいたのでしょうなぁ。しょっちゅう会ったり連絡したりするわけではないですが、こういう友情、良いですよね!!!わたしもピアノを始めます!!